JP2016155587A - 昇降装置と包装装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 製品Wの底面を載置する載置面14a、24aを有し、これら載置面14a、24aの両端部が製品Wの載置部12a,13a,22a,23aを形成する第1及び第2の載置ユニット10,20を備える。各載置ユニット10,20は、水平面上の一軸方向へ載置面を伸縮して、両端に形成した各載置部12a,13a,22a,23aの間隔を可変できる構成とする。
【選択図】 図6
Description
同文献1のエレベータ装置(132)が本発明の昇降装置に対応しており、そのエレベータ装置(132)は同文献1の図9に示されるように、昇降台(134)を構成するアングルプレート(138)の水平な台部分に1個の物品(製品)を載置して持ち上げる機能を有している。
物品のサイズ変更に際しては、同文献1の図4に示されるように、フィルムシート(包装紙)を搬送する一対のサクションベルト28、28の幅間隔が、物品の幅に合わせて調整される。また、同文献1には明記されていないが、同文献1の図12に示された前後一対のラッチホルダ(172、174)の間隔も、物品の幅に合わせて調整される。
さらに、物品のサイズ変更に際しては、サクションベルト(28、28)及びラッチホルダ(172、174)の間隔調整に対応して、昇降台(134)におけるアングルプレート(138)の水平な台部分(物品が載置される部分)についても幅寸法と前後の長さ寸法を変更する必要がある。
そこで、同文献1には明記されていないが、従来は物品のサイズ変更を実施する毎に、物品のサイズに合わせて昇降台(134)を交換していた。このような交換を前提として、昇降台(134)は昇降スライダ146の上端部にある接続部148に対して取り外し可能に連結されていた(同文献1の明細書段落「0047」参照)。
製品の底面における四隅をそれぞれ支持するための第1A、第1B、第2A及び第2Bの各載置部と、これら各載置部の相互間隔を製品の底面寸法に合わせて調整する載置部間隔調整手段と、を備えた構成としてある。
なお、本発明の昇降装置において、第1A、第1B、第2A及び第2Bの各載置部は、製品を載置するための仮想載置面の角部を規定するもので、これら各載置部よりも外側に延出又は配置される載置部や載置面は無い。すなわち製品の底面から突き出した載置部や載置面は存在しない。
製品の底面を載置する第2の載置面を有し、当該第2の載置面の両端部が第2A及び第2Bの載置部を形成する第2の載置ユニットと、を備え、
第1の載置ユニットは、水平面上の一軸方向へ第1の載置面を伸縮して、第1Aの載置部と第1Bの載置部との間隔を可変でき、
第2の載置ユニットは、第1の載置ユニットと同じ水平面上の一軸方向へ第2の載置面を伸縮して、第2Aの載置部と第2Bの載置部との間隔を可変できる構成とすることもできる。
第1Aの載置部を支持する第1Aの支持部材と、
第1Bの載置部を支持する第1Bの支持部材と、
第1A及び第1Bの支持部材の間に懸架されて、第1の載置面を形成する帯状をした第1の載置用ベルトと、
第1の載置用ベルトを自在に巻き取り又は引き出し可能な第1のベルト収納部と、を備え、
第1A及び第1Bの支持部材が、水平面上の一軸方向へ相対移動自在であり、これら各支持部材の相対移動に伴い、第1の載置用ベルトがベルト収納部へ巻き取られ又は当該ベルト収納部から引き出されて、第1の載置面が伸縮する構成とすることができる。 このとき、載置部間隔調整手段は、第1A及び第1Bの支持部材の一方又は双方を駆動して、各支持部材を相対移動させる。
第2Aの載置部を支持する第2Aの支持部材と、
第2Bの載置部を支持する第2Bの支持部材と、
第2A及び第2Bの支持部材の間に懸架されて、第2の載置面を形成する帯状をした第2の載置用ベルトと、
第2の載置用ベルトを自在に巻き取り又は引き出し可能な第2のベルト収納部と、を備え、
第2A及び第2Bの支持部材が、水平面上の一軸方向へ相対移動自在であり、これら各支持部材の相対移動に伴い、第2の載置用ベルトがベルト収納部へ巻き取られ又は当該ベルト収納部から引き出されて、第2の載置面が伸縮する構成とすることができる。
このとき、載置部間隔調整手段は、第2A及び第2Bの支持部材の一方又は双方を駆動して、各支持部材を相対移動させる。
同様に、第2の載置用ベルトは、第2の載置面が上向きに膨出した円弧状の湾曲横断面となるように、横断面を円弧状に湾曲形成することが好ましい。
このように各載置面が上向きに膨出した円弧状の湾曲横断面とすることで、その上に載置される製品の重量に対して、載置用ベルトの強度が増して座屈しにくくなる。
このとき、載置部間隔調整手段は、第1及び第2の載置ユニットの一方又は双方を駆動して、各載置ユニットを相対移動させる。
<包装装置>
図1に示すように、本発明の実施形態に係る包装装置は、包装材供給トレイ101、包装材引出し機構102、包装材搬送機構103、包装材供給位置104、製品供給部105、製品搬送機構106、エレベータ機構107、胴巻き・包装機構108、包装製品ストック部109の各機構と各部を備えており、図2に示すような流れで各工程を実施して、製品Wの外表面を包装材Sで包装する機能を有している。
包装材引出し機構102は、包装材供給トレイ101にストックされた包装材Sを、上から一枚ずつ引き出して、包装材搬送機構103へと受け渡す。
包装材搬送機構103は、包装材供給トレイ101から引き出された包装材Sを、あらかじめ設定してある包装材供給位置104まで搬送して、同位置に水平配置する。
上述した構成の包装装置において、製品Wを持ち上げるエレベータ機構107に、以下に示す昇降装置を適用している。
次に、本発明の実施形態に係る昇降装置について、図4〜図10を主に参照して説明する。
昇降装置は、大きな寸法の大形製品から小さな寸法の小形製品まで各種寸法の製品Wに対応する構成となっている。そして、図4〜図6は大形製品に合わせて構成部位を調整した状態を示しており、一方、図7〜図9は小形製品に合わせて構成部位を調整した状態を示している。
さらに、第2基台21には、第2A支持部材22の近傍位置に、第2載置用ベルト24を巻き取り又は引き出し自在な第2ベルト収納部25が固定してある。そして、第2載置用ベルト24の先端は、第2ベルト収納部25から引き出され、第2A支持部材22の側面から上面に導かれ、同支持部材22の上面から第2B支持部材23の上面へと懸架されて、第2B支持部材23の側面に固定されている。
このように載置面14a,24aが上向きに膨出した円弧状の湾曲横断面とすることで、その上に載置される製品Wの重量に対して、各載置用ベルト14,24の強度が増して座屈しにくくなる。
したがって、第1載置用ベルト14により形成された第1載置面14aと、第2載置用ベルト24により形成された第2載置面24aは、それぞれ装置の幅方向に並べて配置され、かつ装置の幅方向に対向する位置(すなわち、装置における前後方向の同じ位置)から後方へ平行に延在することになる。
この構成により、上述した第1の載置ユニット10と第2の載置ユニット20は、各幅方向案内軸41,42に沿って幅方向に移動自在に支持されている。ここで、第1の載置ユニット10と第2の載置ユニット20は、各ユニットの幅方向中央部に設定した仮想の基準線Oを中心として対称に配置してある。
ここで、第1及び第2の各載置ユニット10,20の上下方向への駆動は、駆動モータ55からの駆動力をもって駆動する昇降機構(図示せず)により実行される。
なお、各昇降ガイド16,26は、第1B及び第2Bの各支持部材13,23と一体に前後方向へ移動する。
このとき、四角形状をした製品Wの底面における四隅を、第1及び第2載置用ベルト14,24における第1及び第2載置面14a,24aの両端部が支持する。すなわち、これら各載置用ベルト14,24における各載置面14a,24aの両端部は、製品Wの底面における四隅をそれぞれ支持するための第1A、第1B、第2A及び第2Bの各載置部12a,13a,22a,23aを形成している。
また、駆動モータからの駆動力を受けて前後方向駆動機構が作動し、第1B支持部材13及び第2B支持部材23を前方に移動して、それぞれ第1A支持部材12及び第2A支持部材22へと接近させていく。このとき、第1載置用ベルト14は、第1ベルト収納部15に一定のテンションをもって巻き取られ、第1A支持部材12の上面と第1B支持部材13の上面の間に弛みなく懸架された状態を保持する。同様に、第2載置用ベルト24は、第2ベルト収納部25に一定のテンションをもって巻き取られ、第2A支持部材22の上面と第2B支持部材23の上面の間に弛みなく懸架された状態を保持する。
また、駆動モータからの駆動力を受けて前後方向駆動機構が作動し、第1B支持部材13及び第2B支持部材23を後方に移動して、それぞれ第1A支持部材12及び第2A支持部材22から離間させていく。このとき、第1載置用ベルト14は、第1ベルト収納部15から一定のテンションが作用する状態で引き出され、第1A支持部材12の上面と第1B支持部材13の上面の間に弛みなく懸架された状態を保持する。同様に、第2載置用ベルト24は、第2ベルト収納部25から一定のテンションが作用する状態で引き出され、第2A支持部材22の上面と第2B支持部材23の上面の間に弛みなく懸架された状態を保持する。
例えば、第1及び第2の載置用ベルトを省略して、第1A、第1B、第2A、第2Bの各支持部材12,13,22,23の上面に、製品Wにおける底面の四隅を直接載置することもできる。
101:包装材供給トレイ、102:包装材引出し機構、103:包装材搬送機構、103a,103b:サクションベルト、104:包装材供給位置、105:製品供給部、106:製品搬送機構、107:エレベータ機構、108:胴巻き・包装機構、108a,
108b:ラッチホルダ、109:包装製品ストック部、110:上昇開始位置、111:排出エレベータ、
10:第1の載置ユニット、11:第1基台、11a:前後方向案内レール、12:第1A支持部材、12a:第1A載置部、13:第1B支持部材、13a:第1B載置部、14:第1載置用ベルト、14a:第1載置面、15:第1ベルト収納部、16:昇降ガイド、17:案内ローラ、
20:第2の載置ユニット、21:第2基台、21a:前後方向案内レール、22:第2A支持部材、22a:第2A載置部、23:第2B支持部材、23a:第2B載置部、24:第2載置用ベルト、24a:第2載置面、25:第2ベルト収納部、26:昇降ガイド、27:案内ローラ、
31,32:昇降用基枠、41,42:幅方向案内軸、43:軸受、51,52:サイドフレーム、53,54:昇降用案内レール、55:駆動モータ
Claims (9)
- 底面が四角形状をした製品を載置して上昇又は下降する昇降装置であって、
前記製品の底面における四隅をそれぞれ支持するための第1A、第1B、第2A及び第2Bの各載置部と、これら各載置部の相互間隔を製品の底面寸法に合わせて調整する載置部間隔調整手段と、を備えた構成の昇降装置。 - 前記製品の底面を載置する第1の載置面を有し、当該第1の載置面の両端部が前記第1A及び第1Bの載置部を形成する第1の載置ユニットと、
前記製品の底面を載置する第2の載置面を有し、当該第2の載置面の両端部が前記第2A及び第2Bの載置部を形成する第2の載置ユニットと、を備え、
前記第1の載置ユニットは、水平面上の一軸方向へ前記第1の載置面を伸縮して、前記第1Aの載置部と前記第1Bの載置部との間隔を可変でき、
前記第2の載置ユニットは、前記第1の載置ユニットと同じ水平面上の一軸方向へ前記第2の載置面を伸縮して、前記第2Aの載置部と前記第2Bの載置部との間隔を可変できる構成の請求項1に記載した昇降装置。 - 前記第1の載置ユニットは、
前記第1Aの載置部を支持する第1Aの支持部材と、
前記第1Bの載置部を支持する第1Bの支持部材と、
前記第1A及び第1Bの支持部材の間に懸架されて、前記第1の載置面を形成する帯状をした第1の載置用ベルトと、
前記第1の載置用ベルトを自在に巻き取り又は引き出し可能な第1のベルト収納部と、を備え、
前記第1A及び第1Bの支持部材が、前記水平面上の一軸方向へ相対移動自在であり、これら各支持部材の相対移動に伴い、前記第1の載置用ベルトが前記ベルト収納部へ巻き取られ又は当該ベルト収納部から引き出されて、前記第1の載置面が伸縮する構成となっており、
前記載置部間隔調整手段は、前記第1A及び第1Bの支持部材の一方又は双方を駆動して、各支持部材を相対移動させる請求項2に記載した昇降装置。 - 前記第1の載置用ベルトは、前記第1の載置面が上向きに膨出した円弧状の湾曲横断面となるように、横断面が円弧状に湾曲形成してある請求項3に記載した昇降装置。
- 前記第2の載置ユニットは、
前記第2Aの載置部を支持する第2Aの支持部材と、
前記第2Bの載置部を支持する第2Bの支持部材と、
前記第2A及び第2Bの支持部材の間に懸架されて、前記第2の載置面を形成する帯状をした第2の載置用ベルトと、
前記第2の載置用ベルトを自在に巻き取り又は引き出し可能な第2のベルト収納部と、を備え、
前記第2A及び第2Bの支持部材が、前記水平面上の一軸方向へ相対移動自在であり、これら各支持部材の相対移動に伴い、前記第2の載置用ベルトが前記ベルト収納部へ巻き取られ又は当該ベルト収納部から引き出されて、前記第2の載置面が伸縮する構成となっており、
前記載置部間隔調整手段は、前記第2A及び第2Bの支持部材の一方又は双方を駆動して、各支持部材を相対移動させる請求項2乃至4に記載した昇降装置。 - 前記第2の載置用ベルトは、前記第2の載置面が上向きに膨出した円弧状の湾曲横断面となるように、横断面が円弧状に湾曲形成してある請求項5に記載した昇降装置。
- 第1及び第2の載置ユニットは、前記水平面上の一軸方向と直交する他の一軸方向へ相対移動して、前記第1A及び第1Bの載置部と前記第2A及び第2Bの載置部との間隔を可変できる構成となっており、
前記載置部間隔調整手段は、前記第1及び第2の載置ユニットの一方又は双方を駆動して、各載置ユニットを相対移動させる請求項2乃至6に記載した昇降装置。 - 前記第1及び第2の載置ユニットは、仮想の基準線を中心として対称に配置してあり、各々当該基準線に対して対称に接近又は離間して相互の間隔を調整できる構成の請求項7に記載した昇降装置。
- 底面が四角形状をした製品を水平搬送して上昇開始位置へ配置する搬送機構と、前記
上昇開始位置に配置された製品を上昇させるエレベータ機構と、前記上昇開始位置から上昇してきた製品に対して当該上昇過程で包装材を巻き付けるとともに、当該巻き付けた包装材を前記製品に胴巻きして外包み包装する胴巻き・包装機構と、を備えた包装装置において、
前記エレベータ機構を、前記請求項1乃至8に記載した昇降装置により構成した包装装置。
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