JPH0626130Y2 - 穀粒搬出装置 - Google Patents

穀粒搬出装置

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JPH0626130Y2
JPH0626130Y2 JP18400687U JP18400687U JPH0626130Y2 JP H0626130 Y2 JPH0626130 Y2 JP H0626130Y2 JP 18400687 U JP18400687 U JP 18400687U JP 18400687 U JP18400687 U JP 18400687U JP H0626130 Y2 JPH0626130 Y2 JP H0626130Y2
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conveyor
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lifting
driving
grain
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JP18400687U
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雅也 水本
信三 柏野
哲一 小田原
史郎 奥田
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、穀粒タンクの貯留穀粒を揚送する揚送コンベ
アの上端部に横送りコンベアを連設してある穀粒搬出装
置に関する。
〔従来の技術〕
この種の穀粒搬出装置においては、従来、例えば実開昭
61-43859号公報に示されるように、揚送コンベアのスク
リュー軸と横送りコンベアのスクリュー軸とをギア機構
を介して連動連結すると共に、前記揚送コンベアのスク
リュー軸とエンジンの出力軸とをクラッチを具えた連動
機構により連動連結して、クラッチを入り位置に操作す
ることにより揚送コンベア及び横送りコンベアを同時に
駆動し、かつ、クラッチを切り位置に操作することによ
り前記両コンベアを同時に駆動停止するように構成して
いた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来構成では、穀粒搬出装置を作動させて例えば穀
粒タンク内の貯留穀粒を運搬車等に移し変えている途中
に運搬車の荷台が穀粒で満杯になり、搬出作業を中断す
る場合に、両コンベアを同時に駆動停止させると、揚送
コンベア内のみならず、横送りコンベア内にも搬送穀粒
が残留する。この状態で穀粒搬出装置の作動を再開する
と、揚送コンベア内及び横送りコンベア内の残留穀粒が
起動負荷として作用するため、揚送コンベア及び横送り
コンベアの駆動源であるエンジンとしても大出力のもの
が必要となる。しかも、前記横送りコンベア内に残った
穀粒の一部が横送りコンベアの旋回又は機体走行に伴っ
て先端の吐出口から外部へ漏れてしまうことがあった。
本考案の目的は、穀粒搬出作業の中断に伴う上記不都合
を確実に解消できるようにする点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の特徴構成は、前記揚送コンベア及び前記横送り
コンベアの夫々を独立的に駆動する2つの駆動機構を設
けると共に、これら両駆動機構を駆動及び駆動停止操作
するための一本の操作具を設け、この操作具を前記両駆
動機構を駆動停止させる停止操作位置から第1操作位置
へ操作するに伴って前記横送りコンベアの駆動機構を駆
動させると共に、前記操作具を前記第1操作位置から引
き続いて第2操作位置へ操作するに伴って前記揚送コン
ベアの駆動機構を駆動させ、さらに、前記操作具を前記
第2操作位置から前記第1操作位置へ操作するに伴って
前記揚送コンベアの駆動機構を駆動停止させると共に、
前記操作具を前記第1操作位置から前記停止操作位置へ
操作するに伴って前記横送りコンベアの駆動機構を駆動
停止させるべく、前記操作具と前記両駆動機構とを連係
する連係手段を設けた点にある。
〔作用〕
穀粒タンクの内部穀粒を運搬車等に移し替える場合に
は、操作具を両駆動機構を駆動停止させる停止操作位置
から第1操作位置に操作することにより、横送りコンベ
アのみを駆動させて、揚送コンベアからの穀粒の搬送が
行なわれない状態で横送りコンベア内に残った穀粒を外
部に搬出するのである。そして、前記操作具を第1操作
位置から引き続いて第2操作位置に操作することによ
り、横送りコンベア内に残っている穀粒の一部又は全部
を外部に搬出してほぼ空または完全に空になった駆動状
態の横送りコンベアに引き続いて揚送コンベアが駆動さ
れるのである。
又、前記運搬車への穀粒搬出中に運搬車の容器が穀粒で
満杯になり、穀粒搬出を中断したい場合には、操作具を
第2操作位置から第1操作位置に操作することにより、
揚送コンベアのみを駆動停止させて、横送りコンベア内
に搬入された穀粒を外部に搬出するのである。そして、
前記操作具を第1操作位置から引き続いて停止操作位置
に操作することにより、横送りコンベア内に穀粒が残っ
ていない状態又はそれに近い状態にして、横送りコンベ
アが駆動停止されるのである。
〔考案の効果〕
したがって、一本の操作具の一連の操作でありながら、
穀粒搬出作業を中断すべく両コンベアを駆動停止させる
場合には、必ず揚送コンベアを先に駆動停止させること
ができるから、両コンベアが共に駆動停止した状態では
横送りコンベア内に穀粒が残ることを極力回避できる又
は完全に回避でき、又は、穀粒搬出作業を再開すべく両
コンベアを駆動させる場合には、必ず横送りコンベアを
先に駆動させることができるから、たとえ横送りコンベ
ア内に穀粒が残っていても、その穀粒を外部へ極力排出
することができる又は完全に排出することができる。そ
れ故に、穀粒搬出作業の再開時における起動負荷を小さ
くすることができるから、前記両駆動機構の小型化を図
ることができるとともに、横送りコンベア内に搬送穀粒
が残留した状態での横送りコンベアの旋回や機体走行に
伴って発生する穀粒ロスも抑制することができる。
しかも、前記両駆動機構に対する操作を一本の操作具を
もって確実、簡便に行うことができるようになった。
〔実施例〕
第2図に、本考案の穀粒搬出装置(A)を備えた全稈投入
型のコンバインが示されている。
前記穀粒搬出装置(A)は、穀粒タンク(1)の下部に備えさ
せた底スクリュー(2)に連設された揚送コンベア(3)と、
この揚送コンベア(3)の上端に旋回及び起伏揺動自在に
連設された横送りコンベア(4)とから構成してある。
第1図に示すように、前記揚送コンベア(3)は、揚送筒
(3A)と、この揚送筒(3A)に内装してある揚送スクリュー
(3B)とから成り、前記揚送スクリュー(3B)のスクリュー
軸(36)と前記低スクリュー(2)のスクリュー軸(2a)とを
ギア機構(5)及びチェーン伝動機構(16)を介して連動連
結して、底スクリュー(2)に連動して揚送コンベア(3)が
駆動されるようになっている。前記低スクリュー(2)の
スクリュー軸(2a)の伝動上手側端部とエンジン(6)の出
力軸(6a)とをベルトテンションクラッチ機構(7)を介し
て連動連結して、ベルトテンションクラッチ機構(7)を
入切り操作して、低スクリュー(2)及び揚送コンベア(3)
を駆動及び駆動停止させることができるように構成して
ある。前記エンジン(6)及びベルトテンションクラッチ
機構(7)をもって前記揚送コンベア(3)を駆動する駆動機
構(C)と称する。
前記横送りコンベア(4)は、搬出筒(4A)と、この搬出筒
(4A)に内装してある横送りスクリュー軸(4B)とから成
り、前記横送りスクリュー軸(4B)のスクリュー軸(4b)の
一端部に油圧モータ(8)を連動連結して、油圧モータ(8)
の駆動及び駆動停止操作を行なうことにより、横送りコ
ンベア(4)を前記揚送コンベア(3)に対して独立的に駆動
及び駆動停止が行なえるようにしてある。前記油圧モー
タ(8)を前記横送りコンベア(4)を駆動する駆動機構と称
する。
前記2つの駆動機構(8),(C)を駆動及び駆動停止操作す
る操作構造について説明すれば、第1図及び第2図に示
すように、前記穀粒タンク(1)の前側板の上方に一本の
操作具(9)を揺動自在に取付け、この操作具(9)と前記ベ
ルトテンションクラッチ機構(7)のテンションアーム(7
A)とを第1ワイヤ(10)を介して連動連結すると共に、前
記操作具(9)と前記油圧モータ(8)に対する制御弁(11)と
を第2ワイヤ(12)を介して連動連結して、操作具(9)を
操作することによりベルトテンションクラッチ機構(7)
及び油圧モータ(8)の操作が行なえるように構成してあ
る。
前記2つのワイヤ(10),(12)をもって前記操作具(9)と両
駆動機構(C),(8)とを連係する連係手段(B)と称する。
したがって、操作具(9)を前記両駆動機構(C),(8)を駆動
停止させる停止操作位置(OFF)から第1操作位置(S1)へ
操作すると、先ず制御弁(11)が油圧ポンプ(13)からの圧
油を油圧モータ(8)へ供給する位置に切換えられて、油
圧モータ(8)が駆動し、横送りコンベア(4)のみが駆動さ
れ、そして、前記操作具(9)を第1操作位置(S1)から引
き続いて第2操作位置(S2)へ操作すると、ベルトテンシ
ョンクラッチ機構(7)が入り操作されて低スクリュー(2)
と揚送コンベア(3)とが駆動されるのである。又、前記
操作具(9)を第2操作位置(S2)から第1操作位置(S1)ヘ
操作すると、ベルトテンションクラッチ機構(7)が切り
操作されて底スクリュー(2)と揚送コンベア(3)とが駆動
停止され、そして、前記操作具(9)を第1操作位置(S1)
から停止操作位置(OFF)へ操作すると、制御弁(11)が油
圧ポンプ(13)からの圧油を油圧モータ(8)へ供給しない
位置にスプリング(14)の付勢力により復帰して、油圧モ
ータ(8)の駆動が停止し、横送りコンベア(4)が駆動停止
されるのである。
要するに、穀粒搬出作業時には、操作具(9)を一旦第1
操作位置(S1)に操作したのち、第2操作位置(S2)に操作
することにより横送りコンベア(4)のみを駆動して、こ
の横送りコンベア(4)内に残っている穀粒を搬出するこ
とができ、又、穀粒搬出作業を中断する場合には、操作
具(9)を一旦第1操作位置(S1)に操作したのち、停止操
作位置(OFF)に操作することにより揚送コンベア(3)のみ
を駆動停止して、横送りコンベア(4)内の穀粒を搬出し
て横送りコンベア(4)内を空にすることができるのであ
る。
尚、第1図に示す(15)は、操作具(9)を第1操作位置
(S1)から第2操作位置(S2)に操作した場合に、ストロー
クエンドに至っている前記制御弁(11)に対する操作を許
容するためのストローク吸収用のスプリングである。
又、前記穀粒タンク(1)は、縦軸芯(X)回りで機体横外側
方へ揺動自在に走行機体側に取付けられ、機体側のメイ
ンテナンスを容易に行えるようにしてある。
〔別実施例〕
前記実施例では、操作具(9)を第1操作位置(S1)から第
2操作位置(S2)に操作するに伴って底スクリュー(2)及
び揚送コンベア(3)を駆動するようにしたが、揚送コン
ベア(3)を底スクリュー(2)との間に駆動伝達を断続する
クラッチを設け、このクラッチを操作具(9)に連動連結
して、操作具(9)を第1操作位置(S1)から第2操作位置
(S2)に操作するに伴って揚送コンベア(3)のみを駆動す
るようにしてもよい。
又、前記実施例では、揚送コンベア(3)の駆動機構とし
てベルトテンションクラッチ機構(7)を示したが、電動
モータ等のアクチュエータにより駆動するようにしても
よい。又、横送りコンベア(4)の駆動機構としては、油
圧モータの他、電動モータ等でもよい。
前記揚送コンベア(3)及び横送りコンベア(4)としては、
スクリュー型のものの他、回動チェーンに複数個のバケ
ット型の搬送具を取付けたバケット型でもよく、揚送コ
ンベア(3)及び横送りコンベア(4)の具体構成は適宜変更
できる。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る穀粒搬出装置の実施例を示し、第1
図は駆動構造を示す概略図、第2図はコンバインの全体
側面図である。 (1)……穀粒タンク、(3)……揚送コンベア、(4)……横
送りコンベア、(8),(C)……駆動機構、(9)……操作具、
(B)……連係手段、(OFF)……停止操作位置、(S1)……第
1操作位置、(S2)……第2操作位置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】穀粒タンク(1)の貯留穀粒を揚送する揚送
    コンベア(3)の上端部に横送りコンベア(4)を連設してあ
    る穀粒搬出装置であって、前記揚送コンベア(3)及び前
    記横送りコンベア(4)の夫々を独立的に駆動する2つの
    駆動機構(8),(C)を設けると共に、これら両駆動機構
    (8),(C)を駆動及び駆動停止操作するための一本の操作
    具(9)を設け、この操作具(9)を前記両駆動機構(8),(C)
    を駆動停止させる停止操作位置(OFF)から第1操作位置
    (S1)へ操作するに伴って前記横送りコンベア(4)の駆動
    機構(8)を駆動させると共に、前記操作具(9)を前記第1
    操作位置(S1)から引き続いて第2操作位置(S2)へ操作す
    るに伴って前記揚送コンベア(3)の駆動機構(C)を駆動さ
    せ、さらに、前記操作具(9)を前記第2操作位置(S2)か
    ら前記第1操作位置(S1)へ操作するに伴って前記揚送コ
    ンベア(3)の駆動機構(C)を駆動停止させると共に、前記
    操作具(9)を前記第1操作位置(S1)から前記停止操作位
    置(OFF)へ操作するに伴って前記横送りコンベア(4)の駆
    動機構(8)を駆動停止させるべく、前記操作具(9)と前記
    両駆動機構(8),(C)とを連係する連係手段(B)を設けてあ
    る穀粒搬出装置。
JP18400687U 1987-12-01 1987-12-01 穀粒搬出装置 Expired - Lifetime JPH0626130Y2 (ja)

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JPH0187625U JPH0187625U (ja) 1989-06-09
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JP2002369614A (ja) * 2001-06-15 2002-12-24 Yanmar Agricult Equip Co Ltd コンバイン
JP4763919B2 (ja) * 2001-06-18 2011-08-31 ヤンマー株式会社 コンバイン
JP5139927B2 (ja) * 2008-08-29 2013-02-06 株式会社クボタ コンバイン

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