JPH062673U - 積層型チップ固体コンデンサ - Google Patents
積層型チップ固体コンデンサInfo
- Publication number
- JPH062673U JPH062673U JP4582292U JP4582292U JPH062673U JP H062673 U JPH062673 U JP H062673U JP 4582292 U JP4582292 U JP 4582292U JP 4582292 U JP4582292 U JP 4582292U JP H062673 U JPH062673 U JP H062673U
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- Japan
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- state capacitor
- cathode
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- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 固体コンデンサ素子の積層が容易に行える積
層型チップ固体コンデンサを提供すること。 【構成】 リードフレーム40の陽極端子部41の左右
に凸部411,412を設け、該凸部411,412に
アルミニウム板上に導電性高分子膜を形成して陽極部2
1,31と陰極部23,33を設けた2組の固体コンデ
ンサ素子20,30のそれぞれの陽極部21,31を接
合する。陰極部23にはリードフレーム40の陰極端子
部43を接合する。凸部412を折り曲げて(点線a)
両固体コンデンサ素子20,30を重ね合わせて両陰極
部23,33同士を接合する。そしてその全体をモール
ド樹脂50でモールドしてリードフレーム40の連結部
45の部分をカットして積層型チップ固体コンデンサ1
0を構成する。
層型チップ固体コンデンサを提供すること。 【構成】 リードフレーム40の陽極端子部41の左右
に凸部411,412を設け、該凸部411,412に
アルミニウム板上に導電性高分子膜を形成して陽極部2
1,31と陰極部23,33を設けた2組の固体コンデ
ンサ素子20,30のそれぞれの陽極部21,31を接
合する。陰極部23にはリードフレーム40の陰極端子
部43を接合する。凸部412を折り曲げて(点線a)
両固体コンデンサ素子20,30を重ね合わせて両陰極
部23,33同士を接合する。そしてその全体をモール
ド樹脂50でモールドしてリードフレーム40の連結部
45の部分をカットして積層型チップ固体コンデンサ1
0を構成する。
Description
【0001】
本考案は、積層型チップ形固体コンデンサにかかり、特に2個の固体コンデン サ素子を積層した積層型チップ固体コンデンサに関するものである。
【0002】
従来、導電性高分子膜を固体電解質とする固体コンデンサ素子は、アルミニウ ム板上に形成されるため、単板素子として製造されている。そして該単板素子状 の固体コンデンサ素子を2組積層して積層型チップ固体コンデンサを製造するに は、2組の固体コンデンサ素子を重ね合わせてそれぞれの陽極部同士及び陰極部 同士を接合して積層型固体コンデンサ素子とし、その後該積層型固体コンデンサ 素子の陽極部及び陰極部にリードフレームの陽極端子部及び陰極端子部を接合し 、最後にその全体にモールド樹脂をモールドしていた。
【0003】
アルミニウム板上に導電性高分子膜を形成してなる上記のような固体コンデン サ素子(単板素子)においては、その陽極部は金属アルミニウム自体で構成され るか又は金属アルミニウム上にアルミニウム酸化皮膜を形成して構成されるため 、積層する固体コンデンサ素子の陽極部同士の接合が困難であり、また陽極部同 士の接合を行うためには、予めその表面にアルミ以外のハンダ付け可能な異種金 属層を形成しておく必要があり、その製造工程が煩雑でコスト高となる。このた め、工法上,コスト上、他の新しい工法の開発が要望されていた。
【0004】 本考案は上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、固体コンデンサ 素子の積層が容易に行える積層型チップ固体コンデンサを提供することにある。
【0005】
上記問題点を解決するため本考案は、図2に示すように、リードフレーム40 の陽極端子部41の左右に凸部411,412を設け、該凸部411,412に アルミニウム板上に導電性高分子膜を形成して陽極部21,31と陰極部23, 33を設けた2組の固体コンデンサ素子20,30のそれぞれの陽極部21,3 1を接合し、図1に示すように、一方の凸部412を折り曲げて両固体コンデン サ素子20,30を重ね合わせ、その全体をモールド樹脂50でモールドして積 層型チップ固体コンデンサ10を構成した。
【0006】
2組の固体コンデンサ素子20,30の陽極部21,31はいずれも接合の容 易なリードフレーム40の凸部411,412に接合される。つまり陽極部21 ,31同士を直接接合する必要はなく、従って積層型チップ固体コンデンサ10 の製造が容易となる。
【0007】
以下、本考案の1実施例を図面に基づいて詳細に説明する。 図1は本考案にかかる積層型チップ固体コンデンサ10の構造を示す概略側面 図である。同図に示すようにこの積層型チップ固体コンデンサ10は、2組の固 体コンデンサ素子20,30の陽極部21,31がそれぞれ別々にリードフレー ム40の陽極端子部41の折り曲げられた凸部411,412に接合されるとと もに一方の固体コンデンサ素子20の陰極部23がリードフレーム40の陰極端 子部43に接合され、2組の重ね合わされた固体コンデンサ素子20,30の陰 極部23,33同士が接合され、その全体がモールド樹脂50でモールドされて 構成されている。
【0008】 ここで図2はこの積層型チップ固体コンデンサ10の製造方法を示す図である 。同図に示すようにまず2組の固体コンデンサ素子20,30(同図にはそれが さらに2組示されている)とリードフレーム40とを用意する。
【0009】 ここで固体コンデンサ素子20,30は、いずれもアルミニウム板上の所定範 囲に導電性高分子膜を形成し、該導電性高分子膜を形成した部分を陰極部23, 33とし、該導電性高分子膜を形成していない部分を陽極部21,31として構 成されている。ここで陽極部21,31は金属アルミニウム自体で構成されるか 又は金属アルミニウム上にアルミニウム酸化皮膜を形成して構成されている。
【0010】 一方リードフレーム40は金属板で構成され、その陽極端子部41と陰極端子 部43を連結部45で接続して構成されている。ここでこの陽極端子部41には 左右に突出する凸部411,412が設けられている。
【0011】 そして同図に示すように、該リードフレーム40の各々の凸部411,412 上に固体コンデンサ素子20,30の陽極部21,31をそれぞれ接合する。こ の接合は電気溶接(スポット溶接)で容易且つ充分に行える。
【0012】 一方、固体コンデンサ素子20の陰極部23を銀ペースト等の接着用導電性ペ ーストによってリードフレーム40の陰極端子部43上に接合する。
【0013】 次に固体コンデンサ素子30を接合した凸部412をその根本から紙面手前側 に折り曲げてもう一方の固体コンデンサ素子20上に積層する(折り曲げ線を点 線aで示す)。このとき陰極部23,33同士を接着用導電性ペーストによって 接合する。
【0014】 そしてこの積層した固体コンデンサ素子20,30の周囲にモールド樹脂50 をモールドし、リードフレーム40の連結部45の部分をカットすれば、図1に 示す積層型チップ固体コンデンサ10が完成する。
【0015】
以上詳細に説明したように、本考案にかかる積層型チップ固体コンデンサによ れば、積層する固体コンデンサ素子の陽極部はいずれも接合の容易なリードフレ ームの凸部に接合されるので、陽極部同士を直接接合しなくてもよく、その積層 が容易に行え、積層型チップ固体コンデンサの製造が容易に行えるという優れた 効果を有する。
【図1】本考案にかかる積層型チップ固体コンデンサ1
0の構造を示す概略側面図である。
0の構造を示す概略側面図である。
【図2】積層型チップ固体コンデンサ10の製造方法を
示す図である。
示す図である。
10 積層型チップ固体コンデンサ 20,30 固体コンデンサ素子 21,31 陽極部 23,33 陰極部 40 リードフレーム 41 陽極端子部 411,412 凸部 43 陰極端子部 50 モールド樹脂
Claims (1)
- 【請求項1】 リードフレームの陽極端子部の左右に凸
部を設け、該凸部にアルミニウム板上に導電性高分子膜
を形成して陽極部と陰極部を設けた2組の固体コンデン
サ素子のそれぞれの陽極部を接合し、一方の凸部を折り
曲げて両固体コンデンサ素子を重ね合わせ、モールドす
ることを特徴とする積層型チップ固体コンデンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4582292U JPH062673U (ja) | 1992-06-08 | 1992-06-08 | 積層型チップ固体コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4582292U JPH062673U (ja) | 1992-06-08 | 1992-06-08 | 積層型チップ固体コンデンサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH062673U true JPH062673U (ja) | 1994-01-14 |
Family
ID=12729949
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4582292U Pending JPH062673U (ja) | 1992-06-08 | 1992-06-08 | 積層型チップ固体コンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH062673U (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4990753U (ja) * | 1972-11-28 | 1974-08-06 | ||
JPS49124459A (ja) * | 1973-04-06 | 1974-11-28 | ||
JPS5039773B1 (ja) * | 1971-04-17 | 1975-12-19 | ||
JPS5491656A (en) * | 1977-12-29 | 1979-07-20 | Togo Seisakusho Kk | Antiisurging spring |
JPS5572931A (en) * | 1978-11-17 | 1980-06-02 | Nhk Spring Co Ltd | Coil spring |
-
1992
- 1992-06-08 JP JP4582292U patent/JPH062673U/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5039773B1 (ja) * | 1971-04-17 | 1975-12-19 | ||
JPS4990753U (ja) * | 1972-11-28 | 1974-08-06 | ||
JPS49124459A (ja) * | 1973-04-06 | 1974-11-28 | ||
JPS5738820B2 (ja) * | 1973-04-06 | 1982-08-18 | ||
JPS5491656A (en) * | 1977-12-29 | 1979-07-20 | Togo Seisakusho Kk | Antiisurging spring |
JPS5572931A (en) * | 1978-11-17 | 1980-06-02 | Nhk Spring Co Ltd | Coil spring |
JPS5819893B2 (ja) * | 1978-11-17 | 1983-04-20 | 日本発条株式会社 | 車輛懸架用圧縮コイルばね |
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