JP2535966B2 - 磁気記録再生装置のリ―ル台 - Google Patents

磁気記録再生装置のリ―ル台

Info

Publication number
JP2535966B2
JP2535966B2 JP62268441A JP26844187A JP2535966B2 JP 2535966 B2 JP2535966 B2 JP 2535966B2 JP 62268441 A JP62268441 A JP 62268441A JP 26844187 A JP26844187 A JP 26844187A JP 2535966 B2 JP2535966 B2 JP 2535966B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reel
key
claws
hub
tape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP62268441A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01109559A (ja
Inventor
昭浩 深沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP62268441A priority Critical patent/JP2535966B2/ja
Publication of JPH01109559A publication Critical patent/JPH01109559A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2535966B2 publication Critical patent/JP2535966B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は磁気記録再生装置におけるリール台、特に
カセットハブと装着嵌合状態にあるリールキーに関する
ものである。
[従来の技術] 第6図〜第11図に従来例として市販されているデイジ
タルオーディオテープレコーダのリール台を示す。第6
図は斜視図、第7図は縦断側面図、第8図は平面図、第
9図および第10図はリールハブへの装着嵌合過程を示す
断面図、第11図は第9図の平面図である。図において、
(1)はリールキーで、環状の形状をしており、その外
周面3ケ所に120゜分割で3個の爪部(1a),(1b),
(1b)を有している。爪部(1a)は外周面下端から上端
近傍に至るまで一定の突出量および幅で構成されかつ上
端近傍より最上端までは突出量は変わらず、幅のみ零に
なるくさび形状をしている。爪部(1b)は外周面下端か
ら上端近傍に至るまでは爪部(1a)と同じでかつ上端近
傍より最上端までは突出量、幅とも零になるくさび形状
をしている。(2)はリールキー(1)の抜止めをする
リールキャップで、上端がテーパ状になっている。
(3)はリール本体で、外観形状が六角柱形状をしてお
り、リールキー(1)のガイドおよび回り止めを兼ねか
つ上端にリールキャップ(2)が圧入嵌合されている。
(4)はコイルスプリングで、リール本体(3)の外周
に具備されかつリールキー(1)をリールキャップ
(2)の方向に付勢している。(5)はカセット枠体
(6)内に収納されたリールハブで、内周にリールキー
(1)の爪部(1a),(1b)と係合可能な爪部(5a)を
6個有しかつ外周にはテープ(7)が巻かれている。
次に動作について説明する。第9図において、カセッ
ト装着手段(図示せず)によりカセットがリール台に装
着される時、カセット枠体(6)の基準に対してセンタ
ーずれを起こしている(デイジタルオーディオテープレ
コーダ用カセットは強制的にセンターずれを起こしてい
る)ので、先ずリールキャップ(2)のテーパ面でリー
ルハブ(5)をセンタリングし、リールハブ(5)のセ
ンターをカセット枠体(6)の基準に合わせる。このセ
ンタリング完了状態を第10図に示す。この時、リールハ
ブ(5)の爪部(5a)とリールキー(1)の爪部(1a)
の角(A)は当接状態にあるが、リールキー(1)の爪
部(1b)はリールハブ(5)の爪部(5a)とは2個共当
接状態にはない。これは第11図に示す如く、仮にリール
台とリールハブ(5)とがセンターずれを起こし、リー
ルキー(1)の3個の爪部が3個共爪部(1a)と同じ形
状をしていた場合(2ケ所同時にリールハブ(5)の爪
部(5a)にリールキー(1)の爪部(1a)が当接した場
合)、リール台が回転を拘束されているとリールハブ
(5)は矢印(B)(C)の相反する方向に回転させら
れる力が働く。つまり、リールハブ(5)は回転できな
いまま装着されるので、リールキー(1)上にリールハ
ブ(5)が乗り上げた状態に至るのを回避するためであ
る。つまりは、リールキー(1)の爪部(1d)の角
(A)によりリールハブ(5)の乗り上げを防ぎ、正常
な装着状態を確保している。
[発明が解決しようとする問題点] 上記のような従来のデイジタルオーディオテープレコ
ーダのリール台では、リールキー(1)の爪部(1a),
(1b)の上にリールハブ(5)のセンタリング用にリー
ルキャップ(2)を具備していたので、リール台の高さ
が増え、装置の薄型化に難があった。
また、リールキー(1)の爪部(1a)が幅方向に対称
形状のくさび形をしていたので、カセット装着時リール
台の回転が拘束されている装置においてはリールハブ
(5)の回転方向が任意であり、テープ供給側およびテ
ープ巻取り側に同じリールキー(1)が使用されると、
最悪の場合テープ供給側およびテープ巻取り側リールハ
ブ(5),(5)に互いに反対方向に(テープが突っ張
る方向)回転させられる力が働く、つまりリールハブ
(5),(5)は回転できないまま装着されるのでリー
ルキー(1)の爪部(1a)上にリールハブ(5)の爪部
(5a)が乗り上げて、正常な装着状態を確保できないと
いう問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、リール台の高さを極力低くすることで装置
の薄型化を可能にし、かついかなる場合においてもリー
ルキーの爪部上にリールハブの爪部が乗り上げることの
ない安定的な装着嵌合を可能にする磁気記録再生装置の
リール台を得ることを目的とする。
[問題点を解決するための手段] この発明に係る磁気記録再生装置のリール台は、上端
にテーパ部を有するリールキーより上に突出する部材が
存在することなく、リールキーの外周面の爪部を1個の
み最上端より形成し、他のものはそれより低い位置から
形成すると共に、少なくとも前記各爪部の上端にリール
キー外周面の周方向一方向にのみ斜面となる片側斜面部
を設けてこの片側斜面部の向きをテープ供給側とテープ
巻取り側とで変えたものである。
[作用] この発明における磁気記録再生装置のリール台は、リ
ールキー上部のテーパ部もしくは外周面の爪部によりリ
ールハブの調芯を行い、同時にリールキーの爪部の内唯
一異形状の1個が他のものより先にリールハブの爪部と
当接することにより、リールキーとリールハブとは安定
的に装着嵌合できる。
[発明の実施例] 以下、この発明の一実施例を第1図〜第5図について
説明する。第1図は斜視図、第2図は縦断側面図、第3
図および第4図は2種類のリール台平面図、第5図はリ
ールハブへの装着嵌合過程を示す断面図であり、前記従
来のものと同一または相当部分には同一符号を付して説
明を省略する。図において、(8)はリールキーで、環
状の形状をしており、その外周面3ケ所に120゜分割で
3個の爪部(8a),(8b),(8b)を有すると共に上端
にテーパ部(8c)を有している。爪部(8a)は外周面下
端からテーパ部(8c)に至らない上端近傍まで一定の突
出量および幅でかつ断面形状が直角三角形であるような
形状で構成され、上端近傍より上端までは突出量、幅共
に零になるような形状をし、リールキー(8)の外周面
の周方向一方向にのみ斜面となる片側斜面部(8d)を上
端に有している。爪部(8b)は外周面下端よりテーパ部
(8c)に至らない上端近傍までは爪部(8a)と同じでか
つテーパ部(8c)に至らない上端近傍よりテーパ部(8
c)を形成し始める上端近傍までは突出量、幅共に零に
なるような形状をしている。(9)はリールキー(8)
の抜止めをするリールキャップ、(10)はリール本体
で、外観形状が六角柱形状をしており、リールキー
(8)のガイドおよび回り止めを兼ね、かつ上端にリー
ルキャップ(9)を圧入嵌合してリールキー(8)の上
端よりリールキャップ(9)が上に突出しないようにし
てある。
次に動作について説明する。第5図においてカセット
装着手段(図示せず)によりカセットがリール台に装着
される時、リールハブ(5)は先ずリールキー(8)上
端のテーパ部(8c)、あるいは爪部(8a)の稜線(D)
でリールハブ(5)をセンタリングし、リールハブ
(5)のセンターをカセット枠体(6)の基準に合わせ
る(第5図は爪部(8a)の稜線(D)でセンタリングし
ている状態を示す)。この時、リールハブ(5)の爪部
(5a)とリールキー(8)の爪部(8a)の稜線(D)は
当接状態にあるが、リールキー(8)の爪部(8b)は2
個共リールハブ(5)の爪部(5a)とは当接状態にな
い。これは従来例で説明した理由と同じで、仮にリール
台とリールハブ(5)とがセンターずれを起こし、リー
ルキー(8)の爪部(8a),(8b)が3個共同時にリー
ルハブ(5)の爪部(5a)と当接すると、リール台の回
転が拘束されていた場合、リールキー(8)上にリール
ハブ(5)が乗り上げてしまう(従来図の第11図参照)
のを回避するため、つまりはリールキー(8)の爪部
(8a)の稜線(D)によりリールハブ(5)の乗り上げ
を防ぎ、正常な装着状態を得るためである。また、テー
プ供給側に第3図に示すリールキー(8)をそしてテー
プ巻取り側に第4図に示すリールキー(8)をそれぞれ
使用すること(爪部(8a)の片側斜面部(8d)の向きが
異なった状態にある)で、リール台の回転が拘束されて
いてもリールハブ(5)は矢印(E),(F)方向にそ
れぞれ一方向に回転させる力しか働かない(テープがゆ
るむ方向)ので、リールキー(8)の爪部(8a)上にリ
ールハブ(5)の爪部(5a)が乗り上げる不具合はな
い。
なお、上記実施例ではデイジタルオーディオテープレ
コーダのリール台について説明したが、ビデオテープレ
コーダやオーディオカセットレコーダ等の磁気記録再生
装置一般に適用できることは言うまでもない。
[発明の効果] 以上のように、この発明によればリールキー上端のテ
ーパ部より上に突出する部材がなく、リールキーの外周
面の爪部の1個のみをリールキー上端より形成し、他の
ものはそれより低い位置から形成することで、リールキ
ーとリールハブとの装着嵌合を安定的なものとし、かつ
リール台の高さを低くすることを可能にしたので装着全
体の薄型化が図れる。また、テープ供給側とテープ巻取
り側とに各々リールキーの爪部の片側斜面部の向きの異
なるものを使用することで、テープ突っ張りによるリー
ルキーとリールハブとの装着嵌合不具合を回避できると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による磁気記録再生装置の
リール台を示す斜視図、第2図は縦断側面図、第3図お
よび第4図は2種類のリール台平面図、第5図はリール
ハブの装着嵌合過程を示す断面図、第6図は従来のリー
ル台を示す斜視図、第7図は縦断側面図、第8図は平面
図、第9図および第10図はリールハブへの装着嵌合過程
を示す断面図、第11図は第9図の平面図である。 図において、(8)はリールキー、(8a)は1個のみの
爪部、(8b)はその他の爪部、(8c)はリールキー
(8)のテーパ部、(8d)は爪部(8a)の片側斜面部で
ある。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リールキーの外周に複数個の爪部を有し、
    この爪部がカセット内のカセットハブと勘合してテープ
    の巻取りを行う磁気記録再生装置のリール台において、
    上記複数個の爪部の内1個のみを他の爪部よりリール台
    上端面側に形成し、上記複数個の爪部の上端にはリール
    キー外周面の周方向一方向にのみ斜面となる片側斜面部
    を設け、この片側斜面部にてカセットハブがテープの緩
    む方向に回転されるようにテープ供給側とテープ巻取り
    側とで上記爪部の片側斜面部の方向を変えたことを特徴
    とする磁気記録再生装置のリール台。
JP62268441A 1987-10-22 1987-10-22 磁気記録再生装置のリ―ル台 Expired - Fee Related JP2535966B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62268441A JP2535966B2 (ja) 1987-10-22 1987-10-22 磁気記録再生装置のリ―ル台

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62268441A JP2535966B2 (ja) 1987-10-22 1987-10-22 磁気記録再生装置のリ―ル台

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01109559A JPH01109559A (ja) 1989-04-26
JP2535966B2 true JP2535966B2 (ja) 1996-09-18

Family

ID=17458542

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62268441A Expired - Fee Related JP2535966B2 (ja) 1987-10-22 1987-10-22 磁気記録再生装置のリ―ル台

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2535966B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0611128U (ja) * 1992-01-31 1994-02-10 株式会社水木精密 リ−ル台

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01109559A (ja) 1989-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2535966B2 (ja) 磁気記録再生装置のリ―ル台
JPH054105Y2 (ja)
JPS593418Y2 (ja) テ−プリ−ル
JP2979699B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPH0227406Y2 (ja)
JPH0319073Y2 (ja)
JPH0722786Y2 (ja) 磁気テ−プカセツトのテ−プリ−ル
JPS639884Y2 (ja)
JPH0452868Y2 (ja)
JPS6017105Y2 (ja) テ−プ外れ防止装置
JPH0127145Y2 (ja)
JPH0454581Y2 (ja)
JPS5824309Y2 (ja) テ−プリ−ル
JPH0138328Y2 (ja)
JPH04332980A (ja) テープカセット
JPS6034133Y2 (ja) カセツトテ−プレコ−ダのリ−ルフエザ
JPS59118174U (ja) テ−プリ−ル
KR200148530Y1 (ko) 비디오 테이프 권취용 팬케이크 허브
JPS6331227Y2 (ja)
KR200141205Y1 (ko) 브이씨알의 일체형 릴테이블
JPH0413191Y2 (ja)
JPS5853715Y2 (ja) リ−ル装着装置
KR0138965Y1 (ko) 브이씨알 헤드 드럼의 헤드 위치 조정기의 작업성을 향상시킨 고정캡
JPS6074280U (ja) テ−プカセツト用透明窓板
JPH1125642A (ja) 磁気テープカセット

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees