JPH0626131A - 吸音材付きプレキャストコンクリート版の施工法 - Google Patents

吸音材付きプレキャストコンクリート版の施工法

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Publication number
JPH0626131A
JPH0626131A JP12413492A JP12413492A JPH0626131A JP H0626131 A JPH0626131 A JP H0626131A JP 12413492 A JP12413492 A JP 12413492A JP 12413492 A JP12413492 A JP 12413492A JP H0626131 A JPH0626131 A JP H0626131A
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JP
Japan
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concrete
sound absorbing
precast concrete
absorbing board
forms
Prior art date
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Pending
Application number
JP12413492A
Other languages
English (en)
Inventor
Soichi Kitani
宗一 木谷
Koichiro Taguchi
興一郎 田口
Yoshinori Kobiyama
善則 小桧山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
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Publication date
Application filed by Takenaka Komuten Co Ltd filed Critical Takenaka Komuten Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】グラスールの貼付け工事は、外壁の構築後に足
場を組んで施工しているのが実情であり、施工が容易で
なく、コスト高となっている。また、建屋内部に雨水が
侵入したり結露が生じたりして、グラスウールに水を含
むと、このグラスウールの吸音率が極端に低下するだけ
でなく、その水分が容易に乾燥せず、やがてその水分が
腐敗してグラスウールを劣化させ、金網を腐食させて、
短期間の内に剥落する欠点等があるので、これらの問題
点を解決せんとするものである。 【構成】倒伏姿勢のプレキャストコンクリート版用型枠
Bを設け、該型枠内に表面仕上げ材(例えばタイル2)
を敷き、配筋11を施して、コンクリート12を打設し、打
設直後に、その打設コンクリート上に適宜大きさの剛体
多孔質吸音板3を載せて押圧し、付着一体化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸音材付きプレキャス
トコンクリート版の施工法に関する。
【0002】
【従来の技術】工場等の騒音は、騒音規制法に隣地境界
線で45dB以下としなければならない旨定められている
が、工場建屋の上部に設けられる蒸気復水器等の騒音
は、工場建屋に反響し、共鳴するため、102dBにも達
し、そのままでは隣地境界線で45dB以下とすることは
余程広大な敷地内にあるならばともかくとして一般には
困難である。そこで、通常は、工場建屋の外壁の内面に
吸音材たるグラスウールを貼着し、これを金網で押さえ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このグラスー
ルの貼付け工事は、現場打ち工法にせよ或いはPC工法
にせよ外壁の構築後に足場を組んで施工しているのが実
情であり、施工が容易でなく、コスト高となっている。
また、この場合、建屋内部に雨水が侵入したり結露が生
じたりして、グラスウールに水を含むと、このグラスウ
ールの吸音率が極端に低下するだけでなく、その水分が
容易に乾燥せず、やがてその水分が腐敗してグラスウー
ルを劣化させ、金網を腐食させて、短期間の内に剥落す
る欠点があり、しかも、グラスウールや金網には、耐火
性、耐候性、耐湿性、成形加工性が悪い欠点がある。本
発明は、これらの問題点を解決しようとするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる目的達成のため、
本発明は、倒伏姿勢のプレキャストコンクリート版用型
枠を設け、該型枠内に表面仕上げ材を敷き、配筋を施し
て、コンクリートを打設し、打設直後に、その打設コン
クリート上に適宜大きさの剛体多孔質吸音板を載せて押
圧し、付着一体化させたことを特徴とする。
【0005】
【作用】如上の構成であるから、倒伏姿勢のプレキャス
トコンクリート版用型枠は、施工を容易にし、型枠内に
敷いた表面仕上げ材は、仕上げ作業を排するとともに、
打設コンクリートとの付着を的確にし、コンクリート打
設直後に該コンクリート上に載せた剛体多孔質吸音板の
押圧は、打設コンクリートとの比重の相異による浮上を
押さえて、打設コンクリートへの付着を的確にし、か
つ、その付設作業を容易にする。また、付着された剛体
多孔質吸音板は、従来の上記問題点を解決する。
【0006】
【実施例】図面は、本発明の実施例を示している。図1
は、本発明の施工法により製造した吸音材付きプレキャ
ストコンクリート版Aを示し、1は、鉄筋コンクリート
外壁版、2は、該鉄筋コンクリート外壁版の外面に付設
した表面仕上げ材たるタイル、3は、内面に付設した剛
体多孔質吸音板である。この吸音材付きプレキャストコ
ンクリート版Aは、図2に示す(1)乃至(3)の手順で施工
する。以下、図2に従い順に説明する。 (1) 倒伏姿勢のプレキャストコンクリート版用型枠B
を設け、該型枠内に、表面仕上げ材を敷多数のタイル2
と目地材22とをあらかじめプラスチックシート21に剥離
可能に貼着したものを敷く。 (2) 上記型枠B内に適宜配筋11を施し、コンクリート1
2を打設して均す。 (3) その打設直後に、打設コンクリート12上に適宜大
きさで適宜厚さの剛体多孔質吸音板3を載せ、下方へと
押圧して打設コンクリート12と付着一体化させ、養生硬
化させて、所定のコンクリート強度が発現したところで
脱型・搬出し、プラスチックシート21及び目地材22を剥
がして更に十分に硬化させる。 斯様に製造した吸音材付きプレキャストコンクリート版
Aは、現場へ搬入して建込めばよく、既に剛体多孔質吸
音板3を備えているので、後の吸音材付設作業は不要で
ある。
【0007】なお、剛体多孔質吸音板3には、大同コン
クリート工業株式会社製「ポアセル」(商標)がよく、
この「ポアセル」は、かさ比重0.27〜0.35の軽石のよう
な超軽量気泡コンクリートであり、グラスウール等の繊
維系吸音材と同等の高い吸音性能を有し、屋外使用が可
能で、洗浄もでき、不燃材で、 700℃でも吸音率は低下
せず、熱伝導率が 0.07kcal/mh℃と低く、高性能断熱材
としても使用可能であり、加工性に優れ、表面塗装、接
着剤の塗布が可能であり、産業廃棄物としての処理が容
易である。剛体多孔質吸音板3の下方への押圧には、荷
重をかければよいが、その一つの手段として、上記3)の
工程後のものを型枠ともどもに複数重畳させてもよい。
剛体多孔質吸音板3の大きさは、任意であり、小さいも
のを多数配列させてもよい。また、裏面に凹溝等を形成
すると、コンクリートとの付着性をより向上させること
ができる。特に必であれば、適宜なアンカー金物を装備
させ、コンクリート12中に差し込んでもよい。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば、倒伏姿勢のプレキャス
トコンクリート版用型枠を用いて倒伏姿勢でプレキャス
トコンクリート外壁版を製造し、コンクリートを打設直
後に、その打設コンクリート上に適宜大きさの剛体多孔
質吸音板を載せて押圧し、付着一体化させるので、極め
て容易に、簡単に、迅速に製造でき、現場での吸音材貼
付け作業を要せず、したがって、現場で足場を組む必要
もなく、現場施工が容易になり、コストを低減できる。
また、そのようにして付着一体化させた剛体多孔質吸音
板は、良好な吸音性能を発揮して、的確に騒音を防止で
き、その密着性と保温性により結露を防止し、万一建屋
内部への雨水の侵入等があっても含水して吸音率が低下
することも、水分が腐敗して部材を劣化させることも、
剥落することもなく、しかも、十分な耐火性、耐候性、
耐湿性等を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る吸音材付きプレキャスト
コンクリート版を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施例に係る吸音材付きプレキャスト
コンクリート版の施工法を示す説明縦断側面図である。
【符号の説明】
A 吸音板付きプレキャストコンクリート版 B プレキャストコンクリート版用型枠 1 鉄筋コンクリート外壁版 2 タイル 3 剛体多孔質吸音板 11 配筋 12 コンクリート 21 プラスチックシート 22 目地材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 倒伏姿勢のプレキャストコンクリート版
    用型枠を設け、該型枠内に表面仕上げ材を敷き、配筋を
    施して、コンクリートを打設し、打設直後に、その打設
    コンクリート上に適宜大きさの剛体多孔質吸音板を載せ
    て押圧し、付着一体化させたことを特徴とする吸音材付
    きプレキャストコンクリート版の施工法。
JP12413492A 1992-04-16 1992-04-16 吸音材付きプレキャストコンクリート版の施工法 Pending JPH0626131A (ja)

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JP12413492A JPH0626131A (ja) 1992-04-16 1992-04-16 吸音材付きプレキャストコンクリート版の施工法

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JP12413492A JPH0626131A (ja) 1992-04-16 1992-04-16 吸音材付きプレキャストコンクリート版の施工法

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JPH0626131A true JPH0626131A (ja) 1994-02-01

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2279171A (en) * 1993-06-16 1994-12-21 Samsung Aerospace Ind Liquid crystal display
CN107553694A (zh) * 2017-08-28 2018-01-09 四川双铁科技有限公司 一种声屏障背板及其制作方法
KR20190031819A (ko) * 2017-09-18 2019-03-27 주식회사 포스코건설 실리카계 슬래그 미분말을 이용한 프리캐스트 콘크리트 방음벽 기초 구조물의 제조방법
CN111496976A (zh) * 2019-01-31 2020-08-07 周兆弟 一种用模具成型墙体的方法
US11935711B2 (en) 2019-03-25 2024-03-19 Jvckenwood Corporation Seesaw switch and electronic apparatus

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