JP2594887Y2 - リチウムテープ用リール - Google Patents

リチウムテープ用リール

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JP2594887Y2
JP2594887Y2 JP1992082238U JP8223892U JP2594887Y2 JP 2594887 Y2 JP2594887 Y2 JP 2594887Y2 JP 1992082238 U JP1992082238 U JP 1992082238U JP 8223892 U JP8223892 U JP 8223892U JP 2594887 Y2 JP2594887 Y2 JP 2594887Y2
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lithium tape
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tape
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英明 平賀
典興 池田
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Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
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Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はリチウムテープの巻取り
の容易化を図るとともに、巻き取られたリチウムテープ
の輸送中における巻ずれ、巻乱れ、巻だれ等の防止を図
ったリチウムテープ用リールに関する。
【0002】
【従来の技術】電池等の材料に使用されるリチウムは、
リールによってテープ状に巻き取られて包装され輸送さ
れる。
【0003】図2(a)は、従来のこのようなリチウム
テープ用リールの正面図であり、同図(b)はその側面
図である。このリチウムテープ用リール1は、リチウム
テープ2が巻回される円筒部3と、円筒部3の両端に固
定され、巻回されたリチウムテープ2を保護する一対の
円盤4aおよび4bとで構成されている。そして、リチ
ウムテープ2を円筒部3に巻き取る際には、リール1
は、リチウムテープの圧延機や押出機の巻取り軸に差し
込まれて用いられる。このようにしてリール1にリチウ
ムテープ2を巻き取ることにより、円盤4a,4bによ
ってリチウムテープ2が保護され、輸送時の損傷が防止
される。巻き取られたリチウムテープは、通常、水分と
の反応を防止するため、ラミネートバッグ中にArガス
等の不活性ガスを充填し包装して輸送される。
【0004】図3は他の従来例に係るリチウムテープ用
リールの断面図である。このリチウムテープ用リール1
1は、円盤13および15を取り外した状態でリチウム
テープ2を円筒部12の片端に揃えて巻き取り、円盤1
3の上にリチウムテープ側を下にして円筒部12を置
き、その上に円盤15を配置し、そして、円盤15およ
び円筒部12を、円盤13の中央部に固定されているフ
ランジ付きナットにボルト14でねじ止めして円盤13
に固定するように構成されている。そして、円盤13は
周辺部が円盤15方向に彎曲した盆状の形状を有する。
これによれば、リチウムテープ2が円盤13全面に支え
られ、円盤13とリチウムテープ2との間の隙間を無く
すことができる。このため、円盤13を下にすることに
より、輸送時等に振動があってもリチウムテープ2に巻
ずれ、巻だれ、巻乱れ等を生ずることはないとされてい
る。すなわち、このリールにおいては、リチウムテープ
2を円盤13と15で保護し、輸送中の巻きずれ等を防
止することが目論まれている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来のリールによれば、リチウムテープの巻取りに際し
ては、リチウムテープが本来有するさほど強くない粘着
性を利用して円筒部に巻回するようにしているため、巻
取りが容易ではなく、また、輸送時の振動等により、図
4に示すような、巻ずれ、巻だれ、巻乱れ等が生じ、ま
たそのため、リチウムテープが損傷する場合があるとい
う問題がある。
【0006】これを防止するため、リチウムテープと円
筒部とを粘着テープ等で接着する方法もあるが、電池製
造時等における巻戻し時に、異物混入を生じる恐れがあ
るので好ましくない。
【0007】本考案の目的は、このような従来技術の問
題点に鑑み、リチウムテープ用リールにおいて、異物混
入等の不都合なく、巻取りの容易化および巻きずれ等の
防止を図ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本考案では、リチウムテープが巻回される円筒部を備え
たリチウムテープ用リールにおいて、円筒部は、その軸
方向に伸びた畝状または半球状の凸部を複数具備するこ
とを特徴とする。
【0009】
【作用】この構成において、リチウムテープが巻回され
るに際しては、円筒部の凸部により、リチウムテープと
円筒部との間あるいはさらに内側のリチウムテープとそ
の外側のリチウムテープとの間には、従来より全体とし
て高い粘着性が生じ、維持される。しかも、それにより
強く巻回することができるため、さらに粘着性が高めら
れる。したがって、リチウムテープの巻取りが容易かつ
スムーズに行なわれるとともに、リールに巻回されたリ
チウムテープは輸送時の振動に対してずれを生じにく
く、巻ずれ、巻乱れ、損傷等が防止される。
【0010】
【実施例】以下、図面を用いて本考案の実施例を説明す
る。図1は本考案の一実施例に係るリチウムテープ用リ
ールの正面図およびその円筒部の拡大図である。このリ
チウムテープ用リールは、同図に示すように、リチウム
テープが巻回される円筒部5、および円筒部5の両端に
相互に対向させて設けられる2つの円盤状部材6および
7を備え、円筒部5のリチウムテープが巻回される側面
上には、円9および10内に拡大して示すような、その
側面とそれに接触するリチウムテープとの間の粘着性を
高める凸部を有する。
【0011】円8内に示した凹凸形状は円筒部5の側面
に、斜めの格子状に条溝を設けたような形状のものであ
が、本考案の範囲には含まれない。円9内のものは、
円筒部5の軸方向に伸びる畝状の形状を複数設けたもの
である。円10内のものは、半球状の凸部を複数設けた
ものである。
【0012】なお、凸部は円9および10内に示したよ
うな規則的なものでなくてもよい。また、畝形状や半球
状の凸部の数はいくらでもよいが、5個以上が好まし
い。
【0013】これによれば、従来はリチウム金属が本来
有する粘着性を利用してリチウムテープを円筒部に巻き
付けていたため十分な接着性が得られず巻取りも容易で
なかったのに対し、円筒部5の凸部により、本来の粘着
性に加えて良好な接着性が付与されるため、巻取りを容
易に行なうことができるとともに、巻ずれ、巻乱れ、損
傷等を有効に防止することができる。
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、異
物混入等の不都合なく、リチウムテープの巻取りを容易
化するとともに、巻ずれ、巻乱れ、巻だれ等を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例に係るリチウムテープ用リ
ールの正面図およびその円筒部の拡大図である。
【図2】 従来例に係るリチウムテープ用リールの正面
図および側面図である。
【図3】 他の従来例に係るリチウムテープ用リールの
断面図である。
【図4】 図3のリールを用いた場合に輸送時の振動に
より生じる巻ずれ、巻だれ、巻乱れ等の例を示す模式図
である。
【符号の説明】 2:リチウムテープ、3,5,12:
円筒部、4a,4b,6,7,13,15:円盤、1
4:ボルト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−23147(JP,A) 実開 昭59−137247(JP,U) 実開 昭48−69926(JP,U) 実開 平3−1156(JP,U) 実開 平4−60974(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 75/14 B65H 75/18

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リチウムテープが巻回される円筒部を
    えたリチウムテープ用リールにおいて、円筒部は、その
    軸方向に伸びた畝状または半球状の凸部を複数具備する
    ことを特徴とするリチウムテープ用リール。
JP1992082238U 1992-11-05 1992-11-05 リチウムテープ用リール Expired - Fee Related JP2594887Y2 (ja)

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JPH0639858U JPH0639858U (ja) 1994-05-27
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JPS59137247U (ja) * 1983-03-03 1984-09-13 株式会社東和製作所 ミシン用ボビン

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