JPH0627044B2 - 防虫エアゾール剤 - Google Patents

防虫エアゾール剤

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JPH0627044B2
JPH0627044B2 JP63145490A JP14549088A JPH0627044B2 JP H0627044 B2 JPH0627044 B2 JP H0627044B2 JP 63145490 A JP63145490 A JP 63145490A JP 14549088 A JP14549088 A JP 14549088A JP H0627044 B2 JPH0627044 B2 JP H0627044B2
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JP
Japan
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insect repellent
aerosol
insect
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pests
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准 川口
宗孝 石田
武▲そ▼ 金
武彦 山本
長孝 山崎
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Taiyo Kagaku KK
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Taiyo Kagaku KK
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
    • Y02A50/30Against vector-borne diseases, e.g. mosquito-borne, fly-borne, tick-borne or waterborne diseases whose impact is exacerbated by climate change

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  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、オバクノン,ノミリン,リモニン,デオキシ
リモニン,デアセチルノミリン,リモネキシ酸の一種お
よびまたは二種以上を有効成分として含有せしめること
を特徴とする防虫エアゾール剤に関する。
〔従来の技術〕
近年、住宅構造の進歩即ち暖房の普及および家屋の密閉
性の向上や生活環境の変化に伴い、家屋やビル,倉庫,
工場等における衛生害虫,不快害虫,木材害虫,貯蔵害
虫等の被害も多様化している。これらの害虫の防除のた
めに防虫物質を含有させた防虫エアゾール剤の需要が高
まっている。
しかし、今日一般に防虫エアゾールに使用される防虫物
質としては、ピレスロイド系,有機リン系等の合成薬剤
があげられる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
防虫エアゾール剤は、使用方法が手軽であること、任意
の空間に高濃度で吹き着け可能なことから、家屋やビ
ル,倉庫,工場等で使用されることが多い。ところが現
在、防虫エアゾールに使用される防虫物質の殆どは、化
学合成品であり安全性および残留毒性が問題となってい
る。そのため安全性が高く残留毒性のより少ない防虫物
質を使用した防虫エアゾール剤が強く望まれている。
〔問題を解決するための手段〕
本発明者らは、先に、合成品ではなく天然由来の著効
で、かつ極めて安全性が高く極めて低毒性の害虫防除
剤、即ち柑橘類の果皮およびまたは種子から抽出したオ
バクノン,ノミリン,リモニン,デオキシリモニン,デ
アセチルノミリン,リモネキシ酸の一種およびまたは二
種以上を含有する害虫防除剤に関する特許(特願 昭6
2年242356)を出願した。さらに本発明者らは、
鋭意研究を重ねた結果、合成品でなく、日常我々が食す
る柑橘類から得られる天然由来で安全性が高く極めて低
毒性の防虫物質を含有する防虫エアゾール剤が優れた防
虫効果を示すことを見い出し、本発明を完成するに至っ
た。
即ち本発明は、オバクノン,ノミリン,リモニン,デオ
キシリモニン,デアセチルノミリン,リモネキシ酸の一
種およびまたは二種以上を有効成分として含有せしめる
ことを特徴とする安全性の高い防虫エアゾール剤を提供
するものである。
本発明に用いるオバクノン,ノミリン,リモニン,デオ
キシリモニン,デアセチルノミリン,リモネキシ酸は、
柑橘類の果皮およびまたは種子から抽出精製することに
より得られ、人畜・魚類に対する毒性が極めて低く極め
て安全性が高い。
柑橘類としては、ウンシュウミカンもしくはオレンジ,
ナツミカン,アマナツミカン,ハッサク,イヨカン,ポ
ンカン,タンカン,ダイダイ,ユズ,グレープフルー
ツ,レモン等である。
本発明の防虫エアゾール剤の対象害虫としては、具体的
には、イエダニ,ハエ,カ,ゴキブリ,ノミ,南京虫,
シラミ等の衛生害虫,マダニ類,ヒウヒダニ,ツメダ
ニ,アリガタバチ,ユスリカ,チョウバエ,ムカデ,ゲ
ジゲジ等の不快害虫、シロアリ,キクイムシ,シバンム
シ等の木材害虫、コナダニ,コクガ,コクゾウムシ等の
貯穀害虫等をあげることができる。従って、本発明の防
虫エアゾール剤は、これらの害虫から生活環境等の安全
衛生面の改善,貯蔵穀物等の保護に非常に有効に利用で
きる。
本発明の防虫エアゾール剤は、上記有効成分を溶剤に溶
解または乳化または分散された原液をエアゾール容器に
入れ噴射剤を添加することにより得られる。原液には必
要に応じて他の有効成分,界面活性剤,香料等を添加す
ることができる。
本発明の防虫エアゾール剤に含有される有効成分の量
は、適宜に決定され特に制限はないが、一般には、約
0.1〜10重量%の範囲とするのがよい。
上記溶剤としては、エタノール,プロアノール,イソプ
ロパノール,ケロシン,アセトン,水等およびこれらの
混合物を使用できる。上記噴射剤としては、液化石油ガ
ス,ジメチルエーテル,フロン,窒素,二酸化炭素等を
用いることができる。これらの噴射剤は該噴射剤の圧力
が通常20℃で1.0〜7.4kg/cmであり、好
ましくは2.0〜6.0kg/cmとなるようにする
ためエアゾール剤中に通常使用する濃度範囲で用いられ
る。また前記エアゾール容器は、公知のエアゾールの他
に圧縮ガス容器等を用いることもできる。
該防虫エアゾール剤には、上記天然の防虫物質に合成の
防虫成分を併用させて使用することにより既存合成防虫
物質の使用量を減少ならしめることができる。併用され
る他の有効成分としては例えば、ピレスロイド系殺虫
剤,有機リン系殺虫剤等をあげることができる。
上記界面活性剤としては、各種石鹸類,高級アルコール
硫酸エステル,ポリオキシエチレン脂肪アルコールエー
テル,ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル,
ポリオキシエチレン脂肪酸エステル,脂肪酸グリセリ
ド,ソルビタン脂肪酸エステル,アルキルアリルスルホ
ン酸塩等をあげることができる。
本発明の防虫エアゾール剤は、安全性が極めて高く、各
種の防虫用途に使用でき、人が接触する可能性の高い用
途にも全く問題なく使用できる。
例えば、押し入れ,タンスの引き出し,衣装箱,台所,
カーペット,畳,柱や床下等に使用して衛生害虫,不快
害虫,木材害虫,貯穀害虫等の被害を防ぐことができ
る。
〔作用〕
次に本発明の実施例および試験例を示す。
実施例1 ナツミカンの乾燥種子800gを5倍量の石油エーテル
で3回脱脂した後、10倍量のジクロロメタンを加えて
室温にて3回抽出を行った。得られた抽出混合物を過
し、ローターリーエバポレーターにて濃縮乾固して茶褐
色油状物質を得た。この油状物に少量のジクロロメタン
を加え、溶解させた後、過剰の石油エーテルを加えて淡
黄色の沈殿7.8gを得た。この沈殿をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(富士デビィソン化学株式会社製
シリカゲルBW−300,溶出液;クロロホルム:アセ
トン=9:1)にて精製を行い、オバクノン100m
g,ノミリン730mg,リモニン1.0g,デオキシ
リモニン90mg,デアセチルノミリン10mg,リモ
ネキシ酸8mgを得た。
実施例2 オバクノン1重量部をエタノール100重量部に溶解
し、香料を微量加えた。これと液化石油ガスおよびジメ
チルエーテル混合物(1:1容積比)20重量部とをエ
アゾール用耐圧缶に充填し、本発明防虫エアゾール剤を
得た。
実施例3 ノミリン1重量部をエタノール100重量部に溶解し、
香料を微量加えた。これと液化石油ガスおよびジメチル
エーテル混合物(1:1容積比)20重量部とをエアゾ
ール用耐圧缶に充填し、本発明防虫エアゾール剤を得
た。
実施例4 リモニン1重量部をアセトン100重量部に溶解し、香
料を微量加えた。これをエアゾール用耐圧缶に注入し、
次に炭酸ガスをゲージ圧5kg/cm(20℃)にな
るまで圧入し、本発明防虫エアゾール剤を得た。
試験例1 実施例2で調製したオバクノン含有防虫エアゾール剤を
上質紙(30×30cm)に4秒間、できるだけ均一に
なるようにスプレーし、常温下1日保存後、5×5cm
の大きさのシートに切り抜いた。これを1のビーカー
に入れ、この中にヤマトシロアリを100匹放飼し、そ
の際のシートの食害程度を観察するとともに、シロアリ
の死亡率を求めた。対照として防虫エアゾールをスプレ
ーしていないシートについて同様の試験を行った。
防虫エアゾール剤をスプレーした区のヤマトシロアリは
20日後に全て死亡した。その際のシートは、全く食害
を受けなかった。対照区のヤマトシロアリは20日後も
全く生存し、シートからはシロアリによる食害痕が明ら
かに認められた。死亡率(%)を第1表に示す。
試験例2 実施例3で調製したノミリン含有防虫エアゾール剤を不
織布(30×30cm)に5秒間、できるだけ均一にな
るようにスプレーし、常温下1日保存後、直径10cm
の円形に切り取り、1のプラスチック製蓋付きカップ
の底面に入れ、この上に100匹のケナガコナダニの成
虫を入れ遮光して25℃で静置した。3日後のケナガコ
ナダニの生存数は、7匹であった。また防虫エアゾール
剤をスプレーしていない対照の生存数は93匹であっ
た。
〔発明の効果〕
前述の試験例から明らかなように、本発明の防虫エアゾ
ール剤は、柑橘類から得られた天然産防虫成分をエアゾ
ール容器に充填したものである。
従って、安全性も極めて高く、さらにはどのような場所
にも任意に噴霧することにより幅広く害虫に対して作用
し、その防虫効果を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 長孝 三重県四日市市赤堀新町9番5号 太陽化 学株式会社内 審査官 今村 玲英子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オバクノン,ノミリン,リモニン,デオキ
    シリモニン,デアセチルノミリン,リモネキシ酸の一種
    およびまたは二種以上を含有せしめることを特徴とする
    防虫エアゾール剤。
JP63145490A 1988-06-13 1988-06-13 防虫エアゾール剤 Expired - Lifetime JPH0627044B2 (ja)

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JP63145490A JPH0627044B2 (ja) 1988-06-13 1988-06-13 防虫エアゾール剤

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JPH01313409A JPH01313409A (ja) 1989-12-18
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107027748A (zh) * 2017-04-11 2017-08-11 黄山力神日用品有限公司 电热蚊香液及其制备方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59130205A (ja) * 1983-12-16 1984-07-26 Takekuni Okada ゴキブリ・蚊等の忌避剤
JPS62409A (ja) * 1985-06-27 1987-01-06 Seiken Kagaku Kk ハエおよび蚊の忌避剤

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