JPH06265011A - 自動変速機のシフトロック装置 - Google Patents

自動変速機のシフトロック装置

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Publication number
JPH06265011A
JPH06265011A JP4943293A JP4943293A JPH06265011A JP H06265011 A JPH06265011 A JP H06265011A JP 4943293 A JP4943293 A JP 4943293A JP 4943293 A JP4943293 A JP 4943293A JP H06265011 A JPH06265011 A JP H06265011A
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JP
Japan
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lock
cable
shift
pin
automatic transmission
Prior art date
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Pending
Application number
JP4943293A
Other languages
English (en)
Inventor
Keisuke Miyoshi
啓介 三好
Yosuke Iwasaki
陽介 岩崎
Toshiaki Ogawa
歳昭 小川
Kenji Yokoyama
賢治 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP4943293A priority Critical patent/JPH06265011A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロック用ケーブルの組付作業性の向上とロッ
ク部材の組付精度の向上とを図る。 【構成】 シフトレバー1に設けられたシフトロックピ
ン13と係合するロック部材4と車両の運転操作に連動
して作動する作動部材45とをロック用ケーブル51で
連結してなる自動変速機のシフトロック装置において、
上記ロック部材4の車体側部材3への組付時に該ロック
部材4を所定の回動位置において位置決め固定する位置
決め機構Qを設けるとともに、該位置決め機構Qを、上
記ロック部材4を上記第1の回動位置よりも上記第2の
回動位置とは反対方向へ所定量だけ回動した位置で位置
決めし得る如く構成し、さらに上記ロック用ケーブル5
1のアウターケーブル52を、その組付時に少なくとも
その一端52aを軸方向に移動可能とし、もってロック
用ケーブル51のロスストロークを吸収し、上記ロック
部材4の位置決め精度を確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、自動変速機のシフト
ロック装置、特にケーブル式のシフトロック装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に自動車の自動変速機においては、
シフトレバーがPレンジに設定された状態から不用意に
走行レンジに切替わるのを防止する観点からシフトロッ
ク装置が設けられている。そして、このシフトロック装
置のロック方式としては、シフトレバーに移動可能に設
けられ且つ車体側のガイドプレートのガイド溝内に係入
せしめられたシフトロックピンに、該ガイドプレート側
に回動可能に取り付けたロックカムを係合させ、該ロッ
クカムによって上記シフトロックピンが上記ガイド溝の
Pレンジガイド部から離脱するのを選択的に阻止する方
式を採用するのが通例である。
【0003】さらに、このロックカムの操作方式の一つ
に、例えばイグニッションキーの操作位置に連動して作
動する作動部材と上記ロックカムとをケーブルで連結
し、上記イグニッションキーがON位置に設定されてい
る場合(即ち、運転者から走行の意思表示がされた場合)
においてのみ上記ロックカムを回動させて上記シフトロ
ックピンをPレンジガイド部から走行レンジガイド部へ
移動させることを許容し(即ち、変速操作を許容し)、そ
れ以外の場合においては上記作動部材により上記ロック
カムの回動操作を規制して上記シフトロックピンのPレ
ンジガイド部からの離脱を阻止する(即ち、変速操作を
阻止する)ようにした所謂ケーブル式シフトロック装置
が知られている(特公平3ー53135号公報参照)。
【0004】尚、この場合、上記作動部材は、上掲公知
例にも開示されるように、イグニッションキーがON位
置に設定された場合には没入し、OFF位置あるいはA
CC位置に設定された場合には突出するキーロックピン
と、該キーロックピンの軸方向に直交する方向へスライ
ド可能に設けられるとともに上記ケーブルの一端が連結
されたスライダーとで構成される。そして、上記イグニ
ッションキーがOFF位置にある場合には、上記スライ
ダーが突出状態のキーロックピンと係合してそのスライ
ドが規制されることで上記ロックカムの回動(ロックオ
フ方向への回動)が阻止される。これとは逆に、上記イ
グニッションキーがACC位置あるいはON位置にある
場合には、上記キーロックピンが没入状態にあって上記
スライダーのスライドが許容され、上記ロックカムをロ
ックオン位置からロックオフ位置側へ回動操作してシフ
トレバーをPレンジから所定の走行レンジへ設定するの
が可能となるとともに、該ロックカムによって上記キー
ロックピンが没入状態から突出するのを阻止して走行中
にイグニッションキーがOFF位置に設定されるのを防
止することができるようになっている。
【0005】また、上記ケーブルは、その両端が車体側
に固定されるアウターケーブルと、該アウターケーブル
内に内挿配置されるとともにその一端が上記ロックカム
に、他端が上記スライダーに連結されるインナーケーブ
ルとで構成されるのが通例である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ケーブル式シフトロック装置においてシフトロック及び
シフトロックオフ操作が的確に行なわれるためには、上
記ロックカムの回動方向における取付位置と、該ロック
カムの回動位置に対応した上記スライダーの設定位置と
がともに適正位置に設定されていることが条件となる。
【0007】ところが、上述のようにケーブルはアウタ
ーケーブルとインナーケーブルとで構成されていること
から、特にこのケーブルが屈曲状態で配置された場合に
は、該インナーケーブルに圧縮力が作用する緩み方向操
作時には該インナーケーブルが上記アウターケーブルの
屈曲方向外側寄りの内面に接触し、逆に該インナーケー
ブルに引張力が作用する張り方向操作時には該インナー
ケーブルが上記アウターケーブルの屈曲方向内側寄りの
内面に接触することから、該インナーケーブルを緩み方
向と張り方向の間で操作する場合には該インナーケーブ
ルがアウターケーブルの外側寄りの内面と内側寄りの内
面との間で移動することに対応して所定のロスストロー
ク(インナーケーブルの一端を変位させても他端が変位
しないようなストローク範囲)が発生することとなる。
従って、上記ロックカムとスライダーとの位置決め作業
時にはこれらの間を連結するケーブルの上記ロスストロ
ークを考慮する必要がある。
【0008】しかるに、従来はかかるロスストロークに
ついてはほとんど配慮がされておらず、このため上記ケ
ーブルを介して相互に連動する上記ロックカムとスライ
ダーとの相対位置にズレが生じ易く、場合によってはシ
フトレバーが走行レンジからPレンジに戻され上記ロッ
クカムがロックオン位置にあるにもかかわらず、上記ス
ライダーが上記イグニッションキーの突出を阻止した状
態にあってイグニッションキーを抜くことが困難になる
ということも考えられる。また、このような不都合を回
避しようとすれば、ロックカム等の組付作業が繁雑とな
り作業性が悪化するということも考えられる。
【0009】そこで本願発明は、ロック用ケーブルのロ
スストロークを容易に吸収してロック部材及び作動部材
の組付精度を高水準に維持するとともにその組付作業に
おける作業性を良好ならしめ得るようにした自動変速機
のシフトロック装置を提供することを目的としてなされ
たものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願発明ではかかる課題
を解決するための具体的手段として、請求項1記載の発
明では、車体側部材に回動可能に枢支され、そのロック
オン位置ではシフトレバーに設けられたシフトロックピ
ンと係合してその移動を規制して上記シフトレバーの操
作を阻止する一方、そのロックオフ位置では上記シフト
ロックピンの移動を可能として上記シフトレバーの操作
を許容するロック部材と、その両端がそれぞれ車体側部
材に固定されるアウターケーブルと該アウターケーブル
内に挿入配置されるとともにその一端が上記ロック部材
に、他端が車両の運転操作に連動して作動する作動部材
にそれぞれ連結されたインナーケーブルとからなり且つ
上記ロック部材がそのロックオン位置からロックオフ位
置側に回動する場合に張り側となるようにして屈曲状態
で配置されたロック用ケーブルとを備え、上記作動部材
は、Ig−OFF状態では上記ロック用ケーブルを介し
て上記ロック部材のロックオン位置からロックオフ位置
への回動を規制し、Ig−ON状態にある場合には上記
ロック部材のロックオン位置とロックオフ位置との間で
の回動を許容せしめるようにした自動変速機のシフトロ
ック装置において、上記ロック部材の上記車体側部材へ
の組付時に該ロック部材を所定の回動位置において位置
決め固定する位置決め機構を設けるとともに、該位置決
め機構を、上記ロック部材を上記ロックオン位置よりも
上記ロックオフ位置とは反対方向へ所定量だけ回動した
位置で位置決めし得る如く構成し、さらに上記ロック用
ケーブルのアウターケーブルを、その組付時に少なくと
もその一端を軸方向に移動可能なる如くしたことを特徴
としている。
【0011】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
自動変速機のシフトロック装置において、上記ロック用
ケーブルを、そのアウターケーブルの端部とこれを支持
するケーブル支持部材との間に配置した付勢部材により
該端部がその端面側に向けて付勢可能なる如くしたこと
を特徴としている。
【0012】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
自動変速機のシフトロック装置において、上記ロック部
材を上記位置決め機構により位置決めした状態において
該ロック部材と上記シフトロックピンとの間隔が上記ロ
ック用ケーブルのロスストロークと略一致するように設
定したことを特徴としている。
【0013】請求項4記載の発明では、車体側部材にそ
れぞれ回動可能に枢支され、そのロックオン位置ではシ
フトレバーに設けられたシフトロックピンと係合してそ
の移動を規制して上記シフトレバーの操作を阻止し、ロ
ックオフ位置では上記シフトロックピンの移動を可能と
して上記シフトレバーの操作を許容する第1及び第2の
ロック部材とをそれぞれ第1のロック用ケーブルと第2
のロック用ケーブルにそれぞれ連結して個別に作動可能
とした自動変速機のシフトロック装置において、上記第
1のロック用ケーブルと第2のロック用ケーブルのう
ち、該第1のロック用ケーブルの上記ロック部材側の端
部を車体側部材に対して一点で固定し、また上記第2の
ロック用ケーブルの上記ロック部材側の端部を車体側部
材に対して二点で固定したことを特徴としている。
【0014】請求項5記載の発明では、請求項4記載の
自動変速機のシフトロック装置において、上記第1のロ
ック用ケーブルと第2のロック用ケーブルとが固定され
るロック用ケーブル固定ブラケットと、上記シフトレバ
ーの変位を変速機に伝達して変速操作を行なわしめるシ
フト用ケーブルが固定されるシフト用ケーブル固定ブラ
ケットとを同一の車体側部材に対して取付けたことを特
徴としている。
【0015】
【作用】本願各発明ではかかる構成とすることによって
それぞれ次のような作用が得られる。
【0016】請求項1記載の発明では、ロック部材の組
み付けに際して、位置決め機構によって該ロック部材を
ロックオン位置よりも所定量だけロックオフ位置とは反
対側へ回動させた状態で位置決めするとともに、該ロッ
ク部材と作動部材との間に配置されたロック用ケーブル
のアウターケーブルをその軸方向へ移動させた状態で固
定する。従って、この状態では、上記ロック部材と作動
部材との間を連結するインナーケーブルはアウターケー
ブルの屈曲方向外側寄りの内面に接触しその弛みがとら
れた状態となっている。
【0017】この状態で、上記位置決め機構による上記
ロック部材の回動規制作用を解除すると、上記ロック部
材は上記ロック用ケーブルのロスストロークに相当する
回動量だけロックオン位置側に復帰し、可及的に該ロッ
クオン位置に近付けられた状態で位置決めされることと
なる。
【0018】従って、特に、請求項3に記載の発明の如
く、上記ケーブルのロスストロークと、上記ロック部材
とシフトロックピンとの間隔とを略一致させておくと、
位置決め機構の解除状態において上記ロック部材はロッ
クオン位置に略一致した位置に設定されることとなるも
のである。
【0019】さらに、この場合、請求項2記載の発明の
如く、アウターケーブルの端部とケーブル支持部材との
間に付勢部材が設けられていれば、該ケーブルの組み付
けに際してのインナーケーブルの弛みが自動的にとられ
ることから、作業がより簡易ならしめられるものであ
る。
【0020】請求項4記載の発明では、第1のロック用
ケーブルの端部と第2のロック用ケーブルの端部とを車
体側部材に固定するに際して、第2のロック用ケーブル
の端部はこれを二点で固定すること上記車体側部材に対
する組付方向が的確に設定でき、また第1のロック用ケ
ーブルはこれを一点で固定することで該第1のロック用
ケーブルの上記第2のロック用ケーブルに対する相対的
な組付方向をが第1のロック用ケーブル側の調整のみで
容易に行うことができるとともに、固定箇所が少ない分
だけ作業が容易となるものである。
【0021】また、この場合、請求項5に記載の発明如
く、上記第1及び第2のロック用ケーブルとが固定され
るロック用固定ブラケットと、シフト用ケーブルが固定
されるシフト用ケーブル固定ブラケットとを、同一の車
体側部材に対して取り付けると、例えば、これらをそれ
ぞれ別々の車体側部材に取り付ける場合に比して、上記
ロック用固定ブラケットとシフト用ケーブル固定ブラケ
ットとの間の組付誤差が半減され、延いてはシフトレバ
ーの作動と上記ロック部材及び作動部材との間の作動上
の誤差が可及的に小ならしめられるものである。
【0022】
【発明の効果】従って、本願各発明の自動変速機のシフ
トロック装置によればそれぞれ次のような効果が得られ
る。
【0023】請求項1〜3記載の自動変速機のシフトロ
ック装置によれば、ロック部材等の組み付けに際して該
ロック部材を予じめロック用ケーブルのロスストローク
を吸収し得る方向へズラせた状態で位置決め機構により
位置決めするとともに、該ロック用ケーブルの弛みをと
り、この状態で位置決め機構の作用を解除して上記ロッ
ク部材を上記ロスストロークによりロックオン位置側に
復帰回動させることで該ロック部材を可及的にロックオ
ン位置に一致させるようにしていることから、該ロック
用ケーブルのロスストロークを考慮しない組付方法の場
合に比して、該ロック部材と作動部材との相対的な位置
決めがより確実となり、その組付精度が向上せしめられ
るとともに、組付作業性も向上するという効果が得られ
るものである。
【0024】請求項4記載の自動変速機のシフトロック
装置によれば、二つのロック用ケーブルのうち、一方の
ケーブルを車体側部材に対して二点で位置決めした状態
で組み付けるとともに、他方のケーブルを一点で組み付
けて上記一方のケーブルとの相対位置の調整を容易なら
しめていることから該各ケーブルの車体側部材に対する
組付方向性が向上するとともに、固定箇所が少ない分だ
け組付作業性が向上するという効果が得られるものであ
る。
【0025】さらに、この場合において、請求項5記載
の自動変速機のシフトロック装置の如く、ロック用ケー
ブル固定ブラケットとシフト用ケーブル固定ブラケット
とを同一の車体側部材に固定してこれら相互間の組付誤
差を半減させるようにした場合には、該各ケーブルの車
体側部材に対する組付方向性がより一層向上することに
なるものである。
【0026】
【実施例】以下、本願発明の自動変速機のシフトロック
装置を添付図面に基づいて具体的に説明すると、図1に
は本願発明の実施例にかかるシフトロック装置Zを備え
た自動変速機付き自動車のシフトレバー1部分が示され
ている。このシフトレバー1は、その基端部1aが車体
側に固定されたレバー枢支軸2に対して車体前後方向
(矢印RーL方向)に傾動可能に支承されるとともに、そ
の先端部1bにはノブ11が取り付けられている。ま
た、このシフトレバー1の軸方向の中間位置には、その
他端が自動変速機(図示手段)に連結されたシフト用ケー
ブル66のインナーケーブル68の一端がケーブル端部
材69を介して連結されており(連結部分の図示は省
略)、該シフトレバー1を車体前方寄り位置から後方寄
り位置に向けて傾動操作することで、Pレンジ(パーキ
ングレンジ)→Rレンジ(リバースレンジ)→Nレンジ(ニ
ュートラルレンジ)→Dレンジ(ドライブレンジ)→Sレ
ンジ(セカンドレンジ)→Lレンジ(ローレンジ)の順にシ
フト操作が行えるようになっている。
【0027】さらに、このシフトレバー1には、そのシ
フト操作をガイドして的確なシフトを実現するために後
述のガイド機構Pが設けられている。ガイド機構Pは、
従来周知の構造を有するものであって、これを略述すれ
ば、該ガイド機構Pは、上記シフトレバー1の基端部1
a寄り位置において側方へ突出状態で配置されるととも
に上記ノブ11に設けた操作ボタン12の押圧操作によ
って下方に押し下げられるシフトロックピン13と、上
記シフトレバー1の側方に近接した上記で車体側に固定
配置されたガイドプレート3とを有している。そして、
このガイドプレート3の後部3a部分には、図1〜図3
に示すように、深い縦溝からなるPレンジガイド部32
と該Pレンジガイド部32より浅い位置において棚状に
形成されたRレンジガイド部33と該Rレンジガイド部
33よりさらに浅く且つ溝幅の大きな走行レンジガイド
部34とからなるガイド溝31が形成されており、この
ガイド溝31内に上記シフトレバー1側のシフトロック
ピン13が係入せしめられている。このシフトロックピ
ン13を上記ガイド溝31の各ガイド部に選択的に位置
せしめることで所定のシフト位置に設定されるものであ
る。
【0028】ところで、この場合、上記シフトレバー1
がPレンジに設定された状態では、図2及び図3に示す
ように、上記シフトロックピン13は上記ガイド溝31
のPレンジガイド部32の底部に位置せしめられている
が、このPレンジガイド部32とRレンジガイド部33
との間には規制壁部35が形成されている。このため、
シフトレバー1をPレンジ位置から他のレンジに移動さ
せるためには、上記操作ボタン12を押圧操作して上記
シフトロックピン13を押し下げてこれを上記規制壁部
35を迂回させる必要がある。このように上記操作ボタ
ン12を操作しなければPレンジから抜くことができな
いようにすることで、例えば駐車中において不用意にP
レンジから走行レンジ側にシフト位置が切り変わるのを
防止するようになっている。
【0029】しかし、上記規制壁部35による規制作用
だけでは、例え乗員がシフト要求をしない場合であって
も上記操作ボタン12が操作されればシフト操作が可能
になるものであるため、Pレンジでのシフトロックをよ
り確実なものとするにはこれでは十分ではなく、このた
めに後述のキーロック機構Xとブレーキロック機構Yと
いう作動形態の異なる二つのロック機構からなるシフト
ロック装置Zが設けられている。以下、このシフトロッ
ク装置Zを詳述する。
【0030】キーロック機構X 上記キーロック機構Xは、イグニッションキー28の操
作位置に応じて上記シフトロックピン13の移動を規制
し得るようにしたものである。即ち、このキーロック機
構Xは、後述するロックカム4とスライダー45とキー
ロックピン29とキーロック用ケーブル51とで構成さ
れている。
【0031】上記ロックカム4は、特許請求の範囲中の
ロック部材に該当するものであって、上記ガイドプレー
ト3のガイド溝31の近傍位置に対向状態で配置され且
つ枢支ピン6を介して矢印AーB方向に回動可能に枢支
されるとともに上記Pレンジガイド部32に対応して上
記シフトロックピン13と係合可能とされたピン受溝4
1を有している。また、このロックカム4は、図示しな
いリターンスプリングによって常時矢印B方向に回動付
勢されている。
【0032】上記キーロックピン29は、シフトレバー
1に示すようにキーシリンダ27の上部に出没可能に配
置され、該キーシリンダ27に差し入れられたイグニッ
ションキー28がOFF位置に設定されている場合には
上方へ突出し(図2の鎖線図示状態)、該イグニッション
キー28がACC位置あるいはON位置に設定されてい
る状態では没入する(図2の実線図示状態)ように、該キ
ーロックピン29の操作位置に応じて出没せしめられる
ように構成されている。
【0033】上記スライダー45は、上記キーロックピ
ン29の上方位置において該キーロックピン29の軸方
向に直交する方向にスライド可能に支持され、上記キー
ロックピン29と対応した時にその突出を許容する嵌合
穴部47と該キーロックピン29と対応した時に該キー
ロックピン29をその下面側に位置させてこれを没入状
態のまま保持する規制板部46と、該規制板部46の嵌
合穴部47寄りの端面で構成され且つ突出状態にある上
記キーロックピン29と係合可能な係合部48とを有し
ている。また、このスライダー45は、規制板部46の
端面がストッパー49に当接することで反キーロックピ
ン側への最大スライド量が規制されるようになってい
る。
【0034】上記キーロック用ケーブル51は、特許請
求の範囲中のロック用ケーブルに該当し、上記ロックカ
ム4とスライダー45とを連結するものであって、その
一端52aがケーブル支持部材21を介して上記ガイド
プレート3側の第1固定ブラケット15に固定されると
ともに他端52bがケーブル支持部材22を介して適宜
の車体側部材に固定されるアウターケーブル52と、該
アウターケーブル52内に嵌挿配置され且つその一端5
3aがケーブル端部材54を介して上記ロックカム4に
設けたケーブル固定ボルト7に固定されるとともに他端
53bがケーブル端部材55を介して上記スライダー4
5に固定されたインナーケーブル53とから構成されて
いる。そして、このアウターケーブル52の端部52a
には、上記ケーブル支持部材21との間にアジャスタス
プリング56(特許請求の範囲中の付勢部材に該当する)
が縮装配置されている。
【0035】このように、上記キーロック用ケーブル5
1を介して上記ロックカム4とスライダー45とを連結
することで、該ロックカム4の回動が上記スライダー4
5の作動(即ち、上記イグニッションキー28の操作位
置)に応じて制御され、ロックオフあるいはロックオン
操作がなされるものである。
【0036】即ち、ロックカム4は上記キーロック用ケ
ーブル51のインナーケーブル53に操作力が作用して
いない状態では自己のリターンスプリング(図示省略)の
付勢力によって矢印B方向に付勢され、図3に実線図示
するように上記ピン受溝41の上縁部41aがPレンジ
ガイド部32に係入しているシフトロックピン13と当
接してその回動が規制された状態とされる(以下、この
回動位置を第1回動位置という)。そして、この状態に
おいて、上記スライダー45の係合部48が突出状態に
ある上記キーロックピン29と係合していれば該ロック
カム4はこの第1回動位置からそれ以上に矢印B方向へ
回動するのが規制され、結果的に上記シフトロックピン
13のPレンジガイド部32からの離脱を阻止する(即
ち、シフトレバー1の操作を阻止する)。
【0037】しかし、ロックカム4が第1回動位置に設
定された状態において上記スライダー45が図3に実線
図示する如く上記ストッパー49に当接した位置にある
場合には、該係合部48がキーロックピン29に当接す
る位置(図3に符号45′で示す鎖線図示位置)に達する
までは矢印B方向に回動し、図3に符号4Aで示す鎖線
図示位置まで回動する(以下、この位置を第2回動位置
という)。そして、この第1回動位置と上記の第1回動
位置の範囲内においては上記シフトロックピン13が上
記規制壁部35を乗り越えて走行レンジ側へ移動するの
を阻止し得るようになっている。即ち、この第1回動位
置と第2回動位置の範囲が特許請求の範囲でいうところ
のロックオン位置に該当するものである。
【0038】一方、上記ロックカム4が第1回動位置あ
るいは第2回動位置にあっても、上記キーロックピン2
9が没入状態にあれば該キーロックピン29によるスラ
イダー45に対するスライド規制作用が解除されるた
め、該ロックカム4はさらに矢印B方向に回動し、図3
に符号4Bで示す鎖線図示位置に達し、上記シフトロッ
クピン13の走行レンジ側への移動を許容する(以下、
この位置を第3回動位置という)。即ち、この第3回動
位置が特許請求の範囲中のロックオフ位置に該当するこ
とになる。
【0039】このように構成することで、シフトレバー
1がPレンジに設定されている状態においては、イグニ
ッションキー28がACC位置あるいはON位置に設定
されない限りPレンジから他のレンジへのシフト操作が
できないことになるものである。また、一旦、イグニッ
ションキー28がON位置に設定されPレンジから他の
レンジにシフトされた後は、上記スライダー45によっ
て上記キーロックピン29が没入状態のまま保持される
ため、イグニッションキー28をON位置からACC位
置に設定してエンジンを停止させることはできるもの
の、イグニッションキー28をOFF位置にしてこれを
抜き取ることはできないことになる。
【0040】ブレーキロック機構Y ブレーキロック機構Yは、図1に示すように、上記レバ
ー枢支軸2に支承されたロックレバー5と、該ロックレ
バー5とブレーキペダル(図示省略)とを連結するブレー
キロック用ケーブル61とを有し、該ブレーキペダルの
踏込操作に連動して上記ロックレバー5を適宜に回動操
作しもって上記シフトロックピン13の移動を規制する
ものである。具体的には、ブレーキペダルが踏み込み操
作されていない状態においては上記ロックレバー5が上
記シフトロックピン13の直下方位置に対応して該シフ
トロックピン13の下動を規制する一方、該ブレーキペ
ダルが踏み込み操作された状態では上記ロックレバー5
が上記シフトロックピン13から離間して該シフトロッ
クピン13の下動を許容するようになっている。従っ
て、上記シフトレバー1は、ブレーキペダルが踏まれ、
且つ上記キーロックピン29がACC位置あるいはON
位置に設定されない限り、いかに上記操作ボタン12を
操作しようともシフト操作を行うことはできない。
【0041】キーロック機構Xの組付 ところで、上記キーロック機構Xにおいては、上述のよ
うにロックカム4とスライダー45とをキーロック用ケ
ーブル51によって連結し、該ロックカム4の回動をス
ライダー45とキーロックピン29との共働作用によっ
て制御するとともに、該キーロックピン29の動作をロ
ックカム4の回動位置に応じて位置設定される上記スラ
イダー45によって規制するという、相互に連関した作
動系を構成していることから、上記スライダー45とロ
ックカム4との相対的な位置決めが適正にされていない
とイグニッションキー28をOFF位置に設定したがこ
れをキーシリンダ27から抜き取ることができないとい
うような事態の発生も予想され、またこのような事態は
上記キーロック用ケーブル51のロスストロークによっ
てもたらされるところが大であることも既述の通りであ
る。
【0042】このため、この実施例においては、上記ロ
ックカム4とスライダー45の位置決めを容易且つ高水
準に行えるようにすべく、下記の如き種々の構成を採用
している。
【0043】ロックカム4等の組み付けに際し、先ずロ
ックカム4側においては、上記ガイドプレート3に位置
決めピン穴36を形成するとともに、該ロックカム4に
も位置決めピン穴42を形成し、これら各位置決めピン
穴36,42に位置決めピン40を取り付けることで該
ロックカム4のガイドプレート3に対する位置決めを行
うようにしている。そして、この場合、図2に示すよう
に、上記ロックカム4のピン受溝41の上縁部41a
と、Pレンジガイド部32に嵌入している上記シフトロ
ックピン13との間に所定の隙間S(特許請求の範囲の
所定量に該当する)を確保した位置で位置決めしている
(図3に符号4Cで示す鎖線図示位置参照)。また、この
隙間Sの大きさは、上記キーロック用ケーブル51のロ
スストローク分だけロックカム4が回動する場合におけ
る上記シフトロックピン13とピン受溝41の上縁部4
1aとの間隔寸法にほぼ合致させている(尚、この位置決
めピン40と各位置決めピン穴36,42で特許請求の
範囲中の位置決め機構Qが構成される)。一方、上記ス
ライダー45側においては、該スライダー45を図2に
実線図示の如くストッパー49に当接させる。
【0044】この状態において、上記キーロック用ケー
ブル51を取り付けるが、この場合、先ず、上記アウタ
ーケーブル52の端部52aに対するケーブル支持部材
21による保持状態を緩く設定した状態でインナーケー
ブル53の両端部53a,53bをそれぞれロックカム4
とスライダー45に連結する。すると、このインナーケ
ーブル53の連結状態においては、図2に示すように、
上記アウターケーブル52は上記アジャスタスプリング
56のバネ力によって該端部52aがロックカム4側に
引き出され、上記インナーケーブル53は屈曲状態にあ
る上記アウターケーブル52の屈曲方向外側の内面に接
触し、その弛みが取り除かれる。この状態で、上記ケー
ブル支持部材21によってアウターケーブル52の端部
52aを緊締して固定する。
【0045】次に、上記位置決めピン40をとり外す。
すると、上記インナーケーブル53は上記ロックカム4
がそのリターンスプリングのバネ力によって矢印B方向
に回動することにより、図3に示すように上記ロックカ
ム4が第1回動位置に設定された状態においてアウター
ケーブル52の屈曲方向内側の内面に接触し、弛みのな
い状態となる。
【0046】従って、ロックカム4及びスライダー45
を所定位置に位置決めした後、上記ケーブル支持部材2
1を緊締することで、該ロックカム4と上記スライダー
45との適正な相対位置が自動的に確保されるものであ
り、組付作業の簡易迅速化による作業性の向上と組付精
度の向上とが同時に達成されるものである。
【0047】尚、ここでは上記隙間Sをキーロック用ケ
ーブル51のロスストロークにほぼ合致させているが、
実際には各部材の加工誤差もあるため正確に合致させる
ことは困難である。しかし、その場合であっても、上記
隙間Sの大きさが、図2に示すようにスライダー45が
ストッパー49に当接した状態での係合部48の位置と
上記キーロックピン29との間隔寸法Lよりも小さく設
定されてさえいれば、イグニッションキー28をOFF
に設定したにもかかわらず該イグニッションキー28が
抜き取れないというような不都合は確実に回避されるも
のである。
【0048】その他の構成 さらに、この実施例のものにおいては、次のような新規
な構成によって、組付作業性及び組付精度等のさらなる
向上を図るようにしている。即ち、上記キーロック用ケ
ーブル51のアウターケーブル52の一端52aを支持
するケーブル支持部材21と、ブレーキロック用ケーブ
ル61のアウターケーブル62の一端62aを支持する
ケーブル支持部材23はともに上記ガイドプレート3側
に取り付けられるが、この場合、ブレーキロック用ケー
ブル61側のケーブル支持部材23はこれを前後二本の
固定ボルト17,18で固定する一方、キーロック用ケ
ーブル51側のケーブル支持部材21は上記二本の固定
ボルト17,18のうちの一方の固定ボルト17のみに
よって固定するようにしている。
【0049】このようにすると、ブレーキロック用ケー
ブル61は二本の固定ボルト17,18で取り付けられ
るところから上記ガイドプレート3に対する相対的な取
付方向が一義的に且つ正確に設定される。また、キーロ
ック用ケーブル51は一本の固定ボルト17によって取
付けられていることから、該固定ボルト17を中心とし
て回動させることで上記ブレーキロック用ケーブル61
あるいはガイドプレート3に対する相対的な取付方向を
容易に且つ正確に調整することができる。この結果、各
ケーブル51,61の適正な取付方向性と組付作業性の
向上とが両立されるものである。尚、この実施例では上
記キーロック用ケーブル51が特許請求の範囲中の第1
のロック用ケープルに、また上記ブレーキロック用ケー
ブル61が第2のロック用ケープルにそれぞれ該当す
る。
【0050】また、上記各ケーブル支持部材21,23
を固定する第1固定ブラケット15(特許請求の範囲中
のロック用固定ブラケットに該当する)と、上記シフト
用ケーブル66側のケーブル支持部材24を固定する第
2固定ブラケット16(特許請求の範囲中のシフト用固
定ブラケットに該当する)とを、上記ガイドプレート3
の両側にそれぞれ設けている。このようにした場合に
は、例えばこれら各固定ブラケット15と第2固定ブラ
ケット16とをそれぞれ別々の車体側部材に設けた場合
のように、該第1固定ブラケット15とこれに対応する
ブラケットとの間の組付誤差と、上記第2固定ブラケッ
ト16とこれに対応するブラケットとの間の組付誤差と
の総和が該第1固定ブラケット15と第2固定ブラケッ
ト16との間の組付誤差として現れる場合に比して、該
第1固定ブラケット15と第2固定ブラケット16との
間の組付誤差が小さくなり、延いては各ケープル51,
61,66相互間の組付誤差が可及的に小さくなり、精
度の良いシフトロック装置を得ることが可能となるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例にかかる自動変速機のシフト
ロック装置の要部分解斜視図である。
【図2】図1に示したキーロック機構の拡大図である。
【図3】図2のキーロック機構の状態変化図である。
【符号の説明】
1はシフトレバー、2はレバー枢支軸、3はガイドプレ
ート、4はロックカム、5はロックレバー、6は枢支ピ
ン、7はケーブル固定ボルト、8はケーブル固定ボル
ト、11はノブ、12は操作ボタン、13はシフトロッ
クピン、15は第1固定ブラケット、16は第2固定ブ
ラケット、17は固定ボルト、18は固定ボルト、19
は固定ボルト、21〜24はケーブル支持部材、27は
キーシリンダ、28はイグニッションキー、29はキー
ロックピン、31はガイド溝、32はPレンジガイド
部、33はRレンジガイド部、34は走行レンジガイド
部、35は規制壁部、36は位置決めピン穴、40は位
置決めピン、41はピン受溝、42は位置決めピン穴、
45はスライダー、46は規制板部、47は嵌合穴部、
48は係合部、49はストッパー、51はキーロック用
ケーブル、52はアウターケーブル、53はインナーケ
ーブル、54はケーブル端部材、55はケーブル端部
材、56はアジャスタスプリング、61はブレーキロッ
ク用ケーブル、62はアウターケーブル、63はインナ
ーケーブル、64はケーブル端部材、65はアジャスタ
スプリング、66はシフト用ケーブル、67はアウター
ケーブル、68はインナーケーブル、69はケーブル端
部材、Pはガイド機構、Qは位置決め機構、Xはキーロ
ック機構、Yはブレーキロック機構、Zはシフトロック
装置である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横山 賢治 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側部材に回動可能に枢支され、その
    ロックオン位置ではシフトレバーに設けられたシフトロ
    ックピンと係合してその移動を規制して上記シフトレバ
    ーの操作を阻止する一方、そのロックオフ位置では上記
    シフトロックピンの移動を可能として上記シフトレバー
    の操作を許容するロック部材と、 その両端がそれぞれ車体側部材に固定されるアウターケ
    ーブルと該アウターケーブル内に挿入配置されるととも
    にその一端が上記ロック部材に、他端が車両の運転操作
    に連動して作動可能な状態になる作動部材にそれぞれ連
    結されたインナーケーブルとからなり且つ上記ロック部
    材がそのロックオン位置からロックオフ位置側に回動す
    る場合に張り側となるようにして屈曲状態で配置された
    ロック用ケーブルとを備え、 上記作動部材は、Ig−OFF状態では上記ロック用ケ
    ーブルを介して上記ロック部材のロックオン位置からロ
    ックオフ位置への回動を規制し、Ig−ON状態にある
    場合には上記ロック部材のロックオン位置とロックオフ
    位置との間での回動を許容せしめるようにした自動変速
    機のシフトロック装置であって、 上記ロック部材の上記車体側部材への組付時に該ロック
    部材を所定の回動位置において位置決め固定する位置決
    め機構を設けるとともに、該位置決め機構が、上記ロッ
    ク部材を上記ロックオン位置よりも上記ロックオフ位置
    とは反対方向へ所定量だけ回動した位置で位置決めし得
    る如く構成され、 さらに上記ロック用ケーブルのアウターケーブルは、そ
    の組付時に少なくともその一端が軸方向に移動可能とさ
    れていることを特徴とする自動変速機のシフトロック装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記ロック用ケーブ
    ルは、そのアウターケーブルの端部とこれを支持するケ
    ーブル支持部材との間に配置した付勢部材により該端部
    がその端面側に向けて付勢可能とされていることを特徴
    とする自動変速機のシフトロック装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、上記ロック部材が上
    記位置決め機構により位置決めされた状態において該ロ
    ック部材と上記シフトロックピンとの間隔が上記ロック
    用ケーブルのロスストロークと略一致するように設定さ
    れていることを特徴とする自動変速機のシフトロック装
    置。
  4. 【請求項4】 車体側部材にそれぞれ回動可能に枢支さ
    れ、そのロックオン位置ではシフトレバーに設けられた
    シフトロックピンと係合してその移動を規制して上記シ
    フトレバーの操作を阻止し、ロックオフ位置では上記シ
    フトロックピンの移動を可能として上記シフトレバーの
    操作を許容する第1及び第2のロック部材とをそれぞれ
    第1のロック用ケーブルと第2のロック用ケーブルにそ
    れぞれ連結して個別に作動可能とした自動変速機のシフ
    トロック装置であって、 上記第1のロック用ケーブルと第2のロック用ケーブル
    のうち、該第1のロック用ケーブルの上記ロック部材側
    の端部は車体側部材に対して一点で固定され、また上記
    第2のロック用ケーブルの上記ロック部材側の端部は車
    体側部材に対して二点で固定されていることを特徴とす
    る自動変速機のシフトロック装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、上記第1のロック用
    ケーブルと第2のロック用ケーブルとが固定されるロッ
    ク用ケーブル固定ブラケットと、上記シフトレバーの変
    位を変速機に伝達して変速操作を行なわしめるシフト用
    ケーブルが固定されるシフト用ケーブル固定ブラケット
    とが、同一の車体側部材に対して取付けられていること
    を特徴とする自動変速機のシフトロック装置。
JP4943293A 1993-03-10 1993-03-10 自動変速機のシフトロック装置 Pending JPH06265011A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6161672A (en) * 1998-09-25 2000-12-19 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Shift-locking device for a vehicle transmission

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6161672A (en) * 1998-09-25 2000-12-19 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Shift-locking device for a vehicle transmission
DE19945954B4 (de) * 1998-09-25 2013-11-14 Aisin Seiki K.K. Schaltverriegelungsvorrichtung für ein Fahrzeuggetriebe

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