JPH06257592A - インバータ可変速駆動の送風機の共振防止方法 - Google Patents
インバータ可変速駆動の送風機の共振防止方法Info
- Publication number
- JPH06257592A JPH06257592A JP4496593A JP4496593A JPH06257592A JP H06257592 A JPH06257592 A JP H06257592A JP 4496593 A JP4496593 A JP 4496593A JP 4496593 A JP4496593 A JP 4496593A JP H06257592 A JPH06257592 A JP H06257592A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- value
- fan
- control panel
- operating state
- inverter
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 機種、設置場所、運転状態に関係なく共振状
態を回避する。 【構成】 送風機２の振動値が規定値を越えたら、その
ときの回転数を自動的にジャンプさせる。
態を回避する。 【構成】 送風機２の振動値が規定値を越えたら、その
ときの回転数を自動的にジャンプさせる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、インバータ可変速駆動
される送風機の共振防止方法に関する。
される送風機の共振防止方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】インバータで送風機を可変速駆動する
と、特定の回転数で共振現象が起こり、振動や騒音のレ
ベルが大きくなり、場合によっては、回転体が破損する
ことがある。
と、特定の回転数で共振現象が起こり、振動や騒音のレ
ベルが大きくなり、場合によっては、回転体が破損する
ことがある。
【０００３】そこで従来は、あらかじめ共振する回転を
求め、その回転数を避けるため該回転数をジャンプ（飛
び越し）させるように、手動操作を行ったり、運転範囲
を狭くしたりしていた。
求め、その回転数を避けるため該回転数をジャンプ（飛
び越し）させるように、手動操作を行ったり、運転範囲
を狭くしたりしていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、不特定多数の
送風機を種々の現場に設置するので、あらかじめ共振す
る回転を設定しておくのは手間がかかって面倒であり、
また、現地で設定するのは困難である。また、設定して
おいても、設置状況によっては共振回転数が変化するの
で、共振を回避するのは非常に困難であった。
送風機を種々の現場に設置するので、あらかじめ共振す
る回転を設定しておくのは手間がかかって面倒であり、
また、現地で設定するのは困難である。また、設定して
おいても、設置状況によっては共振回転数が変化するの
で、共振を回避するのは非常に困難であった。
【０００５】本発明は、機種、設置場所や運転条件に関
係なく共振状態を回避することができるインバータ可変
速駆動の送風機の共振防止方法を提供することを目的と
している。
係なく共振状態を回避することができるインバータ可変
速駆動の送風機の共振防止方法を提供することを目的と
している。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明による方法は、イ
ンバータ可変速駆動の送風機の運転状態値を検出し、そ
の検出した運転状態値が規定値を越えたら、制御手段に
より該運転状態値における回転数を自動的にジャンプさ
せて運転することを特徴としている。
ンバータ可変速駆動の送風機の運転状態値を検出し、そ
の検出した運転状態値が規定値を越えたら、制御手段に
より該運転状態値における回転数を自動的にジャンプさ
せて運転することを特徴としている。
【０００７】上記運転状態値には、振動数または騒音を
用いるのが好ましい。
用いるのが好ましい。
【０００８】また、規定値は、共振状態における振動値
又は騒音値をとるのが好ましい。
又は騒音値をとるのが好ましい。
【０００９】また、制御手段は、運転状態検出センサと
送風機の駆動電動機とに接続されたインバータ制御盤で
構成するのが好ましい。
送風機の駆動電動機とに接続されたインバータ制御盤で
構成するのが好ましい。
【００１０】
【作用】本発明の方法においては、振動値又は騒音値が
共振状態における規定値を越えると、インバータ制御盤
は、そのときの電動機の回転数を自動的にジャンプさせ
ることにより、共振状態を回避する。
共振状態における規定値を越えると、インバータ制御盤
は、そのときの電動機の回転数を自動的にジャンプさせ
ることにより、共振状態を回避する。
【００１１】振動判定の規定値については、例えばＪＩ
Ｓの振動許容値を用いることが出来る。また、一般の空
調用の送風機であれば、片振幅（変位）で５０μｍを越
えることは殆ど無いので、この数値（片振幅で５０μ
ｍ）を規定値とし、これを越えた場合に異常として処理
しても良い。
Ｓの振動許容値を用いることが出来る。また、一般の空
調用の送風機であれば、片振幅（変位）で５０μｍを越
えることは殆ど無いので、この数値（片振幅で５０μ
ｍ）を規定値とし、これを越えた場合に異常として処理
しても良い。
【００１２】一方、騒音の判定における規定値について
は、特に一般化された基準は存在しない。しかし、共振
時は通常状態に比較して異常に高いレベルの数値を示す
ので、通常の騒音値よりも大幅に高いレベルの数値、例
えば通常値よりも５−１０ｄＢ高い数値、を騒音判定の
規定値と設定すれば実用上の不都合は無い。
は、特に一般化された基準は存在しない。しかし、共振
時は通常状態に比較して異常に高いレベルの数値を示す
ので、通常の騒音値よりも大幅に高いレベルの数値、例
えば通常値よりも５−１０ｄＢ高い数値、を騒音判定の
規定値と設定すれば実用上の不都合は無い。
【００１３】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
る。
【００１４】図１には、本発明を実施する装置の一例が
示されている。図において、共通ベース１の上には、送
風機２が設けられ、その送風機２の図示しない羽根車の
回転軸３は、軸受４により回転自在に支持されている。
この回転軸３の端部には、プーリ５が固設され、そのプ
ーリ５は、共通ベース１に設けられた電動機６によりベ
ルト７を介して駆動されるようになっている。
示されている。図において、共通ベース１の上には、送
風機２が設けられ、その送風機２の図示しない羽根車の
回転軸３は、軸受４により回転自在に支持されている。
この回転軸３の端部には、プーリ５が固設され、そのプ
ーリ５は、共通ベース１に設けられた電動機６によりベ
ルト７を介して駆動されるようになっている。
【００１５】前記軸受４には、運転状態値である振動値
を検出する振動検出センサ１１が設けられ、電気回路Ｌ
１によりインバータ制御盤１０に接続されている。そし
て、この制御盤１０には、電気回路Ｌ２により電動機６
が接続され、電気回路Ｌ３により図示しない運転操作盤
が接続され、また、電気回路Ｌ４により図示しない電源
が接続されている。
を検出する振動検出センサ１１が設けられ、電気回路Ｌ
１によりインバータ制御盤１０に接続されている。そし
て、この制御盤１０には、電気回路Ｌ２により電動機６
が接続され、電気回路Ｌ３により図示しない運転操作盤
が接続され、また、電気回路Ｌ４により図示しない電源
が接続されている。
【００１６】運転に際し、インバータ制御盤１０は運転
操作盤からの運転信号に基づき、送風機２の電動機６を
インバータ可変速の運転すなわち運転信号値に応じた回
転数で運転する。
操作盤からの運転信号に基づき、送風機２の電動機６を
インバータ可変速の運転すなわち運転信号値に応じた回
転数で運転する。
【００１７】この運転時に、回転数が共振回転数になる
と、送風機２の振動値が上昇する。この際、インバータ
制御盤１０はセンサ１１からの振動値が規定値以上、す
なわち共振状態時の振動値であると判定すると、そのと
きの電動機６の回転数をジャンプさせる。したがって、
あらかじめ共振回転数を求めておく必要がなく、常に発
生した共振状態が回避される。なお、運転状態値に振動
値を用いたが、これに限られるものではなく、共振状態
では騒音値が上昇するので、騒音値を用いることができ
る。
と、送風機２の振動値が上昇する。この際、インバータ
制御盤１０はセンサ１１からの振動値が規定値以上、す
なわち共振状態時の振動値であると判定すると、そのと
きの電動機６の回転数をジャンプさせる。したがって、
あらかじめ共振回転数を求めておく必要がなく、常に発
生した共振状態が回避される。なお、運転状態値に振動
値を用いたが、これに限られるものではなく、共振状態
では騒音値が上昇するので、騒音値を用いることができ
る。
【００１８】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
の通りの優れた効果を奏する。
の通りの優れた効果を奏する。
【００１９】（１） 多種多様な送風機に実施すること
ができる。
ができる。
【００２０】（２） 現地でその都度調整して共振回転
数を設定する必要がない。
数を設定する必要がない。
【００２１】（３） 途中で運転条件が変って共振回転
数が変化しても、自動的に対応することができる。
数が変化しても、自動的に対応することができる。
【００２２】（４） 簡単な構造で、実用性に富んでい
る。
る。
【図１】本発明の一実施例を示す全体構成図。
１・・・共通ベース ２・・・送風機 ３・・・回転軸 ４・・・軸受 ５・・・プーリ ６・・・電動機 ７・・・ベルト １０・・・インバータ制御盤 １１・・・振動検出センサ Ｌ１、Ｌ２、Ｌ３、Ｌ４・・・電気回路
Claims (1)
- 【請求項１】 インバータ可変速駆動の送風機の運転状
態値を検出し、その検出した運転状態値が規定値を越え
たら、制御手段により該運転状態値における回転数を自
動的にジャンプさせて運転することを特徴とするインバ
ータ可変速駆動の送風機の共振防止方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4496593A JPH06257592A (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | インバータ可変速駆動の送風機の共振防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4496593A JPH06257592A (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | インバータ可変速駆動の送風機の共振防止方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06257592A true JPH06257592A (ja) | 1994-09-13 |
Family
ID=12706200
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4496593A Pending JPH06257592A (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | インバータ可変速駆動の送風機の共振防止方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06257592A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08247087A (ja) * | 1995-03-13 | 1996-09-24 | Ebara Corp | ファンの制御装置 |
| WO2012012272A1 (en) * | 2010-07-22 | 2012-01-26 | Robert Bosch Gmbh | Systems and methods for avoiding resonances excited by rotating components |
| JP2012031857A (ja) * | 2010-07-30 | 2012-02-16 | Nuovo Pignone Spa | 遠心圧縮機の高温再始動を制御する方法及び装置 |
| EP2743626A1 (en) * | 2007-10-10 | 2014-06-18 | Prime Datum, INC. | Integrated fan drive system for cooling tower and method of operating wet cooling tower |
| CN104595220A (zh) * | 2014-12-30 | 2015-05-06 | 广东美的环境电器制造有限公司 | 风扇、暖风机、摇头系统及摇头系统的控制方法 |
| EP3001560A3 (en) * | 2014-09-22 | 2016-06-08 | Regal Beloit America, Inc. | System and methods for reducing noise in an air moving system |
| US9431948B2 (en) | 2008-03-24 | 2016-08-30 | Prime Datum, Inc. | Integrated fan drive system for air-cooled heat exchangers (ACHE) |
| WO2016162939A1 (ja) * | 2015-04-07 | 2016-10-13 | ジョンソンコントロールズ ヒタチ エア コンディショニング テクノロジー （ホンコン） リミテッド | 空気調和機 |
| WO2021140582A1 (ja) * | 2020-01-08 | 2021-07-15 | 三菱電機株式会社 | 空気調和機 |
-
1993
- 1993-03-05 JP JP4496593A patent/JPH06257592A/ja active Pending
Cited By (20)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08247087A (ja) * | 1995-03-13 | 1996-09-24 | Ebara Corp | ファンの制御装置 |
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| US8985068B2 (en) | 2010-07-22 | 2015-03-24 | Robert Bosch Gmbh | Systems and methods for avoiding resonances excited by rotating components |
| CN103069124A (zh) * | 2010-07-22 | 2013-04-24 | 罗伯特·博世有限公司 | 用于避免由旋转部件激发的共振的系统及方法 |
| WO2012012272A1 (en) * | 2010-07-22 | 2012-01-26 | Robert Bosch Gmbh | Systems and methods for avoiding resonances excited by rotating components |
| US9243644B2 (en) | 2010-07-30 | 2016-01-26 | Nuovo Pignone, S.P.A. | Method and device for controlling a hot restart of a centrifugal compressor |
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| CN107429931A (zh) * | 2015-04-07 | 2017-12-01 | 江森自控日立空调技术（香港）有限公司 | 空调机 |
| JPWO2016162939A1 (ja) * | 2015-04-07 | 2018-02-01 | 日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社 | 空気調和機 |
| US10274211B2 (en) | 2015-04-07 | 2019-04-30 | Hitachi-Johnson Controls Air Conditioning, Inc. | Air conditioner |
| CN107429931B (zh) * | 2015-04-07 | 2020-03-31 | 日立江森自控空调有限公司 | 空调机 |
| WO2021140582A1 (ja) * | 2020-01-08 | 2021-07-15 | 三菱電機株式会社 | 空気調和機 |
| JPWO2021140582A1 (ja) * | 2020-01-08 | 2021-07-15 | ||
| GB2605711A (en) * | 2020-01-08 | 2022-10-12 | Mitsubishi Electric Corp | Air conditioner |
| GB2605711B (en) * | 2020-01-08 | 2023-10-25 | Mitsubishi Electric Corp | Air-conditioning apparatus |
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