JPH061274Y2 - 浄化装置付き水槽 - Google Patents

浄化装置付き水槽

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JPH061274Y2
JPH061274Y2 JP14964188U JP14964188U JPH061274Y2 JP H061274 Y2 JPH061274 Y2 JP H061274Y2 JP 14964188 U JP14964188 U JP 14964188U JP 14964188 U JP14964188 U JP 14964188U JP H061274 Y2 JPH061274 Y2 JP H061274Y2
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JP
Japan
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water tank
water
siphon
outer cylinder
drain pipe
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JP14964188U
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JPH0270794U (ja
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精二 大久保
純一郎 今井
一 魚山
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、養殖用水槽内等に使用する水質浄化装置を具
えた水槽に関するもので、沈降物または浮遊物の除去が
必要とされる水槽にも適用することができる。
〔従来の技術〕
従来、養殖水槽11、の底部のフン等の沈降物の排出は、
水槽底部に設けた排水口12、を時折り開放することによ
り行なっていた。また、水槽表面の浮遊物は、人力によ
り掬うか、水を水槽よりオーバーフロー13、させること
により除去している。
(第5図) 〔考案が解決しようとする課題〕 前述のような従来技術には次のような問題点がある。
従来は、水槽の水の浄化には、水槽の一部にオーバーフ
ロー部分を作り、常時給水することにより、浮遊物をオ
ーバーフローにより除去していた。
しかし、オーバーフロー近傍以外は極端に流速が落ちる
ため、浮遊物が寄って行かず、その効果は充分でなかっ
た。また、沈降物は、人間が汚れ具合を見て時折排出し
ており、自動化されていなかった。
本考案は、水槽の浮遊物及び沈降物を効率よく自動排出
するようにした水槽浄化装置を提供することを目的とす
るものである。
〔課題を解決するための手段〕
浮遊物を1箇所に集め易くするため、水槽内に旋回流を
与える。
水表面に案内装置(ガイド)を設け、旋回流に乗って流
れて来た浮遊物を1箇所に集める。
集めた浮遊物は、排水管のサイホン作用を打ち切るため
についている穴(サイホンブレーカ)の吸い込み作用を
利用して排出する。
沈降物は、排水管をサイホン式とすることにより、吸い
上げ排出する。
〔作用〕
サイホン式排出装置は、給水による水位上昇により水槽
内水位がある水位を越えると、サイホン効果を示し底部
より、水とともに沈降物を吸い上げる。
給水より排出量の方が多いため、水槽内水位は低下し始
める。
水槽内水位が、サイホンブレーカ穴位置まで達するとこ
の穴より、空気を吸い込み、サイホン効果は停止する。
空気吸い込み直前に水表面近傍の水を吸い込み、近傍の
浮遊物を吸い込み排出する。
水槽内の旋回流及び案内装置(ガイド)により、浮遊物
は、排水管位置に集められ、前述のサイホンブレーカ時
の水の吸い込みにより排出される。
サイホン効果が停止した水槽は、給水により再び水位が
上昇し、再びサイホン効果が作用し、前述の沈降物浮遊
物の排出を自動的に繰り返す。
〔実施例〕
第1図に、本考案の実施例の全体図を示す。水槽1、へ
給水管2、により新鮮な水が給水されている。この給水
管の出口を水槽の周方向に向けることにより、水槽内に
旋回流6、を与えることが出来る。サイホン式排水管
3、は、図に示す様に、外部の排水管5、へ通じてい
る。案内装置(ガイド)4、は、水槽内の旋回流を横切
る様に設けてあり、浮遊物は、これに沿って、サイホン
式排水管3、の方向へ寄せられていく。
第2図に、サイホン式排水管の作用を示す。(a)はサイ
ホンが作用していない状態で、水位上昇により、中央の
内筒7、よりのオーバーフローにより排水されている
(b)。この状態では、給水量が排水量を上まわり、水位
は上昇していく。(c)はサイホンがきき始める時の状況
を示す。排水管内の空気はすべて排出され、排水管5は
満水状態となり、サイホン効果が働き出す。(d)はサイ
ホン効果により排水が行なわれている状態を示す。底部
開口8、より、水とともに、沈降物が排出される。沈降
物は旋回流により排水管近傍に寄せられており、排出が
容易となっている。この状態では、排水量は給水量を上
まわり、水位は低下していく。外筒7aの側壁にはサイホ
ン効果を止めるための開口(サイホンブレーク孔)9、
が設けられており、(e)はサイホンブレーク孔9が作用
してサイホン効果が停止する状況を示す。(e)図の状態
では、サイホンブレーク孔9により、空気を吸い込み、
排水管内に空洞が出来サイホン効果は止まる。空気を吸
い込む直前に表層の水を強く吸い込み、周囲の浮遊物は
吸い込まれ、排出される。サイホンブレークの開口は、
浮遊物を吸い込むのに充分な大きさを持っている。ま
た、浮遊物は、前述の案内装置(ガイド)4、により、
排水管位置に集められ、排出が容易となっている。
この後、また、(a)〜(e)の課程を繰り返す。
10は外筒7a頂部にあけられた空気孔であり、サイホンブ
レーカの働きにより外筒7a内にたまった空気を、次のサ
イホン作動のために自然排出する機能を有する。
第3図に、旋回流を与えるための他の実施例を示す。
(a)は空気噴出管14を設けたエアジェットによる方法、
(b)はプロペラ(スラスタ)15による方法、(c)は水車16
による方法である。
第4図に、案内装置(ガイド)の実施例の2例を示す。
いずれも流れ方向に対して角度を持たせており、浮遊物
を、サイホン式排水管の方向に導く様な構造となってい
る。17,18は水槽1の縁から排水管内筒7に向けて設け
られたガイド板である。
〔考案の効果〕
水槽中央部の水面に開口する排出管と、排出管の吸入口
を囲繞する外筒と、外筒頂部に明けられた空気孔と、水
面より僅か下方で外筒側壁に明けられたサイホンブレー
ク孔と、水槽周辺部と外筒側壁の間で水面近傍に設置さ
れた浮遊物案内用のガイドと、水槽周辺部に設置され給
水管と、水槽内に旋回流を与える機構とを設けたことに
より、次の効果を生ずる。
水槽内の旋回を与えられた流れにより浮遊物は、案内装
置に導びかれ、サイホン式排水管位置に集められる。
サイホン式排水管は、水位の上昇により自動的にサイホ
ン効果を示し底部の沈降物を吸い上げ排出するととも
に、サイホンブレークが働く直前の水の吸い込みによ
り、周囲の浮遊物をも吸い込み、排出する。
以上が、給水用ポンプ以外の動力なしに自動的に行なわ
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b)は本考案の第1実施例に係る水槽の平面
図及び側面図、第2図は(a),(b),(c),(d),(e)はサ
イホン式排水管の作用を示す説明図、第3図(a),(b),
(c)は水槽内に旋回流を与える装置の概略図、第4図
(a),(b)は水面上の浮遊物の案内装置の概略図、第5図
は従来の養殖水槽を示す全体図である。 1…水槽 2…給水管 3…排水管 4…浮遊物案内装置(ガイド) 5…排水管 6…旋回流 7…排水管内筒 8…排水管への吸い込み流れ 9…サイホンブレーク孔 10…空気孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水槽中央部の水面に開口する排出管と、排
    出管の吸入口を囲繞する外筒と、外筒頂部に明けられた
    空気孔と、水面より僅か下方で外筒側壁に明けられたサ
    イホンブレーク孔と、水槽周辺部と外筒側壁の間で水面
    近傍に設置された浮遊物案内用のガイドと、水槽周辺部
    に設置され吸水管と、水槽内に旋回流を与える機構とを
    具えたことを特徴とする浄化装置付き水槽。
JP14964188U 1988-11-18 1988-11-18 浄化装置付き水槽 Expired - Lifetime JPH061274Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP14964188U JPH061274Y2 (ja) 1988-11-18 1988-11-18 浄化装置付き水槽

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JP14964188U JPH061274Y2 (ja) 1988-11-18 1988-11-18 浄化装置付き水槽

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Publication Number Publication Date
JPH0270794U JPH0270794U (ja) 1990-05-29
JPH061274Y2 true JPH061274Y2 (ja) 1994-01-12

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ID=31422057

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JP14964188U Expired - Lifetime JPH061274Y2 (ja) 1988-11-18 1988-11-18 浄化装置付き水槽

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JP3496694B2 (ja) * 1995-03-14 2004-02-16 千代田化工建設株式会社 冷熱蓄熱システム

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JPH0270794U (ja) 1990-05-29

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