JPH06253437A - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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Publication number
JPH06253437A
JPH06253437A JP5062745A JP6274593A JPH06253437A JP H06253437 A JPH06253437 A JP H06253437A JP 5062745 A JP5062745 A JP 5062745A JP 6274593 A JP6274593 A JP 6274593A JP H06253437 A JPH06253437 A JP H06253437A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bus bar
insulating
circuit structure
insulating coating
connection box
Prior art date
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Pending
Application number
JP5062745A
Other languages
English (en)
Inventor
Hayao Ishitani
速夫 石谷
Hideo Nakao
英郎 中尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP5062745A priority Critical patent/JPH06253437A/ja
Publication of JPH06253437A publication Critical patent/JPH06253437A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 絶縁板を不要にした、小型で軽量化した電気
接続箱を提供する。 【構成】 バスバー1を積層して回路構造体を形成し、
該回路構造体を筐体3a、3bに収納してなる電気接続
箱において、バスバー1は片面あるいは両面に絶縁被膜
12を有する金属板11を打ち抜いて形成されたものを
用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車内配線などに使
用する電気接続箱に関する。
【0002】
【従来技術】従来の自動車内配線などに使用する電気接
続箱は、例えば図3に示すような構造をしている。図
中、1はバスバー、2は絶縁板、3aは上部筐体、3b
は下部筐体、4はヒューズなどの電気部品、5はコネク
タである。バスバー1は、金属条から所定の回路を構成
するような形状に打ち抜いて形成されている。このバス
バー1を複数層、絶縁板2を介して重ね合わせて回路構
造体を形成する。そうして、この回路構造体を上部筐体
3aと下部筐体3bから構成される収納部に収納して電
気接続箱とする。上記電気接続箱において、各バスバー
1の端部1aはタブ状に起立しており、この端部1a
は、ヒューズやリレーなどの電気部品4側の端子と中間
接続端子(図示せず)を介して、あるいは電線の端子部
とコネクタ5を用いて接続する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
電気接続箱には次のような問題があった。即ち、近年の
ように電気接続箱の回路数が増加してくると、バスバー
層間を絶縁する絶縁板も増加する。絶縁板は、バスアー
端子を挿通するために、各絶縁板毎にその形状が異なっ
ている。一方、これらの絶縁板は樹脂を金型で射出成形
して製造するので、多数の金型を用意する必要が生じ、
費用がかかるという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決した電気接続箱を提供するもので、バスバーを積層し
て回路構造体を形成し、該回路構造体を筐体に収納して
なる電気接続箱において、バスバーは片面あるいは両面
に絶縁被膜を有する金属板を打ち抜いて形成されたもの
であることを特徴とするものである。
【0005】
【作用】上述のように、片面あるいは両面に絶縁被膜を
有する金属板を打ち抜いてバスバーが形成されている
と、絶縁板を介さずに、バスバーを直接積層して回路構
造体を形成しても、バスバー層間絶縁を充分に確保する
ことができる。なお、バスバー端部については、回路構
造体の組み立て前、あるいは後に絶縁被膜を除去する。
従って、この回路構造体を筐体に収納することにより、
絶縁板が不要になり、電気接続箱のコストを低減するこ
とができる。また、バスバーの絶縁被膜は打ち抜き加工
前に板の状態で施されているので、打ち抜き後にばら部
品の状態で絶縁被膜を施す場合に比較してもコストが低
減する。
【0006】
【実施例】以下、図面に示した実施例に基づいて本発明
を詳細に説明する。図1は本発明にかかる電気接続箱の
一実施例の分解斜視図である。図中の符号は、従来技術
の説明に用いた図3の符号と同一である。バスバー1
は、両面が絶縁被膜12で被われており、充分な絶縁性
が確保されている。従って、バスバー1は、従来と異な
り、絶縁板を介さずに積層されている。また、バスバー
1の端部1aは絶縁被膜12が除去されており、ヒュー
ズなどの電気部品4およびコネクタ5を用いて電線に接
続される。
【0007】図2(a)〜(c)は、上記実施例に用い
たバスバー1の製造工程を示す図である。その工程は以
下の通りである。即ち、 1)金属条11の両面に絶縁被膜12を施す(図2
(a))。金属条11(箔も含む)は、長尺の導電性を
有する銅もしくは銅合金からなり、厚さは0.2〜2.
0mmである。絶縁被膜12は、ポリウレタン、アクリ
ル、アルキッドなどの焼き付け(硬化)タイプの絶縁塗
料、あるいは、ポリエステル、ポリアミドなどのホット
メルトタイプのものを塗布若しくはコーティングして形
成されている。また、絶縁被膜12は、ポリエステル、
ポリオレフィンなどの予め成形されたフィルムを金属条
11の両面に接着してもよい。また、絶縁被膜12は、
単一材料とは限らず、ガラス繊維などと樹脂の強化複合
材料でもよい。絶縁被膜12の厚さは、十分な絶縁性能
を得る厚みとし、通常、0.025〜0.5mmとす
る。 2)金属条11を打ち抜いて所定の形状のバスバー1を
形成する(図2(b))。 3)バスバー1の端部1aを曲げ、その部分の絶縁被膜
12を除去する(図2(c))。端部1aの曲げ加工
は、金属条11の打ち抜き加工と同時に行っても、次工
程で行ってもよい。端部1aの絶縁被膜12の除去方法
としては、鋭利な刃物を用いて皮剥機で機械的に除去す
る方法、あるいは、高温に加熱することにより、絶縁被
膜12を分解除去する方法がある。特に、ポリウレタ
ン、ポリオレフィンなどの樹脂は、高温の半田浴に浸漬
することにより容易に、かつ迅速に除去でき、それと同
時に半田被覆が施されるので、効率的な方法である。
【0008】なお、上記実施例では、金属条の両面に絶
縁被膜を被覆したが、片面でもよい。この場合には、バ
スバーを積層する際に積層面に絶縁被膜がくるように、
バスバーの打ち抜き形状を設定する。また、上記実施例
では、バスバー端部の絶縁被膜を除去した後にバスバー
を積層したが、バスバーを積層して回路構造体を組み立
てた後に、一括してバスバー端部の絶縁被膜を除去して
もよい。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、バ
スバーを積層して回路構造体を形成し、該回路構造体を
筐体に収納してなる電気接続箱において、バスバーは片
面あるいは両面に絶縁被膜を有する金属板を打ち抜いて
形成されたものであるため、絶縁板が不要になり、コス
トが低減するとともに、回路構造体が小型化し、従っ
て、電気接続箱も小型化、軽量化するという優れた効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気接続箱の一実施例の分解斜視
図である。
【図2】(a)〜(c)は、上記実施例に用いたバスバ
ーの製造工程の説明図である。
【図3】従来の電気接続箱の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 バスバー 1a 端部 2 絶縁板 3a 上部筐体 3b 下部筐体 4 電気部品 5 コネクタ 11 金属条 12 絶縁被膜

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バスバーを積層して回路構造体を形成
    し、該回路構造体を筐体に収納してなる電気接続箱にお
    いて、バスバーは片面あるいは両面に絶縁被膜を有する
    金属板を打ち抜いて形成されたものであることを特徴と
    する電気接続箱。
JP5062745A 1993-02-25 1993-02-25 電気接続箱 Pending JPH06253437A (ja)

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