JPH06268520A - Pll回路 - Google Patents
Pll回路Info
- Publication number
- JPH06268520A JPH06268520A JP5056841A JP5684193A JPH06268520A JP H06268520 A JPH06268520 A JP H06268520A JP 5056841 A JP5056841 A JP 5056841A JP 5684193 A JP5684193 A JP 5684193A JP H06268520 A JPH06268520 A JP H06268520A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- output
- clock
- frequency divider
- pll circuit
- input
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 パルススワロ方式のPLL回路を用いて、高
速なクロックで動作する1/M分周器と、低速なクロッ
クで動作する1/N分周器を組み合わせ、高速なクロッ
クを扱う時でもPLL回路の入力信号と出力クロックの
位相関係を、出力クロックの1クロック幅内で一定にす
る。 【構成】 位相比較器4と、低域通過フィルタ5と、電
圧制御発振器6と、高速なクロックで動作する1/M分
周器7と、低速なクロックで動作する1/N分周器8
と、1/M分周器7の分周比を制御するパルススワロカ
ウンタ9と、1/M分周器7の出力を入力とし、電圧制
御発振器6の出力クロック3をクロックとした高速なク
ロックで動作するD−FF10と、1/N分周器8の出
力を入力とし、D−FF10の反転出力をクロックとし
た高速なクロックで動作するD−FF11とからなる。
速なクロックで動作する1/M分周器と、低速なクロッ
クで動作する1/N分周器を組み合わせ、高速なクロッ
クを扱う時でもPLL回路の入力信号と出力クロックの
位相関係を、出力クロックの1クロック幅内で一定にす
る。 【構成】 位相比較器4と、低域通過フィルタ5と、電
圧制御発振器6と、高速なクロックで動作する1/M分
周器7と、低速なクロックで動作する1/N分周器8
と、1/M分周器7の分周比を制御するパルススワロカ
ウンタ9と、1/M分周器7の出力を入力とし、電圧制
御発振器6の出力クロック3をクロックとした高速なク
ロックで動作するD−FF10と、1/N分周器8の出
力を入力とし、D−FF10の反転出力をクロックとし
た高速なクロックで動作するD−FF11とからなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、PLL回路への入力信
号と、PLL回路内の電圧制御発振器の出力クロックと
の位相関係を、一定にするパルススワロ方式を用いたP
LL回路に関する。
号と、PLL回路内の電圧制御発振器の出力クロックと
の位相関係を、一定にするパルススワロ方式を用いたP
LL回路に関する。
【0002】
【従来の技術】位相同期ループ(以下、 PLLと記す
)回路は、周波数シンセサイザーや復調回路等、様々
な分野で利用されてきている。また、近年、高速なクロ
ックを扱うPLL回路の需要が高まっている。
)回路は、周波数シンセサイザーや復調回路等、様々
な分野で利用されてきている。また、近年、高速なクロ
ックを扱うPLL回路の需要が高まっている。
【0003】以下に、従来の、パルススワロ方式を用い
たPLL回路について、PLL回路に入力された入力信
号と、PLL回路内の電圧制御発振器の出力信号(クロ
ック)との位相関係を一定に保つ方法を図3を用いて説
明する。
たPLL回路について、PLL回路に入力された入力信
号と、PLL回路内の電圧制御発振器の出力信号(クロ
ック)との位相関係を一定に保つ方法を図3を用いて説
明する。
【0004】図3は、従来のパルススワロ方式を用いた
PLL回路のブロック図である。パルススワロ方式を用
いたPLL回路は、図3にあらわすように、位相比較器
4と、低域通過フィルタ5と、電圧制御発振器6と、高
速なクロックで動作する1/M分周器7と、低速なクロ
ックで動作する1/N分周器8と、1/M分周器7の分
周比をを制御するパルススワロカウンタ9とで構成され
る。また、図3において、PLL回路の入力信号1、電
圧制御発振器6の出力クロック3、PLL回路への入力
信号1と同位相で、出力クロック3を分周したPLL回
路の出力信号2である。
PLL回路のブロック図である。パルススワロ方式を用
いたPLL回路は、図3にあらわすように、位相比較器
4と、低域通過フィルタ5と、電圧制御発振器6と、高
速なクロックで動作する1/M分周器7と、低速なクロ
ックで動作する1/N分周器8と、1/M分周器7の分
周比をを制御するパルススワロカウンタ9とで構成され
る。また、図3において、PLL回路の入力信号1、電
圧制御発振器6の出力クロック3、PLL回路への入力
信号1と同位相で、出力クロック3を分周したPLL回
路の出力信号2である。
【0005】以上のように構成された、パルススワロ方
式を用いたPLL回路について、以下にその動作を説明
する。
式を用いたPLL回路について、以下にその動作を説明
する。
【0006】図3において、位相比較器4の入力信号1
及び2の位相差を位相比較器4で比較して、その出力を
低域通過フィルタ5に入力し、その平滑された直流信号
を、電圧制御発振器6に入力する。電圧制御発振器6の
出力クロック3を、高速なクロックで動作する1/M分
周器7に入力して、低速なクロックで動作する1/N分
周器8が動作する周波数まで落とし、1/N分周器8に
クロックとして入力する。一方、この1/M分周器7の
出力を、パルススワロカウンタ9に入力して、このパル
ススワロカウンタ9で、1/M分周器7の分周比をMと
M+1に切り替え、その制御信号を1/M分周器7に入
力する。1/M分周器7が電圧制御発振器6の出力クロ
ック3をM+1で分割した回数により、1/N分周器8
を含めたPLL回路としての分周比が決定され1/N分
周器8から出力される。その出力信号2とPLL回路の
入力信号1とを位相比較器4に入力してPLL回路を形
成する。
及び2の位相差を位相比較器4で比較して、その出力を
低域通過フィルタ5に入力し、その平滑された直流信号
を、電圧制御発振器6に入力する。電圧制御発振器6の
出力クロック3を、高速なクロックで動作する1/M分
周器7に入力して、低速なクロックで動作する1/N分
周器8が動作する周波数まで落とし、1/N分周器8に
クロックとして入力する。一方、この1/M分周器7の
出力を、パルススワロカウンタ9に入力して、このパル
ススワロカウンタ9で、1/M分周器7の分周比をMと
M+1に切り替え、その制御信号を1/M分周器7に入
力する。1/M分周器7が電圧制御発振器6の出力クロ
ック3をM+1で分割した回数により、1/N分周器8
を含めたPLL回路としての分周比が決定され1/N分
周器8から出力される。その出力信号2とPLL回路の
入力信号1とを位相比較器4に入力してPLL回路を形
成する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来の構成では、高速なクロックを扱うPLL回
路において、PLL回路の入力信号と、そのPLL回路
内の電圧制御発振器の出力クロックとの位相関係を一定
に保つことは困難であった。これを、図3及び図4を用
いて説明する。
ような従来の構成では、高速なクロックを扱うPLL回
路において、PLL回路の入力信号と、そのPLL回路
内の電圧制御発振器の出力クロックとの位相関係を一定
に保つことは困難であった。これを、図3及び図4を用
いて説明する。
【0008】図3のブロック図において、電圧制御発振
器6の出力クロック3と1/M分周器7の出力信号との
位相関係は、出力クロック3の1クロック幅内で一定の
関係があり、1/M分周器7の出力信号と1/N分周器
8の出力信号の位相関係は、1/M分周器7の出力信号
の1クロック幅内で一定の関係がある。しかし、電圧制
御発振器6の出力クロック3と1/N分周器8の出力信
号との位相関係は、出力クロック3の1クロック幅内
で、一定の関係がない。これらの各信号の位相関係を図
4に示す。1/M分周器7の出力信号に対して、1/N
分周器8の出力信号の位相が温度特性等で変化したと
き、その遅延時間の幅が電圧制御発振器6の出力クロッ
ク3の幅以上あると、両者の位相関係に一定の関係がな
くなる。すなわち、出力クロック3が高速であるほど、
PLL回路の入力信号1と出力クロック3の位相関係を
一定に保つことが困難となる。
器6の出力クロック3と1/M分周器7の出力信号との
位相関係は、出力クロック3の1クロック幅内で一定の
関係があり、1/M分周器7の出力信号と1/N分周器
8の出力信号の位相関係は、1/M分周器7の出力信号
の1クロック幅内で一定の関係がある。しかし、電圧制
御発振器6の出力クロック3と1/N分周器8の出力信
号との位相関係は、出力クロック3の1クロック幅内
で、一定の関係がない。これらの各信号の位相関係を図
4に示す。1/M分周器7の出力信号に対して、1/N
分周器8の出力信号の位相が温度特性等で変化したと
き、その遅延時間の幅が電圧制御発振器6の出力クロッ
ク3の幅以上あると、両者の位相関係に一定の関係がな
くなる。すなわち、出力クロック3が高速であるほど、
PLL回路の入力信号1と出力クロック3の位相関係を
一定に保つことが困難となる。
【0009】上述のように、従来、高速のクロックを扱
うPLL回路で、電圧制御発振器の出力クロックとPL
L回路の入力信号との位相関係を一定に保つことは、パ
ルススワロ方式を用いると困難であり、実現するために
は、高速なクロックで動作する分周器が多数必要であっ
た。
うPLL回路で、電圧制御発振器の出力クロックとPL
L回路の入力信号との位相関係を一定に保つことは、パ
ルススワロ方式を用いると困難であり、実現するために
は、高速なクロックで動作する分周器が多数必要であっ
た。
【0010】本発明は、従来の問題点を解決するもの
で、パルススワロ方式を用いたPLL回路において、高
速なクロックで動作する1/M分周器と、低速なクロッ
クで動作する1/N分周器とを組み合わせることで、高
速なクロックを扱うときでも、PLL回路の入力信号と
出力クロックの位相関係を容易に一定に保つことを目的
とする。
で、パルススワロ方式を用いたPLL回路において、高
速なクロックで動作する1/M分周器と、低速なクロッ
クで動作する1/N分周器とを組み合わせることで、高
速なクロックを扱うときでも、PLL回路の入力信号と
出力クロックの位相関係を容易に一定に保つことを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記従来の課題を解決す
るために、本発明の、パルススワロ方式を用いたPLL
回路は、PLL回路内にある電圧制御発振器の出力クロ
ックを入力とした高速で動作する1/M分周器と、その
1/M分周器の出力を入力とした低速で動作する1/N
分周器と、同じく1/M分周器の出力を入力とし、その
出力を1/M分周器の入力とした1/M分周器の分周比
を制御するパルススワロカウンタと、前記1/M分周器
の出力を入力とし、前記電圧制御発振器の出力をクロッ
クとした高速なクロックで動作する第一のD−フリップ
フロップ(以下、D−FFと記す)と、前記1/N分周
器の出力を入力とし、前記第一のD−FFの反転出力を
クロックとした高速なクロックで動作する第二のD−F
Fから構成される。
るために、本発明の、パルススワロ方式を用いたPLL
回路は、PLL回路内にある電圧制御発振器の出力クロ
ックを入力とした高速で動作する1/M分周器と、その
1/M分周器の出力を入力とした低速で動作する1/N
分周器と、同じく1/M分周器の出力を入力とし、その
出力を1/M分周器の入力とした1/M分周器の分周比
を制御するパルススワロカウンタと、前記1/M分周器
の出力を入力とし、前記電圧制御発振器の出力をクロッ
クとした高速なクロックで動作する第一のD−フリップ
フロップ(以下、D−FFと記す)と、前記1/N分周
器の出力を入力とし、前記第一のD−FFの反転出力を
クロックとした高速なクロックで動作する第二のD−F
Fから構成される。
【0012】
【作用】本発明の構成によって、従来、高速なクロック
を扱うパルススワロ方式を用いたPLL回路では、PL
L回路の入力信号と、電圧制御発振器の出力クロックと
の位相関係を一定に保つことが困難であったが、上述の
ような高速なクロックで動作するD−FF2個を用いる
ことで、PLL回路の入力信号と、電圧制御発振器の出
力クロックとの位相関係を一定に保つことが容易にな
る。
を扱うパルススワロ方式を用いたPLL回路では、PL
L回路の入力信号と、電圧制御発振器の出力クロックと
の位相関係を一定に保つことが困難であったが、上述の
ような高速なクロックで動作するD−FF2個を用いる
ことで、PLL回路の入力信号と、電圧制御発振器の出
力クロックとの位相関係を一定に保つことが容易にな
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
照しながら説明する。
【0014】図1は本発明の、高速なクロックを扱うパ
ルススワロ方式を用いたPLL回路のブロック図であ
る。図1は、位相比較器4と、低域通過フィルタ5と、
電圧制御発振器6と、高速なクロックで動作する1/M
分周器7と、低速なクロックで動作する1/N分周器8
と、1/M分周器7の分周比を制御するパルススワロカ
ウンタ9と、1/M分周器7の出力を入力とし、電圧制
御発振器6の出力クロック3をクロックとした高速なク
ロックで動作するD−FF10と、1/N分周器8の出
力を入力とし、D−FF10の反転出力をクロックとし
た高速なクロックで動作するD−FF11で構成され
る。また、PLL回路の入力信号1、電圧制御発振器6
の出力クロック3、その出力クロック3を分周器で分周
し、入力信号1と同位相なPLL回路の出力信号2であ
る。
ルススワロ方式を用いたPLL回路のブロック図であ
る。図1は、位相比較器4と、低域通過フィルタ5と、
電圧制御発振器6と、高速なクロックで動作する1/M
分周器7と、低速なクロックで動作する1/N分周器8
と、1/M分周器7の分周比を制御するパルススワロカ
ウンタ9と、1/M分周器7の出力を入力とし、電圧制
御発振器6の出力クロック3をクロックとした高速なク
ロックで動作するD−FF10と、1/N分周器8の出
力を入力とし、D−FF10の反転出力をクロックとし
た高速なクロックで動作するD−FF11で構成され
る。また、PLL回路の入力信号1、電圧制御発振器6
の出力クロック3、その出力クロック3を分周器で分周
し、入力信号1と同位相なPLL回路の出力信号2であ
る。
【0015】以上のように構成された本発明の、パルス
スワロ方式を用いた、高速なクロックを扱うPLL回路
について、以下、その動作を説明する。
スワロ方式を用いた、高速なクロックを扱うPLL回路
について、以下、その動作を説明する。
【0016】図1において、位相比較器4に入力された
PLL回路の入力信号1及び2の位相差を位相比較器4
で比較し、その出力を低域通過フィルタ5に入力し、そ
の低域通過フィルタ5で平滑された直流出力を電圧制御
発振器6に入力する。その電圧制御発振器6の出力クロ
ック3を、高速なクロックで動作する1/M分周器7に
入力し、低速なクロックで動作する1/N分周器8の動
作周波数まで出力クロック3を分周して、1/N分周器
8にクロックとして入力する。一方、この1/M分周器
7の出力をパルススワロカウンタ9に入力し、1/M分
周器7の分周比をMとM+1に切り替えて、その制御信
号を1/M分周器7に入力する。これより、1/M分周
器7が電圧制御発振器6の出力クロック3をM+1で分
割した回数により、1/N分周器8を含めたPLL回路
としての分周比が決定され1/N分周器8から出力され
る。また、1/M分周器7の出力を入力とし、電圧制御
発振器6の出力クロック3をクロックとしたD−FF1
0を用いることで、出力クロック3とD−FF10の出
力との位相関係を一定にする。このD−FF10の反転
出力をクロックとし、1/N分周器8の出力を入力とし
たD−FF11を用いて、D−FF10の出力と、D−
FF11の出力2の位相関係を一定にする。ここで、D
−FF10の反転出力をD−FF11のクロックとして
用いるのは、双方の位相関係を容易に一定とするため
で、その位相関係については後述する。D−FF11の
出力信号2と、PLL回路の入力信号1を、位相比較器
4に入力し、双方の信号1及び2の位相を合わせる。
PLL回路の入力信号1及び2の位相差を位相比較器4
で比較し、その出力を低域通過フィルタ5に入力し、そ
の低域通過フィルタ5で平滑された直流出力を電圧制御
発振器6に入力する。その電圧制御発振器6の出力クロ
ック3を、高速なクロックで動作する1/M分周器7に
入力し、低速なクロックで動作する1/N分周器8の動
作周波数まで出力クロック3を分周して、1/N分周器
8にクロックとして入力する。一方、この1/M分周器
7の出力をパルススワロカウンタ9に入力し、1/M分
周器7の分周比をMとM+1に切り替えて、その制御信
号を1/M分周器7に入力する。これより、1/M分周
器7が電圧制御発振器6の出力クロック3をM+1で分
割した回数により、1/N分周器8を含めたPLL回路
としての分周比が決定され1/N分周器8から出力され
る。また、1/M分周器7の出力を入力とし、電圧制御
発振器6の出力クロック3をクロックとしたD−FF1
0を用いることで、出力クロック3とD−FF10の出
力との位相関係を一定にする。このD−FF10の反転
出力をクロックとし、1/N分周器8の出力を入力とし
たD−FF11を用いて、D−FF10の出力と、D−
FF11の出力2の位相関係を一定にする。ここで、D
−FF10の反転出力をD−FF11のクロックとして
用いるのは、双方の位相関係を容易に一定とするため
で、その位相関係については後述する。D−FF11の
出力信号2と、PLL回路の入力信号1を、位相比較器
4に入力し、双方の信号1及び2の位相を合わせる。
【0017】次に、図1に示す各信号の位相関係につい
て説明する。電圧制御発振器6の出力クロック3と、1
/M分周器7の出力との位相関係は、出力クロック3の
1クロック幅内で一定の関係があり、1/M分周器7の
出力と、D−FF10の出力との位相関係は、出力クロ
ック3の1クロック幅内で一定の関係がある。また、1
/M分周器7の出力と、1/N分周器8の出力との位相
関係は、1/M分周器7の出力の1クロック幅内で一定
の関係がある。1/M分周器7,1/N分周器8,D−
FF10の各出力の位相関係より、1/N分周器8の出
力と、D−FF10の出力との位相関係は、出力クロッ
ク3の1クロック幅内で一定の関係がある。ここで、D
−FF10の出力として反転出力を用いるのは、1/N
分周器8の出力が温度変化等で、1/M分周器7の出力
に対して位相が変化しても確実にD−FF11が動作す
ることを目的とする。D−FF11の出力2とPLL回
路の入力信号1は同位相のため、PLL回路の入力信号
1と電圧制御発振器6の出力クロック3との位相関係
は、出力クロック3の1クロック幅内で一定の関係があ
る。上記、各信号の位相関係を図2に示す。
て説明する。電圧制御発振器6の出力クロック3と、1
/M分周器7の出力との位相関係は、出力クロック3の
1クロック幅内で一定の関係があり、1/M分周器7の
出力と、D−FF10の出力との位相関係は、出力クロ
ック3の1クロック幅内で一定の関係がある。また、1
/M分周器7の出力と、1/N分周器8の出力との位相
関係は、1/M分周器7の出力の1クロック幅内で一定
の関係がある。1/M分周器7,1/N分周器8,D−
FF10の各出力の位相関係より、1/N分周器8の出
力と、D−FF10の出力との位相関係は、出力クロッ
ク3の1クロック幅内で一定の関係がある。ここで、D
−FF10の出力として反転出力を用いるのは、1/N
分周器8の出力が温度変化等で、1/M分周器7の出力
に対して位相が変化しても確実にD−FF11が動作す
ることを目的とする。D−FF11の出力2とPLL回
路の入力信号1は同位相のため、PLL回路の入力信号
1と電圧制御発振器6の出力クロック3との位相関係
は、出力クロック3の1クロック幅内で一定の関係があ
る。上記、各信号の位相関係を図2に示す。
【0018】以上のように本実施例によれば、高速のク
ロックを扱うパルススワロ方式を用いたPLL回路で、
PLL回路の入力信号と、電圧制御発振器の出力クロッ
クとの位相関係を、出力クロックの1クロック幅内で、
一定に保つことが容易に実現できる。
ロックを扱うパルススワロ方式を用いたPLL回路で、
PLL回路の入力信号と、電圧制御発振器の出力クロッ
クとの位相関係を、出力クロックの1クロック幅内で、
一定に保つことが容易に実現できる。
【0019】
【発明の効果】以上のように、従来、高速なクロックを
扱うパルススワロ方式を用いたPLL回路では、PLL
回路の入力信号と電圧制御発振器の出力クロックとの位
相関係を、一定に保つことが困難であった問題が、本発
明により、高速なクロックで動作するD−FFを2個用
いることで容易に実現できる。
扱うパルススワロ方式を用いたPLL回路では、PLL
回路の入力信号と電圧制御発振器の出力クロックとの位
相関係を、一定に保つことが困難であった問題が、本発
明により、高速なクロックで動作するD−FFを2個用
いることで容易に実現できる。
【0020】これより、高速なクロックを扱うシステム
で、本発明のPLL回路によって、PLL回路の入力信
号と電圧制御発振器の出力クロックの位相関係が、出力
クロックの1クロック幅内において一定の関係を持つ。
また、本発明の、PLL回路は、パルススワロ方式を用
いているため、高速なクロックを扱うPLL回路におい
て、分周器の設計は、高速でビット数の少ない分周器と
低速でビット数の多い分周器とを組み合わせることで容
易に行える利点がある。
で、本発明のPLL回路によって、PLL回路の入力信
号と電圧制御発振器の出力クロックの位相関係が、出力
クロックの1クロック幅内において一定の関係を持つ。
また、本発明の、PLL回路は、パルススワロ方式を用
いているため、高速なクロックを扱うPLL回路におい
て、分周器の設計は、高速でビット数の少ない分周器と
低速でビット数の多い分周器とを組み合わせることで容
易に行える利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるパルススワロ方式P
LL回路のブロック図
LL回路のブロック図
【図2】同回路における各信号の位相関係図
【図3】従来のパルススワロ方式PLL回路のブロック
図
図
【図4】同回路における各信号の位相関係図
1 PLL回路の入力信号 3 電圧制御発振器の出力クロック 6 電圧制御発振器 7 高速なクロックで動作する1/M分周器 8 低速なクロックで動作する1/N分周器 9 パルススワロカウンタ 10 高速なクロックで動作するD−FF 11 高速なクロックで動作するD−FF
Claims (1)
- 【請求項1】 位相比較器と、その位相比較器の出力を
入力とした低域通過フィルタと、その低域通過フィルタ
の出力を入力とした電圧制御発振器と、その電圧制御発
振器の出力を入力とした電圧制御発振器の出力を1/M
分周もしくは1/(M+1)分周する1/M分周器と、
その1/M分周器の出力を入力とした低速で動作する1
/N分周器と、同じく1/M分周器の出力を入力とし、
その出力を1/M分周器の入力とした1/M分周器の分
周比を制御するパルススワロカウンタと、前記1/M分
周器の出力を入力とし、前記電圧制御発振器の出力をク
ロックとした第一のD−フリップフロップと、前記1/
N分周器の出力を入力とし、前記第一のD−フリップフ
ロップの反転出力をクロックとした第二のD−フリップ
フロップと、前記第二のD−フリップフロップの出力と
PLL回路の入力信号とを前記位相比較器に入力した、
前記電圧制御発振器の出力と前記第二のD−フリップフ
ロップの出力の位相関係を一定に保つことを目的とし
た、パルススワロ方式を用いたPLL回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05056841A JP3136824B2 (ja) | 1993-03-17 | 1993-03-17 | Pll回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05056841A JP3136824B2 (ja) | 1993-03-17 | 1993-03-17 | Pll回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06268520A true JPH06268520A (ja) | 1994-09-22 |
JP3136824B2 JP3136824B2 (ja) | 2001-02-19 |
Family
ID=13038634
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05056841A Expired - Fee Related JP3136824B2 (ja) | 1993-03-17 | 1993-03-17 | Pll回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3136824B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5981562B2 (ja) * | 2012-11-21 | 2016-08-31 | 株式会社コガネイ | 逆止弁 |
-
1993
- 1993-03-17 JP JP05056841A patent/JP3136824B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3136824B2 (ja) | 2001-02-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA1054232A (en) | Phase detector having a 360.degree. linear range for periodic and aperiodic input pulse streams | |
JPH03132117A (ja) | 位相周波数比較器 | |
US4972446A (en) | Voltage controlled oscillator using dual modulus divider | |
JP3136824B2 (ja) | Pll回路 | |
JP3161137B2 (ja) | Pll回路 | |
JP2631009B2 (ja) | Pll回路 | |
JP2002280897A (ja) | フルディジタルpll回路 | |
JPH07336217A (ja) | 信号処理回路 | |
JPS6354823A (ja) | Pll回路 | |
JPH0379888B2 (ja) | ||
JPH0537370A (ja) | 周波数シンセサイザ | |
JP2790564B2 (ja) | 周波数シンセサイザ | |
JPS6359217A (ja) | 周波数シンセサイザ | |
JPH0233218A (ja) | 周波数シンセサイザ | |
JP2601096B2 (ja) | 周波数シンセサイザ | |
JPH07154252A (ja) | 位相同期回路 | |
JPS6210927A (ja) | Pll発振回路 | |
JPS6361509A (ja) | 周波数シンセサイザ | |
JPH11308099A (ja) | Pll回路 | |
JPH09116432A (ja) | 可変周波数発生装置およびその出力周波数制御方法 | |
JPS61142842A (ja) | 搬送波引込み補助方式 | |
JP2003324345A (ja) | 分周器、分周回路及びpll回路 | |
JPH0316317A (ja) | 分周値切り換え方式デイジタルvco | |
JPH0319521A (ja) | フェーズ・ロックド・ループ回路 | |
JPH042217A (ja) | Pll周波数シンセサイザ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |