JPH0442188Y2 - - Google Patents

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JPH0442188Y2
JPH0442188Y2 JP16693486U JP16693486U JPH0442188Y2 JP H0442188 Y2 JPH0442188 Y2 JP H0442188Y2 JP 16693486 U JP16693486 U JP 16693486U JP 16693486 U JP16693486 U JP 16693486U JP H0442188 Y2 JPH0442188 Y2 JP H0442188Y2
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  • Lenses (AREA)
  • Instrument Panels (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、二重反射を防止して明瞭な表示像を
得ることを可能にした車両用ヘツドアツプデイス
プレイ装置に関する。
従来の技術 従来のヘツドアツプデイスプレイ装置として
は、第3図に示した構造のものが提案されている
(実開昭50−73138号公報参照)。すなわち車室1
の前面には、インストルメントパネル2が設けら
れており、該インストルメントパネル2の上方に
はフロントウインドウ3が立設固定されている。
前記インストルメントパネル2には凹部4が形成
されており、該凹部4内には車速エンジン回転数
等を光表示する表示源5及び凸レンズ6が配設さ
れている。かかる構造において表示源5から放射
された表示像は凸レンズ6を透過して拡大され、
フロントウインドウ3に投影される。よつて運転
者は前方を注視しつつ少ない視点移動により、前
記表示像から車速等を認識し得るものである。し
かし、このような従来の装置にあつては、フロン
トウインドウ3を投影面として利用するようにし
ていることから、凸レンズ6を透過した表示像は
投影面を形成するフロントウインドウ3の車室内
面3aと車室外面3bとに二重反射してしまう。
したがつて運転車の目Eには、前記両面3a,3
bに反射した二重表示像が入射され、表示像の形
態が不明瞭となつて視認性が悪化する欠点を有す
るものであつた。このため第4図に示したように
フロントウインドウ3内部に半透過板7を埋設し
た構造や、第5,6図に示したようにフロントウ
インドウ3を外層ガラス8と内層ガラス9とで構
成し、両層ガラス8,9間に半透過板7を介装し
た構造が提案されるに至つている(特開昭60−
88925号公報参照)。かかる構造によれば、表示像
はフロントウインドウ3の車室外面3aに反射す
ることなく車室内面3bにのみ反射し二重反射を
防止し得るとするものである。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら第4図に示した構造にあつては、
フロントウインドウ3を構成するガラス素材内に
異質の素材である半透過板7を埋設するものであ
ることから、この異質の素材同志を親和させるべ
く高度の成形技術を要するとともに、又第5,6
図に示した構造にあつては外層、内層両ガラス
8,9と半透過板7とを順次積層するものである
ことから、高度の積層技術のみならず復数の積層
工程を要する。このため高度の成形、積層技術や
複数の積層工程に起因して製造コストが高騰し、
所謂大衆車両のような低価格車に実用し得るもの
ではなかつた。
本考案はこのような従来の問題点に着目してな
されたものであり、フロントウインドウの内部構
造を変更することなく二重反射を防止することに
よつて低コストにて明瞭な表示像を得ることを可
能にした車両用ヘツドアツプデイスプレイ装置を
提供するものである。
問題点を解決するための手段 前記問題点を解決するために本考案にあつて
は、表示源から放射された表示像をフロントウイ
ンドウ所定領域に投影して反射像を形成するヘツ
ドアツプデイスプレイ装置において、前記フロン
トウインドウ所定領域の車室内面と車室外面とを
非平行状に成形し、該車室内、外面いずれか一面
の傾きを地面の反射像と同一アイポイントに収束
する反射角度に設定してある。
作 用 前記構成において、表示源から放射された表示
像は、フロントウインドウ所定領域に投影され、
該フロントウインドウ所定領域の車室内面と車室
外面とに反射して反射像を形成する。このとき該
車室内面と車室外面は非平行状に成形してあり、
しかもいずれか一面の傾きが他面の反射像と同一
アイポイントに収束する反射角度に設定してある
ことから、車室内面の反射像と車室外面の反射像
とがアイポイントにおいて整合し、よつて位置ず
れした二重像の現出は解消される。
実施例 以下本考案の一実施例について図面に従つて説
明する。すなわち第2図に示したように車室1の
前面にはインストルメントパネル2が設けられて
おり、該インストルメントパネル2の上面には、
車速、エンジン回転数等の情報を光表示する
FTL,CRT等からなる表示源10が配設されて
いる。該表示源10の上方にはフロントウインド
ウ3が斜状に立設固定されており、該フロントウ
インドウ3の表示源10に対向する領域Sの車室
外面3aと車室内面3bとは、第1図に拡大して
示したように非平行状に成形されている。前記領
域Sの車室外面3aは、表示源10から放射され
た表示像をフロントウインドウ自体の傾斜角度に
よつて運転席乗員の目の位置であるアイポイント
E・Pに反射し得る角度を有している。一方前記
領域Sの車室内面3aは、車室外面3bに対し角
度θ前傾しており、これによつて前記表示像を車
室外面3aと同様のアイポイントE・Pに収束し
得る反射角度を有するとともに、コンバイナ11
が貼設されている。
以上の構成に係る本実施例において、表示源1
0から放射された表示像は前記領域Sに投影さ
れ、車室外面3aとコンバイナ11とに反射して
反射像を形成する。このとき車室外面3aとコン
バイナ11が貼設された車室内面3bとは非平行
状であり、しかもともに反射像が同一のアイポイ
ントE.Pに収束する反射角度を有していることか
ら、車室外面3aの反射像とコンバイナ11の反
射像とはアイポイントE・Pにおいて整合する。
したがつて第1図に矢示したようにアイポイント
E・P側からは、各々車室外面3aとコンバイナ
11とに反射した像がずれなく精度よく重合する
ことにより単一の反射像として視認される。よつ
て二重像の現出は解消され、運転席乗員は単一の
反射像によつて形態が明瞭な表示を認識すること
ができるのである。
なお前記角度θ前傾した車室内面3bは、周知
の製造方法により、特に高度の技術を要すること
なく、フロントウインドウ3に断面略三角形状の
凹部12を成形することによつて設けることがで
き、しかもガラス素材自体の内部には何ら異部材
を埋設するものでないことから低コストにて成形
し得ることは勿論である。又前記実施例において
は、車室内面3bに凹部12を設けるようにした
が該凹部12を車室外面3a側に設け、該車室外
面3aの傾きを車室内面3bの反射像と同一アイ
ポイントE・Pに収束する角度に設定することも
可能である。
考案の効果 以上説明したように本考案は、フロントウイン
ドウ所定領域の車室内面と車室外面とを非平行状
に成形し、該車室内、外面いずれか一面の傾きを
他面の反射像と同一アイポイントに収束する反射
角度に設定するようにした。よつてフロントウイ
ンドウの車室外面の反射像と車室内面の反射像と
が同一アイポイントにおいて整合し、該アイポイ
ントからは前記両反射像が単一の像として視認さ
れる。このため二重像の現出が解消され、アイポ
イントにおける単一の像によつて明瞭な形態を視
認し得るとともに、ガラス素材内に何ら異物材を
埋設、介装することなく前記車室内、外面いずれ
かの傾きを変化させるフロントウインドウ成形上
容易な手段により、低コストにて反射像の明瞭化
を図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す要部断面説明
図、第2図は同実施例の側面説明図、第3図は従
来のヘツドアツプデイスプレイ装置の説明図、第
4,5,6図は従来のヘツドアツプデイスプレイ
装置におけるフロントウインドウの断面図であ
る。 3……フロントウインドウ、3a……車室外
面、3b……車室内面、5,10……表示源、
E・P……アイポイント。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 表示源から放射された表示像を、フロントウイ
    ンドウ所定領域に投影して反射像を形成するヘツ
    ドアツプデイスプレイ装置において、前記フロン
    トウインドウ所定領域の車室内面と車室外面とを
    非平行状に成形し、該車室内、外面いずれか一面
    の傾きを他面の反射像と同一アイポイントに収束
    する反射角度に設定したことを特徴とする車両用
    ヘツドアツプデイスプレイ装置。
JP16693486U 1986-10-30 1986-10-30 Expired JPH0442188Y2 (ja)

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JP16693486U JPH0442188Y2 (ja) 1986-10-30 1986-10-30

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JP16693486U JPH0442188Y2 (ja) 1986-10-30 1986-10-30

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JPS6372122U JPS6372122U (ja) 1988-05-14
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WO1999063389A1 (en) * 1998-06-03 1999-12-09 Nippon Sheet Glass Co., Ltd. Head-up display device and laminated glass for head-up display device

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JPS6372122U (ja) 1988-05-14

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