JPH0625428Y2 - 自動二輪車用シ−ト - Google Patents
自動二輪車用シ−トInfo
- Publication number
- JPH0625428Y2 JPH0625428Y2 JP1987125645U JP12564587U JPH0625428Y2 JP H0625428 Y2 JPH0625428 Y2 JP H0625428Y2 JP 1987125645 U JP1987125645 U JP 1987125645U JP 12564587 U JP12564587 U JP 12564587U JP H0625428 Y2 JPH0625428 Y2 JP H0625428Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- bolt
- opening
- motorcycle
- fuel tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は鞍型シートを有する自動二輪車のシートに関す
るものである。
るものである。
従来技術 鞍型シートを有する自動二輪車の全体図を第1図に示
す。
す。
自動二輪車1の車体フレームはヘッドパイプ2、主パイ
プ3、ダウンチューブ4、センターピラー5およびシー
ト支持フレーム6を主要部材として形成されており、前
・後車輪FW、RW間に搭載されたエンジンEの上方の主パ
イプ3上に燃料タンクTが配設され、同燃料タンクTの
後方に連接して鞍型シートSがシート支持フレーム6に
固定されている。
プ3、ダウンチューブ4、センターピラー5およびシー
ト支持フレーム6を主要部材として形成されており、前
・後車輪FW、RW間に搭載されたエンジンEの上方の主パ
イプ3上に燃料タンクTが配設され、同燃料タンクTの
後方に連接して鞍型シートSがシート支持フレーム6に
固定されている。
この鞍型シートSの前端部の取付構造の従来例(実開昭
62-68884号公報)を第2図に図示し説明する。
62-68884号公報)を第2図に図示し説明する。
鞍型シートSはシートボトム01とその上面および左右側
面を覆うクッション材02とからなり、シートボトム01が
シート支持フレーム6に固定される。
面を覆うクッション材02とからなり、シートボトム01が
シート支持フレーム6に固定される。
シートボトム01の前端は、同前端に突設されたブラケッ
ト03が燃料タンクTの後端のブラケット04とともに緩衝
ゴム05を介して、シート支持フレーム6の取付金具06に
ボルト07によって上方より貫通され固定されている。
ト03が燃料タンクTの後端のブラケット04とともに緩衝
ゴム05を介して、シート支持フレーム6の取付金具06に
ボルト07によって上方より貫通され固定されている。
考案が解決しようとする問題点 クッション材02は上面前端がボルト07の手前に位置して
その前方に空間を形成して前記ボルト07の頭部が位置す
る空間としている。
その前方に空間を形成して前記ボルト07の頭部が位置す
る空間としている。
したがってシートSは上記ボルト取付け用の空間のた
め、その分前後長が短かくなって着座部が制約を受けて
いた。
め、その分前後長が短かくなって着座部が制約を受けて
いた。
問題点を解決するための手段および作用 本考案はかかる点に鑑みなされたもので、その目的とす
る処は、鞍型シートの前端部にシート底板を固定するボ
ルトのための空間を備えるとともに、シートの前後長を
十分確保でき、かつ前記ボルトの締付けおよび取外しが
容易にできる簡単な構造の自動二輪車用シートを供する
点にある。
る処は、鞍型シートの前端部にシート底板を固定するボ
ルトのための空間を備えるとともに、シートの前後長を
十分確保でき、かつ前記ボルトの締付けおよび取外しが
容易にできる簡単な構造の自動二輪車用シートを供する
点にある。
すなわち本考案は、燃料タンクと鞍型シートとを前後に
連接する自動二輪車において、鞍型シート底板の前端部
を燃料タンク後端部近傍にてボルトにより固定するとと
もに前記ボルト頭部の上方を開放した開孔をシートクッ
ション前端部に設け、同開孔を上方から覆う可撓性を有
する蓋部材を開閉自在に備えた自動二輪車用シートであ
る。
連接する自動二輪車において、鞍型シート底板の前端部
を燃料タンク後端部近傍にてボルトにより固定するとと
もに前記ボルト頭部の上方を開放した開孔をシートクッ
ション前端部に設け、同開孔を上方から覆う可撓性を有
する蓋部材を開閉自在に備えた自動二輪車用シートであ
る。
ここにシートクッションとはシート底板の上面および左
右側面を覆うクッション材のことをいう。
右側面を覆うクッション材のことをいう。
シートクッション前端部にボルト頭部の入り込む開孔を
設けられ、シート前端部の開孔にボルト部材頭部を上方
から覆う可撓性を有する蓋部材を備えているので、同部
材によりシートの前後長を十分確保でき、外観上も優れ
たものとすることができる。
設けられ、シート前端部の開孔にボルト部材頭部を上方
から覆う可撓性を有する蓋部材を備えているので、同部
材によりシートの前後長を十分確保でき、外観上も優れ
たものとすることができる。
該蓋部材は開閉自在であり、同蓋部材を開けばボルトの
締付け・取外しは容易にできる。
締付け・取外しは容易にできる。
実施例 以下第3図および第4図に図示した本考案の一実施例に
ついて説明する。
ついて説明する。
第3図は本実施例の自動二輪車の燃料タンクTと鞍型シ
ートSとの連接部分の断面図であり、第4図はその平面
図である。
ートSとの連接部分の断面図であり、第4図はその平面
図である。
燃料タンクTの後端のブラケット16と鞍型シートSのシ
ートボトム17の前端のブラケット18とが重ね合わされて
ボルト19でシート支持フレーム(図示せず)に固定され
ている。
ートボトム17の前端のブラケット18とが重ね合わされて
ボルト19でシート支持フレーム(図示せず)に固定され
ている。
シートボトム17の上面および左右側面にはクッション材
10が添設されてシートが構成されている。
10が添設されてシートが構成されている。
クッション材10はビニール製の表皮11の内部にウレタン
12が充填されたものである。
12が充填されたものである。
第4図に図示するようにクッション材10は前後方向に指
向した中心線(一点鎖線)に関して左右対象な形状をし
ており、前端部において後方に向って設けられた切込み
13によって形成された中央前端部14はクッション材10の
表皮11のみが前方に延出されたものであり、同中央前端
部14はその基部14aで屈折されて上下に開閉可能であ
る。
向した中心線(一点鎖線)に関して左右対象な形状をし
ており、前端部において後方に向って設けられた切込み
13によって形成された中央前端部14はクッション材10の
表皮11のみが前方に延出されたものであり、同中央前端
部14はその基部14aで屈折されて上下に開閉可能であ
る。
そして同中央前端部14の下面には六角筒状突出部15が形
成されていて、第3図に図示する如く、ボルト19の頭部
を嵌合して覆うことができる。
成されていて、第3図に図示する如く、ボルト19の頭部
を嵌合して覆うことができる。
すなわち中央前端部14を上方へ開くことでボルト19の頭
部が入り込む空間が形成され、同空間においてボルト19
の頭部を中央前端部14の六角筒状突出部15が上方より覆
うことができる。
部が入り込む空間が形成され、同空間においてボルト19
の頭部を中央前端部14の六角筒状突出部15が上方より覆
うことができる。
以上のように本実施例においては、中央前端部14により
燃料タンクとシートとの連接部分までクッション材の一
部が延出した状態にあるので、シートの前後の長さを十
分確保することができる。
燃料タンクとシートとの連接部分までクッション材の一
部が延出した状態にあるので、シートの前後の長さを十
分確保することができる。
鞍型シートSのクッション材10の前端が表皮11のみ前方
に延出してボルト19の頭を上方より覆うことができるの
で雨水からボルト19を保護することが可能で錆の発生を
防止できる。
に延出してボルト19の頭を上方より覆うことができるの
で雨水からボルト19を保護することが可能で錆の発生を
防止できる。
ボルトの頭部をクッション材の表皮で覆うので外観上好
ましくかつ運転者の感触も良い。
ましくかつ運転者の感触も良い。
また中央前端部14を上方に開くことによりボルト19の締
付けまたは取外しは容易に行うことができる。
付けまたは取外しは容易に行うことができる。
次に変形例の一例を第5図に図示し説明する。
第5図は同例のシートSの平面図であり、中心線に対し
て左右対称の形状をしており、前記実施例に較べシート
前端部が全体に前方に延出し、特に左右側端部が中央よ
り延出した形をしている。
て左右対称の形状をしており、前記実施例に較べシート
前端部が全体に前方に延出し、特に左右側端部が中央よ
り延出した形をしている。
そして鞍型シートSの中央で前端近傍にC字状の切込み
21がクッション材20に設けられていて、同切込み21によ
り形成された円形部分22は上下に開閉可能である。
21がクッション材20に設けられていて、同切込み21によ
り形成された円形部分22は上下に開閉可能である。
円形部分22を有しているのでクッション材20の上面の着
座部前後長を実質短かくするような不具合はない。
座部前後長を実質短かくするような不具合はない。
この円形部分22の下にボルトが位置し、通常同ボルトの
頭部を該円形部分22が上方より覆い雨水から保護してい
る。
頭部を該円形部分22が上方より覆い雨水から保護してい
る。
ボルトの締付けまたは取外しを行うときは該円形部分22
を上方に開口すれば容易に作業ができる。
を上方に開口すれば容易に作業ができる。
考案の効果 本考案は、鞍型シートのシートクッション前端部にボル
ト頭部の上方を開放した開孔を設け、同開孔を上方から
覆う可撓性を有する蓋部材を開閉自在に設けたので、蓋
部材によりシートクッションの前後長を十分確保するこ
とができ、また外観上も良好でかつボルトを雨水から保
護することができる。
ト頭部の上方を開放した開孔を設け、同開孔を上方から
覆う可撓性を有する蓋部材を開閉自在に設けたので、蓋
部材によりシートクッションの前後長を十分確保するこ
とができ、また外観上も良好でかつボルトを雨水から保
護することができる。
また蓋部材を開けばボルトの締付け・取外しを容易に行
うことができ便利である。
うことができ便利である。
【図面の簡単な説明】 第1図は自動二輪車の全体側面図、第2図は従来のシー
トの要部断面図、第3図は本考案に係る一実施例のシー
トの要部側断面図、第4図は同平面図、第5図は別実施
例のシートの平面図である。 1…自動二輪車、2…ヘッドパイプ、3…主パイプ、4
…ダウンチューブ、5…センターピラー、6…シート支
持フレーム、E…エンジン、T…燃料タンク、S…鞍型
シート、10…クッション材、11…表皮、12…ウレタン、
13…切込み、14…中央前端部、15…突出部、16…ブラケ
ット、17…シートボトム、18…ブラケット、19…ボル
ト、20…クッション材、21…切込み、22…円形部分。
トの要部断面図、第3図は本考案に係る一実施例のシー
トの要部側断面図、第4図は同平面図、第5図は別実施
例のシートの平面図である。 1…自動二輪車、2…ヘッドパイプ、3…主パイプ、4
…ダウンチューブ、5…センターピラー、6…シート支
持フレーム、E…エンジン、T…燃料タンク、S…鞍型
シート、10…クッション材、11…表皮、12…ウレタン、
13…切込み、14…中央前端部、15…突出部、16…ブラケ
ット、17…シートボトム、18…ブラケット、19…ボル
ト、20…クッション材、21…切込み、22…円形部分。
Claims (2)
- 【請求項1】燃料タンクと鞍型シートとを前後に連接す
る自動二輪車において、鞍型シート底板の前端部を燃料
タンク後端部近傍にてボルトにより固定するとともに、
前記ボルト頭部の上方を開放した開孔をシートクッショ
ン前端部に設け、同開孔を上方から覆う可撓性を有する
蓋部材を開閉自在に備えたことを特徴とする自動二輪車
用シート。 - 【請求項2】前記蓋部材が前記シートクッションの前端
開孔を開閉するよう前記シートクッションに一体に形成
されたことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
記載の自動二輪車用シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987125645U JPH0625428Y2 (ja) | 1987-08-20 | 1987-08-20 | 自動二輪車用シ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987125645U JPH0625428Y2 (ja) | 1987-08-20 | 1987-08-20 | 自動二輪車用シ−ト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6430789U JPS6430789U (ja) | 1989-02-27 |
JPH0625428Y2 true JPH0625428Y2 (ja) | 1994-07-06 |
Family
ID=31376431
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987125645U Expired - Lifetime JPH0625428Y2 (ja) | 1987-08-20 | 1987-08-20 | 自動二輪車用シ−ト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0625428Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60104384U (ja) * | 1983-12-21 | 1985-07-16 | スズキ株式会社 | オ−トバイの燃料タンク後部とシ−ト前部の取着装置 |
JPS6268884U (ja) * | 1985-10-22 | 1987-04-30 |
-
1987
- 1987-08-20 JP JP1987125645U patent/JPH0625428Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6430789U (ja) | 1989-02-27 |
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