JPH06270906A - 包装装置における供給コンベア装置 - Google Patents

包装装置における供給コンベア装置

Info

Publication number
JPH06270906A
JPH06270906A JP7882993A JP7882993A JPH06270906A JP H06270906 A JPH06270906 A JP H06270906A JP 7882993 A JP7882993 A JP 7882993A JP 7882993 A JP7882993 A JP 7882993A JP H06270906 A JPH06270906 A JP H06270906A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tray
lifter
claw
speed
pawl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7882993A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3202829B2 (ja
Inventor
Naoki Takama
直樹 高間
Norifumi Hirobe
憲史 廣部
Shinya Kusayama
慎哉 草山
Toshiyuki Sakata
利行 坂田
Keita Takahashi
圭太 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishida Co Ltd
Original Assignee
Ishida Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ishida Co Ltd filed Critical Ishida Co Ltd
Priority to JP07882993A priority Critical patent/JP3202829B2/ja
Publication of JPH06270906A publication Critical patent/JPH06270906A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3202829B2 publication Critical patent/JP3202829B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
  • Attitude Control For Articles On Conveyors (AREA)
  • Basic Packing Technique (AREA)
  • Special Conveying (AREA)
  • Control Of Conveyors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 商品を載せたトレーを未包装の状態で間欠的
にリフタ上に移送し、リフタにより上方のラップステー
ションまで押し上げた商品をトレーごとフィルムで包装
する包装装置において、包装のサイクルタイムを短縮し
得るとともに、トレーに与える衝撃を小さくする。 【構成】 無端状のトレー搬送部材23bは、トレーT
を搬送するとともに、爪24cがリフタ10の手前で停
止する前にトレーT2 を爪24cに当接させる。この
後、トレーT2 は爪24cの後端に接触した状態で、リ
フタ10の手前まで搬送され、爪24cが停止すること
でリフタ10の手前で待機する。つづいて、リフタ10
が受取位置Pまで下降すると、トレーTを待機させてい
た爪24cが駆動して、トレーTがリフタ10に乗り移
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は包装装置における供給
コンベア装置に関し、より詳しくは、商品を載せたトレ
ーを未包装の状態で間欠的にリフタ上に移送する供給コ
ンベア装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】発泡スチロール製のトレーに載せた生鮮
食料品等の商品をトレーごとストレッチフィルムにより
包装する包装装置が知られている。この種の包装装置
は、フィルムの側縁部をクランプすることにより、フィ
ルムをラップステーションにおいて緊張保持するととも
に、商品を載せたトレーをリフタにより上方のラップス
テーションまで押し上げ、商品またはトレーの上面部に
密着させたフィルムの前後および左右の側縁部を、折込
部材によりトレーの底面側に折り込んで、商品をトレー
ごとフィルムにより包装する。この種の包装装置では、
商品を載せたトレーを未包装の状態で、供給コンベア装
置により間欠的にリフタ上に移送する。
【0003】ここで、包装のサイクルタイムを短縮する
ためには、供給コンベア装置の移送速度を大きくして、
供給コンベア装置から上記リフタへの移送時間を短くす
る必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、供給コンベア
装置の移送速度を大きくすると、トレーをリフタの手前
で停止させる際などに、トレーに衝撃を与えるので、ト
レーが損傷したり、未包装の商品がトレー上で倒れたり
する。たとえば、リンゴや、山積みにしたグリンピース
などの商品では、リンゴやグリンピースがトレー上から
転がり落ちたりする。
【0005】この発明は、上記従来の問題に鑑みてなさ
れたもので、包装のサイクルタイムを短縮し得るととも
に、トレーに与える衝撃を小さくし得る包装装置におけ
る供給コンベア装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、まず、トレーの底面に接触して摩擦力
でトレーをリフタまで移送する無端状のトレー搬送部材
と、無端状の爪移動部材とが平行に配設されている。上
記爪移動部材爪を有しており、この爪は、上記トレー搬
送部材上を移動するトレーの下流側において回転して突
出するとともにリフタの手前で停止してトレーを待機さ
せる。上記トレー搬送部材は、爪がリフタの手前で停止
する前にトレーを爪に当接させる移送速度に設定されて
いる。
【0007】
【作用】無端状のトレー搬送部材は、トレーを搬送する
とともに、爪がリフタの手前で停止する前にトレーを爪
に当接させる。この後、トレーは爪の後端に接触した状
態で、リフタの手前まで搬送され、爪が停止することで
リフタの手前で待機する。つづいて、リフタが受取位置
まで下降すると、トレーを待機させていた爪が駆動する
ことで退避して、トレーがリフタに乗り移る。
【0008】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面にしたがっ
て説明する。図1は、包装計量値付装置のレイアウトお
よびトレーTの流れを示す。図1(a)において、商品
Mを載せたトレーTは、未包装の状態で、供給コンベア
装置2により、間欠的にリフタ10上に移送される。
【0009】図2のように、リフタ10の上方には、包
装機構11が設けられている。この包装機構11は上方
のラップステーションSにおいて、二点鎖線で示すフィ
ルムFをトレーTの底面側に折り込むことで、商品Mを
トレーTごとフィルムFにより包装する。上記ラップス
テーションSの前方Foには、シール装置19が配置さ
れている。シール装置19はトレーTの底面Tbに折り
込まれたフィルムFの折込部同士を熱シールする。図1
(b)の熱シールされた包装品Aは、方向転換コンベア
3により計量コンベア4上に移送され、計量コンベア4
で移送されながら商品Mの重量が計量される。その後、
包装品Aは、コンベアによりラベル貼付機5の下方まで
移送された後、商品コードや重量などを印字したラベル
が貼付される。
【0010】つぎに、上記各構成について詳しく説明す
る。図2において、上記リフタ10は、ラップステーシ
ョンSの直下に配置されているとともに、図示しない昇
降機構を備えており、上下に昇降自在とされている。リ
フタ10は、供給コンベア装置2からトレーTが移送さ
れると、一定ストロークだけ上昇してトレーTを持ち上
げ、ラップステーションSに緊張保持されたフィルムF
の下面に、トレーTを押し付ける。
【0011】一方、上記ラップステーションSには、フ
ィルムFがフィルムフィーダ6により挟持された状態で
予め供給されており、リフタ10により商品Mが押し上
げられると、フィルムFが商品Mの上面に密着する。こ
の状態で、包装機構11は、つぎに説明するように、フ
ィルムFの前後左右の各側縁部を、トレーTの底面側T
bに折り込んで商品MごとトレーTを包装する。
【0012】上記包装機構11は、一対の左右折込板1
5,15と、後折込板16と、丸棒状の前折込部材17
とを備えている。左右折込板15,15は、左右方向
(紙面に直交する方向)に進退する。一方、後折込板1
6は前後方向Foに進退する。上記左右折込板15およ
び後折込板16は、トレーTの底面Tbに沿って進退す
ることにより、フィルムFをトレーTの底面側に折り込
む。プッシャ13は、後折込板16よりも若干遅れた所
定のタイミングで駆動され、このプッシャ13による商
品Mの排出動作に伴って、前折込部材17がフィルムF
の前方Foの側縁部をトレーTの底面側Tbに折り込
む。なお、各フィルムフィーダ6は、一対の搬送ベルト
61,62を備えており、一方のフィルムフィーダ6が
フィルムFの幅に合せて左右に移動する構造になってい
る。
【0013】つぎに、この発明の要部である供給コンベ
ア装置2について説明する。図3に示すように、供給コ
ンベア装置2は、フレーム20に支持されたストックコ
ンベア21、切出ストッパ22、主供給コンベア23
A、補助供給コンベア23Bおよび爪付コンベア24を
備えている。
【0014】上記ストックコンベア21は、複数組のプ
ーリ21a間に無端状の丸ベルトからなるトレー搬送部
材21bが巻回されており、図示しない駆動モータによ
り、一定の低速度VS で駆動している。このストックコ
ンベア21の下流Bには、図示しない駆動機により上下
動される切出ストッパ22が配設されており、図4
(a)のように、トレー搬送部材21b上には多数のト
レーTがストックされる。なお、切出ストッパ22の若
干上流には、トレーTの通過を検出する光センサ25が
配設されている。
【0015】図3の上記ストックコンベア21の下流に
は、両供給コンベア23A,23Bが配設されている。
両供給コンベア23A,23Bは、複数組のプーリ23
a間に無端状の丸ベルトからなるトレー搬送部材23b
が巻回されている。上記トレー搬送部材23bは、トレ
ーTが載せられて、トレーTの底面に接触して摩擦力で
トレーTをリフタ10(図2)まで移送するもので、図
示しない可変速モータにより、高速度VH または低速度
S で連続的に駆動する。図5(d)に示すように、供
給コンベア23A,23Bが高速度VH で駆動している
際に、図5(c)の切出ストッパ22が図4(b)のよ
うに下方に退避する。したがって、供給コンベア23
A,23Bのトレー搬送部材23bの速度VH と、スト
ックコンベア21のトレー搬送部材21bの速度VS
の速度差により、トレーTが1つ切り出される。
【0016】図3の上記爪付コンベア24は、複数組の
スプロケット24a間に無端状のチェーンからなる爪移
動部材24bが巻回されており、図示しない可変速モー
タにより高速度VH または低速度VS で間欠的に駆動す
る。上記各爪移動部材24bは、上記トレー搬送部材2
3bと平行に配設されており、一対の板状の爪24cを
有している。上記爪付コンベア24の爪24cは、図5
(e)に示すように、上記供給コンベア23A,23B
が高速VH で駆動している際にのみ駆動して、図4
(a),(b)に示すように、トレー搬送部材21b上
を移動するトレーTの下流B側において回転して突出す
るとともに、図4(e)のように、リフタ10の手前で
停止して、トレーTを待機させる。
【0017】上記爪付コンベア24は、図5(e)のよ
うに、高速VH で駆動した後、低速VS に切り換る。一
方、供給コンベア23A,23Bは、上記爪付コンベア
24が低速VS に切り換った後も高速VH で駆動する。
したがって、図4(c),(d)に示すように、トレー
搬送部材23bは、爪24cがリフタ10の手前(上
流)で停止する前に、トレーTの前端を爪24cの後端
に当接させる移送速度に設定されていることになる。ま
た、上記爪移動部材24bは、図5(e)のように、高
速VH で駆動した後、低速VS に切り換えられるから、
図4(a),(b)の爪24cがトレーTから離れる際
の速度VH の方が、図4(d)のトレーTが爪24cに
当接する際の速度VS よりも大きく設定されていること
になる。なお、上記各コンベア23A,23B,24の
速度VS ,VH は、周波数に基づいてインバータ制御が
なされている。また、上記各コンベア21,23A,2
3B,24は、正逆転可能な駆動モータにより駆動さ
れ、後述する排出モードに対応することができるように
なっている。
【0018】図2において、上記リフタ10は、図示し
ない昇降機構により昇降される昇降台10aの上に多数
のポール10bを備えている。このポール10bの上端
部にはトレー支持体10cが起倒自在に設けられてお
り、このトレー支持体10cは左右折込板15および後
折込板16の折込動作に伴って押し倒されることで、上
記各折込部材15,16との干渉が防止される。
【0019】図6(a)において、上記リフタ10の下
流側Bには、バックストッパ26が設けられている。こ
のバックストッパ26は、トレーTの下流の端部に当接
してリフタ10上のトレーTを位置決めするもので、ト
レーTの流れ方向Bの幅に合せて、その停止位置が制御
される。なお、図4(e)のように、リフタ10上のト
レーTの上流端部には、停止した爪24cが近接する。
また、主供給コンベア23Aのプーリ23aは、図6
(b)の板状のブラケット23dにより回転自在に支持
されて、補助供給コンベア23Bのプーリ23aよりも
下流側に突出している。
【0020】つぎに、上記構成の動作について説明す
る。まず、オペレータは、図1(b)のように、商品M
を載せたトレーTを供給コンベア装置2のストックコン
ベア21に載置する。載置されたトレーTは、図4
(a)のように、切出ストッパ22に当接してストック
コンベア21上にストックされる。この図4(a)のよ
うに、リフタ10がラップステーションS(図2)に上
昇しており、受取位置Pにいない場合は、つぎのトレー
1 がリフタ10の手前で待機しているとともに、更に
次のトレーT2 がストックコンベア21上で停止してい
る。この際、供給コンベア23A,23Bおよびストッ
クコンベア21は、図5(d),(b)に示すように、
低速度VS で駆動されており、したがって、図4(a)
のトレー搬送部材23b,21bは、トレーT1 ,T2
の底面に擦すれながら駆動している。
【0021】その後、リフタ10が受取位置Pまで下降
ないし下降する直前になると、供給コンベア23A,2
3Bおよび爪付コンベア24が高速VH で駆動する。こ
れらの駆動により、図4(b)のように、下流Bの爪2
4cが下方に回転するとともに、トレーT1 がトレー搬
送部材23bにより下流B側のリフタ10上に乗り移り
始める。
【0022】ここで、トレー搬送部材23bは高速VH
で駆動されるが、トレー搬送部材23bとトレーT1
底面との間にすべりが生じる。したがって、トレーT1
の移動速度は徐々に上昇して微小時間後に高速VH にな
るので、トレーT1 に衝撃が加わらないから、商品Mが
転倒したり、トレーT1 からこぼれ落ちるおそれはな
い。一方、トレーT1 の速度は、微小時間の後に、トレ
ー搬送部材23bと同じ高速VH になるので、トレーT
1 の移送時間が短くなる。
【0023】上記爪付コンベア24が高速VH で駆動し
た直後に、切出ストッパ22が下方に退避する。この退
避により、ストックコンベア21上のトレーT2 が1つ
だけ切り出される。この切り出されたトレーT2 の下流
Bにおいては、爪24cが回転してトレーT2 の下流B
に現れる。その後、図4(c)のように、トレーT
2は、光センサ25を設けた位置を通過する。この通過
を光センサ25が検出し、この後、図示しないタイマが
作動して、切出ストッパ22が上方へ突出する。
【0024】一方、上記リフタ10上に乗り移り始めた
トレーT1 は、リフタ10上を滑って下流Bに進むとと
もに、トレーT1 の底面Tbとリフタ10との間の摩擦
力により、減速されながらリフタ10上に乗り移ってい
く。その後、トレーT1 は、図4(d)のように、バッ
クストッパ26に当接する。この際、トレーT1 の速度
は減速されているので、トレーT1 には大きな衝撃力が
加わらない。
【0025】上流のトレーT2 が、供給コンベア23
A,23Bにより高速VH で搬送されて下流Bに進む一
方で、爪付コンベア24の爪24cは、高速VH から低
速VSに切り替わる。したがって、爪24cが移動して
いる間に、トレーT2 が爪24cに追いついて、トレー
2 が爪24cに当接する。ここで、トレーT2 は、高
速VH で移動しているが、爪24cも低速VS で移動し
ているので、トレーT2と爪24cとの相対速度が比較
的小さくなる。したがって、トレーT2 を高速で移動さ
せて爪24cに当接させても、トレーT2 に大きな衝撃
を与えないから、トレーT2 上の商品Mがこぼれ落ちた
り、倒れたりするおそれがない。
【0026】その後、トレーT2 は、爪24cに当接し
た状態で下流Bに進む。なお、この際、トレーT2 はそ
の底面Tbがトレー搬送部材23bに若干擦れながら、
トレー搬送部材23bにより下流Bに搬送される。
【0027】その後、図4(e)のように、爪24cは
待機位置P1まで進んで停止する。この際、トレーT2
は低速VS で移動していたので、停止による衝撃力が比
較的小さい。なお、爪24cはリフタ10上のトレーT
1 に近接した待機位置P1で停止するから、バックスト
ッパ26に当接したトレーT1 が上流に若干跳ね返って
も、トレーT1 をリフタ10上に位置決めすることがで
きる。
【0028】その後、トレーT1 は、リフタ10により
上方のラップステーションSに押し上げられて、以下に
説明するように、ラップステーションSにおいて、商品
Mごと包装される。
【0029】図2の実線で示すように、ラップステーシ
ョンSには、フィルムフィーダ6により予めフィルムF
が張設された状態で保持されている。したがって、リフ
タ10によりトレーTが押し上げられると、商品Mおよ
びトレーTの上面および上端に、フィルムFが密着した
状態となる。
【0030】この状態で、一対の左右折込板15,15
が、トレーTの底面Tbに沿って左右方向(紙面に直角
な方向)に移動すると、フィルムFがトレーTの底面側
に折り込まれる。この後、後折込板16が前方Foに移
動し、フィルムFがトレーTの底面側に折り込まれる。
上記後折込板16の前進よりも若干遅れて、プッシャ1
3が前方Foに移動し、トレーTを前方Foに押し出
す。この押出しに伴って、前折込部材17により、トレ
ーTの前部の底面側にフィルムFが折り込まれる。その
後、シール装置19により、フィルムFの熱シールがな
される。
【0031】ところで、従来は、爪によりトレーTを押
し出して、トレーTをリフタ10上に移送していた。そ
のため、トレーTの初速が急に爪と同速度になるので、
大きな衝撃をトレーTに与える。これに対し、この発明
は、図4(a)の爪24cがトレーTを押すのではな
く、爪24cがトレーTから離れることで、トレーTが
トレー搬送部材23bの摩擦力により移動し始める。し
たがって、前述のように、トレーTに与える衝撃が小さ
くなる。
【0032】ところで、図4(b)の爪24cがトレー
1 から離れる際の速度VH を、図4(d)のトレーT
2 が爪24cに当接する際の速度VS と同一に設定する
と、つまり、爪付コンベア24の速度を一定の低速度V
S に設定すると、図4(b)のトレーT1 がリフタ10
に乗り移る際に、爪24cが邪魔になるので、トレーT
の速度がトレー搬送部材23bの高速度VH になるまで
に時間がかかる。そのため、リフタ10への乗り移り時
間が長くなる。
【0033】これに対し、この実施例では、爪24cが
トレーT1 から離れる際の速度VHを、図4(d)のト
レーT2 が爪24cに当接する際の速度VS よりも大き
く設定している。したがって、図4(b)のトレーT1
がリフタ10に乗り移る際に、トレーT1 の速度がトレ
ー搬送部材23bの高速度VH になるまでの時間が短く
なるから、リフタ10への乗り移り時間がより一層短く
なる。
【0034】しかし、この発明では、図5(e)の爪付
コンベア24の速度を一定の低速度VS で駆動させるも
のであっても、この発明の作用・効果がある程度得られ
るので、この発明に含まれる。
【0035】また、供給コンベア23A,23Bを一定
の高速VH で常時駆動させてもよい。さらに、上記実施
例では、ストックコンベア21を設けたが、この発明で
は、ストックコンベア21を必ずしも設ける必要はな
い。
【0036】また、上記実施例では、説明の便宜上、供
給コンベア23A,23Bの高速度VH と爪付コンベア
24の高速度VH を同一として説明したが、爪付コンベ
ア24の高速度VH を供給コンベア23A,23Bの高
速度VH よりも大きくしてもよい。また、爪付コンベア
24は高速度VH と低速度VS の2速にしたが、爪付コ
ンベア24は、高速度VH から周波数制御により徐々に
減速して停止することとしてもよい。さらに、供給コン
ベア23A,23Bの低速度VS をストックコンベアの
低速度VS よりも大きくしてもよい。
【0037】ところで、包装動作中には、種々のトラブ
ルが発生する。たとえば、図2のフィルムFの切れおよ
び送給ミスや、折込み工程におけるフィルムFのトレー
Tへの噛み込みなどのトラブルが発生する。こうしたト
ラブルが発生した場合、包装装置内に既に送り込まれた
後続のトレーTを一旦取り除いてから、試運転を行う。
【0038】このような場合に、トレーTを除去する排
出モードについて説明する。排出モードに設定される
と、供給コンベア装置2の各コンベア21,23A,2
3B,24の各駆動モータが逆転して、以下に説明する
ように、供給コンベア装置2が供給とは逆方向にトレー
Tを排出する。
【0039】図4(a)のように、トレーTがリフタ1
0上にない場合は、切出ストッパ22が下方に退避した
後、各コンベア21,23A,23B,24がトレーT
を右側に移送して、トレーTを排出する。なお、この
際、爪24Cも逆回転してバックする。一方、図4
(e)のように、トレーTがリフタ10上に載置されて
いる場合は、切出ストッパ22が下方に退避した後、各
コンベア21,23A,23B,24がトレーTを右側
に移送して、トレーTを排出するとともに、爪24Cが
逆回転する。この際、爪24Cの逆回転に合せて、バッ
クストッパ26が右側へトレーT1 を押し出して、リフ
タ10上のトレーT1 が供給コンベア23A,23B上
に乗り移り、さらに、供給コンベア23A,23Bおよ
びストックコンベア21の逆回転により、トレーT1
ストックコンベア21の上流端まで排出される。
【0040】ここで、従来は、トレーTの除去作業を手
作業で行っていたから、単に作業が面倒であるのみなら
ず、狭い装置内部からトレーTを取り出す際に、トレー
T上の商品Mをこぼしたりするなどの問題があった。
【0041】これに対し、この実施例のように、供給コ
ンベア装置2の各駆動モータを正逆回転可能なモータと
すれば、トレーTを自動的に排出することができるう
え、排出時にトレーTが転倒したり、商品Mが落下する
などの不具合が発生しにくくなる。しかも、排出された
順序で、再度供給することにより、商品Mの順序を変え
ることなく、トレーTを再度供給することができる。
【0042】なお、上記実施例では、図3のトレー搬送
部材21b,23bを丸ベルトにしたが、これらは平ベ
ルトなどであってもよい。また、上記実施例では、爪付
コンベア24に一対の爪24Cを設けたが、爪24Cは
1つ又は3つ以上であってもよい。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、トレーをリフタの手前で待機させる爪がリフタの手
前で停止する前に、トレー搬送部材がトレーを爪に当接
させるので、当接時のトレーと爪の相対速度が小さくな
るから、トレーに大きな衝撃を与えない。したがって、
トレー搬送部材の速度を大きくして、包装のサイクルタ
イムを短縮することができるとともに、トレーから商品
がこぼれ落ちたり、トレー上の商品が転倒するおそれが
ない。また、爪がトレーを押してトレーをリフタ上に移
送するのではなく、爪が離れることで、トレー搬送部材
が摩擦力でトレーをリフタ上に移送するから、トレーの
速度が徐々に上がる。したがって、やはり、トレーに大
きな衝撃を与えない。
【0044】さらに、請求項2の発明では、トレーから
爪が離れる際の爪の速度の方が、トレーが爪に当接する
際の爪の速度よりも大きいので、トレーがトレー搬送部
材の速度に一早く到達する。したがって、リフタへの乗
り移り時間が短くなって、やはり、包装のサイクルタイ
ムを短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はこの発明の一実施例にかかる包装計量
値付装置の側面レイアウト図、(b)は同平面レイアウ
ト図である。
【図2】包装装置の概略縦断面図である。
【図3】供給コンベア装置の概略斜視図である。
【図4】供給コンベア装置の動作を示す側面図である。
【図5】供給コンベア装置およびリフタのタイムチャー
トである。
【図6】(a)は供給コンベア装置およびリフタの平面
図、(b)は同縦断面図である。
【符号の説明】
2…供給コンベア装置、23b…トレー搬送部材、24
b…爪移動部材、24c…爪、10…リフタ、B…下
流、M…商品、S…ラップステーション、T…トレー、
H …高速度、VS …低速度。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65G 47/88 A 8010−3F (72)発明者 坂田 利行 滋賀県栗太郡栗東町下鈎959番地の1 株 式会社石田衡器製作所滋賀工場内 (72)発明者 高橋 圭太 滋賀県栗太郡栗東町下鈎959番地の1 株 式会社石田衡器製作所滋賀工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品を載せたトレーを未包装の状態で間
    欠的にリフタ上に移送し、リフタにより上方のラップス
    テーションまで押し上げた商品をトレーごとフィルムで
    包装する包装装置において、 上記トレーの底面に接触して摩擦力でトレーをリフタま
    で移送する無端状のトレー搬送部材と、無端状の爪移動
    部材とが平行に配設され、 上記爪移動部材は、上記トレー搬送部材上を移動するト
    レーの下流側において回転して突出するとともに上記リ
    フタの手前で停止してトレーを待機させる爪を有し、 上記トレー搬送部材は、上記爪がリフタの手前で停止す
    る前に上記トレーを爪に当接させる移送速度に設定され
    ていることを特徴とする包装装置における供給コンベア
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記爪移動部材は、
    爪がトレーから離れる際の速度の方が、上記トレーが爪
    に当接する際の速度よりも大きく設定されている包装装
    置における供給コンベア装置。
JP07882993A 1993-03-12 1993-03-12 包装装置 Expired - Fee Related JP3202829B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07882993A JP3202829B2 (ja) 1993-03-12 1993-03-12 包装装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07882993A JP3202829B2 (ja) 1993-03-12 1993-03-12 包装装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000064470A Division JP3281625B2 (ja) 1993-03-12 2000-03-09 包装装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06270906A true JPH06270906A (ja) 1994-09-27
JP3202829B2 JP3202829B2 (ja) 2001-08-27

Family

ID=13672724

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07882993A Expired - Fee Related JP3202829B2 (ja) 1993-03-12 1993-03-12 包装装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3202829B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012515694A (ja) * 2009-01-22 2012-07-12 マレル・シュトルク・ポウルトリー・プロセシング・ベー・フェー パッケージトレイを搬送するためのオーバーヘッド型のコンベヤシステム
JP2017186151A (ja) * 2016-04-08 2017-10-12 不二精機株式会社 搬送コンベアによる皿搬送方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012515694A (ja) * 2009-01-22 2012-07-12 マレル・シュトルク・ポウルトリー・プロセシング・ベー・フェー パッケージトレイを搬送するためのオーバーヘッド型のコンベヤシステム
US9181034B2 (en) 2009-01-22 2015-11-10 Marel Stork Poultry Processing B.V. Overhead conveyor system for conveying packaging trays
JP2017186151A (ja) * 2016-04-08 2017-10-12 不二精機株式会社 搬送コンベアによる皿搬送方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3202829B2 (ja) 2001-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO1998047505A1 (fr) Antagoniste de recepteur de neuropeptide y
JP2529626B2 (ja) 包装材切開除去装置
JP3159989B2 (ja) 包装袋整理装置
JP3281625B2 (ja) 包装装置
JP4205068B2 (ja) 包装装置
JP2003191919A (ja) 薬包体搬送装置
JPH06270906A (ja) 包装装置における供給コンベア装置
JPS61155120A (ja) コンベヤ
JPH10139020A (ja) 上包み包装機
JPH0629063B2 (ja) 果実のパック詰め装置
JPH055123Y2 (ja)
JPH06270907A (ja) 包装装置の処理能力制御装置
JP3481645B2 (ja) 包装装置におけるフィルム排出装置
JPH02178110A (ja) 包装機における搬出装置
JP2932971B2 (ja) ストレッチフィルム包装機
JP2004262483A (ja) 搬送装置および包装装置
JP2002029513A (ja) ヒートシール装置
JPH11245915A (ja) 製品供給装置
JP2795247B2 (ja) ストレッチ包装機
JPH068913A (ja) 袋包装品の半重ね方法
JPH0748488Y2 (ja) 包装機のフイルム供給制御装置
JP4146261B2 (ja) 包装装置
JPH10139002A (ja) 上包み包装機の包装シート片供給装置
JP2001301951A (ja) 搬送装置及びそれを備えた包装値付け装置
JPH11171119A (ja) ストレッチ包装機

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees