JPH06257852A - 給湯器 - Google Patents

給湯器

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JPH06257852A
JPH06257852A JP5046449A JP4644993A JPH06257852A JP H06257852 A JPH06257852 A JP H06257852A JP 5046449 A JP5046449 A JP 5046449A JP 4644993 A JP4644993 A JP 4644993A JP H06257852 A JPH06257852 A JP H06257852A
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    • F24D2220/00Components of central heating installations excluding heat sources
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  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)
  • Control Of Combustion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】入水温度を精度よく演算により求めることがで
き、出湯温度を設定温度に一致させるための加熱量制御
を的確且つ迅速に行うことができる給湯器を提供する。 【構成】熱交換器を通る水の流量と出湯温度とをそれぞ
れ流量センサ5及び温度センサ6を介して単位時間毎に
検出する。検出した流量と加熱量演算部14により単位
時間毎に求められた熱交換器の加熱量とをそれぞれ流量
記憶部13及び加熱量記憶部15に時系列的に記憶保持
する。流量データと熱交換器の容量とから熱交換器にお
ける水の加熱時間を求め、その加熱時間と加熱量データ
とから熱交換器を通った水の上昇温度を求める。この上
昇温度と出湯温度とから熱交換器への水の入水温度を求
める。加熱量演算部14は求めた入水温度と設定温度と
から熱交換器の加熱量を設定し、この加熱量によりバー
ナの火力を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱交換器により加熱さ
れた水の出湯温度があらかじめ設定された設定温度にな
るように熱交換器の加熱量を制御する給湯器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の給湯器においては、熱交
換器の加熱量を制御するための入力パラメータとして、
熱交換器を通った水の出湯温度及び設定温度の偏差のみ
を用いるフィードバック制御(FB制御)が採用されて
いたが、このようなFB制御は熱交換器を通る水の流量
変化や入水温度の変化が考慮されないため、出湯温度が
不安定なものとなり易く(所謂、ハンチングが生じ易
い)、このため、近年では、FB制御に加えて、さら
に、熱交換器への水の入水量及び入水温度と前記設定温
度とを入力パラメータとするフィードフォワード制御
(FF制御)を採用したものが主流となっている。
【0003】そして、このようにFB制御及びFF制御
の両者を併用した給湯器においては、その入力パラメー
タとなる出湯温度、入水量及び入水温度のそれぞれをセ
ンサを用いて検出するようにしたものもあるが、このよ
うに多数のセンサを設けることは装置構成の複雑化を招
き、また、コスト的にも不利であることから、例えば特
開昭64−33465号公報に開示されているように、
上記のパラメータのうち、出湯温度及び入水量のみをセ
ンサにより検出し、入水温度を演算により求めるように
したものが知られている。
【0004】この給湯器は、加熱源の加熱量をFF制御
を主体として制御すると共に、FB制御により微調整す
るようにしたものであり、FF制御に際しては、入水温
度を次式により求め、その求めた入水温度を用いてFF
制御を行うようにしている。
【0005】 Ti=To−(ηQ/W) ……(1) ここで、Tiは入水温度、Toは温度センサにより検出
された出湯温度、ηは特性定数としてあらかじめ定めら
れた熱効率、Qは現時点において設定・制御されている
加熱量、Wは流量センサにより検出された入水量であ
る。
【0006】このように、入水温度を演算により求めれ
ば、入水温度を検出するための温度センサを省略するこ
とができ、装置構成を簡略なものとすることができる。
【0007】しかしながら、かかる給湯器においては、
前記(1)式により入水温度を求めるようにしていたた
めに、次のような不都合があった。
【0008】すなわち、一般に、加熱源による熱交換器
の加熱量は、時々刻々変化し、従って、現時点における
加熱量Qを用いて前記(1)式により入水温度Tiを求
めるようにしても、その求めた入水温度Tiと実際の入
水温度との偏差が比較的大きなものとなることが多々あ
る。例えば、現時点までの加熱量が現時点における加熱
量Qよりも小さかったような場合には、前記(1)式に
より求められる入水温度Tiは、実際の入水温度よりも
低くなる。
【0009】従って、加熱量の変化が比較的大きい状態
で前記(1)式により入水温度を求めてFF制御を行う
ようにしても、出湯温度を設定温度に一致させるための
的確な制御を行うことができない。
【0010】このため、前記の給湯器においては、出湯
温度と設定温度との差が十分に小さくなる平衡状態にお
いてのみ前記(1)式を用いて入水温度を求めてFF制
御を行うようにしており、それ以外の状態では、一般的
な入水温度として考えられる所定の温度をFF制御のた
めの入水温度として固定的に設定している。
【0011】しかしながら、このように、出湯温度と設
定温度との差が十分に小さくなる平衡状態以外の状態
で、入水温度を固定値として設定しているため、実際の
入水温度と設定された入水温度とが相違する場合には、
当然、出湯温度の的確なFF制御を行うことができな
い。
【0012】このように、前記給湯器においては、FF
制御のための入力パラメータとなる入水温度の信頼性が
低く、このため、出湯温度を設定温度に一致させる制御
を迅速且つ的確に行うことが困難なものとなっていた。
そして、このようにFF制御を的確に行うことができな
いために、FB制御への依存度が高くなり、このため、
出湯温度が不安定なものとなり易いという不都合があっ
た。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる不都合
を解消し、熱交換器を通る水の流量と出湯温度とを検出
すると共に、該熱交換器への入水温度を演算により求
め、これらの流量、出湯温度及び入水温度に基づいて、
出湯温度が設定温度に一致するように熱交換器の加熱量
を制御する給湯器において、入水温度を精度よく演算に
より求めることができ、出湯温度を設定温度に一致させ
るための加熱量制御を的確且つ迅速に行うことができる
給湯器を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる目的を達
成するために、所定容量の熱交換器を通った水の出湯温
度をあらかじめ設定された設定温度に一致させるべく前
記熱交換器の加熱源を制御する給湯器において、前記熱
交換器の出湯温度を検出する出湯温度検出手段と、前記
熱交換器を通る水の流量を所定の単位時間毎に検出する
流量検出手段と、該流量検出手段により検出された流量
を時系列的に記憶保持する流量記憶手段と、前記熱交換
器の加熱量を前記所定の単位時間毎に設定し、その設定
した加熱量に従って前記加熱源を制御する加熱制御手段
と、該加熱制御手段により設定された前記熱交換器の加
熱量を時系列的に記憶保持する加熱量記憶手段と、前記
熱交換器の容量と前記流量記憶手段に記憶保持された単
位時間毎の流量と前記加熱量記憶手段に記憶保持された
単位時間毎の加熱量とを基に、前記出湯温度が検出され
た水の前記熱交換器における総加熱量を求め、該総加熱
量により当該水の上昇温度を求める上昇温度演算手段
と、該上昇温度と前記出湯温度とから該出湯温度が検出
された水の前記熱交換器への入水温度を求める入水温度
演算手段と備え、前記加熱制御手段は、該入水温度演算
手段により求められた入水温度と前記設定温度とを基に
前記熱交換器の加熱量を設定することを特徴とする。
【0015】
【作用】本発明によれば、前記流量検出手段により検出
される単位時間毎の流量と、前記加熱制御手段により設
定された単位時間毎の加熱量とをそれぞれ前記流量記憶
手段と加熱量記憶手段とに時系列的に記憶保持しておく
ことにより、前記熱交換器を通った水の総加熱量を求め
ることが可能となり、さらに、該総加熱量と前記出湯温
度検出手段により検出される出湯温度とにより熱交換器
への水の入水温度を求めることが可能となる。
【0016】すなわち、熱交換器に流入した水は、該水
に続いて熱交換器に流入する水の量が熱交換器の容量に
等しくなった時点で熱交換器から流出する。従って、熱
交換器における水の通過時間、換言すれば、熱交換器に
おける水の加熱時間は、前記流量記憶手段に時系列的に
記憶保持された単位時間毎の流量を熱交換器の容量に等
しくなるまで累積加算することにより求めることができ
る。さらに、該加熱時間内において、前記加熱量記憶手
段に時系列的に記憶保持された単位時間毎の加熱量を累
積加算することにより、熱交換器を通った水の総加熱量
を求めることができる。そして、このように熱交換器を
通った水の総加熱量を求めれば、該水の上昇温度を求め
ることができる。前記上昇温度演算手段は、このように
して熱交換器を通った水の上昇温度を求めるものであ
る。
【0017】次いで、該上昇温度演算手段により求めら
れた水の上昇温度と、前記出湯温度検出手段により検出
された出湯温度とから前記入水温度演算手段により入水
温度が求められる。この場合、前記上昇温度は、前記流
量記憶手段と加熱量記憶手段とに時系列的に記憶保持さ
れた流量及び加熱量を基に求められているので、その求
められた上昇温度には、水の流量変化や加熱量の変化が
考慮され、従って、該上昇温度と出湯温度検出手段によ
り検出された出湯温度とから入水温度を精度よく求める
ことが可能となる。
【0018】そして、この入水温度が前記設定温度とな
るように、前記加熱制御手段により加熱量を新たに設定
し、その設定した加熱量に従って前記加熱源を制御する
ことにより、出湯温度を円滑に設定温度に一致させるこ
とが可能となる。
【0019】
【実施例】本発明の給湯器の一例を図1乃至図6を参照
して説明する。図1は本実施例の給湯器の説明的システ
ム構成図、図2は該給湯器の要部のブロック構成図、図
3は該給湯器の記憶部を示す説明図、図4乃至図6は該
給湯器の作動を説明するためのフローチャートである。
【0020】図1において、1は熱交換器2及びこれを
加熱する加熱源であるバーナ3を内蔵した給湯器本体、
4は熱交換器2を通って形成された流水管、5は流水管
4を通って熱交換器2に流入する水の流量を検出する流
量センサ(流量検出手段)、6は流水管4を通って熱交
換器2から流出した水の出湯温度を検出する温度センサ
(出湯温度検出手段)、7はバーナ3にガスを供給する
ガス供給管、8はガス供給管7の途中に介装されたガバ
ナ比例弁、9はバーナ3に燃焼用空気を送風する送風フ
ァン、10は送風ファン9の回転速度を検出すべく該フ
ァン9に装着された回転速度センサ、11はバーナ3の
燃焼制御等を行うコントローラ、12はコントローラ7
に対して前記出湯温度を所定のスイッチ操作等により設
定する温度設定器である。
【0021】流水管4の上流側は水道管(図示しない)
に接続され、下流側は台所や浴室の給湯栓(図示しな
い)に接続されている。そして、流量センサ5は流水路
4における熱交換器2への入口近傍に設けられ、温度セ
ンサ6は熱交換器2の出口近傍に設けられている。これ
らのセンサ5,6及び前記回転速度センサ10の検出信
号はコントローラ11に入力され、コントローラ11
は、これらの検出信号並びに前記温度設定器12により
設定された出湯温度(設定温度)に基づいて、後述する
ように送風ファン9とガバナ比例弁8とを制御する。
【0022】尚、本実施例の給湯器においては、流水管
4の下流端部の給湯栓(図示しない)の開閉に連動して
自動的にバーナ3の着火・消火が行われるようになって
いる。
【0023】図2において、コントローラ11は、CP
UやRAM、ROM等を含む電子回路により構成された
ものであり、その機能的構成として、所定の単位時間
(例えば1秒)毎に前記流量センサ5を介して検出され
る流量を時系列的に記憶保持する流量記憶部(流量記憶
手段)13と、該単位時間毎にバーナ3による熱交換器
2の加熱量を求める加熱量演算部14と、求められた加
熱量を時系列的に記憶保持する加熱量記憶部(加熱量記
憶手段)15と、流量記憶部13に記憶保持されたデー
タを基に熱交換器2から流出した水(湯)の加熱時間
(熱交換器2における通過時間)を前記単位時間毎に求
める加熱時間演算部16と、求められた加熱時間と加熱
量記憶部15に記憶保持されたデータとを基に熱交換器
2から流出した水の上昇温度を求める上昇温度演算部1
7と、該上昇温度と前記温度センサ6を介して検出され
る出湯温度とから該出湯温度が検出された水の熱交換器
2への入水温度を求める入水温度演算部(入水温度演算
手段)18と、加熱量演算部14により求められた加熱
量に応じて前記送風ファン9を駆動するファン駆動部1
9と、前記回転速度センサ10を介して検出される送風
ファン9の回転速度に応じて前記ガバナ比例弁8の開度
を調整する弁駆動部20とを備えている。
【0024】ここで、本発明の構成に対応して、加熱時
間演算部16及び上昇温度演算部17は上昇温度演算手
段21を構成するものであり、加熱量演算部14、ファ
ン駆動部19及び弁駆動部20は加熱制御手段22を構
成するものである。
【0025】尚、詳細は後述するが、加熱量演算部14
は、流量記憶部13に最新に記憶保持された流量と、入
水温度演算部18により求められた入水温度と、前記温
度設定器12により設定された設定温度とに基づいて加
熱量を求める。
【0026】また、流量記憶部13及び加熱量記憶部1
5は、それぞれ図3(a),(b)に示すように、複数
(N個)の記憶エリアE1 〜EN を備えており、単位時
間毎に検出される流量Wと求められる加熱量Qとをこれ
らのエリアE1 〜EN に現在から過去に逆上って順番に
時系列的に記憶保持するようにしている。そして、これ
らの流量記憶部13及び加熱量記憶部15は、それぞれ
新たな流量W及び加熱量Qが入力される毎に、各エリア
1 〜EN のデータをそれぞれその次の添字番号のエリ
アにシフトさせると共に、新たな流量W及び加熱量Qを
1番エリアE1に記憶保持するようにしている。従っ
て、単位時間毎に検出される流量Wと求められる加熱量
Qとはそれぞれ最新のものから過去に逆上って流量記憶
部13及び加熱量記憶部15のエリアE1 〜EN にその
番号順に記憶保持されることとなる。
【0027】次に、かかる給湯器の作動を説明する。
【0028】給湯が開始されると、コントローラ11
は、単位時間毎に図4のフローチャートに示すサブルー
チンを処理し、これにより、温度センサ6を介して検出
される出湯温度が温度設定器12により設定された設定
温度に一致するように熱交換器2の加熱量を制御する。
【0029】すなわち、まず、熱交換器2に流入する水
の流量Wと熱交換器2から流出した水(湯)の出湯温度
Toをそれぞれ流量センサ5及び温度センサ6を介して
検出し、検出した流量Wを流量記憶部13に記憶保持す
る。この場合、図3(a)を参照して、検出された流量
W(=W1 )が流量記憶部13の記憶エリアE1 に記憶
保持され、これ以前の流量W(=W2 〜WN )が記憶エ
リアE2 〜EN に順番に記憶保持される。尚、今まで記
憶エリアEN に記憶保持されていた流量は抹消される。
【0030】次いで、コントローラ11は、加熱時間演
算部16により、流量記憶部13に記憶保持されている
流量Wのデータを基に、現時点で熱交換器2から流出し
た水(出湯温度Toが検出された水)の熱交換器2にお
ける加熱時間tを求める。
【0031】この加熱時間tは具体的には次のように求
められる。
【0032】すなわち、現在、熱交換器2の出口で出湯
温度Toが検出された水は、その加熱時間t前に熱交換
器2に流入し、この時、その流量Wが流量センサ5を介
して検出されて流量記憶部13のある番数のエリアに記
憶保持されている。そして、現在、熱交換器2の入口で
流量W(=W1 )が検出された水と熱交換器2の出口で
出湯温度Toが検出された水との間に含まれる水の総体
積が熱交換器2の容量となる。
【0033】従って、現在、出湯温度Toが検出された
水に対応する流量記憶部13のエリアの番数を仮にnと
すると、 W1 +W2 +……+Wn ≒C ……(2) となる。ここでCは熱交換器2の容量である。そして、
上記(2)式における各流量Wは単位時間毎に検出され
たものであるから、(2)式における流量Wの加算個数
(n個)と上記単位時間とを乗算することにより前記加
熱時間tを求めることができる。
【0034】そこで、本実施例の給湯器においては、図
5のフローチャートに示すように、流量記憶部13の各
エリアに記憶保持された流量Wを該エリアの番号順に順
次累積加算し、この累積加算値が熱交換器2の容量Cと
なるまで該加算演算を行う。そして、この累積加算演算
における最終的な加算個数nと前記単位時間Δtとを乗
算することにより前記加熱時間tを求める。
【0035】このように加熱時間tを求めた後に、コン
トローラ11は、上昇温度演算部17により、前記加熱
量記憶部15に記憶保持されている加熱量Qのデータを
基に、現在、出湯温度Toが検出された水の熱交換器2
における総加熱量Qtを求める。この場合、前述したよ
うに、加熱量記憶部15の各エリアには、その番号順に
現在から過去に逆上って単位時間Δt毎の加熱量Qが記
憶保持されているので、図6のフローチャートに示すよ
うに、前記総加熱量Qtは、現在から前記加熱時間t前
までの加熱量記憶部15に記憶保持されている加熱量Q
を累積加算することにより求められる。
【0036】すなわち、 Qt=Q1 +Q2 +……+Qn ……(3) 但し、n=t/Δt 尚、本実施例では、実際に加熱時間tを求めるようにし
た場合について説明すたが、加熱時間tを実際に求めな
くとも、単に前記(2)式における累積加算個数nと同
数だけ加熱量Qを累積加算することにより総加熱量Qt
を求めるようにしてもよい。
【0037】次いで、コントローラ11の上昇温度演算
部17は、上記のように求めた総加熱量Qtを基に、現
在、出湯温度Toが検出された水の上昇温度ΔTを次式
により求める。
【0038】ΔT=Qt/Wn ……(4) ここで、Wnは出湯温度Toが検出された水に対応する
流量である。尚、(4)式において、水の比熱や熱効率
は基本的には定数と考えられるので省略してある。
【0039】そして、コントローラ11は、前記入水温
度演算部18により、上記のように求めた上昇温度ΔT
と検出された出湯温度Toとから次式により入水温度T
iを求める。
【0040】Ti=To−ΔT ……(5) この場合、上昇温度ΔTは、単位時間Δt毎の加熱量Q
を累積加算して求められ、また、該加熱量Qの累積加算
演算に必要な加熱時間tは単位時間Δt毎の流量Wを累
積加算して求められるので、上記(5)式により求めら
れる入水温度Tiには、流量変化や加熱量変化が考慮さ
れ、従って、該入水温度Tiを精度よく求めることがで
きる。
【0041】次いで、コントローラ11は、前記加熱量
演算部14により、上記入水温度Tiと前記温度設定器
12により設定された設定温度Tsとから次式により熱
交換器2の新たな加熱量Qを設定する。
【0042】Q=W(Ts−Ti) ……(6) ここで、Wは最新に検出された流量(=W1 )であり、
(6)式により求められる加熱量Qは、現在、熱交換器
2に流入しようとしている水を設定温度Tsまで上昇さ
せるのに要する加熱量となる。尚、(6)式における入
水温度Tiは、熱交換器2から流出した水の入水温度で
あるので、厳密には、熱交換器2に流入しようとしてい
る水の温度でないが、一般には入水温度の変化は比較的
小さいので、(6)式により求められる加熱量Qは、熱
交換器2に流入しようとしている水を設定温度Tsまで
上昇させるのに要する加熱量と考えて支障はない。
【0043】そして、コントローラ11は、このように
求めた新たな加熱量Qを前記加熱力記憶部15の第1番
目の記憶エリアE1 に記憶保持すると共に、この加熱量
Qに応じて前記ファン駆動部19(図2参照)を介して
送風ファン9を駆動し(送風ファン9の回転速度を調整
する)、さらに、この時、前記回転速度センサ10を介
して検出される送風ファン9の回転速度に応じて、前記
弁駆動部20(図2参照)を介してガバナ比例弁8の開
度を調整する。これにより、熱交換器2の加熱量が
(6)式により求められる加熱量Qに比例した加熱量に
なるように、前記バーナ3の火力が調整される。
【0044】そして、コントローラ11は以上説明した
処理を前記単位時間Δt毎に繰り返し、これにより、最
終的に出湯温度Toが設定温度Tsに一致するように、
熱交換器2の加熱量が制御される。
【0045】以上、説明したように、本実施例の給湯器
においては、入水温度Tiを精度よく求めることができ
るので、前記(6)式により求めた加熱量Qに従ってバ
ーナ3の火力を調整することにより、出湯温度Toを円
滑且つ迅速に設定温度Tsに一致させることができる。
【0046】尚、本実施例の給湯器においては、前記
(6)式により、加熱量Qを求めるので、見かけ上、F
F制御のみを行っているように見えるが、該(6)式に
用いる入水温度Tiは、前述したように出湯温度Toを
用いて求められているので、FB制御の成分も含まれて
いる。このことは、前記(6)式に前記(5)式を代入
した場合、Q=W(Ts−To)+WΔTとなり、この
式の右辺第1項がFB制御を示すものとなることから明
らかである。
【0047】また、本実施例においては、給湯の開始直
後において、まだ流量W及び加熱量Qのデータが得られ
ていない状態では、例えば前記流量記憶部13及び加熱
量記憶部15に前回の給湯時のデータを記憶保持してお
き、これを用いて前述の処理を行うようにしている。こ
の場合、流量記憶部13及び加熱量記憶部15の流量W
及び加熱量Qのデータをあらかじめ適当な値に設定して
おくようにしてもよい。
【0048】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
によれば、熱交換器を通る水の流量と該熱交換器の加熱
量とを単位時間毎に時系列的に記憶保持しておくことに
よって、これらのデータと検出される出湯温度とから熱
交換器への水の入水温度を精度よく演算により求めるこ
とができ、この求めた入水温度を用いて熱交換器の加熱
量を設定するようにしたことによって、出湯温度を設定
温度に一致させるための加熱量制御を的確且つ迅速に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の給湯器の一例の説明的システム構成
図。
【図2】図1の給湯器の要部のブロック構成図。
【図3】図1の給湯器の記憶部を示す説明図。
【図4】図1の給湯器の作動を説明するためのフローチ
ャート。
【図5】図1の給湯器の作動を説明するためのフローチ
ャート。
【図6】図1の給湯器の作動を説明するためのフローチ
ャート。
【符号の説明】
2…熱交換器、3…バーナ(加熱源)、5…流量センサ
(流量検出手段)、6…温度センサ(出湯温度検出手
段)、13…流量記憶部(流量記憶手段)、15…加熱
量記憶部(加熱量記憶手段)、18…入水温度演算部
(入水温度演算手段)、21…上昇温度演算手段、22
…加熱制御手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定容量の熱交換器を通った水の出湯温度
    をあらかじめ設定された設定温度に一致させるべく前記
    熱交換器の加熱源を制御する給湯器において、前記熱交
    換器の出湯温度を検出する出湯温度検出手段と、前記熱
    交換器を通る水の流量を所定の単位時間毎に検出する流
    量検出手段と、該流量検出手段により検出された流量を
    時系列的に記憶保持する流量記憶手段と、前記熱交換器
    の加熱量を前記所定の単位時間毎に設定し、その設定し
    た加熱量に従って前記加熱源を制御する加熱制御手段
    と、該加熱制御手段により設定された前記熱交換器の加
    熱量を時系列的に記憶保持する加熱量記憶手段と、前記
    熱交換器の容量と前記流量記憶手段に記憶保持された単
    位時間毎の流量と前記加熱量記憶手段に記憶保持された
    単位時間毎の加熱量とを基に、前記出湯温度が検出され
    た水の前記熱交換器における総加熱量を求め、該総加熱
    量により当該水の上昇温度を求める上昇温度演算手段
    と、該上昇温度と前記出湯温度とから該出湯温度が検出
    された水の前記熱交換器への入水温度を求める入水温度
    演算手段とを備え、前記加熱制御手段は、該入水温度演
    算手段により求められた入水温度と前記設定温度とを基
    に前記熱交換器の加熱量を設定することを特徴とする給
    湯器。
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