JPH0626438Y2 - 車両用表示装置 - Google Patents
車両用表示装置Info
- Publication number
- JPH0626438Y2 JPH0626438Y2 JP1987177479U JP17747987U JPH0626438Y2 JP H0626438 Y2 JPH0626438 Y2 JP H0626438Y2 JP 1987177479 U JP1987177479 U JP 1987177479U JP 17747987 U JP17747987 U JP 17747987U JP H0626438 Y2 JPH0626438 Y2 JP H0626438Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reflector
- driver
- display
- display device
- vehicle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は表示器の像をフロントガラス手前の反射板で反
射し、その虚像をフロントガラスを透して見る外景と重
畳して視認するようにした所謂ヘッドアップディスプレ
イを用いた車両用表示装置に関する。
射し、その虚像をフロントガラスを透して見る外景と重
畳して視認するようにした所謂ヘッドアップディスプレ
イを用いた車両用表示装置に関する。
従来、車両用表示装置において、表示器の多様化による
増設スペースの確保、あるいは運転中の安全等を考慮し
て所謂ヘッドアップディスプレイの採用が提案されてい
る。
増設スペースの確保、あるいは運転中の安全等を考慮し
て所謂ヘッドアップディスプレイの採用が提案されてい
る。
この種のヘッドアップディスプレイを用いた従来の表示
装置として、例えば、ダッシュボード内に表示面を上に
向けてプロジェクタ配設するとともにフロントガラス手
前のダッシュボード上面にハーフミラーを設け、上記プ
ロジェクタの表示像を上記ハーフミラーによって運転席
側に反射するようにしたものがある。
装置として、例えば、ダッシュボード内に表示面を上に
向けてプロジェクタ配設するとともにフロントガラス手
前のダッシュボード上面にハーフミラーを設け、上記プ
ロジェクタの表示像を上記ハーフミラーによって運転席
側に反射するようにしたものがある。
第７図は上記のような従来の表示装置の表示状態を示す
図であり、同図(a)は車速が１８８km/hの場合、同図(b)
は車速が５km/hの場合をそれぞれ示す。
図であり、同図(a)は車速が１８８km/hの場合、同図(b)
は車速が５km/hの場合をそれぞれ示す。
運転者の視野範囲は車速に応じて変化し、例えば第７図
に破線で示したように、低速時（同図(b)）の視野範囲
Ａ′は高速時（同図(a)）の視野範囲Ａより広くなる。
に破線で示したように、低速時（同図(b)）の視野範囲
Ａ′は高速時（同図(a)）の視野範囲Ａより広くなる。
したがって、高速時には反射板５０に映る表示像Ｂが視
野範囲Ａから外れているため運転者に煩わしさを感じさ
せないが、低速時には表示像Ｂ′が視野範囲Ａ′内に位
置するようになるため運転者に煩わしさを感じさせると
いう問題があった。
野範囲Ａから外れているため運転者に煩わしさを感じさ
せないが、低速時には表示像Ｂ′が視野範囲Ａ′内に位
置するようになるため運転者に煩わしさを感じさせると
いう問題があった。
上記の問題点を解決するためになした本考案の車両用表
示装置は、表示器の表示像をダッシュボード上に設けた
反射板によって反射し、前記表示像をフロントガラスを
透して見る外景に重畳して視認するようにした車両用表
示装置において、前記表示像を運転席から視認できる反
射条件を満たして前記反射板をフロントガラスに面して
左右方向に移動する反射板移動手段を設け、車速が予め
決められた高速域にあるときは上記反射板移動手段によ
り上記反射板を運転席の正面位置に移動し、低速域にあ
るときは上記反射板移動手段により上記反射板を運転席
の正面位置から横に移動するようにしたことを特徴とす
る。
示装置は、表示器の表示像をダッシュボード上に設けた
反射板によって反射し、前記表示像をフロントガラスを
透して見る外景に重畳して視認するようにした車両用表
示装置において、前記表示像を運転席から視認できる反
射条件を満たして前記反射板をフロントガラスに面して
左右方向に移動する反射板移動手段を設け、車速が予め
決められた高速域にあるときは上記反射板移動手段によ
り上記反射板を運転席の正面位置に移動し、低速域にあ
るときは上記反射板移動手段により上記反射板を運転席
の正面位置から横に移動するようにしたことを特徴とす
る。
車速の速度域に応じてダッシュボードの横方向に移動さ
れる反射板は、速度域に応じて変動する運転者の視野範
囲の外側近傍に移動され、視野範囲の外側近傍で反射表
示が行われる。
れる反射板は、速度域に応じて変動する運転者の視野範
囲の外側近傍に移動され、視野範囲の外側近傍で反射表
示が行われる。
第１図は本考案による車両用表示装置の一実施例を示す
図である。
図である。
図において、表示器１ａを内臓するプロジェクタ１は運
転席上方の天井１０に固定されており、フロントガラス
２０の手前のダッシュボード２上には反射板３が配設さ
れている。
転席上方の天井１０に固定されており、フロントガラス
２０の手前のダッシュボード２上には反射板３が配設さ
れている。
この反射板３は透明部材でできており、上記表示器１ａ
の表示像を運転席側に反射するとともにフロントガラス
２０からの光を透過し、上記表示像が外景と重畳して視
認できるようになっている。
の表示像を運転席側に反射するとともにフロントガラス
２０からの光を透過し、上記表示像が外景と重畳して視
認できるようになっている。
上記ダッシュボード２内には反射板３を保持するととも
にこの反射板３をフロントガラス２０に面して横方向に
移動するための反射板移動手段４が配設されている。
にこの反射板３をフロントガラス２０に面して横方向に
移動するための反射板移動手段４が配設されている。
第３図は上記反射板移動手段４を示す図である。同図に
おいて、４１は反射板３が取り付けられるとともにこの
反射板３を縦軸４１ａで保持する保持部材、４２は上記
保持部材４１および反射板３を縦軸４１ａを回動軸とし
て回動駆動する角度制御モータで、この角度制御モータ
４２のモータ軸は上記保持部材４１の縦軸４１ａの下端
に取り付けられている。
おいて、４１は反射板３が取り付けられるとともにこの
反射板３を縦軸４１ａで保持する保持部材、４２は上記
保持部材４１および反射板３を縦軸４１ａを回動軸とし
て回動駆動する角度制御モータで、この角度制御モータ
４２のモータ軸は上記保持部材４１の縦軸４１ａの下端
に取り付けられている。
４３は上面に上記角度制御モータ４２が固定された固定
板、４４1，４４2は上記固定板４３の下面に取り付けら
れた一対の回転ローラ、４５はフロントガラス２０と略
平行方向を長手方向としてダッシュボード２内に固定さ
れた案内レールであり、上記一対の回転ローラ４４1，
４４2は上記案内レール４５を挟んだ状態にして固定板
４３を案内レール４５の長手方向に移動自在に保持して
いる。
板、４４1，４４2は上記固定板４３の下面に取り付けら
れた一対の回転ローラ、４５はフロントガラス２０と略
平行方向を長手方向としてダッシュボード２内に固定さ
れた案内レールであり、上記一対の回転ローラ４４1，
４４2は上記案内レール４５を挟んだ状態にして固定板
４３を案内レール４５の長手方向に移動自在に保持して
いる。
４６は上記固定板４３の下面に取り付けられた移動用モ
ータで、この移動用モータ４６の回転力が図示しない歯
車等によって上記回転ローラ４４1に伝達され、この移
動用モータ４６が駆動されると反射板３、保持部材４
１、角度制御モータ４２、固定板４３、一対の回転ロー
ラ４４1，４４2および移動用モータ４６が案内レール４
５に沿って移動される。
ータで、この移動用モータ４６の回転力が図示しない歯
車等によって上記回転ローラ４４1に伝達され、この移
動用モータ４６が駆動されると反射板３、保持部材４
１、角度制御モータ４２、固定板４３、一対の回転ロー
ラ４４1，４４2および移動用モータ４６が案内レール４
５に沿って移動される。
なお、ダッシュボード２の上面には案内レール４５と平
行した長穴２ａが形成されており、上記保持部材４１の
縦軸４１ａが長穴２ａに通され、ダッシュボード２内部
の角度制御モータ４２とダッシュボード２外部の反射板
３および保持部材４１が連結されている。
行した長穴２ａが形成されており、上記保持部材４１の
縦軸４１ａが長穴２ａに通され、ダッシュボード２内部
の角度制御モータ４２とダッシュボード２外部の反射板
３および保持部材４１が連結されている。
また、上記角度制御モータ４２と移動用モータ４６は車
速が予め設定された低速域と高速域間で変動すると駆動
される。
速が予め設定された低速域と高速域間で変動すると駆動
される。
第４図は車速の速度域に応じて変化する反射板の位置を
説明する図、第２図は低速域および高速域での各表示状
態を示す図である。
説明する図、第２図は低速域および高速域での各表示状
態を示す図である。
車速が高速域のとき反射板３は運転者３０の正面位置Ｐ
に配置されるとともに、角度制御モータ４２の駆動によ
って反射面が移動方向に対して角度αだけ回動され、プ
ロジェクタ１の表示像が運転者３０の視点位置に反射さ
れるようになる。
に配置されるとともに、角度制御モータ４２の駆動によ
って反射面が移動方向に対して角度αだけ回動され、プ
ロジェクタ１の表示像が運転者３０の視点位置に反射さ
れるようになる。
したがって、第２図(a)に示したように高速時の運転者
の視野範囲Ａの外側近傍に表示像Ｂが得られるため、運
転者は容易に表示像Ｂを視認できるようになると共に、
反射板３に煩わしさを覚えることもない。
の視野範囲Ａの外側近傍に表示像Ｂが得られるため、運
転者は容易に表示像Ｂを視認できるようになると共に、
反射板３に煩わしさを覚えることもない。
一方、車速が低速域のときは反射板３は運転者３０の正
面から外れた位置Ｑ（第４図）に配置されるとともに、
角度制御モータ４２の駆動によって反射面が移動方向に
対して角度βだけ回動され、プロジェクタ１の表示像が
運転者３０の視点位置に反射されるようになる。
面から外れた位置Ｑ（第４図）に配置されるとともに、
角度制御モータ４２の駆動によって反射面が移動方向に
対して角度βだけ回動され、プロジェクタ１の表示像が
運転者３０の視点位置に反射されるようになる。
したがって、第２図(b)に示したように反射板３および
表示像Ｂ′は低速時の運転者の視野範囲Ａ′から外れた
位置に移動されるため、運転者に対して煩わしさを与え
るようなことがない。
表示像Ｂ′は低速時の運転者の視野範囲Ａ′から外れた
位置に移動されるため、運転者に対して煩わしさを与え
るようなことがない。
なお、上記のように反射板３を配置する位置Ｐ，Ｑ、さ
らに、各位置Ｐ，Ｑにおける反射面の回動角度α，βは
予め設定されており、これらの設定量になるように移動
用モータ４６および角度制御モータ４２は一定量駆動さ
れる。
らに、各位置Ｐ，Ｑにおける反射面の回動角度α，βは
予め設定されており、これらの設定量になるように移動
用モータ４６および角度制御モータ４２は一定量駆動さ
れる。
第５図は反射板移動手段の他の実施例を示す図であり、
図において固定板４３、一対の回転ローラ４４1，４
４2、移動用モータ４６は前記第３図について説明した
ものと同様のものである。
図において固定板４３、一対の回転ローラ４４1，４
４2、移動用モータ４６は前記第３図について説明した
ものと同様のものである。
この駆動手段は、前記保持部材４１および角度制御モー
タ４２の代わりに反射板３を保持する一対の支持棒４１
1′，４１2′とこの一対の支持棒４１1′，４１2′を固
定する回動板４２′を用いるとともに、ダッシュボード
２′上の長穴２ａ′と案内レール４５′は、第６図に示
したようにプロジェクタ１の表示像を運転者３０の視点
位置に反射するような曲線Ｃに沿って円弧状に形成され
ている。
タ４２の代わりに反射板３を保持する一対の支持棒４１
1′，４１2′とこの一対の支持棒４１1′，４１2′を固
定する回動板４２′を用いるとともに、ダッシュボード
２′上の長穴２ａ′と案内レール４５′は、第６図に示
したようにプロジェクタ１の表示像を運転者３０の視点
位置に反射するような曲線Ｃに沿って円弧状に形成され
ている。
また、上記回動板４２′は固定板４３に回動自在に固定
され、一対の支持棒４１1′，４１2′が上記長穴２ａ′
に填め込まれている。
され、一対の支持棒４１1′，４１2′が上記長穴２ａ′
に填め込まれている。
したがって、移動用モータ４６が駆動されると支持棒４
１1′，４１2′が長穴２ａ′の縁に当接された状態で摺
動するため、反射板３の反射面が運転者にとって最適な
方向を向くようになり、前記第１の実施例について説明
した同様に車速の速度域に応じて反射板３の移動と反射
表示を行うことができる。
１1′，４１2′が長穴２ａ′の縁に当接された状態で摺
動するため、反射板３の反射面が運転者にとって最適な
方向を向くようになり、前記第１の実施例について説明
した同様に車速の速度域に応じて反射板３の移動と反射
表示を行うことができる。
以上の実施例においては、表示器１ａの像を直接反射表
示を行うものについて説明したが、遠方表示を目的とし
てレンズ系を用いたプロジェクター１を使用した場合に
は、反射板３の移動に連動して、プロジェクター１を回
動する様な機構を設ければ良い。
示を行うものについて説明したが、遠方表示を目的とし
てレンズ系を用いたプロジェクター１を使用した場合に
は、反射板３の移動に連動して、プロジェクター１を回
動する様な機構を設ければ良い。
以上説明したように本考案の車両用表示装置によれば、
ダッシュボード上に設けた反射板によって表示像を反射
するとともに、表示像を視認できる反射条件を満たし
て、高速域では反射板を運転席の正面位置に移動し、低
速域では反射板を運転席の正面位置から横に移動するよ
うにしたので、ヘッドアップディスプレイを構成しなが
ら高速域での表示の視認を容易にし、かつ、低速域で表
示像によって運転者に煩わしさを与えるようなことがな
い。
ダッシュボード上に設けた反射板によって表示像を反射
するとともに、表示像を視認できる反射条件を満たし
て、高速域では反射板を運転席の正面位置に移動し、低
速域では反射板を運転席の正面位置から横に移動するよ
うにしたので、ヘッドアップディスプレイを構成しなが
ら高速域での表示の視認を容易にし、かつ、低速域で表
示像によって運転者に煩わしさを与えるようなことがな
い。
第１図は本考案による車両用表示装置の一実施例を示す
図、 第２図は実施例における表示状態を示す図、 第３図は実施例における反射板移動手段を示す図、 第４図は実施例における反射板の移動位置と回動角度を
説明する図、 第５図は反射板移動手段の他の実施例を示す図、 第６図は第５図の反射板移動手段における長穴および案
内レールの形状を説明する図、 第７図は従来の表示装置における表示状態の一例を示す
図である。 １…プロジェクタ、２…ダッシュボード、３…反射板、
４…反射板移動手段。
図、 第２図は実施例における表示状態を示す図、 第３図は実施例における反射板移動手段を示す図、 第４図は実施例における反射板の移動位置と回動角度を
説明する図、 第５図は反射板移動手段の他の実施例を示す図、 第６図は第５図の反射板移動手段における長穴および案
内レールの形状を説明する図、 第７図は従来の表示装置における表示状態の一例を示す
図である。 １…プロジェクタ、２…ダッシュボード、３…反射板、
４…反射板移動手段。
Claims (1)
- 【請求項１】表示器の表示像をダッシュボード上に設け
た反射板によって反射し、前記表示像をフロントガラス
を透して見る外景に重畳して視認するようにした車両用
表示装置において、 前記表示像を運転席から視認できる反射条件を満たして
前記反射板をフロントガラスに面して左右方向に移動す
る反射板移動手段を設け、 車速が予め決められた高速域にあるときは上記反射板移
動手段により上記反射板を運転席の正面位置に移動し、
低速域にあるときは上記反射板移動手段により上記反射
板を運転席の正面位置から横に移動するようにしたこと
を特徴とする車両用表示装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987177479U JPH0626438Y2 (ja) | 1987-11-24 | 1987-11-24 | 車両用表示装置 |
| US07/752,935 US5204666A (en) | 1987-10-26 | 1991-08-30 | Indication display unit for vehicles |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987177479U JPH0626438Y2 (ja) | 1987-11-24 | 1987-11-24 | 車両用表示装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0181335U JPH0181335U (ja) | 1989-05-31 |
| JPH0626438Y2 true JPH0626438Y2 (ja) | 1994-07-20 |
Family
ID=31469140
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987177479U Expired - Lifetime JPH0626438Y2 (ja) | 1987-10-26 | 1987-11-24 | 車両用表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0626438Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11226486B2 (en) | 2018-12-12 | 2022-01-18 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Head-up display device for providing three-dimensional augmented reality |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2952441B1 (fr) * | 2009-11-11 | 2016-11-25 | Johnson Controls Tech Co | Dispositif d'affichage, notamment pour vehicule automobile |
| JP6219639B2 (ja) * | 2013-08-30 | 2017-10-25 | 富士通テン株式会社 | 表示システム |
| JP6213300B2 (ja) * | 2014-02-26 | 2017-10-18 | マツダ株式会社 | 車両用表示装置 |
-
1987
- 1987-11-24 JP JP1987177479U patent/JPH0626438Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11226486B2 (en) | 2018-12-12 | 2022-01-18 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Head-up display device for providing three-dimensional augmented reality |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0181335U (ja) | 1989-05-31 |
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