JPH06261555A - 電力変換器の制御装置 - Google Patents
電力変換器の制御装置Info
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- JPH06261555A JPH06261555A JP5168778A JP16877893A JPH06261555A JP H06261555 A JPH06261555 A JP H06261555A JP 5168778 A JP5168778 A JP 5168778A JP 16877893 A JP16877893 A JP 16877893A JP H06261555 A JPH06261555 A JP H06261555A
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- H02M1/0003—Details of control, feedback or regulation circuits
- H02M1/0025—Arrangements for modifying reference values, feedback values or error values in the control loop of a converter
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- Control Of Voltage And Current In General (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電力変換器と出力配線の過電流に対する保護
が容易な電力変換器の制御装置を得る。 【構成】 乗算器811の出力である出力電圧指令VC
*と電圧検出器6cで検出した出力電圧VC が一致する
ように、電圧制御増幅器803とPWM変調回路804
とでインバータ主回路1のスイッチングを制御する電圧
制御ループを構成している。負荷電流IL は検出器6a
により検出され、平均値検出回路805により負荷電流
平均値が求められ、制限回路806は、負荷電流平均値
が設定値以下ならば出力は0、設定値以上の場合は負荷
電流平均値から設定値を減じた値を出力する。その出力
は、伝達関数G(S)807を介して振幅指令発生回路
802の出力から加減算器813で減算され、該減算出
力と交流正弦波基準発振回路801の出力とが乗算器8
11で乗算され、出力電圧指令VC *を得ている。
が容易な電力変換器の制御装置を得る。 【構成】 乗算器811の出力である出力電圧指令VC
*と電圧検出器6cで検出した出力電圧VC が一致する
ように、電圧制御増幅器803とPWM変調回路804
とでインバータ主回路1のスイッチングを制御する電圧
制御ループを構成している。負荷電流IL は検出器6a
により検出され、平均値検出回路805により負荷電流
平均値が求められ、制限回路806は、負荷電流平均値
が設定値以下ならば出力は0、設定値以上の場合は負荷
電流平均値から設定値を減じた値を出力する。その出力
は、伝達関数G(S)807を介して振幅指令発生回路
802の出力から加減算器813で減算され、該減算出
力と交流正弦波基準発振回路801の出力とが乗算器8
11で乗算され、出力電圧指令VC *を得ている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数のスイッチング
素子を有し交流変換出力を得る電力変換器の出力電圧を
高精度で制御するための電力変換器の制御回路に関する
ものである。
素子を有し交流変換出力を得る電力変換器の出力電圧を
高精度で制御するための電力変換器の制御回路に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図57は例えばIntelec 83「FIFTH INTER
NATIONAL TELECOMMUNICATIONS ENERGYCONFERENCE」(oct,
18〜21,Tokyo)の論文集、P.205〜212に記載された「Inv
erterOutput Voltage Waveform Closed Loop Control T
echnique」に示された従来のインバータ制御回路と同様
なブロック接続図である。
NATIONAL TELECOMMUNICATIONS ENERGYCONFERENCE」(oct,
18〜21,Tokyo)の論文集、P.205〜212に記載された「Inv
erterOutput Voltage Waveform Closed Loop Control T
echnique」に示された従来のインバータ制御回路と同様
なブロック接続図である。
【0003】図において、1はインバータ主回路、2,
3は交流フィルタを構成するリアクトルとコンデンサ、
4は直流電源、5は負荷、7はインバータ主回路1用の
ドライブ回路、801は交流正弦波基準発振回路、80
2は振幅指令発生回路、803は電圧制御増幅器、80
4はパルス幅変調回路(以下、PWMを変調回路と称す
る)で、例えば図58に示すように比較回路804aお
よび搬送波発生回路804bとから構成されている。8
11は乗算器、812は加減算器である。
3は交流フィルタを構成するリアクトルとコンデンサ、
4は直流電源、5は負荷、7はインバータ主回路1用の
ドライブ回路、801は交流正弦波基準発振回路、80
2は振幅指令発生回路、803は電圧制御増幅器、80
4はパルス幅変調回路(以下、PWMを変調回路と称す
る)で、例えば図58に示すように比較回路804aお
よび搬送波発生回路804bとから構成されている。8
11は乗算器、812は加減算器である。
【0004】次に動作について説明する。コンデンサ3
の端子間には、PWM変調回路804の制御出力PWM
Oに応じた正弦波状の出力電圧が得られる。一方、交流
正弦波基準発振回路801と振幅指令発生回路802と
の出力を乗算器811で乗算して出力電圧指令VC *を
つくり、この出力電圧指令VC *と出力電圧Vc の偏差
を加減算器812より求め、この電圧偏差が零になるよ
う電圧制御増幅器803とPWM変調回路804とがイ
ンバータ1のスイッチングを制御する。
の端子間には、PWM変調回路804の制御出力PWM
Oに応じた正弦波状の出力電圧が得られる。一方、交流
正弦波基準発振回路801と振幅指令発生回路802と
の出力を乗算器811で乗算して出力電圧指令VC *を
つくり、この出力電圧指令VC *と出力電圧Vc の偏差
を加減算器812より求め、この電圧偏差が零になるよ
う電圧制御増幅器803とPWM変調回路804とがイ
ンバータ1のスイッチングを制御する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のインバータ等の
電力変換器の制御装置は以上のように構成されているの
で、下記のような問題点があった。 (1) インバータ主回路1は、これを出力側から見たと
き、非常に低インピーダンスの電圧源として動作してい
る。そのため、このインバータ主回路1の負荷側で短絡
事故が生じたり、トランスの投入によるインラッシュ電
流が流れたりした場合、出力電流が流れすぎて、過電流
状態になりやすく、保護が困難になるという問題点があ
った。
電力変換器の制御装置は以上のように構成されているの
で、下記のような問題点があった。 (1) インバータ主回路1は、これを出力側から見たと
き、非常に低インピーダンスの電圧源として動作してい
る。そのため、このインバータ主回路1の負荷側で短絡
事故が生じたり、トランスの投入によるインラッシュ電
流が流れたりした場合、出力電流が流れすぎて、過電流
状態になりやすく、保護が困難になるという問題点があ
った。
【0006】(2) インバータ主回路1の電圧制御系に
は、非常にダンピングの悪いLCフィルタが含まれてい
るので、負荷が少ない場合に、このフィルタの共振を抑
え、電圧制御系を安定とするためには、電圧制御増幅器
803の設計が困難となる。
は、非常にダンピングの悪いLCフィルタが含まれてい
るので、負荷が少ない場合に、このフィルタの共振を抑
え、電圧制御系を安定とするためには、電圧制御増幅器
803の設計が困難となる。
【0007】(3) インバータ主回路1の出力端には直列
にリアクトル2が接続されており、このリアクトル2の
電圧降下は、負荷5の電流に応じて変化するので、出力
電圧を所望の値に制御するには、電圧制御増幅器803
がこの電圧降下を完全にかつ速やかに補償しなければな
らない。従って、出力電圧に高精度を要求しない用途で
も、リアクトル2の電圧降下を補償するため、電圧制御
増幅器803による出力電圧制御が必要となる。また、
高精度な出力電圧を必要とする場合は、電圧制御増幅器
803のゲインを高く設計しなければならないが、電圧
制御系の安定性から限界があるため、負荷急変時には、
電圧制御系の応答に応じた出力電圧のオーバーシュート
またはアンダーシュートが発生する。
にリアクトル2が接続されており、このリアクトル2の
電圧降下は、負荷5の電流に応じて変化するので、出力
電圧を所望の値に制御するには、電圧制御増幅器803
がこの電圧降下を完全にかつ速やかに補償しなければな
らない。従って、出力電圧に高精度を要求しない用途で
も、リアクトル2の電圧降下を補償するため、電圧制御
増幅器803による出力電圧制御が必要となる。また、
高精度な出力電圧を必要とする場合は、電圧制御増幅器
803のゲインを高く設計しなければならないが、電圧
制御系の安定性から限界があるため、負荷急変時には、
電圧制御系の応答に応じた出力電圧のオーバーシュート
またはアンダーシュートが発生する。
【0008】(4) インバータ主回路1は、電圧制御増幅
器803により、出力側から見ると、非常に低インピー
ダンスの電圧源として動作しているため、このインバー
タ主回路1の負荷側で短絡事故が生じたり、トランスの
投入によるインラッシュ電流が流れたりした場合、出力
電流が流れすぎて、過電流状態になりやすく、保護が困
難になる。
器803により、出力側から見ると、非常に低インピー
ダンスの電圧源として動作しているため、このインバー
タ主回路1の負荷側で短絡事故が生じたり、トランスの
投入によるインラッシュ電流が流れたりした場合、出力
電流が流れすぎて、過電流状態になりやすく、保護が困
難になる。
【0009】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、電力変換器と出力配線の過電
流に対する保護が容易な電力変換器の制御装置を得るこ
とを目的とする。
るためになされたもので、電力変換器と出力配線の過電
流に対する保護が容易な電力変換器の制御装置を得るこ
とを目的とする。
【0010】また、LCフィルタのダンピング・ファク
タを見かけ上改善し、電圧制御増幅器の設計を容易に
し、直列リアクトルの電圧降下を電圧制御系の応答より
も高速に補償して、出力電圧特性を改善し、さらに、変
換器と出力配線の過電流に対する保護が容易な電力変換
器の制御装置を得ることを目的とする。
タを見かけ上改善し、電圧制御増幅器の設計を容易に
し、直列リアクトルの電圧降下を電圧制御系の応答より
も高速に補償して、出力電圧特性を改善し、さらに、変
換器と出力配線の過電流に対する保護が容易な電力変換
器の制御装置を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る電力変換器の制御装置は、複数のスイッチング素子を
有し交流変換出力を得る電力変換器の上記スイッチング
素子を電圧指令値に基づいて制御することにより任意の
交流出力を負荷に供給する制御手段を備えた電力変換器
の制御装置において、上記電力変換器から上記負荷に供
給される出力電流を検出する電流検出手段を備えると共
に、上記制御手段を、上記出力電流が設定値以上流れた
ときにその出力電流に応じて上記電圧指令値を変化させ
る構成としたものである。
る電力変換器の制御装置は、複数のスイッチング素子を
有し交流変換出力を得る電力変換器の上記スイッチング
素子を電圧指令値に基づいて制御することにより任意の
交流出力を負荷に供給する制御手段を備えた電力変換器
の制御装置において、上記電力変換器から上記負荷に供
給される出力電流を検出する電流検出手段を備えると共
に、上記制御手段を、上記出力電流が設定値以上流れた
ときにその出力電流に応じて上記電圧指令値を変化させ
る構成としたものである。
【0012】また、請求項2に係る電力変換器の制御装
置は、複数のスイッチング素子を有し交流変換出力を得
る電力変換器の上記スイッチング素子を電圧指令値に基
づいて制御することにより任意の交流出力を負荷に供給
する制御手段を備えた電力変換器の制御装置において、
上記電力変換器から出力される変換器電流を検出する第
1の電流検出手段と、上記電力変換器から出力配線を介
して上記負荷に供給される負荷電流を検出する第2の電
流検出手段と、設定値以上の変換器電流または負荷電流
のいずれか絶対値の大きい信号を選択する選択回路とを
備えると共に、上記制御手段を、上記選択回路により選
択された信号の電流値に応じて上記電圧指令値を変化さ
せる構成としたものである。
置は、複数のスイッチング素子を有し交流変換出力を得
る電力変換器の上記スイッチング素子を電圧指令値に基
づいて制御することにより任意の交流出力を負荷に供給
する制御手段を備えた電力変換器の制御装置において、
上記電力変換器から出力される変換器電流を検出する第
1の電流検出手段と、上記電力変換器から出力配線を介
して上記負荷に供給される負荷電流を検出する第2の電
流検出手段と、設定値以上の変換器電流または負荷電流
のいずれか絶対値の大きい信号を選択する選択回路とを
備えると共に、上記制御手段を、上記選択回路により選
択された信号の電流値に応じて上記電圧指令値を変化さ
せる構成としたものである。
【0013】また、請求項3に係る電力変換器の制御装
置は、複数のスイッチング素子を有し交流変換出力を得
る電力変換器の上記スイッチング素子を電圧指令値に基
づいて制御することにより任意の交流出力を負荷に供給
する制御手段を備えた電力変換器の制御装置において、
上記電力変換器から上記負荷に供給される出力電流を検
出する電流検出手段と、その出力電流に応じて上記電圧
指令値を垂下させる伝達関数とを備えたものである。
置は、複数のスイッチング素子を有し交流変換出力を得
る電力変換器の上記スイッチング素子を電圧指令値に基
づいて制御することにより任意の交流出力を負荷に供給
する制御手段を備えた電力変換器の制御装置において、
上記電力変換器から上記負荷に供給される出力電流を検
出する電流検出手段と、その出力電流に応じて上記電圧
指令値を垂下させる伝達関数とを備えたものである。
【0014】また、請求項4に係る電力変換器の制御装
置は、複数のスイッチング素子を有し交流変換出力を得
る電力変換器の上記スイッチング素子を電圧指令値に基
づいて制御することにより任意の交流出力を負荷に供給
する制御手段を備えた電力変換器の制御装置において、
上記電力変換器から上記負荷に供給される出力電流を検
出する電流検出手段と、その出力電流の特定周波数成分
のみを通過させる抽出手段と、この抽出手段を介した出
力に応じて上記電圧指令値を垂下させる伝達関数とを備
えたものである。
置は、複数のスイッチング素子を有し交流変換出力を得
る電力変換器の上記スイッチング素子を電圧指令値に基
づいて制御することにより任意の交流出力を負荷に供給
する制御手段を備えた電力変換器の制御装置において、
上記電力変換器から上記負荷に供給される出力電流を検
出する電流検出手段と、その出力電流の特定周波数成分
のみを通過させる抽出手段と、この抽出手段を介した出
力に応じて上記電圧指令値を垂下させる伝達関数とを備
えたものである。
【0015】また、請求項5に係る電力変換器の制御装
置は、複数のスイッチング素子を有し3相交流変換出力
を得る電力変換器の各相のスイッチング素子を各相毎の
電圧指令値に基づいて制御することにより任意の3相交
流出力を負荷に供給する制御手段を備えた電力変換器の
制御装置において、上記電力変換器から上記負荷に供給
される各相の出力電流を検出する電流検出手段を備える
と共に、上記制御手段に、上記各相出力電流のいずれか
が設定値以上流れたときに3相の出力電流の和が0とな
るように補正する電流補正手段を備えて、この制御手段
を、補正された各相の出力電流に応じて上記各相毎の電
圧指令値を変化させる構成としたものである。
置は、複数のスイッチング素子を有し3相交流変換出力
を得る電力変換器の各相のスイッチング素子を各相毎の
電圧指令値に基づいて制御することにより任意の3相交
流出力を負荷に供給する制御手段を備えた電力変換器の
制御装置において、上記電力変換器から上記負荷に供給
される各相の出力電流を検出する電流検出手段を備える
と共に、上記制御手段に、上記各相出力電流のいずれか
が設定値以上流れたときに3相の出力電流の和が0とな
るように補正する電流補正手段を備えて、この制御手段
を、補正された各相の出力電流に応じて上記各相毎の電
圧指令値を変化させる構成としたものである。
【0016】また、請求項6に係る電力変換器の制御装
置は、複数のスイッチング素子を有し3相交流変換出力
を得る電力変換器の各相のスイッチング素子を各相毎の
電圧指令値に基づいて制御することにより任意の3相交
流出力を負荷に供給する制御手段を備えた電力変換器の
制御装置において、上記電力変換器から出力される各相
毎の変換器電流を検出する第1の電流検出手段と、上記
電力変換器から3相出力配線を介して上記負荷に供給さ
れる各相毎の負荷電流を検出する第2の電流検出手段
と、設定値以上の変換器電流または負荷電流のいずれか
絶対値の大きい信号を各相毎に選択する選択回路とを備
えると共に、上記制御手段に、上記選択回路により選択
された信号の電流値に基づいて3相信号の和が0となる
ように補正する電流補正手段を備えて、この制御手段
を、補正された電流値に応じて上記各相毎の電圧指令値
を変化させる構成としたものである。
置は、複数のスイッチング素子を有し3相交流変換出力
を得る電力変換器の各相のスイッチング素子を各相毎の
電圧指令値に基づいて制御することにより任意の3相交
流出力を負荷に供給する制御手段を備えた電力変換器の
制御装置において、上記電力変換器から出力される各相
毎の変換器電流を検出する第1の電流検出手段と、上記
電力変換器から3相出力配線を介して上記負荷に供給さ
れる各相毎の負荷電流を検出する第2の電流検出手段
と、設定値以上の変換器電流または負荷電流のいずれか
絶対値の大きい信号を各相毎に選択する選択回路とを備
えると共に、上記制御手段に、上記選択回路により選択
された信号の電流値に基づいて3相信号の和が0となる
ように補正する電流補正手段を備えて、この制御手段
を、補正された電流値に応じて上記各相毎の電圧指令値
を変化させる構成としたものである。
【0017】また、請求項7に係る電力変換器の制御装
置は、複数のスイッチング素子を有し交流変換出力を得
る電力変換器の上記スイッチング素子を電圧指令値に基
づいて制御することにより任意の交流出力を負荷に供給
する制御手段を備えた電力変換器の制御装置において、
上記電力変換器から出力される変換器電流を検出する第
1の電流検出手段と、上記電力変換器から出力配線を介
して上記負荷に供給される負荷電流を検出する第2の電
流検出手段とを備えると共に、上記制御手段を、上記負
荷電流が設定値以上流れたときにその負荷電流に応じて
上記電圧指令値を変化させると共に、上記変換器電流に
応じて上記電圧指令値を垂下させる構成としたものであ
る。
置は、複数のスイッチング素子を有し交流変換出力を得
る電力変換器の上記スイッチング素子を電圧指令値に基
づいて制御することにより任意の交流出力を負荷に供給
する制御手段を備えた電力変換器の制御装置において、
上記電力変換器から出力される変換器電流を検出する第
1の電流検出手段と、上記電力変換器から出力配線を介
して上記負荷に供給される負荷電流を検出する第2の電
流検出手段とを備えると共に、上記制御手段を、上記負
荷電流が設定値以上流れたときにその負荷電流に応じて
上記電圧指令値を変化させると共に、上記変換器電流に
応じて上記電圧指令値を垂下させる構成としたものであ
る。
【0018】また、請求項8に係る電力変換器の制御装
置は、複数のスイッチング素子を有し交流変換出力を得
る電力変換器の上記スイッチング素子を電圧指令値に基
づいて制御することにより任意の交流出力を負荷に供給
する制御手段を備えた電力変換器の制御装置において、
上記電力変換器から出力される変換器電流を検出する第
1の電流検出手段と、上記電力変換器から出力配線を介
して上記負荷に供給される負荷電流を検出する第2の電
流検出手段とを備えると共に、上記制御手段に、設定値
以上の変換器電流または負荷電流のいずれか絶対値の大
きい信号を選択する選択回路と、上記変換器電流に応じ
て上記電圧指令値を垂下させる伝達関数とを備えて、こ
の制御手段を、上記選択回路により選択された信号の電
流値に応じて上記電圧指令値を変化させると共に、上記
変換器電流に応じて上記電圧指令値を垂下させる構成と
したものである。
置は、複数のスイッチング素子を有し交流変換出力を得
る電力変換器の上記スイッチング素子を電圧指令値に基
づいて制御することにより任意の交流出力を負荷に供給
する制御手段を備えた電力変換器の制御装置において、
上記電力変換器から出力される変換器電流を検出する第
1の電流検出手段と、上記電力変換器から出力配線を介
して上記負荷に供給される負荷電流を検出する第2の電
流検出手段とを備えると共に、上記制御手段に、設定値
以上の変換器電流または負荷電流のいずれか絶対値の大
きい信号を選択する選択回路と、上記変換器電流に応じ
て上記電圧指令値を垂下させる伝達関数とを備えて、こ
の制御手段を、上記選択回路により選択された信号の電
流値に応じて上記電圧指令値を変化させると共に、上記
変換器電流に応じて上記電圧指令値を垂下させる構成と
したものである。
【0019】また、請求項9に係る電力変換器の制御装
置は、複数のスイッチング素子を有し交流変換出力を得
る電力変換器の上記スイッチング素子を電圧指令値に基
づいて制御することにより任意の交流出力を負荷に供給
する制御手段を備えた電力変換器の制御装置において、
上記電力変換器から出力される変換器電流を検出する第
1の電流検出手段と、上記電力変換器から出力配線を介
して上記負荷に供給される負荷電流を検出する第2の電
流検出手段とを備えると共に、上記制御手段に、上記変
換器電流の特定周波数成分のみを通過させる抽出手段
と、この抽出手段を介した出力に応じて上記電圧指令値
を垂下させる伝達関数とを備えて、この制御手段を、上
記負荷電流が設定値以上流れたときにその負荷電流に応
じて上記電圧指令値を変化させると共に、上記抽出手段
を介した出力に応じて上記電圧指令値を垂下させる構成
としたものである。
置は、複数のスイッチング素子を有し交流変換出力を得
る電力変換器の上記スイッチング素子を電圧指令値に基
づいて制御することにより任意の交流出力を負荷に供給
する制御手段を備えた電力変換器の制御装置において、
上記電力変換器から出力される変換器電流を検出する第
1の電流検出手段と、上記電力変換器から出力配線を介
して上記負荷に供給される負荷電流を検出する第2の電
流検出手段とを備えると共に、上記制御手段に、上記変
換器電流の特定周波数成分のみを通過させる抽出手段
と、この抽出手段を介した出力に応じて上記電圧指令値
を垂下させる伝達関数とを備えて、この制御手段を、上
記負荷電流が設定値以上流れたときにその負荷電流に応
じて上記電圧指令値を変化させると共に、上記抽出手段
を介した出力に応じて上記電圧指令値を垂下させる構成
としたものである。
【0020】また、請求項10に係る電力変換器の制御
装置は、複数のスイッチング素子を有し交流変換出力を
得る電力変換器の上記スイッチング素子を電圧指令値に
基づいて制御することにより任意の交流出力を負荷に供
給する制御手段を備えた電力変換器の制御装置におい
て、上記電力変換器から出力される変換器電流を検出す
る第1の電流検出手段と、上記電力変換器から出力配線
を介して上記負荷に供給される負荷電流を検出する第2
の電流検出手段とを備えると共に、上記制御手段に、設
定値以上の変換器電流または負荷電流のいずれか絶対値
の大きい信号を選択する選択回路と、上記変換器電流の
特定周波数成分のみを通過させる抽出手段と、この抽出
手段を介した出力に応じて上記電圧指令値を垂下させる
伝達関数とを備えて、この制御手段を、上記選択回路に
より選択された信号の電流値に応じて上記電圧指令値を
変化させると共に、上記抽出手段を介した出力に応じて
上記電圧指令値を垂下させる構成としたものである。
装置は、複数のスイッチング素子を有し交流変換出力を
得る電力変換器の上記スイッチング素子を電圧指令値に
基づいて制御することにより任意の交流出力を負荷に供
給する制御手段を備えた電力変換器の制御装置におい
て、上記電力変換器から出力される変換器電流を検出す
る第1の電流検出手段と、上記電力変換器から出力配線
を介して上記負荷に供給される負荷電流を検出する第2
の電流検出手段とを備えると共に、上記制御手段に、設
定値以上の変換器電流または負荷電流のいずれか絶対値
の大きい信号を選択する選択回路と、上記変換器電流の
特定周波数成分のみを通過させる抽出手段と、この抽出
手段を介した出力に応じて上記電圧指令値を垂下させる
伝達関数とを備えて、この制御手段を、上記選択回路に
より選択された信号の電流値に応じて上記電圧指令値を
変化させると共に、上記抽出手段を介した出力に応じて
上記電圧指令値を垂下させる構成としたものである。
【0021】また、請求項11に係る電力変換器の制御
装置は、複数のスイッチング素子を有し交流変換出力を
得る電力変換器の上記スイッチング素子を電圧指令値に
基づいて制御することにより任意の交流出力を負荷に供
給する制御手段を備えた電力変換器の制御装置におい
て、上記電力変換器から出力される変換器電流を検出す
る電流検出手段を備えると共に、上記制御手段を、上記
変換器電流に応じて上記電圧指令値を変化させる構成と
したものである。
装置は、複数のスイッチング素子を有し交流変換出力を
得る電力変換器の上記スイッチング素子を電圧指令値に
基づいて制御することにより任意の交流出力を負荷に供
給する制御手段を備えた電力変換器の制御装置におい
て、上記電力変換器から出力される変換器電流を検出す
る電流検出手段を備えると共に、上記制御手段を、上記
変換器電流に応じて上記電圧指令値を変化させる構成と
したものである。
【0022】また、請求項12に係る電力変換器の制御
装置は、複数のスイッチング素子を有し交流変換出力を
得る電力変換器の上記スイッチング素子を出力電圧指令
に応じた電圧指令値に基づいて制御することにより任意
の交流出力をフィルタを構成する直列リアクトルとコン
デンサを介して負荷に供給する制御手段を備えた電力変
換器の制御装置において、上記電力変換器から出力され
る変換器電流を検出する第1の電流検出手段と、上記電
力変換器から出力配線を介して上記負荷に供給される負
荷電流を検出する第2の電流検出手段と、上記変換器電
流に基づいて上記直列リアクトルの電圧降下を補償すべ
く出力を送出する補償回路とを備えると共に、上記制御
手段を、上記負荷電流が設定値以上流れたときにその負
荷電流に応じて上記出力電圧指令を変化させると共に、
上記補償回路の出力に応じて上記電力変換器への電圧指
令値を変化させる構成としたものである。
装置は、複数のスイッチング素子を有し交流変換出力を
得る電力変換器の上記スイッチング素子を出力電圧指令
に応じた電圧指令値に基づいて制御することにより任意
の交流出力をフィルタを構成する直列リアクトルとコン
デンサを介して負荷に供給する制御手段を備えた電力変
換器の制御装置において、上記電力変換器から出力され
る変換器電流を検出する第1の電流検出手段と、上記電
力変換器から出力配線を介して上記負荷に供給される負
荷電流を検出する第2の電流検出手段と、上記変換器電
流に基づいて上記直列リアクトルの電圧降下を補償すべ
く出力を送出する補償回路とを備えると共に、上記制御
手段を、上記負荷電流が設定値以上流れたときにその負
荷電流に応じて上記出力電圧指令を変化させると共に、
上記補償回路の出力に応じて上記電力変換器への電圧指
令値を変化させる構成としたものである。
【0023】また、請求項13に係る電力変換器の制御
装置は、複数のスイッチング素子を有し交流変換出力を
得る電力変換器の上記スイッチング素子を出力電圧指令
に応じた電圧指令値に基づいて制御することにより任意
の交流出力をフィルタを構成する直列リアクトルとコン
デンサを介して負荷に供給する制御手段を備えた電力変
換器の制御装置において、上記電力変換器から出力され
る変換器電流を検出する電流検出手段と、上記変換器電
流に基づいて上記直列リアクトルの電圧降下を補償すべ
く出力を送出する補償回路とを備えると共に、上記制御
手段を、上記変換器電流が設定値以上流れたときにその
変換器電流に応じて上記出力電圧指令を変化させると共
に、上記補償回路の出力に応じて上記電力変換器への電
圧指令値を変化させる構成としたものである。
装置は、複数のスイッチング素子を有し交流変換出力を
得る電力変換器の上記スイッチング素子を出力電圧指令
に応じた電圧指令値に基づいて制御することにより任意
の交流出力をフィルタを構成する直列リアクトルとコン
デンサを介して負荷に供給する制御手段を備えた電力変
換器の制御装置において、上記電力変換器から出力され
る変換器電流を検出する電流検出手段と、上記変換器電
流に基づいて上記直列リアクトルの電圧降下を補償すべ
く出力を送出する補償回路とを備えると共に、上記制御
手段を、上記変換器電流が設定値以上流れたときにその
変換器電流に応じて上記出力電圧指令を変化させると共
に、上記補償回路の出力に応じて上記電力変換器への電
圧指令値を変化させる構成としたものである。
【0024】また、請求項14に係る電力変換器の制御
装置は、複数のスイッチング素子を有し交流変換出力を
得る電力変換器の上記スイッチング素子を出力電圧指令
に応じた電圧指令値に基づいて制御することにより任意
の交流出力をフィルタを構成する直列リアクトルとコン
デンサを介して負荷に供給する制御手段を備えた電力変
換器の制御装置において、上記電力変換器から出力され
る変換器電流を検出する第1の電流検出手段と、上記電
力変換器から出力配線を介して上記負荷に供給される負
荷電流を検出する第2の電流検出手段と、上記変換器電
流に基づいて上記直列リアクトルの電圧降下を補償すべ
く出力を送出する補償回路とを備えると共に、上記制御
手段を、上記負荷電流が設定値以上流れたときにその負
荷電流及び上記補償回路の出力に応じて上記変換器への
電圧指令値を変化させる構成としたことを特徴とする電
力変換器の制御装置。
装置は、複数のスイッチング素子を有し交流変換出力を
得る電力変換器の上記スイッチング素子を出力電圧指令
に応じた電圧指令値に基づいて制御することにより任意
の交流出力をフィルタを構成する直列リアクトルとコン
デンサを介して負荷に供給する制御手段を備えた電力変
換器の制御装置において、上記電力変換器から出力され
る変換器電流を検出する第1の電流検出手段と、上記電
力変換器から出力配線を介して上記負荷に供給される負
荷電流を検出する第2の電流検出手段と、上記変換器電
流に基づいて上記直列リアクトルの電圧降下を補償すべ
く出力を送出する補償回路とを備えると共に、上記制御
手段を、上記負荷電流が設定値以上流れたときにその負
荷電流及び上記補償回路の出力に応じて上記変換器への
電圧指令値を変化させる構成としたことを特徴とする電
力変換器の制御装置。
【0025】さらに、請求項15に係る電力変換器の制
御装置は、複数のスイッチング素子を有し交流変換出力
を得る電力変換器の上記スイッチング素子を出力電圧指
令に応じた電圧指令値に基づいて制御することにより任
意の交流出力をフィルタを構成する直列リアクトルとコ
ンデンサを介して負荷に供給する制御手段を備えた電力
変換器の制御装置において、上記電力変換器から出力さ
れる変換器電流を検出する第1の電流検出手段と、上記
電力変換器から出力配線を介して上記負荷に供給される
負荷電流を検出する第2の電流検出手段と、上記変換器
電流に基づいて上記直列リアクトルの電圧降下を補償す
べく出力を送出する補償回路とを備えると共に、上記制
御手段を、上記変換器電流が設定値以上流れたときにそ
の変換器電流及び上記補償回路の出力に応じて上記変換
器への電圧指令値を変化させる構成としたものである。
御装置は、複数のスイッチング素子を有し交流変換出力
を得る電力変換器の上記スイッチング素子を出力電圧指
令に応じた電圧指令値に基づいて制御することにより任
意の交流出力をフィルタを構成する直列リアクトルとコ
ンデンサを介して負荷に供給する制御手段を備えた電力
変換器の制御装置において、上記電力変換器から出力さ
れる変換器電流を検出する第1の電流検出手段と、上記
電力変換器から出力配線を介して上記負荷に供給される
負荷電流を検出する第2の電流検出手段と、上記変換器
電流に基づいて上記直列リアクトルの電圧降下を補償す
べく出力を送出する補償回路とを備えると共に、上記制
御手段を、上記変換器電流が設定値以上流れたときにそ
の変換器電流及び上記補償回路の出力に応じて上記変換
器への電圧指令値を変化させる構成としたものである。
【0026】
【作用】この発明の請求項1による電力変換器の制御装
置においては、電力変換器から負荷に供給される出力電
流を電流検出手段によって検出し、制御手段によって、
上記出力電流が設定値以上流れたときにその出力電流に
応じて上記電力変換器への電圧指令値を変化させる。
置においては、電力変換器から負荷に供給される出力電
流を電流検出手段によって検出し、制御手段によって、
上記出力電流が設定値以上流れたときにその出力電流に
応じて上記電力変換器への電圧指令値を変化させる。
【0027】また、請求項2による電力変換器の制御装
置においては、電力変換器から出力される変換器電流を
第1の電流検出手段によって検出すると共に、上記電力
変換器から出力配線を介して負荷に供給される負荷電流
を第2の電流検出手段によって検出し、選択回路によ
り、設定値以上の変換器電流または負荷電流のいずれか
絶対値の大きい信号を選択させ、制御手段により、上記
選択回路により選択された信号の電流値に応じて上記電
圧指令値を変化させる。
置においては、電力変換器から出力される変換器電流を
第1の電流検出手段によって検出すると共に、上記電力
変換器から出力配線を介して負荷に供給される負荷電流
を第2の電流検出手段によって検出し、選択回路によ
り、設定値以上の変換器電流または負荷電流のいずれか
絶対値の大きい信号を選択させ、制御手段により、上記
選択回路により選択された信号の電流値に応じて上記電
圧指令値を変化させる。
【0028】また、請求項3による電力変換器の制御装
置においては、電力変換器から負荷に供給される出力電
流を電流検出手段によって検出し、伝達関数により、そ
の出力電流に応じて上記電圧指令値を垂下させる。
置においては、電力変換器から負荷に供給される出力電
流を電流検出手段によって検出し、伝達関数により、そ
の出力電流に応じて上記電圧指令値を垂下させる。
【0029】また、請求項4による電力変換器の制御装
置においては、電力変換器から負荷に供給される出力電
流を電流検出手段によって検出すると共に、その出力電
流の特定周波数成分のみを抽出手段によって通過させ、
伝達関数により上記抽出手段を介した出力に応じて上記
電力変換器への電圧指令値を垂下させる。
置においては、電力変換器から負荷に供給される出力電
流を電流検出手段によって検出すると共に、その出力電
流の特定周波数成分のみを抽出手段によって通過させ、
伝達関数により上記抽出手段を介した出力に応じて上記
電力変換器への電圧指令値を垂下させる。
【0030】また、請求項5による電力変換器の制御装
置においては、電力変換器から負荷に供給される各相の
出力電流を電流検出手段によって検出すると共に、制御
手段に備えられた電流補正手段によって、各相出力電流
のいずれかが設定値以上流れたときに3相の出力電流の
和が0となるように補正させ、この制御手段により、補
正された各相の出力電流に応じて上記電力変換器への各
相毎の電圧指令値を変化させる。
置においては、電力変換器から負荷に供給される各相の
出力電流を電流検出手段によって検出すると共に、制御
手段に備えられた電流補正手段によって、各相出力電流
のいずれかが設定値以上流れたときに3相の出力電流の
和が0となるように補正させ、この制御手段により、補
正された各相の出力電流に応じて上記電力変換器への各
相毎の電圧指令値を変化させる。
【0031】また、請求項6による電力変換器の制御装
置においては、電力変換器から出力される各相毎の変換
器電流を第1の電流検出手段によって検出すると共に、
上記電力変換器から3相出力配線を介して負荷に供給さ
れる各相毎の負荷電流を第2の電流検出手段によって検
出し、選択回路によって、設定値以上の変換器電流また
は負荷電流のいずれか絶対値の大きい信号を各相毎に選
択させ、制御手段に備えられた電流補正手段によって、
上記選択回路により選択された信号の電流値に基づいて
3相信号の和が0となるように補正させる。そして、こ
の制御手段により、補正された電流値に応じて上記各相
毎の電圧指令値を変化させる。
置においては、電力変換器から出力される各相毎の変換
器電流を第1の電流検出手段によって検出すると共に、
上記電力変換器から3相出力配線を介して負荷に供給さ
れる各相毎の負荷電流を第2の電流検出手段によって検
出し、選択回路によって、設定値以上の変換器電流また
は負荷電流のいずれか絶対値の大きい信号を各相毎に選
択させ、制御手段に備えられた電流補正手段によって、
上記選択回路により選択された信号の電流値に基づいて
3相信号の和が0となるように補正させる。そして、こ
の制御手段により、補正された電流値に応じて上記各相
毎の電圧指令値を変化させる。
【0032】また、請求項7による電力変換器の制御装
置においては、電力変換器から出力される変換器電流を
第1の電流検出手段により検出すると共に、上記電力変
換器から出力配線を介して負荷に供給される負荷電流を
第2の電流検出手段により検出し、制御手段によって、
上記負荷電流が設定値以上流れたときにその負荷電流に
応じて上記電力変換器への電圧指令値を変化させると共
に、上記変換器電流に応じて上記電圧指令値を垂下させ
る。
置においては、電力変換器から出力される変換器電流を
第1の電流検出手段により検出すると共に、上記電力変
換器から出力配線を介して負荷に供給される負荷電流を
第2の電流検出手段により検出し、制御手段によって、
上記負荷電流が設定値以上流れたときにその負荷電流に
応じて上記電力変換器への電圧指令値を変化させると共
に、上記変換器電流に応じて上記電圧指令値を垂下させ
る。
【0033】また、請求項8による電力変換器の制御装
置においては、電力変換器から出力される変換器電流を
第1の電流検出手段により検出すると共に、上記電力変
換器から出力配線を介して負荷に供給される負荷電流を
第2の電流検出手段により検出し、かつ、制御手段に備
えられた選択手段により、設定値以上の変換器電流また
は負荷電流のいずれか絶対値の大きい信号を選択させる
と共に、上記制御手段に備えられた伝達関数により、上
記変換器電流に応じて上記電力変換器への電圧指令値を
垂下させるようにして、この制御手段によって、上記選
択回路により選択された信号の電流値に応じて上記電圧
指令値を変化させると共に、上記変換器電流に応じて上
記電圧指令値を垂下させる。
置においては、電力変換器から出力される変換器電流を
第1の電流検出手段により検出すると共に、上記電力変
換器から出力配線を介して負荷に供給される負荷電流を
第2の電流検出手段により検出し、かつ、制御手段に備
えられた選択手段により、設定値以上の変換器電流また
は負荷電流のいずれか絶対値の大きい信号を選択させる
と共に、上記制御手段に備えられた伝達関数により、上
記変換器電流に応じて上記電力変換器への電圧指令値を
垂下させるようにして、この制御手段によって、上記選
択回路により選択された信号の電流値に応じて上記電圧
指令値を変化させると共に、上記変換器電流に応じて上
記電圧指令値を垂下させる。
【0034】また、請求項9による電力変換器の制御装
置においては、電力変換器から出力される変換器電流を
第1の電流検出手段により検出すると共に、上記電力変
換器から出力配線を介して負荷に供給される負荷電流を
第2の電流検出手段により検出し、かつ、制御手段に備
えられた抽出手段により、上記変換器電流の特定周波数
成分のみを通過させると共に、上記制御手段に備えられ
た伝達関数により、上記抽出手段を介した出力に応じて
上記電力変換器への電圧指令値を垂下させるようにし
て、この制御手段により、上記負荷電流が設定値以上流
れたときにその負荷電流に応じて上記電圧指令値を変化
させると共に、上記抽出手段を介した出力に応じて上記
電圧指令値を垂下させる。
置においては、電力変換器から出力される変換器電流を
第1の電流検出手段により検出すると共に、上記電力変
換器から出力配線を介して負荷に供給される負荷電流を
第2の電流検出手段により検出し、かつ、制御手段に備
えられた抽出手段により、上記変換器電流の特定周波数
成分のみを通過させると共に、上記制御手段に備えられ
た伝達関数により、上記抽出手段を介した出力に応じて
上記電力変換器への電圧指令値を垂下させるようにし
て、この制御手段により、上記負荷電流が設定値以上流
れたときにその負荷電流に応じて上記電圧指令値を変化
させると共に、上記抽出手段を介した出力に応じて上記
電圧指令値を垂下させる。
【0035】また、請求項10による電力変換器の制御
装置においては、電力変換器から出力される変換器電流
を第1の電流検出手段により検出すると共に、上記電力
変換器から出力配線を介して負荷に供給される負荷電流
を第2の電流検出手段により検出し、かつ、制御手段に
備えられた選択手段により、設定値以上の変換器電流ま
たは負荷電流のいずれか絶対値の大きい信号を選択させ
ると共に、上記制御手段に備えられた抽出手段により、
上記変換器電流の特定周波数成分のみを通過させ、さら
に、制御手段に備えられた伝達関数により、上記抽出手
段を介した出力に応じて上記電力変換器への電圧指令値
を垂下させるようにして、この制御手段により、上記選
択回路により選択された信号の電流値に応じて上記電圧
指令値を変化させると共に、上記抽出手段を介した出力
に応じて上記電圧指令値を垂下させる。
装置においては、電力変換器から出力される変換器電流
を第1の電流検出手段により検出すると共に、上記電力
変換器から出力配線を介して負荷に供給される負荷電流
を第2の電流検出手段により検出し、かつ、制御手段に
備えられた選択手段により、設定値以上の変換器電流ま
たは負荷電流のいずれか絶対値の大きい信号を選択させ
ると共に、上記制御手段に備えられた抽出手段により、
上記変換器電流の特定周波数成分のみを通過させ、さら
に、制御手段に備えられた伝達関数により、上記抽出手
段を介した出力に応じて上記電力変換器への電圧指令値
を垂下させるようにして、この制御手段により、上記選
択回路により選択された信号の電流値に応じて上記電圧
指令値を変化させると共に、上記抽出手段を介した出力
に応じて上記電圧指令値を垂下させる。
【0036】また、請求項11による電力変換器の制御
装置においては、電力変換器から出力される変換器電流
を電流検出手段により検出し、制御手段により、上記変
換器電流に応じて上記電力変換器への電圧指令値を変化
させる。
装置においては、電力変換器から出力される変換器電流
を電流検出手段により検出し、制御手段により、上記変
換器電流に応じて上記電力変換器への電圧指令値を変化
させる。
【0037】また、請求項12による電力変換器の制御
装置においては、電力変換器から出力される変換器電流
を第1の電流検出手段により検出すると共に、上記電力
変換器から出力配線を介して負荷に供給される負荷電流
を第2の電流検出手段により検出し、補償回路により上
記変換器電流に基づいて直列リアクトルの電圧降下を補
償すべく出力を送出するようにして、制御手段により、
上記負荷電流が設定値以上流れたときにその負荷電流に
応じて電圧指令値発生回路からの出力電圧指令を変化さ
せると共に、上記補償回路の出力に応じて上記電力変換
器への電圧指令値を変化させる。
装置においては、電力変換器から出力される変換器電流
を第1の電流検出手段により検出すると共に、上記電力
変換器から出力配線を介して負荷に供給される負荷電流
を第2の電流検出手段により検出し、補償回路により上
記変換器電流に基づいて直列リアクトルの電圧降下を補
償すべく出力を送出するようにして、制御手段により、
上記負荷電流が設定値以上流れたときにその負荷電流に
応じて電圧指令値発生回路からの出力電圧指令を変化さ
せると共に、上記補償回路の出力に応じて上記電力変換
器への電圧指令値を変化させる。
【0038】また、請求項13による電力変換器の制御
装置においては、電力変換器から出力される変換器電流
を電流検出手段により検出し、補償回路により上記変換
器電流に基づいて上記直列リアクトルの電圧降下を補償
すべく出力を送出するようにして、制御手段により、上
記変換器電流が設定値以上流れたときにその変換器電流
に応じて電圧指令値発生回路からの出力電圧指令を変化
させると共に、上記補償回路の出力に応じて上記電力変
換器への電圧指令値を変化させる。
装置においては、電力変換器から出力される変換器電流
を電流検出手段により検出し、補償回路により上記変換
器電流に基づいて上記直列リアクトルの電圧降下を補償
すべく出力を送出するようにして、制御手段により、上
記変換器電流が設定値以上流れたときにその変換器電流
に応じて電圧指令値発生回路からの出力電圧指令を変化
させると共に、上記補償回路の出力に応じて上記電力変
換器への電圧指令値を変化させる。
【0039】また、請求項14による電力変換器の制御
装置においては、電力変換器から出力される変換器電流
を第1の電流検出手段により検出すると共に、上記電力
変換器から出力配線を介して上記負荷に供給される負荷
電流を第2の電流検出手段により検出し、補償回路によ
り上記変換器電流に基づいて上記直列リアクトルの電圧
降下を補償すべく出力を送出するようにして、制御手段
により、上記負荷電流が設定値以上流れたときにその負
荷電流及び上記補償回路の出力に応じて上記変換器への
電圧指令値を変化させる。
装置においては、電力変換器から出力される変換器電流
を第1の電流検出手段により検出すると共に、上記電力
変換器から出力配線を介して上記負荷に供給される負荷
電流を第2の電流検出手段により検出し、補償回路によ
り上記変換器電流に基づいて上記直列リアクトルの電圧
降下を補償すべく出力を送出するようにして、制御手段
により、上記負荷電流が設定値以上流れたときにその負
荷電流及び上記補償回路の出力に応じて上記変換器への
電圧指令値を変化させる。
【0040】さらに、請求項15による電力変換器の制
御装置においては、電力変換器から出力される変換器電
流を第1の電流検出手段により検出すると共に、上記電
力変換器から出力配線を介して上記負荷に供給される負
荷電流を第2の電流検出手段により検出し、補償回路に
より上記変換器電流に基づいて上記直列リアクトルの電
圧降下を補償すべく出力を送出するようにして、制御手
段により、上記変換器電流が設定値以上流れたときにそ
の変換器電流及び上記補償回路の出力に応じて上記変換
器への電圧指令値を変化させる。
御装置においては、電力変換器から出力される変換器電
流を第1の電流検出手段により検出すると共に、上記電
力変換器から出力配線を介して上記負荷に供給される負
荷電流を第2の電流検出手段により検出し、補償回路に
より上記変換器電流に基づいて上記直列リアクトルの電
圧降下を補償すべく出力を送出するようにして、制御手
段により、上記変換器電流が設定値以上流れたときにそ
の変換器電流及び上記補償回路の出力に応じて上記変換
器への電圧指令値を変化させる。
【0041】
【実施例】実施例1.図1にこの発明の実施例1を示
す。図において、1はインバータ主回路であり、例えば
図2(a)に示すようなダイオードD1 〜D4 を逆並列
接続したトランジスタS1 〜S4 を有する単相のフルブ
リッジ・インバータを1〜2KHz程度以上の三角波キ
ャリアでPWM変調するものなどがその例である。2と
3はフィルタ用リアクトルとコンデンサ、4は直流電
源、5は負荷、7はインバータ主回路1用のドライブ回
路、6aは負荷電流IL の検出器、6cは出力電圧VC
を検出する電圧検出器である。
す。図において、1はインバータ主回路であり、例えば
図2(a)に示すようなダイオードD1 〜D4 を逆並列
接続したトランジスタS1 〜S4 を有する単相のフルブ
リッジ・インバータを1〜2KHz程度以上の三角波キ
ャリアでPWM変調するものなどがその例である。2と
3はフィルタ用リアクトルとコンデンサ、4は直流電
源、5は負荷、7はインバータ主回路1用のドライブ回
路、6aは負荷電流IL の検出器、6cは出力電圧VC
を検出する電圧検出器である。
【0042】また、図において、800番台の番号は制
御回路の構成要素であることを示すもので、801は交
流正弦波基準発振回路、802は振幅指令発生回路、8
03は電圧制御増幅器、804はPWM変調回路、80
5は平均値検出回路、806は制限回路、807は伝達
関数G(S)、811は乗算器、812,813は加減
算器である。
御回路の構成要素であることを示すもので、801は交
流正弦波基準発振回路、802は振幅指令発生回路、8
03は電圧制御増幅器、804はPWM変調回路、80
5は平均値検出回路、806は制限回路、807は伝達
関数G(S)、811は乗算器、812,813は加減
算器である。
【0043】ここで、上記伝達G(S)807は、入力
に対して出力が係数倍され、なおかつあるレベル以上に
ならないように制限する、例えば図3に示すような非線
形要素を持つ関数を用いれば、入力が小さいときは比例
的に垂下させるが、入力が大きくなれば垂下量にリミッ
タをかけることができる。
に対して出力が係数倍され、なおかつあるレベル以上に
ならないように制限する、例えば図3に示すような非線
形要素を持つ関数を用いれば、入力が小さいときは比例
的に垂下させるが、入力が大きくなれば垂下量にリミッ
タをかけることができる。
【0044】次に、上記実施例1の動作を図1を参照し
ながら説明する。乗算器811の出力である出力電圧指
令VC *と電圧検出器6cで検出器した出力電圧VC が
一致するように、電圧制御増幅器803とPWM変調回
路804とがインバータ1のスイッチングを制御し、電
圧制御ループを構成している。
ながら説明する。乗算器811の出力である出力電圧指
令VC *と電圧検出器6cで検出器した出力電圧VC が
一致するように、電圧制御増幅器803とPWM変調回
路804とがインバータ1のスイッチングを制御し、電
圧制御ループを構成している。
【0045】負荷電流IL は、検出器6aにより検出さ
れ、平均値検出回路805により負荷電流平均値が検出
される。制御回路806は、最大負荷電流が設定されて
あり、平均値検出回路805の出力である負荷電流平均
値が設定値以下ならば、制限回路806の出力は0、負
荷電流平均値が設定値以上の場合は、負荷電流平均値か
ら設定値を減じた値が制限回路806より出力される。
れ、平均値検出回路805により負荷電流平均値が検出
される。制御回路806は、最大負荷電流が設定されて
あり、平均値検出回路805の出力である負荷電流平均
値が設定値以下ならば、制限回路806の出力は0、負
荷電流平均値が設定値以上の場合は、負荷電流平均値か
ら設定値を減じた値が制限回路806より出力される。
【0046】制限回路806の出力は、伝達関数G
(S)807を介して、振幅指令発生回路802の出力
から加減算器813で減算される。この加減算器813
の出力と交流正弦波基準発振回路801の出力とを乗算
器811で乗算し、出力電圧指令VC *を得ているの
で、負荷電流平均値が制限回路806の設定値以上にな
ると、出力電圧指令VC *は垂下し、電圧制御ループに
より、出力電圧VC も出力電圧指令VC *に追従して垂
下する。出力電圧VC が垂下すれば、負荷電流IL も減
少し、出力配線は過電流から保護される。
(S)807を介して、振幅指令発生回路802の出力
から加減算器813で減算される。この加減算器813
の出力と交流正弦波基準発振回路801の出力とを乗算
器811で乗算し、出力電圧指令VC *を得ているの
で、負荷電流平均値が制限回路806の設定値以上にな
ると、出力電圧指令VC *は垂下し、電圧制御ループに
より、出力電圧VC も出力電圧指令VC *に追従して垂
下する。出力電圧VC が垂下すれば、負荷電流IL も減
少し、出力配線は過電流から保護される。
【0047】すなわち、伝達関数G(S)807は、イ
ンバータを出力側からみたときに、設定値以上の負荷電
流IL が流れた場合のみ、仮想的な出力インピーダンス
となり、出力電圧VC を垂下させるよう動作する。
ンバータを出力側からみたときに、設定値以上の負荷電
流IL が流れた場合のみ、仮想的な出力インピーダンス
となり、出力電圧VC を垂下させるよう動作する。
【0048】従って、もし、伝達関数G(S)807の
絶対値|G(S)|が∞ならば、負荷短絡などで負荷電
流IL が設定値を越えると、平均値回路の応答で∞の出
力インピーダンスが現れ、負荷電流IL が設定以下にな
るまで、出力電圧VC が垂下する。実際には、|G
(S)|は有限であるので、負荷電流IL は、設定値を
若干越えた値となるが、|G(S)|を十分に大きくす
ることで、実用上は問題ない。
絶対値|G(S)|が∞ならば、負荷短絡などで負荷電
流IL が設定値を越えると、平均値回路の応答で∞の出
力インピーダンスが現れ、負荷電流IL が設定以下にな
るまで、出力電圧VC が垂下する。実際には、|G
(S)|は有限であるので、負荷電流IL は、設定値を
若干越えた値となるが、|G(S)|を十分に大きくす
ることで、実用上は問題ない。
【0049】伝達関数G(S)807は、適当なインピ
ーダンス値を持っていれば、どのような関数でもよい。
例えば、この回路が比例回路であれば抵抗として、微分
回路であればリアクトルとして、積分回路であればコン
デンサとして、比例、積分、微分の組み合わせ回路であ
れば抵抗、コンデンサ、リアクトルの組み合わせた回路
として動作する。また、非線形要素を含む回路でも、負
荷電流IL を制限するための適当なインピーダンスさえ
持っていれば何ら問題ない。
ーダンス値を持っていれば、どのような関数でもよい。
例えば、この回路が比例回路であれば抵抗として、微分
回路であればリアクトルとして、積分回路であればコン
デンサとして、比例、積分、微分の組み合わせ回路であ
れば抵抗、コンデンサ、リアクトルの組み合わせた回路
として動作する。また、非線形要素を含む回路でも、負
荷電流IL を制限するための適当なインピーダンスさえ
持っていれば何ら問題ない。
【0050】実施例2.次に、図4はこの発明の実施例
2に係るもので、図4において、図1と対応する部分に
は同一符号を付し、その詳細説明は省略する。上記実施
例1と異なるのは、負荷電流IL の瞬時値により出力電
圧指令VC *を変化させ、仮想出力インピーダンスを構
成している点であり、その他は実施例1と同様である。
2に係るもので、図4において、図1と対応する部分に
は同一符号を付し、その詳細説明は省略する。上記実施
例1と異なるのは、負荷電流IL の瞬時値により出力電
圧指令VC *を変化させ、仮想出力インピーダンスを構
成している点であり、その他は実施例1と同様である。
【0051】図4において、負荷電流IL の瞬時値を制
限回路806に入力し、負荷電流瞬時値が正の設定値以
上または負の設定値以下の場合は、負荷電流瞬時値から
設定値を減じた値が制限回路806より出力される。制
限回路806の出力は、伝達関数G(S)807を介し
て、乗算器811の出力である出力電圧指令VC *か
ら、加減算器814で減算される。
限回路806に入力し、負荷電流瞬時値が正の設定値以
上または負の設定値以下の場合は、負荷電流瞬時値から
設定値を減じた値が制限回路806より出力される。制
限回路806の出力は、伝達関数G(S)807を介し
て、乗算器811の出力である出力電圧指令VC *か
ら、加減算器814で減算される。
【0052】本実施例2の構成では、負荷電流IL の瞬
時値が制限回路806の設定値を越えると、瞬時に出力
電圧指令VC *を垂下させるので、負荷電流IL を制限
回路806の設定値内に、電圧制御ループの応答で高速
に制限することができる。
時値が制限回路806の設定値を越えると、瞬時に出力
電圧指令VC *を垂下させるので、負荷電流IL を制限
回路806の設定値内に、電圧制御ループの応答で高速
に制限することができる。
【0053】実施例3.次に、図5はこの発明の実施例
3に係るもので、図5において、図1と対応する部分に
は同一符号を付し、その詳細説明は省略する。上記実施
例1と異なるのは、負荷電流IL の瞬時値によりPWM
電圧指令VA *を変化させ、仮想出力インピーダンスを
構成している点であり、その他は実施例1と同様であ
る。
3に係るもので、図5において、図1と対応する部分に
は同一符号を付し、その詳細説明は省略する。上記実施
例1と異なるのは、負荷電流IL の瞬時値によりPWM
電圧指令VA *を変化させ、仮想出力インピーダンスを
構成している点であり、その他は実施例1と同様であ
る。
【0054】図5において、負荷電流IL の瞬時値を制
限回路806に入力し、負荷電流瞬時値が正の設定値以
上または負の設定値以下の場合は、負荷電流瞬時値から
設定値を減じた値が制限回路806より出力される。制
限回路806の出力は、伝達関数G(S)807を介し
て、電圧制御増幅器803の出力から加減算器815で
減算され、加減算器815の出力をPWM電圧指令VA
*としている。
限回路806に入力し、負荷電流瞬時値が正の設定値以
上または負の設定値以下の場合は、負荷電流瞬時値から
設定値を減じた値が制限回路806より出力される。制
限回路806の出力は、伝達関数G(S)807を介し
て、電圧制御増幅器803の出力から加減算器815で
減算され、加減算器815の出力をPWM電圧指令VA
*としている。
【0055】本実施例3の構成では、負荷電流IL の瞬
時値が制限回路806の設定値を越えると、瞬時にPW
M電圧電圧指令VA *を垂下させるので、負荷電流IL
を制限回路806の設定値内に、PWM変調回路804
の応答で瞬時に制限することができる。
時値が制限回路806の設定値を越えると、瞬時にPW
M電圧電圧指令VA *を垂下させるので、負荷電流IL
を制限回路806の設定値内に、PWM変調回路804
の応答で瞬時に制限することができる。
【0056】実施例4.次に、図6はこの発明の実施例
4に係るもので、図6において、図1と対応する部分に
は同一符号を付し、その詳細説明は省略する。上記実施
例1と異なるのは、インバータ電流IA の平均値によ
り、出力電圧振幅指令を変化させ、仮想出力インピーダ
ンスを構成している点であり、その他は実施例1と同様
である。
4に係るもので、図6において、図1と対応する部分に
は同一符号を付し、その詳細説明は省略する。上記実施
例1と異なるのは、インバータ電流IA の平均値によ
り、出力電圧振幅指令を変化させ、仮想出力インピーダ
ンスを構成している点であり、その他は実施例1と同様
である。
【0057】図6において、インバータ電流IA は、検
出器6bにより検出され、平均値検出回路805により
インバータ電流平均値が検出される。制限回路806
は、最大インバータ電流が設定されてあり、平均値検出
回路805の出力であるインバータ電流平均値が設定値
以下なら、制限回路806の出力は0、インバータ電流
平均値が設定値以上の場合は、インバータ電流平均値か
ら設定値を減じた値が制限回路806より出力される。
出器6bにより検出され、平均値検出回路805により
インバータ電流平均値が検出される。制限回路806
は、最大インバータ電流が設定されてあり、平均値検出
回路805の出力であるインバータ電流平均値が設定値
以下なら、制限回路806の出力は0、インバータ電流
平均値が設定値以上の場合は、インバータ電流平均値か
ら設定値を減じた値が制限回路806より出力される。
【0058】制限回路806の出力は、伝達関数G
(S)807を介して、振幅指令発生回路802の出力
から減算器813で減算される。この減算器813り出
力と交流正弦波基準発振回路801の出力とを乗算器8
11で乗算し、出力電圧指令VC*を得ているので、イ
ンバータ電流平均値が制限回路806の設定値以上にな
ると、出力電圧指令VC *は垂下し、電圧制御ループに
より、出力電圧VC も出力電圧指令VC *に追従して垂
下する。出力電圧VC が垂下すれば、インバータ電流I
A も減少し、変換器は過電流から保護される。
(S)807を介して、振幅指令発生回路802の出力
から減算器813で減算される。この減算器813り出
力と交流正弦波基準発振回路801の出力とを乗算器8
11で乗算し、出力電圧指令VC*を得ているので、イ
ンバータ電流平均値が制限回路806の設定値以上にな
ると、出力電圧指令VC *は垂下し、電圧制御ループに
より、出力電圧VC も出力電圧指令VC *に追従して垂
下する。出力電圧VC が垂下すれば、インバータ電流I
A も減少し、変換器は過電流から保護される。
【0059】本実施例4の構成では、インバータ電流I
A の平均値が制限回路806の設定値を越えると、出力
電圧振幅指令を垂下させるので、インバータ電流IA を
制限回路806の設定値以上流さないよう、平均値的に
制限することができる。
A の平均値が制限回路806の設定値を越えると、出力
電圧振幅指令を垂下させるので、インバータ電流IA を
制限回路806の設定値以上流さないよう、平均値的に
制限することができる。
【0060】実施例5.次に、図7はこの発明の実施例
5に係るもので、図7において、図6と対応する部分に
は同一符号を付し、その詳細説明は省略する。上記実施
例4と異なるのは、インバータ電流IA の瞬時値により
出力電圧指令VC *を変化させ、仮想出力インピーダン
スを構成している点であり、その他は実施例4と同様で
ある。
5に係るもので、図7において、図6と対応する部分に
は同一符号を付し、その詳細説明は省略する。上記実施
例4と異なるのは、インバータ電流IA の瞬時値により
出力電圧指令VC *を変化させ、仮想出力インピーダン
スを構成している点であり、その他は実施例4と同様で
ある。
【0061】図7において、インバータ電流IA の瞬時
値を制限回路806に入力し、インバータ電流瞬時値が
正の設定値以上または負の設定値以下の場合は、インバ
ータ電流瞬時値から設定値を減じた値が制限回路806
より出力される。制限回路806の出力は、伝達関数G
(S)807を介して、乗算器811の出力である出力
電圧指令VC *から、加減算器814で減算される。
値を制限回路806に入力し、インバータ電流瞬時値が
正の設定値以上または負の設定値以下の場合は、インバ
ータ電流瞬時値から設定値を減じた値が制限回路806
より出力される。制限回路806の出力は、伝達関数G
(S)807を介して、乗算器811の出力である出力
電圧指令VC *から、加減算器814で減算される。
【0062】本実施例5の構成では、インバータ電流I
A の瞬時値が制限回路806の設定値を越えると、瞬時
に出力電圧指令VC *を垂下させるので、インバータ電
流IA を制限回路806の設定値内に、電圧制御ループ
の応答で高速に制限することができる。
A の瞬時値が制限回路806の設定値を越えると、瞬時
に出力電圧指令VC *を垂下させるので、インバータ電
流IA を制限回路806の設定値内に、電圧制御ループ
の応答で高速に制限することができる。
【0063】実施例6.次に、図8はこの発明の実施例
6に係るもので、図8において、図6と対応する部分に
は同一符号を付し、その詳細説明は省略する。上記実施
例4と異なるのは、インバータ電流IA の瞬時値により
PWM電圧指令VA *を変化させ、仮想出力インピーダ
ンスを構成している点であり、その他は実施例4と同様
である。
6に係るもので、図8において、図6と対応する部分に
は同一符号を付し、その詳細説明は省略する。上記実施
例4と異なるのは、インバータ電流IA の瞬時値により
PWM電圧指令VA *を変化させ、仮想出力インピーダ
ンスを構成している点であり、その他は実施例4と同様
である。
【0064】図8において、インバータ電流IA の瞬時
値を制限回路806に入力し、インバータ電流瞬時値が
正の設定値以上または負の設定値以下の場合は、インバ
ータ電流瞬時値から設定値を減じた値が制限回路806
より出力される。制限回路806の出力は、伝達関数G
(S)807を介して、電圧制御増幅器803の出力か
ら加減算器815で減算され、加減算器815の出力を
PWM電圧指令VA *としている。
値を制限回路806に入力し、インバータ電流瞬時値が
正の設定値以上または負の設定値以下の場合は、インバ
ータ電流瞬時値から設定値を減じた値が制限回路806
より出力される。制限回路806の出力は、伝達関数G
(S)807を介して、電圧制御増幅器803の出力か
ら加減算器815で減算され、加減算器815の出力を
PWM電圧指令VA *としている。
【0065】本実施例6の構成では、インバータ電流I
A の瞬時値が制限回路806の設定値を越えると、瞬時
にPWM電圧指令VA *を垂下させるので、インバータ
電流IA を制限回路806の設定値内に、PWM変調回
路804の応答で瞬時に制限することができる。
A の瞬時値が制限回路806の設定値を越えると、瞬時
にPWM電圧指令VA *を垂下させるので、インバータ
電流IA を制限回路806の設定値内に、PWM変調回
路804の応答で瞬時に制限することができる。
【0066】実施例7.次に、図9はこの発明の実施例
7に係るもので、図9において、図1または図5と対応
する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略す
る。上記実施例1が負荷電流IL のみを制限し、上記実
施例4がインバータ電流IA のみを制限しているのに対
し、本実施例7では、負荷電流IL の平均値により出力
電圧振幅指令を変化させる信号と、インバータ電流IA
の平均値により出力電圧振幅指令を変化させる信号と
を、最大値選択回路809により選択し、仮想出力イン
ピーダンスを構成している点であり、その他は実施例1
または実施例4と同様である。
7に係るもので、図9において、図1または図5と対応
する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略す
る。上記実施例1が負荷電流IL のみを制限し、上記実
施例4がインバータ電流IA のみを制限しているのに対
し、本実施例7では、負荷電流IL の平均値により出力
電圧振幅指令を変化させる信号と、インバータ電流IA
の平均値により出力電圧振幅指令を変化させる信号と
を、最大値選択回路809により選択し、仮想出力イン
ピーダンスを構成している点であり、その他は実施例1
または実施例4と同様である。
【0067】図9において、負荷電流IL は、検出器6
aにより検出され、平均値検出回路805aにより負荷
電流平均値が検出される。制限回路806aは、最大負
荷電流が設定されてあり、平均値検出回路805aの出
力である負荷電流平均値が設定値以下ならば、制限回路
806aの出力は0、負荷電流平均値が設定値以上の場
合は、負荷電流平均値から設定値を減じた値が制限回路
806aより出力される。
aにより検出され、平均値検出回路805aにより負荷
電流平均値が検出される。制限回路806aは、最大負
荷電流が設定されてあり、平均値検出回路805aの出
力である負荷電流平均値が設定値以下ならば、制限回路
806aの出力は0、負荷電流平均値が設定値以上の場
合は、負荷電流平均値から設定値を減じた値が制限回路
806aより出力される。
【0068】制限回路806aの出力は、伝達関数G
(S)807aを介して最大値選択回路809に入力さ
れる。一方、インバータ電流IA は、検出器6bにより
検出され、平均値検出回路805bによりインバータ電
流平均値が検出される。制限回路806bは、最大イン
バータ電流が設定されてあり、平均値検出回路805b
の出力であるインバータ電流平均値が設定値以下なら
ば、制限回路806bの出力は0、インバータ電流平均
値が設定値以上の場合は、インバータ電流平均値から設
定値を減じた値が制限回路806bより出力される。
(S)807aを介して最大値選択回路809に入力さ
れる。一方、インバータ電流IA は、検出器6bにより
検出され、平均値検出回路805bによりインバータ電
流平均値が検出される。制限回路806bは、最大イン
バータ電流が設定されてあり、平均値検出回路805b
の出力であるインバータ電流平均値が設定値以下なら
ば、制限回路806bの出力は0、インバータ電流平均
値が設定値以上の場合は、インバータ電流平均値から設
定値を減じた値が制限回路806bより出力される。
【0069】制限回路806bの出力は、伝達関数G
(S)807bを介して、最大値選択回路809に入力
される。最大値選択回路809は、絶対値の大きい信号
を選択し出力する。最大値選択回路809の出力は、振
幅指令発生回路802の出力から減算器813で減算さ
れる。
(S)807bを介して、最大値選択回路809に入力
される。最大値選択回路809は、絶対値の大きい信号
を選択し出力する。最大値選択回路809の出力は、振
幅指令発生回路802の出力から減算器813で減算さ
れる。
【0070】この加減算器813の出力と交流正弦波基
準発振回路801の出力とを乗算器811で乗算し、出
力電圧指令VC *を得ているので、負荷電流IL の平均
値が制限回路806aの設定値以上になるか、または、
インバータ電流IA の平均値が制限回路806bの設定
値以上になると、出力電圧指令VC *は垂下し、電圧制
御ループにより、出力電圧VC も出力電圧指令VC *に
追従して垂下する。出力電圧VC が垂下すれば、負荷電
流IL またはインバータ電流IA も減少し、変換器と出
力配線は過電流から保護される。
準発振回路801の出力とを乗算器811で乗算し、出
力電圧指令VC *を得ているので、負荷電流IL の平均
値が制限回路806aの設定値以上になるか、または、
インバータ電流IA の平均値が制限回路806bの設定
値以上になると、出力電圧指令VC *は垂下し、電圧制
御ループにより、出力電圧VC も出力電圧指令VC *に
追従して垂下する。出力電圧VC が垂下すれば、負荷電
流IL またはインバータ電流IA も減少し、変換器と出
力配線は過電流から保護される。
【0071】本実施例7の構成では、負荷電流IL の平
均値が制限回路806aの設定値を越えるか、または、
インバータ電流IA の平均値が制限回路806bの設定
値を越えると、出力電圧振幅指令を垂下させるので、負
荷電流IL 、インバータ電流IA を、それぞれ制限回路
806a,806bの設定値以上流さないよう、平均値
的に制限することができる。
均値が制限回路806aの設定値を越えるか、または、
インバータ電流IA の平均値が制限回路806bの設定
値を越えると、出力電圧振幅指令を垂下させるので、負
荷電流IL 、インバータ電流IA を、それぞれ制限回路
806a,806bの設定値以上流さないよう、平均値
的に制限することができる。
【0072】また、制限回路806aの設定値は出力配
線の保護から決定し、制限回路806bの設定値は変換
器の保護から決定すれば、負荷電流IL は出力配線の保
護レベル内の電流に、インバータ電流IA は変換器の保
護レベル内の電流に、それぞれ最適に制限することがで
きる。
線の保護から決定し、制限回路806bの設定値は変換
器の保護から決定すれば、負荷電流IL は出力配線の保
護レベル内の電流に、インバータ電流IA は変換器の保
護レベル内の電流に、それぞれ最適に制限することがで
きる。
【0073】ところで、上記実施例7では、負荷電流I
L により仮想出力インピーダンスを作成する制限回路8
06a、伝達関数G(S)807aと、インバータ電流
IAにより仮想出力インピーダンスを作成する制限回路
806b、伝達関数G(S)807bを、それぞれ別に
設けているが、最大電流設定値と仮想出力インピーダン
ス特性が同一の場合は、まず、負荷電流IL 、インバー
タ電流IA の平均値を最大値選択回路に入力し、最大値
選択回路809の出力が、制限回路を介して伝達関数G
(S)に入力されるように、すなわち、負荷電流IL 、
インバータ電流IA に対して制限回路と伝達関数G
(S)を共通に設けてもよい。
L により仮想出力インピーダンスを作成する制限回路8
06a、伝達関数G(S)807aと、インバータ電流
IAにより仮想出力インピーダンスを作成する制限回路
806b、伝達関数G(S)807bを、それぞれ別に
設けているが、最大電流設定値と仮想出力インピーダン
ス特性が同一の場合は、まず、負荷電流IL 、インバー
タ電流IA の平均値を最大値選択回路に入力し、最大値
選択回路809の出力が、制限回路を介して伝達関数G
(S)に入力されるように、すなわち、負荷電流IL 、
インバータ電流IA に対して制限回路と伝達関数G
(S)を共通に設けてもよい。
【0074】実施例8.次に、図10はこの発明の実施
例8に係るもので、図10において、図9と対応する部
分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。上記
実施例7と異なるのは、負荷電流IL の瞬時値により出
力電圧指令VC *を変化さる信号と、インバータ電流I
A の瞬時値により出力電圧指令VC *を変化させる信号
を、最大値選択回路により選択し、仮想出力インピーダ
ンスを構成している点であり、その他は実施例7と同様
である。
例8に係るもので、図10において、図9と対応する部
分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。上記
実施例7と異なるのは、負荷電流IL の瞬時値により出
力電圧指令VC *を変化さる信号と、インバータ電流I
A の瞬時値により出力電圧指令VC *を変化させる信号
を、最大値選択回路により選択し、仮想出力インピーダ
ンスを構成している点であり、その他は実施例7と同様
である。
【0075】図10において、負荷電流IL の瞬時値を
制限回路806aに入力し、負荷電流瞬時値が正の設定
値以上または負の設定値以下の場合は、負荷電流瞬時値
から、設定値を減じた値が制限回路806aより出力さ
れる。制限回路806aの出力は、伝達関数G(S)8
07aを介して最大値選択回路809に入力される。一
方、インバータ電流IA の瞬時値を制限回路806bに
入力し、インバータ電流瞬時値が正の設定値以上または
負の設定値以下の場合は、インバータ電流瞬時値から設
定値を減じた値が制限回路806bより出力される。
制限回路806aに入力し、負荷電流瞬時値が正の設定
値以上または負の設定値以下の場合は、負荷電流瞬時値
から、設定値を減じた値が制限回路806aより出力さ
れる。制限回路806aの出力は、伝達関数G(S)8
07aを介して最大値選択回路809に入力される。一
方、インバータ電流IA の瞬時値を制限回路806bに
入力し、インバータ電流瞬時値が正の設定値以上または
負の設定値以下の場合は、インバータ電流瞬時値から設
定値を減じた値が制限回路806bより出力される。
【0076】制限回路806bの出力は、伝達関数G
(S)807bを介して最大値選択回路809に入力さ
れる。最大値選択回路809は、絶対値の大きい信号を
選択し、極性を忠実に復元して出力する。最大値選択回
路809の出力は、乗算器811の出力である出力電圧
指令VC *から、加減算器814で減算される。
(S)807bを介して最大値選択回路809に入力さ
れる。最大値選択回路809は、絶対値の大きい信号を
選択し、極性を忠実に復元して出力する。最大値選択回
路809の出力は、乗算器811の出力である出力電圧
指令VC *から、加減算器814で減算される。
【0077】本実施例8の構成では、負荷電流IL の瞬
時値が制限回路806aの設定値を越えるか、インバー
タ電流IA の瞬時値が制限回路806bの設定値を越え
ると、瞬時に出力電圧指令VC *を垂下させるので、負
荷電流IL 、インバータ電流IA を、それぞれ制限回路
806a,806bの設定値内に、電圧制御ループの応
答で高速に制限することができる。
時値が制限回路806aの設定値を越えるか、インバー
タ電流IA の瞬時値が制限回路806bの設定値を越え
ると、瞬時に出力電圧指令VC *を垂下させるので、負
荷電流IL 、インバータ電流IA を、それぞれ制限回路
806a,806bの設定値内に、電圧制御ループの応
答で高速に制限することができる。
【0078】実施例9.次に、図11はこの発明の実施
例9に係るもので、図11において、図9と対応する部
分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。上記
実施例7と異なるのは、負荷電流IL の瞬時値によりP
WM電圧指令VA *を変化させる信号と、インバータ電
流IA の瞬時値によりPWM電圧指令VA *を変化させ
る信号を、最大値選択回路により選択し、仮想出力イン
ピーダンスを構成している点であり、その他は実施例7
と同様である。
例9に係るもので、図11において、図9と対応する部
分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。上記
実施例7と異なるのは、負荷電流IL の瞬時値によりP
WM電圧指令VA *を変化させる信号と、インバータ電
流IA の瞬時値によりPWM電圧指令VA *を変化させ
る信号を、最大値選択回路により選択し、仮想出力イン
ピーダンスを構成している点であり、その他は実施例7
と同様である。
【0079】図11において、負荷電流IL の瞬時値を
制限回路806aに入力し、負荷電流瞬時値が正の設定
値以上または負の設定値以下の場合は、負荷電流瞬時値
から設定値を減じた値が制限回路806aより出力され
る。制限回路806aの出力は、伝達関数G(S)80
7aを介して最大値選択回路809に入力される。一
方、インバータ電流IA の瞬時値は制限回路806bに
入力し、インバータ電流瞬時値が正の設定値以上または
負の設定値以下の場合は、インバータ電流瞬時値から、
設定値を減じた値が制限回路806bより出力される。
制限回路806aに入力し、負荷電流瞬時値が正の設定
値以上または負の設定値以下の場合は、負荷電流瞬時値
から設定値を減じた値が制限回路806aより出力され
る。制限回路806aの出力は、伝達関数G(S)80
7aを介して最大値選択回路809に入力される。一
方、インバータ電流IA の瞬時値は制限回路806bに
入力し、インバータ電流瞬時値が正の設定値以上または
負の設定値以下の場合は、インバータ電流瞬時値から、
設定値を減じた値が制限回路806bより出力される。
【0080】制限回路806bの出力は、伝達関数G
(S)807bを介して最大値選択回路809に入力さ
れる。最大値選択回路809は、絶対値の大きい信号を
選択し、極性を忠実に復元して出力する。最大値選択回
路809の出力は、電圧制御増幅器803の出力から加
減算器815で減算され、加減算器815の出力をPW
M電圧指令VA *としている。
(S)807bを介して最大値選択回路809に入力さ
れる。最大値選択回路809は、絶対値の大きい信号を
選択し、極性を忠実に復元して出力する。最大値選択回
路809の出力は、電圧制御増幅器803の出力から加
減算器815で減算され、加減算器815の出力をPW
M電圧指令VA *としている。
【0081】本実施例9の構成では、負荷電流IL の瞬
時値が制限回路806aの設定値を越えるか、インバー
タ電流IA の瞬時値が制限回路806bの設定値を越え
ると、瞬時にPWM電圧指令VA *を垂下させるので、
負荷電流IL 、インバータ電流IA を、それぞれ制限回
路806a,806bの設定値内に、PWM変調回路8
04の応答で瞬時に制限することができる。
時値が制限回路806aの設定値を越えるか、インバー
タ電流IA の瞬時値が制限回路806bの設定値を越え
ると、瞬時にPWM電圧指令VA *を垂下させるので、
負荷電流IL 、インバータ電流IA を、それぞれ制限回
路806a,806bの設定値内に、PWM変調回路8
04の応答で瞬時に制限することができる。
【0082】ところで、上記実施例1ないし9では単相
インバータの場合について説明したが、各相毎にあるい
は少なくとも2相に同様の制御回路を用いれば、図2
(b)に示すようなダイオードD5 〜D10を逆並列接続
したトランジスタS5 〜S10を有する3相インバータに
も適用できる。
インバータの場合について説明したが、各相毎にあるい
は少なくとも2相に同様の制御回路を用いれば、図2
(b)に示すようなダイオードD5 〜D10を逆並列接続
したトランジスタS5 〜S10を有する3相インバータに
も適用できる。
【0083】さらに、上記実施例8と9では、負荷電流
IL により仮想出力インピーダンスを作成する制限回路
806a、伝達関数G(S)807aと、インバータ電
流IA により仮想出力インピーダンスを作成する制限回
路806b、伝達関数G(S)807bを、それぞれ別
に設けているが、最大値電流設定値と仮想出力インピー
ダンス特性が同一の場合は、まず、負荷電流IL 、イン
バータ電流IA の瞬時値を最大値選択回路に入力し、最
大値選択回路の出力が、制限回路を介して伝達関数G
(S)に入力されるように、すなわち、負荷電流IL 、
インバータ電流IA に対して制限回路と伝達関数G
(S)を共通に設けても良い。
IL により仮想出力インピーダンスを作成する制限回路
806a、伝達関数G(S)807aと、インバータ電
流IA により仮想出力インピーダンスを作成する制限回
路806b、伝達関数G(S)807bを、それぞれ別
に設けているが、最大値電流設定値と仮想出力インピー
ダンス特性が同一の場合は、まず、負荷電流IL 、イン
バータ電流IA の瞬時値を最大値選択回路に入力し、最
大値選択回路の出力が、制限回路を介して伝達関数G
(S)に入力されるように、すなわち、負荷電流IL 、
インバータ電流IA に対して制限回路と伝達関数G
(S)を共通に設けても良い。
【0084】実施例10.次に、この発明の実施例10
について説明する。多相交流回路の中でも、例えば3相
3線式の場合は、3相の電流値の和が0になるという条
件がある。従って、ある1相の電流を設定値内に制限す
ると、他相の電流値が上記条件を満足するよう変化する
「干渉性」があり、3相を個別に制御することが困難と
なる。
について説明する。多相交流回路の中でも、例えば3相
3線式の場合は、3相の電流値の和が0になるという条
件がある。従って、ある1相の電流を設定値内に制限す
ると、他相の電流値が上記条件を満足するよう変化する
「干渉性」があり、3相を個別に制御することが困難と
なる。
【0085】図12はこの発明の実施例10に係るもの
で、図12において、図3と対応する部分には同一符号
を付し、その詳細説明は省略する。上記実施例2と異な
るのは、各相毎に制御回路を設け、さらに電流補正回路
を追加し、非干渉化制御を行っている点である。
で、図12において、図3と対応する部分には同一符号
を付し、その詳細説明は省略する。上記実施例2と異な
るのは、各相毎に制御回路を設け、さらに電流補正回路
を追加し、非干渉化制御を行っている点である。
【0086】図12において、インバータ主回路1は、
図2(b)に示す3相構成を備えており、この中、添え
字uの番号はU相のインバータの構成要素、添え字vの
番号はV相のインバータの構成要素、添え字wの番号は
W相のインバータの構成要素を示す。負荷電流IL の各
相の瞬時値を制限回路806に入力し、負荷電流瞬時値
が正の設定値以上または負の設定値以下の場合は、負荷
電流瞬時値から設定値を減じた値が制限回路806より
各相毎に出力される。
図2(b)に示す3相構成を備えており、この中、添え
字uの番号はU相のインバータの構成要素、添え字vの
番号はV相のインバータの構成要素、添え字wの番号は
W相のインバータの構成要素を示す。負荷電流IL の各
相の瞬時値を制限回路806に入力し、負荷電流瞬時値
が正の設定値以上または負の設定値以下の場合は、負荷
電流瞬時値から設定値を減じた値が制限回路806より
各相毎に出力される。
【0087】制限回路806の出力は、伝達関数G
(S)807を介して電流補正回路808に入力され
る。電流補正回路808は、入力された3相信号の和を
0にするよう補正した信号を出力し、この信号は、乗算
器811u,811v,811wの出力である出力電圧
指令VCU*,VCV*,VCW*から、加減算器814u,
814v,814wで各相毎に減算される。
(S)807を介して電流補正回路808に入力され
る。電流補正回路808は、入力された3相信号の和を
0にするよう補正した信号を出力し、この信号は、乗算
器811u,811v,811wの出力である出力電圧
指令VCU*,VCV*,VCW*から、加減算器814u,
814v,814wで各相毎に減算される。
【0088】次に、電流補正回路808の詳細動作を説
明する。負荷電流検出値をILU,ILV,ILW、制限回路
806の設定値を±K、制限回路806の出力をI
LMU ,ILMV ,ILMW 、電流補正回路808の出力をI
JU,IJV,IJWとする。例えば、U相のみ過電流になっ
た場合、制限回路806の出力は、 ILMU=ILU−K (1) ILMV=0 (2) ILMW=0 (3) となる。
明する。負荷電流検出値をILU,ILV,ILW、制限回路
806の設定値を±K、制限回路806の出力をI
LMU ,ILMV ,ILMW 、電流補正回路808の出力をI
JU,IJV,IJWとする。例えば、U相のみ過電流になっ
た場合、制限回路806の出力は、 ILMU=ILU−K (1) ILMV=0 (2) ILMW=0 (3) となる。
【0089】このとき、電流補正回路808の出力は、 IJU=ILMU (4) IJV=−ILMU/2 (5) IJW=−ILMU/2 (6) となり、3相信号の和を0にするよう補正し出力する。
【0090】また、2相例えばU,V相が過電流になっ
た場合、制限回路806の出力は、 ILMU=ILU−K (7) ILMV=ILV−K (8) ILMW=0 (9) となる。
た場合、制限回路806の出力は、 ILMU=ILU−K (7) ILMV=ILV−K (8) ILMW=0 (9) となる。
【0091】このとき、電流補正回路808の出力は、 IJU=ILMU (10) IJV=ILMV (11) IJW=−(ILMU+ILMV) (12) となり、3相信号の和を0にするよう補正し出力する。
すなわち、電流補正回路808により、3相3線式に適
した3相信号の和が0である信号に変換される。
すなわち、電流補正回路808により、3相3線式に適
した3相信号の和が0である信号に変換される。
【0092】本実施例10の構成では、負荷電流IL の
各相瞬時値のいずれかが制限回路806の設定値を越え
ると、瞬時に出力電圧指令を3相信号の和が0となる補
正信号により、垂下させるので、負荷電流IL を制限回
路806の設定値内に、電圧制御ループの応答で、干渉
なしにかつ高速に制限することができる。
各相瞬時値のいずれかが制限回路806の設定値を越え
ると、瞬時に出力電圧指令を3相信号の和が0となる補
正信号により、垂下させるので、負荷電流IL を制限回
路806の設定値内に、電圧制御ループの応答で、干渉
なしにかつ高速に制限することができる。
【0093】実施例11.次に、図13はこの発明の実
施例11に係るもので、図13において、図12と対応
する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略す
る。上記実施例10と異なるのは、負荷電流IL の瞬時
値によりPWM電圧指令を変化させ、仮想出力インピー
ダンスを構成している点であり、その他は実施例10と
同様である。
施例11に係るもので、図13において、図12と対応
する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略す
る。上記実施例10と異なるのは、負荷電流IL の瞬時
値によりPWM電圧指令を変化させ、仮想出力インピー
ダンスを構成している点であり、その他は実施例10と
同様である。
【0094】図13において、負荷電流IL の各相の瞬
時値を制限回路806に入力し、出力電流瞬時値が正の
設定値以上または負の設定値以下の場合は、負荷電流瞬
時値から設定値を減じた値が制限回路806より各相毎
に出力される。制限回路806の出力は、伝達関数G
(S)807を介して、電流補正回路808に入力され
る。
時値を制限回路806に入力し、出力電流瞬時値が正の
設定値以上または負の設定値以下の場合は、負荷電流瞬
時値から設定値を減じた値が制限回路806より各相毎
に出力される。制限回路806の出力は、伝達関数G
(S)807を介して、電流補正回路808に入力され
る。
【0095】電流補正回路808は、入力された3相信
号の和を0にするよう補正した信号を出力し、この信号
は、電圧制御増幅器803u,803v,803wの出
力から加減算器815u,815v,815wで減算さ
れ、加減算器815u,815v,815wの出力をP
WM電圧指令VAU*,VAV*,VAW*としている。
号の和を0にするよう補正した信号を出力し、この信号
は、電圧制御増幅器803u,803v,803wの出
力から加減算器815u,815v,815wで減算さ
れ、加減算器815u,815v,815wの出力をP
WM電圧指令VAU*,VAV*,VAW*としている。
【0096】本実施例11の構成では、負荷電流IL の
各相瞬時値のいずれかが制限回路806の設定値を越え
ると、瞬時にPWM電圧指令を3相信号の和が0となる
補正信号により、垂下させるので、負荷電流IL を制限
回路806の設定値内に、PWM変調回路804の応答
で、干渉なしにかつ瞬時に制限することができる。
各相瞬時値のいずれかが制限回路806の設定値を越え
ると、瞬時にPWM電圧指令を3相信号の和が0となる
補正信号により、垂下させるので、負荷電流IL を制限
回路806の設定値内に、PWM変調回路804の応答
で、干渉なしにかつ瞬時に制限することができる。
【0097】実施例12.次に、図14はこの発明の実
施例12に係るもので、図14において、図12と対応
する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略す
る。上記実施例10と異なるのは、インバータ電流IA
の瞬時値により出力電圧指令を変化させ、仮想出力イン
ピーダンスを構成している点であり、その他は実施例1
0と同様である。
施例12に係るもので、図14において、図12と対応
する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略す
る。上記実施例10と異なるのは、インバータ電流IA
の瞬時値により出力電圧指令を変化させ、仮想出力イン
ピーダンスを構成している点であり、その他は実施例1
0と同様である。
【0098】図14において、負荷電流IL の各相の瞬
時値を制限回路806に入力し、出力電流瞬時値が正の
設定値以上または負の設定値以下の場合は、出力電流瞬
時値から設定値を減じた値が制限回路806より各相毎
に出力される。制限回路806の出力は、伝達関数G
(S)807を介して、電流補正回路808に入力され
る。
時値を制限回路806に入力し、出力電流瞬時値が正の
設定値以上または負の設定値以下の場合は、出力電流瞬
時値から設定値を減じた値が制限回路806より各相毎
に出力される。制限回路806の出力は、伝達関数G
(S)807を介して、電流補正回路808に入力され
る。
【0099】電流補正回路808は、入力された3相信
号の和を0にするよう補正した信号を出力し、この信号
は、乗算器811u,811v,811wの出力である
出力電圧指令VCU*,VCV*,VCW*から、加減算器8
14u,814v,814wで各相毎に減算される。
号の和を0にするよう補正した信号を出力し、この信号
は、乗算器811u,811v,811wの出力である
出力電圧指令VCU*,VCV*,VCW*から、加減算器8
14u,814v,814wで各相毎に減算される。
【0100】本実施例12の構成では、インバータ電流
IA の各相瞬時値のいずれかが制限回路806の設定値
を越えると、瞬時に出力電圧指令を3相信号の和が0と
なる補正信号により、垂下させるので、負荷電流IL を
制限回路806の設定値内に、電圧制御ループの応答
で、干渉なしにかつ高速に制限することができる。
IA の各相瞬時値のいずれかが制限回路806の設定値
を越えると、瞬時に出力電圧指令を3相信号の和が0と
なる補正信号により、垂下させるので、負荷電流IL を
制限回路806の設定値内に、電圧制御ループの応答
で、干渉なしにかつ高速に制限することができる。
【0101】実施例13.次に、図15はこの発明の実
施例13に係るもので、図15において、図14と対応
する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略す
る。上記実施例12と異なるのは、インバータ電流IA
の瞬時値によりPWM電圧指令を変化させ、仮想出力イ
ンピーダンスを構成している点であり、その他は実施例
12と同様である。
施例13に係るもので、図15において、図14と対応
する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略す
る。上記実施例12と異なるのは、インバータ電流IA
の瞬時値によりPWM電圧指令を変化させ、仮想出力イ
ンピーダンスを構成している点であり、その他は実施例
12と同様である。
【0102】図15において、インバータ電流IA の各
相の瞬時値を制限回路806に入力し、インバータ電流
瞬時値が正の設定値以上または負の設定値以下の場合
は、インバータ電流瞬時値から設定値を減じた値が制限
回路806より各相毎に出力される。制限回路806の
出力は、伝達関数G(S)807を介して、電流補正回
路808に入力される。
相の瞬時値を制限回路806に入力し、インバータ電流
瞬時値が正の設定値以上または負の設定値以下の場合
は、インバータ電流瞬時値から設定値を減じた値が制限
回路806より各相毎に出力される。制限回路806の
出力は、伝達関数G(S)807を介して、電流補正回
路808に入力される。
【0103】電流補正回路808は、入力された3相信
号の和を0にするように補正した信号を出力し、この信
号は、電圧制御増幅器803u,803v,803wの
出力から加減算器815u,815v,815wで減算
され、加減算器815u,815v,815wの出力を
PWM電圧指令VAU*,VAV*,VAW*としている。
号の和を0にするように補正した信号を出力し、この信
号は、電圧制御増幅器803u,803v,803wの
出力から加減算器815u,815v,815wで減算
され、加減算器815u,815v,815wの出力を
PWM電圧指令VAU*,VAV*,VAW*としている。
【0104】本実施例13の構成では、インバータ電流
IA の各相瞬時値のいずれかが制限回路806の設定値
を越えると、瞬時にPWM電圧指令を3相信号の和が0
となる補正信号により、垂下させるので、インバータ電
流IA を制限回路806の設定値内に、PWM変調回路
804の応答で、干渉なしに且つ瞬時に制限することが
できる。
IA の各相瞬時値のいずれかが制限回路806の設定値
を越えると、瞬時にPWM電圧指令を3相信号の和が0
となる補正信号により、垂下させるので、インバータ電
流IA を制限回路806の設定値内に、PWM変調回路
804の応答で、干渉なしに且つ瞬時に制限することが
できる。
【0105】実施例14.次に、図16はこの発明の実
施例14に係るもので、図16において、図12または
図14と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説
明は省略する。上記実施例10が負荷電流IL のみを制
限し、上記実施例12がインバータ電流IA のみを制限
しているのに対し、本実施例では、負荷電流IL により
出力電圧指令を変化させる信号と、インバータ電流IA
により出力電圧指令を変化させる信号とを、最大値選択
回路809により選択し、仮想出力インピーダンスを構
成している点であり、その他は実施例10または実施例
12と同様である。
施例14に係るもので、図16において、図12または
図14と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説
明は省略する。上記実施例10が負荷電流IL のみを制
限し、上記実施例12がインバータ電流IA のみを制限
しているのに対し、本実施例では、負荷電流IL により
出力電圧指令を変化させる信号と、インバータ電流IA
により出力電圧指令を変化させる信号とを、最大値選択
回路809により選択し、仮想出力インピーダンスを構
成している点であり、その他は実施例10または実施例
12と同様である。
【0106】図16において、負荷電流IL の各相の瞬
時値を制限回路806aに入力し、出力電流瞬時値が正
の設定値以上または負の設定値以下の場合は、負荷電流
瞬時値から、設定値を減じた値が制限回路806aより
出力される。制限回路806aの出力は、伝達関数G
(S)807aを介して最大値選択回路809に入力さ
れる。
時値を制限回路806aに入力し、出力電流瞬時値が正
の設定値以上または負の設定値以下の場合は、負荷電流
瞬時値から、設定値を減じた値が制限回路806aより
出力される。制限回路806aの出力は、伝達関数G
(S)807aを介して最大値選択回路809に入力さ
れる。
【0107】一方、インバータ電流IA の各相の瞬時値
を制限回路806bに入力し、インバータ電流瞬時値が
正の設定値以上または負の設定値以下の場合は、インバ
ータ電流瞬時値から設定値を減じた値が制限回路806
bより出力される。制限回路806bの出力は、伝達関
数G(S)807bを介して最大値選択回路809に入
力される。
を制限回路806bに入力し、インバータ電流瞬時値が
正の設定値以上または負の設定値以下の場合は、インバ
ータ電流瞬時値から設定値を減じた値が制限回路806
bより出力される。制限回路806bの出力は、伝達関
数G(S)807bを介して最大値選択回路809に入
力される。
【0108】最大値選択回路809は、各相毎に絶対値
の大きい信号を選択し、極性を忠実に復元して出力す
る。最大値選択回路809の出力は、電流補正回路80
8に入力され、3相信号の和が0になるように補正さ
れ、乗算器811u,811v,811wの出力である
出力電圧指令VCU*,VCV*,VCW*から、加減算器8
14u,814v,814wで各相毎に減算される。
の大きい信号を選択し、極性を忠実に復元して出力す
る。最大値選択回路809の出力は、電流補正回路80
8に入力され、3相信号の和が0になるように補正さ
れ、乗算器811u,811v,811wの出力である
出力電圧指令VCU*,VCV*,VCW*から、加減算器8
14u,814v,814wで各相毎に減算される。
【0109】本実施例14の構成では、負荷電流IL の
各相瞬時値のいずれかが制限回路806aの設定値を越
えるか、インバータ電流IA の各相瞬時値のいずれかが
制限回路806bの設定値を越えると、瞬時に出力電圧
指令を3相信号の和が0となる補正信号により、出力電
圧指令を垂下させるので、負荷電流IL 、インバータ電
流IA を、それぞれ制限回路806a,806bの設定
値内に、電圧制御ループの応答で、干渉なしにかつ高速
に制限することができる。
各相瞬時値のいずれかが制限回路806aの設定値を越
えるか、インバータ電流IA の各相瞬時値のいずれかが
制限回路806bの設定値を越えると、瞬時に出力電圧
指令を3相信号の和が0となる補正信号により、出力電
圧指令を垂下させるので、負荷電流IL 、インバータ電
流IA を、それぞれ制限回路806a,806bの設定
値内に、電圧制御ループの応答で、干渉なしにかつ高速
に制限することができる。
【0110】実施例15.次に、図17はこの発明の実
施例15に係るもので、図17において、図16と対応
する部分は同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
上記実施例14と異なるのは、負荷電流IL の瞬時値に
よりPWM電圧指令を変化させる信号と、インバータ電
流IA の瞬時値によりPWM電圧指令を変化させる信号
を、最大値選択回路809により選択し、仮想出力イン
ピーダンスを構成している点であり、その他は実施例1
4と同様である。
施例15に係るもので、図17において、図16と対応
する部分は同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
上記実施例14と異なるのは、負荷電流IL の瞬時値に
よりPWM電圧指令を変化させる信号と、インバータ電
流IA の瞬時値によりPWM電圧指令を変化させる信号
を、最大値選択回路809により選択し、仮想出力イン
ピーダンスを構成している点であり、その他は実施例1
4と同様である。
【0111】図17において、負荷電流IL の各相の瞬
時値を制限回路806aに入力し、負荷電流瞬時値が正
の設定値以上または負の設定値以下の場合は、負荷電流
瞬時値から設定値を減じた値が制限回路806aより出
力される。制限回路806aの出力は、伝達関数G
(S)807aを介して最大値選択回路809に入力さ
れる。
時値を制限回路806aに入力し、負荷電流瞬時値が正
の設定値以上または負の設定値以下の場合は、負荷電流
瞬時値から設定値を減じた値が制限回路806aより出
力される。制限回路806aの出力は、伝達関数G
(S)807aを介して最大値選択回路809に入力さ
れる。
【0112】一方、インバータ電流IA の各相の瞬時値
を制限回路806bに入力し、インバータ電流瞬時値が
正の設定値以上または負の設定値以下の場合は、インバ
ータ電流瞬時値から、設定値を減じた値が制限回路80
6bより出力される。制限回路806bの出力は、伝達
関数G(S)807bを介して最大値選択回路809に
入力される。
を制限回路806bに入力し、インバータ電流瞬時値が
正の設定値以上または負の設定値以下の場合は、インバ
ータ電流瞬時値から、設定値を減じた値が制限回路80
6bより出力される。制限回路806bの出力は、伝達
関数G(S)807bを介して最大値選択回路809に
入力される。
【0113】最大値選択回路809は、各相毎に絶対値
の大きい信号を選択し、極性を忠実に復元して出力す
る。最大値選択回路809の出力は、電流補正回路80
8に入力され、3相信号の和が0になるよう補正され、
電圧制御増幅器803u,803v,803wの出力か
ら加減算器815u,815v,815wで減算され、
加減算器815u,815v,815wの出力をPWM
電圧指令VAU*,VAV*,VAW*としている。
の大きい信号を選択し、極性を忠実に復元して出力す
る。最大値選択回路809の出力は、電流補正回路80
8に入力され、3相信号の和が0になるよう補正され、
電圧制御増幅器803u,803v,803wの出力か
ら加減算器815u,815v,815wで減算され、
加減算器815u,815v,815wの出力をPWM
電圧指令VAU*,VAV*,VAW*としている。
【0114】本実施例15の構成では、負荷電流IL の
各相瞬時値のいずれかが制限回路806aの設定値を越
えるか、インバータ電流IA の各相瞬時値のいずれかが
制限回路806bの設定値を越えると、瞬時にPWM電
圧指令を3相信号の和が0となる補正信号により、垂下
させるので、負荷電流IL 、インバータ電流IA を、そ
れぞれ制限回路806a,806bの設定値内に、PW
M変調回路804の応答で、干渉なしにかつ瞬時に制限
することができる。
各相瞬時値のいずれかが制限回路806aの設定値を越
えるか、インバータ電流IA の各相瞬時値のいずれかが
制限回路806bの設定値を越えると、瞬時にPWM電
圧指令を3相信号の和が0となる補正信号により、垂下
させるので、負荷電流IL 、インバータ電流IA を、そ
れぞれ制限回路806a,806bの設定値内に、PW
M変調回路804の応答で、干渉なしにかつ瞬時に制限
することができる。
【0115】ところで、上記実施例14と15では、負
荷電流IL により仮想出力インピーダンスを作成する制
限回路806a、伝達関数G(S)807a、インバー
タ電流IA により仮想出力インピーダンスを作成する制
限回路806b、伝達関数G(S)807bを、それぞ
れ別に設けているが、最大電流設定値と仮想出力インピ
ーダンス特性が同一の場合は、まず、負荷電流IL 、イ
ンバータ電流IA の瞬時値を最大値選択回路に入力し、
最大値選択回路の出力が、制限回路を介して伝達関数G
(S)に入力されるように、すなわち、負荷電流IL 、
インバータ電流IA に対して制限回路と伝達関数G
(S)を共通に設けても良い。
荷電流IL により仮想出力インピーダンスを作成する制
限回路806a、伝達関数G(S)807a、インバー
タ電流IA により仮想出力インピーダンスを作成する制
限回路806b、伝達関数G(S)807bを、それぞ
れ別に設けているが、最大電流設定値と仮想出力インピ
ーダンス特性が同一の場合は、まず、負荷電流IL 、イ
ンバータ電流IA の瞬時値を最大値選択回路に入力し、
最大値選択回路の出力が、制限回路を介して伝達関数G
(S)に入力されるように、すなわち、負荷電流IL 、
インバータ電流IA に対して制限回路と伝達関数G
(S)を共通に設けても良い。
【0116】実施例16.図18にこの発明の実施例1
6を示す。図において、1はインバータの主回路であ
り、例えば図2(a)に示すような単相のフルブリッジ
・インバータを1〜2KHz程度以上の三角波キャリア
でPWM変調するものなどがその例である。2と3はフ
ィルタ用リアクトルとコンデンサ、4は直流電源、5は
負荷、7はインバータ主回路1用のドライブ回路、6b
はインバータ電流IA の検出器、6cは出力電圧VCを
検出する電圧検出器である。
6を示す。図において、1はインバータの主回路であ
り、例えば図2(a)に示すような単相のフルブリッジ
・インバータを1〜2KHz程度以上の三角波キャリア
でPWM変調するものなどがその例である。2と3はフ
ィルタ用リアクトルとコンデンサ、4は直流電源、5は
負荷、7はインバータ主回路1用のドライブ回路、6b
はインバータ電流IA の検出器、6cは出力電圧VCを
検出する電圧検出器である。
【0117】また、図において、800番台の番号は制
御回路の構成要素であることを示す。801は交流正弦
波基準発振回路、802は振幅指令発生回路、803は
電圧制御増幅器、804はPWM変調回路、822は図
3に示す伝達関数G(S)807の特性と同様な特性を
有する伝達関数Z(S)、811は乗算器、812,8
25は加減算器である。
御回路の構成要素であることを示す。801は交流正弦
波基準発振回路、802は振幅指令発生回路、803は
電圧制御増幅器、804はPWM変調回路、822は図
3に示す伝達関数G(S)807の特性と同様な特性を
有する伝達関数Z(S)、811は乗算器、812,8
25は加減算器である。
【0118】次に、上記実施例16の動作を図18を参
照しながら説明する。振幅指令発生回路802の出力と
交流正弦波基準発振回路801の出力とを乗算器811
で乗算し、出力電圧指令VC *を得て、この出力電圧指
令VC *と電圧検出器6cで検出した出力電圧VC が一
致するように、電圧制御増幅器803とPWM変調回路
804とがインバータ主回路1のスイッチングを制御
し、電圧制御ループを構成している。
照しながら説明する。振幅指令発生回路802の出力と
交流正弦波基準発振回路801の出力とを乗算器811
で乗算し、出力電圧指令VC *を得て、この出力電圧指
令VC *と電圧検出器6cで検出した出力電圧VC が一
致するように、電圧制御増幅器803とPWM変調回路
804とがインバータ主回路1のスイッチングを制御
し、電圧制御ループを構成している。
【0119】インバータ電流IA は、検出器6bにより
検出し、伝達関数Z(S)822を介して、電圧制御増
幅器803の出力から加減算器825で減算され、加減
算器825の出力をPWM電圧指令VA *としている。
検出し、伝達関数Z(S)822を介して、電圧制御増
幅器803の出力から加減算器825で減算され、加減
算器825の出力をPWM電圧指令VA *としている。
【0120】例えば、伝達関数Z(S)822が比例回
路の場合は、インバータ電流IA によりPWM電圧指令
VA *が垂下するので、仮想的な抵抗がリアクトル2に
直列に接続されたことになる。
路の場合は、インバータ電流IA によりPWM電圧指令
VA *が垂下するので、仮想的な抵抗がリアクトル2に
直列に接続されたことになる。
【0121】このとき、この制御系のオープンループの
伝達関数H(S)は、 H(S)={1/(LCS2+RCS+1)}×VC(S) (13) となる。ただし、VC(S)は電圧制御増幅器803の
伝達関数である。
伝達関数H(S)は、 H(S)={1/(LCS2+RCS+1)}×VC(S) (13) となる。ただし、VC(S)は電圧制御増幅器803の
伝達関数である。
【0122】従って、LCフィルタの伝達関数F(S)
は、見かけ上、 F(S)=1/(LCS2+RCS+1) (14) となり、ダンピング係数ζは、 ζ=(R/2)×√(C/L) (15) となる。
は、見かけ上、 F(S)=1/(LCS2+RCS+1) (14) となり、ダンピング係数ζは、 ζ=(R/2)×√(C/L) (15) となる。
【0123】式(15)より、インバータ電流IA によるP
WM電圧指令VA *の垂下を行わない場合は、R=0で
あるから、ζ=0となり、共振的で制御しずらいが、イ
ンバータ電流IA によるPWM電圧指令VA *の垂下を
行うと、任意のRを実現できるので、ζ=0.7以上と
なる比例係数Rを選択し、電圧制御増幅器803から見
たLCフィルタのダンピングを改善することができる。
従って、電圧制御増幅器803の設計の際に、LCフィ
ルタの共振に対する特別複雑な考慮は必要なくなる。
WM電圧指令VA *の垂下を行わない場合は、R=0で
あるから、ζ=0となり、共振的で制御しずらいが、イ
ンバータ電流IA によるPWM電圧指令VA *の垂下を
行うと、任意のRを実現できるので、ζ=0.7以上と
なる比例係数Rを選択し、電圧制御増幅器803から見
たLCフィルタのダンピングを改善することができる。
従って、電圧制御増幅器803の設計の際に、LCフィ
ルタの共振に対する特別複雑な考慮は必要なくなる。
【0124】伝達関数Z(S)822は、LCフィルタ
の見かけ上のダンピングを改善できるものなら、どのよ
うな関数でもよい。また、非線形要素を含む回路でも、
LCフィルタの見かけ上のダンピングを改善できるもの
なら、何ら問題ない。
の見かけ上のダンピングを改善できるものなら、どのよ
うな関数でもよい。また、非線形要素を含む回路でも、
LCフィルタの見かけ上のダンピングを改善できるもの
なら、何ら問題ない。
【0125】実施例17.次に、図19はこの発明の実
施例17に係るもので、図19において、図18と対応
する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略す
る。上記実施例16と異なるのは、LCフィルタ共振周
波数帯のみ通過させるバンドパスフィルタ821を追加
した点であり、その他は実施例16と同様である。
施例17に係るもので、図19において、図18と対応
する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略す
る。上記実施例16と異なるのは、LCフィルタ共振周
波数帯のみ通過させるバンドパスフィルタ821を追加
した点であり、その他は実施例16と同様である。
【0126】図19において、インバータ電流IA は、
検出器6bにより検出し、LCフィルタ共振周波数帯の
み通過させるバンドパスフィルタ821を通して、伝達
関数Z(S)822に入力し、伝達関数Z(S)822
の出力を電圧制御増幅器803の出力から加減算器82
5で減算さし、加減算器825の出力をPWM電圧指令
VA *としている。
検出器6bにより検出し、LCフィルタ共振周波数帯の
み通過させるバンドパスフィルタ821を通して、伝達
関数Z(S)822に入力し、伝達関数Z(S)822
の出力を電圧制御増幅器803の出力から加減算器82
5で減算さし、加減算器825の出力をPWM電圧指令
VA *としている。
【0127】伝達関数Z(S)822は、上記実施例1
6と同様に、LCフィルタの電圧制御増幅器803から
みたダンピングを、改善する回路になっている。バンド
パスフィルタ821は、LCフィルタ共振周波数帯の成
分はそのまま通過させるので、ダンピングの改善動作に
関しては何も変わらない。
6と同様に、LCフィルタの電圧制御増幅器803から
みたダンピングを、改善する回路になっている。バンド
パスフィルタ821は、LCフィルタ共振周波数帯の成
分はそのまま通過させるので、ダンピングの改善動作に
関しては何も変わらない。
【0128】一方、インバータ主回路1が負荷5に電力
を供給するような周波数帯域例えば50または60Hz
の様な商用周波数では、伝達関数Z(S)822に入力
される信号が、バンドパスフィルタ821により除去さ
れているので、伝達関数Z(S)の出力は0となる。
を供給するような周波数帯域例えば50または60Hz
の様な商用周波数では、伝達関数Z(S)822に入力
される信号が、バンドパスフィルタ821により除去さ
れているので、伝達関数Z(S)の出力は0となる。
【0129】本実施例17の構成では、電圧制御増幅器
803から見たLCフィルタが、LCフィルタの共振周
波数帯域のみ仮想的なインピーダンスがリアクトル2に
直列に接続されて、ダンピングが改善し、負荷5に電力
を供給するような周波数帯域では、低インピーダンスな
特性を持つフィルタのように動作するので、負荷急変時
にも電圧制御増幅器803は実際の出力インピーダンス
による電圧降下のみを補償すればよい。従って、電圧制
御増幅器803の設計の際に、LCフィルタの共振に対
する特別複雑な考慮は必要なくなり、さらに、電力を供
給するような周波数帯域での出力電圧過渡特性が改善さ
れる。
803から見たLCフィルタが、LCフィルタの共振周
波数帯域のみ仮想的なインピーダンスがリアクトル2に
直列に接続されて、ダンピングが改善し、負荷5に電力
を供給するような周波数帯域では、低インピーダンスな
特性を持つフィルタのように動作するので、負荷急変時
にも電圧制御増幅器803は実際の出力インピーダンス
による電圧降下のみを補償すればよい。従って、電圧制
御増幅器803の設計の際に、LCフィルタの共振に対
する特別複雑な考慮は必要なくなり、さらに、電力を供
給するような周波数帯域での出力電圧過渡特性が改善さ
れる。
【0130】実施例18.次に、図20はこの発明の実
施例18に係るもので、図20において、図19と対応
する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略す
る。上記実施例17と異なるのは、平均値検出回路80
5、制限回路806、伝達関数G(S)807、加減算
器813を追加した点であり、その他は実施例17と同
様である。
施例18に係るもので、図20において、図19と対応
する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略す
る。上記実施例17と異なるのは、平均値検出回路80
5、制限回路806、伝達関数G(S)807、加減算
器813を追加した点であり、その他は実施例17と同
様である。
【0131】図20において、乗算器811の出力であ
る出力電圧指令VC *と電圧検出器6cで検出した出力
電圧VC が一致するように、電圧制御増幅器803とP
WM変調回路804とがインバータ主回路1のスイッチ
ングを制御し、電圧制御ループを構成している。負荷電
流IL は、検出器6aにより検出され、平均値検出回路
805により負荷電流平均値が検出される。
る出力電圧指令VC *と電圧検出器6cで検出した出力
電圧VC が一致するように、電圧制御増幅器803とP
WM変調回路804とがインバータ主回路1のスイッチ
ングを制御し、電圧制御ループを構成している。負荷電
流IL は、検出器6aにより検出され、平均値検出回路
805により負荷電流平均値が検出される。
【0132】制限回路806は、最大負荷電流が設定さ
れてあり、平均値検出回路805の出力がある負荷電流
平均値が設定値以下ならば、制限回路806の出力は
0、負荷電流平均値が設定値以上の場合は、負荷電流平
均値から設定値を減じた値が制限回路806より出力さ
れる。制限回路806の出力は、伝達関数G(S)80
7を介して、振幅指令発生回路802の出力から加減算
器813で減算される。
れてあり、平均値検出回路805の出力がある負荷電流
平均値が設定値以下ならば、制限回路806の出力は
0、負荷電流平均値が設定値以上の場合は、負荷電流平
均値から設定値を減じた値が制限回路806より出力さ
れる。制限回路806の出力は、伝達関数G(S)80
7を介して、振幅指令発生回路802の出力から加減算
器813で減算される。
【0133】この加減算器813の出力と交流正弦波基
準発振回路801の出力とを乗算器811で乗算し、出
力電圧指令VC *を得ているので、出力電流平均値が制
限回路806の設定値以上になると、出力電圧指令VC
*は垂下し、電圧制御ループにより、出力電圧VC も出
力電圧出力VC *に追従して垂下する。出力電圧VCが
垂下すれば、負荷電流IL も減少し、出力配線は過電流
から保護される。
準発振回路801の出力とを乗算器811で乗算し、出
力電圧指令VC *を得ているので、出力電流平均値が制
限回路806の設定値以上になると、出力電圧指令VC
*は垂下し、電圧制御ループにより、出力電圧VC も出
力電圧出力VC *に追従して垂下する。出力電圧VCが
垂下すれば、負荷電流IL も減少し、出力配線は過電流
から保護される。
【0134】すなわち、伝達関数G(S)807は、イ
ンバータを出力側からみたときに、設定値以上の負荷電
流IL が流れた場合のみ、仮想的な出力インピーダンス
となり、出力電圧VC を垂下させるよう動作する。
ンバータを出力側からみたときに、設定値以上の負荷電
流IL が流れた場合のみ、仮想的な出力インピーダンス
となり、出力電圧VC を垂下させるよう動作する。
【0135】従って、もし、伝達関数G(S)807の
絶対値|G(S)|が∞ならば、負荷短絡などで負荷電
流IL が設定値を越えると、平均値回路の応答で∞の出
力インピーダンスが現れ、負荷電流IL が設定値以下に
なるまで、出力電圧VC が垂下する。実際には、|G
(S)|は有限であるので、負荷電流IL は、設定値を
若干越えた値となるが、|G(S)|を十分に大きくす
ることで、実用上は問題ない。
絶対値|G(S)|が∞ならば、負荷短絡などで負荷電
流IL が設定値を越えると、平均値回路の応答で∞の出
力インピーダンスが現れ、負荷電流IL が設定値以下に
なるまで、出力電圧VC が垂下する。実際には、|G
(S)|は有限であるので、負荷電流IL は、設定値を
若干越えた値となるが、|G(S)|を十分に大きくす
ることで、実用上は問題ない。
【0136】伝達関数G(S)807は、適当なインピ
ーダンス値を持っていれば、どのような関数でもよい。
例えば、この回路が比例回路であれば抵抗として、微分
回路であればリアクトルとして、積分回路であればコン
デンサとして、比例、積分、微分の組み合わせ回路であ
れば抵抗、コンデンサ、リアクトルの組み合わせた回路
として動作する。また、非線形要素を含む回路でも、負
荷電流IL を制限するための適当なインピーダンスさえ
持っていれば何ら問題ない。
ーダンス値を持っていれば、どのような関数でもよい。
例えば、この回路が比例回路であれば抵抗として、微分
回路であればリアクトルとして、積分回路であればコン
デンサとして、比例、積分、微分の組み合わせ回路であ
れば抵抗、コンデンサ、リアクトルの組み合わせた回路
として動作する。また、非線形要素を含む回路でも、負
荷電流IL を制限するための適当なインピーダンスさえ
持っていれば何ら問題ない。
【0137】本実施例18の構成では、上記実施例17
と同様に、電圧制御増幅器803の設計の際に、LCフ
ィルタの共振に対する特別複雑な考慮は必要なくなり、
さらに、電力を供給するような周波数帯域での出力電圧
過渡特性が改善されるのに加え、負荷電流IL の平均値
が制限回路806の設定値を越えると、出力電圧振幅指
令を垂下させるので、負荷電流IL を制限回路806の
設定値以上流さないよう、平均値的に制限することがで
きる。
と同様に、電圧制御増幅器803の設計の際に、LCフ
ィルタの共振に対する特別複雑な考慮は必要なくなり、
さらに、電力を供給するような周波数帯域での出力電圧
過渡特性が改善されるのに加え、負荷電流IL の平均値
が制限回路806の設定値を越えると、出力電圧振幅指
令を垂下させるので、負荷電流IL を制限回路806の
設定値以上流さないよう、平均値的に制限することがで
きる。
【0138】実施例19.次に、図21はこの発明の実
施例19に係るもので、図21において、図20と対応
する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略す
る。上記実施例18と異なるのは、負荷電流IL の瞬時
値により出力電圧指令VC *を変化させ、仮想出力イン
ピーダンスを構成している点であり、その他は実施例1
8と同様である。
施例19に係るもので、図21において、図20と対応
する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略す
る。上記実施例18と異なるのは、負荷電流IL の瞬時
値により出力電圧指令VC *を変化させ、仮想出力イン
ピーダンスを構成している点であり、その他は実施例1
8と同様である。
【0139】図21において、負荷電流IL の瞬時値を
制限回路806に入力し、出力電流瞬時値が正の設定値
以上または負の設定値以下の場合は、出力電流瞬時値か
ら設定値を減じた値が制限回路806より出力される。
制限回路806の出力は、伝達関数G(S)807を介
して、乗算器811の出力である出力電圧指令VC *か
ら、加減算器814で減算される。
制限回路806に入力し、出力電流瞬時値が正の設定値
以上または負の設定値以下の場合は、出力電流瞬時値か
ら設定値を減じた値が制限回路806より出力される。
制限回路806の出力は、伝達関数G(S)807を介
して、乗算器811の出力である出力電圧指令VC *か
ら、加減算器814で減算される。
【0140】本実施例19の構成では、上記実施例17
と同様に、電圧制御増幅器803の設計の際に、LCフ
ィルタの共振に対する特別複雑な考慮は必要なくなり、
さらに、電力を供給するような周波数帯域での出力電圧
過渡特性が改善されるのに加え、負荷電流IL の瞬時値
が制限回路806の設定値を越えると、瞬時に出力電圧
指令VC *を垂下させるので、負荷電流IL を制限回路
806の設定値内に、電圧制御ループの応答で高速に制
限することができる。
と同様に、電圧制御増幅器803の設計の際に、LCフ
ィルタの共振に対する特別複雑な考慮は必要なくなり、
さらに、電力を供給するような周波数帯域での出力電圧
過渡特性が改善されるのに加え、負荷電流IL の瞬時値
が制限回路806の設定値を越えると、瞬時に出力電圧
指令VC *を垂下させるので、負荷電流IL を制限回路
806の設定値内に、電圧制御ループの応答で高速に制
限することができる。
【0141】実施例20.次に、図22はこの発明の実
施例20に係るもので、図22において、図20と対応
する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略す
る。上記実施例18と異なるのは、負荷電流IL の瞬時
値によりPWM電圧指令VA *を変化させ、仮想出力イ
ンピーダンスを構成している点であり、その他は実施例
18と同様である。
施例20に係るもので、図22において、図20と対応
する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略す
る。上記実施例18と異なるのは、負荷電流IL の瞬時
値によりPWM電圧指令VA *を変化させ、仮想出力イ
ンピーダンスを構成している点であり、その他は実施例
18と同様である。
【0142】図22において、負荷電流IL の瞬時値を
制限回路806に入力し、負荷電流瞬時値が正の設定値
以上または負の設定値以下の場合は、負荷電流瞬時値か
ら設定値を減じた値が制限回路806より出力される。
制限回路806の出力は、伝達関数G(S)807を介
して、電圧制御増幅器803の出力から加減算器815
で減算され、加減算器815の出力をPWM電圧指令V
A *としている。
制限回路806に入力し、負荷電流瞬時値が正の設定値
以上または負の設定値以下の場合は、負荷電流瞬時値か
ら設定値を減じた値が制限回路806より出力される。
制限回路806の出力は、伝達関数G(S)807を介
して、電圧制御増幅器803の出力から加減算器815
で減算され、加減算器815の出力をPWM電圧指令V
A *としている。
【0143】本実施例20の構成では、上記実施例17
と同様に、電圧制御増幅器803の設計の際に、LCフ
ィルタの共振に対する特別複雑な考慮は必要なくなり、
さらに、電力を供給するような周波数帯域での出力電圧
過渡特性が改善されるのに加え、負荷電流IL の瞬時値
が制限回路806の設定値を越えると、瞬時にPWM電
圧指令VA *を垂下させるので、負荷電流IL を制限回
路806の設定値内に、PWM変調回路804の応答で
瞬時に制限することができる。
と同様に、電圧制御増幅器803の設計の際に、LCフ
ィルタの共振に対する特別複雑な考慮は必要なくなり、
さらに、電力を供給するような周波数帯域での出力電圧
過渡特性が改善されるのに加え、負荷電流IL の瞬時値
が制限回路806の設定値を越えると、瞬時にPWM電
圧指令VA *を垂下させるので、負荷電流IL を制限回
路806の設定値内に、PWM変調回路804の応答で
瞬時に制限することができる。
【0144】実施例21.次に、図23はこの発明の実
施例22に係るもので、図23において、図20と対応
する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略す
る。上記実施例18と異なるのは、インバータ電流IA
の平均値により、出力電圧振幅指令を変化させ、仮想出
力インピーダンスを構成している点であり、その他は実
施例18と同様である。
施例22に係るもので、図23において、図20と対応
する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略す
る。上記実施例18と異なるのは、インバータ電流IA
の平均値により、出力電圧振幅指令を変化させ、仮想出
力インピーダンスを構成している点であり、その他は実
施例18と同様である。
【0145】図23において、インバータ電流IA は、
検出器6bにより検出され、平均値検出回路805によ
りインバータ電流平均値が検出される。制限回路806
は、最大インバータ電流が設定されてあり、平均値検出
回路805の出力であるインバータ電流平均値が設定値
以下とならば、制限回路806の出力は0、インバータ
電流平均値が設定値以上の場合は、インバータ電流平均
値から設定値を減じた値が制限回路806より出力され
る。
検出器6bにより検出され、平均値検出回路805によ
りインバータ電流平均値が検出される。制限回路806
は、最大インバータ電流が設定されてあり、平均値検出
回路805の出力であるインバータ電流平均値が設定値
以下とならば、制限回路806の出力は0、インバータ
電流平均値が設定値以上の場合は、インバータ電流平均
値から設定値を減じた値が制限回路806より出力され
る。
【0146】制限回路806の出力は、伝達関数G
(S)807を介して、振幅指令発生回路802の出力
から加減算器813で減算される。この加減算器813
の出力と交流正弦波基準発振回路801の出力とを乗算
器811で乗算し、出力電圧指令VC *を得ているの
で、インバータ電流平均値が制限回路806の設定値以
上になると、出力電圧指令VC *は垂下し、電圧制御ル
ープにより、出力電圧VC も出力電圧指令VC *に追従
して垂下する。出力電圧VC が垂下すれば、インバータ
電流IA も減少し、変換器は過電流から保護される。
(S)807を介して、振幅指令発生回路802の出力
から加減算器813で減算される。この加減算器813
の出力と交流正弦波基準発振回路801の出力とを乗算
器811で乗算し、出力電圧指令VC *を得ているの
で、インバータ電流平均値が制限回路806の設定値以
上になると、出力電圧指令VC *は垂下し、電圧制御ル
ープにより、出力電圧VC も出力電圧指令VC *に追従
して垂下する。出力電圧VC が垂下すれば、インバータ
電流IA も減少し、変換器は過電流から保護される。
【0147】本実施例21の構成では、上記実施例17
と同様に、電圧制御増幅器803の設計の際に、LCフ
ィルタの共振に対する特別複雑な考慮は必要なくなり、
さらに、電力を供給するような周波数帯域での出力電圧
過渡特性が改善されるのに加え、インバータ電流IA の
平均値が制限回路806の設定値を越えると、出力電圧
振幅指令を垂下させるので、インバータ電流IA を制限
回路806の設定値以上流さないように、平均値的に制
限することができる。
と同様に、電圧制御増幅器803の設計の際に、LCフ
ィルタの共振に対する特別複雑な考慮は必要なくなり、
さらに、電力を供給するような周波数帯域での出力電圧
過渡特性が改善されるのに加え、インバータ電流IA の
平均値が制限回路806の設定値を越えると、出力電圧
振幅指令を垂下させるので、インバータ電流IA を制限
回路806の設定値以上流さないように、平均値的に制
限することができる。
【0148】実施例22.次に、図24はこの発明の実
施例22に係るもので、図24において、図23と対応
する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略す
る。上記実施例21と異なるのは、インバータ電流IA
の瞬時値により出力電圧指令VC *を変化させ、仮想出
力インピーダンスを構成している点であり、その他は実
施例21と同様である。
施例22に係るもので、図24において、図23と対応
する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略す
る。上記実施例21と異なるのは、インバータ電流IA
の瞬時値により出力電圧指令VC *を変化させ、仮想出
力インピーダンスを構成している点であり、その他は実
施例21と同様である。
【0149】図24において、インバータ電流IA の瞬
時値を制限回路806に入力し、インバータ電流瞬時値
が正の設定値以上または負の設定値以下の場合は、イン
バータ電流瞬時値から設定値を減じた値が制限回路80
6より出力される。制限回路806の出力は、伝達関数
G(S)807を介して、乗算器811の出力である出
力電圧指令VC *から、加減算器814で減算される。
時値を制限回路806に入力し、インバータ電流瞬時値
が正の設定値以上または負の設定値以下の場合は、イン
バータ電流瞬時値から設定値を減じた値が制限回路80
6より出力される。制限回路806の出力は、伝達関数
G(S)807を介して、乗算器811の出力である出
力電圧指令VC *から、加減算器814で減算される。
【0150】本実施例22の構成では、上記実施例17
と同様に、電圧制御増幅器803の設計の際に、LCフ
ィルタの共振に対する特別複雑な考慮は必要なくなり、
さらに、電力を供給するような周波数帯域での出力電圧
過渡特性が改善されるのに加え、インバータ電流IA の
瞬時値が制限回路806の設定値を越えると、瞬時に出
力電圧指令VC *を垂下させるので、インバータ電流I
A を制限回路806の設定値内に、電圧制御ループの応
答で高速に制限することができる。
と同様に、電圧制御増幅器803の設計の際に、LCフ
ィルタの共振に対する特別複雑な考慮は必要なくなり、
さらに、電力を供給するような周波数帯域での出力電圧
過渡特性が改善されるのに加え、インバータ電流IA の
瞬時値が制限回路806の設定値を越えると、瞬時に出
力電圧指令VC *を垂下させるので、インバータ電流I
A を制限回路806の設定値内に、電圧制御ループの応
答で高速に制限することができる。
【0151】実施例23.次に、図25はこの発明の実
施例23に係るもので、図25において、図23と対応
する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略す
る。上記実施例21と異なるのは、インバータ電流IA
の瞬時値によりPWM電圧指令VA *を変化させ、仮想
出力インピーダンスを構成している点であり、その他は
実施例21と同様である。
施例23に係るもので、図25において、図23と対応
する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略す
る。上記実施例21と異なるのは、インバータ電流IA
の瞬時値によりPWM電圧指令VA *を変化させ、仮想
出力インピーダンスを構成している点であり、その他は
実施例21と同様である。
【0152】図25において、インバータ電流IA の瞬
時値を制限回路806に入力し、インバータ電流瞬時値
が正の設定値以上または負の設定値以下の場合は、イン
バータ電流瞬時値から設定値を減じた値が制限回路80
6より出力される。制限回路806の出力は、伝達関数
G(S)807を介して、電圧制御増幅器803の出力
から加減算器815で減算され、加減算器815の出力
をPWM電圧指令VA*としている。
時値を制限回路806に入力し、インバータ電流瞬時値
が正の設定値以上または負の設定値以下の場合は、イン
バータ電流瞬時値から設定値を減じた値が制限回路80
6より出力される。制限回路806の出力は、伝達関数
G(S)807を介して、電圧制御増幅器803の出力
から加減算器815で減算され、加減算器815の出力
をPWM電圧指令VA*としている。
【0153】本実施例23の構成では、上記実施例17
と同様に、電圧制御増幅器803の設計の際に、LCフ
ィルタの共振に対する特別複雑な考慮は必要なくなり、
さらに、電力を供給するような周波数帯域での出力電圧
過渡特性が改善されるのに加え、インバータ電流IA の
瞬時値が制限回路806の設定値を越えると、瞬時にP
WM電圧指令VA *を垂下させるので、インバータ電流
IA を制限回路806の設定値内に、PWM変調回路8
04の応答で瞬時に制限することができる。
と同様に、電圧制御増幅器803の設計の際に、LCフ
ィルタの共振に対する特別複雑な考慮は必要なくなり、
さらに、電力を供給するような周波数帯域での出力電圧
過渡特性が改善されるのに加え、インバータ電流IA の
瞬時値が制限回路806の設定値を越えると、瞬時にP
WM電圧指令VA *を垂下させるので、インバータ電流
IA を制限回路806の設定値内に、PWM変調回路8
04の応答で瞬時に制限することができる。
【0154】実施例24.次に、図26はこの発明の実
施例24に係るもので、図26において、図20または
23と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明
は省略する。上記実施例18が負荷電流IL のみを制限
し、上記実施例21がインバータ電流IAのみを制限し
ているのに対し、本実施例では、負荷電流IL の平均値
により出力電圧振幅指令を変化させる信号と、インバー
タ電流IA の平均値により出力電圧振幅指令を変化させ
る信号とを、最大値選択回路809により選択し、仮想
出力インピーダンスを構成している点であり、その他は
実施例18または実施例21と同様である。
施例24に係るもので、図26において、図20または
23と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明
は省略する。上記実施例18が負荷電流IL のみを制限
し、上記実施例21がインバータ電流IAのみを制限し
ているのに対し、本実施例では、負荷電流IL の平均値
により出力電圧振幅指令を変化させる信号と、インバー
タ電流IA の平均値により出力電圧振幅指令を変化させ
る信号とを、最大値選択回路809により選択し、仮想
出力インピーダンスを構成している点であり、その他は
実施例18または実施例21と同様である。
【0155】図26において、負荷電流IL は、検出器
6aにより検出され、平均値検出回路805aにより負
荷電流平均値が検出される。制限回路806aは、最大
負荷電流が設定されてあり、平均値検出回路805aの
出力である負荷電流平均値が設定値以下ならば、制限回
路806aの出力は0、負荷電流平均値が設定値以上の
場合は、負荷電流平均値から設定値を減じた値が制限回
路806aより出力される。
6aにより検出され、平均値検出回路805aにより負
荷電流平均値が検出される。制限回路806aは、最大
負荷電流が設定されてあり、平均値検出回路805aの
出力である負荷電流平均値が設定値以下ならば、制限回
路806aの出力は0、負荷電流平均値が設定値以上の
場合は、負荷電流平均値から設定値を減じた値が制限回
路806aより出力される。
【0156】制限回路806aの出力は、伝達関数G
(S)807aを介して最大値選択回路809に入力さ
れる。一方、インバータ電流IA は、検出器6bにより
検出され、平均値検出回路805bによりインバータ電
流平均値が検出される。制限回路806bは、最大イン
バータ電流が設定されてあり、平均値検出回路805b
の出力であるインバータ電流平均値が設定値以下なら
ば、制限回路806bの出力は0、インバータ電流平均
値が設定値以上の場合は、インバータ電流平均値から設
定値を減じた値が制限回路806bより出力される。制
限回路806bの出力は、伝達関数G(S)807bを
介して、最大値選択回路809に入力される。
(S)807aを介して最大値選択回路809に入力さ
れる。一方、インバータ電流IA は、検出器6bにより
検出され、平均値検出回路805bによりインバータ電
流平均値が検出される。制限回路806bは、最大イン
バータ電流が設定されてあり、平均値検出回路805b
の出力であるインバータ電流平均値が設定値以下なら
ば、制限回路806bの出力は0、インバータ電流平均
値が設定値以上の場合は、インバータ電流平均値から設
定値を減じた値が制限回路806bより出力される。制
限回路806bの出力は、伝達関数G(S)807bを
介して、最大値選択回路809に入力される。
【0157】最大値選択回路809は、絶対値の大きい
信号を選択し出力する。最大値選択回路809の出力
は、振幅指令発生回路802の出力から加減算器813
で減算される。この加減算器813の出力と交流正弦波
基準回路801の出力とを乗算器811で乗算し、出力
電圧指令VC *を得ているので、負荷電流IL の平均値
が制限回路806aの設定値以上になるか、または、イ
ンバータ電流IA の平均値が制限回路806bの設定値
以上になると、出力電圧指令VC *は垂下し、電圧制御
ループにより、出力電圧VC も出力電圧指令VC *に追
従して垂下する。出力電圧VC が垂下すれば、負荷電流
IL またはインバータ電流IA も減少し、変換器と出力
配線は過電流から保護される。
信号を選択し出力する。最大値選択回路809の出力
は、振幅指令発生回路802の出力から加減算器813
で減算される。この加減算器813の出力と交流正弦波
基準回路801の出力とを乗算器811で乗算し、出力
電圧指令VC *を得ているので、負荷電流IL の平均値
が制限回路806aの設定値以上になるか、または、イ
ンバータ電流IA の平均値が制限回路806bの設定値
以上になると、出力電圧指令VC *は垂下し、電圧制御
ループにより、出力電圧VC も出力電圧指令VC *に追
従して垂下する。出力電圧VC が垂下すれば、負荷電流
IL またはインバータ電流IA も減少し、変換器と出力
配線は過電流から保護される。
【0158】本実施例24の構成では、上記実施例17
と同様に、電圧制御増幅器803の設計の際に、LCフ
ィルタの共振に対する特別複雑な考慮は必要なくなり、
さらに、電力を供給するような周波数帯域での出力電圧
過渡特性が改善されるのに加え、負荷電流IL の平均値
が制限回路806aの設定値を越えるか、または、イン
バータ電流IA の平均値が制限回路806bの設定値を
越えると、出力電圧振幅指令を垂下させるので、負荷電
流IL 、インバータ電流IA を、それぞれ制限回路80
6a,806bの設定値以上流さないよう、平均値的に
制限することができる。
と同様に、電圧制御増幅器803の設計の際に、LCフ
ィルタの共振に対する特別複雑な考慮は必要なくなり、
さらに、電力を供給するような周波数帯域での出力電圧
過渡特性が改善されるのに加え、負荷電流IL の平均値
が制限回路806aの設定値を越えるか、または、イン
バータ電流IA の平均値が制限回路806bの設定値を
越えると、出力電圧振幅指令を垂下させるので、負荷電
流IL 、インバータ電流IA を、それぞれ制限回路80
6a,806bの設定値以上流さないよう、平均値的に
制限することができる。
【0159】また、制限回路806aの設定値は出力配
線の保護から決定し、制限回路806bの設定値は変換
器の保護から決定すれば、負荷電流IL は出力配線の保
護レベル内の電流に、インバータ電流IA は変換器の保
護レベル内の電流に、それぞれ最適に制限することがで
きる。
線の保護から決定し、制限回路806bの設定値は変換
器の保護から決定すれば、負荷電流IL は出力配線の保
護レベル内の電流に、インバータ電流IA は変換器の保
護レベル内の電流に、それぞれ最適に制限することがで
きる。
【0160】ところで、上記実施例24では、負荷電流
IL により仮想出力インピーダンスを作成する制限回路
806a、伝達関数G(S)807aと、インバータ電
流IA により仮想出力インピーダンスを作成する制限回
路806b、伝達関数G(S)807bを、それぞれ別
に設けているが、最大電流設定値と仮想出力インピーダ
ンス特性が同一の場合は、まず 、負荷電流IL 、インバ
ータ電流IA の平均値を最大値選択回路に入力し、最大
値選択回路の出力が、制限回路を介して伝達関数G
(S)に入力されるように、すなわち、負荷電流IL 、
インバータ電流IAに対して制限回路と伝達関数G
(S)を共通に設けても良い。
IL により仮想出力インピーダンスを作成する制限回路
806a、伝達関数G(S)807aと、インバータ電
流IA により仮想出力インピーダンスを作成する制限回
路806b、伝達関数G(S)807bを、それぞれ別
に設けているが、最大電流設定値と仮想出力インピーダ
ンス特性が同一の場合は、まず 、負荷電流IL 、インバ
ータ電流IA の平均値を最大値選択回路に入力し、最大
値選択回路の出力が、制限回路を介して伝達関数G
(S)に入力されるように、すなわち、負荷電流IL 、
インバータ電流IAに対して制限回路と伝達関数G
(S)を共通に設けても良い。
【0161】実施例25.次に、図27はこの発明の実
施例25に係るもので、図27において、図26と対応
する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略す
る。上記実施例24と異なるのは、負荷電流IL の瞬時
値により出力電圧指令VC *を変化させる信号と、イン
バータ電流IA の瞬時値により出力電圧指令VC *を変
化させる信号を、最大値選択回路809により選択し、
仮想出力インピーダンスを構成している点であり、その
他は実施例24と同様である。
施例25に係るもので、図27において、図26と対応
する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略す
る。上記実施例24と異なるのは、負荷電流IL の瞬時
値により出力電圧指令VC *を変化させる信号と、イン
バータ電流IA の瞬時値により出力電圧指令VC *を変
化させる信号を、最大値選択回路809により選択し、
仮想出力インピーダンスを構成している点であり、その
他は実施例24と同様である。
【0162】図27において、負荷電流IL の瞬時値を
制限回路806aに入力し、負荷電流瞬時値が正の設定
値以上または負の設定値以下の場合は、負荷電流瞬時値
から、設定値を減じた値が制限回路806aより出力さ
れる。制限回路806aの出力は、伝達関数G(S)8
07aを介して最大値選択回路809に入力される。一
方、インバータ電流IA の瞬時値を制限回路806bに
入力し、インバータ電流瞬時値が正の設定値以上または
負の設定値以下の場合は、インバータ電流瞬時値から設
定値を減じた値が制限回路806bより出力される。
制限回路806aに入力し、負荷電流瞬時値が正の設定
値以上または負の設定値以下の場合は、負荷電流瞬時値
から、設定値を減じた値が制限回路806aより出力さ
れる。制限回路806aの出力は、伝達関数G(S)8
07aを介して最大値選択回路809に入力される。一
方、インバータ電流IA の瞬時値を制限回路806bに
入力し、インバータ電流瞬時値が正の設定値以上または
負の設定値以下の場合は、インバータ電流瞬時値から設
定値を減じた値が制限回路806bより出力される。
【0163】制限回路806bの出力は、伝達関数G
(S)807bを介して最大値選択回路809に入力さ
れる。最大値選択回路809は、絶対値の大きい信号を
選択し、極性を忠実に復元して出力する。最大値選択回
路809の出力は、乗算器811の出力である出力電圧
指令VC *から、加減算器814で減算される。
(S)807bを介して最大値選択回路809に入力さ
れる。最大値選択回路809は、絶対値の大きい信号を
選択し、極性を忠実に復元して出力する。最大値選択回
路809の出力は、乗算器811の出力である出力電圧
指令VC *から、加減算器814で減算される。
【0164】本実施例25の構成では、上記実施例17
と同様に、電圧制御増幅器803の設計の際に、LCフ
ィルタの共振に対する特別複雑な考慮は必要なくなり、
さらに、電力を供給するような周波数帯域での出力電圧
過渡特性が改善されるのに加え、負荷電流IL の瞬時値
が制限回路806aの設定値を越えるか、インバータ電
流IA の瞬時値が制限回路806bの設定値を越える
と、瞬時に出力電圧指令VC *を垂下させるので、負荷
電流IL 、インバータ電流IA を、それぞれ制限回路8
06a,806bの設定値内に、電圧制御ループの応答
で高速に制限することができる。
と同様に、電圧制御増幅器803の設計の際に、LCフ
ィルタの共振に対する特別複雑な考慮は必要なくなり、
さらに、電力を供給するような周波数帯域での出力電圧
過渡特性が改善されるのに加え、負荷電流IL の瞬時値
が制限回路806aの設定値を越えるか、インバータ電
流IA の瞬時値が制限回路806bの設定値を越える
と、瞬時に出力電圧指令VC *を垂下させるので、負荷
電流IL 、インバータ電流IA を、それぞれ制限回路8
06a,806bの設定値内に、電圧制御ループの応答
で高速に制限することができる。
【0165】実施例26.次に、図28はこの発明の実
施例26に係るもので、図28において、図26と対応
する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略す
る。上記実施例24と異なるのは、負荷電流IL の瞬時
値によりPWM電圧指令VA *を変化させる信号と、イ
ンバータ電流IA の瞬時値によりPWM電圧指令VA *
を変化させる信号を、最大値選択回路809により選択
し、仮想出力インピーダンスを構成している点であり、
その他は実施例24と同様である。
施例26に係るもので、図28において、図26と対応
する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略す
る。上記実施例24と異なるのは、負荷電流IL の瞬時
値によりPWM電圧指令VA *を変化させる信号と、イ
ンバータ電流IA の瞬時値によりPWM電圧指令VA *
を変化させる信号を、最大値選択回路809により選択
し、仮想出力インピーダンスを構成している点であり、
その他は実施例24と同様である。
【0166】図28において、負荷電流IL の瞬時値を
制限回路806aに入力し、負荷電流瞬時値が正の設定
値以上または負の設定値以下の場合は、負荷電流瞬時値
から、設定値を減じた値が制限回路806aより出力さ
れる。制限回路806aの出力は、伝達関数G(S)8
07aを介して最大値選択回路809に入力される。一
方、インバータ電流IA の瞬時値を制限回路806bに
入力し、インバータ電流瞬時値が正の設定値以上または
負の設定値以下の場合は、インバータ電流瞬時値から、
設定値を減じた値が制限回路806bより出力される。
制限回路806aに入力し、負荷電流瞬時値が正の設定
値以上または負の設定値以下の場合は、負荷電流瞬時値
から、設定値を減じた値が制限回路806aより出力さ
れる。制限回路806aの出力は、伝達関数G(S)8
07aを介して最大値選択回路809に入力される。一
方、インバータ電流IA の瞬時値を制限回路806bに
入力し、インバータ電流瞬時値が正の設定値以上または
負の設定値以下の場合は、インバータ電流瞬時値から、
設定値を減じた値が制限回路806bより出力される。
【0167】制限回路806bの出力は、伝達関数G
(S)807bを介して最大値選択回路809に入力さ
れる。最大値選択回路809は、絶対値の大きい信号を
選択し、極性を忠実に復元して出力する。最大値選択回
路809の出力は、電圧制御増幅器803の出力から加
減算器815で減算され、加減算器815の出力をPW
M電圧指令VA *としている。
(S)807bを介して最大値選択回路809に入力さ
れる。最大値選択回路809は、絶対値の大きい信号を
選択し、極性を忠実に復元して出力する。最大値選択回
路809の出力は、電圧制御増幅器803の出力から加
減算器815で減算され、加減算器815の出力をPW
M電圧指令VA *としている。
【0168】本実施例26の構成では、上記実施例17
と同様に、電圧制御増幅器803の設計の際に、LCフ
ィルタの共振に対する特別複雑な考慮は必要なくなり、
さらに、電力を供給するような周波数帯域での出力電圧
過渡特性が改善されるのに加え、負荷電流ILの瞬時値
が制限回路806aの設定値を越えるか、インバータ電
流IA の瞬時値が制限回路806bの設定値を越える
と、瞬時にPWM電圧指令VA *を垂下させるので、負
荷電流IL 、インバータ電流IA を、それぞれ制限回路
806a,806bの設定値内に、PWM変調回路80
4の応答で瞬時に制限することができる。
と同様に、電圧制御増幅器803の設計の際に、LCフ
ィルタの共振に対する特別複雑な考慮は必要なくなり、
さらに、電力を供給するような周波数帯域での出力電圧
過渡特性が改善されるのに加え、負荷電流ILの瞬時値
が制限回路806aの設定値を越えるか、インバータ電
流IA の瞬時値が制限回路806bの設定値を越える
と、瞬時にPWM電圧指令VA *を垂下させるので、負
荷電流IL 、インバータ電流IA を、それぞれ制限回路
806a,806bの設定値内に、PWM変調回路80
4の応答で瞬時に制限することができる。
【0169】ところで、上記実施例16ないし26では
単相インバータの場合について説明したが、各相毎にあ
るいは少なくとも2相に同様の制御回路を用いれば、図
2(b)に示すような3相インバータにも適用できる。
単相インバータの場合について説明したが、各相毎にあ
るいは少なくとも2相に同様の制御回路を用いれば、図
2(b)に示すような3相インバータにも適用できる。
【0170】さらに、上記実施例25と26では、出力
電流IL により仮想出力インピーダンスを作成する制限
回路806a、伝達関数G(S)807aと、インバー
タ電流IA により仮想出力インピーダンスを作成する制
限回路806b、伝達関数G(S)807bを、それぞ
れ別に設けているが、最大電流設定値と仮想出力インピ
ーダンス特性が同一の場合は、まず、負荷電流IL 、イ
ンバータ電流IA の瞬時値を最大値選択回路に入力し、
最大値選択回路の出力が、制限回路を介して伝達関数G
(S)に入力されるように、すなわち、出力電流IL 、
インバータ電流IA に対して制限回路と伝達関数G
(S)を共通に設けても良い。
電流IL により仮想出力インピーダンスを作成する制限
回路806a、伝達関数G(S)807aと、インバー
タ電流IA により仮想出力インピーダンスを作成する制
限回路806b、伝達関数G(S)807bを、それぞ
れ別に設けているが、最大電流設定値と仮想出力インピ
ーダンス特性が同一の場合は、まず、負荷電流IL 、イ
ンバータ電流IA の瞬時値を最大値選択回路に入力し、
最大値選択回路の出力が、制限回路を介して伝達関数G
(S)に入力されるように、すなわち、出力電流IL 、
インバータ電流IA に対して制限回路と伝達関数G
(S)を共通に設けても良い。
【0171】実施例27.次に、この発明の実施例27
について説明する。多相交流回路の中でも、例えば3相
3線式の場合は、3相の電流値の和が0になるという条
件がある。従って、ある1相の電流を設定値内に制限す
ると、他相の電流値が上記条件を満足するよう変化する
「干渉性」があり、3相を個別に制御することが困難と
なる。
について説明する。多相交流回路の中でも、例えば3相
3線式の場合は、3相の電流値の和が0になるという条
件がある。従って、ある1相の電流を設定値内に制限す
ると、他相の電流値が上記条件を満足するよう変化する
「干渉性」があり、3相を個別に制御することが困難と
なる。
【0172】図29はこの発明の実施例27に係るもの
で、図29において、図21と対応する部分には同一符
号を付し、その詳細説明は省略する。上記実施例19と
異なるのは、各相毎に制御回路を設け、さらに電流補正
回路808を追加し、非干渉化制御を行っている点であ
る。
で、図29において、図21と対応する部分には同一符
号を付し、その詳細説明は省略する。上記実施例19と
異なるのは、各相毎に制御回路を設け、さらに電流補正
回路808を追加し、非干渉化制御を行っている点であ
る。
【0173】図29において、インバータ主回路1は、
図2(b)に示す3相構成を備えており、この中、添え
字uの番号はU相のインバータの構成要素、添え字vの
番号はV相のインバータの構成要素、添え字wの番号は
W相のインバータの構成要素を示す。負荷電流ILの各
相の瞬時値を制限回路806に入力し、負荷電流瞬時値
が正の設定値以上または負の設定値以下の場合は、負荷
電流瞬時値から設定値を減じた値が制限回路806より
各相毎に出力される。
図2(b)に示す3相構成を備えており、この中、添え
字uの番号はU相のインバータの構成要素、添え字vの
番号はV相のインバータの構成要素、添え字wの番号は
W相のインバータの構成要素を示す。負荷電流ILの各
相の瞬時値を制限回路806に入力し、負荷電流瞬時値
が正の設定値以上または負の設定値以下の場合は、負荷
電流瞬時値から設定値を減じた値が制限回路806より
各相毎に出力される。
【0174】制限回路806の出力は、伝達関数G
(S)807を介して電流補正回路808に入力され
る。電流補正回路808は、入力された3相信号の和を
0にするよう補正した信号を出力し、この信号は、乗算
器811u,811v,811wの出力である出力電圧
指令VCU*,VCV*,VCW*から、加減算器814u,
814v,814wで各相毎に減算される。
(S)807を介して電流補正回路808に入力され
る。電流補正回路808は、入力された3相信号の和を
0にするよう補正した信号を出力し、この信号は、乗算
器811u,811v,811wの出力である出力電圧
指令VCU*,VCV*,VCW*から、加減算器814u,
814v,814wで各相毎に減算される。
【0175】次に、電流補正回路808の詳細動作を説
明する。負荷電流検出値をILU,ILV,ILW、制限回路
806の設定値を±K、制限回路806の出力を
ILMU,IL MV,ILMW、電流補正回路808の出力をI
JU,IJV,IJWとする。例えば、U相のみ過電流になっ
た場合、制限回路806の出力は、前述した式(1)〜(3)
となり、このとき、電流補正回路808の出力は、同様
に、式(4)〜(6)となり、3相信号の和を0にするよう補
正し出力する。
明する。負荷電流検出値をILU,ILV,ILW、制限回路
806の設定値を±K、制限回路806の出力を
ILMU,IL MV,ILMW、電流補正回路808の出力をI
JU,IJV,IJWとする。例えば、U相のみ過電流になっ
た場合、制限回路806の出力は、前述した式(1)〜(3)
となり、このとき、電流補正回路808の出力は、同様
に、式(4)〜(6)となり、3相信号の和を0にするよう補
正し出力する。
【0176】また、2相例えばU,V相が過電流になっ
た場合、制限回路806の出力は、式(7)〜(9)となり、
このとき、電流補正回路808の出力は、式(10)〜(12)
となり、3相信号の和を0にするよう補正し出力する。
すなわち、電流補正回路808により、3相3線式に適
した、3相信号の和が0である信号に変換される。
た場合、制限回路806の出力は、式(7)〜(9)となり、
このとき、電流補正回路808の出力は、式(10)〜(12)
となり、3相信号の和を0にするよう補正し出力する。
すなわち、電流補正回路808により、3相3線式に適
した、3相信号の和が0である信号に変換される。
【0177】本実施例27の構成では、上記実施例17
と同様に、電圧制御増幅器803の設計の際に、LCフ
ィルタの共振に対する特別複雑な考慮は必要なくなり、
さらに、電力を供給するような周波数帯域での出力電圧
過渡特性が改善されるのに加え、負荷電流IL の各相瞬
時値のいずれかが制限回路806の設定値を越えると、
瞬時に出力電圧指令を3相信号の和が0となる補正信号
により、垂下させるので、負荷電流IL を制限回路80
6の設定値内に、電圧制御ループの応答で、干渉なしに
かつ高速に制限することができる。
と同様に、電圧制御増幅器803の設計の際に、LCフ
ィルタの共振に対する特別複雑な考慮は必要なくなり、
さらに、電力を供給するような周波数帯域での出力電圧
過渡特性が改善されるのに加え、負荷電流IL の各相瞬
時値のいずれかが制限回路806の設定値を越えると、
瞬時に出力電圧指令を3相信号の和が0となる補正信号
により、垂下させるので、負荷電流IL を制限回路80
6の設定値内に、電圧制御ループの応答で、干渉なしに
かつ高速に制限することができる。
【0178】実施例28.次に、図30はこの発明の実
施例28に係るもので、図30において、図29と対応
する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略す
る。上記実施例27と異なるのは、負荷電流IL の瞬時
値によりPWM電圧指令を変化させ、仮想出力インピー
ダンスを構成している点であり、その他は実施例27と
同様である。
施例28に係るもので、図30において、図29と対応
する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略す
る。上記実施例27と異なるのは、負荷電流IL の瞬時
値によりPWM電圧指令を変化させ、仮想出力インピー
ダンスを構成している点であり、その他は実施例27と
同様である。
【0179】図30において、負荷電流IL の各相の瞬
時値を制限回路806に入力し、負荷電流瞬時値が正の
設定値以上または負の設定値以下の場合は、負荷電流瞬
時値から設定値を減じた値が制限回路806より各相毎
に出力される。制限回路806の出力は、伝達関数G
(S)807を介して、電流補正回路808に入力され
る。
時値を制限回路806に入力し、負荷電流瞬時値が正の
設定値以上または負の設定値以下の場合は、負荷電流瞬
時値から設定値を減じた値が制限回路806より各相毎
に出力される。制限回路806の出力は、伝達関数G
(S)807を介して、電流補正回路808に入力され
る。
【0180】電流補正回路808は、入力された3相信
号の和を0にするよう補正した信号を出力し、この信号
は、電圧制御増幅器803u,803v,803wの出
力から加減算器815u,815v,815wで減算さ
れ、加減算器815u,815v,815wの出力をP
WM電圧指令VAU*,VAV*,VAW*としている。
号の和を0にするよう補正した信号を出力し、この信号
は、電圧制御増幅器803u,803v,803wの出
力から加減算器815u,815v,815wで減算さ
れ、加減算器815u,815v,815wの出力をP
WM電圧指令VAU*,VAV*,VAW*としている。
【0181】本実施例28の構成では、上記実施例27
と同様に、電圧制御増幅器803の設計の際に、LCフ
ィルタの共振に対する特別複雑な考慮は必要なくなり、
さらに、電力を供給するような周波数帯域での出力電圧
過渡特性が改善されるのに加え、負荷電流IL の各相瞬
時値のいずれかが制限回路806の設定値を越えると、
瞬時にPWM電圧指令を3相信号の和が0となる補正信
号により、垂下させるので、負荷電流IL を制限回路8
06の設定値内に、PWM変調回路804の応答で、干
渉なしにかつ瞬時に制限することができる。
と同様に、電圧制御増幅器803の設計の際に、LCフ
ィルタの共振に対する特別複雑な考慮は必要なくなり、
さらに、電力を供給するような周波数帯域での出力電圧
過渡特性が改善されるのに加え、負荷電流IL の各相瞬
時値のいずれかが制限回路806の設定値を越えると、
瞬時にPWM電圧指令を3相信号の和が0となる補正信
号により、垂下させるので、負荷電流IL を制限回路8
06の設定値内に、PWM変調回路804の応答で、干
渉なしにかつ瞬時に制限することができる。
【0182】実施例29.次に、図31はこの発明の実
施例29に係るもので、図31において、図29と対応
する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略す
る。上記実施例27と異なるのは、インバータ電流IA
の瞬時値により出力電圧指令を変化させ、仮想出力イン
ピーダンスを構成している点であり、その他は実施例2
7と同様である。
施例29に係るもので、図31において、図29と対応
する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略す
る。上記実施例27と異なるのは、インバータ電流IA
の瞬時値により出力電圧指令を変化させ、仮想出力イン
ピーダンスを構成している点であり、その他は実施例2
7と同様である。
【0183】図31において、負荷電流IL の各相の瞬
時値を制限回路806に入力し、負荷電流瞬時値が正の
設定値以上または負の設定値以下の場合は、負荷電流瞬
時値から設定値を減じた値が制限回路806より各相毎
に出力される。制限回路806の出力は、伝達関数G
(S)807を介して、電流補正回路808に入力され
る。
時値を制限回路806に入力し、負荷電流瞬時値が正の
設定値以上または負の設定値以下の場合は、負荷電流瞬
時値から設定値を減じた値が制限回路806より各相毎
に出力される。制限回路806の出力は、伝達関数G
(S)807を介して、電流補正回路808に入力され
る。
【0184】電流補正回路808は、入力された3相信
号の和を0にするよう補正した信号を出力し、この信号
は、乗算器811u,811v,811wの出力である
出力電圧指令VCU*,VCV*,VCW*から、加減算器8
14u,814v,814wで各相毎に減算される。
号の和を0にするよう補正した信号を出力し、この信号
は、乗算器811u,811v,811wの出力である
出力電圧指令VCU*,VCV*,VCW*から、加減算器8
14u,814v,814wで各相毎に減算される。
【0185】本実施例29の構成では、上記実施例と同
様に、電圧制御増幅器803の設計の際に、LCフィル
タの共振に対する特別複雑な考慮は必要なくなり、さら
に、電力を供給するような周波数帯域での出力電圧過渡
特性が改善されるのに加え、インバータ電流IA の各相
瞬時値のいずれかが制限回路806の設定値を越える
と、瞬時に出力電圧指令を3相信号の和が0となる補正
信号により、垂下させるので、負荷電流IL を制限回路
806の設定値内に、電圧制御ループの応答で、干渉な
しにかつ高速に制限することができる。
様に、電圧制御増幅器803の設計の際に、LCフィル
タの共振に対する特別複雑な考慮は必要なくなり、さら
に、電力を供給するような周波数帯域での出力電圧過渡
特性が改善されるのに加え、インバータ電流IA の各相
瞬時値のいずれかが制限回路806の設定値を越える
と、瞬時に出力電圧指令を3相信号の和が0となる補正
信号により、垂下させるので、負荷電流IL を制限回路
806の設定値内に、電圧制御ループの応答で、干渉な
しにかつ高速に制限することができる。
【0186】実施例30.次に、図32はこの発明の実
施例30に係るもので、図32において、図31と対応
する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略す
る。上記実施例29と異なるのは、インバータ電流IA
の瞬時値によりPWM電圧指令を変化させ、仮想出力イ
ンピーダンスを構成している点であり、その他は実施例
29と同様である。
施例30に係るもので、図32において、図31と対応
する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略す
る。上記実施例29と異なるのは、インバータ電流IA
の瞬時値によりPWM電圧指令を変化させ、仮想出力イ
ンピーダンスを構成している点であり、その他は実施例
29と同様である。
【0187】図32において、インバータ電流IA の各
相の瞬時値を制限回路806に入力し、インバータ電流
瞬時値が正の設定値以上または負の設定値以下の場合
は、インバータ電流瞬時値から設定値を減じた値が制限
回路806より各相毎に出力される。制限回路806の
出力は、伝達関数G(S)807を介して、電流補正回
路808に入力される。
相の瞬時値を制限回路806に入力し、インバータ電流
瞬時値が正の設定値以上または負の設定値以下の場合
は、インバータ電流瞬時値から設定値を減じた値が制限
回路806より各相毎に出力される。制限回路806の
出力は、伝達関数G(S)807を介して、電流補正回
路808に入力される。
【0188】電流補正回路808は、入力された3相信
号の和を0にするように補正した信号を出力し、この信
号は、電圧制御増幅器803u,803v,803wの
出力から加減算器815u,815v,815wで減算
され、加減算器815u,815v,815wの出力を
PWM電圧指令VAU*,VAV*,VAW*としている。
号の和を0にするように補正した信号を出力し、この信
号は、電圧制御増幅器803u,803v,803wの
出力から加減算器815u,815v,815wで減算
され、加減算器815u,815v,815wの出力を
PWM電圧指令VAU*,VAV*,VAW*としている。
【0189】本実施例30の構成では、上記実施例17
と同様に、電圧制御増幅器803の設計の際に、LCフ
ィルタの共振に対する特別複雑な考慮は必要なくなり、
さらに、電力を供給するような周波数帯域での出力電圧
過渡特性が改善されるのに加え、インバータ電流IA の
各相瞬時値のいずれかが制限回路806の設定値を越え
ると、瞬時にPWM電圧指令を3相信号の和が0となる
補正信号により、垂下させるので、インバータ電流IA
を制限回路806の設定値内に、PWM変調回路804
の応答で、干渉なしに且つ瞬時に制限することができ
る。
と同様に、電圧制御増幅器803の設計の際に、LCフ
ィルタの共振に対する特別複雑な考慮は必要なくなり、
さらに、電力を供給するような周波数帯域での出力電圧
過渡特性が改善されるのに加え、インバータ電流IA の
各相瞬時値のいずれかが制限回路806の設定値を越え
ると、瞬時にPWM電圧指令を3相信号の和が0となる
補正信号により、垂下させるので、インバータ電流IA
を制限回路806の設定値内に、PWM変調回路804
の応答で、干渉なしに且つ瞬時に制限することができ
る。
【0190】実施例31.次に、図33はこの発明の実
施例31に係るもので、図33において、図29または
図31と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説
明は省略する。上記実施例27が負荷電流IL のみを制
限し、上記実施例29がインバータ電流IA のみを制限
しているのに対し、本実施例では、負荷電流IL により
出力電圧指令を変化させる信号と、インバータ電流IA
により出力電圧指令を変化させる信号とを、最大値選択
回路809により選択し、仮想出力インピーダンスを構
成している点であり、その他は実施例27または実施例
29と同様である。
施例31に係るもので、図33において、図29または
図31と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説
明は省略する。上記実施例27が負荷電流IL のみを制
限し、上記実施例29がインバータ電流IA のみを制限
しているのに対し、本実施例では、負荷電流IL により
出力電圧指令を変化させる信号と、インバータ電流IA
により出力電圧指令を変化させる信号とを、最大値選択
回路809により選択し、仮想出力インピーダンスを構
成している点であり、その他は実施例27または実施例
29と同様である。
【0191】図33において、負荷電流IL の各相の瞬
時値を制限回路806aに入力し、負荷電流瞬時値が正
の設定値以上または負の設定値以下の場合は、負荷電流
瞬時値から、設定値を減じた値が制限回路806aより
出力される。制限回路806aの出力は、伝達関数G
(S)807aを介して最大値選択回路809に入力さ
れる。一方、インバータ電流IA の各相の瞬時値を制限
回路806bに入力し、インバータ電流瞬時値が正の設
定値以上または負の設定値以下の場合は、インバータ電
流瞬時値から設定値を減じた値が制限回路806bより
出力される。
時値を制限回路806aに入力し、負荷電流瞬時値が正
の設定値以上または負の設定値以下の場合は、負荷電流
瞬時値から、設定値を減じた値が制限回路806aより
出力される。制限回路806aの出力は、伝達関数G
(S)807aを介して最大値選択回路809に入力さ
れる。一方、インバータ電流IA の各相の瞬時値を制限
回路806bに入力し、インバータ電流瞬時値が正の設
定値以上または負の設定値以下の場合は、インバータ電
流瞬時値から設定値を減じた値が制限回路806bより
出力される。
【0192】制限回路806bの出力は、伝達関数G
(S)807bを介して最大値選択回路809に入力さ
れる。最大値選択回路809は、各相毎に絶対値の大き
い信号を選択し、極性を忠実に復元して出力する。最大
値選択回路809の出力は、電流補正回路808に入力
され、3相信号の和が0になるように補正され、乗算器
811u,811v,811wの出力である出力電圧指
令VCU*,VCV*,VCW*から、加減算器814u,8
14v,814wで各相毎に減算される。
(S)807bを介して最大値選択回路809に入力さ
れる。最大値選択回路809は、各相毎に絶対値の大き
い信号を選択し、極性を忠実に復元して出力する。最大
値選択回路809の出力は、電流補正回路808に入力
され、3相信号の和が0になるように補正され、乗算器
811u,811v,811wの出力である出力電圧指
令VCU*,VCV*,VCW*から、加減算器814u,8
14v,814wで各相毎に減算される。
【0193】本実施例31の構成では、上記実施例17
と同様に、電圧制御増幅器803の設計の際に、LCフ
ィルタの共振に対する特別複雑な考慮は必要なくなり、
さらに、電力を供給するような周波数帯域での出力電圧
過渡特性が改善されるのに加え、負荷電流IL の各相瞬
時値のいずれかが制限回路806aの設定値を越える
か、インバータ電流IA の各相瞬時値のいずれかが制限
回路806bの設定値を越えると、瞬時に出力電圧指令
を3相信号の和が0となる補正信号により、出力電圧指
令を垂下させるので、負荷電流IL 、インバータ電流I
A を、それぞれ制限回路806a,806bの設定値内
に、電圧制御ループの応答で、干渉なしにかつ高速に制
限することができる。
と同様に、電圧制御増幅器803の設計の際に、LCフ
ィルタの共振に対する特別複雑な考慮は必要なくなり、
さらに、電力を供給するような周波数帯域での出力電圧
過渡特性が改善されるのに加え、負荷電流IL の各相瞬
時値のいずれかが制限回路806aの設定値を越える
か、インバータ電流IA の各相瞬時値のいずれかが制限
回路806bの設定値を越えると、瞬時に出力電圧指令
を3相信号の和が0となる補正信号により、出力電圧指
令を垂下させるので、負荷電流IL 、インバータ電流I
A を、それぞれ制限回路806a,806bの設定値内
に、電圧制御ループの応答で、干渉なしにかつ高速に制
限することができる。
【0194】実施例32.次に、図34はこの発明の実
施例32に係るもので、図34において、図33と対応
する部分は同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
上記実施例31と異なるのは、負荷電流IL の瞬時値に
よりPWM電圧指令を変化させる信号と、インバータ電
流IA の瞬時値によりPWM電圧指令を変化させる信号
を、最大値選択回路809により選択し、仮想出力イン
ピーダンスを構成している点であり、その他は実施例3
1と同様である。
施例32に係るもので、図34において、図33と対応
する部分は同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
上記実施例31と異なるのは、負荷電流IL の瞬時値に
よりPWM電圧指令を変化させる信号と、インバータ電
流IA の瞬時値によりPWM電圧指令を変化させる信号
を、最大値選択回路809により選択し、仮想出力イン
ピーダンスを構成している点であり、その他は実施例3
1と同様である。
【0195】図34において、負荷電流IL の各相の瞬
時値を制限回路806aに入力し、負荷電流瞬時値が正
の設定値以上または負の設定値以下の場合は、負荷電流
瞬時値から設定値を減じた値が制限回路806aより出
力される。制限回路806aの出力は、伝達関数G
(S)807aを介して最大値選択回路809に入力さ
れる。一方、インバータ電流IA の各相の瞬時値を制限
回路806bに入力し、インバータ電流瞬時値が正の設
定値以上または負の設定値以下の場合は、インバータ電
流瞬時値から、設定値を減じた値が制限回路806bよ
り出力される。
時値を制限回路806aに入力し、負荷電流瞬時値が正
の設定値以上または負の設定値以下の場合は、負荷電流
瞬時値から設定値を減じた値が制限回路806aより出
力される。制限回路806aの出力は、伝達関数G
(S)807aを介して最大値選択回路809に入力さ
れる。一方、インバータ電流IA の各相の瞬時値を制限
回路806bに入力し、インバータ電流瞬時値が正の設
定値以上または負の設定値以下の場合は、インバータ電
流瞬時値から、設定値を減じた値が制限回路806bよ
り出力される。
【0196】制限回路806bの出力は、伝達関数G
(S)807bを介して最大値選択回路809に入力さ
れる。最大値選択回路809は、各相毎に絶対値の大き
い信号を選択し、極性を忠実に復元して出力する。最大
値選択回路809の出力は、電流補正回路808に入力
され、3相信号の和が0になるよう補正され、電圧制御
増幅器803u,803v,803wの出力から加減算
器815u,815v,815wで減算され、加減算器
815u,815v,815wの出力をPWM電圧指令
VAU*,VAV*,VAW*としている。
(S)807bを介して最大値選択回路809に入力さ
れる。最大値選択回路809は、各相毎に絶対値の大き
い信号を選択し、極性を忠実に復元して出力する。最大
値選択回路809の出力は、電流補正回路808に入力
され、3相信号の和が0になるよう補正され、電圧制御
増幅器803u,803v,803wの出力から加減算
器815u,815v,815wで減算され、加減算器
815u,815v,815wの出力をPWM電圧指令
VAU*,VAV*,VAW*としている。
【0197】本実施例32の構成では、上記実施例17
と同様に、電圧制御増幅器803の設計の際に、LCフ
ィルタの共振に対する特別複雑な考慮は必要なくなり、
さらに、電力を供給するような周波数帯域での出力電圧
過渡特性が改善されるのに加え、負荷電流ILの各相瞬
時値のいずれかが制限回路806aの設定値を越える
か、インバータ電流IA の各相瞬時値のいずれかが制限
回路806bの設定値を越えると、瞬時にPWM電圧指
令を3相信号の和が0となる補正信号により、垂下させ
るので、負荷電流IL 、インバータ電流IA を、それぞ
れ制限回路806a,806bの設定値内に、PWM変
調回路804の応答で、干渉なしにかつ瞬時に制限する
ことができる。
と同様に、電圧制御増幅器803の設計の際に、LCフ
ィルタの共振に対する特別複雑な考慮は必要なくなり、
さらに、電力を供給するような周波数帯域での出力電圧
過渡特性が改善されるのに加え、負荷電流ILの各相瞬
時値のいずれかが制限回路806aの設定値を越える
か、インバータ電流IA の各相瞬時値のいずれかが制限
回路806bの設定値を越えると、瞬時にPWM電圧指
令を3相信号の和が0となる補正信号により、垂下させ
るので、負荷電流IL 、インバータ電流IA を、それぞ
れ制限回路806a,806bの設定値内に、PWM変
調回路804の応答で、干渉なしにかつ瞬時に制限する
ことができる。
【0198】実施例33.次に、図35はこの発明の実
施例33を示す。図において、1はインバータ主回路で
あり、例えば図2(a)に示すような単相のフルブリッ
ジ・インバータを1〜2KHz程度以上の三角波キャリ
アでPWM変調するものなどがその例である。2と3は
フィルタ用リアクトルとコンデンサ、4は直流電源、5
は負荷、7はインバータ主回路1用のドライブ回路、6
bはインバータ電流IA の検出器である。
施例33を示す。図において、1はインバータ主回路で
あり、例えば図2(a)に示すような単相のフルブリッ
ジ・インバータを1〜2KHz程度以上の三角波キャリ
アでPWM変調するものなどがその例である。2と3は
フィルタ用リアクトルとコンデンサ、4は直流電源、5
は負荷、7はインバータ主回路1用のドライブ回路、6
bはインバータ電流IA の検出器である。
【0199】また、図において、800番台の番号は制
御回路の構成要素であることを示すもので、804はP
WM変調回路、821はLCフィルタの共振周波数帯の
み通過させるバンドパスフィルタ(BPF)、826は
実施例16に示された伝達関数Z(S)822と同様に
LCフィルタの見かけ上のダンピングを改善するために
設けられたゲインRの比例回路、827はインバータ電
流IA に基づいてリアクトル2の電圧降下を補償すべく
出力を送出する補償回路としての積分時定数Cの積分
器、828は前述した各実施例における交流正弦波基準
発振回路801と振幅指令発生回路802を有し交流正
弦波基準電圧を出力する電圧指令値発生回路、829、
830は加減算器である。
御回路の構成要素であることを示すもので、804はP
WM変調回路、821はLCフィルタの共振周波数帯の
み通過させるバンドパスフィルタ(BPF)、826は
実施例16に示された伝達関数Z(S)822と同様に
LCフィルタの見かけ上のダンピングを改善するために
設けられたゲインRの比例回路、827はインバータ電
流IA に基づいてリアクトル2の電圧降下を補償すべく
出力を送出する補償回路としての積分時定数Cの積分
器、828は前述した各実施例における交流正弦波基準
発振回路801と振幅指令発生回路802を有し交流正
弦波基準電圧を出力する電圧指令値発生回路、829、
830は加減算器である。
【0200】次に、上記実施例の動作を図35を参照し
ながら説明する。電圧指令値発生回路828の出力電圧
指令VC *から、比例回路826の出力VRS、積分器8
27の出力VCSを、それぞれ加減算器829、830に
より減じた信号をインバータ主回路1の電圧指令値VA
*としてPWM変調回路804に入力し、インバータ主
回路1のスイッチングを制御している。インバータ電流
IAは、検出器701により検出し、一つは、LCフィ
ルタの共振周波数の近傍の帯域を通過させるバンドパス
フィルタ821を介して比例回路826でR倍された信
号VRSを出力し、もう一つは、積分時定数Cの積分器8
27に入力されVCSを得る。
ながら説明する。電圧指令値発生回路828の出力電圧
指令VC *から、比例回路826の出力VRS、積分器8
27の出力VCSを、それぞれ加減算器829、830に
より減じた信号をインバータ主回路1の電圧指令値VA
*としてPWM変調回路804に入力し、インバータ主
回路1のスイッチングを制御している。インバータ電流
IAは、検出器701により検出し、一つは、LCフィ
ルタの共振周波数の近傍の帯域を通過させるバンドパス
フィルタ821を介して比例回路826でR倍された信
号VRSを出力し、もう一つは、積分時定数Cの積分器8
27に入力されVCSを得る。
【0201】ここで、上記比例回路826、バンドパス
フィルタ821の動作について考える為、積分器827
の出力VCSは0とする。この場合、LCフィルタの共振
周波数の近傍の帯域では、インバータ電流IAに比例し
てPWM電圧指令VA*が垂下するので、仮想的な抵抗
Rがリアクトル2に直列に接続されたように動作する。
このとき、LCフィルタの伝達関数F(S)は、見かけ
上、実施例16における式(14)と同様なものとなり、ま
た、ダンピング係数ζも式(15)と同様になる。
フィルタ821の動作について考える為、積分器827
の出力VCSは0とする。この場合、LCフィルタの共振
周波数の近傍の帯域では、インバータ電流IAに比例し
てPWM電圧指令VA*が垂下するので、仮想的な抵抗
Rがリアクトル2に直列に接続されたように動作する。
このとき、LCフィルタの伝達関数F(S)は、見かけ
上、実施例16における式(14)と同様なものとなり、ま
た、ダンピング係数ζも式(15)と同様になる。
【0202】式(15)よりインバータ電流IAによるPW
M電圧指令VA*の垂下を行わない場合は、R=0であ
るから、ζ=0となり、共振的なLCフィルタである
が、インバータ電流IAによるPWM電圧指令VA*の
垂下を行うと、任意のRを実現できるので、ζ=0.7
以上となる比例係数Rを選択し、LCフィルタのダンピ
ングを見かけ上改善することができる。
M電圧指令VA*の垂下を行わない場合は、R=0であ
るから、ζ=0となり、共振的なLCフィルタである
が、インバータ電流IAによるPWM電圧指令VA*の
垂下を行うと、任意のRを実現できるので、ζ=0.7
以上となる比例係数Rを選択し、LCフィルタのダンピ
ングを見かけ上改善することができる。
【0203】次に、積分器827の動作について考え
る。通常、LCフィルタの共振周波数は、PWMのリッ
プル電圧を除去するため、出力電圧周波数の数倍以上に
選定するので、出力電圧周波数の近傍では、LCフィル
タの共振周波数の近傍の帯域を通過させるバンドパスフ
ィルタ821の出力は、ほぼ0となり、従って、比例回
路826の出力信号VRSもほぼ0となる。このとき、イ
ンバータ電流IAの積分値に比例してPWM電圧指令V
A*が垂下するので、仮想的なコンデンサCがリアクト
ル2に直列に接続されたように動作する。
る。通常、LCフィルタの共振周波数は、PWMのリッ
プル電圧を除去するため、出力電圧周波数の数倍以上に
選定するので、出力電圧周波数の近傍では、LCフィル
タの共振周波数の近傍の帯域を通過させるバンドパスフ
ィルタ821の出力は、ほぼ0となり、従って、比例回
路826の出力信号VRSもほぼ0となる。このとき、イ
ンバータ電流IAの積分値に比例してPWM電圧指令V
A*が垂下するので、仮想的なコンデンサCがリアクト
ル2に直列に接続されたように動作する。
【0204】従って、積分器827の積分時定数Cを次
式から選定すると、 C=1/{(2πf)2LS} (16) 但し、f =出力電圧周波数 LS =リアクトル2のインダクタンス値 出力電圧周波数が直列共振周波数となるので、電圧指令
値発生回路828の出力電圧指令VC*からみると、リ
アクトル2の電圧降下が、これと同一振幅で、位相が1
80度ずれた仮想的なコンデンサCの電圧降下によりキ
ャンセルされ、リアクトル2の電圧降下が0のように振
る舞う。
式から選定すると、 C=1/{(2πf)2LS} (16) 但し、f =出力電圧周波数 LS =リアクトル2のインダクタンス値 出力電圧周波数が直列共振周波数となるので、電圧指令
値発生回路828の出力電圧指令VC*からみると、リ
アクトル2の電圧降下が、これと同一振幅で、位相が1
80度ずれた仮想的なコンデンサCの電圧降下によりキ
ャンセルされ、リアクトル2の電圧降下が0のように振
る舞う。
【0205】また、通常、リアクトル2のインダクタン
ス値LS は数%から20%程度に設計されるので、仮想
的なコンデンサCは500%から2000%ほどにな
り、LCフィルタの共振周波数の近傍の帯域では、この
仮想的なコンデンサの影響は無視できる。従って、積分
器827の出力VCSを0として、比例回路826、バン
ドパスフィルタ821のLCフィルタの共振周波数帯域
での動作について考えたのは、何ら問題はない。
ス値LS は数%から20%程度に設計されるので、仮想
的なコンデンサCは500%から2000%ほどにな
り、LCフィルタの共振周波数の近傍の帯域では、この
仮想的なコンデンサの影響は無視できる。従って、積分
器827の出力VCSを0として、比例回路826、バン
ドパスフィルタ821のLCフィルタの共振周波数帯域
での動作について考えたのは、何ら問題はない。
【0206】以上のように、上記比例回路826、バン
ドパスフィルタ821、及び積分器827の制御回路構
成要素は、LCフィルタの共振周波数の近傍の帯域での
み値を持つ仮想的抵抗と、出力電圧周波数でリアクトル
2と直列共振する仮想的コンデンサとして動作するの
で、図35のブロック図は、図36のブロック図と等価
となる。
ドパスフィルタ821、及び積分器827の制御回路構
成要素は、LCフィルタの共振周波数の近傍の帯域での
み値を持つ仮想的抵抗と、出力電圧周波数でリアクトル
2と直列共振する仮想的コンデンサとして動作するの
で、図35のブロック図は、図36のブロック図と等価
となる。
【0207】図36において、11は仮想的抵抗、12
は仮想的コンデンサである。図36を用いてこの制御原
理をまとめると、電圧指令値発生回路828の出力する
交流正弦波基準電圧VC*はPWM変調回路804に与
えられ、ドライブ回路7を介してインバータ主回路1は
制御され所望の出力が送出される。LCフィルタは仮想
的抵抗11によりダンピング係数の高い共振しずらいフ
ィルタとなっており、PWM変調によるリップル電圧を
除去し、正弦波状の電圧をコンデンサ3に得る。また、
負荷5が変化しても、リアクトル2と仮想的コンデンサ
12の直列共振により、出力電圧周波数での出力インピ
ーダンスがほぼ0であるため、フィードバック制御をか
けることなく所望の交流電圧を得ることができる。
は仮想的コンデンサである。図36を用いてこの制御原
理をまとめると、電圧指令値発生回路828の出力する
交流正弦波基準電圧VC*はPWM変調回路804に与
えられ、ドライブ回路7を介してインバータ主回路1は
制御され所望の出力が送出される。LCフィルタは仮想
的抵抗11によりダンピング係数の高い共振しずらいフ
ィルタとなっており、PWM変調によるリップル電圧を
除去し、正弦波状の電圧をコンデンサ3に得る。また、
負荷5が変化しても、リアクトル2と仮想的コンデンサ
12の直列共振により、出力電圧周波数での出力インピ
ーダンスがほぼ0であるため、フィードバック制御をか
けることなく所望の交流電圧を得ることができる。
【0208】実施例34.次に、図37は実施例34に
係るもので、図37において、図35に示す実施例33
と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
上記実施例33と異なるのは、実施例2と同様な電流検
出器6a、制限回路806、伝達関数807、及び加減
算器814を追加した点であり、その他は実施例33と
同様である。
係るもので、図37において、図35に示す実施例33
と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
上記実施例33と異なるのは、実施例2と同様な電流検
出器6a、制限回路806、伝達関数807、及び加減
算器814を追加した点であり、その他は実施例33と
同様である。
【0209】図37において、負荷電流ILは、電流検
出器702により検出され、制限回路806に入力され
る。制限回路806は、入力信号が正の設定値以上また
は負の設定値以下の場合は、入力信号から設定値を減じ
た値が出力される。制限回路806の出力は、伝達関数
807を介して電圧指令値発生回路828の出力電圧指
令VC*から加減算器814で減算される。この加減算
器814の出力から、比例回路826の出力VRS、積分
器827の出力VCSがさらに減ぜられ、PWM電圧指令
VA*を得ているので、負荷電流ILが制限回路806
の設定値以上になると、PWM電圧指令VA*は垂下
し、PWM変調回路804、ドライブ回路7を介してイ
ンバータ電圧VAも垂下する。
出器702により検出され、制限回路806に入力され
る。制限回路806は、入力信号が正の設定値以上また
は負の設定値以下の場合は、入力信号から設定値を減じ
た値が出力される。制限回路806の出力は、伝達関数
807を介して電圧指令値発生回路828の出力電圧指
令VC*から加減算器814で減算される。この加減算
器814の出力から、比例回路826の出力VRS、積分
器827の出力VCSがさらに減ぜられ、PWM電圧指令
VA*を得ているので、負荷電流ILが制限回路806
の設定値以上になると、PWM電圧指令VA*は垂下
し、PWM変調回路804、ドライブ回路7を介してイ
ンバータ電圧VAも垂下する。
【0210】インバータ電圧VAが垂下すれば、負荷電
流ILも減少し、出力配線は過電流から保護される。す
なわち、伝達関数807は、インバータ主回路1を出力
側からみたときに、設定値以上の負荷電流ILが流れた
場合のみ、仮想的な出力インピーダンスとなり、インバ
ータ電圧VAを垂下させるよう動作する。従って、も
し、伝達関数807の絶対値|Z(S)|が∞ならば、
負荷短絡などで負荷電流ILが設定値を越えると、PW
M変調回路804の応答で∞の出力インピーダンスが現
われ、負荷電流ILが設定値以下になるまで、インバー
タ電圧VAが垂下する。実際には、|Z(S)|は有限
であるので、負荷電流ILは、設定値を若干越えた値と
なるが、|Z(S)|を十分に大きくすることで、実用
上は問題ない。
流ILも減少し、出力配線は過電流から保護される。す
なわち、伝達関数807は、インバータ主回路1を出力
側からみたときに、設定値以上の負荷電流ILが流れた
場合のみ、仮想的な出力インピーダンスとなり、インバ
ータ電圧VAを垂下させるよう動作する。従って、も
し、伝達関数807の絶対値|Z(S)|が∞ならば、
負荷短絡などで負荷電流ILが設定値を越えると、PW
M変調回路804の応答で∞の出力インピーダンスが現
われ、負荷電流ILが設定値以下になるまで、インバー
タ電圧VAが垂下する。実際には、|Z(S)|は有限
であるので、負荷電流ILは、設定値を若干越えた値と
なるが、|Z(S)|を十分に大きくすることで、実用
上は問題ない。
【0211】伝達関数807は、適当なインピーダンス
値を持っていれば、どのような関数でもよい。例えば、
この回路が比例回路であれば抵抗として、微分回路であ
ればリアクトルとして、積分回路であればコンデンサと
して、比例、積分、微分の組み合わせ回路であれば抵
抗、コンデンサ、リアクトルの組み合わせた回路として
動作する。また、非線形要素を含む回路でも、負荷電流
ILを制限するための適当なインピーダンスさえ持って
いれば何ら問題ない。
値を持っていれば、どのような関数でもよい。例えば、
この回路が比例回路であれば抵抗として、微分回路であ
ればリアクトルとして、積分回路であればコンデンサと
して、比例、積分、微分の組み合わせ回路であれば抵
抗、コンデンサ、リアクトルの組み合わせた回路として
動作する。また、非線形要素を含む回路でも、負荷電流
ILを制限するための適当なインピーダンスさえ持って
いれば何ら問題ない。
【0212】本実施例34の構成では、上記実施例33
と同様に、LCフィルタは仮想的抵抗によりダンピング
係数の高い共振しずらいフィルタとなり、また、出力電
圧周波数での出力インピーダンスがほぼ0であるため、
フィードバック制御をかけることなく所望の交流電圧を
得ることができるのに加え、負荷電流ILが制限回路8
06の設定値を越えると、PWM電圧指令VA*を垂下
させるので、負荷電流ILを制限回路806の設定値以
上流さないよう、PWM変調回路804の応答で瞬時に
制限することができる。
と同様に、LCフィルタは仮想的抵抗によりダンピング
係数の高い共振しずらいフィルタとなり、また、出力電
圧周波数での出力インピーダンスがほぼ0であるため、
フィードバック制御をかけることなく所望の交流電圧を
得ることができるのに加え、負荷電流ILが制限回路8
06の設定値を越えると、PWM電圧指令VA*を垂下
させるので、負荷電流ILを制限回路806の設定値以
上流さないよう、PWM変調回路804の応答で瞬時に
制限することができる。
【0213】実施例35.次に、図38は第3発明に係
るもので、図38において、図35に示す実施例33と
同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。上
記実施例33と異なる点は、インバータ電流IAを入力
する制限回路806と伝達関数807、加減算器814
を追加し、インバータ電流IAによりPWM電圧指令V
A*を変化させ、仮想出力インピーダンスを構成してい
る点であり、その他は実施例33と同様である。
るもので、図38において、図35に示す実施例33と
同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。上
記実施例33と異なる点は、インバータ電流IAを入力
する制限回路806と伝達関数807、加減算器814
を追加し、インバータ電流IAによりPWM電圧指令V
A*を変化させ、仮想出力インピーダンスを構成してい
る点であり、その他は実施例33と同様である。
【0214】図38において、インバータ電流IAは、
電流検出器701により検出され、制限回路806に入
力される。制限回路806の出力は、伝達関数807を
介して、電圧指令値発生回路828の出力電圧指令VC
*から加減算器814で減算される。この加減算器81
4の出力から、比例回路826の出力VRS、積分器82
7の出力VCSがさらに減ぜられ、PWM電圧指令VA*
を得ているので、インバータ電流IAが制限回路806
の設定値以上になると、PWM電圧指令VA*は垂下
し、PWM変調回路804、ドライブ回路7を介してイ
ンバータ電圧VAも垂下する。インバータ電圧VAが垂
下すれば、インバータ電流IAも減少し、変換器は過電
流から保護される。
電流検出器701により検出され、制限回路806に入
力される。制限回路806の出力は、伝達関数807を
介して、電圧指令値発生回路828の出力電圧指令VC
*から加減算器814で減算される。この加減算器81
4の出力から、比例回路826の出力VRS、積分器82
7の出力VCSがさらに減ぜられ、PWM電圧指令VA*
を得ているので、インバータ電流IAが制限回路806
の設定値以上になると、PWM電圧指令VA*は垂下
し、PWM変調回路804、ドライブ回路7を介してイ
ンバータ電圧VAも垂下する。インバータ電圧VAが垂
下すれば、インバータ電流IAも減少し、変換器は過電
流から保護される。
【0215】本実施例35の構成では、上記実施例33
と同様に、LCフィルタは仮想的抵抗によりダンピング
係数の高い共振しずらいフィルタとなり、また、出力電
圧周波数での出力インピーダンスがほぼ0であるため、
フィードバック制御をかけることなく所望の交流電圧を
得ることができるのに加え、インバータ電流IAが制限
回路806の設定値を越えると、PWM電圧指令VA*
を垂下させるので、インバータ電流IAを制限回路80
6の設定値以上流さないよう、PWM変調回路804の
応答で瞬時に制限することができる。
と同様に、LCフィルタは仮想的抵抗によりダンピング
係数の高い共振しずらいフィルタとなり、また、出力電
圧周波数での出力インピーダンスがほぼ0であるため、
フィードバック制御をかけることなく所望の交流電圧を
得ることができるのに加え、インバータ電流IAが制限
回路806の設定値を越えると、PWM電圧指令VA*
を垂下させるので、インバータ電流IAを制限回路80
6の設定値以上流さないよう、PWM変調回路804の
応答で瞬時に制限することができる。
【0216】実施例36.次に、図39は実施例36に
係るもので、図39において、図37と図38に示す実
施例34と35と同一部分には同一符号を付し、その説
明は省略する。上記実施例34が負荷電流ILのみを制
限し、上記実施例35がインバータ電流IAのみを制限
しているのに対し、本実施例36では、負荷電流ILに
よりPWM電圧指令VA*を変化させる信号と、インバ
ータ電流IAによりPWM電圧指令VA*を変化させる
信号とを、最大値選択回路809により選択し、仮想出
力インピーダンスを構成している点であり、その他は実
施例34または実施例35と同様である。なお、806
a,806bは制限回路、807a,807bは伝達関
数、814は加減算器であり、図10に示す構成8と同
様な構成要素である。
係るもので、図39において、図37と図38に示す実
施例34と35と同一部分には同一符号を付し、その説
明は省略する。上記実施例34が負荷電流ILのみを制
限し、上記実施例35がインバータ電流IAのみを制限
しているのに対し、本実施例36では、負荷電流ILに
よりPWM電圧指令VA*を変化させる信号と、インバ
ータ電流IAによりPWM電圧指令VA*を変化させる
信号とを、最大値選択回路809により選択し、仮想出
力インピーダンスを構成している点であり、その他は実
施例34または実施例35と同様である。なお、806
a,806bは制限回路、807a,807bは伝達関
数、814は加減算器であり、図10に示す構成8と同
様な構成要素である。
【0217】図39において、負荷電流ILは、電流検
出器6aにより検出される。制限回路806aは最大出
力電流が設定されており、負荷電流ILが設定値以下な
らば、制限回路806aの出力は0、負荷電流ILが設
定値以上の場合は、負荷電流ILから設定値を減じた値
が制限回路806aより出力される。制限回路806a
の出力は、伝達関数807bを介して最大値選択回路8
09に入力される。
出器6aにより検出される。制限回路806aは最大出
力電流が設定されており、負荷電流ILが設定値以下な
らば、制限回路806aの出力は0、負荷電流ILが設
定値以上の場合は、負荷電流ILから設定値を減じた値
が制限回路806aより出力される。制限回路806a
の出力は、伝達関数807bを介して最大値選択回路8
09に入力される。
【0218】一方、インバータ電流IAは、電流検出器
6bにより検出され、制限回路806bは最大インバー
タ電流が設定されており、インバータ電流IAが設定値
以下ならば、制限回路806bの出力は0、インバータ
電流IAが設定値以上の場合は、インバータ電流IAか
ら設定値を減じた値が制限回路806bより出力され
る。制限回路806bの出力は、伝達関数807bを介
して、最大値選択回路809に入力される。
6bにより検出され、制限回路806bは最大インバー
タ電流が設定されており、インバータ電流IAが設定値
以下ならば、制限回路806bの出力は0、インバータ
電流IAが設定値以上の場合は、インバータ電流IAか
ら設定値を減じた値が制限回路806bより出力され
る。制限回路806bの出力は、伝達関数807bを介
して、最大値選択回路809に入力される。
【0219】最大値選択回路809は、絶対値の大きい
信号を選択し出力する。最大値選択回路809の出力
は、電圧指令値発生回路828の出力電圧指令VC*か
ら加減算器814で減算される。この加減算器814の
出力から、比例回路826の出力VRS,積分器827の
出力VCSがさらに減ぜられ、PWM電圧指令VA*を得
ているので、負荷電流ILが制限回路806aの設定値
以上になるか、または、インバータ電流IAが制限回路
806bの設定値以上になると、PWM電圧指令VA*
は垂下し、PWM変調回路804、ドライブ回路7を介
してインバータ電圧VAも垂下する。インバータ電圧V
Aが垂下すれば、負荷電流ILとインバータ電流IAも
減少し、出力配線と変換器は過電流から保護される。
信号を選択し出力する。最大値選択回路809の出力
は、電圧指令値発生回路828の出力電圧指令VC*か
ら加減算器814で減算される。この加減算器814の
出力から、比例回路826の出力VRS,積分器827の
出力VCSがさらに減ぜられ、PWM電圧指令VA*を得
ているので、負荷電流ILが制限回路806aの設定値
以上になるか、または、インバータ電流IAが制限回路
806bの設定値以上になると、PWM電圧指令VA*
は垂下し、PWM変調回路804、ドライブ回路7を介
してインバータ電圧VAも垂下する。インバータ電圧V
Aが垂下すれば、負荷電流ILとインバータ電流IAも
減少し、出力配線と変換器は過電流から保護される。
【0220】本実施例36の構成では、上記実施例33
と同様に、LCフィルタは仮想的抵抗によりダンピング
係数の高い共振しずらいフィルタとなり、また、出力電
圧周波数での出力インピーダンスがほぼ0であるため、
フィードバック制御をかけることなく所望の交流電圧を
得ることができるのに加え、負荷電流ILが制限回路8
06aの設定値を越えるか、または、インバータ電流I
Aが制限回路806bの設定値を越えると、PWM電圧
指令VA*を垂下させるので、負荷電流IL、インバー
タ電流IAを、それぞれ制限回路806a,806bの
設定値以上流さないようPWM変調回路804の応答で
瞬時に制限することができる。
と同様に、LCフィルタは仮想的抵抗によりダンピング
係数の高い共振しずらいフィルタとなり、また、出力電
圧周波数での出力インピーダンスがほぼ0であるため、
フィードバック制御をかけることなく所望の交流電圧を
得ることができるのに加え、負荷電流ILが制限回路8
06aの設定値を越えるか、または、インバータ電流I
Aが制限回路806bの設定値を越えると、PWM電圧
指令VA*を垂下させるので、負荷電流IL、インバー
タ電流IAを、それぞれ制限回路806a,806bの
設定値以上流さないようPWM変調回路804の応答で
瞬時に制限することができる。
【0221】また、制限回路806aの設定値は出力配
線の保護から決定し、制限回路806bの設定値は変換
器の保護から決定すれば、負荷電流ILは出力配線の保
護レベル内の電流に、インバータ電流IAは変換器の保
護レベル内の電流に、それぞれ最適に制限することがで
きる。
線の保護から決定し、制限回路806bの設定値は変換
器の保護から決定すれば、負荷電流ILは出力配線の保
護レベル内の電流に、インバータ電流IAは変換器の保
護レベル内の電流に、それぞれ最適に制限することがで
きる。
【0222】実施例37.次に、図40は実施例37に
係るもので、図40において、図35に示す実施例33
と対応する部分には同一符号を付し、その説明は省略す
る。上記実施例33と異なるのは、電圧検出器6c、電
圧制御増幅器803、加減算器812、加算器831を
追加した点であり、その他は実施例33と同様である。
係るもので、図40において、図35に示す実施例33
と対応する部分には同一符号を付し、その説明は省略す
る。上記実施例33と異なるのは、電圧検出器6c、電
圧制御増幅器803、加減算器812、加算器831を
追加した点であり、その他は実施例33と同様である。
【0223】図40において、出力電圧VCは、電圧検
出器6cにより検出され、加減算器812により、電圧
指令値発生回路828の出力電圧指令VC*と出力電圧
VCの偏差を求め、この電圧偏差が0になるように電圧
制御増幅器803が動作し、電圧制御増幅器803は出
力電圧指令VC*の補正分dVC*を出力し、加算器8
31にてこの補正分dVC*と出力電圧指令VC*が加
算され、補正された出力電圧指令VC1*が得られる。
出器6cにより検出され、加減算器812により、電圧
指令値発生回路828の出力電圧指令VC*と出力電圧
VCの偏差を求め、この電圧偏差が0になるように電圧
制御増幅器803が動作し、電圧制御増幅器803は出
力電圧指令VC*の補正分dVC*を出力し、加算器8
31にてこの補正分dVC*と出力電圧指令VC*が加
算され、補正された出力電圧指令VC1*が得られる。
【0224】この加算器831の出力から、比例回路8
26の出力VRS、積分器827の出力VCSが減ぜられ、
PWM電圧指令VA*を得ている。従って、PWM電圧
指令VA*からインバータ電圧VAまでの伝達関数は、
ほぼ1であるが、僅かな誤差を持つ場合に、電圧制御増
幅器803が電圧偏差を0にするような出力電圧指令V
C*の補正分dVC*を出力する。
26の出力VRS、積分器827の出力VCSが減ぜられ、
PWM電圧指令VA*を得ている。従って、PWM電圧
指令VA*からインバータ電圧VAまでの伝達関数は、
ほぼ1であるが、僅かな誤差を持つ場合に、電圧制御増
幅器803が電圧偏差を0にするような出力電圧指令V
C*の補正分dVC*を出力する。
【0225】本実施例37の構成では、上記実施例33
と同様に、LCフィルタは仮想的抵抗によりダンピング
係数の高い共振しずらいフィルタとなり、また、出力電
圧周波数での出力インピーダンスがほぼ0であるのに加
え、出力電圧指令の補正分を出力する電圧制御増幅器を
設けているので、出力電圧を高精度に制御することがで
きる。
と同様に、LCフィルタは仮想的抵抗によりダンピング
係数の高い共振しずらいフィルタとなり、また、出力電
圧周波数での出力インピーダンスがほぼ0であるのに加
え、出力電圧指令の補正分を出力する電圧制御増幅器を
設けているので、出力電圧を高精度に制御することがで
きる。
【0226】実施例38.次に、図41は実施例38に
係るもので、図41において、図40に示す実施例37
と対応する部分には同一符号を付し、その説明は省略す
る。上記実施例37と異なる点は、電流検出器6a、制
限回路806、伝達関数807、加減算器814を追加
し、負荷電流ILにより出力電圧指令VC*を変化さ
せ、仮想出力インピーダンスを構成している点であり、
その他は実施例37と同様である。
係るもので、図41において、図40に示す実施例37
と対応する部分には同一符号を付し、その説明は省略す
る。上記実施例37と異なる点は、電流検出器6a、制
限回路806、伝達関数807、加減算器814を追加
し、負荷電流ILにより出力電圧指令VC*を変化さ
せ、仮想出力インピーダンスを構成している点であり、
その他は実施例37と同様である。
【0227】図41において、負荷電流ILは、電流検
出器6aにより検出され、制限回路806に入力され
る。制限回路806の出力は、伝達関数807を介し
て、電圧指令値発生回路828の出力電圧指令VC*か
ら加減算器814で減算される。この加減算器814の
出力と出力電圧VCが一致するように電圧制御増幅器8
03が動作するので、負荷電流ILが制限回路806の
設定値以上になると、出力電圧指令VC*は垂下し、電
圧制御系の応答により出力電圧VCもこれに追従して垂
下する。出力電圧VCが垂下すれば、負荷電流ILも減
少し、出力配線は過電流から保護される。
出器6aにより検出され、制限回路806に入力され
る。制限回路806の出力は、伝達関数807を介し
て、電圧指令値発生回路828の出力電圧指令VC*か
ら加減算器814で減算される。この加減算器814の
出力と出力電圧VCが一致するように電圧制御増幅器8
03が動作するので、負荷電流ILが制限回路806の
設定値以上になると、出力電圧指令VC*は垂下し、電
圧制御系の応答により出力電圧VCもこれに追従して垂
下する。出力電圧VCが垂下すれば、負荷電流ILも減
少し、出力配線は過電流から保護される。
【0228】本実施例38の構成では、上記実施例37
と同様に、LCフィルタは仮想的抵抗によりダンピング
係数の高い共振しずらいフィルタとなり、また、出力電
圧周波数での出力インピーダンスがほぼ0であるのに加
え、出力電圧指令の補正分を出力する電圧制御増幅器8
03を設けているので、出力電圧を高精度に制御するこ
とができるとともに、負荷電流ILが制限回路806の
設定値を越えると、出力電圧指令VC*を垂下させるの
で、負荷電流ILを制限回路806の設定値以上流さな
いよう、電圧制御系の応答で高速に制限することができ
る。
と同様に、LCフィルタは仮想的抵抗によりダンピング
係数の高い共振しずらいフィルタとなり、また、出力電
圧周波数での出力インピーダンスがほぼ0であるのに加
え、出力電圧指令の補正分を出力する電圧制御増幅器8
03を設けているので、出力電圧を高精度に制御するこ
とができるとともに、負荷電流ILが制限回路806の
設定値を越えると、出力電圧指令VC*を垂下させるの
で、負荷電流ILを制限回路806の設定値以上流さな
いよう、電圧制御系の応答で高速に制限することができ
る。
【0229】実施例39.次に、図42は実施例39に
係るもので、図42において、図40に示す実施例37
と対応する部分には同一符号を付し、その説明は省略す
る。上記実施例37と異なるのは、制限回路806、伝
達関数807、加減算器814を追加し、インバータ電
流IAにより出力電圧指令VC*を変化させ、仮想出力
インピーダンスを構成している点であり、その他は実施
例37と同様である。
係るもので、図42において、図40に示す実施例37
と対応する部分には同一符号を付し、その説明は省略す
る。上記実施例37と異なるのは、制限回路806、伝
達関数807、加減算器814を追加し、インバータ電
流IAにより出力電圧指令VC*を変化させ、仮想出力
インピーダンスを構成している点であり、その他は実施
例37と同様である。
【0230】図42において、インバータ電流IAは、
電流検出器6bにより検出され、制限回路806に入力
される。制限回路806の出力は、伝達関数807を介
して、電圧指令値発生回路828の出力電圧指令VC*
から加減算器906で減算される。この加減算器906
の出力と出力電圧VCが一致するように電圧制御増幅器
803が動作するので、インバータ電流IAが制限回路
806の設定値以上になると、出力電圧指令VC*は垂
下し、電圧制御系の応答により出力電圧VCもこれに追
従して垂下する。出力電圧VCが垂下すれば、インバー
タ電流IAも減少し、変換器は過電流から保護される。
電流検出器6bにより検出され、制限回路806に入力
される。制限回路806の出力は、伝達関数807を介
して、電圧指令値発生回路828の出力電圧指令VC*
から加減算器906で減算される。この加減算器906
の出力と出力電圧VCが一致するように電圧制御増幅器
803が動作するので、インバータ電流IAが制限回路
806の設定値以上になると、出力電圧指令VC*は垂
下し、電圧制御系の応答により出力電圧VCもこれに追
従して垂下する。出力電圧VCが垂下すれば、インバー
タ電流IAも減少し、変換器は過電流から保護される。
【0231】本実施例39の構成では、上記実施例37
と同様に、LCフィルタは仮想的抵抗によりダンピング
係数の高い共振しずらいフィルタとなり、また、出力電
圧周波数での出力インピーダンスがほぼ0であるのに加
え、出力電圧指令の補正分を出力する電圧制御増幅器を
設けているので、出力電圧を高精度に制御することがで
きるとともに、インバータ電流IAが制限回路806の
設定値を越えると、出力電圧指令VC*を垂下させるの
で、インバータ電流IAを制限回路806の設定値以上
流さないよう、電圧制御系の応答で高速に制限すること
ができる。
と同様に、LCフィルタは仮想的抵抗によりダンピング
係数の高い共振しずらいフィルタとなり、また、出力電
圧周波数での出力インピーダンスがほぼ0であるのに加
え、出力電圧指令の補正分を出力する電圧制御増幅器を
設けているので、出力電圧を高精度に制御することがで
きるとともに、インバータ電流IAが制限回路806の
設定値を越えると、出力電圧指令VC*を垂下させるの
で、インバータ電流IAを制限回路806の設定値以上
流さないよう、電圧制御系の応答で高速に制限すること
ができる。
【0232】実施例40.次に、図43は実施例40に
係るもので、図43において、図41、図42に示す実
施例38、39と対応する部分には同一符号を付し、そ
の説明は省略する。上記実施例38が負荷電流ILのみ
を制限し、上記実施例39がインバータ電流IAのみを
制限しているのに対し、本実施例40では、負荷電流I
Lにより出力電圧指令VC*を変化させる信号と、イン
バータ電流IAにより出力電圧指令VC*を変化させる
信号とを、最大値選択回路809により選択し、仮想出
力インピーダンスを構成している点であり、その他は実
施例38または実施例39と同様である。
係るもので、図43において、図41、図42に示す実
施例38、39と対応する部分には同一符号を付し、そ
の説明は省略する。上記実施例38が負荷電流ILのみ
を制限し、上記実施例39がインバータ電流IAのみを
制限しているのに対し、本実施例40では、負荷電流I
Lにより出力電圧指令VC*を変化させる信号と、イン
バータ電流IAにより出力電圧指令VC*を変化させる
信号とを、最大値選択回路809により選択し、仮想出
力インピーダンスを構成している点であり、その他は実
施例38または実施例39と同様である。
【0233】図43において、負荷電流ILは電流検出
器6aにより検出される。制限回路806bは最大出力
電流が設定されており、負荷電流ILが設定値以下なら
ば、制限回路806bの出力は0、負荷電流ILが設定
値以上の場合は、負荷電流ILから設定値を減じた値が
制限回路806bより出力される。制限回路806bの
出力は、伝達関数807bを介して最大値選択回路80
9に入力される。
器6aにより検出される。制限回路806bは最大出力
電流が設定されており、負荷電流ILが設定値以下なら
ば、制限回路806bの出力は0、負荷電流ILが設定
値以上の場合は、負荷電流ILから設定値を減じた値が
制限回路806bより出力される。制限回路806bの
出力は、伝達関数807bを介して最大値選択回路80
9に入力される。
【0234】一方、インバータ電流IAは、電流検出器
6bにより検出され、制限回路806aは最大インバー
タ電流が設定されており、インバータ電流IAが設定値
以下ならば、制限回路806aの出力は0、インバータ
電流IAが設定値以上の場合は、インバータ電流IAか
ら設定値を減じた値が制限回路806aより出力され
る。制限回路806aの出力は、伝達関数807bを介
して、最大値選択回路809に入力される。
6bにより検出され、制限回路806aは最大インバー
タ電流が設定されており、インバータ電流IAが設定値
以下ならば、制限回路806aの出力は0、インバータ
電流IAが設定値以上の場合は、インバータ電流IAか
ら設定値を減じた値が制限回路806aより出力され
る。制限回路806aの出力は、伝達関数807bを介
して、最大値選択回路809に入力される。
【0235】最大値選択回路809は、絶対値の大きい
信号を選択し出力する。最大値選択回路809の出力
は、電圧指令値発生回路828の出力電圧指令VC*か
ら加減算器814で減算される。この加減算器814の
出力と出力電圧VCが一致するように電圧制御増幅器8
03が動作するので、負荷電流ILが制限回路806a
の設定値以上になるか、または、インバータ電流IAが
制限回路806bの設定値以上になると、出力電圧指令
VC*は垂下し、電圧制御系の応答により出力電圧VC
もこれに追従して垂下する。出力電圧VCが垂下すれ
ば、負荷電流ILとインバータ電流IAも減少し、出力
配線と変換器は過電流から保護される。
信号を選択し出力する。最大値選択回路809の出力
は、電圧指令値発生回路828の出力電圧指令VC*か
ら加減算器814で減算される。この加減算器814の
出力と出力電圧VCが一致するように電圧制御増幅器8
03が動作するので、負荷電流ILが制限回路806a
の設定値以上になるか、または、インバータ電流IAが
制限回路806bの設定値以上になると、出力電圧指令
VC*は垂下し、電圧制御系の応答により出力電圧VC
もこれに追従して垂下する。出力電圧VCが垂下すれ
ば、負荷電流ILとインバータ電流IAも減少し、出力
配線と変換器は過電流から保護される。
【0236】本実施例40の構成では、上記実施例37
と同様に、LCフィルタは仮想的抵抗によりダンピング
係数の高い共振しずらいフィルタとなり、また、出力電
圧周波数での出力インピーダンスがほぼ0であるのに加
え、出力電圧指令の補正分を出力する電圧制御増幅器を
設けているので、出力電圧を高精度に制御することがで
きるとともに、負荷電流ILが制限回路806aの設定
値を越えるか、または、インバータ電流IAが制限回路
806bの設定値を越えると、出力電圧指令VC*を垂
下させるので、負荷電流IL、インバータ電流IAを、
それぞれ制限回路807b,807aの設定値以上流さ
ないよう電圧制御系の応答で高速に制限することができ
る。
と同様に、LCフィルタは仮想的抵抗によりダンピング
係数の高い共振しずらいフィルタとなり、また、出力電
圧周波数での出力インピーダンスがほぼ0であるのに加
え、出力電圧指令の補正分を出力する電圧制御増幅器を
設けているので、出力電圧を高精度に制御することがで
きるとともに、負荷電流ILが制限回路806aの設定
値を越えるか、または、インバータ電流IAが制限回路
806bの設定値を越えると、出力電圧指令VC*を垂
下させるので、負荷電流IL、インバータ電流IAを、
それぞれ制限回路807b,807aの設定値以上流さ
ないよう電圧制御系の応答で高速に制限することができ
る。
【0237】また、制限回路807bの設定値は出力配
線の保護から決定し、制限回路807bの設定値は変換
器の保護から決定すれば、負荷電流ILは出力配線の保
護レベル内の電流に、インバータ電流IAは変換器の保
護レベル内の電流に、それぞれ最適に制限することがで
きる。
線の保護から決定し、制限回路807bの設定値は変換
器の保護から決定すれば、負荷電流ILは出力配線の保
護レベル内の電流に、インバータ電流IAは変換器の保
護レベル内の電流に、それぞれ最適に制限することがで
きる。
【0238】実施例41.次に、図44は実施例41に
係るもので、図44において、図40に示す実施例37
と対応する部分には同一符号を付し、その説明は省略す
る。上記実施例37と異なるのは、電流検出器6a、制
限回路806、伝達関数807、加減算器814を追加
し、負荷電流ILによりPWM電圧指令VA*を変化さ
せ、仮想出力インピーダンスを構成している点であり、
その他は実施例37と同様である。
係るもので、図44において、図40に示す実施例37
と対応する部分には同一符号を付し、その説明は省略す
る。上記実施例37と異なるのは、電流検出器6a、制
限回路806、伝達関数807、加減算器814を追加
し、負荷電流ILによりPWM電圧指令VA*を変化さ
せ、仮想出力インピーダンスを構成している点であり、
その他は実施例37と同様である。
【0239】図44において、負荷電流ILは、電流検
出器6aにより検出され、制限回路806に入力され
る。制限回路806の出力は、伝達関数807を介し
て、電圧制御増幅器803により補正された出力電圧指
令値VC1*から加減算器814で減算される。この加減
算器814の出力から比例回路826の出力VRS,積分
器827の出力VCSがさらに減ぜられ、PWM電圧指令
VA*を得ているので、負荷電流ILが制限回路806
の設定値以上になると、PWM電圧指令VA*は垂下
し、PWM変調回路804、ドライブ回路7を介してイ
ンバータ電圧VAも垂下する。インバータ電圧VAが垂
下すれば、負荷電流ILも減少し、出力配線は過電流か
ら保護される。
出器6aにより検出され、制限回路806に入力され
る。制限回路806の出力は、伝達関数807を介し
て、電圧制御増幅器803により補正された出力電圧指
令値VC1*から加減算器814で減算される。この加減
算器814の出力から比例回路826の出力VRS,積分
器827の出力VCSがさらに減ぜられ、PWM電圧指令
VA*を得ているので、負荷電流ILが制限回路806
の設定値以上になると、PWM電圧指令VA*は垂下
し、PWM変調回路804、ドライブ回路7を介してイ
ンバータ電圧VAも垂下する。インバータ電圧VAが垂
下すれば、負荷電流ILも減少し、出力配線は過電流か
ら保護される。
【0240】本実施例41の構成では、上記実施例37
と同様に、LCフィルタは仮想的抵抗によりダンピング
係数の高い共振しずらいフィルタとなり、また、出力電
圧周波数での出力インピーダンスがほぼ0であるのに加
え、出力電圧指令の補正分を出力する電圧制御増幅器を
設けているので、出力電圧を高精度に制御することがで
きるとともに、負荷電流ILが制限回路806の設定値
を越えると、PWM電圧指令VA*を垂下させるので、
負荷電流ILを制限回路806の設定値以上流さないよ
う、PWM変調回路804の応答で瞬時に制限すること
ができる。
と同様に、LCフィルタは仮想的抵抗によりダンピング
係数の高い共振しずらいフィルタとなり、また、出力電
圧周波数での出力インピーダンスがほぼ0であるのに加
え、出力電圧指令の補正分を出力する電圧制御増幅器を
設けているので、出力電圧を高精度に制御することがで
きるとともに、負荷電流ILが制限回路806の設定値
を越えると、PWM電圧指令VA*を垂下させるので、
負荷電流ILを制限回路806の設定値以上流さないよ
う、PWM変調回路804の応答で瞬時に制限すること
ができる。
【0241】実施例42.次に、図45は実施例42に
係るもので、図45において、図40に示す実施例37
と対応する部分には同一符号を付し、その説明は省略す
る。上記実施例37と異なるのは、制限回路806、伝
達関数807、加減算器814を追加し、インバータ電
流IAによりPWM電圧指令VA*を変化させ、仮想出
力インピーダンスを構成している点であり、その他は実
施例37と同様である。
係るもので、図45において、図40に示す実施例37
と対応する部分には同一符号を付し、その説明は省略す
る。上記実施例37と異なるのは、制限回路806、伝
達関数807、加減算器814を追加し、インバータ電
流IAによりPWM電圧指令VA*を変化させ、仮想出
力インピーダンスを構成している点であり、その他は実
施例37と同様である。
【0242】図45において、インバータ電流IAは、
電流検出器6bにより検出され、制限回路806に入力
される。制限回路806の出力は、伝達関数807を介
して、電圧制御増幅器803により補正された出力電圧
指令値VC1*から加減算器814で減算される。この加
減算器814の出力から、比例回路826の出力VRS、
積分器827の出力VCSがさらに減ぜられ、PWM電圧
指令VA*を得ているので、インバータ電流IAが制限
回路806の設定値以上になると、PWM電圧指令VA
*は垂下し、PWM変調回路804、ドライブ回路7を
介してインバータ電圧VAも垂下する。インバータ電圧
VAが垂下すれば、インバータ電流IAも減少し、変換
器は過電流から保護される。
電流検出器6bにより検出され、制限回路806に入力
される。制限回路806の出力は、伝達関数807を介
して、電圧制御増幅器803により補正された出力電圧
指令値VC1*から加減算器814で減算される。この加
減算器814の出力から、比例回路826の出力VRS、
積分器827の出力VCSがさらに減ぜられ、PWM電圧
指令VA*を得ているので、インバータ電流IAが制限
回路806の設定値以上になると、PWM電圧指令VA
*は垂下し、PWM変調回路804、ドライブ回路7を
介してインバータ電圧VAも垂下する。インバータ電圧
VAが垂下すれば、インバータ電流IAも減少し、変換
器は過電流から保護される。
【0243】本実施例42の構成では、上記実施例37
と同様に、LCフィルタは仮想的抵抗によりダンピング
係数の高い共振しずらいフィルタとなり、また、出力電
圧周波数での出力インピーダンスがほぼ0であるのに加
え、出力電圧指令の補正分を出力する電圧制御増幅器8
03を設けているので、出力電圧を高精度に制御するこ
とができるとともに、インバータ電流IAが制限回路8
06の設定値を越えると、PWM電圧指令VA*を垂下
させるので、インバータ電流IAを制限回路806の設
定値以上流さないよう、PWM変調回路804の応答で
瞬時に制限することができる。
と同様に、LCフィルタは仮想的抵抗によりダンピング
係数の高い共振しずらいフィルタとなり、また、出力電
圧周波数での出力インピーダンスがほぼ0であるのに加
え、出力電圧指令の補正分を出力する電圧制御増幅器8
03を設けているので、出力電圧を高精度に制御するこ
とができるとともに、インバータ電流IAが制限回路8
06の設定値を越えると、PWM電圧指令VA*を垂下
させるので、インバータ電流IAを制限回路806の設
定値以上流さないよう、PWM変調回路804の応答で
瞬時に制限することができる。
【0244】実施例43.次に、図46は実施例43に
係るもので、図46において、図44、図45に示す実
施例41、42と対応する部分には同一符号を付し、そ
の説明は省略する。上記実施例41が負荷電流ILのみ
を制限し、上記実施例42がインバータ電流IAのみを
制限しているのに対し、本実施例43では、負荷電流I
LによりPWM電圧指令VA*を変化させる信号と、イ
ンバータ電流IAによりPWM電圧指令VA*を変化さ
せる信号とを、最大値選択回路809により選択し、仮
想出力インピーダンスを構成している点であり、その他
は実施例41または実施例42と同様である。
係るもので、図46において、図44、図45に示す実
施例41、42と対応する部分には同一符号を付し、そ
の説明は省略する。上記実施例41が負荷電流ILのみ
を制限し、上記実施例42がインバータ電流IAのみを
制限しているのに対し、本実施例43では、負荷電流I
LによりPWM電圧指令VA*を変化させる信号と、イ
ンバータ電流IAによりPWM電圧指令VA*を変化さ
せる信号とを、最大値選択回路809により選択し、仮
想出力インピーダンスを構成している点であり、その他
は実施例41または実施例42と同様である。
【0245】図46において、負荷電流ILは、電流検
出器6aにより検出される。制限回路806aは最大出
力電流が設定されており、負荷電流ILが設定値以下な
ら、制限回路806aの出力は0、負荷電流ILが設定
値以上の場合は、負荷電流ILから設定値を減じた値が
制限回路806aより出力される。制限回路806aの
出力は、伝達関数807aを介して最大値選択回路80
9に入力される。
出器6aにより検出される。制限回路806aは最大出
力電流が設定されており、負荷電流ILが設定値以下な
ら、制限回路806aの出力は0、負荷電流ILが設定
値以上の場合は、負荷電流ILから設定値を減じた値が
制限回路806aより出力される。制限回路806aの
出力は、伝達関数807aを介して最大値選択回路80
9に入力される。
【0246】一方、インバータ電流IAは、電流検出器
6bにより検出され、制限回路806bは最大インバー
タ電流が設定されており、インバータ電流IAが設定値
以下なら、制限回路806bの出力は0、インバータ電
流IAが設定値以上の場合は、インバータ電流IAから
設定値を減じた値が制限回路806bより出力される。
制限回路806bの出力は、伝達関数807bを介し
て、最大値選択回路809に入力される。
6bにより検出され、制限回路806bは最大インバー
タ電流が設定されており、インバータ電流IAが設定値
以下なら、制限回路806bの出力は0、インバータ電
流IAが設定値以上の場合は、インバータ電流IAから
設定値を減じた値が制限回路806bより出力される。
制限回路806bの出力は、伝達関数807bを介し
て、最大値選択回路809に入力される。
【0247】最大値選択回路809は、絶対値の大きい
信号を選択し出力する。最大値選択回路809の出力
は、電圧制御増幅器803により補正された出力電圧指
令値VC1*から加減算器814で減算される。この加減
算器814の出力から、比例回路826の出力VRS,積
分器827の出力VCSがさらに減ぜられ、PWM電圧指
令VA*を得ているので、インバータ電流IAが制限回
路806bの設定値以上になると、PWM電圧指令VA
*は垂下し、PWM変調回路804、ドライブ回路7を
介してインバータ電圧VAも垂下する。インバータ電圧
VAが垂下すれば、負荷電流ILとインバータ電流IA
も減少し、出力配線と変換器は過電流から保護される。
信号を選択し出力する。最大値選択回路809の出力
は、電圧制御増幅器803により補正された出力電圧指
令値VC1*から加減算器814で減算される。この加減
算器814の出力から、比例回路826の出力VRS,積
分器827の出力VCSがさらに減ぜられ、PWM電圧指
令VA*を得ているので、インバータ電流IAが制限回
路806bの設定値以上になると、PWM電圧指令VA
*は垂下し、PWM変調回路804、ドライブ回路7を
介してインバータ電圧VAも垂下する。インバータ電圧
VAが垂下すれば、負荷電流ILとインバータ電流IA
も減少し、出力配線と変換器は過電流から保護される。
【0248】本実施例43の構成では、上記実施例37
と同様に、LCフィルタは仮想的抵抗によりダンピング
係数の高い共振しずらいフィルタとなり、また、出力電
圧周波数での出力インピーダンスがほぼ0であるのに加
え、出力電圧指令の補正分を出力する電圧制御増幅器8
03を設けているので、出力電圧を高精度に制御するこ
とができるとともに、負荷電流ILが制限回路806a
の設定値を越えるか、または、インバータ電流IAが制
限回路806bの設定値を越えると、出力電圧指令VC
*を垂下させるので、負荷電流IL、インバータ電流I
Aを、それぞれ制限回路807a,807bの設定値以
上流さないよう、PWM変調回路804の応答で瞬時に
制限することができる。
と同様に、LCフィルタは仮想的抵抗によりダンピング
係数の高い共振しずらいフィルタとなり、また、出力電
圧周波数での出力インピーダンスがほぼ0であるのに加
え、出力電圧指令の補正分を出力する電圧制御増幅器8
03を設けているので、出力電圧を高精度に制御するこ
とができるとともに、負荷電流ILが制限回路806a
の設定値を越えるか、または、インバータ電流IAが制
限回路806bの設定値を越えると、出力電圧指令VC
*を垂下させるので、負荷電流IL、インバータ電流I
Aを、それぞれ制限回路807a,807bの設定値以
上流さないよう、PWM変調回路804の応答で瞬時に
制限することができる。
【0249】また、制限回路807aの設定値は出力配
線の保護から決定し、制限回路807bの設定値は変換
器の保護から決定すれば、負荷電流ILは出力配線の保
護レベル内の電流に、インバータ電流IAは変換器の保
護レベル内の電流に、それぞれ最適に制限することがで
きる。
線の保護から決定し、制限回路807bの設定値は変換
器の保護から決定すれば、負荷電流ILは出力配線の保
護レベル内の電流に、インバータ電流IAは変換器の保
護レベル内の電流に、それぞれ最適に制限することがで
きる。
【0250】ところで、上記実施例33ないし43では
単相インバータの場合について説明したが、各相毎にあ
るいは少なくとも2相に同様の制御回路を用いれば、図
2(b)に示すような3相インバータにも適用できる。
単相インバータの場合について説明したが、各相毎にあ
るいは少なくとも2相に同様の制御回路を用いれば、図
2(b)に示すような3相インバータにも適用できる。
【0251】さらに、上記実施例36,40,43で
は、負荷電流ILにより仮想出力インピーダンスを作成
する制限回路806a、伝達関数807aと、インバー
タ電流IAにより仮想出力インピーダンスを作成する制
限回路806b、伝達関数807bを、それぞれ別に設
けているが、最大電流設定値と仮想出力インピーダンス
特性が同一の場合は、まず、負荷電流IL、インバータ
電流IAを最大値選択回路809に入力し、最大値選択
回路809の出力が、制限回路806を介して伝達関数
807に入力されるように、すなわち、負荷電流IL、
インバータ電流IAに対して制限回路と伝達関数Z
(S)を共通に設けても良い。
は、負荷電流ILにより仮想出力インピーダンスを作成
する制限回路806a、伝達関数807aと、インバー
タ電流IAにより仮想出力インピーダンスを作成する制
限回路806b、伝達関数807bを、それぞれ別に設
けているが、最大電流設定値と仮想出力インピーダンス
特性が同一の場合は、まず、負荷電流IL、インバータ
電流IAを最大値選択回路809に入力し、最大値選択
回路809の出力が、制限回路806を介して伝達関数
807に入力されるように、すなわち、負荷電流IL、
インバータ電流IAに対して制限回路と伝達関数Z
(S)を共通に設けても良い。
【0252】実施例44.次に、この発明の実施例44
について説明する。多相交流回路の中でも、例えば3相
3線式の場合は、3相の電流値の和が0になるという条
件がある。従って、ある1相の電流を設定値以内に制限
すると、他相の電流値が上記条件を満足するよう変化す
る「干渉性」があり、3相を個別に制御することが困難
となる。
について説明する。多相交流回路の中でも、例えば3相
3線式の場合は、3相の電流値の和が0になるという条
件がある。従って、ある1相の電流を設定値以内に制限
すると、他相の電流値が上記条件を満足するよう変化す
る「干渉性」があり、3相を個別に制御することが困難
となる。
【0253】図47はこの発明の実施例44に係るもの
で、図47において、図37と対応する部分には同一符
号を付し、その詳細説明は省略する。上記実施例34と
異なるのは、各相毎に制御回路を設け、さらに、電流補
正回路808を追加し、非干渉化制御を行っている点で
あり、その他は実施例34と同様である。
で、図47において、図37と対応する部分には同一符
号を付し、その詳細説明は省略する。上記実施例34と
異なるのは、各相毎に制御回路を設け、さらに、電流補
正回路808を追加し、非干渉化制御を行っている点で
あり、その他は実施例34と同様である。
【0254】図47において、添え字uの番号はU相の
インバータの構成要素、添え字vの番号はV相のインバ
ータの構成要素、添え字wの番号はW相のインバータの
構成要素を示す。また、図47では3相インバータの制
御回路を単結線図で表しており、文字の上の ̄(以下、
例えばXという文字の上に ̄が付されている場合は、
「バーX」と表記する)は3相信号を示すマトリクスを
表し、例えば、電圧Vは次式のようにコラム行列で表さ
れる。 V=col[Vu,Vv,Vw] (17)
インバータの構成要素、添え字vの番号はV相のインバ
ータの構成要素、添え字wの番号はW相のインバータの
構成要素を示す。また、図47では3相インバータの制
御回路を単結線図で表しており、文字の上の ̄(以下、
例えばXという文字の上に ̄が付されている場合は、
「バーX」と表記する)は3相信号を示すマトリクスを
表し、例えば、電圧Vは次式のようにコラム行列で表さ
れる。 V=col[Vu,Vv,Vw] (17)
【0255】図47において、負荷電流「バーIL」を
各相毎に制限回路806へ入力し、負荷電流「バー
IL」が正の設定値以上または負の設定値以下の場合
は、負荷電流「バーIL」から設定値を減じた値が制限
回路806より各相毎に出力される。制限回路806の
出力は、電流補正回路808に入力される。電流補正回
路808は、入力された3相信号の和を0にするよう補
正した信号を出力し、この信号は、伝達関数807を介
して、出力電圧指令「バーVC*」から、加減算器81
4で各相毎に減算される。
各相毎に制限回路806へ入力し、負荷電流「バー
IL」が正の設定値以上または負の設定値以下の場合
は、負荷電流「バーIL」から設定値を減じた値が制限
回路806より各相毎に出力される。制限回路806の
出力は、電流補正回路808に入力される。電流補正回
路808は、入力された3相信号の和を0にするよう補
正した信号を出力し、この信号は、伝達関数807を介
して、出力電圧指令「バーVC*」から、加減算器81
4で各相毎に減算される。
【0256】この加減算器814の出力から、比例回路
826の出力「バーVRS」、積分器827の出力「バー
VCS」がさらに減ぜられ、PWM電圧指令「バーV
A*」を得ているので、負荷電流「バーIL」の各相瞬
時値のいずれかが制限回路806の設定値以上になる
と、PWM電圧指令「バーVA*」は3相信号の和が0
となる補正信号により垂下し、PWM変調回路804、
ドライブ回路7を介してインバータ電圧「バーVA」も
垂下する。インバータ電圧「バーVA」が垂下すれば、
負荷電流「バーIL」も減少し、出力配線は過電流から
保護される。
826の出力「バーVRS」、積分器827の出力「バー
VCS」がさらに減ぜられ、PWM電圧指令「バーV
A*」を得ているので、負荷電流「バーIL」の各相瞬
時値のいずれかが制限回路806の設定値以上になる
と、PWM電圧指令「バーVA*」は3相信号の和が0
となる補正信号により垂下し、PWM変調回路804、
ドライブ回路7を介してインバータ電圧「バーVA」も
垂下する。インバータ電圧「バーVA」が垂下すれば、
負荷電流「バーIL」も減少し、出力配線は過電流から
保護される。
【0257】次に、上記電流補正回路808の詳細動作
を説明する。負荷電流検出値をILU,ILV,ILW、制限
回路806の設定値を±K、制限回路806の出力をI
LMU ,ILMV ,ILMW 、電流補正回路808の出力をI
JU,IJV,IJWとする。例えば、U相のみ過電流になっ
た場合、制限回路806の出力は、実施例10で説明し
たように、式(1)〜(3)で示され、このとき、電流補正回
路808の出力は、式(4)〜(6)で示され、3相信号の和
を0にするよう補正し出力する。
を説明する。負荷電流検出値をILU,ILV,ILW、制限
回路806の設定値を±K、制限回路806の出力をI
LMU ,ILMV ,ILMW 、電流補正回路808の出力をI
JU,IJV,IJWとする。例えば、U相のみ過電流になっ
た場合、制限回路806の出力は、実施例10で説明し
たように、式(1)〜(3)で示され、このとき、電流補正回
路808の出力は、式(4)〜(6)で示され、3相信号の和
を0にするよう補正し出力する。
【0258】また、2相、例えばU,V相が過電流にな
った場合、制限回路806の出力は、式(7)〜(9)で示さ
れ、このとき、電流補正回路808の出力は、式(10)〜
(12)で示され、3相信号の和を0にするよう補正し出力
する。すなわち、電流補正回路808により、3相3線
式に適した3相信号の和が0である信号に変換される。
った場合、制限回路806の出力は、式(7)〜(9)で示さ
れ、このとき、電流補正回路808の出力は、式(10)〜
(12)で示され、3相信号の和を0にするよう補正し出力
する。すなわち、電流補正回路808により、3相3線
式に適した3相信号の和が0である信号に変換される。
【0259】本実施例44の構成では、上記実施例34
と同様に、LCフィルタは仮想的抵抗によりダンピング
係数の高い共振しずらいフィルタとなり、また、出力電
圧周波数での出力インピーダンスがほぼ0であるため、
フィードバック制御をかけることなく所望の交流電圧を
得ることができるのに加え、負荷電流「バーIL」の各
相瞬時値のいずれかが制限回路806の設定値を越える
と、PWM電圧指令「バーVA*」を3相信号の和が0
となる補正信号により、垂下させるので、負荷電流「バ
ーIL」を制限回路806の設定値内に、干渉なく、か
つPWM変調回路804の応答で瞬時に制限することが
できる。
と同様に、LCフィルタは仮想的抵抗によりダンピング
係数の高い共振しずらいフィルタとなり、また、出力電
圧周波数での出力インピーダンスがほぼ0であるため、
フィードバック制御をかけることなく所望の交流電圧を
得ることができるのに加え、負荷電流「バーIL」の各
相瞬時値のいずれかが制限回路806の設定値を越える
と、PWM電圧指令「バーVA*」を3相信号の和が0
となる補正信号により、垂下させるので、負荷電流「バ
ーIL」を制限回路806の設定値内に、干渉なく、か
つPWM変調回路804の応答で瞬時に制限することが
できる。
【0260】実施例45.次に、図48は実施例45に
係るもので、図48において、図47に示す実施例44
と対応する部分には同一符号を付し、その説明は省略す
る。上記実施例44と異なるのは、負荷電流「バー
IL」ではなく、インバータ電流「バーIA」によりP
WM電圧指令「バーVA*」を変化させ、仮想出力イン
ピーダンスを構成している点であり、その他は実施例4
4と同様である。
係るもので、図48において、図47に示す実施例44
と対応する部分には同一符号を付し、その説明は省略す
る。上記実施例44と異なるのは、負荷電流「バー
IL」ではなく、インバータ電流「バーIA」によりP
WM電圧指令「バーVA*」を変化させ、仮想出力イン
ピーダンスを構成している点であり、その他は実施例4
4と同様である。
【0261】図48において、インバータ電流「バーI
A」を各相毎に制限回路806へ入力し、インバータ電
流「バーIA」が正の設定値以上または負の設定値以下
の場合は、インバータ電流「バーIA」から設定値を減
じた値が制限回路806より各相毎に出力される。制限
回路806の出力は、電流補正回路808に入力され
る。電流補正回路808は、入力された3相信号の和を
0にするよう補正した信号を出力し、この信号は、伝達
関数807を介して、出力電圧指令「バーVC*」か
ら、加減算器814で各相毎に減算される。
A」を各相毎に制限回路806へ入力し、インバータ電
流「バーIA」が正の設定値以上または負の設定値以下
の場合は、インバータ電流「バーIA」から設定値を減
じた値が制限回路806より各相毎に出力される。制限
回路806の出力は、電流補正回路808に入力され
る。電流補正回路808は、入力された3相信号の和を
0にするよう補正した信号を出力し、この信号は、伝達
関数807を介して、出力電圧指令「バーVC*」か
ら、加減算器814で各相毎に減算される。
【0262】この加減算器814の出力から、比例回路
826の出力「バーVRS」、積分器827の出力「バー
Vcs」がさらに減ぜられ、PWM電圧指令「バーV
A*」を得ているので、インバータ電流「バーIA」の
各相瞬時値のいずれかが制限回路806の設定値以上に
なると、PWM電圧指令「バーVA*」は3相信号の和
が0となる補正信号により垂下し、PWM変調回路80
1、ドライブ回路6を介してインバータ電圧「バー
VA」も垂下する。インバータ電圧「バーVA」が垂下
すれば、インバータ電流「バーIA」も減少し、変換器
は過電流から保護される。
826の出力「バーVRS」、積分器827の出力「バー
Vcs」がさらに減ぜられ、PWM電圧指令「バーV
A*」を得ているので、インバータ電流「バーIA」の
各相瞬時値のいずれかが制限回路806の設定値以上に
なると、PWM電圧指令「バーVA*」は3相信号の和
が0となる補正信号により垂下し、PWM変調回路80
1、ドライブ回路6を介してインバータ電圧「バー
VA」も垂下する。インバータ電圧「バーVA」が垂下
すれば、インバータ電流「バーIA」も減少し、変換器
は過電流から保護される。
【0263】本実施例45の構成では、上記実施例34
と同様に、LCフィルタは仮想的抵抗によりダンピング
係数の高い共振しずらいフィルタとなり、また、出力電
圧周波数での出力インピーダンスがほぼ0であるため、
フィードバック制御をかけることなく所望の交流電圧を
得ることができるのに加え、インバータ電流「バー
IA」の各相瞬時値のいずれかが制限回路806の設定
値を越えると、PWM電圧指令「バーVA*」を3相信
号の和が0となる補正信号により、垂下させるので、イ
ンバータ電流「バーIA」を制限回路806の設定値内
に、干渉なく、かつPWM変調回路804の応答で瞬時
に制限することができる。
と同様に、LCフィルタは仮想的抵抗によりダンピング
係数の高い共振しずらいフィルタとなり、また、出力電
圧周波数での出力インピーダンスがほぼ0であるため、
フィードバック制御をかけることなく所望の交流電圧を
得ることができるのに加え、インバータ電流「バー
IA」の各相瞬時値のいずれかが制限回路806の設定
値を越えると、PWM電圧指令「バーVA*」を3相信
号の和が0となる補正信号により、垂下させるので、イ
ンバータ電流「バーIA」を制限回路806の設定値内
に、干渉なく、かつPWM変調回路804の応答で瞬時
に制限することができる。
【0264】実施例46.次に、図49は実施例46に
係るもので、図49において、図47、図48に示す実
施例44、45と対応する部分には同一符号を付し、そ
の説明は省略する。上記実施例44が負荷電流「バーI
L」のみを制限し、上記実施例45がインバータ電流
「バーIA」のみを制限しているのに対し、本実施例4
6では、負荷電流「バーIL」によりPWM電圧指令
「バーVA*」を変化させる信号と、インバータ電流
「バーIA」によりPWM電圧指令「バーVA*」を変
化させる信号とを、最大値選択回路809により選択
し、仮想出力インピーダンスを構成している点であり、
その他は実施例44または実施例45と同様である。
係るもので、図49において、図47、図48に示す実
施例44、45と対応する部分には同一符号を付し、そ
の説明は省略する。上記実施例44が負荷電流「バーI
L」のみを制限し、上記実施例45がインバータ電流
「バーIA」のみを制限しているのに対し、本実施例4
6では、負荷電流「バーIL」によりPWM電圧指令
「バーVA*」を変化させる信号と、インバータ電流
「バーIA」によりPWM電圧指令「バーVA*」を変
化させる信号とを、最大値選択回路809により選択
し、仮想出力インピーダンスを構成している点であり、
その他は実施例44または実施例45と同様である。
【0265】図49において、負荷電流「バーIL」
は、電流検出器6aにより検出される。制限回路806
aは最大負荷電流が設定されており、負荷電流「バーI
L」が設定値以下ならば、制限回路806aの出力は
0、負荷電流「バーIL」が設定値以上の場合は、負荷
電流「バーIL」から設定値を減じた値が制限回路80
6aより出力される。制限回路806aの出力は、伝達
関数807aを介して最大値選択回路809に入力され
る。
は、電流検出器6aにより検出される。制限回路806
aは最大負荷電流が設定されており、負荷電流「バーI
L」が設定値以下ならば、制限回路806aの出力は
0、負荷電流「バーIL」が設定値以上の場合は、負荷
電流「バーIL」から設定値を減じた値が制限回路80
6aより出力される。制限回路806aの出力は、伝達
関数807aを介して最大値選択回路809に入力され
る。
【0266】一方、インバータ電流「バーIA」は、電
流検出器6bにより検出され、制限回路806bは最大
インバータ電流が設定されており、インバータ電流「バ
ーIA」が設定値以下ならば、制限回路806bの出力
は0、インバータ電流「バーIA」が設定値以上の場合
は、インバータ電流「バーIA」から設定値を減じた値
が制限回路806bより出力される。制限回路806b
の出力は、伝達関数807bを介して、最大値選択回路
809に入力される。
流検出器6bにより検出され、制限回路806bは最大
インバータ電流が設定されており、インバータ電流「バ
ーIA」が設定値以下ならば、制限回路806bの出力
は0、インバータ電流「バーIA」が設定値以上の場合
は、インバータ電流「バーIA」から設定値を減じた値
が制限回路806bより出力される。制限回路806b
の出力は、伝達関数807bを介して、最大値選択回路
809に入力される。
【0267】最大値選択回路809は、絶対値の大きい
信号を選択し出力する。最大値選択回路809の出力
は、電流補正回路808に入力される。電流補正回路8
08は、入力された3相の信号の和を0にするよう補正
した信号を出力し、この信号は、出力電圧指令「バーV
C*」から、加減算器814で各相毎に減算される。
信号を選択し出力する。最大値選択回路809の出力
は、電流補正回路808に入力される。電流補正回路8
08は、入力された3相の信号の和を0にするよう補正
した信号を出力し、この信号は、出力電圧指令「バーV
C*」から、加減算器814で各相毎に減算される。
【0268】この加減算器814の出力から、比例回路
826の出力「バーVRS」、積分器827の出力「バー
Vcs」がさらに減ぜられ、PWM電圧指令「バーV
A*」を得ているので、負荷電流「バーIL」の各相瞬
時値のいずれかが制限回路806aの設定値以上になる
か、または、インバータ電流「バーIA」の各相瞬時値
のいずれかが制限回路806bの設定値以上になると、
PWM電圧指令「バーVA*」3相信号の和が0となる
補正信号により垂下し、PWM変調回路804、ドライ
ブ回路7を介してインバータ電圧「バーVA」も垂下す
る。インバータ電圧「バーVA」が垂下すれば、負荷電
流「バーIL」とインバータ電流「バーIA」も減少
し、出力配線と変換器は過電流から保護される。
826の出力「バーVRS」、積分器827の出力「バー
Vcs」がさらに減ぜられ、PWM電圧指令「バーV
A*」を得ているので、負荷電流「バーIL」の各相瞬
時値のいずれかが制限回路806aの設定値以上になる
か、または、インバータ電流「バーIA」の各相瞬時値
のいずれかが制限回路806bの設定値以上になると、
PWM電圧指令「バーVA*」3相信号の和が0となる
補正信号により垂下し、PWM変調回路804、ドライ
ブ回路7を介してインバータ電圧「バーVA」も垂下す
る。インバータ電圧「バーVA」が垂下すれば、負荷電
流「バーIL」とインバータ電流「バーIA」も減少
し、出力配線と変換器は過電流から保護される。
【0269】本実施例46の構成では、上記実施例34
と同様に、LCフィルタは仮想的抵抗によりダンピング
係数の高い共振しずらいフィルタとなり、また、出力電
圧周波数での出力インピーダンスがほぼ0であるため、
フィードバック制御をかけることなく所望の交流電圧を
得ることができるのに加え、負荷電流「バーIL」の各
相瞬時値のいずれかが制限回路806aの設定値を越え
るか、または、インバータ電流「バーIA」の各相瞬時
値のいずれかが制限回路806bの設定値を越えると、
PWM電圧指令「バーVA*」を3相信号の和が0とな
る補正信号により、垂下させるので、負荷電流「バーI
L」、インバータ電流「バーIA」を、それぞれ制限回
路806a,806bの設定値以上流さないよう干渉な
く、かつPWM変調回路804の応答で瞬時に制限する
ことができる。
と同様に、LCフィルタは仮想的抵抗によりダンピング
係数の高い共振しずらいフィルタとなり、また、出力電
圧周波数での出力インピーダンスがほぼ0であるため、
フィードバック制御をかけることなく所望の交流電圧を
得ることができるのに加え、負荷電流「バーIL」の各
相瞬時値のいずれかが制限回路806aの設定値を越え
るか、または、インバータ電流「バーIA」の各相瞬時
値のいずれかが制限回路806bの設定値を越えると、
PWM電圧指令「バーVA*」を3相信号の和が0とな
る補正信号により、垂下させるので、負荷電流「バーI
L」、インバータ電流「バーIA」を、それぞれ制限回
路806a,806bの設定値以上流さないよう干渉な
く、かつPWM変調回路804の応答で瞬時に制限する
ことができる。
【0270】また、制限回路806aの設定値は出力配
線の保護から決定し、制限回路806bの設定値は変換
器の保護から決定すれば、負荷電流「バーIL」は出力
配線の保護レベル内の電流に、インバータ電流「バーI
A」は変換器の保護レベル内の電流に、それぞれ最適に
制限することができる。
線の保護から決定し、制限回路806bの設定値は変換
器の保護から決定すれば、負荷電流「バーIL」は出力
配線の保護レベル内の電流に、インバータ電流「バーI
A」は変換器の保護レベル内の電流に、それぞれ最適に
制限することができる。
【0271】実施例47.次に、図50は実施例47に
係るもので、図50において、図41に示す実施例38
と対応する部分には同一符号を付し、その説明は省略す
る。上記実施例38と異なるのは、各相毎に制御回路を
設け、さらに、電流補正回路808を追加し、非干渉化
制御を行っている点であり、その他は実施例38と同様
である。
係るもので、図50において、図41に示す実施例38
と対応する部分には同一符号を付し、その説明は省略す
る。上記実施例38と異なるのは、各相毎に制御回路を
設け、さらに、電流補正回路808を追加し、非干渉化
制御を行っている点であり、その他は実施例38と同様
である。
【0272】図50において、負荷電流「バーIL」を
各相毎に制限回路806へ入力し、負荷電流「バー
IL」が正の設定値以上または負の設定値以下の場合
は、負荷電流「バーIL」から設定値を減じた値が制限
回路806より各相毎に出力される。制限回路806の
出力は、電流補正回路808に入力される。電流補正回
路808は、入力された3相信号の和を0にするよう補
正した信号を出力し、この信号は、伝達関数807を介
して、出力電圧指令「バーVC*」から、加減算器81
4で各相毎に減算される。
各相毎に制限回路806へ入力し、負荷電流「バー
IL」が正の設定値以上または負の設定値以下の場合
は、負荷電流「バーIL」から設定値を減じた値が制限
回路806より各相毎に出力される。制限回路806の
出力は、電流補正回路808に入力される。電流補正回
路808は、入力された3相信号の和を0にするよう補
正した信号を出力し、この信号は、伝達関数807を介
して、出力電圧指令「バーVC*」から、加減算器81
4で各相毎に減算される。
【0273】この加減算器814の出力と出力電圧「バ
ーVC」が一致するように電圧制御増幅器803が動作
するので、負荷電流「バーIL」が制限回路806の設
定値以上になると、出力電圧指令「バーVC*」は3相
信号の和が0となる補正信号により垂下し、電圧制御系
の応答により出力電圧「バーVC」もこれに追従して垂
下する。出力電圧「バーVC」が垂下すれば、負荷電流
「バーIL」も減少し、出力配線は過電流から保護され
る。
ーVC」が一致するように電圧制御増幅器803が動作
するので、負荷電流「バーIL」が制限回路806の設
定値以上になると、出力電圧指令「バーVC*」は3相
信号の和が0となる補正信号により垂下し、電圧制御系
の応答により出力電圧「バーVC」もこれに追従して垂
下する。出力電圧「バーVC」が垂下すれば、負荷電流
「バーIL」も減少し、出力配線は過電流から保護され
る。
【0274】本実施例47の構成では、上記実施例38
と同様に、LCフィルタは仮想的抵抗によりダンピング
係数の高い共振しずらいフィルタとなり、また、出力電
圧周波数での出力インピーダンスがほぼ0であるのに加
え、出力電圧指令の補正分を出力する電圧制御増幅器8
03を設けているので、出力電圧を高精度に制御するこ
とができるとともに、負荷電流「バーIL」の各相瞬時
値のいずれかが制限回路806の設定値を越えると、出
力電圧指令「バーVC*」を3相信号の和が0となる補
正信号により垂下させるので、負荷電流「バーIL」を
制限回路806の設定値以上流さないよう、干渉なく、
かつ電圧制御系の応答で高速に制限することができる。
と同様に、LCフィルタは仮想的抵抗によりダンピング
係数の高い共振しずらいフィルタとなり、また、出力電
圧周波数での出力インピーダンスがほぼ0であるのに加
え、出力電圧指令の補正分を出力する電圧制御増幅器8
03を設けているので、出力電圧を高精度に制御するこ
とができるとともに、負荷電流「バーIL」の各相瞬時
値のいずれかが制限回路806の設定値を越えると、出
力電圧指令「バーVC*」を3相信号の和が0となる補
正信号により垂下させるので、負荷電流「バーIL」を
制限回路806の設定値以上流さないよう、干渉なく、
かつ電圧制御系の応答で高速に制限することができる。
【0275】実施例48.次に、図51は実施例48に
係るもので、図51において、図50に示す実施例47
と対応する部分には同一符号を付し、その説明は省略す
る。上記実施例47と異なるのは、負荷電流「バー
IL」ではなく、インバータ電流「バーIA」により出
力電圧指令「バーVC*」を変化させ、仮想出力インピ
ーダンスを構成している点であり、その他は実施例47
と同様である。
係るもので、図51において、図50に示す実施例47
と対応する部分には同一符号を付し、その説明は省略す
る。上記実施例47と異なるのは、負荷電流「バー
IL」ではなく、インバータ電流「バーIA」により出
力電圧指令「バーVC*」を変化させ、仮想出力インピ
ーダンスを構成している点であり、その他は実施例47
と同様である。
【0276】図51において、インバータ電流「バーI
A」を各相毎に制限回路806へ入力し、インバータ電
流「バーIA」が正の設定値以上または負の設定値以下
の場合は、インバータ電流「バーIA」から設定値を減
じた値が制限回路806より各相毎に出力される。制限
回路806の出力は、電流補正回路808に入力され
る。電流補正回路808は、入力された3相信号の和を
0にするよう補正した信号を出力し、この信号は、伝達
関数807を介して、出力電圧指令「バーVC*」か
ら、加減算器814で各相毎に減算される。
A」を各相毎に制限回路806へ入力し、インバータ電
流「バーIA」が正の設定値以上または負の設定値以下
の場合は、インバータ電流「バーIA」から設定値を減
じた値が制限回路806より各相毎に出力される。制限
回路806の出力は、電流補正回路808に入力され
る。電流補正回路808は、入力された3相信号の和を
0にするよう補正した信号を出力し、この信号は、伝達
関数807を介して、出力電圧指令「バーVC*」か
ら、加減算器814で各相毎に減算される。
【0277】この加減算器814の出力と出力電圧「バ
ーVC」が一致するように電圧制御増幅器803が動作
するので、インバータ電流「バーIA」が制限回路80
6の設定値以上になると、出力電圧指令「バーVC*」
は3相信号の和が0となる補正信号により垂下し、電圧
制御系の応答により出力電圧「バーVC」もこれに追従
して垂下する。出力電圧「バーVC」が垂下すれば、イ
ンバータ電流「バーIA」も減少し、変換器は過電流か
ら保護される。
ーVC」が一致するように電圧制御増幅器803が動作
するので、インバータ電流「バーIA」が制限回路80
6の設定値以上になると、出力電圧指令「バーVC*」
は3相信号の和が0となる補正信号により垂下し、電圧
制御系の応答により出力電圧「バーVC」もこれに追従
して垂下する。出力電圧「バーVC」が垂下すれば、イ
ンバータ電流「バーIA」も減少し、変換器は過電流か
ら保護される。
【0278】本実施例48の構成では、上記実施例38
と同様に、LCフィルタは仮想的抵抗によりダンピング
係数の高い共振しずらいフィルタとなり、また、出力電
圧周波数での出力インピーダンスがほぼ0であるのに加
え、出力電圧指令の補正分を出力する電圧制御増幅器8
03を設けているので、出力電圧を高精度に制御するこ
とができるとともに、インバータ電流「バーIA」の各
相瞬時値のいずれかが制限回路806の設定値を越える
と、出力電圧指令「バーVC*」を3相信号の和が0と
なる補正信号により垂下させるので、インバータ電流
「バーIA」を制限回路806の設定値以上流さないよ
う、干渉なく、かつ電圧制御系の応答で高速に制限する
ことができる。
と同様に、LCフィルタは仮想的抵抗によりダンピング
係数の高い共振しずらいフィルタとなり、また、出力電
圧周波数での出力インピーダンスがほぼ0であるのに加
え、出力電圧指令の補正分を出力する電圧制御増幅器8
03を設けているので、出力電圧を高精度に制御するこ
とができるとともに、インバータ電流「バーIA」の各
相瞬時値のいずれかが制限回路806の設定値を越える
と、出力電圧指令「バーVC*」を3相信号の和が0と
なる補正信号により垂下させるので、インバータ電流
「バーIA」を制限回路806の設定値以上流さないよ
う、干渉なく、かつ電圧制御系の応答で高速に制限する
ことができる。
【0279】実施例49.次に、図52は実施例49に
係るもので、図52において、図50、図51に示す実
施例47、48と対応する部分には同一符号を付し、そ
の説明は省略する。上記実施例47が負荷電流「バーI
L」のみを制限し、上記実施例48がインバータ電流
「バーIA」のみを制限しているのに対し、本実施例4
9では、負荷電流「バーIL」により出力電圧指令「バ
ーVC*」を変化させる信号と、インバータ電流「バー
IA」により出力電圧指令「バーVC*」を変化させる
信号とを、最大値選択回路809により選択し、仮想出
力インピーダンスを構成している点であり、その他は実
施例47または実施例48と同様である。
係るもので、図52において、図50、図51に示す実
施例47、48と対応する部分には同一符号を付し、そ
の説明は省略する。上記実施例47が負荷電流「バーI
L」のみを制限し、上記実施例48がインバータ電流
「バーIA」のみを制限しているのに対し、本実施例4
9では、負荷電流「バーIL」により出力電圧指令「バ
ーVC*」を変化させる信号と、インバータ電流「バー
IA」により出力電圧指令「バーVC*」を変化させる
信号とを、最大値選択回路809により選択し、仮想出
力インピーダンスを構成している点であり、その他は実
施例47または実施例48と同様である。
【0280】図52において、負荷電流「バーIL」
は、電流検出器6aにより検出される。制限回路806
aは最大負荷電流が設定されており、負荷電流「バーI
L」が設定値以下ならば、制限回路806aの出力は
0、負荷電流「バーIL」が設定値以上の場合は、負荷
電流「バーIL」から設定値を減じた値が制限回路80
6aより出力される。制限回路806aの出力は、伝達
関数807aを介して最大値選択回路809に入力され
る。
は、電流検出器6aにより検出される。制限回路806
aは最大負荷電流が設定されており、負荷電流「バーI
L」が設定値以下ならば、制限回路806aの出力は
0、負荷電流「バーIL」が設定値以上の場合は、負荷
電流「バーIL」から設定値を減じた値が制限回路80
6aより出力される。制限回路806aの出力は、伝達
関数807aを介して最大値選択回路809に入力され
る。
【0281】一方、インバータ電流「バーIA」は、電
流検出器6bにより検出される。制限回路806bには
最大インバータ電流が設定されており、インバータ電流
「バーIA」が設定値以下ならば、制限回路806bの
出力は0、インバータ電流「バーIA」が設定値以上の
場合は、インバータ電流「バーIA」から設定値を減じ
た値が制限回路806bより出力される。制限回路80
6bの出力は、伝達関数806bを介して、最大値選択
回路809に入力される。
流検出器6bにより検出される。制限回路806bには
最大インバータ電流が設定されており、インバータ電流
「バーIA」が設定値以下ならば、制限回路806bの
出力は0、インバータ電流「バーIA」が設定値以上の
場合は、インバータ電流「バーIA」から設定値を減じ
た値が制限回路806bより出力される。制限回路80
6bの出力は、伝達関数806bを介して、最大値選択
回路809に入力される。
【0282】最大値選択回路809は、絶対値の大きい
信号を選択し出力する。最大値選択回路809の出力
は、電流補正回路808に入力される。電流補正回路8
08は、入力された3相の信号の和を0にするよう補正
した信号を出力し、この信号は、出力電圧指令「バーV
C*」から、加減算器814で各相毎に減算される。
信号を選択し出力する。最大値選択回路809の出力
は、電流補正回路808に入力される。電流補正回路8
08は、入力された3相の信号の和を0にするよう補正
した信号を出力し、この信号は、出力電圧指令「バーV
C*」から、加減算器814で各相毎に減算される。
【0283】この加減算器814の出力と出力電圧「バ
ーVC」が一致するように電圧制御増幅器803が動作
するので、負荷電流「バーIL」の各相瞬時値のいずれ
かが制限回路806aの設定値以上になるか、または、
インバータ電流「バーIA」の各相瞬時値のいずれかが
制限回路806bの設定値以上になると、出力電圧指令
「バーVC*」は3相信号の和が0となる補正信号によ
り垂下し、電圧制御系の応答により出力電圧「バー
VC」もこれに追従して垂下する。出力電圧「バー
VC」が垂下すれば、負荷電流「バーIL」とインバー
タ電流「バーIA」も減少し、出力配線と変換器は過電
流から保護される。
ーVC」が一致するように電圧制御増幅器803が動作
するので、負荷電流「バーIL」の各相瞬時値のいずれ
かが制限回路806aの設定値以上になるか、または、
インバータ電流「バーIA」の各相瞬時値のいずれかが
制限回路806bの設定値以上になると、出力電圧指令
「バーVC*」は3相信号の和が0となる補正信号によ
り垂下し、電圧制御系の応答により出力電圧「バー
VC」もこれに追従して垂下する。出力電圧「バー
VC」が垂下すれば、負荷電流「バーIL」とインバー
タ電流「バーIA」も減少し、出力配線と変換器は過電
流から保護される。
【0284】本実施例49の構成では、上記実施例38
と同様に、LCフィルタは仮想的抵抗によりダンピング
係数の高い共振しずらいフィルタとなり、また、出力電
圧周波数での出力インピーダンスがほぼ0であるのに加
え、出力電圧指令の補正分を出力する電圧制御増幅器8
03を設けているので、出力電圧を高精度に制御するこ
とができるとともに、負荷電流「バーIL」の各相瞬時
値のいずれかが制限回路806aの設定値を越えるか、
または、インバータ電流「バーIA」の各相瞬時値のい
ずれかが制限回路806bの設定値を越えると、出力電
圧指令「バーVC*」を3相信号の和が0となる補正信
号により垂下させるので、負荷電流「バーIL」、イン
バータ電流「バーIA」を、それぞれ制限回路806
a,806bの設定値以上流さないよう、干渉なく、か
つ電圧制御系の応答で高速に制限することができる。
と同様に、LCフィルタは仮想的抵抗によりダンピング
係数の高い共振しずらいフィルタとなり、また、出力電
圧周波数での出力インピーダンスがほぼ0であるのに加
え、出力電圧指令の補正分を出力する電圧制御増幅器8
03を設けているので、出力電圧を高精度に制御するこ
とができるとともに、負荷電流「バーIL」の各相瞬時
値のいずれかが制限回路806aの設定値を越えるか、
または、インバータ電流「バーIA」の各相瞬時値のい
ずれかが制限回路806bの設定値を越えると、出力電
圧指令「バーVC*」を3相信号の和が0となる補正信
号により垂下させるので、負荷電流「バーIL」、イン
バータ電流「バーIA」を、それぞれ制限回路806
a,806bの設定値以上流さないよう、干渉なく、か
つ電圧制御系の応答で高速に制限することができる。
【0285】また、制限回路806aの設定値は出力配
線の保護から決定し、制限回路806bの設定値は変換
器の保護から決定すれば、負荷電流「バーIL」は出力
配線の保護レベル内の電流に、インバータ電流「バーI
A」は変換器の保護レベル内の電流に、それぞれ最適に
制限することができる。
線の保護から決定し、制限回路806bの設定値は変換
器の保護から決定すれば、負荷電流「バーIL」は出力
配線の保護レベル内の電流に、インバータ電流「バーI
A」は変換器の保護レベル内の電流に、それぞれ最適に
制限することができる。
【0286】実施例50.次に、図53は実施例50に
係るもので、図53において、図44に示す実施例41
と対応する部分には同一符号を付し、その説明は省略す
る。上記実施例41と異なるのは、各相毎に制御回路を
設け、さらに、電流補正回路808を追加し、非干渉化
制御を行っている点であり、その他は実施例41と同様
である。
係るもので、図53において、図44に示す実施例41
と対応する部分には同一符号を付し、その説明は省略す
る。上記実施例41と異なるのは、各相毎に制御回路を
設け、さらに、電流補正回路808を追加し、非干渉化
制御を行っている点であり、その他は実施例41と同様
である。
【0287】図53において、負荷電流「バーIL」を
各相毎に制限回路806へ入力し、負荷電流「バー
IL」が正の設定値以上または負の設定値以下の場合
は、負荷電流「バーIL」から設定値を減じた値が制限
回路806より各相毎に出力される。制限回路806の
出力は、電流補正回路808に入力される。電流補正回
路808は、入力された3相信号の和を0にするよう補
正した信号を出力し、この信号は、伝達関数807を介
して、電圧制御増幅器803により補正された出力電圧
指令値「バーVC1*」から加減算器814で減算され
る。
各相毎に制限回路806へ入力し、負荷電流「バー
IL」が正の設定値以上または負の設定値以下の場合
は、負荷電流「バーIL」から設定値を減じた値が制限
回路806より各相毎に出力される。制限回路806の
出力は、電流補正回路808に入力される。電流補正回
路808は、入力された3相信号の和を0にするよう補
正した信号を出力し、この信号は、伝達関数807を介
して、電圧制御増幅器803により補正された出力電圧
指令値「バーVC1*」から加減算器814で減算され
る。
【0288】この加減算器814の出力から、比例回路
826の出力「バーVRS」、積分器827の出力「バー
VCS」がさらに減ぜられ、PWM電圧指令「バーVA
*」を得ているので、負荷電流「バーIL」が制限回路
806の設定値以上になると、PWM電圧指令「バーV
A*」は3相信号の和が0となる補正信号により垂下
し、PWM変調回路804、ドライブ回路7を介してイ
ンバータ電圧「バーVA」も垂下する。インバータ電圧
「バーVA」が垂下すれば、負荷電流「バーIL」も減
少し、出力配線は過電流から保護される。
826の出力「バーVRS」、積分器827の出力「バー
VCS」がさらに減ぜられ、PWM電圧指令「バーVA
*」を得ているので、負荷電流「バーIL」が制限回路
806の設定値以上になると、PWM電圧指令「バーV
A*」は3相信号の和が0となる補正信号により垂下
し、PWM変調回路804、ドライブ回路7を介してイ
ンバータ電圧「バーVA」も垂下する。インバータ電圧
「バーVA」が垂下すれば、負荷電流「バーIL」も減
少し、出力配線は過電流から保護される。
【0289】本実施例50の構成では、上記実施例41
と同様に、LCフィルタは仮想的抵抗によりダンピング
係数の高い共振しずらいフィルタとなり、また、出力電
圧周波数での出力インピーダンスがほぼ0であるのに加
え、出力電圧指令の補正分を出力する電圧制御増幅器8
03を設けているので、出力電圧を高精度に制御するこ
とができるとともに、負荷電流「バーIL」の各相瞬時
値のいずれかが制限回路806の設定値を越えると、P
WM電圧指令「バーVA*」を3相信号の和が0となる
補正信号により垂下させるので、負荷電流「バーIL」
を制限回路806の設定値以上流さないよう、干渉な
く、かつPWM変調回路804の応答で瞬時に制限する
ことができる。
と同様に、LCフィルタは仮想的抵抗によりダンピング
係数の高い共振しずらいフィルタとなり、また、出力電
圧周波数での出力インピーダンスがほぼ0であるのに加
え、出力電圧指令の補正分を出力する電圧制御増幅器8
03を設けているので、出力電圧を高精度に制御するこ
とができるとともに、負荷電流「バーIL」の各相瞬時
値のいずれかが制限回路806の設定値を越えると、P
WM電圧指令「バーVA*」を3相信号の和が0となる
補正信号により垂下させるので、負荷電流「バーIL」
を制限回路806の設定値以上流さないよう、干渉な
く、かつPWM変調回路804の応答で瞬時に制限する
ことができる。
【0290】実施例51.次に、図54は実施例51に
係るもので、図54において、図53に示す実施例50
と対応する部分には同一符号を付し、その説明は省略す
る。上記実施例50と異なるのは、負荷電流「バー
IL」ではなく、インバータ電流「バーIA」によりP
WM電圧指令「バーVA*」を変化させ、仮想出力イン
ピーダンスを構成している点であり、その他は実施例5
0と同様である。
係るもので、図54において、図53に示す実施例50
と対応する部分には同一符号を付し、その説明は省略す
る。上記実施例50と異なるのは、負荷電流「バー
IL」ではなく、インバータ電流「バーIA」によりP
WM電圧指令「バーVA*」を変化させ、仮想出力イン
ピーダンスを構成している点であり、その他は実施例5
0と同様である。
【0291】図54において、インバータ電流「バーI
A」を各相毎に制限回路806へ入力し、インバータ電
流「バーIA」が正の設定値以上または負の設定値以下
の場合は、インバータ電流「バーIA」から設定値を減
じた値が制限回路806より各相毎に出力される。制限
回路806の出力は、電流補正回路808に入力され
る。電流補正回路808は、入力された3相信号の和を
0にするよう補正した信号を出力し、この信号は、伝達
関数807を介して、電圧制御増幅器803により補正
された出力電圧指令値「バーVC1*」から、加減算器
814で減算される。
A」を各相毎に制限回路806へ入力し、インバータ電
流「バーIA」が正の設定値以上または負の設定値以下
の場合は、インバータ電流「バーIA」から設定値を減
じた値が制限回路806より各相毎に出力される。制限
回路806の出力は、電流補正回路808に入力され
る。電流補正回路808は、入力された3相信号の和を
0にするよう補正した信号を出力し、この信号は、伝達
関数807を介して、電圧制御増幅器803により補正
された出力電圧指令値「バーVC1*」から、加減算器
814で減算される。
【0292】この加減算器814の出力から、比例回路
826の出力「バーVRS」、積分器827の出力「バー
Vcs」がさらに減ぜられ、PWM電圧指令「バーV
A*」を得ているので、インバータ電流「バーIA」が
制限回路806の設定値以上になると、PWM電圧指令
「バーVA*」は3相信号の和が0となる補正信号によ
り垂下し、PWM変調回路804、ドライブ回路7を介
してインバータ電圧「バーVA」も垂下する。インバー
タ電圧「バーVA」が垂下すれば、インバータ電流「バ
ーIA」も減少し、変換器は過電流から保護される。
826の出力「バーVRS」、積分器827の出力「バー
Vcs」がさらに減ぜられ、PWM電圧指令「バーV
A*」を得ているので、インバータ電流「バーIA」が
制限回路806の設定値以上になると、PWM電圧指令
「バーVA*」は3相信号の和が0となる補正信号によ
り垂下し、PWM変調回路804、ドライブ回路7を介
してインバータ電圧「バーVA」も垂下する。インバー
タ電圧「バーVA」が垂下すれば、インバータ電流「バ
ーIA」も減少し、変換器は過電流から保護される。
【0293】本実施例51の構成では、上記実施例41
と同様に、LCフィルタは仮想的抵抗によりダンピング
係数の高い共振しずらいフィルタとなり、また、出力電
圧周波数での出力インピーダンスがほぼ0であるのに加
え、出力電圧指令の補正分を出力する電圧制御増幅器8
03を設けているので、出力電圧を高精度に制御するこ
とができるとともに、インバータ電流「バーIA」の各
相瞬時値のいずれかが制限回路806の設定値を越える
と、PWM電圧指令「バーVA*」を3相信号の和が0
となる補正信号により垂下させるので、インバータ電流
「バーIA」を制限回路806の設定値以上流さないよ
う、干渉なく、かつPWM変調回路804の応答で瞬時
に制限することができる。
と同様に、LCフィルタは仮想的抵抗によりダンピング
係数の高い共振しずらいフィルタとなり、また、出力電
圧周波数での出力インピーダンスがほぼ0であるのに加
え、出力電圧指令の補正分を出力する電圧制御増幅器8
03を設けているので、出力電圧を高精度に制御するこ
とができるとともに、インバータ電流「バーIA」の各
相瞬時値のいずれかが制限回路806の設定値を越える
と、PWM電圧指令「バーVA*」を3相信号の和が0
となる補正信号により垂下させるので、インバータ電流
「バーIA」を制限回路806の設定値以上流さないよ
う、干渉なく、かつPWM変調回路804の応答で瞬時
に制限することができる。
【0294】実施例52.次に、図55は実施例52に
係るもので、図55において、図53、図54に示す実
施例50、51と対応する部分には同一符号を付し、そ
の説明は省略する。上記実施例50が負荷電流「バーI
L」のみを制限し、上記実施例51がインバータ電流
「バーIA」のみを制限しているのに対し、本実施例5
2では、負荷電流「バーIL」によりPWM電圧指令
「バーVA*」を変化させる信号と、インバータ電流
「バーIA」によりPWM電圧指令「バーVA*」を変
化させる信号とを、最大値選択回路809により選択
し、仮想出力インピーダンスを構成している点であり、
その他は実施例50または実施例51と同様である。
係るもので、図55において、図53、図54に示す実
施例50、51と対応する部分には同一符号を付し、そ
の説明は省略する。上記実施例50が負荷電流「バーI
L」のみを制限し、上記実施例51がインバータ電流
「バーIA」のみを制限しているのに対し、本実施例5
2では、負荷電流「バーIL」によりPWM電圧指令
「バーVA*」を変化させる信号と、インバータ電流
「バーIA」によりPWM電圧指令「バーVA*」を変
化させる信号とを、最大値選択回路809により選択
し、仮想出力インピーダンスを構成している点であり、
その他は実施例50または実施例51と同様である。
【0295】図55において、負荷電流「バーIL」
は、電流検出器6aにより検出される。制限回路806
aには最大負荷電流が設定されており、負荷電流「バー
IL」が設定値以下ならば、制限回路806aの出力は
0、負荷電流「バーIL」が設定値以上の場合は、負荷
電流「バーIL」から設定値を減じた値が制限回路80
6aより出力される。制限回路806aの出力は、伝達
関数807aを介して最大値選択回路809に入力され
る。
は、電流検出器6aにより検出される。制限回路806
aには最大負荷電流が設定されており、負荷電流「バー
IL」が設定値以下ならば、制限回路806aの出力は
0、負荷電流「バーIL」が設定値以上の場合は、負荷
電流「バーIL」から設定値を減じた値が制限回路80
6aより出力される。制限回路806aの出力は、伝達
関数807aを介して最大値選択回路809に入力され
る。
【0296】一方、インバータ電流「バーIA」は、電
流検出器6bにより検出される。制限回路806bは最
大インバータ電流が設定されており、インバータ電流
「バーIA」が設定値以下なら、制限回路806bの出
力は0、インバータ電流「バーIA」が設定値以上の場
合は、インバータ電流「バーIA」から設定値を減じた
値が制限回路806bより出力される。制限回路806
bの出力は、伝達関数807bを介して、最大値選択回
路809に入力される。
流検出器6bにより検出される。制限回路806bは最
大インバータ電流が設定されており、インバータ電流
「バーIA」が設定値以下なら、制限回路806bの出
力は0、インバータ電流「バーIA」が設定値以上の場
合は、インバータ電流「バーIA」から設定値を減じた
値が制限回路806bより出力される。制限回路806
bの出力は、伝達関数807bを介して、最大値選択回
路809に入力される。
【0297】最大値選択回路809は、絶対値の大きい
信号を選択し出力する。最大値選択回路809の出力
は、電流補正回路808に入力される。電流補正回路8
08は、入力された3相の信号の和を0にするよう補正
した信号を出力し、この信号は、電圧制御増幅器803
により補正された出力電圧指令値「バーVc1*」から、
加減算器814で減算される。
信号を選択し出力する。最大値選択回路809の出力
は、電流補正回路808に入力される。電流補正回路8
08は、入力された3相の信号の和を0にするよう補正
した信号を出力し、この信号は、電圧制御増幅器803
により補正された出力電圧指令値「バーVc1*」から、
加減算器814で減算される。
【0298】この加減算器814の出力から、比例回路
826の出力「バーVRS」、積分器827の出力「バー
Vcs」がさらに減ぜられ、PWM電圧指令「バーV
A*」を得ているので、負荷電流「バーIL」の各相瞬
時値のいずれかが制限回路806aの設定値以上になる
か、または、インバータ電流「バーIA」の各相瞬時値
のいずれかが制限回路806bの設定値以上になると、
PWM電圧指令「バーVA*」3相信号の和が0となる
補正信号により垂下し、PWM変調回路804、ドライ
ブ回路7を介してインバータ電圧「バーVA」も垂下す
る。インバータ電圧「バーVA」が垂下すれば、負荷電
流「バーIL」とインバータ電流「バーIA」も減少
し、出力配線と変換器は過電流から保護される。
826の出力「バーVRS」、積分器827の出力「バー
Vcs」がさらに減ぜられ、PWM電圧指令「バーV
A*」を得ているので、負荷電流「バーIL」の各相瞬
時値のいずれかが制限回路806aの設定値以上になる
か、または、インバータ電流「バーIA」の各相瞬時値
のいずれかが制限回路806bの設定値以上になると、
PWM電圧指令「バーVA*」3相信号の和が0となる
補正信号により垂下し、PWM変調回路804、ドライ
ブ回路7を介してインバータ電圧「バーVA」も垂下す
る。インバータ電圧「バーVA」が垂下すれば、負荷電
流「バーIL」とインバータ電流「バーIA」も減少
し、出力配線と変換器は過電流から保護される。
【0299】本実施例52の構成では、上記実施例41
と同様に、LCフィルタは仮想的抵抗によりダンピング
係数の高い共振しずらいフィルタとなり、また、出力電
圧周波数での出力インピーダンスがほぼ0であるのに加
え、出力電圧指令の補正分を出力する電圧制御増幅器8
03を設けているので、出力電圧を高精度に制御するこ
とができるとともに、負荷電流「バーIL」の各相瞬時
値のいずれかが制限回路806aの設定値を越えるか、
または、インバータ電流「バーIA」の各相瞬時値のい
ずれかが制限回路806bの設定値を越えると、PWM
電圧指令「バーVA*」を3相信号の和が0となる補正
信号により、垂下させるので、負荷電流「バーIL」、
インバータ電流「バーIA」を、それぞれ制限回路80
6a,806bの設定値以上流さないよう干渉なく、か
つPWM変調回路804の応答で瞬時に制限することが
できる。
と同様に、LCフィルタは仮想的抵抗によりダンピング
係数の高い共振しずらいフィルタとなり、また、出力電
圧周波数での出力インピーダンスがほぼ0であるのに加
え、出力電圧指令の補正分を出力する電圧制御増幅器8
03を設けているので、出力電圧を高精度に制御するこ
とができるとともに、負荷電流「バーIL」の各相瞬時
値のいずれかが制限回路806aの設定値を越えるか、
または、インバータ電流「バーIA」の各相瞬時値のい
ずれかが制限回路806bの設定値を越えると、PWM
電圧指令「バーVA*」を3相信号の和が0となる補正
信号により、垂下させるので、負荷電流「バーIL」、
インバータ電流「バーIA」を、それぞれ制限回路80
6a,806bの設定値以上流さないよう干渉なく、か
つPWM変調回路804の応答で瞬時に制限することが
できる。
【0300】また、制限回路806aの設定値は出力配
線の保護から決定し、制限回路806bの設定値は変換
器の保護から決定すれば、負荷電流「バーIL」は出力
配線の保護レベル内の電流に、インバータ電流「バーI
A」は変換器の保護レベル内の電流に、それぞれ最適に
制限することができる。
線の保護から決定し、制限回路806bの設定値は変換
器の保護から決定すれば、負荷電流「バーIL」は出力
配線の保護レベル内の電流に、インバータ電流「バーI
A」は変換器の保護レベル内の電流に、それぞれ最適に
制限することができる。
【0301】ところで、上記実施例31と32では、負
荷電流IL により仮想出力インピーダンスを作成する制
限回路806a、伝達関数G(S)807a、インバー
タ電流IA により仮想出力インピーダンスを作成する制
限回路806b、伝達関数G(S)807bを、それぞ
れ別に設けているが、最大電流設定値と仮想出力インピ
ーダンス特性が同一の場合は、まず、負荷電流IL 、イ
ンバータ電流IA の瞬時値を最大値選択回路に入力し、
最大値選択回路の出力が、制限回路を介して伝達関数G
(S)に入力されるように、すなわち、負荷電流IL 、
インバータ電流IA に対して制限回路と伝達関数G
(S)を共通に設けても良い。
荷電流IL により仮想出力インピーダンスを作成する制
限回路806a、伝達関数G(S)807a、インバー
タ電流IA により仮想出力インピーダンスを作成する制
限回路806b、伝達関数G(S)807bを、それぞ
れ別に設けているが、最大電流設定値と仮想出力インピ
ーダンス特性が同一の場合は、まず、負荷電流IL 、イ
ンバータ電流IA の瞬時値を最大値選択回路に入力し、
最大値選択回路の出力が、制限回路を介して伝達関数G
(S)に入力されるように、すなわち、負荷電流IL 、
インバータ電流IA に対して制限回路と伝達関数G
(S)を共通に設けても良い。
【0302】また、上記実施例17ないし32では、イ
ンバータ電流IA をバンドパスフィルタ821を介して
伝達関数Z(S)822に入力しているが、順番を入れ
替え、インバータ電流IA を伝達関数Z(S)822を
介してバンドパスフィルタ821に入力するよう構成し
ても、勿論良い。
ンバータ電流IA をバンドパスフィルタ821を介して
伝達関数Z(S)822に入力しているが、順番を入れ
替え、インバータ電流IA を伝達関数Z(S)822を
介してバンドパスフィルタ821に入力するよう構成し
ても、勿論良い。
【0303】また、上記実施例18ないし32では、イ
ンバータ電流IA にバンドパスフィルタ821を通し
て、LCフィルタのダンピング改善を行っているが、特
に高性能な出力電圧過渡特性を必要としない場合は、バ
ンドパスフィルタ821を省略しても何等さしつかえな
い。
ンバータ電流IA にバンドパスフィルタ821を通し
て、LCフィルタのダンピング改善を行っているが、特
に高性能な出力電圧過渡特性を必要としない場合は、バ
ンドパスフィルタ821を省略しても何等さしつかえな
い。
【0304】また、上記実施例46,49,52では、
負荷電流「バーIL」により仮想出力インピーダンスを
作成する制限回路806a、伝達関数807aと、イン
バータ電流「バーIA」により仮想出力インピーダンス
を作成する制限回路806b、伝達関数807bを、そ
れぞれ別に設けているが、最大電流設定値と仮想出力イ
ンピーダンス特性が同一の場合は、まず、負荷電流「バ
ーIL」、インバータ電流「バーIA」の瞬時値を最大
値選択回路809に入力し、最大値選択回路809の出
力が、制限回路を介して伝達関数、電流補正回路の順
に、または、電流補正回路、伝達関数の順に入力される
よう、すなわち、負荷電流「バーIL」、インバータ電
流「バーIA」に対して制限回路と伝達関数を共通に設
けても良い。
負荷電流「バーIL」により仮想出力インピーダンスを
作成する制限回路806a、伝達関数807aと、イン
バータ電流「バーIA」により仮想出力インピーダンス
を作成する制限回路806b、伝達関数807bを、そ
れぞれ別に設けているが、最大電流設定値と仮想出力イ
ンピーダンス特性が同一の場合は、まず、負荷電流「バ
ーIL」、インバータ電流「バーIA」の瞬時値を最大
値選択回路809に入力し、最大値選択回路809の出
力が、制限回路を介して伝達関数、電流補正回路の順
に、または、電流補正回路、伝達関数の順に入力される
よう、すなわち、負荷電流「バーIL」、インバータ電
流「バーIA」に対して制限回路と伝達関数を共通に設
けても良い。
【0305】また、上記実施例33ないし52では、イ
ンバータ電流IAをバンドパスフィルタ821を介して
比例回路826に入力しているが、順番を入れ替え、イ
ンバータ電流IAを比例回路826を介してバンドパス
フィルタ821に入力するよう構成しても、勿論良い。
ンバータ電流IAをバンドパスフィルタ821を介して
比例回路826に入力しているが、順番を入れ替え、イ
ンバータ電流IAを比例回路826を介してバンドパス
フィルタ821に入力するよう構成しても、勿論良い。
【0306】また、上記実施例33ないし52では、イ
ンバータ電流IAを積分器827に入力しているが、出
力電圧周波数近傍で積分特性がある1次遅れ回路など
を、積分器の代わりに使用しても、勿論良い。
ンバータ電流IAを積分器827に入力しているが、出
力電圧周波数近傍で積分特性がある1次遅れ回路など
を、積分器の代わりに使用しても、勿論良い。
【0307】さらに、以上の説明では電圧形インバータ
の場合について説明したが、図56に示すように、高周
波インバータ900の出力を高周波トランス903を介
して、サイクロコンバータ901により制御し、任意の
周波数と電圧を得、その出力をフィルター902により
正弦波とし、負荷に給電するインバータ+サイクロコン
バータ方式にも同様に適用し得る。
の場合について説明したが、図56に示すように、高周
波インバータ900の出力を高周波トランス903を介
して、サイクロコンバータ901により制御し、任意の
周波数と電圧を得、その出力をフィルター902により
正弦波とし、負荷に給電するインバータ+サイクロコン
バータ方式にも同様に適用し得る。
【0308】上述した各実施例の効果についてまとめる
と次のようになる。実施例1によれば、負荷電流の平均
値が設定値以上のときに出力電圧振幅指令を垂下させる
ことにより、負荷電流を平均値的に制限する効果があ
る。
と次のようになる。実施例1によれば、負荷電流の平均
値が設定値以上のときに出力電圧振幅指令を垂下させる
ことにより、負荷電流を平均値的に制限する効果があ
る。
【0309】また、実施例2によれば、負荷電流の瞬時
値が設定値以上のときに出力電圧指令を垂下させること
により、負荷電流を電圧制御ループの応答で高速に制限
する効果がある。
値が設定値以上のときに出力電圧指令を垂下させること
により、負荷電流を電圧制御ループの応答で高速に制限
する効果がある。
【0310】また、実施例3によれば、負荷電流の瞬時
値が設定値以上のときにPWM電圧指令を垂下させるこ
とにより、負荷電流をPWM変調回路の応答で瞬時に制
限する効果がある。
値が設定値以上のときにPWM電圧指令を垂下させるこ
とにより、負荷電流をPWM変調回路の応答で瞬時に制
限する効果がある。
【0311】また、実施例4によれば、インバータ電流
の平均値が設定値以上のときに出力電圧振幅指令を垂下
させることにより、インバータ電流を平均値的に制限す
る効果がある。
の平均値が設定値以上のときに出力電圧振幅指令を垂下
させることにより、インバータ電流を平均値的に制限す
る効果がある。
【0312】また、実施例5によれば、インバータ電流
の瞬時値が設定値以上のときに出力電圧指令を垂下させ
ることにより、インバータ電流を電圧制御ループの応答
で高速に制限する効果がある。
の瞬時値が設定値以上のときに出力電圧指令を垂下させ
ることにより、インバータ電流を電圧制御ループの応答
で高速に制限する効果がある。
【0313】また、実施例6によれば、インバータ電流
の瞬時値が設定値以上のときにPWM電圧指令を垂下さ
せることにより、インバータ電流をPWM変調回路の応
答で瞬時に制限する効果がある。
の瞬時値が設定値以上のときにPWM電圧指令を垂下さ
せることにより、インバータ電流をPWM変調回路の応
答で瞬時に制限する効果がある。
【0314】また、実施例7によれば、負荷電流の平均
値が設定値以上のとき、または、インバータ電流の平均
値が設定値以上のときに、出力電圧振幅指令を垂下させ
ることにより、負荷電流とインバータ電流をそれぞれの
設定値内に平均値的に制限する効果がある。
値が設定値以上のとき、または、インバータ電流の平均
値が設定値以上のときに、出力電圧振幅指令を垂下させ
ることにより、負荷電流とインバータ電流をそれぞれの
設定値内に平均値的に制限する効果がある。
【0315】また、実施例8によれば、負荷電流の瞬時
値が設定値以上のとき、または、インバータ電流の瞬時
値が設定値以上のときに、出力電圧指令を垂下させるこ
とにより、負荷電流とインバータ電流をそれぞれの設定
値内に、電圧制御ループの応答で高速に制限する効果が
ある。
値が設定値以上のとき、または、インバータ電流の瞬時
値が設定値以上のときに、出力電圧指令を垂下させるこ
とにより、負荷電流とインバータ電流をそれぞれの設定
値内に、電圧制御ループの応答で高速に制限する効果が
ある。
【0316】また、実施例9によれば、負荷電流の瞬時
値が設定値以上のとき、または、インバータ電流の瞬時
値が設定値以上のときに、PWM電圧指令を垂下させる
ことにより、負荷電流とインバータ電流をそれぞれの設
定値内に、PWM変調回路の応答で瞬時に制限する効果
がある。
値が設定値以上のとき、または、インバータ電流の瞬時
値が設定値以上のときに、PWM電圧指令を垂下させる
ことにより、負荷電流とインバータ電流をそれぞれの設
定値内に、PWM変調回路の応答で瞬時に制限する効果
がある。
【0317】また、実施例10によれば、3相3線式の
場合、負荷電流の各相瞬時値のいずれかが設定値以上の
とき、瞬時に出力電圧指令を3相信号の和が0となる補
正信号により、垂下させるので、負荷電流を設定値内
に、電圧制御ループの応答で、干渉なしにかつ瞬時に制
限する効果がある。
場合、負荷電流の各相瞬時値のいずれかが設定値以上の
とき、瞬時に出力電圧指令を3相信号の和が0となる補
正信号により、垂下させるので、負荷電流を設定値内
に、電圧制御ループの応答で、干渉なしにかつ瞬時に制
限する効果がある。
【0318】また、実施例11によれば、3相3線式の
場合、負荷電流の各相瞬時値のいずれかが設定値以上の
とき、瞬時にPWM電圧指令を3相信号の和が0となる
補正信号により、垂下させるので、負荷電流を設定値内
に、PWM変調回路の応答で、干渉なしにかつ瞬時に制
限する効果がある。
場合、負荷電流の各相瞬時値のいずれかが設定値以上の
とき、瞬時にPWM電圧指令を3相信号の和が0となる
補正信号により、垂下させるので、負荷電流を設定値内
に、PWM変調回路の応答で、干渉なしにかつ瞬時に制
限する効果がある。
【0319】また、実施例12によれば、3相3線式の
場合、インバータ電流の各相瞬時値のいずれかが設定値
以上のとき、瞬時に出力電圧指令を3相信号の和が0と
なる補正信号により、垂下させるので、インバータ電流
を設定値内に、電圧制御ループの応答で、干渉なしにか
つ高速に制限する効果がある。
場合、インバータ電流の各相瞬時値のいずれかが設定値
以上のとき、瞬時に出力電圧指令を3相信号の和が0と
なる補正信号により、垂下させるので、インバータ電流
を設定値内に、電圧制御ループの応答で、干渉なしにか
つ高速に制限する効果がある。
【0320】また、実施例13によれば、3相3線式の
場合、インバータ電流の各相瞬時値のいずれかが設定値
以上のとき、瞬時にPWM電圧指令を3相信号の和が0
となる補正信号により、垂下させるので、インバータ電
流を設定値内に、PWM変調回路の応答で、干渉なしに
かつ瞬時に制限する効果がある。
場合、インバータ電流の各相瞬時値のいずれかが設定値
以上のとき、瞬時にPWM電圧指令を3相信号の和が0
となる補正信号により、垂下させるので、インバータ電
流を設定値内に、PWM変調回路の応答で、干渉なしに
かつ瞬時に制限する効果がある。
【0321】また、実施例14によれば、3相3線式の
場合、負荷電流の各相瞬時値のいずれかが設定値以上の
とき、または、インバータ電流の各相瞬時値のいずれか
が設定値以上のときに、瞬時に出力電圧指令を3相信号
の和が0となる補正信号により、垂下させるので、負荷
電流とインバータ電流をそれぞれの設定値内に、電圧制
御ループの応答で干渉なしにかつ高速に制限する効果が
ある。
場合、負荷電流の各相瞬時値のいずれかが設定値以上の
とき、または、インバータ電流の各相瞬時値のいずれか
が設定値以上のときに、瞬時に出力電圧指令を3相信号
の和が0となる補正信号により、垂下させるので、負荷
電流とインバータ電流をそれぞれの設定値内に、電圧制
御ループの応答で干渉なしにかつ高速に制限する効果が
ある。
【0322】また、実施例15によれば、3相3線式の
場合、負荷電流の各相瞬時値のいずれかが設定値以上の
とき、または、インバータ電流の各相瞬時値のいずれか
が設定値以上のときに、瞬時にPWM電圧指令を3相信
号の和が0となる補正信号により、垂下させるので、負
荷電流とインバータ電流をそれぞれの設定値内に、PW
M変調回路の応答で干渉なしにかつ瞬時に制限する効果
がある。
場合、負荷電流の各相瞬時値のいずれかが設定値以上の
とき、または、インバータ電流の各相瞬時値のいずれか
が設定値以上のときに、瞬時にPWM電圧指令を3相信
号の和が0となる補正信号により、垂下させるので、負
荷電流とインバータ電流をそれぞれの設定値内に、PW
M変調回路の応答で干渉なしにかつ瞬時に制限する効果
がある。
【0323】以上のように、実施例16によれば、イン
バータ電流にてPWM電圧指令を変化させたので、LC
フィルタのダンピングを見かけ上改善し、電圧制御増幅
器の設計を容易にできる効果がある。
バータ電流にてPWM電圧指令を変化させたので、LC
フィルタのダンピングを見かけ上改善し、電圧制御増幅
器の設計を容易にできる効果がある。
【0324】また、実施例17によれば、実施例16の
効果に加え、インバータ電流にバンドパスフィルタを通
した信号によりPWM電圧指令を変化させたので、電力
を供給するような周波数帯域での出力電圧過渡特性が改
善される効果がある。
効果に加え、インバータ電流にバンドパスフィルタを通
した信号によりPWM電圧指令を変化させたので、電力
を供給するような周波数帯域での出力電圧過渡特性が改
善される効果がある。
【0325】また、実施例18によれば、実施例17の
効果に加え、負荷電流の平均値が設定値以上のときに出
力電圧振幅指令を垂下させることにより、出力電流を平
均値的に制限する効果がある。
効果に加え、負荷電流の平均値が設定値以上のときに出
力電圧振幅指令を垂下させることにより、出力電流を平
均値的に制限する効果がある。
【0326】また、実施例19によれば、実施例17の
効果に加え、負荷電流の瞬時値が設定値以上のときに出
力電圧指令を垂下させることにより、出力電流を電圧制
御ループの応答で高速に制限する効果がある。
効果に加え、負荷電流の瞬時値が設定値以上のときに出
力電圧指令を垂下させることにより、出力電流を電圧制
御ループの応答で高速に制限する効果がある。
【0327】また、実施例20によれば、実施例17の
効果に加え、負荷電流の瞬時値が設定値以上のときにP
WM電圧指令を垂下させることにより、出力電流をPW
M変調回路の応答で瞬時に制限する効果がある。
効果に加え、負荷電流の瞬時値が設定値以上のときにP
WM電圧指令を垂下させることにより、出力電流をPW
M変調回路の応答で瞬時に制限する効果がある。
【0328】また、実施例21によれば、実施例17の
効果に加え、インバータ電流の平均値が設定値以上のと
きに出力電圧振幅指令を垂下させることにより、インバ
ータ電流を平均値的に制限する効果がある。
効果に加え、インバータ電流の平均値が設定値以上のと
きに出力電圧振幅指令を垂下させることにより、インバ
ータ電流を平均値的に制限する効果がある。
【0329】また、実施例22によれば、実施例17の
効果に加え、インバータ電流の瞬時値が設定値以上のと
きに出力電圧指令を垂下させることにより、インバータ
電流を電圧制御ループの応答で高速に制限する効果があ
る。
効果に加え、インバータ電流の瞬時値が設定値以上のと
きに出力電圧指令を垂下させることにより、インバータ
電流を電圧制御ループの応答で高速に制限する効果があ
る。
【0330】また、実施例23によれば、実施例17の
効果に加え、インバータ電流の瞬時値が設定値以上のと
きにPWM電圧指令を垂下させることにより、インバー
タ電流をPWM変調回路の応答で瞬時に制限する効果が
ある。
効果に加え、インバータ電流の瞬時値が設定値以上のと
きにPWM電圧指令を垂下させることにより、インバー
タ電流をPWM変調回路の応答で瞬時に制限する効果が
ある。
【0331】また、実施例24によれば、実施例17の
効果に加え、負荷電流の平均値が設定値以上のとき、ま
たは、インバータ電流の平均値が設定値以上のときに、
出力電圧振幅指令を垂下させることにより、負荷電流と
インバータ電流をそれぞれの設定値内に平均値的に制限
する効果がある。
効果に加え、負荷電流の平均値が設定値以上のとき、ま
たは、インバータ電流の平均値が設定値以上のときに、
出力電圧振幅指令を垂下させることにより、負荷電流と
インバータ電流をそれぞれの設定値内に平均値的に制限
する効果がある。
【0332】また、実施例25によれば、実施例17の
効果に加え、負荷電流の瞬時値が設定値以上のとき、ま
たは、インバータ電流の瞬時値が設定値以上のときに、
出力電圧指令を垂下させることにより、負荷電流とイン
バータ電流をそれぞれの設定値内に、電圧制御ループの
応答で高速に制限する効果がある。
効果に加え、負荷電流の瞬時値が設定値以上のとき、ま
たは、インバータ電流の瞬時値が設定値以上のときに、
出力電圧指令を垂下させることにより、負荷電流とイン
バータ電流をそれぞれの設定値内に、電圧制御ループの
応答で高速に制限する効果がある。
【0333】また、実施例26によれば、実施例17の
効果に加え、負荷電流の瞬時値が設定値以上のとき、ま
たは、インバータ電流の瞬時値が設定値以上のときに、
PWM電圧指令を垂下させることにより、負荷電流とイ
ンバータ電流をそれぞれの設定値内に、PWM変調回路
の応答で瞬時に制限する効果がある。
効果に加え、負荷電流の瞬時値が設定値以上のとき、ま
たは、インバータ電流の瞬時値が設定値以上のときに、
PWM電圧指令を垂下させることにより、負荷電流とイ
ンバータ電流をそれぞれの設定値内に、PWM変調回路
の応答で瞬時に制限する効果がある。
【0334】また、実施例27によれば、3相3線式の
場合、実施例17の効果に加え、負荷電流の各相瞬時値
のいずれかが設定値以上のとき、瞬時に出力電圧指令を
3相信号の和が0となる補正信号により、垂下させるの
で、負荷電流を設定値内に、電圧制御ループの応答で、
干渉なしにかつ高速に制限する効果がある。
場合、実施例17の効果に加え、負荷電流の各相瞬時値
のいずれかが設定値以上のとき、瞬時に出力電圧指令を
3相信号の和が0となる補正信号により、垂下させるの
で、負荷電流を設定値内に、電圧制御ループの応答で、
干渉なしにかつ高速に制限する効果がある。
【0335】また、実施例28によれば、3相3線式の
場合、実施例17の効果に加え、負荷電流の各相瞬時値
のいずれかが設定値以上のとき、瞬時にPWM電圧指令
を3相信号の和が0となる補正信号により、垂下させる
ので、負荷電流を設定値内に、PWM変調回路の応答
で、干渉なしにかつ瞬時に制限する効果がある。
場合、実施例17の効果に加え、負荷電流の各相瞬時値
のいずれかが設定値以上のとき、瞬時にPWM電圧指令
を3相信号の和が0となる補正信号により、垂下させる
ので、負荷電流を設定値内に、PWM変調回路の応答
で、干渉なしにかつ瞬時に制限する効果がある。
【0336】また、実施例29によれば、3相3線式の
場合、実施例17の効果に加え、インバータ電流の各相
瞬時値のいずれかが設定値以上のとき、瞬時に出力電圧
指令を3相信号の和が0となる補正信号により、垂下さ
せるので、インバータ電流を設定値内に、電圧制御ルー
プの応答で、干渉なしにかつ高速に制限する効果があ
る。
場合、実施例17の効果に加え、インバータ電流の各相
瞬時値のいずれかが設定値以上のとき、瞬時に出力電圧
指令を3相信号の和が0となる補正信号により、垂下さ
せるので、インバータ電流を設定値内に、電圧制御ルー
プの応答で、干渉なしにかつ高速に制限する効果があ
る。
【0337】また、実施例30によれば、3相3線式の
場合、実施例17の効果に加え、インバータ電流の各相
瞬時値のいずれかが設定値以上のとき、瞬時にPWM電
圧指令を3相信号の和が0となる補正信号により、垂下
させるので、インバータ電流を設定値内に、PWM変調
回路の応答で、干渉なしにかつ瞬時に制限する効果があ
る。
場合、実施例17の効果に加え、インバータ電流の各相
瞬時値のいずれかが設定値以上のとき、瞬時にPWM電
圧指令を3相信号の和が0となる補正信号により、垂下
させるので、インバータ電流を設定値内に、PWM変調
回路の応答で、干渉なしにかつ瞬時に制限する効果があ
る。
【0338】また、実施例31によれば、3相3線式の
場合、実施例17の効果に加え、負荷電流の各相瞬時値
のいずれかが設定値以上のとき、または、インバータ電
流の各相瞬時値のいずれかが設定値以上のときに、瞬時
に出力電圧指令を3相信号の和が0となる補正信号によ
り、垂下させるので、負荷電流とインバータ電流をそれ
ぞれの設定値内に、電圧制御ループの応答で干渉なしに
かつ高速に制限する効果がある。
場合、実施例17の効果に加え、負荷電流の各相瞬時値
のいずれかが設定値以上のとき、または、インバータ電
流の各相瞬時値のいずれかが設定値以上のときに、瞬時
に出力電圧指令を3相信号の和が0となる補正信号によ
り、垂下させるので、負荷電流とインバータ電流をそれ
ぞれの設定値内に、電圧制御ループの応答で干渉なしに
かつ高速に制限する効果がある。
【0339】また、実施例32によれば、3相3線式の
場合、実施例17の効果に加え、負荷電流の各相瞬時値
のいずれかが設定値以上のとき、または、インバータ電
流の各相瞬時値のいずれかが設定値以上のときに、瞬時
にPWM電圧指令を3相信号の和が0となる補正信号に
より、垂下させるので、負荷電流とインバータ電流をそ
れぞれの設定値内に、PWM変調回路の応答で干渉なし
にかつ瞬時に制限する効果がある。
場合、実施例17の効果に加え、負荷電流の各相瞬時値
のいずれかが設定値以上のとき、または、インバータ電
流の各相瞬時値のいずれかが設定値以上のときに、瞬時
にPWM電圧指令を3相信号の和が0となる補正信号に
より、垂下させるので、負荷電流とインバータ電流をそ
れぞれの設定値内に、PWM変調回路の応答で干渉なし
にかつ瞬時に制限する効果がある。
【0340】また、実施例33によれば、インバータ電
流にてPWM電圧指令を変化させたので、LCフィルタ
のダンピングを見かけ上改善し、出力電圧周波数での出
力インピーダンスがほぼ0とする効果がある。
流にてPWM電圧指令を変化させたので、LCフィルタ
のダンピングを見かけ上改善し、出力電圧周波数での出
力インピーダンスがほぼ0とする効果がある。
【0341】また、実施例34によれば、実施例33の
効果に加え、負荷電流が設定値以上のときにPWM電圧
指令を垂下させることにより、負荷電流をPWM変調回
路の応答で瞬時に制限する効果がある。
効果に加え、負荷電流が設定値以上のときにPWM電圧
指令を垂下させることにより、負荷電流をPWM変調回
路の応答で瞬時に制限する効果がある。
【0342】また、実施例35によれば、実施例33の
効果に加え、インバータ電流が設定値以上のときにPW
M電圧指令を垂下させることにより、インバータ電流を
PWM変調回路の応答で瞬時に制限する効果がある。
効果に加え、インバータ電流が設定値以上のときにPW
M電圧指令を垂下させることにより、インバータ電流を
PWM変調回路の応答で瞬時に制限する効果がある。
【0343】また、実施例36によれば、実施例33の
効果に加え、負荷電流が設定値以上のとき、または、イ
ンバータ電流が設定値以上のときに、PWM電圧指令を
垂下させることにより、負荷電流とインバータ電流をそ
れぞれの設定値内にPWM変調回路の応答で瞬時に制限
する効果がある。
効果に加え、負荷電流が設定値以上のとき、または、イ
ンバータ電流が設定値以上のときに、PWM電圧指令を
垂下させることにより、負荷電流とインバータ電流をそ
れぞれの設定値内にPWM変調回路の応答で瞬時に制限
する効果がある。
【0344】また、実施例37によれば、実施例33の
効果に加え、出力電圧指令の補正分を出力する電圧制御
増幅器を設けているので、出力電圧を高精度に制御する
ことができる。
効果に加え、出力電圧指令の補正分を出力する電圧制御
増幅器を設けているので、出力電圧を高精度に制御する
ことができる。
【0345】また、実施例38によれば、実施例37の
効果に加え、負荷電流が設定値以上のときに出力電圧指
令を垂下させることにより、負荷電流を電圧制御系の応
答で高速に制限する効果がある。
効果に加え、負荷電流が設定値以上のときに出力電圧指
令を垂下させることにより、負荷電流を電圧制御系の応
答で高速に制限する効果がある。
【0346】また、実施例39によれば、実施例37の
効果に加え、インバータ電流が設定値以上のときに出力
電圧指令を垂下させることにより、インバータ電流を電
圧制御系の応答で高速に制限する効果がある。
効果に加え、インバータ電流が設定値以上のときに出力
電圧指令を垂下させることにより、インバータ電流を電
圧制御系の応答で高速に制限する効果がある。
【0347】また、実施例40によれば、実施例37の
効果に加え、負荷電流が設定値以上のとき、または、イ
ンバータ電流が設定値以上のときに、出力電圧指令を垂
下させることにより、負荷電流とインバータ電流をそれ
ぞれの設定値内に電圧制御系の応答で高速に制限する効
果がある。
効果に加え、負荷電流が設定値以上のとき、または、イ
ンバータ電流が設定値以上のときに、出力電圧指令を垂
下させることにより、負荷電流とインバータ電流をそれ
ぞれの設定値内に電圧制御系の応答で高速に制限する効
果がある。
【0348】また、実施例41によれば、実施例37の
効果に加え、負荷電流が設定値以上のときにPWM電圧
指令を垂下させることにより、負荷電流をPWM変調回
路の応答で瞬時に制限する効果がある。
効果に加え、負荷電流が設定値以上のときにPWM電圧
指令を垂下させることにより、負荷電流をPWM変調回
路の応答で瞬時に制限する効果がある。
【0349】また、実施例42によれば、実施例37の
効果に加え、インバータ電流が設定値以上のときにPW
M電圧指令を垂下させることにより、インバータ電流を
PWM変調回路の応答で瞬時に制限する効果がある。
効果に加え、インバータ電流が設定値以上のときにPW
M電圧指令を垂下させることにより、インバータ電流を
PWM変調回路の応答で瞬時に制限する効果がある。
【0350】また、実施例43によれば、実施例37の
効果に加え、負荷電流が設定値以上のとき、または、イ
ンバータ電流が設定値以上のときに、PWM電圧指令を
垂下させることにより、負荷電流とインバータ電流をそ
れぞれの設定値内にPWM変調回路の応答で瞬時に制限
する効果がある。
効果に加え、負荷電流が設定値以上のとき、または、イ
ンバータ電流が設定値以上のときに、PWM電圧指令を
垂下させることにより、負荷電流とインバータ電流をそ
れぞれの設定値内にPWM変調回路の応答で瞬時に制限
する効果がある。
【0351】また、実施例44によれば、3相3線式の
場合、実施例34の効果に加え、負荷電流の各相瞬時値
のいずれかが設定値以上のとき、PWM電圧指令を3相
信号の和が0となる補正信号により垂下させるので、負
荷電流を設定値内に、干渉なく、かつPWM変調回路の
応答で瞬時に制限する効果がある。
場合、実施例34の効果に加え、負荷電流の各相瞬時値
のいずれかが設定値以上のとき、PWM電圧指令を3相
信号の和が0となる補正信号により垂下させるので、負
荷電流を設定値内に、干渉なく、かつPWM変調回路の
応答で瞬時に制限する効果がある。
【0352】また、実施例45によれば、3相3線式の
場合、実施例34の効果に加え、インバータ電流の各相
瞬時値のいずれかが設定値以上のとき、PWM電圧指令
を3相信号の和が0となる補正信号により垂下させるの
で、インバータ電流を設定値内に、干渉なく、かつPW
M変調回路の応答で瞬時に制限する効果がある。
場合、実施例34の効果に加え、インバータ電流の各相
瞬時値のいずれかが設定値以上のとき、PWM電圧指令
を3相信号の和が0となる補正信号により垂下させるの
で、インバータ電流を設定値内に、干渉なく、かつPW
M変調回路の応答で瞬時に制限する効果がある。
【0353】また、実施例46によれば、3相3線式の
場合、実施例34の効果に加え、負荷電流の各相瞬時値
のいずれかが設定値以上のとき、または、インバータ電
流の各相瞬時値のいずれかが設定値以上のときに、PW
M電圧指令を3相信号の和が0となる補正信号により垂
下させるので、負荷電流とインバータ電流をそれぞれの
設定値内に、干渉なく、かつPWM変調回路の応答で瞬
時に制限する効果がある。
場合、実施例34の効果に加え、負荷電流の各相瞬時値
のいずれかが設定値以上のとき、または、インバータ電
流の各相瞬時値のいずれかが設定値以上のときに、PW
M電圧指令を3相信号の和が0となる補正信号により垂
下させるので、負荷電流とインバータ電流をそれぞれの
設定値内に、干渉なく、かつPWM変調回路の応答で瞬
時に制限する効果がある。
【0354】また、実施例47によれば、3相3線式の
場合、実施例38の効果に加え、負荷電流の各相瞬時値
のいずれかが設定値以上のとき、出力電圧指令を3相信
号の和が0となる補正信号により垂下させるので、負荷
電流を設定値内に、干渉なく、かつ電圧制御系の応答で
高速に制限する効果がある。
場合、実施例38の効果に加え、負荷電流の各相瞬時値
のいずれかが設定値以上のとき、出力電圧指令を3相信
号の和が0となる補正信号により垂下させるので、負荷
電流を設定値内に、干渉なく、かつ電圧制御系の応答で
高速に制限する効果がある。
【0355】また、実施例48によれば、3相3線式の
場合、実施例38の効果に加え、インバータ電流の各相
瞬時値のいずれかが設定値以上のとき、出力電圧指令を
3相信号の和が0となる補正信号により垂下させるの
で、インバータ電流を設定値内に、干渉なく、かつ電圧
制御系の応答で高速に制限する効果がある。
場合、実施例38の効果に加え、インバータ電流の各相
瞬時値のいずれかが設定値以上のとき、出力電圧指令を
3相信号の和が0となる補正信号により垂下させるの
で、インバータ電流を設定値内に、干渉なく、かつ電圧
制御系の応答で高速に制限する効果がある。
【0356】また、実施例49によれば、3相3線式の
場合、実施例38の効果に加え、負荷電流の各相瞬時値
のいずれかが設定値以上のとき、または、インバータ電
流の各相瞬時値のいずれかが設定値以上のときに、出力
電圧指令を3相信号の和が0となる補正信号により垂下
させるので、負荷電流とインバータ電流をそれぞれの設
定値内に、干渉なく、かつ電圧制御系の応答で高速に制
限する効果がある。
場合、実施例38の効果に加え、負荷電流の各相瞬時値
のいずれかが設定値以上のとき、または、インバータ電
流の各相瞬時値のいずれかが設定値以上のときに、出力
電圧指令を3相信号の和が0となる補正信号により垂下
させるので、負荷電流とインバータ電流をそれぞれの設
定値内に、干渉なく、かつ電圧制御系の応答で高速に制
限する効果がある。
【0357】また、実施例50によれば、3相3線式の
場合、実施例41の効果に加え、負荷電流の各相瞬時値
のいずれかが設定値以上のとき、PWM電圧指令を3相
信号の和が0となる補正信号により垂下させるので、負
荷電流を設定値内に、干渉なく、かつPWM変調回路の
応答で瞬時に制限する効果がある。
場合、実施例41の効果に加え、負荷電流の各相瞬時値
のいずれかが設定値以上のとき、PWM電圧指令を3相
信号の和が0となる補正信号により垂下させるので、負
荷電流を設定値内に、干渉なく、かつPWM変調回路の
応答で瞬時に制限する効果がある。
【0358】また、実施例51によれば、3相3線式の
場合、実施例41の効果に加え、インバータ電流の各相
瞬時値のいずれかが設定値以上のとき、PWM電圧指令
を3相信号の和が0となる補正信号により垂下させるの
で、インバータ電流を設定値内に、干渉なく、かつPW
M変調回路の応答で瞬時に制限する効果がある。
場合、実施例41の効果に加え、インバータ電流の各相
瞬時値のいずれかが設定値以上のとき、PWM電圧指令
を3相信号の和が0となる補正信号により垂下させるの
で、インバータ電流を設定値内に、干渉なく、かつPW
M変調回路の応答で瞬時に制限する効果がある。
【0359】また、実施例52によれば、3相3線式の
場合、実施例41の効果に加え、負荷電流の各相瞬時値
のいずれかが設定値以上のとき、または、インバータ電
流の各相瞬時値のいずれかが設定値以上のときに、PW
M電圧指令を3相信号の和が0となる補正信号により垂
下させるので、負荷電流とインバータ電流をそれぞれの
設定値内に、干渉なく、かつPWM変調回路の応答で瞬
時に制限する効果がある。
場合、実施例41の効果に加え、負荷電流の各相瞬時値
のいずれかが設定値以上のとき、または、インバータ電
流の各相瞬時値のいずれかが設定値以上のときに、PW
M電圧指令を3相信号の和が0となる補正信号により垂
下させるので、負荷電流とインバータ電流をそれぞれの
設定値内に、干渉なく、かつPWM変調回路の応答で瞬
時に制限する効果がある。
【0360】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によ
れば、電力変換器から負荷に供給される出力電流(変換
器電流または負荷電流)を検出する電流検出手段を備え
ると共に、制御手段を、上記出力電流が設定値以上流れ
たときにその出力電流に応じて上記電力変換器への電圧
指令値を変化させる構成としたので、出力電流を設定値
以下に制限して電力変換器と出力配線を過電流から保護
することができるという効果がある。
れば、電力変換器から負荷に供給される出力電流(変換
器電流または負荷電流)を検出する電流検出手段を備え
ると共に、制御手段を、上記出力電流が設定値以上流れ
たときにその出力電流に応じて上記電力変換器への電圧
指令値を変化させる構成としたので、出力電流を設定値
以下に制限して電力変換器と出力配線を過電流から保護
することができるという効果がある。
【0361】また、請求項2によれば、電力変換器から
出力される変換器電流を検出する第1の電流検出手段
と、上記電力変換器から出力配線を介して負荷に供給さ
れる負荷電流を検出する第2の電流検出手段と、設定値
以上の変換器電流または負荷電流のいずれか絶対値の大
きい信号を選択する選択回路とを備えると共に、制御手
段を、上記選択回路により選択された信号の電流値に応
じて上記電力変換器への電圧指令値を変化させる構成と
したので、変換器電流および負荷電流をそれぞれの設定
値以下に制限して電力変換器と出力配線を過電流から保
護することができるという効果がある。
出力される変換器電流を検出する第1の電流検出手段
と、上記電力変換器から出力配線を介して負荷に供給さ
れる負荷電流を検出する第2の電流検出手段と、設定値
以上の変換器電流または負荷電流のいずれか絶対値の大
きい信号を選択する選択回路とを備えると共に、制御手
段を、上記選択回路により選択された信号の電流値に応
じて上記電力変換器への電圧指令値を変化させる構成と
したので、変換器電流および負荷電流をそれぞれの設定
値以下に制限して電力変換器と出力配線を過電流から保
護することができるという効果がある。
【0362】また、請求項3によれば、電力変換器から
負荷に供給される出力電流を検出する電流検出手段と、
その出力電流に応じて上記電力変換器への電圧指令値を
垂下させる伝達関数とを備えたので、出力電流が設定値
以上のときに電圧指令値を垂下させることにより、出力
電流を電圧制御ループの応答で高速に制限することがで
きるという効果がある。
負荷に供給される出力電流を検出する電流検出手段と、
その出力電流に応じて上記電力変換器への電圧指令値を
垂下させる伝達関数とを備えたので、出力電流が設定値
以上のときに電圧指令値を垂下させることにより、出力
電流を電圧制御ループの応答で高速に制限することがで
きるという効果がある。
【0363】また、請求項4によれば、電力変換器から
負荷に供給される出力電流を検出する電流検出手段と、
その出力電流の特定周波数成分のみを通過させる抽出手
段と、この抽出手段を介した出力に応じて上記電力変換
器への電圧指令値を垂下させる伝達関数とを備えたの
で、電力を供給する周波数帯域での出力電圧の過渡特性
が改善されるという効果がある。
負荷に供給される出力電流を検出する電流検出手段と、
その出力電流の特定周波数成分のみを通過させる抽出手
段と、この抽出手段を介した出力に応じて上記電力変換
器への電圧指令値を垂下させる伝達関数とを備えたの
で、電力を供給する周波数帯域での出力電圧の過渡特性
が改善されるという効果がある。
【0364】また、請求項5によれば、電力変換器から
負荷に供給される各相の出力電流を検出する電流検出手
段を備えると共に、制御手段に、上記各相出力電流のい
ずれかが設定値以上流れたときに3相の出力電流の和が
0となるように補正する電流補正手段を備えて、制御手
段を、補正された各相の出力電流に応じて上記電力変換
器の各相毎の電圧指令値を変化させる構成としたので、
上述した請求項1項を3相の電力変換器に適用した場合
に、出力電流を設定値内に電圧制御ループの応答で干渉
なしにかつ高速に制限することができるという効果があ
る。
負荷に供給される各相の出力電流を検出する電流検出手
段を備えると共に、制御手段に、上記各相出力電流のい
ずれかが設定値以上流れたときに3相の出力電流の和が
0となるように補正する電流補正手段を備えて、制御手
段を、補正された各相の出力電流に応じて上記電力変換
器の各相毎の電圧指令値を変化させる構成としたので、
上述した請求項1項を3相の電力変換器に適用した場合
に、出力電流を設定値内に電圧制御ループの応答で干渉
なしにかつ高速に制限することができるという効果があ
る。
【0365】また、請求項6によれば、電力変換器から
出力される各相毎の変換器電流を検出する第1の電流検
出手段と、上記電力変換器から3相出力配線を介して負
荷に供給される各相毎の負荷電流を検出する第2の電流
検出手段と、設定値以上の変換器電流または負荷電流の
いずれか絶対値の大きい信号を各相毎に選択する選択回
路とを備えると共に、制御手段に、上記選択回路により
選択された信号の電流値に基づいて3相信号の和が0と
なるように補正する電流補正手段を備えて、この制御手
段を、補正された電流値に応じて上記電力変換器の各相
毎の電圧指令値を変化させる構成としたので、上述した
請求項2項を3相の電力変換器に適用した場合に、各相
毎の変換器電流と負荷電流をそれぞれ設定値以下に制限
して電力変換器と出力配線を過電流から保護することが
できると共に、各相の変換器電流および負荷電流を設定
値内に電圧制御ループの応答で干渉なしにかつ高速に制
限することができるという効果がある。
出力される各相毎の変換器電流を検出する第1の電流検
出手段と、上記電力変換器から3相出力配線を介して負
荷に供給される各相毎の負荷電流を検出する第2の電流
検出手段と、設定値以上の変換器電流または負荷電流の
いずれか絶対値の大きい信号を各相毎に選択する選択回
路とを備えると共に、制御手段に、上記選択回路により
選択された信号の電流値に基づいて3相信号の和が0と
なるように補正する電流補正手段を備えて、この制御手
段を、補正された電流値に応じて上記電力変換器の各相
毎の電圧指令値を変化させる構成としたので、上述した
請求項2項を3相の電力変換器に適用した場合に、各相
毎の変換器電流と負荷電流をそれぞれ設定値以下に制限
して電力変換器と出力配線を過電流から保護することが
できると共に、各相の変換器電流および負荷電流を設定
値内に電圧制御ループの応答で干渉なしにかつ高速に制
限することができるという効果がある。
【0366】また、請求項7によれば、電力変換器から
出力される変換器電流を検出する第1の電流検出手段
と、上記電力変換器から出力配線を介して負荷に供給さ
れる負荷電流を検出する第2の電流検出手段とを備える
と共に、制御手段を、上記負荷電流が設定値以上流れた
ときにその負荷電流に応じて上記電圧指令値を変化させ
ると共に、上記変換器電流に応じて上記電圧指令値を垂
下させる構成としたので、上述した請求項3項を適用し
た請求項1項の効果、つまり、出力電流を設定値以下に
制限して電力変換器と出力配線を過電流から保護するこ
とができると共に、出力電流が設定値以上のときに電圧
指令値を垂下させることにより、出力電流を電圧制御ル
ープの応答で高速に制限することができるという効果が
ある。
出力される変換器電流を検出する第1の電流検出手段
と、上記電力変換器から出力配線を介して負荷に供給さ
れる負荷電流を検出する第2の電流検出手段とを備える
と共に、制御手段を、上記負荷電流が設定値以上流れた
ときにその負荷電流に応じて上記電圧指令値を変化させ
ると共に、上記変換器電流に応じて上記電圧指令値を垂
下させる構成としたので、上述した請求項3項を適用し
た請求項1項の効果、つまり、出力電流を設定値以下に
制限して電力変換器と出力配線を過電流から保護するこ
とができると共に、出力電流が設定値以上のときに電圧
指令値を垂下させることにより、出力電流を電圧制御ル
ープの応答で高速に制限することができるという効果が
ある。
【0367】また、請求項8によれば、電力変換器から
出力される変換器電流を検出する第1の電流検出手段
と、上記電力変換器から出力配線を介して負荷に供給さ
れる負荷電流を検出する第2の電流検出手段とを備える
と共に、制御手段に、設定値以上の変換器電流または負
荷電流のいずれか絶対値の大きい信号を選択する選択回
路と、上記変換器電流に応じて上記電圧指令値を垂下さ
せる伝達関数とを備えて、制御手段を、上記選択回路に
より選択された信号の電流値に応じて上記電圧指令値を
変化させると共に、上記変換器電流に応じて上記電圧指
令値を垂下させる構成としたので、上述した請求項3項
を適用した請求項2項の効果、つまり、変換器電流およ
び負荷電流をそれぞれの設定値以下に制限して電力変換
器と出力配線を過電流から保護することができると共
に、設定値以上流れたときに電圧指令値を垂下させるこ
とにより、変換器電流および負荷電流を電圧制御ループ
の応答で高速に制限することができるという効果があ
る。
出力される変換器電流を検出する第1の電流検出手段
と、上記電力変換器から出力配線を介して負荷に供給さ
れる負荷電流を検出する第2の電流検出手段とを備える
と共に、制御手段に、設定値以上の変換器電流または負
荷電流のいずれか絶対値の大きい信号を選択する選択回
路と、上記変換器電流に応じて上記電圧指令値を垂下さ
せる伝達関数とを備えて、制御手段を、上記選択回路に
より選択された信号の電流値に応じて上記電圧指令値を
変化させると共に、上記変換器電流に応じて上記電圧指
令値を垂下させる構成としたので、上述した請求項3項
を適用した請求項2項の効果、つまり、変換器電流およ
び負荷電流をそれぞれの設定値以下に制限して電力変換
器と出力配線を過電流から保護することができると共
に、設定値以上流れたときに電圧指令値を垂下させるこ
とにより、変換器電流および負荷電流を電圧制御ループ
の応答で高速に制限することができるという効果があ
る。
【0368】また、請求項9によれば、電力変換器から
出力される変換器電流を検出する第1の電流検出手段
と、上記電力変換器から出力配線を介して負荷に供給さ
れる負荷電流を検出する第2の電流検出手段とを備える
と共に、制御手段に、上記変換器電流の特定周波数成分
のみを通過させる抽出手段と、この抽出手段を介した出
力に応じて上記電圧指令値を垂下させる伝達関数とを備
えて、制御手段を、上記負荷電流が設定値以上流れたと
きにその負荷電流に応じて上記電圧指令値を変化させる
と共に、上記抽出手段を介した出力に応じて上記電圧指
令値を垂下させる構成としたので、上述した請求項4項
を適用した請求項1項の効果、つまり、出力電流を設定
値以下に制限して電力変換器と出力配線を過電流から保
護することができると共に、電力を供給する周波数帯域
での出力電圧の過渡特性が改善されるという効果があ
る。
出力される変換器電流を検出する第1の電流検出手段
と、上記電力変換器から出力配線を介して負荷に供給さ
れる負荷電流を検出する第2の電流検出手段とを備える
と共に、制御手段に、上記変換器電流の特定周波数成分
のみを通過させる抽出手段と、この抽出手段を介した出
力に応じて上記電圧指令値を垂下させる伝達関数とを備
えて、制御手段を、上記負荷電流が設定値以上流れたと
きにその負荷電流に応じて上記電圧指令値を変化させる
と共に、上記抽出手段を介した出力に応じて上記電圧指
令値を垂下させる構成としたので、上述した請求項4項
を適用した請求項1項の効果、つまり、出力電流を設定
値以下に制限して電力変換器と出力配線を過電流から保
護することができると共に、電力を供給する周波数帯域
での出力電圧の過渡特性が改善されるという効果があ
る。
【0369】また、請求項10によれば、電力変換器か
ら出力される変換器電流を検出する第1の電流検出手段
と、上記電力変換器から出力配線を介して負荷に供給さ
れる負荷電流を検出する第2の電流検出手段とを備える
と共に、制御手段に、設定値以上の変換器電流または負
荷電流のいずれか絶対値の大きい信号を選択する選択回
路と、上記変換器電流の特定周波数成分のみを通過させ
る抽出手段と、この抽出手段を介した出力に応じて上記
電圧指令値を垂下させる伝達関数とを備えて、制御手段
を、上記選択回路により選択された信号の電流値に応じ
て上記電圧指令値を変化させると共に、上記抽出手段を
介した出力に応じて上記電圧指令値を垂下させる構成と
したので、上述した請求項4項を適用した請求項2項の
効果、つまり、変換器電流および負荷電流をそれぞれの
設定値以下に制限して電力変換器と出力配線を過電流か
ら保護することができると共に、電力を供給する周波数
帯域での出力電圧の過渡特性が改善されるという効果が
ある。
ら出力される変換器電流を検出する第1の電流検出手段
と、上記電力変換器から出力配線を介して負荷に供給さ
れる負荷電流を検出する第2の電流検出手段とを備える
と共に、制御手段に、設定値以上の変換器電流または負
荷電流のいずれか絶対値の大きい信号を選択する選択回
路と、上記変換器電流の特定周波数成分のみを通過させ
る抽出手段と、この抽出手段を介した出力に応じて上記
電圧指令値を垂下させる伝達関数とを備えて、制御手段
を、上記選択回路により選択された信号の電流値に応じ
て上記電圧指令値を変化させると共に、上記抽出手段を
介した出力に応じて上記電圧指令値を垂下させる構成と
したので、上述した請求項4項を適用した請求項2項の
効果、つまり、変換器電流および負荷電流をそれぞれの
設定値以下に制限して電力変換器と出力配線を過電流か
ら保護することができると共に、電力を供給する周波数
帯域での出力電圧の過渡特性が改善されるという効果が
ある。
【0370】また、請求項11によれば、電力変換器か
ら出力される変換器電流を検出する電流検出手段を備
え、制御手段により、上記変換器電流に応じて電力変換
器の電圧指令値を変化させる構成としたので、LCフィ
ルタのダンピングを見かけ上改善し、出力電圧周波数で
の出力インピーダンスがほぼ0とする効果がある。
ら出力される変換器電流を検出する電流検出手段を備
え、制御手段により、上記変換器電流に応じて電力変換
器の電圧指令値を変化させる構成としたので、LCフィ
ルタのダンピングを見かけ上改善し、出力電圧周波数で
の出力インピーダンスがほぼ0とする効果がある。
【0371】また、請求項12によれば、電力変換器か
ら出力される変換器電流を検出する第1の電流検出手段
と、上記電力変換器から出力配線を介して負荷に供給さ
れる負荷電流を検出する第2の電流検出手段と、上記変
換器電流に基づいて直列リアクトルの電圧降下を補償す
べく出力を送出する補償回路とを備え、制御手段によ
り、上記負荷電流が設定値以上流れたときにその負荷電
流に応じて電力変換器のの出力電圧指令を変化させると
共に、上記補償回路の出力に応じて上記電力変換器への
電圧指令値を変化させる構成としたので、上記請求項1
1の効果に加えて、負荷電流を電力変換器を制御する制
御手段の応答で瞬時に制限することができるという効果
がある。
ら出力される変換器電流を検出する第1の電流検出手段
と、上記電力変換器から出力配線を介して負荷に供給さ
れる負荷電流を検出する第2の電流検出手段と、上記変
換器電流に基づいて直列リアクトルの電圧降下を補償す
べく出力を送出する補償回路とを備え、制御手段によ
り、上記負荷電流が設定値以上流れたときにその負荷電
流に応じて電力変換器のの出力電圧指令を変化させると
共に、上記補償回路の出力に応じて上記電力変換器への
電圧指令値を変化させる構成としたので、上記請求項1
1の効果に加えて、負荷電流を電力変換器を制御する制
御手段の応答で瞬時に制限することができるという効果
がある。
【0372】また、請求項13によれば、電力変換器か
ら出力される変換器電流を検出する電流検出手段と、上
記変換器電流に基づいて直列リアクトルの電圧降下を補
償すべく出力を送出する補償回路とを備え、制御手段に
より、上記変換器電流が設定値以上流れたときにその変
換器電流に応じて上記電力変換器への出力電圧指令を変
化させると共に、上記補償回路の出力に応じて上記電力
変換器への電圧指令値を変化させる構成としたので、上
記請求項11の効果に加えて、変換器電流を電力変換器
を制御する制御手段の応答で瞬時に制限することができ
るという効果がある。
ら出力される変換器電流を検出する電流検出手段と、上
記変換器電流に基づいて直列リアクトルの電圧降下を補
償すべく出力を送出する補償回路とを備え、制御手段に
より、上記変換器電流が設定値以上流れたときにその変
換器電流に応じて上記電力変換器への出力電圧指令を変
化させると共に、上記補償回路の出力に応じて上記電力
変換器への電圧指令値を変化させる構成としたので、上
記請求項11の効果に加えて、変換器電流を電力変換器
を制御する制御手段の応答で瞬時に制限することができ
るという効果がある。
【0373】また、請求項14によれば、電力変換器か
ら出力される変換器電流を検出する第1の電流検出手段
と、上記電力変換器から出力配線を介して負荷に供給さ
れる負荷電流を検出する第2の電流検出手段と、上記変
換器電流に基づいて上記直列リアクトルの電圧降下を補
償すべく出力を送出する補償回路とを備え、制御手段に
より、上記負荷電流が設定値以上流れたときにその負荷
電流及び上記補償回路の出力に応じて上記変換器への電
圧指令値を変化させる構成としたので、上記請求項11
の効果に加えて、負荷電流を電圧制御系の応答で瞬時に
制限することができるという効果がある。
ら出力される変換器電流を検出する第1の電流検出手段
と、上記電力変換器から出力配線を介して負荷に供給さ
れる負荷電流を検出する第2の電流検出手段と、上記変
換器電流に基づいて上記直列リアクトルの電圧降下を補
償すべく出力を送出する補償回路とを備え、制御手段に
より、上記負荷電流が設定値以上流れたときにその負荷
電流及び上記補償回路の出力に応じて上記変換器への電
圧指令値を変化させる構成としたので、上記請求項11
の効果に加えて、負荷電流を電圧制御系の応答で瞬時に
制限することができるという効果がある。
【0374】さらに、請求項15によれば、電力変換器
から出力される変換器電流を検出する第1の電流検出手
段と、上記電力変換器から出力配線を介して負荷に供給
される負荷電流を検出する第2の電流検出手段と、上記
変換器電流に基づいて直列リアクトルの電圧降下を補償
すべく出力を送出する補償回路とを備え、制御手段によ
り、上記変換器電流が設定値以上流れたときにその変換
器電流及び上記補償回路の出力に応じて上記変換器への
電圧指令値を変化させる構成としたので、上記請求項1
1の効果に加えて、変換器電流を電圧制御系の応答で瞬
時に制限することができるという効果がある。
から出力される変換器電流を検出する第1の電流検出手
段と、上記電力変換器から出力配線を介して負荷に供給
される負荷電流を検出する第2の電流検出手段と、上記
変換器電流に基づいて直列リアクトルの電圧降下を補償
すべく出力を送出する補償回路とを備え、制御手段によ
り、上記変換器電流が設定値以上流れたときにその変換
器電流及び上記補償回路の出力に応じて上記変換器への
電圧指令値を変化させる構成としたので、上記請求項1
1の効果に加えて、変換器電流を電圧制御系の応答で瞬
時に制限することができるという効果がある。
【図1】この発明に係る実施例1を示すブロック図であ
る。
る。
【図2】この発明に用いる電力変換器(インバータ主回
路)の実施例を示す回路図である。
路)の実施例を示す回路図である。
【図3】この発明に用いる伝達関数G(S)807及び
Z(S)822の特性図である。
Z(S)822の特性図である。
【図4】この発明に係る実施例2に示すブロック図であ
る。
る。
【図5】この発明に係る実施例3を示すブロック図であ
る。
る。
【図6】この発明に係る実施例4を示すブロック図であ
る。
る。
【図7】この発明に係る実施例5を示すブロック図であ
る。
る。
【図8】この発明に係る実施例6を示すブロック図であ
る。
る。
【図9】この発明に係る実施例7を示すブロック図であ
る。
る。
【図10】この発明に係る実施例8を示すブロック図で
ある。
ある。
【図11】この発明に係る実施例9を示すブロック図で
ある。
ある。
【図12】この発明に係る実施例10示すブロック図で
ある。
ある。
【図13】この発明に係る実施例11を示すブロック図
である。
である。
【図14】この発明に係る実施例12を示すブロック図
である。
である。
【図15】この発明に係る実施例13を示すブロック図
である。
である。
【図16】この発明に係る実施例14を示すブロック図
である。
である。
【図17】この発明に係る実施例15を示すブロック図
である。
である。
【図18】この発明に係る実施例16を示すブロック図
である。
である。
【図19】この発明に係る実施例17を示すブロック図
である。
である。
【図20】この発明に係る実施例18を示すブロック図
である。
である。
【図21】この発明に係る実施例19を示すブロック図
である。
である。
【図22】この発明に係る実施例20を示すブロック図
である。
である。
【図23】この発明に係る実施例21を示すブロック図
である。
である。
【図24】この発明に係る実施例22示すブロック図で
ある。
ある。
【図25】この発明に係る実施例23を示すブロック図
である。
である。
【図26】この発明に係る実施例24を示すブロック図
である。
である。
【図27】この発明に係る実施例25を示すブロック図
である。
である。
【図28】この発明に係る実施例26を示すブロック図
である。
である。
【図29】この発明に係る実施例27を示すブロック図
である。
である。
【図30】この発明に係る実施例28を示すブロック図
である。
である。
【図31】この発明に係る実施例29を示すブロック図
である。
である。
【図32】この発明に係る実施例30を示すブロック図
である。
である。
【図33】この発明に係る実施例31を示すブロック図
である。
である。
【図34】この発明に係る実施例32を示すブロック図
である。
である。
【図35】この発明に係る実施例33を示すブロック図
である。
である。
【図36】実施例33の動作原理を説明するブロック図
である。
である。
【図37】この発明に係る実施例34を示すブロック図
である。
である。
【図38】この発明に係る実施例35を示すブロック図
である。
である。
【図39】この発明に係る実施例36を示すブロック図
である。
である。
【図40】この発明に係る実施例37を示すブロック図
である。
である。
【図41】この発明に係る実施例38を示すブロック図
である。
である。
【図42】この発明に係る実施例39を示すブロック図
である。
である。
【図43】この発明に係る実施例40を示すブロック図
である。
である。
【図44】この発明に係る実施例41を示すブロック図
である。
である。
【図45】この発明に係る実施例42を示すブロック図
である。
である。
【図46】この発明に係る実施例43を示すブロック図
である。
である。
【図47】この発明に係る実施例44を示すブロック図
である。
である。
【図48】この発明に係る実施例45を示すブロック図
である。
である。
【図49】この発明に係る実施例46を示すブロック図
である。
である。
【図50】この発明に係る実施例47を示すブロック図
である。
である。
【図51】この発明に係る実施例48を示すブロック図
である。
である。
【図52】この発明に係る実施例49を示すブロック図
である。
である。
【図53】この発明に係る実施例50を示すブロック図
である。
である。
【図54】この発明に係る実施例51を示すブロック図
である。
である。
【図55】この発明に係る実施例52を示すブロック図
である。
である。
【図56】この発明に用いる他の変換器の実施例を示す
回路図である。
回路図である。
【図57】従来方式の構成を示すブロック図である。
【図58】図57のPWM変調回路の構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
1 インバータ主回路 2 リアクトル 3 コンデンサ 4 直流電源 5 負荷 6a 電流検出器 6b 電流検出器 6c 電圧検出器 7 ドライブ回路 801 交流正弦波基準発振回路 802 振幅指令発生回路 803 電圧制御増幅器 804 PWM変調回路 805 平均値検出回路 806 制限回路 807 伝達関数 808 電流補正回路 809 最大値選択回路 811 乗算器 812 加減算器 813 加減算器 814 加減算器 821 バンドパスフィルタ 822 伝達関数 825 加減算器 826 比例回路 827 積分器(補償回路) 828 電圧指令値発生回路 829 加減算器 830 加減算器 831 加算器
Claims (15)
- 【請求項1】 複数のスイッチング素子を有し交流変換
出力を得る電力変換器の上記スイッチング素子を電圧指
令値に基づいて制御することにより任意の交流出力を負
荷に供給する制御手段を備えた電力変換器の制御装置に
おいて、上記電力変換器から上記負荷に供給される出力
電流を検出する電流検出手段を備えると共に、上記制御
手段を、上記出力電流が設定値以上流れたときにその出
力電流に応じて上記電圧指令値を変化させる構成とした
ことを特徴とする電力変換器の制御装置。 - 【請求項2】 複数のスイッチング素子を有し交流変換
出力を得る電力変換器の上記スイッチング素子を電圧指
令値に基づいて制御することにより任意の交流出力を負
荷に供給する制御手段を備えた電力変換器の制御装置に
おいて、上記電力変換器から出力される変換器電流を検
出する第1の電流検出手段と、上記電力変換器から出力
配線を介して上記負荷に供給される負荷電流を検出する
第2の電流検出手段と、設定値以上の変換器電流または
負荷電流のいずれか絶対値の大きい信号を選択する選択
回路とを備えると共に、上記制御手段を、上記選択回路
により選択された信号の電流値に応じて上記電圧指令値
を変化させる構成としたことを特徴とする電力変換器の
制御装置。 - 【請求項3】 複数のスイッチング素子を有し交流変換
出力を得る電力変換器の上記スイッチング素子を電圧指
令値に基づいて制御することにより任意の交流出力を負
荷に供給する制御手段を備えた電力変換器の制御装置に
おいて、上記電力変換器から上記負荷に供給される出力
電流を検出する電流検出手段と、その出力電流に応じて
上記電圧指令値を垂下させる伝達関数とを備えたことを
特徴とする電力変換器の制御装置。 - 【請求項4】 複数のスイッチング素子を有し交流変換
出力を得る電力変換器の上記スイッチング素子を電圧指
令値に基づいて制御することにより任意の交流出力を負
荷に供給する制御手段を備えた電力変換器の制御装置に
おいて、上記電力変換器から上記負荷に供給される出力
電流を検出する電流検出手段と、その出力電流の特定周
波数成分のみを通過させる抽出手段と、この抽出手段を
介した出力に応じて上記電圧指令値を垂下させる伝達関
数とを備えたことを特徴とする電力変換器の制御装置。 - 【請求項5】 複数のスイッチング素子を有し3相交流
変換出力を得る電力変換器の各相のスイッチング素子を
各相毎の電圧指令値に基づいて制御することにより任意
の3相交流出力を負荷に供給する制御手段を備えた電力
変換器の制御装置において、上記電力変換器から上記負
荷に供給される各相の出力電流を検出する電流検出手段
を備えると共に、上記制御手段に、上記各相出力電流の
いずれかが設定値以上流れたときに3相の出力電流の和
が0となるように補正する電流補正手段を備えて、この
制御手段を、補正された各相の出力電流に応じて上記各
相毎の電圧指令値を変化させる構成としたことを特徴と
する電力変換器の制御装置。 - 【請求項6】 複数のスイッチング素子を有し3相交流
変換出力を得る電力変換器の各相のスイッチング素子を
各相毎の電圧指令値に基づいて制御することにより任意
の3相交流出力を負荷に供給する制御手段を備えた電力
変換器の制御装置において、上記電力変換器から出力さ
れる各相毎の変換器電流を検出する第1の電流検出手段
と、上記電力変換器から3相出力配線を介して上記負荷
に供給される各相毎の負荷電流を検出する第2の電流検
出手段と、設定値以上の変換器電流または負荷電流のい
ずれか絶対値の大きい信号を各相毎に選択する選択回路
とを備えると共に、上記制御手段に、上記選択回路によ
り選択された信号の電流値に基づいて3相信号の和が0
となるように補正する電流補正手段を備えて、この制御
手段を、補正された電流値に応じて上記各相毎の電圧指
令値を変化させる構成としたことを特徴とする電力変換
器の制御装置。 - 【請求項7】 複数のスイッチング素子を有し交流変換
出力を得る電力変換器の上記スイッチング素子を電圧指
令値に基づいて制御することにより任意の交流出力を負
荷に供給する制御手段を備えた電力変換器の制御装置に
おいて、上記電力変換器から出力される変換器電流を検
出する第1の電流検出手段と、上記電力変換器から出力
配線を介して上記負荷に供給される負荷電流を検出する
第2の電流検出手段とを備えると共に、上記制御手段
を、上記負荷電流が設定値以上流れたときにその負荷電
流に応じて上記電圧指令値を変化させると共に、上記変
換器電流に応じて上記電圧指令値を垂下させる構成とし
たことを特徴とする電力変換器の制御装置。 - 【請求項8】 複数のスイッチング素子を有し交流変換
出力を得る電力変換器の上記スイッチング素子を電圧指
令値に基づいて制御することにより任意の交流出力を負
荷に供給する制御手段を備えた電力変換器の制御装置に
おいて、上記電力変換器から出力される変換器電流を検
出する第1の電流検出手段と、上記電力変換器から出力
配線を介して上記負荷に供給される負荷電流を検出する
第2の電流検出手段とを備えると共に、上記制御手段
に、設定値以上の変換器電流または負荷電流のいずれか
絶対値の大きい信号を選択する選択回路と、上記変換器
電流に応じて上記電圧指令値を垂下させる伝達関数とを
備えて、この制御手段を、上記選択回路により選択され
た信号の電流値に応じて上記電圧指令値を変化させると
共に、上記変換器電流に応じて上記電圧指令値を垂下さ
せる構成としたことを特徴とする電力変換器の制御装
置。 - 【請求項9】 複数のスイッチング素子を有し交流変換
出力を得る電力変換器の上記スイッチング素子を電圧指
令値に基づいて制御することにより任意の交流出力を負
荷に供給する制御手段を備えた電力変換器の制御装置に
おいて、上記電力変換器から出力される変換器電流を検
出する第1の電流検出手段と、上記電力変換器から出力
配線を介して上記負荷に供給される負荷電流を検出する
第2の電流検出手段とを備えると共に、上記制御手段
に、上記変換器電流の特定周波数成分のみを通過させる
抽出手段と、この抽出手段を介した出力に応じて上記電
圧指令値を垂下させる伝達関数とを備えて、この制御手
段を、上記負荷電流が設定値以上流れたときにその負荷
電流に応じて上記電圧指令値を変化させると共に、上記
抽出手段を介した出力に応じて上記電圧指令値を垂下さ
せる構成としたことを特徴とする電力変換器の制御装
置。 - 【請求項10】 複数のスイッチング素子を有し交流変
換出力を得る電力変換器の上記スイッチング素子を電圧
指令値に基づいて制御することにより任意の交流出力を
負荷に供給する制御手段を備えた電力変換器の制御装置
において、上記電力変換器から出力される変換器電流を
検出する第1の電流検出手段と、上記電力変換器から出
力配線を介して上記負荷に供給される負荷電流を検出す
る第2の電流検出手段とを備えると共に、上記制御手段
に、設定値以上の変換器電流または負荷電流のいずれか
絶対値の大きい信号を選択する選択回路と、上記変換器
電流の特定周波数成分のみを通過させる抽出手段と、こ
の抽出手段を介した出力に応じて上記電圧指令値を垂下
させる伝達関数とを備えて、この制御手段を、上記選択
回路により選択された信号の電流値に応じて上記電圧指
令値を変化させると共に、上記抽出手段を介した出力に
応じて上記電圧指令値を垂下させる構成としたことを特
徴とする電力変換器の制御装置。 - 【請求項11】 複数のスイッチング素子を有し交流変
換出力を得る電力変換器の上記スイッチング素子を電圧
指令値に基づいて制御することにより任意の交流出力を
負荷に供給する制御手段を備えた電力変換器の制御装置
において、上記電力変換器から出力される変換器電流を
検出する電流検出手段を備えると共に、上記制御手段
を、上記変換器電流に応じて上記電圧指令値を変化させ
る構成としたことを特徴とする電力変換器の制御装置。 - 【請求項12】 複数のスイッチング素子を有し交流変
換出力を得る電力変換器の上記スイッチング素子を出力
電圧指令に応じた電圧指令値に基づいて制御することに
より任意の交流出力をフィルタを構成する直列リアクト
ルとコンデンサを介して負荷に供給する制御手段を備え
た電力変換器の制御装置において、上記電力変換器から
出力される変換器電流を検出する第1の電流検出手段
と、上記電力変換器から出力配線を介して上記負荷に供
給される負荷電流を検出する第2の電流検出手段と、上
記変換器電流に基づいて上記直列リアクトルの電圧降下
を補償すべく出力を送出する補償回路とを備えると共
に、上記制御手段を、上記負荷電流が設定値以上流れた
ときにその負荷電流に応じて上記出力電圧指令を変化さ
せると共に、上記補償回路の出力に応じて上記電力変換
器への電圧指令値を変化させる構成としたことを特徴と
する電力変換器の制御装置。 - 【請求項13】 複数のスイッチング素子を有し交流変
換出力を得る電力変換器の上記スイッチング素子を出力
電圧指令に応じた電圧指令値に基づいて制御することに
より任意の交流出力をフィルタを構成する直列リアクト
ルとコンデンサを介して負荷に供給する制御手段を備え
た電力変換器の制御装置において、上記電力変換器から
出力される変換器電流を検出する電流検出手段と、上記
変換器電流に基づいて上記直列リアクトルの電圧降下を
補償すべく出力を送出する補償回路とを備えると共に、
上記制御手段を、上記変換器電流が設定値以上流れたと
きにその変換器電流に応じて上記出力電圧指令を変化さ
せると共に、上記補償回路の出力に応じて上記電力変換
器への電圧指令値を変化させる構成としたことを特徴と
する電力変換器の制御装置。 - 【請求項14】 複数のスイッチング素子を有し交流変
換出力を得る電力変換器の上記スイッチング素子を出力
電圧指令に応じた電圧指令値に基づいて制御することに
より任意の交流出力をフィルタを構成する直列リアクト
ルとコンデンサを介して負荷に供給する制御手段を備え
た電力変換器の制御装置において、上記電力変換器から
出力される変換器電流を検出する第1の電流検出手段
と、上記電力変換器から出力配線を介して上記負荷に供
給される負荷電流を検出する第2の電流検出手段と、上
記変換器電流に基づいて上記直列リアクトルの電圧降下
を補償すべく出力を送出する補償回路とを備えると共
に、上記制御手段を、上記負荷電流が設定値以上流れた
ときにその負荷電流及び上記補償回路の出力に応じて上
記変換器への電圧指令値を変化させる構成としたことを
特徴とする電力変換器の制御装置。 - 【請求項15】 複数のスイッチング素子を有し交流変
換出力を得る電力変換器の上記スイッチング素子を出力
電圧指令に応じた電圧指令値に基づいて制御することに
より任意の交流出力をフィルタを構成する直列リアクト
ルとコンデンサを介して負荷に供給する制御手段を備え
た電力変換器の制御装置において、上記電力変換器から
出力される変換器電流を検出する第1の電流検出手段
と、上記電力変換器から出力配線を介して上記負荷に供
給される負荷電流を検出する第2の電流検出手段と、上
記変換器電流に基づいて上記直列リアクトルの電圧降下
を補償すべく出力を送出する補償回路とを備えると共
に、上記制御手段を、上記変換器電流が設定値以上流れ
たときにその変換器電流及び上記補償回路の出力に応じ
て上記変換器への電圧指令値を変化させる構成としたこ
とを特徴とする電力変換器の制御装置。
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