JP2002249393A - Fz法半導体単結晶成長方法 - Google Patents
Fz法半導体単結晶成長方法Info
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Abstract
せることができるFZ法による半導体単結晶の成長方法
を提供する。 【解決手段】 誘導加熱コイル13で原料多結晶11を
部分的に加熱溶融して溶融帯15を形成し、溶融帯15
を原料多結晶11の一端部から他端部へ移動させて単結
晶14を成長させるFZ法による半導体単結晶の成長方
法において、融液の攪拌を軸対称とし、成長中の単結晶
14の回転方向を交互に換えて半導体単結晶を成長させ
る。
Description
ン法、浮遊帯域溶融法)による半導体単結晶の成長方
法、特に半導体単結晶中に不純物を均一に取り込ませる
ことができるFZ法半導体単結晶成長方法に関する。
合には、誘導加熱コイルで原料多結晶を部分的に加熱溶
融して溶融帯を形成し、原料多結晶を回転させながら、
溶融帯を原料多結晶の一端部から他端部へ移動させて単
結晶を成長させる。このようなFZ法により半導体単結
晶の成長を行うにあたっては、原料多結晶を部分的に加
熱溶融させる誘導加熱コイルの形状が重要なファクター
となるが、誘導加熱コイルとしては、従来より環状の偏
平誘導加熱コイルが多く用いられている。
を行うにあたっては、完全に軸対称な加熱コイルという
ものを使用することができれば、それによる磁界分布が
軸対称になり、加熱コイルによる溶融帯の加熱が軸対称
に行われることになる。[加熱コイルの不均一磁界によ
る問題]
を供給するための両極端子の間にスリットを設ける必要
があるため、完全に軸対称な加熱コイルというものは実
在しない。そして、スリットが存在すると、その部分で
不均一磁界が生じ、単結晶の成長に悪影響を与えること
となる。実際に、不均一磁界を有したままの状態で原料
多結晶棒と種結晶を回転させて単結晶を成長させると、
不均一磁界から形成される局部的な温度差異により、結
晶一回転の各成長サイクルごとに不純物の濃い層と薄い
層とが繰り返し形成され(脈動)、得られた単結晶によ
りデバイスを製造した場合には、この脈動に起因したミ
クロな抵抗率変動が製品欠陥の原因となる。
ロな不純物濃度分布の均一化]このような課題を解決す
るために、環状の偏平誘導加熱コイルのスリットの形態
等を適宜変化させて、ほぼ軸対称な磁界分布が得られる
ような工夫がなされてはいるものの、それだけでは十分
ではないために、ミクロな抵抗率変動を抑える手段とし
て、結晶の回転速度をできるだけ速くすることによって
加熱分布の不均一性を経験する時間をできるだけ短くし
てやる手段を採用する必要があるが、そのようにする
と、成長した単結晶の中心部において不純物濃度が高く
なり、マクロな不純物濃度分布が不均一になるという問
題が生じてくる。
均一にするための方法として、単結晶の回転中心軸を、
誘導加熱コイルの中心または原料多結晶の回転中心軸か
らずらす(以下、「偏芯」という)ものが公知であるが
(米国特許3,414,388号、米国特許3,65
8,598号)、その方法を使用した場合には、該偏芯
によって誘導加熱コイルによる加熱分布の非軸対称性が
増大し、結局はミクロな不純物濃度分布が非軸対称にな
るという問題が生じる。
不純物濃度分布の均一化と、マクロな不純物濃度分布の
均一化とを両立させることは困難であるが、このような
ものを両立して均一化することができる半導体単結晶の
成長方法を提供するものとして、特開平7‐31598
0号公報には、融液の攪拌を非軸対称としつつ、成長中
の単結晶の回転方向を交互に換えて前記溶融帯内に片流
れを発生させるFZ法半導体単結晶の成長方法が開示さ
れている。
つつ成長中の単結晶について交互回転を行う上記従来技
術によっても、実際には、ミクロな不純物濃度分布の均
一化とマクロな不純物濃度分布の均一化の両立は不十分
なものであった。
たものであり、その目的は、ミクロとマクロの不純物濃
度分布の均一化の両立が実現されるような新たな手法を
提供することにある。
するために、本発明においては、融液の攪拌を実質的に
軸対称にした状態で、成長中の単結晶について交互回転
を行うようにしたことを特徴としている。
多結晶の回転中心軸と前記成長中の単結晶の回転中心軸
とが実質的に同軸とされた状態で、好ましくは、単結晶
の回転中心軸、誘導加熱コイルの中心、および原料多結
晶の回転中心軸の全てが実質的に同軸とされた状態で、
成長中の単結晶の交互回転を行うようにしている。
15980号公報に係る従来技術で説示されているよう
な「片流れ」が溶融帯内では生じていないと考えられる
が、同軸に調整された状態で成長中の単結晶の回転方向
を交互に切り換えることによって、溶融帯内において実
質的に軸対称な強制対流による融液の攪拌が、回転方向
の切り換えに応じて適宜生じることとなり、これによっ
て結晶成長界面における不純物の分散が効率的に行われ
るものと考えられる。いずれにしても本発明によれば、
FZ法半導体単結晶の成長方法において、結果的に、ミ
クロとマクロの不純物濃度分布の均一化の両立が実現さ
れることとなる。
のを提供する。
分的に加熱溶融して溶融帯を形成し、該溶融帯を移動さ
せて単結晶を成長させるFZ法半導体単結晶成長方法に
おいて、前記原料多結晶及び成長中の単結晶を共に回転
させながら単結晶を成長させるにあたって、前記原料多
結晶の回転中心軸と前記成長中の単結晶の回転中心軸と
が実質的に同軸とされた状態で、成長中の単結晶の回転
方向を交互に換えて単結晶を成長させることを特徴とす
る半導体単結晶の成長方法。
対称形状であり、当該誘導加熱コイルの対称軸と前記単
結晶の回転中心軸とが実質的に同軸とされた状態で単結
晶を成長させることを特徴とする(1)記載の半導体単
結晶の成長方法。
ルというのは、例えば環状の偏平誘導加熱コイルのよう
なものである。ここにおいて、「誘導加熱コイルの形状
が略軸対称形状」としたのは、誘導加熱コイルには給電
部が必ず存在することから、その部分に非軸対称性が出
るがゆえに、「完全に軸対称」というのは現実には存在
しないからである。従って、厳密に見れば軸対称ではな
い、或いは、完全に軸対称なものではなかったとして
も、全体の概略形状が一般常識的に見て軸対称なもので
あれば、「略軸対称形状」に該当する。
あった場合には、「誘導加熱コイルの対称軸」というの
は、当該偏平環状の誘導加熱コイルの中心のことを指す
ことになる。
交互に換えて単結晶を成長させるにあたって、当該交互
回転における一方向あたりの回転量を3回転以下に設定
して単結晶を成長させることを特徴とする(1)または
(2)記載の半導体単結晶の成長方法。
7rpm以上であることを特徴とする(1)から(3)
いずれか記載の半導体単結晶の成長方法。
交互に換えて単結晶を成長させるにあたって、回転速度
及び/または回転量が、順転方向と反転方向とで異なる
ことを特徴とする(1)から(4)いずれか記載の半導
体単結晶の成長方法。
成長方法は、FZ法において融液の攪拌を実質的に軸対
称とした状態で成長中の単結晶の回転方向を交互に換え
て半導体単結晶の成長を行う方法であり、これによって
製造されたFZ法単結晶シリコンインゴットは、図8に
示されるような回転方向を切り換える周期(反転周期)
と同期した成長縞を有する。
インゴットは従来存在しなかったものであるため、本願
においては、「融液の攪拌を実質的に軸対称とし、成長
中の単結晶の回転方向を交互に換えられた成長縞を有す
る半導体単結晶」、より具体的には以下のような単結晶
シリコンインゴットを権利内容として請求することとし
ている。
分布の模様が、図8に示される不純物分布の模様と同一
若しくは類似の模様である単結晶シリコンインゴット。
ける一方向あたりの回転量を3回転」というのは単結晶
の反転周期や結晶径という他のパラメータとの関係で、
前記(4)における「成長中の単結晶の回転速度が7r
pm」というのは単結晶の反転周期や結晶径という他の
パラメータとの関係で、それぞれ相対的に変化するもの
であると認めさせるような現象も観察されるため、本願
においては、以下のような半導体単結晶の成長方法も権
利内容として請求することとしている。
周期もしくは前記単結晶の結晶径に応じて変化させるこ
とを特徴とする(3)記載の半導体単結晶の成長方法。
転周期もしくは前記単結晶の結晶径に応じて変化させる
ことを特徴とする(4)記載の半導体単結晶の成長方
法。
あたっては、図1に示されるように、まずはFZ法半導
体単結晶成長方法に従い、棒状の原料多結晶11を上軸
に保持すると共に、種結晶(図示せず)を原料多結晶1
1の直下に位置する下軸に保持し、偏平環状の高周波誘
導加熱コイル13により原料多結晶11を囲繞し、これ
を溶融して種結晶に融着させた後、種絞りにより無転位
化をしつつ、原料多結晶11を回転させ、かつ軸線方向
に移動させながら棒状単結晶14を成長させるようにす
る。すると、偏平環状の誘導加熱コイル13で原料多結
晶11が部分的に加熱溶融されて溶融帯15が形成さ
れ、この溶融帯15の移動に伴って単結晶14が成長す
る。
されるように、その特徴的な態様として、少なくとも原
料多結晶11の回転中心軸11aと成長中の単結晶14
の回転中心軸14aとが実質的に同軸とされた状態、好
ましくは、これに加えて偏平環状誘導加熱コイル13の
中心13aが実質的に同軸とされた状態、即ち単結晶1
4の回転中心軸14a、誘導加熱コイル13の中心13
a、および原料多結晶11の回転中心軸11aの全てが
実質的に同軸とされた状態で、成長中の単結晶14の交
互回転を行うようにする。
転における一方向あたりの回転量を3回転以下に設定し
て単結晶14を成長させるのが好ましく、この「3回転
以下」は、2回転であるのが好ましい。そして、交互回
転をそのように設定した場合には、成長中の単結晶14
の回転方向を交互に換えて単結晶を成長させるにあたっ
て、成長中の単結晶14をある一方向(順方向)に2回
転だけ回転させた後に反転させ、逆方向に2回転だけ回
転させた後に再び反転させ、また順方向に2回転、とい
うことが繰り返されることになる。
結晶14の回転方向を交互に換えて単結晶を成長させる
にあたって、成長中の単結晶14の回転速度が7rpm
以上であるのが好ましく、また、順転方向と反転方向と
で異なるようにするのが、より好ましい。そして、交互
回転をこのように設定した場合には、例えば、成長中の
単結晶14をある一方向(順方向)に8rpmの回転速
度で2回転だけ回転させた後に反転させ、逆方向に15
rpmの回転速度で2回転だけ回転させた後に再び反転
させ、また順方向に8rpmの回転速度で2回転、とい
うような動作がなされることになる。
偏平誘導加熱コイル13を図示した図であり、図2中の
(A)、(B)、(C)のいずれにおいても、その下部
に図示されているのは、各加熱コイルについてそれを矢
印方向から見た側面図である。この図2に示されるよう
に、環状偏平誘導加熱コイルを構成するにあたっては、
電流を供給するための端子17a及び17bが接続さ
れ、加熱コイルに隙間が設けられることから、必ずその
部分で非軸対称性が生じることになる。
法において、従来より偏平誘導加熱コイルが多く用いら
れているのは、狭小域において原料多結晶を短時間に芯
まで溶融させる必要がある一方で、帯域溶融後において
不純物のバラツキ等がなく安定して単結晶に成長させる
ために、浮遊帯域と接する単結晶成長域の始端側を緩や
かに放熱させる必要がある、というような相反する要請
を同時に満足させるためである。
る環状偏平誘導加熱コイルをそのまま使用することがで
きる。これに関し、上述のように図2には幾つかのタイ
プの環状偏平誘導加熱コイルが示されており、この中で
は図2(A)→(B)→(C)と行くに従って軸対称性
が増大するが、本発明においては、いずれのタイプの加
熱コイルをも使用することができる。
従って、シリコン多結晶からシリコン単結晶を引き上
げ、その不純物濃度分布を評価した。不純物濃度分布
は、抵抗率の偏差Δρと広がり抵抗率の偏差ΔSRで評
価した。なお、抵抗率の偏差Δρはマクロの不純物濃度
分布の指標となるものであり、広がり抵抗率の偏差ΔS
Rはミクロの不純物濃度分布の指標となるものである。
のFZ結晶引き上げ方法(図3)では、同芯の場合にお
いても(図3(A))、偏芯の場合においても(図3
(B))、Δρ(マクロの不純物濃度分布)を改善する
には、結晶回転を遅くする(3rpm程度)必要があ
る。
高速(≧8rpm)であると、成長速度のゆらぎが小さ
いため、ΔSR(ミクロの不純物濃度分布)は良好であ
る(図5(D))。しかしながら、回転速度が高速(≧
8rpm)であると、図4(B)に示されるように、融
液15c中の融液攪拌の流れ15aにつき、それが淀
み、単結晶が成長する固液界面15bの近傍に不純物が
蓄積されることになる。そして、結晶中心に過度に不純
物が取り込まれるため、Δρ(マクロの不純物濃度分
布)が悪化する(図5(C))。
を低速(3rpm程度)にすると、融液の攪拌15aが
良好に行われるようになるため(図4(A))、Δρ
(マクロの不純物濃度分布)は良好になるが(図5
(A))、成長速度のゆらぎが大きくなってしまうた
め、ΔSR(ミクロの不純物濃度分布)が悪化してしま
う(図5(B))。そしてこれを改善するために回転速
度を上げると、先に述べたような理由で、ΔSRは改善
されるが、流れ形態の変化のためにΔρのほうが悪化す
ることとなるのである。
法においては、ΔρとΔSR改善の両立は困難であった
が、本発明に係るFZ法半導体単結晶成長方法に従い、
単結晶14の引き上げ時に、結晶の回転方向をある一定
周期毎に反転させるような操作を行うと、融液15c中
の境界層(Ekman境界層)15d内に生じる圧力差
のために、回転停止から反転する時点で、図6に示され
るような強い強制対流が連続して起こる(H. J. Scheel
and E. O. Schulz-Dubois, Convective transport and
instability phenomena, Eds j. Zierep and H. Oerte
l Jr.(G. Braun, Karlsruhe 1982))。
において、不均一に偏析した不純物(ドーパント)が拡
散され、均一な抵抗率分布を持つ結晶を製造することが
可能となる(Δρの改善)。この操作を、結晶回転速度
が早い場合に行えば、成長速度の揺らぎも同時に抑えら
れることになるので、ミクロな不純物分布も同時に改善
されることになり(ΔSR改善)、これによってΔSR
(ミクロの不純物濃度分布)の改善とΔρ(マクロの不
純物濃度分布)の改善の両立が図られることになる。な
お、このときの回転速度としては、8rpm以上とする
のが好ましい。
て、8rpmで反転周期を15秒とした場合のシリコン
単結晶の品質を図7に示した。図5の従来例に比較し
て、Δρ(図7(A))及びΔSR(図7(B))のい
ずれもが良好であり、マクロの不純物濃度分布とミクロ
の不純物濃度分布の双方が改善されていることが分か
る。
効果が実際に起きているかを確認した例である。上記実
施例に従って得られたシリコン単結晶を縦割りにしてレ
ーザーを照射し、励起される電流量から内部の不純物分
布を見積もったところ、図8のような画像が得られた。
が図9(A)のグラフになる。更に、これにフーリエ変
換を施し、空間周波数の分布を求めたのが図9(B)の
グラフになる。この図9(B)のグラフから明らかなよ
うに、1.6mm−1のポジションに明瞭なピークが現
れている。そして、この逆数を成長速度(2.5mm/
min)で割ると、15秒という時間が算出されて来る
が、これは反転周期に一致する。つまり、図8の不純物
分布は15秒周期で形成されたものであり、明らかに図
6に示したような結晶回転に起因した融液15cの流れ
によって形成されたものであるものと認められ、特開平
7‐315980号公報に係る従来技術で説示されてい
るような「片流れ」が溶融帯内で生じているのではない
ということが分かる。
結晶成長方法に従い、様々な回転速度でシリコン単結晶
を成長させた結果が示されている。図10において、横
軸には、1周期あたりの回転量(回転量[回]=(回転
速度[rpm]/60)×反転周期[sec])が、
縦軸には抵抗率の偏差×3(3σ)の値が符されてい
る。この図10より、成長中の単結晶14の回転速度に
よらず、回転量が2の位置で、急激に品質が改善されて
いるということが分かる。[実施例2]
とした条件で複数の回転速度を組み合わせてシリコン単
結晶の引き上げを行い、その品質に関する検査結果を図
11に示した。回転条件は「8rpmで15秒周期+1
5rpmで8秒周期」(図11(A))に設定した。こ
の条件では、図7の実施例に比べて更に早い回転条件が
組合わさっていることに起因して、Δρ分布はそのまま
で(図11(B))、ΔSRがより改善されている(図
11(C))。このように、回転量が「2」付近の条件
であれば、任意の回転速度条件を組み合わせることも可
能である。
に早い回転条件(>13rpm)で、単純な反転動作
(+15rpm→−15rpm)を行うと、溶融部の揺
れが大きくなり、単結晶化が困難になるのを防ぐために
施すことができる措置として把握することができる。即
ち、早い回転からの反転動作による溶融部の揺れが、反
転後の回転速度が遅いことによって吸収され、引き上げ
が安定化される。これにより、FZ法半導体単結晶成長
方法において、より速い回転速度を利用することが可能
となる。
法半導体単結晶成長方法によれば、FZ法により製造さ
れた半導体単結晶についてミクロとマクロの不純物濃度
分布の均一化の両立が実現され、不純物濃度が均一で品
質が良好なFZ法単結晶半導体ウエハ(FZ法単結晶シ
リコンウエハ)を製造することが可能となる。
り、FZ法半導体単結晶成長方法の概略を図示したブロ
ック図である。
を図示した図である。
の一方向回転を行った場合の問題点を説明するための図
であり、同芯の場合と偏芯の場合のそれぞれの溶融帯の
様子を図示したものである。
転で単結晶の製造を行った場合に生じる問題点と高速回
転で単結晶の製造を行った場合に生じる問題点を説明す
るための図であり、低速(A)と高速(B)の場合のそ
れぞれの溶融帯の様子を図示したものである。
転で単結晶の製造を行った場合に生じる問題点と高速回
転で単結晶の製造を行った場合に生じる問題点を説明す
るための図であり、低速回転時のΔρ(A)とΔSR
(B)、高速回転時のΔρ(C)とΔSR(D)を示し
たグラフである。
う際に単結晶の交互回転を行った場合の溶融帯の様子を
図示したものである。
う際に単結晶の交互回転を行った場合のΔρ(A)とΔ
SR(B)を示したグラフである。
ン単結晶を縦割りにしてレーザーを照射し、励起される
電流量から内部の不純物分布を見積もって得られた画像
を示した図である。
を示したグラフ(A)、並びに、(A)のものにフーリ
エ変換を施し、空間周波数の分布を求めたグラフである
(B)。
に従い、様々な回転速度でシリコン単結晶を成長させた
結果を示した図である。
とした条件で複数の回転速度を組み合わせてシリコン単
結晶の引き上げを行った場合の品質に関する検査結果を
示した図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 誘導加熱コイルで原料多結晶を部分的に
加熱溶融して溶融帯を形成し、該溶融帯を移動させて単
結晶を成長させるFZ法半導体単結晶成長方法におい
て、 前記原料多結晶及び成長中の単結晶を共に回転させなが
ら単結晶を成長させるにあたって、前記原料多結晶の回
転中心軸と前記成長中の単結晶の回転中心軸とが実質的
に同軸とされた状態で、成長中の単結晶の回転方向を交
互に換えて単結晶を成長させることを特徴とする半導体
単結晶の成長方法。 - 【請求項2】 前記誘導加熱コイルの形状が略軸対称形
状であり、当該誘導加熱コイルの対称軸と前記単結晶の
回転中心軸とが実質的に同軸とされた状態で単結晶を成
長させることを特徴とする請求項1記載の半導体単結晶
の成長方法。 - 【請求項3】 前記成長中の単結晶の回転方向を交互に
換えて単結晶を成長させるにあたって、当該交互回転に
おける一方向あたりの回転量を3回転以下に設定して単
結晶を成長させることを特徴とする請求項1または2記
載の半導体単結晶の成長方法。 - 【請求項4】 前記成長中の単結晶の回転速度が7rp
m以上であることを特徴とする請求項1から3いずれか
記載の半導体単結晶の成長方法。 - 【請求項5】 前記成長中の単結晶の回転方向を交互に
換えて単結晶を成長させるにあたって、回転速度及び/
または回転量が、順転方向と反転方向とで異なることを
特徴とする請求項1から4いずれか記載の半導体単結晶
の成長方法。 - 【請求項6】 インゴットの縦断面に係る不純物分布の
模様が、図8に示される不純物分布の模様と同一若しく
は類似の模様である単結晶シリコンインゴット。 - 【請求項7】 前記回転量を、前記単結晶の反転周期も
しくは前記単結晶の結晶径に応じて変化させることを特
徴とする請求項3記載の半導体単結晶の成長方法。 - 【請求項8】 前記回転速度を、前記単結晶の反転周期
もしくは前記単結晶の結晶径に応じて変化させることを
特徴とする請求項4記載の半導体単結晶の成長方法。
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JP2001039060A JP2002249393A (ja) | 2001-02-15 | 2001-02-15 | Fz法半導体単結晶成長方法 |
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