JPH062636B2 - 半導体棒のルツボなしゾーン引上げ法および該方法を実施するための誘導加熱コイル - Google Patents

半導体棒のルツボなしゾーン引上げ法および該方法を実施するための誘導加熱コイル

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JPH062636B2
JPH062636B2 JP1002166A JP216689A JPH062636B2 JP H062636 B2 JPH062636 B2 JP H062636B2 JP 1002166 A JP1002166 A JP 1002166A JP 216689 A JP216689 A JP 216689A JP H062636 B2 JPH062636 B2 JP H062636B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、貯蔵棒を、コイルスリットによって互いに分
離されたコイル端部を有する円形誘導加熱コイルにより
発生された、結晶化前面を円頂状で重ねた溶融帯域を介
して、回転運動が行なわれている製品棒に変えることに
より、半導体棒をルツボなしゾーン引上げする方法に関
する。
〔従来の技術〕
ルツボなしゾーン引上げ法を用いて無転位の単結晶半導
体棒を製造することは、このような方法の場合に使用す
ることのできる多数の誘導加熱コイルと全く同様に久し
く公知である。この場合、大抵の場合には、一定の組成
の作業雰囲気に調節することができる容器中に、例えば
気相析出によって得られた高純度シリコンからなる、一
般に多結晶性の貯蔵棒が垂直に固定され、かつこの貯蔵
棒の下端から場合によっては回転下に、溶融帯域を中心
で包囲する誘導加熱コイルを用いて溶融される。このコ
イルの下方には、多くの場合に同様に回転されかつ一般
的な場合に単結晶である製品棒が存在し、この製造棒
は、上端が溶融材料によって円頂状に被覆されておりか
つこの溶融材料の結晶化が進行することによって成長す
る。原則的にこの種の方法は、例えば“クリスタルズ(C
rystals)”、第5巻(1981年)、シュプリンガー社
(ベルリン−ハイデルベルク−ニューヨーク在)刊、中
のディーツェ(W.Dietze)、ケラー(W.Keller)、ミュール
バウアー(A.Muhlbauer)共著“フロート・ゾーン・グロ
ウン・シリコン(Float zonegrown silicon)”に記載さ
れている。
しかし、公知のゾーン引上げ法は、電子構成素子または
出力構成素子の製造の際にますます頻繁に使用されてい
るように大きい直径、すなわち10〜15cm以上の直径
を有する結晶棒を製造することが問題となる場合には、
限界に突き当たる。すなわち、このような棒直径の場合
には、より小さい棒を引張る際になお無視しなければな
らない幾つかの効果がますます顕著に目立つようにな
り、このことは、製品棒を重畳する溶融円頂部中に相応
する大きい量の溶融材料が存在し、この大きい量を発生
させるこめに相応して高い出力も必要とされることと屡
々関連している。例えば、高周波電磁界の従来のコイル
形状寸法によって惹起される不均一性に基づき、不規則
な溶融挙動および結晶他挙動が生じる。すなわち、コイ
ルスリットの範囲内には、屡々再溶融が起こり、製品棒
は、溶融円頂部の不規則な構成のために、“卵形化(Eie
rn)”、すなわち偏心的成長の傾向を有し、かつドーピ
ング剤分布の半径方向への変動を示す。このドーピング
剤分布の半径方向への変動の効果は、既に棒半径が小さ
い場合には不快なことに認めることができる。従って、
10cm以上の直径を有する棒を申し分のないように精製
することは、従来の精製法を用いて満足で経済的に認容
できる収率で入念に作業した場合であっても不可能であ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
従って、本発明の課題は、前記欠点を精製過程の間に回
避させ、かつ装置にかかる費用を従来法に比して許容で
きない程に高めることなしに、殊に10cm以上の直径を
有する棒を申し分のないように製造することができる、
確実で良好な収率を可能ならしめるルツボなしゾーン引
上げ法を提供することにある。更に、前記方法を実施す
るための誘導加熱コイルを提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
この課題は、溶融円頂部を辺縁部でコイルスリットに向
かい合った、棒円周の最高で3/4を包囲する環状帯域
中で電磁力を用いて内向きに押圧することを特徴とする
方法によって解決される。
前記方法を実施するための誘導加熱コイルは、この誘導
加熱コイルが溶融円頂部に面した平らなコイル面と、こ
の面から突出し溶融円頂部の辺縁部の上方で包囲する、
外向きに増大する厚さを有する1個以上の環状セグメン
トとを有し、このセグメントがコイルスリットに向かい
合った、コイル円周の3/4までを占有する領域内に配
置されていることを特徴とする。
第1図および第2図には、このような誘導加熱コイルの
1つの可能な実施例が表わされている。次に、これらの
図面につき本発明による方法および該方法を実施するた
めの誘導加熱コイルを詳説する。互いに相応する部材
は、2つの図面中で同じ参照符号を有している。
第1図に相当する装置は、例えば気相析出によって得ら
れた多結晶生の高純度シリコンからなる貯蔵棒1を示
し、この貯蔵棒は、一般に精製過程に間に、長手方向の
軸線を中心に回転運動を実施する。この貯蔵棒の下側
は、誘導加熱コイル2を用いて溶融され、その際溶融材
料は、細長い溶融柱体3の形でコイル開口4中を通過
し、製品棒5、例えば単結晶シリコン棒には、穹窿状溶
融円頂部6が重なっている。供給線7により必要な出力
が供給される誘導加熱コイル2は、コイル下面で、例え
ば楔形横断面を有する環状セグメント8を支持し、この
セグメントは、コイルスリットに向かい合った、コイル
円周の約2/3を占有する領域内に配置されており、か
つこの領域内で溶融円頂部6の辺縁部の上に拡張されて
いる。
中間空間によって分離された2個またはそれ以上の個々
のセグメントの形で存在することもできるセグメント8
は、このセグメントの領域内で、コイルから出発する電
磁界のパターンを生ぜしめ、このパターンによって溶融
円頂部は、辺縁部でコイルスリット、すなわち最高の電
磁界強度を有する領域に対して内向きに押圧される。こ
の内向きの方向に向けられた力の作用は、溶融液がセグ
メント8に接近すればするほど、すなわち溶融円頂部が
外向きに湾曲すればするほど、ますます著しく顕著にな
るので、最終的にこの系は、自動的に溶融円頂部の最適
な位置に調節され、この位置で半径方向に溶融液に作用
する力は、従来のコイルと比較してかなり同等のもので
ある。
第2図に図示された誘導加熱コイル2の平面図は、供給
線7ないしは導出線9、コイル端部間で走るコイルスリ
ット10およびコイル開口4を有するコイル下面を示
す。この場合に例えば楔形横断面を有するセグメント8
は、コイルスリットに向かい合う相応する領域のコイル
円周の約2/3内にある。しかし、この領域の大きさ
は、変えることができ;セグメントがコイル円周の1/
4〜3/4に相当する領域内に配置されているようなコ
イルは、有利であることが判明した。このことは、セグ
メント8が多数の個々のセグメントから構成されてお
り、これらのセグメント間に、例えばドーピング剤のた
めの供給管またはアースが設けられいてもよいような場
合についても云える。以下、簡略化を理由になおセグメ
ント8についてのみ詳説するが;しかし、詳説した記載
は、個々のセグメントの前記種類の群につていも同様の
ことが当てはまる。
セグメント8の内側半径および外側半径は、有利には製
品棒の半径に応じて選択される。好ましくは、内側半径
は、この値の少なくとも0.5倍に相当し、外側半径
は、この値の最高で1.5倍に相当する。外側半径と、
内側半径との間の差は、棒半径の少なくとも0.1倍、
有利に0.3〜0.8倍に相当するのが好ましい。セグ
メント8の外周が固有のコイル下面から突出する高さ1
1は、最大コイル厚の0.1〜2倍であるのが好まし
い。
溶融円頂部に面した表面は、有利には平らに、すなわち
円錐台の外面の形に構成され、この場合この外面の傾斜
は、棒の軸線に対して特に50〜80°、殊に60〜7
0°であり、したがってセグメントは、最終的に楔形横
断面を有する。しかし、同様にこの表面は、凹面状また
は凸面状に湾曲されていてもよい。
セグメント8に関しては、コイル基体をも完成させてい
るのと同じ材料、すなわち第1に銀、銅または銀メッキ
された金属を使用するのが有利であり、これらの材料か
ら誘導加熱コイルは、常法で完成される。多くの場合、
コイル基体およびセグメントは、差当たり別個に製造さ
れ、次いで例えば溶接によって相互に結合される。こう
して、平らな下面を有する従来のコイルは、事後にこの
種のコイルを備えることもできる。しかし、またコイル
基体と、セグメントとを唯1つの工作物から完成させる
ことは排除されていない。この場合、本発明は、一目瞭
然であることの理由から図面に示された1回巻きのコイ
ルのみに制限されるだけではなく、同様に数回巻きのコ
イルの場合にも使用することができる。
元来のルツボなしゾーン引上げ法は、例えば棒の回転、
作業雰囲気または貯蔵棒の準備のような処理パラメータ
ーに関連して、原則的に公知の、例えば首記した刊行物
に記載の方法で実施することができる。しかし、特に良
好な結果は、製品棒の回転を回転方向に変えて実施する
ことにより得られる。このことは、殊に改善された半径
方向でのドーピング剤の分布に関連して既に約7.5cm
以上の棒直径についても云える。この場合、回転方向を
そのつど製品棒を0.1ないし20回転させた後に変え
ることは、有利であることが判明した。この反転は、反
転点が精製過程の進行中に統計的に棒の周囲に亘って分
布するように変化させるのが特に有利である。しかし、
また原則的に同一方向での棒の回転、速度変化を有する
棒回転または周期的な停止が行なわれる他の変法は、排
除されてはいない。
なかんずく、約10cm以上の大きい棒直径の場合にコイ
ルスリット中の電磁界が不均一であることによって惹起
される不利な効果、例えば再溶融、棒の“卵形化(Eier
n)”または半径方向のドーピング剤の変動は、殊に製品
棒の回転方向を変える精製法に関連して本発明による誘
導加熱コイルにより明らかに減少される。それというの
も、溶融円頂部は、電磁力によって内向きに押圧され、
したがってこの溶融円頂部の支障のある外向きの湾曲
は、阻止されるからである。約7.5〜10cmの小さい
棒直径を有する、成長挙動の点で殆ど臨界的でない棒の
場合には、半径方向のドーピング剤分布は、明らかにい
っそう均一となる。すなわち、最終的にルツボなしゾー
ン引上げ法の場合には、棒の精製挙動は改善され、ひい
ては申し分のない棒の収率は向上されおよび/またはこ
の棒の品質は高められる。
次に、本発明を実施例につき詳説する: 〔実施例〕 例1 常用のゾーン引上げ装置〔これに関しては、例えばケラ
ー(W.Keller)、ミュールバウアー(A.Muhlbauer)著、
“フローティング・ゾーン・シリコン(Floating-zone s
ilicon”、マーセル・デッカー社(Marcel Dekker,In
c.、ニューヨークおよびバーゼル在)刊、(198
1)、第44頁〜第65頁参照〕中で、従来の精製条件
下でシリコン単結晶(直径約7.5cm、1−1−1−配
向、精製速度約2.5mm/min)を精製した。容器中
には、約2バールのアルゴン過圧が調節されており;シ
リコンは、燐でドーピングされていた(比抵抗約3Ωc
m)。多結晶性貯蔵棒の直径は、約7.5cmであった。
誘導加熱コイルとしては、フライス削りされた冷却通路
を有する、固体銀から巻かれた1回巻きのフラットコイ
ルが使用され、このフラットコイルの内孔直径は、約1
70mmの外径の場合に約36mmであった。平らなコイル
下面中には、コイルスリットに向かい合っている、コイ
ル円周の約2/3を占有する領域内で外向きに楔形に増
大する断面積を有する環状セグメントが組込まれてい
た。このセグメントの内側半径は、約30cmで製品棒半
径の約0.8倍に相当し、外側半径は、約45cmで製品
棒半径の約1.2倍に相当した。このセグメントは、外
周端縁で最大コイル厚の約0.5倍に相当する、元来の
コイル下面に対して約0.6cmの高さを有していた。
精製過程の間、貯蔵棒は、1rpmの速度で一定に回転
させ、製品棒は、交互の回転方向を有する回転周期を実
施した。この場合には、この製品棒を差当たり16rp
mの最大速度で貯蔵棒と反対方向に7秒間回転させ、停
止させ、さらに7秒間18rpmの最大速度で貯蔵棒と
一緒に回転させ、再び停止させ、回転方向の反転下に1
5rpmの最大速度で7秒間回転させ、最後にさらに逆
転を17rpmの最大速度で7秒間行なった。その後
に、さらにこの作業周期を再び最初から実施し、したが
って精製過程の進行中に棒円周全体に亘り反転点の統計
的分布を達成した。1000mmの棒長さの場合、精製過
程を終結させ、得られた棒を取出した。
引続き、この棒を内孔付鋸を用いて約350μmの厚さ
の円板に鋸引きした。ところで、得られた材料の品質に
関する重要なデータとして、それぞれ10cmの距離をお
いて取出された9個の円板の場合に半径方向の抵抗変動
の大きさを測定し、この変動の大きさからドーピング剤
分布の半径方向の変動を推論することができる。このこ
とは、ASTM規定F525(1977年)により“広
がり抵抗(spreading resistance)”法を用いて測定され
た広がり抵抗の分布につき行なわれた〔これに関して
は、例えばクリスタルズ、グロウス、プロパティーズ・
アンド・アプリケーションズ(Crystals,Growth,Propert
ies and Applications)、第5巻、第34頁〜第36
頁、シュプリンガー社(Springer、ベルリン、ハイデル
ベルク在)刊、中のディーツェ(W.Dietze)、ケラー(W.K
eller)およびミュールバウアー(A.Muhlbauer)著、“フ
ロート−ゾーン・グロウン・シリコン(Float-zone Grow
n Silicon)”参照〕。
測定された分布から、この抵抗がそれぞれの平均値から
20%よりも多く変動した円板は1つもないことを認め
ることができた。
比較試験の場合には、もう1つの棒を全く同じ条件下で
精製したが、この場合には、本発明による誘導加熱コイ
ルの代わりに、ともかく同じ寸法で、外向きに増大する
厚さを有する環状セグメントなしの完全に平らな下面を
有するコイルを使用したので、溶融円頂部をこの範囲内
で電磁力を用いて内向きに押圧することはできなかっ
た。
得られた棒を同様に円板に鋸引きした。同じ位置から、
これらの円板の9個を取出し、かつ測定した。これらの
円板のそれぞれの場合に、測定された広がり抵抗は、そ
れぞれの平均値から上下に30%までだけ変動した。
例2 市販のゾーン引下げ装置には、1回巻きの誘導加熱コイ
ル(内孔半径約20mm、外側半径約90mm,材料銀、最
大コイル厚約15mm)が装備されており、このコイルの
平らな下面上には、コイルスリットに向かい合った、コ
イル円周の約3/5を取囲む領域内で楔形に外向きに増
大する厚さを有する環状に包囲するセグメントが同心的
に溶接されていた。このセグメントの内側半径は45mm
であり、外側半径は75mmであり、外周端縁での厚さ
は、10mmであった。従って、溶融円頂部に面したセグ
メント表面は、棒軸線に対して約71°の角度をなして
いた。
ところで、前記装置中で約12.5cmの直径を有する多
結晶性貯蔵棒から、約12.5cmの直径を有する単結晶
性シリコン棒を精製した。この場合には、貯蔵棒を約1
rpmで回転させ、製品棒に、例1に記載の方法と同様
にして交互の回転方向を有する作業周期を実施した。全
精製過程の間、この棒は申し分のない成長挙動を示し、
溶融円頂部の範囲内で再溶融および/または突出は全く
確認されなかった。75cmの棒の場合、精製過程を終結
させ、棒を取出した。
ところで、比較試験の場合には、同じ条件下で精製過程
を繰返し、その際ともかく同一のコイルを使用したが、
しかしこのコイルの下面上には、楔形横断面を有する環
状セグメントが備えられていなかった。既に10cmの棒
の長さで、コイルスリットの範囲内には明らかな再溶融
が起こり、この再溶融は、向かい合った範囲内で再び溶
融円頂部の突出をますます大きくさせ、この突出それ自
体は、凝固の際に同心的位置からの製品棒のずれをます
ます顕著にした。約20mmの棒の長さの場合、精製過程
は中断しなければならなかった。
【図面の簡単な説明】
図面は、半導体棒のルツボなしゾーン引上げ法を実施す
るための本発明による誘導加熱コイルの1実施例を示
し、第1図は、帯域精製装置からの1区間を示す部分的
略示横断面図であり、第2図は、コイル下面を示す部分
的略示平面図である。 1…貯蔵棒、2…誘導加熱コイル、3…溶融柱体、4…
コイル開口、5…製品棒、6…溶融円頂部、7…供給
線、8…セグメント、9…導出線、10…コイルスリッ
ト、11…高さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハインツ・クリンゲル ドイツ連邦共和国 アルテッチング、ホル ツハウザーシュトラーセ 23 (56)参考文献 特開 昭49−62301(JP,A) 特公 昭61−24791(JP,B2)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】貯蔵棒を、コイルスリットによって互いに
    分離されたコイル端部を有する円形誘導加熱コイルによ
    り発生した、結晶化前面を円頂状で重ねた溶融帯域を介
    して、回転運動が行なわれている製品棒に変えることに
    より、半導体棒をルツボなしゾーン引上げする方法にお
    いて、溶融円頂部を辺縁部でコイルスリットに向かい合
    った、棒円周の最高で3/4を包囲する環状帯域中で電
    磁力を用いて内向きに押圧することを特徴とする、半導
    体棒のルツボなしゾーン引上げ法。
  2. 【請求項2】製品棒の回転運動を、回転方向を換えて実
    施する、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】回転運動の回転方向を製品棒の0.1〜2
    0回転後に反転させる、請求項1または2に記載の方
    法。
  4. 【請求項4】溶融円頂部の辺縁部を内向きに押圧する電
    磁力を、コイル円周の1/4〜3/4を包囲する領域中
    で作用させる、請求項1から3までのいずれか1項に記
    載の方法。
  5. 【請求項5】請求項1から4までのいずれか1項に記載
    の方法を実施するための誘導加熱コイルにおいて、該誘
    導加熱コイルが溶融円頂部に面した平らなコイル面と、
    この面から突出し溶融円頂部の辺縁部の上方で包囲す
    る、外向きに増大する厚さを有する環状セグメントとを
    有し、該セグメントがコイルスリットに向かい合った、
    コイル円周の3/4までを占有する領域内に配置されて
    いること特徴とする、誘導加熱コイル。
  6. 【請求項6】環状セグメントが製品棒半径の少なくとも
    0.5倍の内側半径および製品棒半径の最高で1.5倍
    の外側半径を有する、請求項5記載の誘導加熱コイル。
  7. 【請求項7】内側半径と外側半径との間の差が0.3〜
    0.8倍の製品棒半径に相当する、請求項6記載の誘導
    加熱コイル。
  8. 【請求項8】環状セグメントがその外周端縁で最大コイ
    ル厚の0.2〜2倍に相当する高さを有する、請求項5
    から7までのいずれか1項に記載の誘導加熱コイル。
  9. 【請求項9】セグメントが楔形横断面を有する、請求項
    5から8までのいずれか1項に記載の誘導加熱コイル。
  10. 【請求項10】セグメントの溶融円頂部に面した表面が
    棒軸線に対して50/80°の角度をなす、請求項5か
    ら9までのいずれか1項に記載の誘導加熱コイル。
JP1002166A 1988-02-18 1989-01-10 半導体棒のルツボなしゾーン引上げ法および該方法を実施するための誘導加熱コイル Expired - Lifetime JPH062636B2 (ja)

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DE3805118.4 1988-02-18

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JPH01252596A JPH01252596A (ja) 1989-10-09
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Cited By (1)

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