JPH10139020A - 上包み包装機 - Google Patents

上包み包装機

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Publication number
JPH10139020A
JPH10139020A JP29479496A JP29479496A JPH10139020A JP H10139020 A JPH10139020 A JP H10139020A JP 29479496 A JP29479496 A JP 29479496A JP 29479496 A JP29479496 A JP 29479496A JP H10139020 A JPH10139020 A JP H10139020A
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JP
Japan
Prior art keywords
article
folding
pair
film sheet
supply
Prior art date
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Pending
Application number
JP29479496A
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English (en)
Inventor
Norio Masubuchi
則雄 増渕
Shoichi Sato
昇一 佐藤
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Tokyo Automatic Machinery Works Ltd
Original Assignee
Tokyo Automatic Machinery Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 種々の大きさの物品の包装に容易に適用で
き、汎用性に優れた上包み包装機を提供する。 【解決手段】 上包み包装機は、フィルムシートの送出
をなすフィードローラ4、フィルムシート片の搬送をな
すサクションベルト28、物品を上昇させる昇降台13
4、物品に対する胴フラップの折り込みをなすボトムタ
ッカ214及び物品に対するサイドエンドの折り込みを
なすサイドタッカ爪254が互いに独立した駆動源、即
ち、サーボモータにより作動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は物品の上包み包装
機に係わり、特に、種々の大きさの物品への適用を可能
とした上包み包装機に関する。
【0002】
【関連する背景技術】この種の上包み包装機は、包装シ
ートの送出した後切断して所定長さの包装シート片を形
成する工程、包装シート片を所定の送出位置まで搬送す
る工程、送出位置の下方から物品を包装シート片ととも
に上昇させ、包装シート片を胴折りする工程、この後、
物品の底面に沿って包装シート片の胴折りより形成した
一方の胴フラップを折り込む工程、そして、物品の両側
面に沿って包装シート片のサイドエンドを折り込む工程
等を順次実行することで、物品の包装を行うものとなっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の上包
み包装機は上述した一連の工程が単一の主駆動源からの
動力を利用して実行されるものであるため、その工程の
動作タイミングは物品に応じて一義的に決定されてい
る。このため、包装すべき物品の大きさが変更される
と、従来の上包み包装機にあっては、各工程を実行する
構成をその物品の大きさに合わせて変更しなければなら
ず、その部品の交換に多大な時間を必要とし、汎用性に
乏しいものであった。
【0004】この発明は上述した事情に基づいてなされ
たもので、その目的とするところは、種々の大きさの物
品にも容易に適用でき、汎用性に優れた上包み包装機を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的はこの発明に
よって達成され、請求項1の上包み包装機は、包装シー
トを水平に送出して切断し、所定長さの包装シート片を
形成するシート送出手段と、包装シート片を所定の送出
位置まで送出する搬送手段と、送出位置の下方の供給位
置まで供給された物品を送出位置よりも上方の胴折り位
置まで包装シート片とともに上昇させ、物品に対して包
装シート片を胴折するエレベータ手段と、胴折り位置に
ある前記物品の下側に潜り込み、物品から垂れ下がった
状態にある包装シート片の一方の胴フラップを前記物品
の底面に沿って折り込む底折り手段と、胴折り位置にあ
る物品を水平方向に押し出し、この際、物品に対して包
装シート片のサイド折りを行うともに物品を次の包装工
程に向けて押し出すサイド折り込み手段とを備えてお
り、そして、シート送出手段、搬送手段、エレベータ手
段、底折り手段及びサイド折り込み手段は独自に駆動源
を有し、これらの作動がシーケンス制御されるものとな
っている。
【0006】請求項1の上包み包装機によれば、各手段
は自身の駆動源により作動されるから、包装すべき物品
の大きさが変更された場合、その駆動源の作動制御や作
動タイミングのみが調整される。具体的には、物品の長
さが変更された場合にあっては、シート送出手段による
包装シートの送出長さや搬送手段による包装シート片の
搬送距離などが調整される。
【0007】請求項2のシート送出手段は、供給位置の
直前位置にて次の物品の有無を検出するセンサを備え、
このセンサが次の物品を検出したとき、その作動を開始
するものとなっている。請求項2の上包み包装機によれ
ば、物品が供給位置の直前まで到達すると、シート送出
手段により包装シートの送出、つまり、包装シート片の
形成が行われ、この過程にて、送出位置に向けて前回形
成された包装シート片が搬送される。
【0008】
【発明の実施の形態】図1及び図2を参照すると、上包
み型包装機全体の外観及びその内部での物品の包装手順
が示されており、先ず、包装機の概要及びその包装手順
を以下に簡単に説明する。 (概要−包装手順)はフィルムロールFRを備えてお
り、このフィルムロールFRは包装機の右端下部に回転
自在にして水平に取り付けられている。フィルムロール
FRから繰り出されたフィルムシートSは複数のガイド
ローラ2を介してフィードローラ4まで導かれており、
このフィードローラ4は包装機のほぼ中央に水平にして
配置されている。フィードローラ4の直上には複数のピ
ンチローラ6が転接されており、これらピンチローラ6
はフィードローラ4の軸線方向に等間隔を存して配置さ
れている。従って、フィードローラ4まで導かれたフィ
ルムシートSはフィードローラ4とピンチローラ6との
間に挟持された状態にあり、フィードローラ4の回転に
伴い送出される。
【0009】また、フィードローラ4とフィルムロール
FRとの間には、ティアテープリールTRが配置されて
おり、このティアテープリールTRから繰り出されたテ
ィアテープTは複数のガイドローラ8を介してフィルム
シートSまで導かれ、このフィルムシートSに張り付け
られる。フィルムシートSの送出方向でみてフィードロ
ーラ4の前方には、フィルムシートSの搬送経路(図示
しない)が水平に延びており、この搬送経路上にフィー
ドローラ4から送出されたフィルムシートSが受け取ら
れることになる。搬送経路とフィードローラ4との間に
はカッタユニット10が配置されており、このカッタユ
ニット10はフィードローラ4から搬送経路上に送出さ
れたフィルムシートSをティアテープTとともにその先
端から一定の長さに切断し、1枚のフィルムシート片C
Sに成形する。この後、フィルムシート片CSは搬送経
路上を所定の送出位置Aまで搬送される。
【0010】一方、搬送経路の下方には物品Iの供給経
路(図示しない)が水平に延びており、この供給経路は
搬送経路と同一方向に延び、その終端はフィルムシート
片CSの送出位置Aの近傍に位置付けられている。従っ
て、供給経路は送出位置Aにあるフィルムシート片CS
の下方、即ち、その終端の供給位置Bにその先頭の物品
Iを位置付けることができ、また、供給経路上では先頭
の物品Iから一列にして複数の物品Iが連なった状態に
ある。なお、図2中2点鎖線で示されているように物品
Iの供給経路はフィルムシート片CSの搬送経路と直交
する方向に配置することもできる。
【0011】この後、供給位置Bにある物品Iが図2中
白抜きの矢印で示されるようにフィルムシート片CFと
ともに胴折り位置Cまで上昇されると、この際、フィル
ムシート片CFは物品I自体により胴折りされ、その胴
折り位置Cにて一時的に保持される。この胴折り位置C
では、フィルムシート片CFの一対の胴フラップは物品
Bから垂れ下がった状態にある。この後、一方の胴フラ
ップBFが物品Iの下面に沿って折り込まれる胴折りが
行われた後、物品Iはフィルムシート片CFとともに前
述した供給経路の供給方向と同一の方向に水平に押し出
されて胴シール位置Dに到達する。この過程にて、物品
Iにおける後面の両側端から突出したフィルムシート片
CFの部分が物品Iの両側面に沿って折り込まれる、い
わゆるサイドエンドの折り込みと、他方の胴フラップB
Fの折り込みとが実施される。それ故、胴シール位置D
では、他方の胴フラップBFは一方の胴フラップBF上
に重ね合わされた状態にあり、この胴シール位置Dにて
一対の胴フラップBFのヒートシールが行われる。
【0012】この後、物品Iがフィルムシート片CFと
ともに、胴シール位置Dから下サイドフラップ折り位置
E、そして、この下サイドフラップ折り位置Eから上サ
イドフラップ折り位置Fに順次水平に移動される過程に
て、物品Iにおける前面の両側端から突出したフィルム
シート片CFの部分が物品Iの両側面に沿って折り込ま
れることで、物品Iの両端に上下一対のサイドフラップ
SFがそれぞれ形成され、下側の左右のサイドフラップ
SFが物品Iの対応する側面に沿って折り込まれる。そ
して、この後、上側の左右のサイドフラップSFが物品
Iの対応する側面に沿って折り込まれ、下側のサイドフ
ラップSFに重ね合わされ、物品Iに対するフィルムシ
ート片CFの折り込みが完了する。
【0013】この後、フィルムシート片CFに包まれた
物品Iが上サイドフラップ折り位置Fからサイドシール
位置Gに水平に移動されると、この位置にて、物品Iの
両側にて一対のサイドフラップSFのヒートシールがそ
れぞれ行われ、この時点、物品Iの包装が完了し、包装
品HIが得られる。なお、この後、包装品HIはサイド
シール位置Gから排出される。
【0014】次に、包装機の詳細を以下に順次説明す
る。 (フィルムシートの搬送経路周辺)図3を参照すると、
フィルムシートFSの搬送装置12が示されており、こ
の搬送装置12はフィードローラ4の近傍から水平に延
びる搬送経路13を有している。この搬送経路13の始
端とフィードローラ4の間にはカッタユニット10が配
置されており、このカッタユニット10は下側の固定刃
14と上側に可動刃16とからなり、この可動刃16が
図示しないエアシリンダの伸縮動作に伴い、固定刃14
に対して上下方向に往復動可能となっている。
【0015】フィードローラ4の下方にはサーボモータ
18が配置されており、これらサーボモータ18の出力
軸及びフィードローラ4のローラ軸にはギヤ20,22
がそれぞれ取り付けられ、これらギヤ20,22間にタ
イミングベルト24が掛け回されている。従って、サー
ボモータ18の駆動に伴い、フィードローラ4が回転さ
れると、フィードローラ4及びピンチローラ6は互いに
協働してフィルムシートFSを搬送経路13に向けて送
出することができ、その送出長さはサーボモータ18の
回転数から検出することができる。なお、搬送経路13
の始端とカッタユニット10との間にはフィルムシート
FSの送出を案内するガイドプレート26が配置されて
いる。
【0016】搬送装置12は無端状の一対のサクション
ベルト28を備えており、各サクションベルト28は一
対のローラ30,32間に垂直面内で掛け回されてい
る。これらローラ30,32のうち、搬送経路13の始
端側に位置する一方のローラ30が従動ローラであり、
他方のローラ32が駆動ローラとなっている。なお、駆
動ローラ32と従動ローラ30との間にはサクションベ
ルト28の走行を案内し且つサクションベルト28に所
定の張力を付与する複数のガイドローラ34が配置され
ている。
【0017】図4に示されているように一対のサクショ
ンベルト28はフィルムシートFSの幅方向に互いに平
行に離間しており、各サクションベルト28は上側に位
置した水平な往動部分が搬送経路13としてバキューム
レール36の上面開口を覆うようにして延びている。即
ち、バキュームレール36もまた一対備えられており、
これはバキュームレール36からは図示しないけれども
複数本の排気チューブが複数本延び、これら排気チュー
ブが送風機などの負圧源に接続されている。従って、各
バキュームレール36内には所定のサクション圧が供給
されており、このサクション圧を受けて各サクションベ
ルト28は所定の吸引力を発揮することができる。な
お、一対のサクションベルト28は搬送経路13の下流
側が拡開するようなハ字状に配置されるものであっても
よい。
【0018】上述した一対のバキュームレール36の外
側面には搬送経路13の搬送方向に離間した前後一対ず
つのブラケット38,40が取り付けられており、これ
ら前側のブラケット38間及び後側のブラケット40間
には一対の支持軸42がそれぞれ互いに平行にして延び
ている。これら前後の支持軸42の両端部は対応する側
のブラケットを摺動自在に貫通し、そして、バキューム
レール36のための前側フレーム44及び後側フレーム
46にそれぞれ支持されている。これら前側及び後側フ
レーム44,46は一対のバキュームレール36の外側
に配置されている。
【0019】更に、前側のブラケット38間及び後側の
ブラケット40間に亘って前後一対の調整軸48が互い
に平行に延びている。これら調整軸48の両端部はそれ
ぞれねじ部50a,50bとして形成されており、これ
らねじ部50は対応するブラケットにねじ込まれて貫通
し、そして、前側及び後側フレーム44,46に回転自
在に支持されている。ここで、ねじ部50a,50bは
一方が右ねじ、他方が左ねじとなっている。
【0020】図4に示されているように各調整軸48の
一端は前側フレーム44の外面側に配置されたスプロケ
ット軸にそれぞれ一体的に接続されており、これらスプ
ロケット軸にはスプロケット52がそれぞれ取り付けら
れており、これらスプロケット52間に無端状のチェー
ン54が掛け渡されている。従って、例えば後側の調整
軸48に接続されたスプロケット軸に外部から操作力を
与えられると、前後の調整軸48は同一の方向に回転さ
れ、この回転方向に従い、一対のバキュームレール36
が支持軸42上を接離する方向に移動される結果、一対
のサクションベルト28間の間隔がフィルムシートFS
の送出センタラインを基準として調整される。なお、図
4中、実線及び2点鎖線の一対のサクションベルト28
は、最大の物品IMAX及び最小の物品IMINの包装にそれ
ぞれ使用されるフィルムシートFSに応じて、その間隔
が調整されることを示している。
【0021】一対のサクションベルト28を走行させる
駆動プーリ32(図3参照)は同一のサーボモータ56
からの駆動力を受けることで一方向に回転され、これら
駆動プーリ32の回転に伴い、一対のサクションベルト
28は同期して走行される。なお、サーボモータ56か
ら一対の駆動プーリへの動力伝達経路は後述する物品I
の供給経路の構成から明らかとなる。
【0022】更に、一対のサクションベルト28間には
先端検出センサ58が配置されており、この先端検出セ
ンサ58はフィードローラ4から一定の距離Lを存した
搬送経路13の始端部且つ前述したフィルムシートFS
の送出センタライン上に位置付けられている。先端検出
センサ58は例えば光電スイッチからなり、フィルムシ
ートFSの先端を検出したとき、その検出信号を出力す
る。
【0023】先端検出センサ58や、前述したサーボモ
ータ18,56及びカッタユニット10は図5に示すよ
うにシーケンサ60に電気的に接続されており、このシ
ーケンサ60は、図6に示すフローチャートに従いサー
ボモータ18,56及びカッタユニット10の作動を制
御する。ここでの制御では、フィルムロールFRから繰
り出されたフィルムシートFSがフィードローラ4間を
通過し、カッタユニット10を越えて搬送経路13上に
引き出されており、そして、一対のサクションベルト2
8には所定のサクションが付与されている状態にあると
仮定する。
【0024】先ず、シーケンサ60はカッタユニット1
0、即ち、エアシリンダを介して可動カッタ16を作動
させ(ステップS2)、フィルムシートFSを切断す
る。なお、ここでの切断により得られたフィルムシート
FSの切断片は搬送経路13上から取り除かれる。この
後、カッタユニット10の1回の切断動作が完了したか
否かが判別される(ステップS4)。具体的には、シー
ケンサ60はカッタユニット10に切断指令を出力して
からの経過時間を計測し、その経過時間がカッタユニッ
ト10の1回の切断動作に要する以上の所定時間に達し
たとき、カッタユニット10による切断動作か完了した
と判定する。なお、ステップS4での判別結果が偽(N
o)の場合には、何らかの原因でカッタユニット10へ
の切断指令の出力回路、または、計時タイマに故障が発
生していると判定し、シーケンサ60は各作動部の原点
復帰を行い、それらの作動を停止させる(ステップS
6)。
【0025】一方、ステップS4での判別結果が真(Ye
s)の場合、シーケンサ60はサーボモータ18を回転
させ、切断により得たフィルムシートFSの先端を搬送
経路13上に前記距離Lに相当する長さだけ送出し、こ
の後、サーボモータ18の回転を停止させる(ステップ
S8)。この際、シーケンサ60はサーボモータ18の
回転に先立ってサーボモータ56を回転させており、こ
れにより、一対のサクションベルト28はフィードロー
ラ4からのフィルムシートFSの送出速度と同一の速度
で走行している状態にある。従って、フィードローラ4
から送出されたフィルムシートFSはその両側縁が一対
のサクションベルト28に吸着されていきながら搬送経
路13上を進行する。
【0026】なお、後述の説明から明らかなようにサー
ボモータ18の回転が停止されても、サーボモータ56
の回転は継続されている。それ故、フィードローラ4か
らのフィルムシートFSの送出が停止された後、一対の
サクションベルト28はフィルムシートFSの吸着を維
持しつつ、フィルムシートFSに対して滑りながら走行
する。
【0027】この後、シーケンサ60は上述のフィルム
シートFSの送出、即ち、1次送出が完了したか否かを
判別する(ステップS10)。具体的にはシーケンサ6
0は、前述した先端検出センサ58から検出信号を受け
取ったとき、つまり、先端検出センサ58にてフィルム
シートFSの先端を検出したとき、フィルムシートFS
の1次送出が完了したと判定する。なお、ステップS1
0の判別結果が偽の場合には前述のステップS6が実行
される。
【0028】次に、シーケンサ60は、前述した供給位
置B(図2参照)の直前位置(後述の物品検出センサ1
14)を物品Iが通過したことを条件として、即ち、ス
テップS12の判別)、ここでの判別結果が偽の場合、
シーケンサ60は終了処理を実行する(ステップS1
4)。なお、ステップS12,S14に関しては後述す
る。
【0029】一方、ステップS12での判別結果が真の
場合、シーケンサ60は、サーボモータ18を再度回転
させてフィルムシートFSを更に所定の長さだけ送出
し、即ち、フィルムシートFSの2次送出を実行し、こ
の後、サーボモータ18の回転を停止する(ステップS
16)。ここで、搬送経路13上へのフィルムシートF
Sの2次送出は、前述したフィルムシートFSでの1次
送出分の長さを考慮し、物品Iの包装に必要なフィルム
シート片CFの長さ分だけ実施される。
【0030】サーボモータ18の回転が停止されると同
時に、前述のステップS2が実行されることにより、2
次送出分のフィルムシートFSが切断され、これによ
り、搬送経路13上にフィルムシート片CFが形成され
る。この後、ステップS4からステップS8以降が繰り
返して実行されるが、この場合、ステップS4からはス
テップS8以降の実行と並行して、ステップS18が実
行される。このステップS18では、サーボモータ56
の回転が継続されていることにより、搬送経路13上の
フィルムシート片CFは一対のサクションベルト28の
走行とともに前述した送出位置A(図2参照)までバキ
ューム搬送され、そのフィルムシート片CFが送出位置
Aに到達したとき、シーケンサ60はサーボモータ56
の回転を停止する。ここで、シーケンサ60は、サーボ
モータ56の回転角に基づき、フィルムシート片CFの
送出位置Aを決定することができる。
【0031】上述したようにフィルムシートFSはフィ
ードローラ4の回転により送出されるから、その送出速
度の高速化を図ることができる。しかも、フィードロー
ラ4から送出されたフィルムシートFSは一対のサクシ
ョンベルト28に吸着されるから、その送出を安定して
行うことができる。更に、フィルムシート片CFは一対
のサクションベルト28によりバキューム搬送されて送
出位置Aまで搬送されるので、そのバキューム搬送の高
速化をも図れるだけでなく、サーボモータ18の回転制
御だけで、フィルムシート片CFを送出位置Aに正解に
位置付けることができる。
【0032】更にまた、フィルムシートFSの1次送出
とフィルムシート片CFのバキューム搬送とが並行して
行われるので、送出位置Aへのフィルムシート片CFの
送出を更に迅速に行うことができる。 (物品の供給経路)図3を参照すれば明らかなように物
品Iの供給装置61は、前述した搬送経路13の下方に
供給経路62を有しており、この供給経路62は搬送経
路13の終端部の下方から前述したフィルムシート片C
Fの送出位置Aの下方位置に亘って水平に延びている。
供給経路62は搬送経路13と同様に、無端状の一対の
供給ベルト64の往動部分から構成されており、これら
供給ベルト62は前後一対のローラ66,68間に掛け
渡されている。ここで、供給経路62の始端側に位置す
る一方のローラ66が駆動ローラとなり、他方のローラ
68が従動ローラとなっている。また、各供給ベルト6
4の復動部分は一対のガイドローラ70を通過してお
り、これらガイドローラ70は供給ベルト64の走行を
案内し、且つ、その供給ベルト64に所定の張力を付与
している。
【0033】図7から明らかなように一対の供給ベルト
64は互いに平行にして離間しており、これら供給ベル
ト64の両側には一対の支持プレート72が配置されて
いる。これら支持プレート72は供給ベルト64に沿っ
て延び、その一端に対応する供給ベルト64側の従動ロ
ーラ68が回転自在に軸支されている。一方、一対の駆
動ローラ66は回転軸74に支持されており、この回転
軸74は、一対の支持プレート72間に亘って延び、そ
の両端は支持プレート72を回転自在に貫通し、供給ベ
ルト64のための前側及び後側フレーム76,78に回
転自在に支持されている。各駆動ローラ66は回転軸7
4にキー(図示しない)を介して取り付けられており、
これらキーのキー溝80は回転軸74の軸線方向に長く
延びている。従って、各駆動ローラ66は回転軸74と
一体に回転するが、回転軸74の軸線方向には移動自在
となっている。そして、各駆動ローラ66と対応する側
の支持プレート72との間にはカップリング82が取り
付けられており、このカップリング82は駆動ローラ6
6の回転を許容しつつ、その駆動ローラ66と支持プレ
ート72との間をこれらが一体的にして回転軸74上を
移動すべく結合している。
【0034】回転軸74の一端は後側フレーム78を貫
通して、インバータモータ84の出力軸に接続されてお
り、このインバータモータ84は後側フレーム78に取
り付けられている。従って、インバータモータ84が駆
動されると、回転軸74ともに一対の駆動ローラ66が
回転される結果、一対の供給ベルト64は同期して走行
される。
【0035】更に、前側及び後側フレーム76,78間
には供給ベルト64の走行方向に離間して一対の支持軸
86が互いに平行にして配置されており、これら支持軸
86は支持フレーム72を貫通して支持する一方、それ
らの両端は前側及び後側フレーム76,78に支持され
ている。また、一対の支持軸86間には一対の調整軸8
8が平行にして配置されており、これら調整軸88はそ
の両端部がねじ部90a,90bに形成されている。こ
こでも、これらねじ部90a,90bはそのねじの向き
が互いに逆となっている。各調整軸88はそのねじ部9
0が対応する側の支持プレート72にねじ込まれて貫通
し、そして、その両端は前側及び後側フレーム76,7
8に対し回転自在にして貫通又は支持されている。より
詳しくは、回転軸74側の一方の調整軸88の両端は前
側及び後側フレーム76,78をそれぞれ貫通してお
り、その両輪にスプロケット92,94がそれぞれ取り
付けられている。これに対し、他方の調整軸88は一端
のみが後側フレーム78を貫通し、その一端にスプロケ
ット96が取り付けられている。このスプロケット96
とスプロケット94との間には無端状のチェーン98が
掛け渡されている。
【0036】図7には前側フレーム76の手前側に包装
機のフロントカバー100もまた示されており、このフ
ロントカバー100の外側にはハンドル102が配置さ
れ、このハンドル102のハンドル軸104はフロント
カバー100を回転自在に貫通し、前側フレーム76側
に延びている。ハンドル軸104の内端にはスプロケッ
ト106が取り付けられており、このスプロケット10
6と前述のスプロケット92との間には無端状のチェー
ン108が掛け回されている。
【0037】ハンドル102が回転されると、その回転
方向に従って一対の調整軸88が回転され、調整軸88
の回転は支持軸86に沿って一対の支持プレート72を
互いに接離させる。この結果、一対の供給ベルト64間
の間隔が調整され、この際、各供給ベルト64の駆動ロ
ーラ66は回転軸74に沿って移動することになる。こ
こで、駆動ローラ66の支持構造は前述した搬送装置1
2での駆動ローラ32の支持にも利用されている。
【0038】一対の供給ベルト64間の間隔調整は物品
Iの大きさに応じて実施され、供給経路62(図3参
照)の始端に供給された物品Iはその両端部にて一対の
供給ベルト64上に支持され、そして、これら供給ベル
ト64の走行に伴い前述した供給位置Bに向けて供給さ
れる。具体的には、供給経路62に始端には物品コンベ
ア(図示しない)が接続されており、この物品コンベア
から供給経路62上に物品が供給されるようになってい
る。なお、図7中、2点鎖線で示した一対の供給ベルト
64はこれらの間隔が最小にある状態を示している。
【0039】供給経路62の終端側には、前述した物品
Iの供給位置Bを規定する複数のストッパガイド110
が設けられており、これらストッパガイド110は供給
経路62から上方のサクションベルト28に向けて延び
る細長い板状をなし(図3参照)、供給経路62の幅方
向に所定の間隔を存して配置されている。なお、ストッ
パガイド110と供給経路62の終端との間には所定の
間隔が確保されている。
【0040】供給経路62上の物品Iはストッパガイド
110に当接した時点で、その供給が停止されるが、一
対の供給ベルト64の走行は常時継続されている。それ
故、供給経路62上にて先頭の物品Iがストッパガイド
110にて停止されると、一対の供給ベルト62はその
物品Iに対して滑りながら走行する。また、供給経路6
2の始端に物品Iが順次供給されると、これら物品Iは
供給経路62上にて供給位置Bから一列に連なることに
なる。
【0041】なお、供給経路62の上方には物品Iのア
ッパガイド111が配置されており、このアッパガイド
111の終端からは上方に向けてガイド壁113が一体
に延びている。このガイド壁113はストッパガイド1
10と平行であり、これらの間には物品Iの長さ分に相
当する間隔が確保されている。そして、供給経路62の
終端部には供給位置Bに到達した先頭の物品Iを検出す
る到達検出センサ112と、その先頭の物品Iの次に位
置する物品Iを検出する物品検出センサ114が配置さ
れている(図3のみに図示)。これら到達検出センサ1
12及び物品検出センサ114は光電スイッチからな
り、前述したシーケンサ60に電気的に接続されている
(図5参照)。
【0042】ここで、シーケンサ60は物品検出センサ
114からの検出信号に基づき、図6のフローチャート
中、ステップS12での判別を実行することになる。上
述した供給経路62はそのレベル位置が上下に調整可能
となっており、その調整機構116の一例が図8に概略
的に示されている。即ち、供給装置61はその全体が水
平なベースプレート118に支持されており、このベー
スプレート118は複数のガイドロッド120に上下動
自在にして取り付けられている。ベースプレート120
には供給経路62による物品Iの供給方向に離間して一
対のねじ軸122が上下にねじ込まれて貫通し、一方の
ねじ軸122の下端にはベベルギヤ124が取り付けら
れている。そして、一対のねじ軸122はスプロケット
126が取り付けられており、これらスプロケット12
6間にチェーン(図示しない)が掛け回されている。
【0043】更に、ベースプレート118の下方には前
述したフロントカバー100から一方のねじ軸122に
向けて回転軸128が延びており、この回転軸128の
一端にはねじ軸122のベベルギヤ124と噛み合うベ
ベルギヤ130が取り付けられている。回転軸128の
他端はフロントカバー100を貫通してハンドル130
に接続されている。従って、ハンドル130の回転操作
されると、一対のねじ軸122が回転される結果、ベー
スプレート118、即ち、供給装置61の全体が上下さ
れ、供給経路62のレベル位置が調整される。
【0044】上述した供給経路62のレベル調整は物品
Iの高さや、また、供給経路62上に段積みされた物品
が供給される際、その物品の段積み高さに応じて実施さ
れる。 (エレベータ装置周辺)図3に示されているように供給
経路62の終端部にはエレベータ装置132が配置され
ており、このエレベータ装置132は昇降台134と、
この昇降台134を昇降させる昇降機構136からなっ
ている。なお、図3中、昇降機構136はその一部のみ
しか示されていない。
【0045】昇降台134はアングルプレート138を
備えており、このアングルプレート138は1個の物品
Iが載置される水平な台部分と、供給経路62による物
品Iの供給方向でみて、その台部分の後端縁から下方に
延びるストッパ壁部分139からなっている。また、ア
ングルプレート138はその上部が保持部材140によ
り保持されており、この保持部材140が昇降機構13
6に接続されている。なお、保持部材140は、台部分
の前端縁から下方に延びる垂下部分と、この垂下部分と
アングルプレート138の垂直部分との間を接続する一
対の水平部分からなっている。
【0046】図3に示す状態では、昇降台134即ちア
ングルプレート138の台部分は供給経路62と同一の
レベルの下降位置にあり、且つ、図7から明らかなよう
に一対の供給ベルト64間に位置付けられている。つま
り、昇降台134は物品Iの供給位置Bに位置付けられ
ている。なお、昇降台134は物品Iの大きさに応じて
交換される部品である。
【0047】図9を参照すると、昇降機構136の全体
が示されており、この昇降機構136は供給経路62の
前方にて、上下に延びる昇降フレーム142を備えてお
り、この昇降フレーム142は包装機内の固定部材(図
示しいな)に支持されている。昇降フレーム142内に
は一対のガイドロッド144が上下に延びており、これ
らガイドロッド144に昇降スライダ146が取り付け
られている。昇降スライダ146の上端部からは接続部
148が延び、この接続部148の上端にて昇降台13
4が取り外し可能にして連結されている。
【0048】昇降フレーム142の下部には正逆回転可
能なサーボモータ150が取り付けられており、このサ
ーボモータ150の出力軸にハブを介してディスク15
2が取り付けられている。そして、ディスク152の外
周縁部と接続部148との間は連接ロッド154を介し
て相互に連結されている。従って、サーボモータ150
がディスク152を所定の回転角の範囲で正逆回転させ
ると、ディスク152の正逆回転は連接ロッド154及
び昇降スライダ146を介して昇降台134の昇降に変
換される。
【0049】サーボモータ150は前述したシーケンサ
60に電気的に接続されており(図5参照)、シーケン
サ60は図6のステップS18から続く図10のフロー
チャートに従い、サーボモータ150の回転、即ち、昇
降台134の昇降を制御する。ここでは先ず、シーケン
サ60は昇降台134を上昇させる準備が完了したか否
かを判別する(ステップS20)。具体的には、シーケ
ンサ60は前述したフィルムシート片CFにおける一方
の胴フラップBFの折り込みやサイドエンドの折り込み
を行うタッカが休止位置に復帰しているか否かを検出す
ることで、その判別が実施される。なお、これらのタッ
カに関して後述する。
【0050】ステップS20の判別結果が真になると、
シーケンサ60は前述した到達検出センサ114からの
検出信号に基づき、先頭の物品Iが供給位置Aに到達
し、昇降台134上に受け取られているか否かを判別す
る(ステップS22)。このステップS22での判別結
果が真の場合、シーケンサ60はサーボモータ150を
一方向に回転させ、昇降台134をその下降位置から物
品Iとともに上昇させ(ステップS24)、そして、昇
降台134の上昇が完了したと判別されたとき(ステッ
プS26)、つまり、昇降台134が前述した胴折り位
置Cに到達したとき(ステップS26)、サーボモータ
150の回転を停止させる。ここで、シーケンサ60は
昇降台134の下降位置と胴折り位置Cとの間の昇降ス
トロークに相当する回転角だけ、サーボモータ150を
回転させる。
【0051】昇降台134が上昇されるときには(図1
0のフローチャートが実行されるときには)図6のステ
ップS18が既に実行されているから、前述した搬送経
路13上の送出位置Aにて、フィルムシート片CFが待
機している状態にある。従って、昇降台134とともに
物品Iが上昇する際、この物品Iは搬送経路13上から
サクションに打ち勝ってフィルムシート片CFを押し上
げ、これにより、フィルムシート片CFの胴折りが実施
される。なお、物品Iが上昇するとき、その物品Iは前
述したストッパガイド110とアッパガイド111のガ
イド壁113に案内され、そして、昇降台134上の物
品Iはその底面の前後縁が昇降台134から所定の長さ
だけはみ出した状態にある。
【0052】また、昇降台134が上昇されると、その
ストッパ壁139は供給経路62上の次の物品Iの前面
及び前述したアッパガイド111のガイド壁113に摺
接しながら上昇し、供給経路62上に残っている物品I
の供給を阻止する。従って、供給経路62上の物品I
は、昇降台134が下降位置に復帰するまで、その供給
位置Bに向けて移動することはない。
【0053】一方、ステップS22での判別結果が偽の
場合、シーケンサ60は前述したステップS6を実行す
る。即ち、ステップS22の判別結果が偽となる状況と
は、図6のステップS12にて検出された物品Iが供給
位置Bに到達しないことを意味しているから、この場合
には、ステップS6を実行して包装機の作動を停止す
る。
【0054】また、ステップS26の判別結果が偽とな
る状況とは、サーボモータ150に異常が発生したこと
を意味しているから、この場合、シーケンサ60は包装
機の動作を即時停止させる(ステップS28)。上述し
た昇降台134はサーボモータ150の回転により昇降
されるから、サーボモータ150の回転を制御すること
で、部品の交換を必要とせず、昇降台134の上昇速度
や昇降ストロークを容易に可変することができ、前述し
た物品Iの段積みにも対処することができる。 (プッシャ装置)ところで、前述したように供給経路6
2の終端とストッパガイド110との間には間隔が存在
していることから、この間隔よりも物品Iの長さが短い
と、供給経路62自体では最後の物品Iをその供給位置
Bまで押し込むことができないことになり、最後の物品
Iはその供給位置Bに達することなく昇降台134上に
て停止したままとなってしまう。このような不具合を解
消するため、包装機は供給経路62上の最後の物品Iを
供給位置Bまで強制的に押し込むためのプッシャ装置1
60を備えており、このプッシャ装置160は図3に示
されているように供給経路62の終端部下方に配置され
ている。プッシャ装置160は例えば一対の押し込みレ
バー162を有しており、これら押し込みレバー162
はその下端がスリーブ軸164に取り付けられている。
このスリーブ軸164は支持軸に回転自在に取り付けら
れており、この支持軸は包装機の固定側部材(図示しな
い)に支持されている。また、スリーブ軸164からは
リンクアーム166が延びており、このリンクアーム1
66は押し込みシリンダ170のピストンロッドに接続
されている。
【0055】上述したプッシャ装置160によれば、押
し込みシリンダ170の作動により一対の押し込みレバ
ー162が図3でみて時計方向に回動されると、これら
押し込みレバー162の上端は供給経路62から上方に
突出し、昇降台134上にある最後の物品Iをストッパ
ガイド100まで強制的に押し込み、その供給位置Bに
位置付けることができる。なお、この場合、昇降台13
4に一対の押し込みレバー162の回動に加えて、その
昇降を許容する開口(図示しない)が形成されているこ
とは言うまでもない。また、プッシャ装置160は物品
Iの大きさが小さい場合にのみに必要となるものであ
る。それ故、プッシャ装置160はその全体が供給経路
62に沿って移動可能であるのが好ましく、これによ
り、その不必要時にあっては、昇降台134の昇降領域
からプッシャ装置160を退避させておくことができ
る。
【0056】プッシャ装置160もまたシーケンサ60
に電気的に接続されており(図5参照)、シーケンサ6
0は図11に示すフローチャートに従い、プッシャ装置
160の作動を制御する。図11から明らかなようにプ
ッシャ装置16の作動制御は、図6のフローチャート
中、ステップS12の判別結果が偽であることを条件と
して実行され、ここでは先ず、シーケンサ60は到達検
出センサ112からの検出信号に基づき、供給位置Bに
物品Iがあるか否かを判別し、その判別結果が真の場合
には以降のステップをバイパスしてステップS14を実
行する。
【0057】しかしながら、ステップS30の判別結果
が偽となり、前述したように供給経路62上での最後の
物品Iがその供給位置Bに到達していない状況にあって
は、シーケンサ60はプッシャ装置160の押し込みシ
リンダ170をオン作動させ(ステップS32)、一対
の押し込みレバー162により最後の物品Iを供給位置
Bまで押し込む。
【0058】この後、シーケンサ60は、押し込みシリ
ンダ170の動作が完了したか否かを判別し(ステップ
S34)、ここでの判別結果が真の場合、シーケンサ6
0は押し込みシリンダ170をオフ作動させて(ステッ
プS36)、一対の押し込みレバー162を復帰回動さ
せ、その判別結果が偽の場合、前述したステップS6を
実行する。ここで、ステップS34の判別は、押し込み
シリンダ170の作動ストローク又は到達検出センサ1
12からの検出信号に基づき行うことができる。
【0059】このようにして最後の物品Iが供給位置B
に到達すると、前述した図10のフローチャートにおい
て、ステップS22の判別結果が真となるから、昇降台
134の上昇が可能となり、これにより、物品Iは昇降
台134とともに前述した胴折り位置Cまで上昇され
る。なお、押し込みシリンダ170のオフ作動は、昇降
台134が上昇を開始し、所定時間の経過後に実施する
ことも可能である。 (胴折り位置周辺)図12に示されているように胴折り
位置Cには、供給経路62の供給方向でみて前後一対の
ラッチホルダ172,174がそれぞれ配置されてお
り、これらラッチホルダ172,174に物品Iが保持
されるようになっている。即ち、前側に位置するラッチ
ホルダ172はラッチ爪176を備えており、このラッ
チ爪176は、上昇されてくる物品Iの幅方向に延び、
その下端がホルダボディ177に回動自在に支持されて
いる、そして、ラッチ爪176は複数の圧縮コイルスプ
リング178の付勢力を受けることで、図12でみて反
時計方向に回動付勢されている。なお、圧縮コイルスプ
リング178はホルダボディ177内に保持されてい
る。更に、ラッチホルダ172はラッチ爪176の上側
にフラッパ180を備えており、このフラッパ180も
またその下端がホルダボディ177に回動自在に支持さ
れ、ねじりコイルばね(図示しない)の付勢力を受け、
反時計方向に回動付勢されている。なお、フラッパ18
0には圧縮コイルスプリング178側との干渉を避ける
ための開口(図示しない)を有している。
【0060】後側のラッチホルダ174は、物品Iの幅
方向に離間した一対のラッチ爪182を備えており、こ
れらラッチ爪182は上述したラッチ爪176と同様
に、その下端がホルダボディ183に回動自在に支持さ
れ、圧縮コイルスプリング184の付勢力を受けて時計
方向に回動付勢されている。また、ラッチホルダ174
はラッチ爪182の上側にストッパ186を備えてお
り、このストッパ186はホルダボディ184に固定さ
れている。
【0061】ここで、前側のラッチホルダ172は固定
して配置されているが、後側のラッチホルダ174はラ
ッチホルダ172に対して接離する方向に移動でき、こ
れにより、ラッチホルダ172,174間の間隔を物品
Iの長さに応じて調整することができる。昇降台134
とともに物品Iがフィルムシート片CFを胴折りしなが
ら上昇すると、物品Iはその上面の前縁及び後縁がフィ
ルムシート片CFを介して前後のラッチ爪176,18
2に当接し、これらラッチ爪176,182をその回動
付勢力に抗して回動させる。従って、ラッチ爪176,
182は押し開かれて物品Iの前面及び後面にフィルム
シート片CFを介して当接し、また、物品Iはフラッパ
ー180また同様にして押し開き、フラッパー180も
また物品Iの前面にフィルムシート片CFを介して当接
する。この後、物品Iが胴折り位置Cに到達し、ラッチ
爪176.182が物品Iの前面及び後面から外れる
と、これらラッチ爪176,182はその回動付勢力に
より物品Iの底面に潜り込み、その上端にて図12に示
すように物品Iを支持する。また、物品Iはフラッパ1
80とストッパ186との間でも挟持された状態にあ
る。
【0062】図12中、フィルムシート片CFの一対の
胴フラップBFは図示されていないが、これら胴フラッ
プBFは上述したラッチ爪176,182が物品Iの底
面に潜り込むことから、その基部が物品Iの底面に折り
込まれた状態で物品Iから垂れ下がった状態にある(図
2参照)。 (胴フラップ折り込み装置及びサイドエンド折り込み装
置)図3を参照すると、胴フラップ折り込み装置188
の一部が概略的に示されており、この胴フラップ折り込
み装置188は、搬送経路13の上方で且つ前述した胴
折り位置Cよりも包装機の奥側に配置された無端状のタ
イミングベルト190を備えている。このタイミングベ
ルト190は駆動ギヤ192と従動ギヤ194との間に
掛け回され、垂直面内を搬送経路13に沿って延びてい
る。図3から明らかなように駆動ギヤ192は搬送経路
13の終端部に位置し、そして、従動ギヤ194は前述
した胴折り位置Cよりも前方に位置付けられている。
【0063】図13に示されているように駆動ギヤ19
2及び従動ギヤ194はタイミングベルト190に沿っ
て平行に延びる支持プレート198にそれぞれ軸支され
ており、駆動ギヤ192のギヤ軸がサーボモータ196
の出力軸に連結されている。なお、サーボモータ196
は支持プレート198の一端部に取り付けられている。
【0064】また、支持プレート198は、タイミング
ベルト190とは反対側の面から突出した一対のブラケ
ット200を備えており、これらブラケット200間に
亘ってガイドロッド202が延び、このガイドロッド2
02の両端はブラケット200に支持されている。ガイ
ドロッド202はタイミングベルト190と平行にして
且つ水平に延びている。
【0065】一方、包装機の手前側、つまり、そのフロ
ント側にはガイドレール204が配置されており、この
ガイドレール204はタイミングベルト190の間にて
胴折り位置Cを挟み且つガイドロッド202と平行にし
て水平に延びている。ガイドロッド202とガイドレー
ル204との間には往復プレート206が配置されてお
り、この往復プレート206はガイドロッド202とガ
イドレール204との間に跨って延びている。往復プレ
ート206の一端はガイドロッド202に一対のスライ
ダスリーブ208を介して取り付けられており、その他
端は一対のローラ210を介してガイドレール204に
支持されている。即ち、一対のローラ210はガイドレ
ール204のレール溝内を移動自在にして配置されてい
る。そして、往復プレート206はタイミングベルト1
90の上側ベルト部分に結合部材212を介して連結さ
れ、タイミングベルト190の走行に連動して往復動す
ることができる。
【0066】更に、往復プレート206の中央には板状
のボトムタッカ214が取り付けられており、このボト
ムタッカ214は胴折り位置Cに向けて往復プレート2
06から突出されている。ボトムタッカ214は胴折り
位置Cと同一のレベル位置に位置付けられており、その
先端縁は楔状に形成されている。また、ボトムタッカ2
41には前述した一対のラッチホルダ174、即ち、そ
れらのストッパ186との干渉を避けるための一対の逃
げ溝216が形成されている。
【0067】図3に概略的に示されているようにサイド
折り込み装置218は胴フラップ折り込み装置188の
上方に配置されており、このサイド折り込み装置218
もまた垂直面内にて駆動ギヤ220と従動ギヤ222と
の間に掛け回された無端状のタイミングベルト224を
備えている。なお、図3から明らかなようにタイミング
ベルト224は胴フラップ折り込み装置188の従動ギ
ヤ194を越え、そのタイミングベルト190よりも長
く延びている。
【0068】駆動ギヤ220及び従動ギヤ222は支持
プレート228に回転自在に支持されており、この支持
プレート228はその一部が図14に示されている。支
持プレート228には一対のブラケット230を介して
ガイドロッド232が取り付けられており、このガイド
ロッド232はタイミングベルト224に沿って平行に
延びている。
【0069】一方、サイド折り込み装置218もまた胴
フラップ折り込み装置118のガイドレール204に対
応したガイドレール234を備えており、このガイドレ
ール234とガイドロッド232との間に往復プレート
236が配置されている。即ち、前述した往復プレート
206の場合と同様に、往復プレート236の一端は一
対のスライダスリーブ238を介してガイドロッド23
2に取り付けられており、その他端は一対のローラ24
0を介してガイドレール234に支持されている。ま
た、往復プレート236は結合部材242を介してタイ
ミングベルト224の下側ベルト部分に連結されてい
る。従って、往復プレート236はタイミングベルト2
24の走行に連動して往復動することができる。
【0070】往復プレート236の中央からは連結プレ
ート244が胴折り位置Cに向けて延びており、その先
端にサイドタッカ246が取り付けられている。このサ
イドタッカ246は往復プレート236の往復動方向と
直交する方向に延びるプッシャプレート248を備えて
おり、プッシャプレート248の下端面は、前述したボ
トムタッカ214の上面と同一のレベル位置に位置付け
られ、その前縁から楔状の差し入れ爪250が突出され
ている。なお、プッシャプレート248の下端面には、
前述したボトムタッカ214の逃げ溝216と対応する
一対の逃げ溝252が形成されている。
【0071】そして、プッシャプレート248の両端側
には一対のサイドタッカ爪254が備えられており、こ
れらサイドタッカ爪254は胴折り位置Cに向けて突出
されている。サイドタッカ爪254は取り付け板256
を介してプッシャプレート248の両端に取り付けられ
ており、これら取り付け板256はサイドタッカ爪25
4の側方カバーをも兼用している。
【0072】ここで、サイドタッカ爪254はこれらの
間隔が物品Iの幅と同一に設定されており、その高さ方
向の厚みは物品Iの高さと同一寸法に設定されているこ
とは言うまでもない。図14中には示されていないけれ
ども、タイミングベルト224の駆動ギヤ220もまた
サーボモータによって回転されるものとなっており、こ
のサーボモータ258と前述した胴フラップ折り込み装
置188のサーボモータ196はシーケンサ60にそれ
ぞれ電気的に接続されている(図5参照)。つまり、サ
ーボモータ196,258もまたシーケンサ60によっ
て、その作動が制御されることになる。
【0073】即ち、シーケンサ60は図15のフローチ
ャートに従い、サーボモータ196,258、つまり、
ボトムタッカ214及びサイドタッカ246の作動を制
御する。ここでは先ず、図15のフローチャートが図1
0のステップS26での判別結果を受けて実行されるこ
と、つまり、図15のフローチャートが実行されるとき
には前述した胴折り位置Cにフィルムシート片CFとと
もに物品Iが位置付けられた状態にあることに留意すべ
きである。
【0074】シーケンサ60は、ステップS26の判別
結果が真になると、サーボモータ196を回転させ、タ
イミングベルト190の走行に伴い、ボトムタッカ21
4をその休止位置から胴折り位置Cに向けて所定の距離
だけ前進させる(ステップS38)。ここで、ボトムタ
ッカ214の前進距離はその休止位置からボトムタッカ
214の前端縁が胴折り位置Cのラッチ爪176(図1
2参照)の直前に到達するまでの距離に設定されてお
り、ボトムタッカ214の前進が完了すると、シーケン
サ60はサーボモータ190の回転を停止される。ここ
でも、シーケンサ60は、ボトムタッカ214の前進距
離に相当する回転角だけサーボモータ196が回転した
時点で、その回転を停止させる。
【0075】また、ステップS38にて、シーケンサ3
8は昇降台134を胴折り位置Cから供給経路62上の
下降位置まで下降させ、これにより、ボトムタッカ21
4と昇降台134との干渉を避けることができる。この
後、昇降台134は前述した動作を繰り返す。ボトムタ
ッカ214が胴折り位置Cにある物品Iまで到達する
と、ボトムタッカ214の前端縁は物品Iの下面側に潜
り込み、ここで、フィルムシート片CFの一方の胴フラ
ップBFが物品Iの底面に沿って折り込まれる。この
際、ボトムタッカ214は物品Iを僅かに押し上げ、ま
た、一対のラッチホルダ174のストッパ186(図1
2参照)はボトルタッカ214の対応する側の逃げ溝2
16内に相対的に進入していく。この後、シーケンサ6
0は図6のステップS12以降のステップを実行する。
【0076】一方、シーケンサ60はステップS38の
実行と並行して、サーボモータ258を回転させ、タイ
ミングベルト224の走行に伴い、サイドタッカ246
をその休止位置から胴折り位置C側に向けて所定の距離
だけ前進させる(ステップS40)。ここで、サイドタ
ッカ246の前進距離は、胴折り位置Cにある物品Iが
前述した胴シール位置D(図2参照)まで移動する距離
に設定されている。即ち、サイドタッカ246の一対の
サイドタッカ爪254が胴折り位置Cにある物品Iまで
達すると、これらサイドタッカ爪254は物品Iの両側
面に沿って進み、この際、前述したようにフィルムシー
ト片CFの左右のサイドエンドが物品Iの両側面に沿っ
て折り込まれる。この後、サイドタッカ246のプッシ
ャプレート248が物品Iの後面にフィルムシート片C
Fを介して当接すると、サイドタッカ246は物品Iを
胴シール位置Dに向けて押し出す。この後、胴シール位
置Dに物品Iが到達した時点、即ち、サイドタッカ24
6の前進距離に相当する回転角だけサーボモータ258
が回転された時点で、シーケンサ60はサーボモータ2
58の回転を停止する。
【0077】この際、プッシャプレート248の差し込
み爪250が物品Iの底面側に差し込まれるから、物品
Iはその後端部が若干持ち上げられた状態で押し出さ
れ、その押し出しは円滑にして実施される。また、一対
のラッチホルダ174のストッパ186はプッシャプレ
ート248の対応する逃げ溝252を通過し、プッシャ
プレート248がストッパ186と干渉することはな
い。
【0078】ここで、物品Iに対するボトムタッカ21
4の潜り込みは、物品Iの両側面に一対のサイドタッカ
爪254が到達するに先立って行われ、これにより、サ
イドタッカ246による物品Iの押し出しはボトムタッ
カ214をガイドとして実施される。また、物品Iが押
し出されるとき、その物品Iはラッチホルダ172のフ
ラッパ180を胴シール位置Dに向けて回動させ、この
フラッパ180が物品Iの押し出しを阻害することはな
い。
【0079】更に、サイドタッカ246はサーボモータ
258により前進動作を行うことから、シーケンサ60
はサイドタッカ246の前進時、そのストローク変化を
任意に制御することができる。例えば図16(A)の実
線で示すようにサイドタッカ246のストローク変化が
制御される場合、つまり、サイドタッカ246の移動速
度が図16(B)に示すパターンで制御される場合、サ
イドタッカ246のプッシャプレート248が物品Iに
当接する時点tでのストローク変化、即ち、その前進速
度を任意に設定できるから、プッシャプレート248は
その物品Iに適した速度で当接することができ、プッシ
ャプレート248による物品Iの押し出し時、物品Iや
フィルムシート片CFの損傷を確実に防止することがで
きる。また、物品Iの大きさに伴い、サイドタッカ24
6の前進距離が変化しても、シーケンサ60にてサーボ
モータ258の駆動パターンを変更するだけで容易に対
処可能となる。この点、サイドタッカ246の前進にク
ランク機構が採用されていると、サイドタッカ246の
ストローク変化は図16中1点鎖線で示すように一定に
ならず、それ故、物品Iの大きさによっては、その物品
Iとの当接速度が異なってしまう。つまり、物品Iが大
きい場合、サイドタッカ246は時点t1にて当接する
が、物品Iが小さいと、サイドタッカ246は時点t2
にて当接することになる。従って、サイドタッカ246
が物品Iと当接するまでの前進距離が変化すると、物品
Iに対する当接速度もまた変化してしまい、その物品I
に適した当接速度を容易に得ることができない。
【0080】前述したサイドタッカ246による物品I
の押し出し、つまり、ステップS38,S40の実行が
完了すると、図17のフローチャートに示すようにシー
ケンサ60は、サーボモータ196,258をそれぞれ
逆に回転させ、ボトムタッカ214及びサイドタッカ2
46をその休止位置まで後退させる(ステップS24
2,S244)。この後、これらのステップS242,
S244は、図10のフローチャート中、前述したステ
ップS20に接続される。つまり、シーケンサ60はそ
のステップS20での判別を、ボトムタッカ214及び
サイドタッカ246がそれらの休止位置に復帰している
か否かに基づいて実行する。この後、ボトムタッカ21
4及びサイドタッカ246は前述した動作を繰り返す。 (胴シール装置周辺)前述したようにして物品Iが胴折
り位置Cから胴シール位置Dに向けて押し出されると、
図18に示されているように物品Iはボトムガイド26
6上を案内されて胴シール位置Dに位置付けられる。こ
のボトムガイド260は胴折り位置Cと同一のレベル位
置にあり、そして、ラッチホルダ172のホルダボディ
177から前述したサイドシール位置Gまで水平に延び
ている。ここで、物品Iがボトムガイド260上に押し
出されると、ボトムガイド260はその先端にて、物品
Iにおけるフィルムシート片CFの他方の胴フラップB
Fを物品Iの底面に沿って折り込んでいき、この他方の
胴フラップBFは一方の胴フラップBF上に部分的に重
ね合わされる。胴シール位置Dに物品Iが位置付けられ
たとき、一対の胴フラップBFにおけるオーバラップ部
分は、ボトムガイド260に形成した開口262内に位
置付けられている。
【0081】一方、ボトムガイド260の下方には胴シ
ール装置264が配置されており、この胴シール装置2
64は開口262の直下にシールヘッド266を備えて
いる。このシールヘッド266はヒータを内蔵し、レバ
ープレート268の一端に取り付けられている。このレ
バープレート268の他端は回動ホルダ270に連結さ
れており、この回動ホルダ270は回動軸272に取り
付けられている。また、回動軸272からは駆動アーム
274が延びており、この駆動アーム274はその先端
にシールシリンダ276の操作力を受けることができ
る。従って、シールシリンダ276は、駆動アーム27
4、回転ホルダ270及びレバープレート268を介し
てシールヘッド266を上下動させることができる。
【0082】上述した胴シール装置264はシーケンサ
60に電気的に接続され(図5参照)、このシーケンサ
60からの指令を受けて作動される。即ち、図15のフ
ローチャートに示されているようにシーケンサ60は、
ステップS40の実行を受け、つまり、胴シール位置D
に物品Iが位置付けられたとき、胴シール装置264の
シールヘッド266を上昇させる(ステップS46)。
これにより、シールヘッド266はボトムガイド260
の開口266を通じて一対の胴フラップBFのオーバラ
ップ部分に接触し、これら胴フラップBFをヒートシー
ルつまり胴シールする。
【0083】この後、シーケンサ60は、シールヘッド
266の上昇動作が完了したか否かを判別し(ステップ
S48)、ここでの判別結果が真の場合、シールヘッド
266を下降させる(ステップS50)。ステップS4
8の判別での判別は、例えばシールシリンダ276の作
動ストロークやシールヘッド266の回動ストロークを
検出することで可能である。なお、ステップS48での
判別結果が偽となる場合、シーケンサ60は前述したス
テップS6を実行する。
【0084】上述した胴シール装置264の作動は、次
の物品Iが胴シール位置Dに位置付けられる度に繰り返
され、この際、その物品Iは胴シール済みの物品Iを前
述した下サイドフラップ折り位置Eに向けて押し出す。
従って、この後、胴シールが完了した物品Iはボトムガ
イド260上を後続の物品Iに順次押されながらサイド
シール位置Gに向けて送り出されることになる。
【0085】上述した胴シール装置264はボトムガイ
ド260の下方に固定して配置されているが、しかしな
がら、物品Iに対する胴フラップBFのオーバラップ位
置、つまり、そのヒートシール位置は物品Iの底面の範
囲内であれぱ任意に設定することができる。この点に関
して詳述すると、フィルムシート片CFの胴折りは、物
品Iが供給位置Bから胴折り位置Cまで上昇するに伴っ
て実施されるため、一対の胴フラップBFのそれぞれの
長さはフィルムシート片CFの送出位置Aによって決定
される。即ち、図6中ステップS18でのフィルムシー
ト片CFのバキューム搬送距離を長くすれば、前述した
一方の胴フラップBFが長く且つ他方の胴フラップBF
が短くなるので、これら胴フラップBFのオーバラップ
位置は物品Iの底面において、その前縁側に移動する。
これに対し、フィルムシート片CFのバキューム搬送距
離を短くすれば、胴フラップBFのオーバラップ位置は
物品Iにおける底面の後縁側に移動することになる。従
って、シーケンサ60は、サーボモータ56の回転角制
御によりフィルムシート片CFのバキューム搬送距離を
調整し、その一対の胴フラップBFのオーバラップ位置
を任意に可変することができる。
【0086】一方、このようにして胴フラップBFのオ
ーバラップ位置が可変されると、胴折り位置Cから胴シ
ール位置Dに向けて物品Iを押し出す際に、その胴フラ
ップBFのオーバラップ位置をボトムガイド260の開
口262内に正確に位置付ける必要がある。しかしなが
ら、前述したようにサイドタッカ246もまたサーボモ
ータ258の回転により前進されるものとなっているか
ら、シーケンサ60はサーボモータ258の回転角制御
により、サイドタッカ246の前進距離、つまり、物品
Iの押し出し距離を調整し、胴フラップBFのオーバラ
ップ位置がボトムガイド260の開口262内に位置付
けることができ、これにより、一対の胴フラップBFの
ヒートシール、つまり、胴シールが可能となる。
【0087】上述したようにして胴シール位置を簡単に
して変更できるから、ユーザ側の仕様に容易に対処でき
ることになり、また、物品Iの底面に商品名ふ絵柄等が
ある場合、これらを避けて胴シールを行うことができ
る。 (サイドホールディング装置)前述したように胴シール
済みの物品Iはボトムガイド260上を順次押し出され
ながら移動することになるが、図19に示されているよ
うに胴シール位置Dの下流側にはボトムガイド260の
上方に一対のアッパガイドプレート278が配置されて
いる。これらアッパガイドプレート278はボトムガイ
ド260との間に物品Iの高さに相当する間隔を存し且
つボトムガイド260と平行にして、その終端まで延び
ている。また、一対のアッパガイドプレート278は物
品Iの幅方向に離間しており、これらアッパガイドプレ
ート278間には物品Iの幅に相当する間隔が確保され
ている。従って、各アッパガイドプレート278はフィ
ルムシート片CFにおいて、物品Iの上面から両側に突
出した部分を案内し、物品Iの底面から両側に突出した
部分はボトムガイド260上を案内される。
【0088】各アッパガイドプレート278とボトムガ
イド260との間にはサイドホールディングユニット2
80がそれぞれ設けられており、各サイドホールディン
グユニット280は胴シール位置D側から順次配置され
たサイドタッカ片282、サイドガイド284、下サイ
ドフラップ折り上げ片286及び上サイドフラップ折り
下げ片288を有している。従って、これらサイドタッ
カ片282、サイドガイド284、下サイドフラップ折
り上げ片286及び上サイドフラップ折り下げ片288
は物品Iの押し出し方向でみて、その両側に左右一対ず
つ備えられている。
【0089】サイドタッカ片282は、前述したサイド
タッカ246のサイドタッカ爪254に相当するもので
あり、これらサイドタッカ片282間に物品Iが進入す
ると、一対のサイドタッカ片282は物品Iの前面から
両側に突出しているフィルムシート片CFの部分を物品
Iの両側面に沿って折り込む。これにより、物品Iの両
側面には前後一対のサイドエンドが形成される結果、物
品Iの左右に上下一対のサイドフラップSFが残される
ことになる。この後、その物品Iがサイドタッカ片28
2間を進むと、これらサイドタッカ片282はフィルム
シート片CFの後側のサイドエンドを案内し、これらの
サイドエンドが開いてしまうことはない。
【0090】物品Iがサイドタッカ片282から抜け出
し、左右一対のサイドガイド284間に進むと、これら
サイドガイド284は物品Iの両側面を案内し、その前
後のサイドエンドを保持する。物品Iの押し出し方向で
みて、各サイドガイド282の前端縁及び下サイドフラ
ップ折り上げ片286の後端縁はそれぞれ図19でみて
左下がりの傾斜縁に形成されており、これらの間には所
定の間隔が確保されている。下サイドフラップ折り上げ
片286の傾斜縁290はその下端がボトムガイド26
0の上面よりも下側に位置付けられている。従って、物
品Iが一対の下サイドフラップ折り上げ片286間に進
入していくと、物品Iの下サイドフラップSFは傾斜縁
290に案内されながら物品Iの側面に沿って折り込ま
れ、物品Iが下サイドフラップ折り位置Eに達したと
き、その左右の下側のサイドフラップSFの折り込みが
完了する。
【0091】また、下サイドフラップ折り上げ片286
の前端縁及び上サイドフラップ折り下げ片288の後端
縁は前述の場合とは逆向き、つまり、図19でみて右下
がりの傾斜縁に形成されており、これらの間にも所定の
間隔が確保されている。上サイドフラップ折り下げ片2
88の傾斜縁292はその上端がアッパガイドプレート
278の下面よりも上側に位置付けられている。従っ
て、物品Iが一対の上サイドフラップ折り上げ片288
間に進入していくと、物品Iの上サイドフラップSFは
傾斜縁292に案内されながら物品Iの側面に沿って折
り込まれ、物品Iが上サイドフラップ折り位置Fに達し
たとき、その左右の上側のサイドフラップSFの折り込
みが完了し、これらサイドフラップSFはその下側のサ
イドフラップSFに重ね合わされる。
【0092】上述の説明から明らかなように左右一対ず
つのアッパガイドプレート278及びサイドフォールデ
ィングユニット280は物品Iの大きさ、つまり、その
幅や厚みに応じて交換されることになるが、この交換を
容易にするため、アッパガイドプレート278及びサイ
ドフォールディングユニット280を支持する左右の支
持部材(図示しない)は前述した搬送装置12における
一対のサクションベルト28での場合と同様に、それら
の間隔が調整可能となっている。この場合、支持部材間
の間隔調整は一対のサクションベルト28間の間隔調整
と連動して実施されるのが好ましい。 (サイドシール装置)前述した左右のサイドホールディ
ングユニット280を通過した物品Iはサイドシール装
置294に押し出されるが、このサイドシール装置29
4は図20に示されている。サイドシール装置294は
その中央に排出ベルトコンベア296を備えており、こ
の排出ベルトコンベア296は前述したボトムガイド2
60と同一のレベル位置に配置され、ボトムガイド26
0の終端から水平に延びている。
【0093】排出ベルトコンベア296の両側には無端
状の一対のパワーベルト298が配置されており、これ
らパワーベルト298は一対のローラ300間に水平面
内で掛け回され、排出ベルトコンベア296に沿って延
びている。一対のパワーベルト298は物品Iの幅に相
当する間隔だけ離間し、排出コンベアベルト296上か
ら所定の高さレベル、即ち、物品Iにおけるサイドフラ
ップSFのオーバラップ位置に相当する高さレベルに位
置付けられている。
【0094】各パワーベルト298内には前後一対のベ
ルトガイド302がそれぞれ配置されており、これらベ
ルトガイド302は排出ベルトコンベア296側を走行
するパワーベルト298のベルト部分にその裏面から接
触し、パワーベルト298の走行を案内している。各ベ
ルトガイド302にはヒータ(図示しない)がそれぞれ
内蔵されている。
【0095】包装機の動作が開始されると、上述した排
出ベルトコンベア298及び一対のパワーベルト298
は図20中の矢印方向に常時走行されており、また、ベ
ルトガイド302内のヒータは通電された状態にある。
前述した上サイドフラップ折り位置Fから物品Iが押し
出されると、この物品Iはサイドシール装置294の排
出ベルトコンベア296上に受け取られると同時に、左
右一対のパワーベルト298間に両側から挟持され、こ
れら排出ベルトコンベア296及び一対のパワーベルト
298の走行に伴って搬送される。この搬送過程におい
て、物品Iはサイドシール位置G、即ち、ベルトガイド
302のヒータを通過し、この際、物品Iの左右一対ず
つのサイドフラップSFはヒータからの熱を受けてヒー
トシール即ちサイドシールが行われ、この時点で物品I
の包装が完了し、包装品HIが得られる。
【0096】この後、包装品HIはサイドシール装置2
94から後段の工程に排出される。 (強制排出装置)前述したように胴シール位置Cから上
サイドフラップ折り位置Fまで経路、即ち、ボトムガイ
ド260上では、物品Iは後続の物品Iに順次押し出さ
れて搬送されるものであるから、前述した最後の物品I
が胴折り位置Cから胴シール位置Dに押し出されると、
この後、胴シール位置Dから上サイドフラップ折り位置
Fまでの間にある物品Iは滞留したままとなる。このよ
うな物品Iの滞留を防止するため、包装機は、滞留する
物品Iをサイドシール装置294に強制的に排出する強
制排出装置304を備えており、この強制排出装置30
4は図19中1点鎖線で示す位置に配置されている。具
体的には、強制排出装置304は、図21に示されてい
るようにボトムガイド260の上方にロッドレスシリン
ダ306を備えており、このロッドレスシリンダ306
は胴折り位置Cから上サイドフラップ折り位置Fまで水
平に延び、その両端が包装機の固定側部材308,31
0にそれぞれ支持されている。
【0097】ロッドレスシリンダ308の往復動体31
2には横梁314が片持ち支持され、この横梁314は
ボトムガイド260の上方まで延びている。横梁314
の先端部からは支持ロッド316が垂下され、その下端
部にモータ318が取り付けられている。このモータ3
18の出力軸にはクランクアーム320が取り付けられ
ており、このクランクアーム320に連接ロッド322
を介してプッシャホルダ324が取り付けられている。
このプッシャホルダ324にはプッシャプレート326
が取り付けられており、このプッシャプレート326の
上端はスライダ328を介してガイドロッド328に上
下動自在にして取り付けられ、このガイドロッド328
は横梁314から垂下されている。
【0098】図21に示す状態にあるとき、ロッドレス
シリンダ308の往復動体312は胴折り位置Cと胴シ
ール位置Dとの間の後退位置にあり、プッシャプレート
326は物品Iよりも高い上昇位置に位置付けられてい
る。強制排出装置304はシーケンサ60に電気的に接
続されており(図5参照)、このシーケンサ60による
強制排出装置304は図22のフローチャートに示され
ている。即ち、図22のフローチャートは図6中、ステ
ップS14の終了処理を具体的に示しており、ここで
は、先ず、シーケンサ60は図6でのステップS12で
の判別が偽となり、供給経路62上に最後の物品Iのみ
が残されている状況に至ると、所定の待機が完了した否
かを判別する(ステップS52)。具体的には、このス
テップS52では、シーケンサ60は最後の物品Iが供
給位置Bから胴シール位置Dまで送られ、この胴シール
位置Dにて胴シールが完了するまでに要する時間が経過
したか否かを判別し、その判別結果が真となるまで、ス
テップS52を繰り返して実行する。
【0099】ステップS52の判別結果が真になると、
シーケンサ60は強制排出装置304のモータ318を
回転させ、クランクアーム320及び連接ロッド322
を介してプッシャプレート326を下降させ(ステップ
S54)、この後、ロッドレスシリンダ306を作動さ
せてプッシャプレート326を前進させる(ステップS
56)。この結果、胴シール位置Dから上サイドフラッ
プ折り位置Fまでの経路に滞留している物品Iの全ては
プッシャプレート326により胴シール位置Dにある物
品Iの後面が押されることで、サイドシール装置304
に向けて強制的に押し出される。この際、滞留物品Iは
前述した一対のサイドフォールディングユニット280
間を通過し、そのサイドフラップSFの折り込みが同様
にして実施され、そして、サイドシール装置304に受
け取られ、それらのサイドシールが実行される。
【0100】この後、シーケンサ60はモータ318を
逆に回転させて、プッシャプレート326を上昇させ
(ステップS58)、この後、ロッドレスシリンダ30
6を復動させてプッシャプレート326を後退位置まで
後退させる(ステップS60)。前述した実施例では、
各サーボモータの作動を制御する上て、先端検出センサ
58、到達検出センサ112及び物品掲出センサ114
の3つのセンサしか使用していないが、送出位置Aへの
フィルムシート片CFの送出や、物品Iの胴折り位置C
や胴シール位置Dへの送りをセンサにて直接的に検出
し、その検出結果に基づき、サーボモータの回転を制御
するようにしてもよい。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の上包み包
装機によれば、包装シートの送出、包装シート片の搬
送、物品の昇降、包装シート片の底折り及び包装シート
片のサイド折りの工程のそれぞれが独自の駆動源からの
動力を受けて行われることから、物品の大きさが異なっ
ても、各工程の駆動源の作動を制御するだけで容易に対
処することができ、汎用性に優れた上包み包装機を得る
ことができる。
【0102】また、請求項2の上包み包装機によれば、
物品が供給位置に到達する前に、包装シート片の形成を
行うので、1個当たりの物品の包装に要する時間の短縮
を図れ、包装速度の高速化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】上包み包装機の概略正面図である。
【図2】上包み包装機内での物品及びフィルムシート片
の流れを示した図である。
【図3】上包み包装機内の主要部を示した概略正面図で
ある。
【図4】フィルムシート片の搬送装置を示した平面図で
ある。
【図5】シーケンサに接続されるセンサ及び各種装置及
び機器を示したブロック図である。
【図6】シーケンサが実行するフィルムシート片の形成
手順及び搬送手順を示したフローチャートである。
【図7】物品の供給装置を示した平面図である。
【図8】図7の供給装置の上下動機構を示した概略側面
図である。
【図9】エレベータ装置の正面図である。
【図10】シーケンサが実行する昇降台の上昇手順を示
したフローチャートである。
【図11】シーケンサが実行する物品のプッシャ装置の
作動手順を示したフローチャートである。
【図12】胴折り位置にて物品を支持するラッチホルダ
を示した正面図である。
【図13】胴フラップ折り込み装置を示した平面図であ
る。
【図14】サイドエンド折り込み装置を示した平面図で
ある。
【図15】シーケンサが実行するボトムタッカ及びサイ
ドタッカの前進手順を示したフローチャートである。
【図16】サイドタッカの前進時、そのストローク変化
を示したグラフである。
【図17】シーケンサが実行するボトムタッカ及びサイ
ドタッカの後退手順を示したフローチャートである。
【図18】胴シール装置を示した正面図である。
【図19】サイドホィールディングユニットを示した正
面図である。
【図20】サイドシール装置を示した平面図である。
【図21】強制排出装置を示した正面図である。
【図22】シーケンサが実行する強制排出装置の作動手
順を示したフローチャートである。
【符号の説明】
4 フィードローラ 10 カッタユニット 12 搬送装置 13 搬送経路 28 サクションベルト 61 供給装置 62 供給経路 64 供給ベルト 114 物品検出センサ 132 エレベータ装置 134 昇降台 172 ラッチホルダ 174 ラッチホルダ 188 胴フラップ折り込み装置 190 タイミングベルト 214 ボトムタッカ 218 サイドエンド折り込み装置 254 サイドタッカ爪 264 胴シール装置 274 タイミングベルト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 包装シートを水平に送出して切断し、所
    定長さの包装シート片を形成するシート送出手段と、 前記包装シート片を所定の送出位置まで送出する搬送手
    段と、 前記送出位置の下方の供給位置まで供給された物品を前
    記送出位置よりも上方の胴折り位置まで前記包装シート
    片とともに上昇させ、前記物品に対して前記包装シート
    片を胴折するエレベータ手段と、 前記胴折り位置にある前記物品の下側に潜り込み、前記
    物品から垂れ下がった状態にある前記包装シート片の一
    方の胴フラップを前記物品の底面に沿って折り込む底折
    り手段と、 前記胴折り位置にある前記物品を水平方向に押し出し、
    この際、前記物品に対して前記包装シート片のサイド折
    りを行うともに前記物品を次の包装工程に向けて押し出
    すサイド折り込み手段とを備えており、 前記シート送出手段、前記搬送手段、前記エレベータ手
    段、底折り手段及び前記サイド折り込み手段は独自に駆
    動源を有し、これらの作動がシーケンス制御されること
    を特徴とする上包み包装機。
  2. 【請求項2】 前記シート送出手段は、前記供給位置の
    直前位置にて次の物品の有無を検出するセンサを備え、
    このセンサが次の物品を検出したとき、その作動を開始
    することを特徴とする請求項1に記載の上包み包装機。
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