JPH09150671A - バックミラー - Google Patents

バックミラー

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JPH09150671A
JPH09150671A JP33283995A JP33283995A JPH09150671A JP H09150671 A JPH09150671 A JP H09150671A JP 33283995 A JP33283995 A JP 33283995A JP 33283995 A JP33283995 A JP 33283995A JP H09150671 A JPH09150671 A JP H09150671A
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mirror
convex mirror
concave lens
convex
holder
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JP33283995A
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Toru Kanazawa
澤 徹 金
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Murakami Corp
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  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 鏡面の曲率を変化させずに視界範囲を調整で
きるようにする。 【解決手段】 フレーム18にミラー角度調整部28を
ねじ止め固定し、ミラー角度調整部28にピボット30
を介してミラーホルダー32を角度可変に取付支持す
る。ミラーホルダー32には、凹部38内に凸面鏡40
を前後方向に移動自在に収容する。ミラーホルダー32
の開口部に凹レンズ42を固定する。凸面鏡40は、作
用ロッド50に連結されて前後方向に移動して凹レンズ
42との間の距離を変化させ、これにより視界範囲が変
化する。凸面鏡40とミラーホルダー32の凹部内底面
52との間に作動ロッド50を取り囲むようにばね部材
54を配置することにより、凸面鏡40を凹レンズ42
に対し平行状態に保つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、視界範囲を可変
に構成した車両用のバックミラーに関する。
【0002】
【従来の技術】車両用のバックミラーは反射面の大きさ
に制約があり、視界範囲が限られている。反射面(凸
面)の曲率半径を短くすれば視界範囲が広く得られる
が、その反面距離感がつかみにくくなる。
【0003】距離感を犠牲にせずに広い視界範囲を確保
するようにした従来の車両用バックミラーとして、特開
平7−47881号公報に記載のものがあった。これ
は、反射面に平坦な領域とその外側に凸状の領域を連続
的に形成したもので、平坦な領域で後方視野を正しい距
離感で映し出し、凸状の領域で車両側方の視界を映し出
すようにしたものである。
【0004】しかし、バックミラーで見たい視界範囲は
交通状況や個人差、車両等によって異なり、前記特開平
7−47881号公報に記載のものでは固定の視界範囲
(視野角)しか得られなかった。
【0005】そこで、視界範囲を運転者が自由に調整で
きるようにしたバックミラーとして、実開平1−682
52号公報に記載のものがあった。これは、ミラーの背
面の中央部にミラー面に垂直にロッドを連結し、ロッド
をその軸方向に移動させることにより、鏡面に力を加え
てその曲率半径を変化させて、視界範囲を調整するよう
にしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記実開平1−682
52号公報に記載の視界範囲調整機構によれば、鏡面を
ロッドで押しつけて曲率を変化させるため、鏡面が歪ん
で視認性が悪くなる欠点があった。
【0007】この発明は、前記従来の技術における欠点
を解決して、鏡面の曲率を変化させずに視界範囲を調整
できるようにした車両用のバックミラーを提供しようと
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、凸面鏡の前
面に近接して凹レンズを配置し、これら凸面鏡と凹レン
ズ間の距離を変動可能に構成してなり、車両後方の映像
を前記凹レンズを通して前記凸面鏡に入射し、当該凸面
鏡で反射された映像を前記凹レンズを通して運転者の視
点に導いてなるものである。
【0009】これによれば、凸面鏡と凹レンズ間の距離
を変化させることにより視界範囲を変化させることがで
きる(近づけると視界範囲が狭くなり、遠ざけると視界
角度が広くなる)ので、鏡面に力を加えて曲率を変化さ
せる必要がなくなり、鏡面に歪を発生させることなく視
界範囲を調整することができ、視認性が良好になる。
【0010】また、車両のボデーに対し角度可変に取付
支持されたミラーホルダーに凸面鏡と凹レンズを取付支
持することにより、凸面鏡と凹レンズの相互の位置関係
を一定に保ってミラー角度を調整することができ、ミラ
ー角度の調整による視界範囲の変化を抑えることができ
る。
【0011】また、ミラーホルダーをベース部材(フレ
ーム、ミラー角度調整部等車両のボデー側に連結されて
いる部分で、ミラーホルダーを支持している部分をい
う。)に対しピボットを介して角度可変に支持している
場合には、ベース部材からピボットの中心部を貫通して
作動ロッドを配設し、作動ロッドの先端部をミラーホル
ダーの凹部内に突出させて当該凹部内に収容した凸面鏡
の背面に取付支持し、ベース部材に配設した駆動手段に
より作動ロッドをその軸方向に移動させることにより、
凸面鏡をミラーホルダーの凹部内で移動させて、これに
より、ミラーホルダーに別途取付支持した凹レンズとの
間の距離を変動させて視界範囲を調整することができ
る。この場合、ミラーホルダーと凸面鏡との間に係合し
て、作動ロッドを取り囲むように弾性部材を配設するこ
とにより、ミラー角度の調整動作に対してミラーホルダ
ーと凸面鏡との平行状態を保ちつつ作動ロッドによる凸
面鏡の移動動作を行なうことができ、またミラー角度の
調整動作による作動ロッドの先端部と凸面鏡との間の当
該凸面鏡の面に沿った方向のずれを吸収することができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)この発明をドアミラーに適用した第1
の実施の形態を図1に示す。ドアミラー10は、車両の
ドアに取付られるミラーボデー取付ベース12と、この
ミラーボデー取付ベース12に回動軸14を中心に回動
自在に取付支持されたミラーボデー16とで構成されて
いる。ミラーボデー16は、図1(b)の断面図に示す
ように、ミラーボデー取付ベース12に立設されたシャ
フト26に対し回動軸14を中心に回動自在に連結され
たフレーム18を有している。フレーム18には、この
フレーム18を内部空間22に収容した状態でミラーハ
ウジング24がボス20を介してねじ止め固定されてい
る。
【0013】フレーム18には、ミラー角度調整部28
がねじ止め固定されている。ミラー角度調整部28に
は、ピボット30を介してミラーホルダー32の背面の
略々中央部が連結され、これによりミラーホルダー32
はピボット30を支点として上下方向および左右方向の
任意の方向に角度調整をすることができる。フレーム1
8およびミラー角度調整部28はこの発明のベース部材
に相当する。
【0014】ミラー角度調整部28内には、ミラーホル
ダー32を上下方向および左右方向に角度調整するため
の各駆動手段(モータおよびギヤ類)が配設されてい
る。左右方向に角度調整するための駆動手段の作用部3
4はピボット30の側方位置の球面受座でミラーホルダ
ー32に連結され、作用部34の軸方向の移動動作によ
り、ミラーホルダー32はピボット30の支点として左
右方向に角度調整される。上下方向に角度調整するため
の駆動手段の作用部36はピボット30の上方位置の鏡
面受座を介してミラーホルダー32に連結され、作用部
36の軸方向の移動動作により、ミラーホルダー32は
ピボット30を支点として上下方向に角度調整される。
【0015】ミラーホルダー32は凹部38を有し、こ
の凹部38内に凸面鏡40を前後方向に移動自在に収容
している。ミラーホルダー32の開口部付近には凸面鏡
40の前面に近接してガラス、樹脂等で構成された凹レ
ンズ42がその周縁部をストッパ44,46に挟み込ん
だ状態ではめ込み固定されている。
【0016】ミラー角度調整部28の背面には、ミラー
突出量調整部48がねじ止め固定されている。ミラー突
出量調整部48は凸面鏡40の前後方向の位置を調整す
るもので、ミラー角度調整部28からピボット30の中
心部を貫通する作動ロッド50と、この作動ロッド50
をその軸方向に移動させる駆動手段(モータおよびギヤ
類)を有している。作動ロッド50の先端部は、凹レン
ズ42の背面略々中央部に球面受座を介して連結され、
作動ロッド50の軸方向の移動動作により、凸面鏡40
はミラーホルダー32の凹部38内で前後方向に移動し
て、凹レンズ42との間の距離を変化させる。
【0017】ミラーホルダー32の凹部38内の底面5
2と凸面鏡40の背面との間には、作動ロッド50を取
り囲んで複数のばね部材54が固定配設されている。ば
ね部材54はコイルばね等で構成され、ミラーホルダー
32の底面52と凸面鏡40との間に係合して、両者間
に均一な引張り力または押圧力を与え、凸面鏡40の位
置にかかわらず、凸面鏡40と凹レンズ42とを略々平
行に保つ働きをする。また、ミラーホルダー32をピボ
ット30を中心に角度変化させると、作動ロッド50の
先端部と凸面鏡40との相対位置がずれようとするの
で、そのずれを吸収する働きもする。
【0018】ここで、図1(b)のA部内部の構成を図
2(a)に拡大断面図で示す。ピボット30は、ミラー
角度調整部28のハウジング58に球面受座68を有
し、ミラーホルダー32の背面側中央部に形成された球
面部70がこの球面受座68に収容されている。ミラー
角度調整部28のハウジング58には、球面受座68の
中心部にボス72が立設され、このボス72に半球状の
サポートキャップ72をはめ込んでミラーホルダー32
の球面部70の内側の球状の空間に収容している。ボス
72にはコイルばね76とプレート78がはめ込まれて
いる。コイルばね76は下端部がサポートキャップ72
の底面に係合し、上端部がプレート78に係合してい
る。ボス72の上端にはスクリュー80がねじ込まれ、
スクリュー80の頭部がプレート78をコイルばね76
の伸長力に抗して押圧している。この押圧力により、ミ
ラーホルダー32の球面部70はサポートキャップ72
と球面受座68との間に一定の力で挟み込まれた状態に
支持され、ミラーホルダー32をミラー角度調整部28
のハウジング58(ベース部材)に対し、上下方向およ
び左右方向の任意の角度位置に支持することができる。
【0019】ミラー角度調整部28の左右角度調整部5
6は、ハウジング58内にモータ(図示せず)によって
回転駆動されるウォームホイール62を収容している。
ウォームホイール62の中心部には、外周面にねじ82
が形成されたピボットスクリュー64が同軸上に形成さ
れている。ピボットスクリュー64にはアジャストナッ
ト66がその軸方向に移動可能にかつ軸回り方向には回
転不能に配設されている。アジャストナット66の下端
部66aはピボットスクリュー64の外周面のねじ82
の溝部分に係合している。アジャストナット66の上端
部には球状のピボット84が形成され、ミラーホルダー
32の背面に形成された球面受座86にはめ込まれて連
結されている。アジャストナット66にはゴムキャップ
88が被せられている。
【0020】ウォームホイール62をモータ駆動で回転
させると、ウォームホイール62と一体のピボットスク
リュー64が回転し、ピボットスクリュー64の外周面
のねじ82に係合しているアジャストナット66がその
軸方向に移動してミラーホルダー32をピボット30を
中心に左右方向に回動させて、左右方向の角度調整を行
なう。左右方向の角度調整範囲はストッパ110によっ
て規制される。ミラーホルダー32を上下方向に角度調
整する上下角度調整部も左右角度調整部56と同様に構
成され、モータの駆動によりミラーホルダー32をピボ
ット30を中心に上下方向に回動させて、上下方向の角
度調整を行なう。
【0021】ミラー突出量調整部48は、モータ92の
回転をウォーム94を介してギヤ96に伝達する。ギヤ
96の中心軸上にはボス98が立設されている。ボス9
8の中心軸上にはねじ孔100が形成され、作動ロッド
50の下端部付近の外周面に形成されているねじ102
がこのねじ孔100にねじ込まれている。作動ロッド5
0はスクリュー80の中心部に形成された孔104を貫
通して、その軸方向に移動自在にかつ軸回り方向には回
転不能に支持されている。作動ロッド50の先端部には
球状のピボット106が形成され、凸面鏡40の背面略
々中央部に形成された球面受座108にはめ込まれて連
結されている。
【0022】モータ92を回転させると、ウォーム94
およびギヤ96を介してボス98が回転し、作動ロッド
50をその軸方向に移動させて、凸面鏡40を前後方向
(凸面鏡40の面に垂直な方向)に平行移動させて、凹
レンズ42との間の距離dを変化させる。このとき、作
動ロッド50の周りに配設されたばね部材54(ばね部
材54の配設状態の一例を図2(b)に平面図で示
す。)の作用により、凹レンズ42と凸面鏡40は平行
状態が保たれる。また、作動ロッド50の先端のピボッ
ト106の位置は、ミラーホルダー32の角度可変機構
の中心点(ピボット30の回動中心)からずれた位置に
あるので、ミラーホルダー32の角度を変化させると、
作動ロッド50の先端のピボット106と凸面鏡40と
の相対位置が凸面鏡40の面に沿った方向にずれようと
するが、ミラーホルダー32と凸面鏡40とはばね部材
54を介して連結されているので、このずれをばね部材
54が吸収して、ピボット106を球面受座108に収
容した状態を保持することができる。
【0023】ミラー角度調整部28のハウジング58か
らは、左右角度調整部56、上下角度調整部(図示せ
ず)の各モータおよびミラー突出量調整部48のモータ
92に駆動用電力を供給するための電気ケーブル112
が引き出されている。運転席の近くにはミラー角度およ
びミラー突出量の調整操作子(押ボタンスイッチ等)が
それぞれ配設されて、その操作量(押している時間等)
により、ミラー角度およびミラー突出量を任意に調整す
ることができる。調整範囲はストッパにより規制され
る。
【0024】以上の構成の図1のドアミラー10によれ
ば、車両後方の映像は、図1(b)に一点鎖線116で
示すように、凹レンズ42を通して凸面鏡40で反射さ
れ、再び凹レンズ42を通して運転者の視点114に導
かれる。
【0025】ここで、凸面鏡40と凹レンズ42との間
の距離を変えることにより視界範囲が変化することにつ
いて図3を参照して説明する。図3では、凸面鏡40お
よび凹レンズ42を直径168mmの円形とし、凸面鏡4
0を曲率半径980mmの球面とし、凹レンズ42を屈折
率n=1.53、裏面42a(凸面鏡40との対向面)
が平坦面、表面42bが曲率半径210mmの球面、光軸
中心のレンズ厚1.4mmとし、凹レンズ42の裏面42
aの中心点と運転者の視点114との距離を350mm固
定として、凸面鏡40の位置を変化させた場合について
示している。
【0026】図3(a)は凸面鏡40と凹レンズ42と
の中心軸上での距離が0mmの場合で、39度9分の視野
角が得られている。図3(b)は同距離を21mmに離し
た場合で、51度31分の視野角が得られ、図3(a)
に比べて視界範囲が広げられていることがわかる。
【0027】なお、図1の実施の形態では、ミラー角度
調整部28とミラー突出量調整部48とを一体構成にし
たが、フレーム18に対し別々に配設することもでき
る。また、ドアミラーに限らず、フェンダーミラーやイ
ンナーミラーとして構成することもできる。
【0028】(実施の形態2)この発明の第2の実施の
形態を図4に示す。このドアミラー122は、前記図1
の実施の形態が、凸面鏡40の全面に対向して凹レンズ
42を配設したのに対し、凸面鏡40の一部の領域に凹
レンズ118を配設したものである。なお、図4ではミ
ラーホルダー120、凸面鏡40、凹レンズ118の位
置関係のみ示しており、ミラー角度調整機構、ミラー突
出量調整機構は省略して示している(前記図1と同様に
構成することができる。)。
【0029】凹レンズ118は、凸面鏡40の前面の外
側の領域に近接して、ミラーホルダー120に固定支持
されている。凸面鏡40をその面に垂直な方向に移動さ
せて凸面鏡40と凹レンズ118との間の距離dを変化
させることにより、凹レンズ118を通して得られる車
両斜め後方の視界範囲を調整することができる。なお、
凹レンズの配設箇所は、凸面鏡の側部の領域に限らず、
凸面鏡の下部の領域や側部と下部を組み合わせた領域等
自由に設定することができる。
【0030】(実施の形態3)この発明の第3の実施の
形態を図5に示す。これは、この発明をインナーミラー
に適用したものである。インナーミラー124はステー
126(ベース部材)を介して車両ボデーに取り付けら
れている。ステー126の先端部にはミラーボデー(ミ
ラーホルダーに相当)128がピボット130を介して
手動操作で角度調整自在に取付けられている。ミラーボ
デー128は凹部132を有し、そこに凸面鏡134を
その面に垂直な方向に平行移動自在に収容している。凸
面鏡134の背面には、ねじ138(作動手段)が回転
自在に連結されている。ねじ138はミラーボデー12
8にねじ込まれて、後端部がミラーボデー128を貫通
してミラーボデー128の外側に突出している。ねじ1
38の後端部には操作つまみ140(駆動手段)が取り
付けられている。ミラーボデー128の開口部付近に
は、凸面鏡134に対し平行に凹レンズ136がはめ込
み固定されている。
【0031】以上の構成によれば、車両後方の映像は凹
レンズ136を通して凸面鏡134で反射され、再び凹
レンズ136を通って運転者の視点に導かれる。そし
て、つまみ140を操作してねじ138を回すことで、
凸面鏡134をその面に垂直な方向に移動させて凹レン
ズ136との間の距離を変化させることにより、視界範
囲を調整することができる。
【0032】(その他の実施の形態)凸面鏡と凹レンズ
との対向面に水滴による曇りが生じやすい場合には、透
明導電膜ヒータ(凹レンズ側)やパネルヒータ(凸面鏡
側)を配設することにより、曇りを解消することができ
る。また、凹レンズは球面凹レンズに限らず、非球面凹
レンズ等で構成することもできる。
【0033】また、前記実施の形態では凸面鏡の背面に
直接作動ロッドを連結したが、図6に示すように、凸面
鏡40を合成樹脂等で構成した板状の補強部材142に
はめ込んで支持し、補強部材142の背面に球面受座1
08を形成して作動ロッド50を連結し、また補強部材
142の背面とミラーホルダー32の凹部内底面52と
にかけてばね部材54を連結するようにしてもよい。ば
ね部材54に代えて伸縮性を有するゴムその他各種の弾
性部材を用いることもできる。また、前記実施の形態で
は、凸面鏡を移動するようにしたが、凹レンズを移動す
るように構成することもできる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、鏡面に力を加えることなく視界範囲を調整すること
ができるので、鏡面に歪が発生するのが防止され、視認
性が良好な視野範囲可変バックミラーが実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施の形態を示す正面図お
よび断面図である。
【図2】 図1(b)のA部の拡大断面図およびばね部
材の配置を示す平面図である。
【図3】 図1の構造による視認範囲の可変原理を示す
図である。
【図4】 この発明の第2の実施の形態を示す正面図お
よび断面図である。
【図5】 この発明の第3の実施の形態を示す断面図で
ある。
【図6】 図1の実施の形態の変形例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
10,122 バックミラー(ドアミラー) 18,28 フレーム、ミラー角度調整部(ベース部
材) 30,130 ピボット 32 ミラーホルダー 38,132 凹部 40,118,136 凹レンズ 48 ミラー突出量調整部(駆動手段) 50 作動ロッド 54 ばね部材(弾性部材) 114 運転者の視点 116 車両後方の映像 124 バックミラー(インナーミラー) 126 ステー(ベース部材) 128 ミラーベース(ミラーホルダー) 138 ねじ(作動ロッド) 140 操作つまみ(駆動手段) d 凸面鏡と凹レンズとの間の距離

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】凸面鏡の前面に近接して凹レンズを配置
    し、これら凸面鏡と凹レンズ間の距離を変動可能に構成
    してなり、車両後方の映像を前記凹レンズを通して前記
    凸面鏡に入射し、当該凸面鏡で反射された映像を前記凹
    レンズを通して運転者の視点に導いてなるバックミラ
    ー。
  2. 【請求項2】車両のボデーに対し角度可変に取付支持さ
    れたミラーホルダーに、凸面鏡と、この凸面鏡の前面に
    近接して凹レンズを配置して、これら凸面鏡と凹レンズ
    を前記ミラーボルダーと一体で前記角度可変動作をする
    ように当該ミラーホルダーに取付支持し、 かつ前記凸面鏡と前記凹レンズの少くとも一方を前記ミ
    ラーホルダーに対し移動可能に取付支持することにより
    これら凸面鏡と凹レンズ間の距離を変動可能に構成して
    なり、 車両後方の映像を前記凹レンズを通して前記凸面鏡に入
    射し、当該凸面鏡で反射された映像を前記凹レンズを通
    して運転者の視点に導いてなるバックミラー。
  3. 【請求項3】車両のボデーに連結されたベース部材と、 このベース部材にピボットを介して角度可変に取付支持
    され前面に凹部を有するミラーホルダーと、 前記ベース部材から前記ピボットの中心部を貫通して自
    身の軸方向に移動可能に配設され、先端部が前記ミラー
    ホルダーの角度可変動作を妨げることなく当該ミラーホ
    ルダーの前記凹部内に突出した状態に配設された作動ロ
    ッドと、 前記ベース部材に配設され、前記作動ロッドをその軸方
    向に移動させる駆動手段と、 前記ミラーホルダーの前記凹部内に収容され、背面の略
    々中央部が前記作動ロッドの先端部に角度可変に取付支
    持されかつ当該作動ロッドの前記軸方向の移動動作によ
    って前記ミラーホルダーの凹部内で面に略々直角な方向
    に移動自在に配設された凸面鏡と、 前記ミラーホルダーと前記凸面鏡との間に係合して、前
    記作動ロッドを取り囲むように配設され、当該ミラーホ
    ルダーの前記角度可変動作に対して当該ミラーホルダー
    と前記凸面鏡との平行状態を保ちつつ当該凸面鏡の前記
    面に略々直角な方向の移動動作を許容し、かつ前記ミラ
    ーホルダーの角度可変動作による前記作動ロッドの先端
    部と前記凸面鏡との間の当該凸面鏡の面に沿った方向の
    ずれを吸収する弾性部材と、 前記凸面鏡の前面に近接して前記ミラーホルダーに取付
    支持された凹レンズとを具備し、 前記作動ロッドにより駆動される前記凸面鏡のその面に
    略々直角な方向の移動動作により当該凸面鏡と前記凹レ
    ンズ間の距離を変動可能に構成してなり、 車両後方の映像を前記凹レンズを通して前記凸面鏡に入
    射し、当該凸面鏡で反射された映像を前記凹レンズを通
    して運転者の視点に導いてなるバックミラー。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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