JPH062544Y2 - 排水装置 - Google Patents
排水装置Info
- Publication number
- JPH062544Y2 JPH062544Y2 JP11281088U JP11281088U JPH062544Y2 JP H062544 Y2 JPH062544 Y2 JP H062544Y2 JP 11281088 U JP11281088 U JP 11281088U JP 11281088 U JP11281088 U JP 11281088U JP H062544 Y2 JPH062544 Y2 JP H062544Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inner cylinder
- outer cylinder
- water
- hole
- drainage device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば養殖水槽、生け簀、池などに適用され
る排水装置に関する。
る排水装置に関する。
従来、例えば養殖水槽などの底部に溜まった沈殿物はそ
のまま放置しておくと養殖魚疾病の原因になるため、定
期的に水槽内の水を抜いて清掃したり、ポンプなどによ
り強制的に吸い出したりしている。第2図は従来の排水
装置の機構説明図である。図に於いて、本排水装置は養
殖水槽などで一般的に使用されているもので、定常的に
行われる給水によりオーバーフローした水は外筒5と内
筒6との隙間を通って内筒6内に排水され、その際外筒
5下部の沈殿物7も同時に排出されるようになってい
る。なお、外筒5の上部は開放されている。
のまま放置しておくと養殖魚疾病の原因になるため、定
期的に水槽内の水を抜いて清掃したり、ポンプなどによ
り強制的に吸い出したりしている。第2図は従来の排水
装置の機構説明図である。図に於いて、本排水装置は養
殖水槽などで一般的に使用されているもので、定常的に
行われる給水によりオーバーフローした水は外筒5と内
筒6との隙間を通って内筒6内に排水され、その際外筒
5下部の沈殿物7も同時に排出されるようになってい
る。なお、外筒5の上部は開放されている。
しかしながら、上記のような従来の排水装置に於いては
給水量にもよるが、外筒5と内筒6との隙間を流れる流
速がかなり速くないと沈殿物7を排出するのは不可能
で、やはり短い周期で定期的に水を抜いて人手により沈
殿物7を取り除かなければならないなどの不具合を抱え
ている。
給水量にもよるが、外筒5と内筒6との隙間を流れる流
速がかなり速くないと沈殿物7を排出するのは不可能
で、やはり短い周期で定期的に水を抜いて人手により沈
殿物7を取り除かなければならないなどの不具合を抱え
ている。
〔課題を解決するための手段〕 本考案に係る排水装置は上記の課題を解決することを目
的にしており、水中を通って水面に開口しオーバーフロ
ーする水を呑んで排水を行う内筒と、該内筒の上部との
間に隙間を保って被さり側面にサイフォン作用停止用の
穴が穿設されるとともに上記内筒の側面との間に自然排
水量が給水量以下になる隙間を有する帽筒状の外筒とを
備えてなる構成を特徴としている。
的にしており、水中を通って水面に開口しオーバーフロ
ーする水を呑んで排水を行う内筒と、該内筒の上部との
間に隙間を保って被さり側面にサイフォン作用停止用の
穴が穿設されるとともに上記内筒の側面との間に自然排
水量が給水量以下になる隙間を有する帽筒状の外筒とを
備えてなる構成を特徴としている。
即ち、本考案に係る排水装置に於いては外筒と内筒との
間にサイフォン作用が間欠的に働くように側面に穴設け
られた外筒が内筒に被されており、サイフォン作用の働
きにより下方から外筒および内筒の側面の隙間を通って
急激な排水が行われ、沈殿物が同時に排出される。
間にサイフォン作用が間欠的に働くように側面に穴設け
られた外筒が内筒に被されており、サイフォン作用の働
きにより下方から外筒および内筒の側面の隙間を通って
急激な排水が行われ、沈殿物が同時に排出される。
本考案の実施例を第1図に基づき説明する。第1図は本
考案の一実施例に係る排水装置の外観図である。図に於
いて、本実施例に係る排水装置は例えばひらめの養殖水
槽などに適用されるもので、図に示すように排水を行う
内筒2の上方から帽筒状の外筒1が隙間10、11を保
って被されている。外筒1の上面には空気抜きおよび吸
気を兼ねた穴3が設けられており、また側面にはサイフ
ォン停止用の穴4が設けられている。
考案の一実施例に係る排水装置の外観図である。図に於
いて、本実施例に係る排水装置は例えばひらめの養殖水
槽などに適用されるもので、図に示すように排水を行う
内筒2の上方から帽筒状の外筒1が隙間10、11を保
って被されている。外筒1の上面には空気抜きおよび吸
気を兼ねた穴3が設けられており、また側面にはサイフ
ォン停止用の穴4が設けられている。
このように構成された排水装置に於いて、内筒2が完全
に水面下で排水を行うようになったときに外筒1と内筒
2との隙間10、11にサイフォン作用が働く。但し、
このサイフォン作用が働いている間は外筒1の上面に設
けられている穴3から空気が吸い込まれるが、その空気
量はサイフォン作用が停止しない程度の量になるよう
に、穴径は適度に小さくなっている。従って、穴径は給
水量と排水量との関係によって決まり、また隙間10、
11が極く小さい場合穴3は特に設けなくても良い。サ
イフォン作用が働いている間、沈殿物が急激な排水とと
もに排出される。
に水面下で排水を行うようになったときに外筒1と内筒
2との隙間10、11にサイフォン作用が働く。但し、
このサイフォン作用が働いている間は外筒1の上面に設
けられている穴3から空気が吸い込まれるが、その空気
量はサイフォン作用が停止しない程度の量になるよう
に、穴径は適度に小さくなっている。従って、穴径は給
水量と排水量との関係によって決まり、また隙間10、
11が極く小さい場合穴3は特に設けなくても良い。サ
イフォン作用が働いている間、沈殿物が急激な排水とと
もに排出される。
外筒1と内筒2との径はサイフォン作用が働かない自然
排水の状態では外筒1と内筒2との隙間11から排出さ
れる水量が給水量に追い付かない程度の大きさに設定さ
れており、給水による水位の上昇に伴い外筒1と内筒2
との上部の隙間10が水で埋まるようになっている。外
筒1の上面に設けられている穴3はその際に外筒1と内
筒2との内部に溜まった空気を外へ排出する働きをす
る。サイフォン作用が働き始めると穴3からは空気が逆
に吹い込まれるが、穴3の穴径が適度に小さいのでサイ
フォン作用を停止するまでに至らない。外筒1の側面に
設けられている穴4はサイフォン作用を停止させるため
の穴で、水位が穴4のレベルまで低下すると空気が穴4
から外筒1と内筒2との上部の隙間10に入り込み、サ
イフォン作用が停止する。なお、サイフォン作用が働い
ている間は穴4からも吸水されており、水面上および水
面下の浮遊物が穴4から吸い込まれて外筒1と内筒2と
の隙間11を通って排出される。
排水の状態では外筒1と内筒2との隙間11から排出さ
れる水量が給水量に追い付かない程度の大きさに設定さ
れており、給水による水位の上昇に伴い外筒1と内筒2
との上部の隙間10が水で埋まるようになっている。外
筒1の上面に設けられている穴3はその際に外筒1と内
筒2との内部に溜まった空気を外へ排出する働きをす
る。サイフォン作用が働き始めると穴3からは空気が逆
に吹い込まれるが、穴3の穴径が適度に小さいのでサイ
フォン作用を停止するまでに至らない。外筒1の側面に
設けられている穴4はサイフォン作用を停止させるため
の穴で、水位が穴4のレベルまで低下すると空気が穴4
から外筒1と内筒2との上部の隙間10に入り込み、サ
イフォン作用が停止する。なお、サイフォン作用が働い
ている間は穴4からも吸水されており、水面上および水
面下の浮遊物が穴4から吸い込まれて外筒1と内筒2と
の隙間11を通って排出される。
本考案に係る排水装置は前記の通り構成されており、サ
イフォン作用の働きにより下方から外筒および内筒の側
面の隙間を通って急激な排水が行われ、沈殿物が同時に
排出されるので、人手を介さず自動的に且つ動力源を全
く必要とせず、定期的に排水および沈殿物の排出が行わ
れるなどの効果が奏せられる。
イフォン作用の働きにより下方から外筒および内筒の側
面の隙間を通って急激な排水が行われ、沈殿物が同時に
排出されるので、人手を介さず自動的に且つ動力源を全
く必要とせず、定期的に排水および沈殿物の排出が行わ
れるなどの効果が奏せられる。
第1図(a)は本考案の一実施例に係る排水装置の平面
図、同図(b)はその正面図、第2図は従来の排水装置の
機構説明図である。 1…外筒、2…内筒、3、4…穴、 10、11…隙間。
図、同図(b)はその正面図、第2図は従来の排水装置の
機構説明図である。 1…外筒、2…内筒、3、4…穴、 10、11…隙間。
フロントページの続き (72)考案者 高見 博治 広島県豊田郡木江町大字明石字草木新開 (番地なし) 木江ターミナル株式会社木 江事業所内
Claims (1)
- 【請求項1】水中を通って水面に開口しオーバーフロー
する水を呑んで排水を行う内筒と、該内筒の上部との間
に隙間を保って被さり側面にサイフォン作用停止用の穴
が穿設されるとともに上記内筒の側面との間に自然排水
量が給水量以下になる隙間を有する帽筒状の外筒とを備
えてなることを特徴とする排水装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11281088U JPH062544Y2 (ja) | 1988-08-30 | 1988-08-30 | 排水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11281088U JPH062544Y2 (ja) | 1988-08-30 | 1988-08-30 | 排水装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0234164U JPH0234164U (ja) | 1990-03-05 |
JPH062544Y2 true JPH062544Y2 (ja) | 1994-01-26 |
Family
ID=31352088
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11281088U Expired - Lifetime JPH062544Y2 (ja) | 1988-08-30 | 1988-08-30 | 排水装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH062544Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023286372A1 (ja) * | 2021-07-14 | 2023-01-19 | ジェックス株式会社 | 排水装置及び排水システム |
JP2023012606A (ja) * | 2021-07-14 | 2023-01-26 | ジェックス株式会社 | 排水装置及び排水システム |
JP2023079629A (ja) * | 2021-11-29 | 2023-06-08 | ジェックス株式会社 | 排水システム |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4686706B2 (ja) * | 2005-02-21 | 2011-05-25 | 国立大学法人 宮崎大学 | 魚類の飼育用水槽及び飼育用水槽等の汚泥除去方法 |
-
1988
- 1988-08-30 JP JP11281088U patent/JPH062544Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023286372A1 (ja) * | 2021-07-14 | 2023-01-19 | ジェックス株式会社 | 排水装置及び排水システム |
JP2023012606A (ja) * | 2021-07-14 | 2023-01-26 | ジェックス株式会社 | 排水装置及び排水システム |
JP2023079629A (ja) * | 2021-11-29 | 2023-06-08 | ジェックス株式会社 | 排水システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0234164U (ja) | 1990-03-05 |
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