JP3276967B2 - 回転陽極ｘ線管制御装置 - Google Patents
回転陽極ｘ線管制御装置Info
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- JP3276967B2 JP3276967B2 JP27750891A JP27750891A JP3276967B2 JP 3276967 B2 JP3276967 B2 JP 3276967B2 JP 27750891 A JP27750891 A JP 27750891A JP 27750891 A JP27750891 A JP 27750891A JP 3276967 B2 JP3276967 B2 JP 3276967B2
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- Japan
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- ray tube
- rotating anode
- anode
- power
- ray
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、回転陽極Ｘ線管制御
装置に関する。
装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、回転陽極Ｘ線管装置は図４に示す
ように構成され、管容器１内に回転陽極Ｘ線管２が収容
されている。この回転陽極Ｘ線管２を駆動する手段とし
て、誘導電動機を構成するためのステ−タコイル３が装
着され、このステ−タコイル３は管容器１外にあるイン
バ−タ−式駆動回路４に接続されている。
ように構成され、管容器１内に回転陽極Ｘ線管２が収容
されている。この回転陽極Ｘ線管２を駆動する手段とし
て、誘導電動機を構成するためのステ−タコイル３が装
着され、このステ−タコイル３は管容器１外にあるイン
バ−タ−式駆動回路４に接続されている。
【０００３】通常、ステ−タコイル３は主コイル、補助
コイルとからなるコンデンサ型単相誘導電動機巻線構造
となっている。この方式の場合には、全ての電圧，周波
数領域で完全な回転円磁界を得ることが困難であり、不
均一磁界に起因する回転陽極タ−ゲットの振動，騒音が
発生し易い不都合があるため、近年、ステ−タコイル３
の巻線方式として完全回転円磁界の得られる３相巻線型
誘導電動機巻線構造が注目されつつある。
コイルとからなるコンデンサ型単相誘導電動機巻線構造
となっている。この方式の場合には、全ての電圧，周波
数領域で完全な回転円磁界を得ることが困難であり、不
均一磁界に起因する回転陽極タ−ゲットの振動，騒音が
発生し易い不都合があるため、近年、ステ−タコイル３
の巻線方式として完全回転円磁界の得られる３相巻線型
誘導電動機巻線構造が注目されつつある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】回転陽極Ｘ線管の場
合、その陽極タ−ゲットの回転数が或る規定値に到達し
ない状態でＸ線曝射動作を行なうと、陽極タ−ゲットの
一部が溶解するという問題がある。そのため、陽極タ−
ゲットの回転数を光学センサ−や振動計でモニタ−する
等の提案もなされているが、回転陽極Ｘ線管装置が複雑
になる等の実用上の困難が多々あることが判っている。
又、コイル電流をモニタ−する方式は比較的簡便ではあ
るものの、電流値と陽極タ−ゲットの回転数との対応が
余り明瞭でない。更に、ステ−タコイル３や駆動電源の
故障の判定は可能であるものの、回転数に応じた保護機
能としては不十分である。
合、その陽極タ−ゲットの回転数が或る規定値に到達し
ない状態でＸ線曝射動作を行なうと、陽極タ−ゲットの
一部が溶解するという問題がある。そのため、陽極タ−
ゲットの回転数を光学センサ−や振動計でモニタ−する
等の提案もなされているが、回転陽極Ｘ線管装置が複雑
になる等の実用上の困難が多々あることが判っている。
又、コイル電流をモニタ−する方式は比較的簡便ではあ
るものの、電流値と陽極タ−ゲットの回転数との対応が
余り明瞭でない。更に、ステ−タコイル３や駆動電源の
故障の判定は可能であるものの、回転数に応じた保護機
能としては不十分である。
【０００５】この発明は、以上のような不都合を解決す
るものであり、陽極タ−ゲットの回転数の異常なずれを
精度良く検出し、回転数に応じた保護機能を向上した回
転陽極Ｘ線管制御装置を提供することを目的とする。
るものであり、陽極タ−ゲットの回転数の異常なずれを
精度良く検出し、回転数に応じた保護機能を向上した回
転陽極Ｘ線管制御装置を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明は、３相巻線型
ステータコイルが装着された回転陽極Ｘ線管が管容器内
に収容されてなる回転陽極Ｘ線管に電源回路からステー
タコイル駆動電力及びＸ線曝射信号を供給する回転陽極
Ｘ線管制御装置において、上記３相巻線型ステータコイ
ルの無効電力又は力率から上記３相巻線型ステータコイ
ルの消費電力を検出し、該消費電力を陽極ターゲットの
所定回転数の時の消費電力設定値と比較し、その設定値
から規定範囲以上のずれが生じた場合に上記電源回路か
ら上記回転陽極Ｘ線管へのＸ線曝射信号入力を断つよう
に構成されてなることを特徴とする回転陽極Ｘ線管制御
装置である。
ステータコイルが装着された回転陽極Ｘ線管が管容器内
に収容されてなる回転陽極Ｘ線管に電源回路からステー
タコイル駆動電力及びＸ線曝射信号を供給する回転陽極
Ｘ線管制御装置において、上記３相巻線型ステータコイ
ルの無効電力又は力率から上記３相巻線型ステータコイ
ルの消費電力を検出し、該消費電力を陽極ターゲットの
所定回転数の時の消費電力設定値と比較し、その設定値
から規定範囲以上のずれが生じた場合に上記電源回路か
ら上記回転陽極Ｘ線管へのＸ線曝射信号入力を断つよう
に構成されてなることを特徴とする回転陽極Ｘ線管制御
装置である。
【０００７】
【作用】この発明によれば、陽極タ−ゲットの回転数の
異常なずれが確実に検出され、Ｘ線曝射の制御が可能と
なる。
異常なずれが確実に検出され、Ｘ線曝射の制御が可能と
なる。
【０００８】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の一実施例
を詳細に説明する。
を詳細に説明する。
【０００９】従来例の不都合を解決するために、発明者
は回転陽極Ｘ線管と３相巻線型誘導電動機で消費される
電力との関係に着目した。即ち、電力をモニタ−するこ
とにより、陽極回転数を検出し、陽極回転起動時にはこ
の電力が予め設定された値以下になるまで、Ｘ線曝射を
制限すると同時に、定常回転時も或る設定値以上に電力
値がなった場合には、Ｘ線曝射を停止すれば良い。
は回転陽極Ｘ線管と３相巻線型誘導電動機で消費される
電力との関係に着目した。即ち、電力をモニタ−するこ
とにより、陽極回転数を検出し、陽極回転起動時にはこ
の電力が予め設定された値以下になるまで、Ｘ線曝射を
制限すると同時に、定常回転時も或る設定値以上に電力
値がなった場合には、Ｘ線曝射を停止すれば良い。
【００１０】そこで、この発明による回転陽極Ｘ線管制
御装置は図１〜図３にに示すように構成され、図１は回
転陽極Ｘ線管制御装置を示すブロック線図、図２は全電
圧起動時の陽極タ−ゲットの回転数，消費電力，コイル
電流の時間変化を示す特性曲線図、図３は定常回転時の
陽極タ−ゲットの回転数，消費電力，コイル電流の時間
変化を示す特性曲線図である。
御装置は図１〜図３にに示すように構成され、図１は回
転陽極Ｘ線管制御装置を示すブロック線図、図２は全電
圧起動時の陽極タ−ゲットの回転数，消費電力，コイル
電流の時間変化を示す特性曲線図、図３は定常回転時の
陽極タ−ゲットの回転数，消費電力，コイル電流の時間
変化を示す特性曲線図である。
【００１１】即ち、従来例（図４）と同一箇所は同一符
号を付すことにすると、管容器１内に回転陽極Ｘ線管２
が収容され、この回転陽極Ｘ線管２には３相巻線型のス
テ−タコイル３が装着されている。このステ−タコイル
３は管容器１外にある電源回路８の電力検出回路５に接
続され、この電力検出回路５はインバ−タ−式駆動回路
４に接続されると共に、設定比較回路６に接続されてい
る。この設定比較回路６はインバ−タ−式駆動回路４に
接続されると共に、Ｘ線曝射制御装置７に接続されてい
る。そして、このＸ線曝射制御装置７は、管容器１に接
続されている。さて、動作時には、３相巻線型のステ−
タコイル３に供給される電力は電力検出回路５でモニタ
−され、設定比較回路６に信号として送られる。設定比
較回路６の電力設定値は、インバ−タ−式駆動回路４の
電圧，周波数および回転陽極Ｘ線管２の回転特性に応じ
て調整され、この設定値以上ではＸ線曝射信号を出さな
いようにＸ線曝射制御装置７に制限信号が印加される。
勿論、起動後０．５〜１秒程度は、この信号の有無に拘
らず、Ｘ線曝射信号が出ないようにＸ線曝射制御装置７
自身にインタ−ロック機構が必要なことは言うまでもな
い。
号を付すことにすると、管容器１内に回転陽極Ｘ線管２
が収容され、この回転陽極Ｘ線管２には３相巻線型のス
テ−タコイル３が装着されている。このステ−タコイル
３は管容器１外にある電源回路８の電力検出回路５に接
続され、この電力検出回路５はインバ−タ−式駆動回路
４に接続されると共に、設定比較回路６に接続されてい
る。この設定比較回路６はインバ−タ−式駆動回路４に
接続されると共に、Ｘ線曝射制御装置７に接続されてい
る。そして、このＸ線曝射制御装置７は、管容器１に接
続されている。さて、動作時には、３相巻線型のステ−
タコイル３に供給される電力は電力検出回路５でモニタ
−され、設定比較回路６に信号として送られる。設定比
較回路６の電力設定値は、インバ−タ−式駆動回路４の
電圧，周波数および回転陽極Ｘ線管２の回転特性に応じ
て調整され、この設定値以上ではＸ線曝射信号を出さな
いようにＸ線曝射制御装置７に制限信号が印加される。
勿論、起動後０．５〜１秒程度は、この信号の有無に拘
らず、Ｘ線曝射信号が出ないようにＸ線曝射制御装置７
自身にインタ−ロック機構が必要なことは言うまでもな
い。
【００１２】又、定常回転時は、この電力検出量に応じ
てＸ線曝射を遮断したりすることの他、回転数を規定値
以上まで上げるために、インバ−タ−式駆動回路４の電
圧，周波数を許容範囲内で上昇させても良い。
てＸ線曝射を遮断したりすることの他、回転数を規定値
以上まで上げるために、インバ−タ−式駆動回路４の電
圧，周波数を許容範囲内で上昇させても良い。
【００１３】この発明によれば、３相巻線型ステータコ
イルの無効電力又は力率により上記３相巻線型ステータ
コイルの消費電力を検出し、該消費電力を陽極ターゲッ
トの所定回転数の時の設定値と比較し、その設定値から
規定範囲以上のずれが生じた場合に電源回路から回転陽
極Ｘ線管へのＸ線曝射信号入力を断つように構成されて
いるので、特殊な回転検出手段を設けることなく、陽極
ターゲットの回転数の異常なずれを確実に検出すること
が出来、その結果、Ｘ線曝射の制御が可能となる。
イルの無効電力又は力率により上記３相巻線型ステータ
コイルの消費電力を検出し、該消費電力を陽極ターゲッ
トの所定回転数の時の設定値と比較し、その設定値から
規定範囲以上のずれが生じた場合に電源回路から回転陽
極Ｘ線管へのＸ線曝射信号入力を断つように構成されて
いるので、特殊な回転検出手段を設けることなく、陽極
ターゲットの回転数の異常なずれを確実に検出すること
が出来、その結果、Ｘ線曝射の制御が可能となる。
【図１】この発明の一実施例に係る回転陽極Ｘ線管制御
装置を示すブロック線図。
装置を示すブロック線図。
【図２】この発明の回転陽極Ｘ線管制御装置における全
電圧起動時の陽極タ−ゲットの回転数，消費電力，コイ
ル電流の時間変化を示す特性曲線図。
電圧起動時の陽極タ−ゲットの回転数，消費電力，コイ
ル電流の時間変化を示す特性曲線図。
【図３】同じく定常回転時の陽極タ−ゲットの回転数，
消費電力，コイル電流の時間変化を示す特性曲線図。
消費電力，コイル電流の時間変化を示す特性曲線図。
【図４】従来の回転陽極Ｘ線管制御装置を示すブロック
線図。
線図。
１…管容器、２…回転陽極Ｘ線管、３…ステ−タコイ
ル、４…インバ−タ−式駆動回路、５…電力検出回路、
６…設定比較回路、７…Ｘ線曝射制御装置、８…電源回
路。
ル、４…インバ−タ−式駆動回路、５…電力検出回路、
６…設定比較回路、７…Ｘ線曝射制御装置、８…電源回
路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H05G 1/00 - 1/70
Claims (1)
- 【請求項１】３相巻線型ステータコイルが装着された回
転陽極Ｘ線管が管容器内に収容されてなる回転陽極Ｘ線
管に電源回路からステータコイル駆動電力及びＸ線曝射
信号を供給する回転陽極Ｘ線管制御装置において、 上記３相巻線型ステータコイルの無効電力又は力率から
上記３相巻線型ステータコイルの消費電力を検出し、該
消費電力を陽極ターゲットの所定回転数の時の消費電力
設定値と比較し、その設定値から規定範囲以上のずれが
生じた場合に上記電源回路から上記回転陽極Ｘ線管への
Ｘ線曝射信号入力を断つように構成されてなることを特
徴とする回転陽極Ｘ線管制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27750891A JP3276967B2 (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | 回転陽極ｘ線管制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27750891A JP3276967B2 (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | 回転陽極ｘ線管制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05114497A JPH05114497A (ja) | 1993-05-07 |
| JP3276967B2 true JP3276967B2 (ja) | 2002-04-22 |
Family
ID=17584576
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27750891A Expired - Lifetime JP3276967B2 (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | 回転陽極ｘ線管制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3276967B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4213894B2 (ja) * | 2002-01-25 | 2009-01-21 | 株式会社日立メディコ | Ｘ線管装置及びこれを用いたｘ線発生装置並びにｘ線画像診断装置 |
| JP4256148B2 (ja) | 2002-11-19 | 2009-04-22 | 株式会社東芝 | Ｘ線装置 |
-
1991
- 1991-10-24 JP JP27750891A patent/JP3276967B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05114497A (ja) | 1993-05-07 |
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Legal Events
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