JPH07228409A - シート状物の分離装置 - Google Patents

シート状物の分離装置

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JPH07228409A
JPH07228409A JP4337694A JP4337694A JPH07228409A JP H07228409 A JPH07228409 A JP H07228409A JP 4337694 A JP4337694 A JP 4337694A JP 4337694 A JP4337694 A JP 4337694A JP H07228409 A JPH07228409 A JP H07228409A
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巧 堀井
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和弘 黒川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数枚ラップして搬送されるシート状物を計
数し、所定枚数毎に分離を行う際に、搬送系を止めるこ
となく、且つ、員数センサ部分において局部的にシート
状物のピッチの変化(小ピッチ化)を起こさない計数、
分離装置を提供する。 【構成】 員数センサのカウントにあわせて、所定のシ
ート状物乃至該シート状物を含む複数のシート状物を保
持する第一の保持部と第二の保持部とを有し、上記第一
の保持部と第二の保持部とを所定の間隔をあけ、一体と
してシート状物の搬送速度に同調させて移動させる第一
駆動部と、第一の保持部と第二の保持部のうちシート状
物の流れの下流側に位置する第二の保持部のみを更に速
く移動させ、量保持部の間隔を広げる第二の駆動部とを
備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,少しづつずれて重なっ
たシート状物を所定の枚数毎に分離を行う装置に関する
ものあり、特に、サック貼機、フレームシーラーのデリ
バリ部で、さしみ状に搬送されるカートンを所定枚数毎
に分離する分離装置に関する。尚、さしみ状とはシート
状物が複数枚少しづつズレて重なった状態を言う。
【0002】
【従来の技術】従来より、少しづつずれて重なった状態
で搬送されるシート状物を所定の枚数毎に計数し、所定
枚数毎に分離を行う、シート状物の分離装置は、普通、
デリバリ部付近に設置して使用されている。一般には、
分離の際に、生産全体を止めることはできず、単に仕切
る場合は、仕切りにより、局部的にさしみ状のシート状
物の進行が止まり、センサで員数している部分のシート
状物のピッチが局部的に変化する(小ピッチ化する)。
この為、正確に員数することができなくなるので、通
常、図4に示すように、搬送の途中にピッチを変化させ
ないように、マガジン、即ち集積部(アキューム部)を
設け、一度積層した状態で蓄積し、集積部から一定のピ
ッチでシート状物を送り出し、その数をカウントしなが
ら、所定数毎に分離し、束として搬送する。しかしなが
ら、集積部(アキューム部)を設けた結果として、装置
全体が大きく、高価となるという問題、集積部(アキュ
ーム部)を設けた分工程も長くなるという問題があっ
た。又、図4に示すような装置の場合には、さしみ状の
シート状物同志の摩擦により、所定数毎に分離されず、
高速回転している分離ローラ47側に、所定数より多く
引き込まれることがあり、これが大きな問題となってい
た。
【0003】以下、牛乳容器等のカートンの分離を行う
場合について、図4に示す従来の分離装置を説明する。
カートンの折り畳み箱40Aを一度マガジン41に積層
状にアキュームした後、その枚数を計数できる、さしみ
状にし、計数した後に所定数の束として分離するもので
ある。詳しくは、マガジン41に蓄積されたカートンの
折り畳み箱40Aを爪のついたドラム43を回転させ、
この爪により、マガジン41よりカートンの折り畳み箱
40Aを一枚づつガイド44を配設した搬送用コンベア
45に送り出す。搬送され、定ピッチにラップしたさし
み状になった状態で、光電センサー46によりカートン
の折り畳み箱40Bの枚数をカウントし、カウント済み
のカートンを搬送用コンベア48上に束ねる。所定枚数
を計数した時点で、さしみ状のカートンの折り畳み箱4
0Bの流れを停止させ、流れの下流側にある分離ローラ
47を高速で回転させ、定ピッチのさしみ状のカートン
の折り畳み箱40Bの流れと、計数済みのカートンの折
り畳み箱の束40Cとを分離する。尚、爪のついたドラ
ムの爪の出具合はドクター42にて調整する。以下、簡
単に上記の分離動作を図5をもとに説明する。先ず、図
5(イ)に示すように、カートンの折り畳み箱40B
は、既にさしみ状にされ、計数されながら搬送用ベルト
コンベア48上に束ねられている。搬送用コンベア45
運転され、分離ローラ47は通常の回転数で回転してい
る。次いで、所定数を計数した時点で、搬送用コンベア
45止めカートンの折り畳み箱40Bの流れを停止させ
るとともに、流れの下流側にある分離ローラ47高速で
回転させ、さしみ状のカートンの折り畳み箱40Bは、
所定数に束ねたカートンの折り畳み箱40Cと分離す
る。(図5(ロ)) しかしながら、上記の場合、分離は、定ピッチのさしみ
の流れ(カートンの折り折り畳み箱40Bの流れ)を停
止させ、下流の分離ローラ47を回転させることで行っ
ているが、定ピッチのさしみ状の箱40Bは少しづつず
れて重なっている為、カートンの折り畳み箱どうしの摩
擦により、所望しない余分のカートンPが分離ローラ4
7へ引き込まれてしまい(図5(ハ))、分離されるベ
き所定のカートンQで分離できず、正確に所定枚数で分
離できないという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の分
離装置においては、摩擦により所定枚数できちんと分離
できない場合があった。本発明は、このような状況のも
と、少しづつずれて重なって搬送されるシート状物を分
離を行う際に、搬送系を止めることなく、且つ、局部的
にピッチの変化(小ピッチ化)を起こすことなく、正確
に分離できる装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のシート状物の分
離装置は、少しづつずれて重なった状態で搬送されるシ
ート状物の数を員数センサにてカウントし、且つ、員数
センサのカウントに合わせて、分離を行う装置であり、
員数センサのカウントに合わせて所定のシート状物乃至
該所定のシート状物を含む複数のシート状物を保持する
第一の保持部と、第二の保持部とを有し、上記第一の保
持部と第二の保持部とを所定の間隔をあけ、一体として
シート状物の搬送速度に同調させて移動させる第一駆動
部と、第一の保持部と第二の保持部のうちシート状物の
流れの下流側に位置する第二の保持部のみを更に速く移
動させ、両保持部の間隔を広げる第二の駆動部とを備え
たものである。具体的には、本発明のシート状物の分離
装置は、上記第一の保持部と第二の保持部とが、それぞ
れ、シート状物を上下から挟む方式のクランプ部からな
るものである。又、上記第一の保持部と第二の保持部と
が、それぞれ、シート状物を上、下から保持する爪部か
らなるものである。又、上記第一の保持部と第二の保持
部とが、それぞれ、シート状物を上または下から保持す
る吸着部からなるものである。又、上記第一の保持部と
第二の保持部とが、それぞれ、シート状物を上または下
から1枚ずつクランプして保持するクランプ部からなる
ものである。尚、ここで、上流側、下流側とは、シート
状物の流れの方向に対して上流、下流を意味し、上側、
下側とはシート状物の上側、下側を意味する。本発明の
シート状物の分離装置は、コンベア等で搬送されるシー
ト状物を分離するもので、分離をクランプ部、爪部等に
より保持しながら行うものであり、クランプ部、爪部等
を保持部と言う。
【0006】又、本発明のシート状物の分離方法は、少
しつずれて重なった状態で搬送されるシート状物の数を
員数センサにてカウントし、且つ、員数センサのカウン
トに合わせて、分離を行う方法であって、(1)員数セ
ンサのカウントに合わせて、所定のシート状物乃至該シ
ート状物を含む複数のシート状物をそれぞれ保持できる
第一の保持部及び第二の保持部を所定の間隔をあけて搬
送速度に同調させながら移動させる工程、(2)次い
で、員数センサのカウントに合わせて、第一の保持部と
第二の保持部とでシート状物を保持する工程、(3)そ
の後、第一の保持部、第二の保持部のうちシート状物の
流れの下流方向にある保持部を、更に速く移動させて、
両保持部の間隔を広げて、シート状物の流れを分離する
工程、とを含むことものである。そして、第一の保持部
及び第二の保持部を所定の間隔をあけて、搬送速度に同
調させながら移動させる際に、第一の保持部及び第二の
保持部とを一体として移動させるものである。
【0007】
【作用】本発明のシート状物の計数、分離装置において
は、このような構成にすることにより、複数枚ラップし
て搬送されているシート状物を所定の枚数毎に計数し、
所定枚数毎に分離を行う際に、搬送系を止めることな
く、且つ、員数センサ部において局部的にピッチの変化
(小ピッチ化)を起こすことなく、正確な計数ができる
ものとしている。 そして、従来の装置のような、シー
ト状物同志の摩擦による枚数の誤差も皆無としている。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を挙げ、図に沿って説明す
る。先ず、シート状物の保持部としてシート状物を挟持
するクランプ部を用いた、実施例1の装置を挙げる。図
1(イ)は実施例1の装置の概略を示す斜視図である
が、以下、図(イ)にもとづいて実施例1の装置を説明
する。搬送用コンベア3は図示しない駆動源により駆動
され、2列のベルトによりさしみ状にラップしたシート
状物2の列を図において右から左へ搬送する。そして搬
送用コンベア3には図示しない搬送速度センサを備えて
おり、搬送速度信号を分離装置1の制御部へ送る様に制
御部と接続されている。員数センサ1Cは搬送コンベア
3の搬送面に向け、搬送コンベア3の上方に配置され、
アームを介して図示しない機械フレームに固定されてい
る。そして員数センサはシート状物の検知信号を制御部
へ送る様に制御部と接続されている。クランプ部1Aは
シート状物を挟み保持する様に上下に板を配したもので
あり、上側の板はシート状物の搬送方向に移動可能に支
持されたブロック7aにアームを介して支持されてお
り、下側の板はブロック7aに固定されたシリンダ6a
のシリンダロッドに固定されている。そしてクランプ部
1Aの下側の板は搬送用コンベア3のベルト間を昇降で
きる幅になっており、シリンダ6aによりコンベアの搬
送面より下方から、クランプ1Aの上側の板を押圧する
まで昇降される。シリンダ6aはシリンダロッドが上昇
し第一クランプ部の下側の板が上側の板とでシート状物
を挟む位置に来たことを検知する第一上限センサと、シ
リンダロッドが下降し第一クランプ部の下側の板がコン
ベアの搬送面の下方ににあることを検知する第一下限検
知センサと、を備えている。クランプ部1Bはシート状
物を挟み保持する様に上下に板を配したものであり、上
側の板はブロック7aに対しシート状物の搬送方向に移
動可能に支持されたブロック7bにアームを介して支持
されており、下側の板はブロック7bに固定されたシリ
ンダ6bのシリンダロッドの固定されている。そしてク
ランプ部1Bの下側の板も搬送用コンベア3のベルト間
を昇降できる幅になっており、シリンダ6bによりコン
ベアの搬送面より下方から、クランプ1Bの上側の板を
押圧するまで昇降される。又、シリンダ6aもシリンダ
ロッドが上昇し第二クランプ部の下側の板が上側の板と
でシート状物を挟む位置に来たことを検知する第二上限
センサと、シリンダロッドが下降し第二クランプ部の下
側の板がコンベアの搬送面の下方にあることを検知する
第二下限検知センサと、を備えている。ブロック7aは
ガイド部材によりシート状物の搬送方向に移動可能に支
持され、第一駆動部1Dによりシート状物の搬送方向及
び搬送方向とは逆方向の両方向に駆動される。第一駆動
部1Dは図示しない制御部の指示により指示された回転
方向に、そして指定された回転数でモーター4aを回転
させ、該モーターの回転をネジ部5aに伝達し、ブロッ
ク7aを移動させるものである。又、第一駆動部にはブ
ロック7aの位置を検知する第一位置センサが設けられ
ており、員数センサ1Cに対する第一クランプ部の相対
位置を出力する。ブロック7bはブロック7a上にガイ
ド部材を介してシート状物の搬送方向に移動可能に支持
され、第二駆動部1Eによりブロック7aに対してシー
ト状物の搬送方向及び搬送方向とは逆方向の両方向に駆
動される。第二駆動部1Eは図示しない制御部の指示に
より指示された回転方向に、そして指定された回転数で
モーター4bを回転させ、該モーターの回転をネジ部5
bに伝達し、ブロック7bを移動させるものである。
又、第二駆動部にはブロック7bの位置を検知する第二
位置センサが設けられており、員数センサ1Cに対する
第二クランプ部の相対位置を出力する。制御部は員数セ
ンサ、第一位置センサ信号、第二位置センサ、第一上限
センサ、第二上限センサ、第一下限センサ、第二下限セ
ンサ、よりの信号及び搬送コンベアの搬送速度信号を受
け、第一駆動部、第二駆動部、第一クランプ部、第二ク
ランプ部を制御する制御部である。そして該制御部には
分けたいシート状物の枚数を示す分離枚数、シート状物
の搬送方向の長さ、第一クランプ部と第二クランプ部の
初期位置の修正指示、分離距離の修正の指示、前記両ク
ランプ部のクランプ開始位置の修正指示、シリンダ6a
及びシリンダ6bを各原点位置で上昇及び下降させる指
示、シート状物の分離動作開始の指示、分離運転開始及
び停止の指示、シート状物の計数値を零に戻す指示、を
入力する入力部と、計数したシート状物の枚数、シート
状物を分離した回数等の表示部も設けられている。制御
部では員数センサより入力されたシート状物の通過を検
知した信号を計数し、入力部から入力され記憶されてい
る分離枚数と比較し、分離枚数と計数値が一致した時、
分離開始の指示を出し、シート状物の計数値を零に戻
す。そしてシート状物の計数は続行される。又、第一位
置センサ及び第二位置センサより入力された信号から、
第一クランプ部の位置及び第二クランプ部の位置を算出
する。又、シート状物の搬送方向の長さと、第一クラン
プ部及び第二クランプ部の原点位置、前記両クランプ部
のクランプ開始位置、との対応関係を表すテーブルが記
憶されており、シート状物の搬送方向の長さを入力部か
ら入力すると、第一クランプ部及び第二クランプ部の初
期位置、前記両クランプ部のクランプ開始位置、が算出
され、記憶される。又、シート状物の分離距離の初期値
も記憶されている。そして両クランプ部の原点位置、ク
ランプ開始位置、分離距離は入力部より入力される修正
指示により変更できる。
【0009】以下、本実施例分離装置の動作および制御
について、図3をもとに、カートンの折り畳み箱をずれ
重ねて搬送しながら分離する例を挙げて説明する。図3
(a)は、コンベア3が駆動され、コンベア3によりカ
ートンの折り畳み箱が一定速度で搬送され、分離装置が
分離運転を開始する前の状態を示した図であり、カート
ンの折り畳み箱の搬送方向の長さが入力部より既に入力
されており、制御部はテーブルを参照し、クランプ部1
A及びクランプ部1Bの初期位置、前記両クランプ部の
クランプ開始位置、が算出し、記憶されている。そして
制御部はクランプ部1A及びクランプ部1Bの初期位置
に各クランプ部が位置する様に駆動部を制御し、各クラ
ンプ部は各原点位置に来ている。そして、クランプ部1
A、1Bの間隔Nはカートンの搬送方向の長さに適した
値となっている。次いで、分離運転開始の指示が入力部
より入力されると、制御部はカートンの通過枚数の計数
値(カウント)を零にし、そして計数(カウント)を開
始する。次の図3(b)は、計数値が入力部より入力し
た所定の分割枚数に達した時の図であり、クランプ1B
は計数値を分割枚数にしたカートンを挟むことができ、
分割枚数にしたカートンの次のカートンは挟めない原点
位置にあり、クランプ1Aは計数値を分割枚数にしたカ
ートンの次のカートン挟むことができ、分割枚数にした
カートンは挟めない原点位置にある。そして、制御部で
は計数値が分割枚数に達した事により、分割開始の指示
が発せられ、コンベア3の速度信号に同調した速度で各
クランプ部を移動させる様に第一の駆動部1Dを制御開
始する。次の図3(c)は各クランプ部が移動され、ク
ランプ開始位置に来たのを示した図である。そして制御
部はクランプ1Aの位置がクランプ開始位置にきたこと
により、クランプ部1A及び1Bにクランプ開始の信号
を送り、シリンダ6a及びシリンダ6bのシリンダロッ
ドが伸び始め、各シリンダロッドに固定された下側の板
は搬送コンベア3の両ベルトの間を移動しながら上の板
に向かって上昇し始め、そしてずれ重なって搬送される
カートンを持ち上げ始める。次の図3(d)はシリンダ
ロッドが伸ばされ、各シリンダロッドに固定された下側
の板と上側の板とでカートンが挟まれた図である。ここ
でシリンダロッドの伸びはカートンに所定の圧力をかけ
る状態で停止している。そしてこの時、クランプ1Bは
計数値を分割枚数にしたカートンを挟み、分割枚数にし
たカートンの次のカートンは挟んでいない。クランプ1
Aは計数値を分割枚数にしたカートンの次のカートン挟
み、分割枚数にしたカートンは挟んでいない。そしてこ
の時、シリンダー6a及びシリンダー6bの両上限セン
サが各シリンダロッドが上昇しクランプ部の下側の板が
上側の板とでシート状物を挟む位置に来たことを検知
し、制御部は第二駆動部1Eを搬送コンベア3の速度と
予め定め記憶されている分離距離の初期値あるいは入力
部により修正した分離距離を基に第二駆動部1Eの駆動
速度を決定し、第二駆動部を制御する。次の図3(e)
は第二駆動部により各クランプ部が相対的に離れる方向
に移動され、各クランプによりクランプされたずれ重な
ったカートンが分離され、各クランプ部の間隔が前記分
離距離に達した時の図である。そして制御部は第二位置
センサより各クランプ部の間隔を検知し、記憶してある
前記分離距離と比較しており、各クランプ部の間隔が前
記分離距離と一致した事を判断し、第二駆動部を停止さ
せ、各クランプ部をアンクランプする信号を両クランプ
部へ送る。そして両クランプ部ではシリンダロッドの下
降が始まる。次の図3(f)は両クランプ部のシリンダ
ロッドの下降が終了した時の図である。そしてこの時制
御部は第一及び第二下限検知センサにより第一クランプ
部の下側の板がコンベアの搬送面の下方にあることを検
知し、そして第一駆動部の停止をさせる様に制御する。
そして、次に第一駆動部及び第二駆動部を各クランプ部
を各原点位置に、そして記憶してある所定の最高速度で
復帰する様に制御する。次の図3(g)は両クランプ部
が原点位置に復帰した図である。そして図3の(a)か
ら(g)の間にも員数センサの下を通過する次に分割す
るカートンの計数が進んでおり、再度図3(b)〜
(g)の工程を繰り返すことにより、所定数毎に仕切り
分離を行う事ができる。
【0010】尚、前記制御部のテーブルの各クランプ部
の各原点位置の設定方法について図1(ロ)をもとに説
明する。ここで、シート状物Jは図3において説明した
様に、制御部の計数値を所定の分割枚数にしたシート状
物であり、シート状物Kはその次のシート状物であり、
このシート状物から新たに計数が始まっている。そし
て、クランプ1Bでシート状物Jを挟み、シート状物K
を挟まず、クランプ1Aでシート状物Kを挟み、シート
状物Jを挟まない事が必要である。これより、図1
(ロ)に示すように、両クランプ間の距離をL1とし、
搬送方向に投影されたシート状物のずれ量、シート状物
の搬送方向の長さをそれぞれL2、Wとした場合、L1
は(1)式の条件を満たす必要がある。 (W−L2)<L1<(W+L2) (1) したがって、このような関係が成り立つように、各クラ
ンプ部の原点位置を設定し、そして実際に試験し、テー
ブルの値を決定する。又、クランプ開始位置は各クラン
プ部がクランプを開始し、そしてシート状物を持ち上
げ、そしてシート状物を挟む間に、員数センサのシート
状物の通過の検知を誤らせない様な位置を実際に試験
し、テーブルの値を決定する。こうして、各クランプ部
は員数センサが前記シート状物Jを検知した時に、分離
すべきシート状物JとKを正確にクランプできる原点位
置にあり、そしてシート状物の移動に追従して移動さ
れ、そしてシート状物をクランプするので、正確な分離
がおこなえる。又、員数センサより下流側のクランプ開
始位置からクランプを開始するので、員数センサの下の
シート状物にピッチの変化も起こさず、そして正確な員
数が可能となり、シート状物の搬送を止めないで正確な
員数分離が行える。
【0011】尚、シリンダー6a、6bの動作は圧空、
電気機械式のいずれでも良い。第一の駆動部はクラッチ
およびギアを用いて、シート状物の搬送する搬送用コン
ベア3により、直接駆動するようにしても良い。又、第
一の駆動部1Dにてクランプ部1A、1Bを一体として
移動させているが、これは、クランプ部1A、1Bの間
隔が制御し易いからであり、クランプ部1A、1Bを独
立に駆動して、実施例1と同様に制御しても良い。本発
明の実施例1の分離装置においては、上記のように動作
することができ、分離する位置より上流側のシート状物
の間隔を変化(小ピッチ化)しないで、所定の間隔に分
離できるものとしている。これにより、分離を行う際
に、員数センサ位置におけるシート状物の間隔が変化
(小ピッチ化)しない為、員数センサーにより正確な員
数が可能になる。そして、員数センサの位置を分離を行
う位置から離してとれ、員数センサが分離動作の影響を
受けずらく、正確な員数を可能としている。
【0012】本発明の実施例2を挙げる。実施例2は、
要部を図2(イ)に示すが、実施例1におけるクランプ
部1A、1Bを爪部11A、11Bに代えたもので、そ
の他は実施例1と同じである。即ち、実施例1の装置に
おけるクランプ部によるシート状物の保持を爪部11
A、11Bによる保持に代えたものである。この場合の
シート状物の保持を行う爪部の動作について図2(イ)
をもとに説明する。所定シートLを下側爪部11Bに
て、実線部位置から破線部位置に回転させ引っ掛けて保
持し、所定シートLの隣の所定シートMを上側の爪部1
1Aで実線部位置から破線部位置に回転させ引っ掛けて
保持する。分離は、この状態で、両爪部の間隔を広げて
分離するもので、基本的に、実施例1と同様の動作によ
り、所定のシート間で分離を行う。尚、爪部11A、1
1Bの形状、サイズ、カートンを保持する際の両爪部の
位置等については、適宜選ぶ必要がある。又、爪部の位
置については、シート状物の上側、下側に各複数設けて
も良く、シート状物の横方向からシート状物の上側、下
側を抑えても良い。
【0013】本発明の実施例3を挙げる。実施例3は、
要部を図2(ロ)に示すが、実施例1におけるクランプ
部1Aを吸着部21Aに、1Bを複数の吸着部を有する
吸着部21Bに代えたもので、その他は実施例1と同じ
である。即ち、実施例1の装置におけるクランプ部によ
るシート状物の保持を吸着部21A、21Bによる保持
に代えたものであり、吸着は真空吸着により行う。吸着
部21A、21Bはそれぞれシリンダー26a、26b
により搬送方向に垂直に所定のストロークで移動され
る。吸着部21A、21Bの位置については、(ロ)の
(1)〜(3)のようにそれぞれ上側ないし下側に配置
することもできる。
【0014】本発明の実施例4を挙げる。実施例4は、
要部を図2(ハ)に示すが、実施例1におけるクランプ
部1Aを一枚のシート状物の端部を挟むクランプ部31
Aに、そしてクランプ部1Bを一枚のシート状物の端部
を挟むクランプ部を複数設けたクランプ部31Bに代え
たもので、その他は実施例1と同じである。即ち、実施
例1の装置におけるクランプ部によるシート状物の保持
をクランプ部31A、31Bによる保持に代えたもので
ある。クランプ部31A、31Bはそれぞれシリンダー
26a、26bにより搬送方向に垂直に所定のストロー
クで移動される。
【0015】尚、本発明の分離装置は、サック貼り機、
フレームシーラに限らず、さしみ状にしたシート状物の
分離に使用可能である。
【0016】
【発明の効果】本発明のシート状物の分離装置は、上記
のように、複数枚ラップして搬送されているシート状物
を所定の枚数毎に計数し、所定枚数毎に分離を行う際
に、搬送系を止めることなく、且つ、局部的にピッチの
変化(小ピッチ化)を起こすことなく、正確な員数がで
きるものとしている。そして、図4に示す従来の装置の
ような、シート状物同志の摩擦による枚数の誤差も皆無
とした装置の提供を可能としている。又、図4に示す装
置のような集積部(マガジン部)を必要とせず、工程全
体を短かくできるようにしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の概略図
【図2】本発明の実施例2〜4の要部の概略図
【図3】本発明の実施例1装置の動作説明概略図
【図4】従来の分離装置図
【図5】従来の分離装置の動作説明概略図
【符号の説明】
1 計数、分離装置 1A 上流側クランプ部 1B 下流側クランプ部 1C 員数センサ 1D 第一駆動部 1E 第二駆動部 2 シート状物 3 搬送用コンベア J 、 L 所定シート K 、 M 所定シート N クランプ1A、1Bとの間隔N 11A 上側爪部 11B 下側爪部 11C 員数センサ 12 シート状物 21A 上流側吸着部 21B 下流側吸着部 31A 上流側クランプ部 31B 下流側クランプ部 40A 折り畳み箱 40B さしみ状の折り畳み箱 40C 束状の折り畳み箱 41 マガジン 42 ドクター 43 爪のついたドラム 44 ガイド 45 搬送用コンベア 46 光電センサー 47 分離ローラ 48 搬送用コンベア P 余分のカートン Q 所定のカートン

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少しづつずれて重なった状態で搬送され
    るシート状物の数を員数センサにてカウントし、且つ、
    員数センサのカウントに合わせて、分離を行う装置であ
    って、員数センサのカウントに合わせて所定のシート状
    物乃至該所定のシート状物を含む複数のシート状物を保
    持する第一の保持部と、第二の保持部とを有し、上記第
    一の保持部と第二の保持部とを所定の間隔をあけ、一体
    としてシート状物の搬送速度に同調させて移動させる第
    一駆動部と、第一の保持部と第二の保持部のうちシート
    状物の流れの下流側に位置する第二の保持部のみを更に
    速く移動させ、両保持部の間隔を広げる第二の駆動部と
    を備えたことを特徴とするシート状物の分離装置。
  2. 【請求項2】 請求項1における第一の保持部と第二の
    保持部とが、それぞれ、シート状物を上下から挟む方式
    のクランプ部からなることを特徴とするシート状物の分
    離装置。
  3. 【請求項3】 請求項1における第一の保持部と第二の
    保持部とが、それぞれ、シート状物を上、下から保持す
    る爪部からなることを特徴とするシート状物の分離装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1における第一の保持部と第二の
    保持部とが、それぞれ、シート状物を上または下から保
    持する吸着部からなることを特徴とするシート状物の分
    離装置。
  5. 【請求項5】 請求項1における第一の保持部と第二の
    保持部とが、それぞれ、シート状物を上または下から1
    枚ずつクランプして保持するクランプ部からなることを
    特徴とするシート状物の分離装置。
  6. 【請求項6】 少しつずれて重なった状態で搬送される
    シート状物の数を員数センサにてカウントし、且つ、員
    数センサのカウントに合わせて、分離を行う方法であっ
    て、(1)員数センサのカウントに合わせて、所定のシ
    ート状物乃至該シート状物を含む複数のシート状物をそ
    れぞれ保持できる第一の保持部及び第二の保持部を所定
    の間隔をあけて搬送速度に同調させながら移動させる工
    程、(2)次いで、員数センサのカウントに合わせて、
    第一の保持部と第二の保持部とでシート状物を保持する
    工程、(3)その後、第一の保持部、第二の保持部のう
    ちシート状物の流れの下流方向にある保持部を、更に速
    く移動させて、両保持部の間隔を広げて、シート状物の
    流れを分離する工程、とを含むことを特徴とするシート
    状物の分離方法。
  7. 【請求項7】 請求項6において、第一の保持部及び第
    二の保持部を所定の間隔をあけて、搬送速度に同調させ
    ながら移動させる際に、第一の保持部及び第二の保持部
    とを一体として移動させることを特徴とするシート状物
    の分離方法。
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