JPH06259922A - テープリール - Google Patents

テープリール

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JPH06259922A
JPH06259922A JP4388893A JP4388893A JPH06259922A JP H06259922 A JPH06259922 A JP H06259922A JP 4388893 A JP4388893 A JP 4388893A JP 4388893 A JP4388893 A JP 4388893A JP H06259922 A JPH06259922 A JP H06259922A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
reel
flange
wound
winding surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP4388893A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Iwahashi
祐司 岩橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP4388893A priority Critical patent/JPH06259922A/ja
Publication of JPH06259922A publication Critical patent/JPH06259922A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テープリールのテープ巻付面に巻かれたテー
プが不揃いなくきれいに揃った状態で巻装することので
きるテープリールを得る。 【構成】 テープリール1のテープ巻付面3の傾斜角度
が8′〜15′以内に設定され、このテープ巻付面3に
対して下リールフランジ4の内面の傾斜を略90°にし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、VHS方式や
ベータ方式のビデオテープレコーダー(VTR)に使用
されるテープカセットのテープリールに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種、テープリールを図5に示
す。テープリールは全体を符号1で示す。テープリール
1の中心をなすリールハブ2の外周部には空間を介して
テープTが巻装される薄肉状のテープ巻付面3がリブ3
aを介在して一体成形され、リールハブ2の内部はハブ
孔2aとその内壁にハブ駆動爪2bが設けられている。
そして、リールハブ2の下端部には円板状の下リールフ
ランジ4が一体成形され、この下リールフランジ4と対
向的に上リールフランジ5がリールハブ2の上端部にカ
シメ固定されている。
【0003】上述した上下のリールフランジ4,5の対
向し合うフランジ内面の間隔は、テープ巻付面3側のフ
ランジ内周側に対してフランジ外周側が若干広くなるよ
うに傾斜している。これは、テープ巻付面3に巻装され
ているテープが上下に変動してもテープエッヂが上下の
リールフランジ4,5面に接触してテープダメージが生
じないようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように上下リールフランジ4,5の構成は、テープ巻
付面3に正常に巻装されたテープTの上下のエッヂとリ
ールフランジ4,5の内面間に隙間が生じることになる
ため、テープの巻装中にテープ自体が上下方向に変動し
巻装されたテープTに対して一部のテープT0 がはみ出
し、この結果、テープが不揃いの状態で巻装されること
になる。
【0005】ところが、上述した状態でテープリール1
に振動や衝撃が発生すると、テープが巻装された状態の
ままテープ全体が上下にずれ、このため、はみ出したテ
ープのエッヂが上下のリールフランジ4,5の内面4
a,5aに突き当たり、テープエッヂに折れ等のテープ
ダメージが発生するといった問題があった。
【0006】本発明は、上述したような問題点を解消す
るためになされたもので、テープがきれいに揃った状態
で巻装することのできるテープリールを得ることを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明によるテープリールは、リールハブの両端に
対向する円板状の上下リールフランジを有し、リールハ
ブのテープ巻付面にテープが巻装されるテープリールに
おいて、 下リールフランジのフランジ内面が外周側へ
低く傾斜され、このフランジ内面の傾斜角度に対してテ
ープ巻付面を略90°に傾斜させたものである。
【0008】
【作用】上述のように構成した本発明におけるテープリ
ールは、下リールフランジのフランジ内面の傾斜角度に
対してテープ巻付面を略90°に傾斜させたことで、テ
ープ巻付面に巻装されたテープは、テープの下エッヂが
下フランジの内面に沿って接触した状態で巻装される。
これによって、テープははみ出しもなくきれいに揃った
状態でできる。
【0009】
【実施例】以下、本発明によるテープリールの実施例を
VHS方式のテープカセットのテープリールを例にとっ
て添付した図面を参照して説明する。
【0010】図1は本例のテープリールの側断面図、図
2はテープリールの下リールフランジの平面図、図3は
テープ巻装状態のテープリールの側断面図であり、図5
に示した従来例のテープリールと同一部分には同一符号
を付して重複する説明は省略する。
【0011】本例によるテープリール1のテープ巻付面
3は、上リールフランジ5側に巻付面の径が大きくなる
ように拡径して傾斜している。すなわち、テープ巻付面
3の傾斜角度θは8′〜15′以内、好ましくは10′
±10′に設定されている。そして、このテープ巻付面
3の傾斜角度に対して下リールフランジ4の内面が略9
0°になるように傾斜させてある。尚、テープ巻付面3
の傾斜角度及び下リールフランジ4の傾斜角度は図では
誇張して示してある。
【0012】このように構成した本発明によるテープリ
ールは、テープ巻付面3に巻かれていくテープTは、テ
ープ巻付面3に対して平行に巻装されていくため、巻装
されたテープTが下フランジ4側に傾斜することにな
る。従って、テープTの下エッヂは下リールフランジ4
の内面4aに沿って接触し規制されながら巻装されるこ
とになる。この結果、テープTは巻きむらなくきれいに
揃った状態で巻装でき、たとえテープリールに振動や衝
撃が加わってテープ自体が上下に変動してもはみ出して
いるテープがないため、テープのエッヂダメージが防止
できる。
【0013】ここで、テープ巻付面3の傾斜角度θを
8′〜15′以内に設定した理由を図4について述べる
と、
【0014】テープ巻付面3の傾斜角度が一例として2
0′を越えると、テープ巻付面3の上下端の径の差が大
きくなるため巻装されたテープ上エッヂ側に伸びSが生
じ、この結果、リールから引き出されたテープのヘッド
への当たりに悪影響が生じるという不都合がある。
【0015】また、テープTが傾斜している下リールフ
ランジ4に沿って巻装されるため、テープの巻きが下リ
ールフランジ4の外周側へ行くにつれてテープの巻き高
さが下側へ大きくずれる。このため、テープ走行時にV
TR装置内でのテープパスの位置がずれることになる。
【0016】そこで、本発明者はテープ巻付面3の傾斜
角度θを8′〜15′以内に設定することで上述したよ
うな不都合を実験の結果から得ることができた。
【0017】また、本発明のテープリールは、テープ巻
付面3の傾斜角度θを8′〜15′以内に設定したこと
で、その分、テープ巻付面3が上リールフランジ5側に
拡径するが、上述した傾斜角度は極端に傾斜されている
ものではないため、下リールフランジ4の成形後の金型
からの離脱の際にも容易に分離することができる。
【0018】尚、本発明は、上述しかつ図面に示した実
施例に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範
囲内で種々の変形実施が可能である。
【0019】例えば、実施例ではVHS方式のテープカ
セットのテープリールの場合について説明したが、その
他、ベータ方式のテープカセットのテープリールにも適
用可能である。
【0020】また、8ミリビデオ用のテープカセットの
テープリールの場合は、リールフランジの径が小さいた
め、上述したVHS方式のテープリールとはテープ巻付
面の傾斜角度が若干異なるが、8′〜15′の範囲内で
あれば上述した実施例の場合と同様の作用が得られる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明におけるテー
プリールは、下リールフランジのフランジ内面が外周側
へ低く傾斜され、このフランジ内面の傾斜角度に対して
テープ巻付面を略90°に傾斜させたことにより、テー
プの下エッヂが下リールフランジの内面に沿って接触し
規制されながら巻装されることになり、テープが巻きむ
らなくきれいに揃った状態で巻装でき、たとえテープリ
ールに振動や衝撃が加わってもはみ出しているテープが
ないため、テープのエッヂダメージが防止できるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本例のテープリールの側断面図である。
【図2】テープリールの下リールフランジの平面図であ
る。
【図3】本例のテープリールのテープ巻装状態の側断面
図である。
【図4】本例のテープリールの好ましくないテープ巻装
状態の側断面図である。
【図5】従来のテープリールのテープ巻装状態の側断面
図である。
【符号の説明】
1 テープリール 2 リールハブ 3 テープ巻付面 4 下リールフランジ 5 上リールフランジ T テープ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リールハブの両端に対向する円板状の上
    下リールフランジを有し、上記リールハブのテープ巻付
    面にテープが巻装されるテープリールにおいて、 上記下リールフランジのフランジ内面が外周側へ低く傾
    斜され、このフランジ内面の傾斜角度に対して上記テー
    プ巻付面が略90°に傾斜していることを特徴とするテ
    ープリール。
  2. 【請求項2】 上記テープ巻付面の傾斜角度が8′〜1
    5′以内に設定されていることを特徴とする請求項1記
    載のテープリール。
  3. 【請求項3】 上記リールハブの外周側に薄肉状に成形
    された上記テープ巻付面の傾斜角度が8′〜15′以内
    に設定されていることを特徴とする請求項1記載のテー
    プリール。
JP4388893A 1993-03-04 1993-03-04 テープリール Pending JPH06259922A (ja)

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JP4388893A JPH06259922A (ja) 1993-03-04 1993-03-04 テープリール

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JP4388893A JPH06259922A (ja) 1993-03-04 1993-03-04 テープリール

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JPH06259922A true JPH06259922A (ja) 1994-09-16

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004134060A (ja) * 2003-09-16 2004-04-30 Hitachi Maxell Ltd 磁気テープカートリッジ
JP2008226397A (ja) * 2007-03-15 2008-09-25 Fujifilm Corp テープリール、記録テープカートリッジ、マシンリール、引出部材及びドライブ装置
JP2008276867A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Fujifilm Corp テープリール、記録テープカートリッジ、マシンリール、引出部材及びドライブ装置
JP2008276868A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Fujifilm Corp テープリール、記録テープカートリッジ、マシンリール、引出部材及びドライブ装置

Cited By (4)

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JP2008276867A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Fujifilm Corp テープリール、記録テープカートリッジ、マシンリール、引出部材及びドライブ装置
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