JP4062603B2 - コンクリート打ち込み型枠及びこれを用いた外断熱工法 - Google Patents

コンクリート打ち込み型枠及びこれを用いた外断熱工法 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンクリートを打設する際、断熱材を押し潰すことがなく、取扱いや施工性に優れる断熱材付きコンクリート打ち込み型枠及びこれを用いる外断熱工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
冬場、壁がじっと濡れる結露に悩まされる住宅は多い。目に見えない壁内部の結露も、かびの発生やアレルギーにつながるため、これらを防ぐための外断熱工法が注目を集めている。住宅、病院などの建築物の壁などをすっぽり断熱材で外側からくるむため、建物を長持ちさせる効果がある。このような外断熱工法としては、例えば外装板付き断熱材を建築躯体の所定位置に建て込み、コンクリートを打設して外断熱を形成する方法、あるいは断熱PCコンクリート板を建築物の壁などに貼りつけ外断熱を形成する方法が知られている。
【0003】
この断熱PCコンクリート板は、特許文献1の特開2002−276071号公報に開示されたものが例示でき、建物の外板となるPC板、通気層、断熱材及び建物側に位置する内板となるPC板をこの順序で積層してなり、該外板となるPC板と内板となるPC板をラチス筋で連結したものである。この断熱PCコンクリート板は工場で製造され、現場に搬入して梁などの建築躯体に取り付けるだけでよく、現場でのコンクリート打ちがない利点がある。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−276071号公報(請求項1、段落番号0019)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の外装板付き断熱材を建築躯体の所定位置に建て込み、コンクリートを打設して外断熱を形成する方法は、断熱材は通常、圧縮強度が低いため、これをコンクリートの型枠として用いると、コンクリート打設時に押し潰される。同様に外装板と断熱材間に通気層がある場合、この通気層も押し潰される。また、コンクリート打設用のセパレータは断熱材を貫通して設置せざるを得ない構造となるため、該セパレーターが熱橋となり断熱効果が減少する。また、外装板付き断熱材を建築躯体の所定位置に建て込んだ後の配筋時やコンクリート打設時に断熱材が脱落したり、損傷を受けたりし易い。更に工場で製造された後、コンクリート打設時まで屋外保管する場合には、断熱材を風雨から保護するための適切な養生が必要となるといった数多くの問題を有する。また、断熱PCコンクリート板を建築物の梁などに取り付け外断熱を形成する方法は、断熱PCコンクリート板が相当の重量物であるため、建築躯体の所定の場所に付設する際、重機や数多くの支持金具等が必要となり工費が嵩む。また、断熱PCコンクリート板と建築躯体との取り合い部が、重量物を確実且つ安全に支持するために問題となる。
【0006】
従って、本発明の目的は、コンクリート打設時に断熱材や通気層が押し潰されることがなく、セパレータが断熱材を貫通することがなく、また、配筋時やコンクリート打設時に断熱材が脱落したり、損傷を受けたりすることもなく、更にコンクリート打設時までの断熱材を風雨から保護するための養生も不要で、取扱いや施工性に優れる断熱材付きコンクリート打ち込み型枠及びこれを用いる外断熱工法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる実情において、本発明者らは鋭意検討を行った結果、断熱材の室内側の面に、予め躯体コンクリートと一体化すると共に補強配筋を埋設するコンクリート薄板を形成したコンクリート打ち込み型枠を使用して外断熱工法を行なえば、コンクリート打設時に断熱材や通気層が押し潰されることがなく、セパレータが断熱材を貫通することもなく、また、配筋時やコンクリート打設時に断熱材が脱落したり、損傷を受けたりすることもなく、更にコンクリート打設時までの断熱材を風雨から保護するための養生も不要で、取扱いや施工性に優れることなどを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
すなわち、本発明(1)は、建物の外板となるコンクリート板、断熱材、及び補強配筋を埋設するコンクリート薄板をこの順序で積層してなり、該コンクリート板と該コンクリート薄板とは接合筋で接合され、該補強配筋の一部が該コンクリート薄板の該断熱材とは反対側の表面から露出しているコンクリート打ち込み型枠を提供するものである。このコンクリート打ち込み型枠は予め工場で作製される。このため、断熱材の両側がコンクリート板かコンクリート薄板で覆われることになり、コンクリート打設時までの断熱材を風雨から保護するための養生も不要となる。また、これを現場に搬入し、建物躯体の所定位置に建て込み、型枠堰板を配設し、コンクリート薄板と型枠堰板間にコンクリートを打設する際、断熱材が押し潰されることがない。また、セパレータはコンクリート薄板と型枠堰板間に配設すればよいため、断熱材を貫通することがない。また、配筋時やコンクリート打設時に断熱材が脱落したり、損傷を受けたりすることもなく、取扱いや施工性に優れる。
【0009】
また、本発明(2)は、建物の外板となる外装板、断熱材、及び補強配筋を埋設するコンクリート薄板をこの順序で積層してなり、該補強配筋の一部が該コンクリート薄板の表面から露出している構造を一部に有するコンクリート打ち込み型枠を提供するものである。本発明において、他の構造部を従来の特開2002−276071号公報記載の3層断熱PCコンクリート板とすれば、本発明に係る上記構造部で建築躯体の梁部を、従来の3層断熱PCコンクリート板に係る他の構造部で建築躯体の壁部をそれぞれ形成できる。
【0010】
また、本発明(3)は、前記コンクリート打ち込み型枠を建築躯体の所定位置に建て込む工程と、型枠堰板及び型枠支保工を設置する室内側型枠設置工程と、該コンクリート打ち込み型枠と該型枠堰板間に躯体コンクリートを打設する工程と、を備える外断熱工法を提供するものである。本発明によれば、断熱材が押し潰されたり脱落することなく、建築躯体の所定位置を確実に外断熱とすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態におけるコンクリート打ち込み型枠を図1を参照して説明する。図1は本実施の形態例のコンクリート打ち込み型枠の斜視図である。本例のコンクリート打ち込み型枠10は、建物の外板となる外装板11、断熱材12、及びコンクリート薄板13をこの順序で積層してなり、コンクリート薄板13には一部がコンクリート薄板13の表面から露出する補強配筋14が埋設されている。補強配筋14の露出部分は外断熱工法の際、建築躯体と一体となる打設コンクリートの補強材として機能する。
【0012】
また、コンクリート打ち込み型枠10は、外装板11と断熱材12間で且つ横方向に所定のピッチで縦方向に貫通する通気層19を有している。この通気層19の設置は任意であるものの、通気層19を設置することが、結露が無くなり、結露に起因するカビの発生に伴う外装材の汚損などを防止することができる点で好適である。通気層19の配置形態としては、特に制限されず、建物の外側となる外装板11と断熱材12間に空気が流通し、結露を防止できる空間があればよく、外装板11と断熱材12間が完全に離間したものであってもよい。
【0013】
コンクリート打ち込み型枠10に使用される外装材11としては、特に制限されないが、例えばコンクリート板、石板又はアルミニウム板が挙げられる。このうち、コンクリート板が強度面や断熱材との接着性などの点、あるいは該コンクリート板の外側の表面にタイル等の化粧部材を配設することができるなどバリエーションが広がる点で好ましい。外装材11がコンクリート板である場合、コンクリート板に該コンクリート板とコンクリート薄板13を接合する図1では図示しない接合筋を設けることが、外装材11とコンクリート薄板13が一体化し、強度が高まる点で好適である。また、コンクリート打ち込み型枠10のコンクリート薄板13には、外断熱工法の際に必要となる図1では図示しないセパレータあるいはセパレータと連結する連結部材が設置されていてもよい。セパレータは断熱材12に至るまで埋設されないため、セパレータが熱橋となることはない。
【0014】
コンクリート打ち込み型枠10に使用される断熱材12としては、特に制限されないが、例えばロックウールやガラスウールなどの無機繊維系又は発泡スチレンなどの発泡プラスチック系断熱材が使用できる。コンクリート打ち込み型枠10を構成するコンクリート薄板13は、断熱材12を保護すると共に、型枠として機能するに十分な厚みを有していればよく、そのまま建築躯体に設置したのでは、同然に強度がでないものである。コンクリート薄板13の厚みとしては、例えばコンクリート薄板13と打設コンクリートの合計厚みの1/5〜1/3であれば取扱い性や施工性の点で好適である。
【0015】
補強配筋14としては、特に制限されないが、本例ではラチス筋16と、ラチス筋の山部同士を連結するトップ筋17と、ラチス筋16の谷部同士を連結するボトム筋18とからなる。このようなラチス筋16、トップ筋17及びボトム筋18からなる補強配筋14は、建築躯体と一体となる打設コンクリートの補強材となる。これらの補強配筋14及び図示しないセパレータの材質としては、ステンレスや錆止め塗装を必要としない通常の鉄とすることができる。
【0016】
次に、コンクリート打ち込み型枠10の製造方法の一例について、図2〜図4を参照して説明する。図2〜図4は工場の鋼製型枠上でコンクリート打ち込み型枠を製造する方法を説明する図で、その工程順に示した。先ず、平板状の鋼製ベット型枠21と、天地開放の矩形状の鋼製枠体22を準備し、該ベット枠体21上に鋼製枠体22を載置する。なお、図2中、鋼製枠体22の前方側板と右方側板は鋼製枠体22の内部を見易くするため省略してあるが、実際には存在する。次いで、鋼製枠体22内、ベット枠体21上に外装板11を補強する補強筋23を縦横に所定のピッチで多数配筋する。その際、外装板11とコンクリート薄板13を接合するW字形状のステンレス製の接合筋24も、縦方向および横方向に適宜の間隔と適宜の個数で配設しておく。次に、鋼製枠体22の上方からコンクリートをその厚さがh1となるまで流し込む(図2)。
【0017】
コンクリートを流し込んだ後、断熱材を支持できる強度がでた時点で断熱材12を敷設する。本例では大形断熱材121を6枚、幅調整用断熱材122を6枚使用し碁盤目に敷設する。通気層19は断熱材12の裏面に予め付設された横溝で形成している。また、厚さh2の断熱材12が敷設された後、結合筋24はその上方の一部が断熱材12から露出している(図3)。本発明において、外装板11に断熱材12を取り付ける方法としては、種々の形態を採ることができ、例えば外装板のPCコンクリート板と断熱材12が直接、接着する方法であってもよい。
【0018】
次いでボトム筋18と図示しない壁配筋を配置し、更にラチス筋16及びトップ筋17を配筋することで、補強配筋14を構築する。補強配筋14の高さはコンクリート薄板13が形成された後、建築躯体となる打設コンクリートを補強するに十分な寸法となるように適宜決定される。次いでコンクリートを流し込み、厚さh3のコンクリート薄板13を形成させる。このような方法で、外装板11、断熱材12及び補強配筋14を埋設するコンクリート薄板13をこの順序で積層してなり、補強配筋14の一部がコンクリート薄板13の表面から露出するコンクリート打ち込み型枠10を得ることができる(図4)。
【0019】
次に、本例のコンクリート打ち込み型枠10を用いた外断熱工法の一例を図5(A)、(B)を参照して説明する。工場で製造されたコンクリート打ち込み型枠10は現場に搬入され、建築躯体の壁部に建て込まれる(コンクリート打ち込み型枠を建築躯体の所定位置に建て込む工程)。図中、符号52は下階コンクリートを示す。コンクリート打ち込み型枠10は工場製造後、建築躯体の所定位置に建て込むまでを例え屋外保管されていたとしても、断熱材12の両側が外装板11とコンクリート薄板13で覆われており、断熱材12は風雨から保護されるため特段の養生も不要である。また、コンクリート打ち込み型枠10は従来の3層外断熱PC板に比べて遥かに軽量であるため、建て込み作業も比較的容易である。更に建て込みにおける支持は、下階コンクリート52の端部521にコンクリート薄板13の端面部を当接して行なうことができるため、外装材11を直接支持する必要がなく便利である。図中、セパレータ51はコンクリート打ち込み型枠10の製造過程において設置してもよく、また建て込み後に設置してもよい(図5(A))。
【0020】
次に型枠堰板53及び不図示の型枠支保工を設置する室内側型枠設置工程を実施する。この工程は公知の方法を適用することができる(図5(B))。この際、コンクリート打ち込み型枠10と型枠堰板53間に不図示の壁配筋を行なう。この壁配筋により建築躯体側コンクリートの強度を高めることができる。次にコンクリート打ち込み型枠10と型枠堰板53間にコンクリートを打設する工程を実施する。コンクリートの打設により、打設されたコンクリートとコンクリート打ち込み型枠10のコンクリート薄板13とが一体化し、躯体側コンクリートを形成する。次いで型枠堰板53及び不図示の型枠支保工を解体し、セパレータ51の露出部分を切断し、必要に応じてモルタル仕上げなどを行い外断熱の施工を完了する。
【0021】
本実施の形態例のコンクリート打ち込み型枠10によれば、建築物の壁部に建て込み、型枠堰板53を配設し、コンクリート薄板13と型枠堰板53間にコンクリートを打設する際、断熱材12が押し潰されることがない。また、セパレータ51はコンクリート薄板13と型枠堰板53間に配設すればよいため、断熱材12を貫通することがなく、ステンレス材とする必要がない。また、配筋時やコンクリート打設時に断熱材12が脱落したり、損傷を受けたりすることもなく、取扱いや施工性に優れる。また、本実施の形態例の外断熱工法によれば、建築物の壁部を確実に外断熱とすることができる。更に外装材として、タイルや石張り等、重量仕上げを支持することもできる。
【0022】
次にコンクリート打ち込み型枠10の変形例について図6を参照して説明する。図6の変形例において、図4のコンクリート打ち込み型枠10と同一構成要素には同一符号を付してその説明を省略し、異なる点について主に説明する。すなわち、図6のコンクリート打ち込み型枠10aは、従来の3層断熱PC板と同じ構造の構造部61と、図4のコンクリート打ち込み型枠10と同じ構造の構造部62とからなり、両者の構造部61、62は一体化している。従来の3層断熱PC板と同じ構造の構造部61は、外装板11、断熱材12及び室内側の壁部を形成するPC板60をこの順序で積層してなり、外装板11とPC板60をラチス筋等の補強配筋63で連結したものである。すなわち、構造部61はPC板60の厚みが当初から厚くコンクリートを打設することなく、そのままで外断熱の壁を形成することができる。一方、構造部62は補強配筋14aを梁部用に高さ寸法を大きくした以外は、コンクリート打ち込み型枠10と同じである。従って、室内側に位置するPC板は段差形状である。このようなコンクリート打ち込み型枠10aにおける段差形状は、コンクリートを打設する際、不図示の浮き枠体を使用することで形成することができる。
【0023】
次に、変形例のコンクリート打ち込み型枠10aを用いた外断熱工法の一例を図7(A)、(B)を参照して説明する。図7において、図5と同一構成要素には同一符号を付してその説明を省略し、異なる点について主に説明する。すなわち、本例のコンクリート打ち込み型枠10aにおける本発明の特徴構造である構造部62を、建築躯体の梁部に適用し、従来の3層断熱PC板に係る構造部61を建築躯体の壁部に適用したものである。なお、図中、符号64は梁部用の型枠堰板である。変形例のコンクリート打ち込み型枠10aによれば、壁部にはコンクリートを打設する必要がなく、施工を簡略化できる。また、重量的にも全体が3層断熱PC板と比較して低減されるため、従来の利点を生かし且つ前記コンクリート打ち込み型枠10の利点を併せ持つことができる。
【0024】
【発明の効果】
本発明のコンクリート打ち込み型枠は予め工場で作製されるため、断熱材の両側が外装板かコンクリート薄板で覆われることになり、コンクリート打設時までの断熱材を風雨から保護するための養生も不要となる。また、これを現場に搬入し、コンクリートを打設する際、断熱材が押し潰されることがない。また、セパレータはコンクリート薄板と型枠堰板間に配設すればよいため、断熱材を貫通することがない。また、配筋時やコンクリート打設時に断熱材が脱落したり、損傷を受けたりすることもなく、取扱いや施工性に優れる。
また、本発明のコンクリート打ち込み型枠の変形例によれば、壁部にはコンクリートを打設する必要がなく、施工を簡略化できる。また、重量的にも全体が3層断熱PC板と比較して低減されるため、従来の利点を生かし且つ前記コンクリート打ち込み型枠の利点を併せ持つことができる。
また、本発明の外断熱工法によれば、断熱材が押し潰されたり脱落することなく、建築躯体の所定位置を確実に外断熱とすることができる。また、本発明の外断熱工法によれば、在来鉄筋コンクリート造の本体建物を外部足場を必要とすることなく、施工することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態例のコンクリート打ち込み型枠の斜視図である。
【図2】鋼製型枠を使用しコンクリート薄板を形成した状態の図である。
【図3】鋼製型枠を使用し断熱材を敷設した状態の図である。
【図4】鋼製型枠を使用しコンクリート打ち込み型枠を製造した状態の図である。
【図5】(A)は建築躯体にコンクリート打ち込み型枠を建て込んだ状態を示し、(B)は(A)に更に型枠堰板を配設した状態を示す図である。
【図6】鋼製型枠を使用し他のコンクリート打ち込み型枠を製造した状態の図である。
【図7】(A)は建築躯体に他のコンクリート打ち込み型枠を建て込んだ状態を示し、(B)は(A)に更に梁部用の型枠堰板を配設した状態を示す図である。
【符号の説明】
10 コンクリート打ち込み型枠
11 外装板
12 断熱材
13 コンクリート薄板
14、15 補強配筋
16 ラチス筋
17 トップ筋
18 ボトム筋
19 通気層
21 鋼製ベット型枠
22 鋼製枠体
23 補強筋
24 接合筋
51 セパレータ
52 下階コンクリート
61 3層断熱PC板と同じ構造の構造部
62 コンクリート打ち込み型枠と同じ構造の構造部

Claims (5)

  1. 建物の外板となるコンクリート板、断熱材、及び補強配筋を埋設するコンクリート薄板をこの順序で積層してなり、該コンクリート板と該コンクリート薄板とは接合筋で接合され、該補強配筋の一部が該コンクリート薄板の該断熱材とは反対側の表面から露出していることを特徴とするコンクリート打ち込み型枠。
  2. 建物の外板となるコンクリート板、断熱材、及び補強配筋を埋設するコンクリート薄板をこの順序で積層し、該コンクリート板と該コンクリート薄板とは接合筋で接合され、該補強配筋の一部が該コンクリート薄板の該断熱材とは反対側の表面から露出している構造を一部に有するコンクリート打ち込み型枠。
  3. 前記外装板と前記断熱材との間に通気層を設けることを特徴とする請求項1又は2記載のコンクリート打ち込み型枠。
  4. 前記コンクリート薄板は、該コンクリート薄板と打設コンクリートの合計厚みの1/5〜1/3であることを特徴とする請求項1〜いずれか1項記載のコンクリート打ち込み型枠。
  5. 請求項1〜いずれか1項記載のコンクリート打ち込み型枠を建築躯体の所定位置に建て込む工程と、型枠堰板及び型枠支保工を設置する室内側型枠設置工程と、該コンクリート打ち込み型枠と該型枠堰板間に躯体コンクリートを打設する工程と、を備えることを特徴とする外断熱工法。
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