JPH0454622Y2 - - Google Patents

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JPH0454622Y2
JPH0454622Y2 JP1985105745U JP10574585U JPH0454622Y2 JP H0454622 Y2 JPH0454622 Y2 JP H0454622Y2 JP 1985105745 U JP1985105745 U JP 1985105745U JP 10574585 U JP10574585 U JP 10574585U JP H0454622 Y2 JPH0454622 Y2 JP H0454622Y2
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JP
Japan
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tape
reel hub
clamp piece
reel
circumferential surface
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JP1985105745U
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JPS6215184U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はいわゆる8ミリビデオに使用される
ビデオカセツトなどに適用して好適なテープリー
ルに関する。
〔考案の概要〕
この考案は8ミリビデオに使用されるビデオカ
セツトなどに適用して好適なテープリールに関
し、特にテープクランプ片の曲率半径をリールハ
ブの曲率半径より小さく選定して、このリールハ
ブの周面より所定長だけクランプ片の中央部を突
出させて、リールハブとクランプ片の係合部分の
境界近傍にテープ巻圧の緩衝エリヤを設けること
により、テープの寝押しなどが生じないようにし
たものである。
〔従来の技術〕
8ミリビデオなどに使用されるビデオカセツト
において、ビデオテープをそのリールハブにクラ
ンプするには、一般に第3図に示すような形状の
ものが使用される。
第3図において、1はビデオカセツトに設けら
れたテープリールのリールハブ、1Aはこのリー
ルハブ1の所定の周面に形成された凹部で、この
凹部1Aに図示する形状のクランプ片2が係合さ
れる。
クランプ片2はテープ3のテープ端が係止され
た状態で凹部1Aに係合される。係止すべきテー
プ端は、ビデオテープそのものの端でもよく、こ
のテープに貼着されたリーダーテープの端でもよ
い。この例では説明の便宜上前者の例を示す。
クランプ片2の曲率はリールハブ1の曲率に等
しく選定され、従つて、テープ3を係止した状態
でのテープ巻き状態は図示するようになる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、このようなテープ係止手段を使用す
る場合には、次のような問題を惹起する。
すなわち、クランプ片2を凹部1Aに係合した
状態でも、このクランプ片2と凹部1Aとの間
(矢印a,b)には〓間や段差が生ずる。〓間や
段差が生ずると、この影響がリールハブ1の周面
に巻回されたテープ3に波及し、いわゆる寝押し
が生ずる。
上述した8ミリビデオなどに使用されるもので
は、そのテープ厚みが数10μのオーダーであるの
で、上述した〓間や段差があると、殆どの場合寝
押しが発生してしまう。
寝押しが起こると、テープ3と回転磁気ヘツド
(図示せず)との間でスペーシングロスが生じ、
その部分での画質が劣化してしまう。
この欠点は、クランプ片2の形状の精度を上げ
ることによつて多少の改善は期待できる。しか
し、この場合にも完全に寝押しがなくなるまでに
は至らず、またこのように加工精度を改善する
と、今度はクランプ片を他のテープリール用のク
ランプ片として使用できなくなつたり、クランプ
片を製造する金型を、他のテープリール用のクラ
ンプ片製造金型として流用することができなくな
つたりする。この場合には、金型数の増加に伴う
金型同士の精度上のバラツキの問題も発生する。
そこで、この考案では寝押しの生じないクラン
プ片を有したビデオカセツトなどに適用して好適
なテープリールを提案するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上述の問題点を解決するため、この考案では第
1図に示すように、テープクランプ片2の曲率半
径R2をリールハブ1の曲率半径R1より小さく選
定して、このリールハブ1の周面より所定長hだ
けクランプ片2の中央部を突出させて、リールハ
ブ1とクランプ片2の係合部分の境界近傍にテー
プ巻圧の緩衝エリヤを設けるようにしたものであ
る。
〔作用〕
このように、クランプ片2の曲率を選定して、
テープ巻圧の緩衝エリヤを設ける場合には、この
緩衝エリヤ内にテープ3が入り込まないので、寝
押しは発生しない。
〔実施例〕 第1図はこの考案に係るテープリールを上述し
たビデオカセツトに適用した場合の要部の一例を
示す。
第1図において、リールハブ1には所定の外径
をもつたフランジ9が形成され、リールハブ1の
周面の一部には所定の大きさの凹部1Aが形成さ
れる。凹部1Aの一部には図示するような係止部
6A,6Bが設けられ、また凹部1Aの中央部に
はリールハブ1のラジアル方向に突出して突起部
6がリールハブ1と一体に形成される。
一方、この凹部1Aに係合するクランプ片2は
所定の曲面を有する台形状に形成され、この比較
的強固な主部11の両端に主部11に比較して弾
性変形が容易な太さの接続部11B,11Cを介
して上記主部11のテープ対接面11Aから所定
距離離れた位置に一対の係止爪部12A,12B
が形成される。この一対の係止爪部12A,12
Bは図示するように左右のいずれの方向にも突出
するような形状に選定される。
凹部1A内に突起部6を設けると共に、クラン
プ片2の係止爪部12A,12Bの形状を図示の
ように選定したのは、テープ端のクランプ力を大
きくして、テープ3に加わる比較的大きな張力に
対してもテープ3がクランプ片2から外れないよ
うにするためである。
主部11の曲率半径R2はリールハブ1の曲率
半径R1よりも小さくなされ、主部11の周面で
あるテープ対接面11Aがテープ端を係止した状
態で、リールハブ1の周面より所定長hだけ突出
するようになされる。この突出長hは、適用され
るカセツトによつても相違するが、上述のような
8ミリビデオ用のビデオカセツトの場合には、そ
のテープ厚みとの関係から、100μ程度が好まし
い。
従つて、リールハブ1の半径R1が8.0mmのとき、
主部11の曲率R2は半径にして7.0程度に選定さ
れる。
テープ端はこのクランプ片2と凹部1Aとの間
で強固にクランプされる。
さて、このようにクランプ片2のテープ対接面
11Aをリールハブ1の周面より所定長hだけ突
出させれば、クランプ片2を凹部1Aに係合させ
た状態でテープ3を巻くと、クランプ片2のテー
プ対接面11Aの端部(テープ対接端部)11
A1とリールハブ1の周面との間には図示のよう
なエリヤ13,14が生ずる。
これは、テープ3の巻き始めの状態では、クラ
ンプ片2のテープ対接面11Aに沿つて巻回され
ようとするが、クランプ片2が所定長hだけ突出
していること及びテープ巻き圧があるために、第
2図に示すように、凹部1Aの端部15と主部1
1のテープ対接端部11A1とで囲まれる僅かな
エリヤ13がそのまま空間として残る。
エリヤ13が空間として残存するのは、さらに
主部11の頂部と凹部1Aの端部15とが100μ
程度の段差しかないため、テープ対接端部11
A1と凹部1Aの端部15との段差がそれほど大
きくならず、テープ巻き圧の存在で、このエリヤ
13にテープ3が入り込みにくくなるからであ
る。
他方のエリヤ14についても同様である。
このように、テープ巻き圧によつて緩衝エリヤ
が形成されると、テープ3はエリヤ13,14内
に入り込むことなく巻かれるため、その部分で寝
押しが発生することはない。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、テー
プクランプ片2の曲率半径R2をリールハブ1の
曲率半径R1より小さく選定して、このリールハ
ブ1の周面より所定長hだけクランプ片2の中央
部を突出させて、リールハブ1とクランプ片2の
係合部分の境界近傍にテープ巻圧の緩衝エリヤ1
3,14を設けるようにしたものであるから、ク
ランプ片2とリールハブ1との間で発生する寝押
しを確実に防止できる。
また、リールハブ1とクランプ片2の〓間や段
差の関係を厳密にしないでも済むから、クランプ
片2あるいはリールハブ1の寸法精度の管理が楽
になる。また、このクランプ片2は、比較的強固
な主部11に対して弾性変形容易な接続部11
B,11Cを介して係止爪部12A,12Bを設
けてあるため、リールハブ1に対するテープ3の
クランプの際、クランプ片2は接続部11B,1
1Cのみが弾性変形して撓んでリールハブ凹部1
Aの係止部6A,6Bにテープを挟んで嵌合され
るので、クランプ片2の主部11の周面、すなわ
ちテープ対接面11Aは圧入前後で変形するよう
なことがなく、リールハブ1の周面に対する突出
量の設定が行い易くなる。しかも接続部11B,
11Cの弾性変形により係止爪部12A,12B
がテープ3を必要以上の力で挟圧することもない
ためテープ3が切損するおそれがない。
従つて、この考案は上述したように厚みの薄い
テープを使用する必要のあるビデオカセツトなど
に適用して極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るテープリールの一例を
示す要部の断面図、第2図はその一部の拡大断面
図、第3図は従来のテープリールの一例を示す断
面図である。 1はリールハブ、2はクランプ片、3はテー
プ、6A,6Bは係止部、12A,12Bは係止
爪部、11は主部、11Aはテープ対接面、11
B,11Cは接続部、13,14は緩衝エリヤ、
hは突出長である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 テープクランプ片2の比較的強固な主部11に
    リールハブ1の周面より曲率半径の小さいテープ
    対接面を設けると共に、 この主部11の両端に上記主部に比較して弾性
    変形が容易な太さの接続部を介して上記主部11
    のテープ対接面から所定距離離れた位置に設けら
    れた係止爪部12A,12Bによつて、この係止
    爪部12A,12Bが嵌合する係止部6A,6B
    が設けられたリールハブ凹部1Aとの間にテープ
    3端をクランプし、 このテープ3をクランプした状態で、上記テー
    プ対接面の端部を除く部分が、上記リールハブ1
    の周面よりラジアル方向に所定長突出するように
    なして、上記対接面と上記リールハブ周面との境
    界近傍にテープ3が接触しないように構成したテ
    ープリール。
JP1985105745U 1985-07-11 1985-07-11 Expired JPH0454622Y2 (ja)

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JP1985105745U JPH0454622Y2 (ja) 1985-07-11 1985-07-11

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JPS6215184U JPS6215184U (ja) 1987-01-29
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5432490U (ja) * 1977-08-08 1979-03-03

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5432490U (ja) * 1977-08-08 1979-03-03

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JPS6215184U (ja) 1987-01-29

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