JPH0713105Y2 - リール - Google Patents

リール

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JPH0713105Y2
JPH0713105Y2 JP854289U JP854289U JPH0713105Y2 JP H0713105 Y2 JPH0713105 Y2 JP H0713105Y2 JP 854289 U JP854289 U JP 854289U JP 854289 U JP854289 U JP 854289U JP H0713105 Y2 JPH0713105 Y2 JP H0713105Y2
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JP
Japan
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reel
flange
strength
tape
outer peripheral
Prior art date
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Application number
JP854289U
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JPH02101383U (ja
Inventor
伸 佐々木
孝則 猪瀬
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は例えばビデオテープカセットに備えられるリー
ルに関する。
〔考案の概要〕
本考案は、材料削減のために上下のフランジに扇形の穴
を設けたリールにおいて、穴の周縁部に補強用のリブを
形成することにより強度を向上させ、落下衝撃等による
破損や変形を防止するようにしたものである。
〔従来の技術〕
例えばビデオテープカセットに備えられるテープリール
においては、材料の削減のために、上下のフランジに扇
形の穴を設けたものが種々提案されている。そしてこの
ようにフランジに穴を設けたリールにおいては、強度の
低下を防止するために補強用のリブを形成したものがあ
る(例えば実公昭39-19839号)。
この従来のリールを第4図を参照して説明するに、
(1)はリールを全体として示し、(2)はそのフラン
ジで、このフランジ(2)には材料削減のための肉抜き
用の扇形の穴(3)が複数設けられている。そしてこの
穴(3)と穴(3)の間の放射状腕部(4)の外表面に
隆起条(5)を一体に形成して成り、この隆起条(5)
が補強リブとして作用することによりテープリールの強
度が向上されることになる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来のこのテープリールにおいては、腕
部(4)の強度はある程度確保されるものの、穴(3)
の外側の部分即ち外周部(6)の強度が弱く、このため
テープリール全体としての強度に不安があり、落下時の
衝撃によって破損したり、変形が生じて正常な回転の妨
げとなったりするおそれがある。
本考案は斯る点に鑑みて成されたもので、リールを新規
なリブ構造で補強することにより、如上の問題点を解消
することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するために本考案は、フランジに扇形
の穴を設けたリールにおいて、穴の周縁部に補強用のリ
ブを形成して成るものである。
〔作用〕
このように穴の周縁部にリブを形成したことによりリー
ル全体としての強度が増加し、落下衝撃等によって破損
したり変形が生じたりすることはない。
〔実施例〕
以下、第1図〜第3図を参照しながら本考案の実施例に
ついて説明する。
図において(10)はビデオテープカセット用のテープリ
ールを全体として示し、(11)は磁気テープTが巻回さ
れるハブ、(12)は上フランジ、(13)は下フランジ
で、この上下フランジ(12)及び(13)によってハブ
(11)に巻回される磁気テープTの端面が規定される。
尚、(14)はテープリールの上面中心部に突出されるリ
ール押え用のセンターピン、(15)は下フランジ(13)
の外周面に形成されたリールロック用の係止歯である。
そしてこのテープリール(10)の上フランジ(12)及び
下フランジ(13)には、夫々扇形の穴(16)及び(17)
が周方向に複数(本例では夫々3箇所ずつ)設けられて
おり、これによって材料の削減を図った構造としてあ
る。このように穴(16)及び(17)を設けたことによ
り、両フランジ(12)及び(13)は、夫々その中心部
(12a)及び(13a)に対し穴と穴の間の放射状腕部(12
b)及び(13b)を介して環状の外周部(12c)及び(13
c)が支持される如き形状に形成されている。
この上下フランジ(12)及び(13)の腕部(12b)及び
(13b)は、その基端部から先端部、即ち中心部(12a)
及び(13a)側から外周部(12c)及び(13c)側に向っ
て細くなる所謂「平等強さのはり」形状に形成されてお
り、即ち本例では肉厚は全長にわたって一様で、幅が外
周部に向って次第に小幅となるテーパー形状に形成され
ている。
そしてこのテープリール(10)の上フランジ(12)及び
下フランジ(13)には、各穴(16)及び(17)の周縁部
に沿って夫々外表面側に突出してリブ(18)及び(19)
が一体に形成されている。また、外周部(12c)及び(1
3c)の外周縁においても夫々外表面側に突出するリブ
(20)及び(21)が一体に形成されており、さらに腕部
(12b)及び(13b)の外表面中央には、夫々中心部(12
a)及び(13a)から外周部(12c)及び(13c)に向って
延びる直線状のリブ(22)及び(23)が一体に形成され
ている。
このように構成される本例のテープリール(10)は、上
下フランジ(12)及び(13)の腕部(12b)及び(13b)
の形状を先端が細くなる平等強さのはり状に形成したこ
とにより、腕部を全長にわたって同一の形状に形成した
場合と等しい強度を維持した状態で、腕部の先端を細く
形成した分だけ材料がさらに削減されることになり、一
層のコストダウンを図ることができる。
そしてこのテープリール(10)は、上下フランジ(12)
及び(13)の穴(16)及び(17)の周縁部にリブ(18)
及び(19)を形成したことにより、上下フランジ(12)
及び(13)の中心部(12a)及び(13a)の外周縁,腕部
(12b)及び(13b)の両側縁,及び外周部(12c)及び
(13c)の内周縁が夫々補強された状態と成されるの
で、上下フランジ(12)及び(13)は全面的に強度が向
上される。
さらに本例では外周部(12c)及び(13c)の外周縁を夫
々リブ(20)及び(21)によって補強し、また腕部(12
b)及び(13b)の中央部を夫々リブ(22)及び(23)に
よって補強してあるので、テープリール全体としての強
度は充分に確保され、このため落下衝撃等によって上下
フランジ(12)及び(13)が破損したり、上下フランジ
(12)及び(13)に反り,歪み等の変形が生じるおそれ
はない。
尚、上下フランジ(12)及び(13)に形成する穴(16)
及び(17)は、本例の如き3箇所に限ることなく例えば
4箇所以上に設けてもよく、この場合でも本考案は容易
に対応できることは勿論である。
さらに本考案は、ビデオテープカセットのテープリール
に限ることなく例えばフィルム巻取リールやコード巻取
リール等の各種リールに幅広く適用可能なものである。
〔考案の効果〕
以上の如く本考案のリールは、フランジに設けられた材
料削減のための穴の周縁部にリブを形成したことによ
り、リール全体としての強度が向上し、このため落下衝
撃等によって破損したり変形が生じて正常な回転の妨げ
となったりするおそれがなくなり、低コストでかつ高品
質のリールを実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のリールを示す斜視図、第2図は同、平
面図、第3図A及びBは夫々第1図のA-A線断面図及びB
-B線断面図、第4図は従来のリールを示す斜視図であ
る。 図中、(10)はテープリール、(12)は上フランジ、
(13)は下フランジ、(16)及び(17)は穴、(18)及
び(19)はリブである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フランジに扇形の穴を設けたリールにおい
    て、上記穴の周縁部に補強用のリブを形成したことを特
    徴とするリール。
JP854289U 1989-01-27 1989-01-27 リール Expired - Lifetime JPH0713105Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP854289U JPH0713105Y2 (ja) 1989-01-27 1989-01-27 リール

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JP854289U JPH0713105Y2 (ja) 1989-01-27 1989-01-27 リール

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JPH02101383U JPH02101383U (ja) 1990-08-13
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JP6281466B2 (ja) * 2014-10-20 2018-02-21 ブラザー工業株式会社 媒体カートリッジ及び印刷装置

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