JPH06349340A - 自動車用ワイヤーハーネスの構造 - Google Patents

自動車用ワイヤーハーネスの構造

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JPH06349340A
JPH06349340A JP13565993A JP13565993A JPH06349340A JP H06349340 A JPH06349340 A JP H06349340A JP 13565993 A JP13565993 A JP 13565993A JP 13565993 A JP13565993 A JP 13565993A JP H06349340 A JPH06349340 A JP H06349340A
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JP
Japan
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wire
wire harness
electric wire
branch
case
Prior art date
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Pending
Application number
JP13565993A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Ozaki
圭一 尾▲崎▼
Sanae Kato
早苗 加藤
Yoshimi Masuda
良実 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
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Priority to US08/249,198 priority patent/US5501605A/en
Priority to DE4419895A priority patent/DE4419895C2/de
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、自動車の電気配線に使用されるワ
イヤーハーネスの構造に関し、回路の変更や追加が容易
にでき、配線の高密度化、軽量化および製造工程の簡素
化が達成できる自動車用ワイヤーハーネスの構造を提供
することを目的する。 【構成】 ワイヤーハーネスを構成する基幹電線7と、
基幹電線7から枝分かれする分岐電線8とを、所定の回
路毎に電気絶縁性を有するシート6、6′、6″を介在
させて接続し、基幹電線7を折り畳むと共に、シート
6、6′、6″を重ね合わせてケース1内に収容するよ
うにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の電気配線に使
用されるワイヤーハーネスの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のワイヤーハーネスは、基幹となる
ワイヤーを配設し、その基幹となるワイヤーから枝分か
れしたサブワイヤーを分岐接続する方式が採られてい
た。近年、自動車の居住性、安全性などの性能を高度に
追求するため、各種部品が増加し、それに伴ってリレ
ー、ヒューズ等を含む電気回路数が著しく増大する傾向
がある。
【0003】そのため、基幹となるワイヤーに対しサブ
ワイヤーを分岐接続する配線形態では、ワイヤーハーネ
スの肥大化、複雑化が避けられず、その製作に多大の時
間と労力を要すると共に、断線等のトラブルが発生した
ときの検索、修理などの保守管理が極めて困難となるな
どの欠点があった。
【0004】上記の欠点を解消するため、実開昭51−
69776号公報には、図8に示すように、主配線コー
ドaにマルチジャンクションbを連結する配線装置が提
案されているが、サブワイヤーの増加に伴いマルチジャ
ンクションを多数用いる必要があるため、配線の肥大
化、複雑化を解消することはできない。
【0005】また、特開昭55−46206号公報に
は、図9に示すように、メインワイヤーハーネスa′に
コネクタボックスcを接続し、サブワイヤーハーネスs
のコネクタc′を通じて分岐を行うワイヤーハーネスの
構造が提案されているが、別部品としてのコネクタボッ
クスcを使用するため、ワイヤーハーネスの大型化、重
量の増大が避けられず製作コストも上昇するなどの欠点
がある。
【0006】さらに、特開昭58−176808号公報
には、図10に示すように、両端部にコネクタdを備え
たワイヤーハーネスeを複数本配列し、それらを固着部
fにおいて互いに固着したハーネス組立体が提案されて
いる。しかし、このハーネス組立体は複数のワイヤーハ
ーネスeを整然と配列してはいるが、ワイヤーハーネス
e相互間を接続する手段がないため、このままでは基幹
となるワイヤーから枝となるワイヤーを分岐することが
できず、回路設計の自由度が乏しい問題点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点に着目してなされたもので、多数の電線から成るワイ
ヤーハーネスにおいて、その回路の変更や追加が容易に
でき、配線の高密度化、軽量化および製造工程の簡素化
が達成できる自動車用ワイヤーハーネスの構造を提供す
ることを課題する。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の課題を達成するた
め、本発明は、ワイヤーハーネスを構成する基幹電線と
該基幹電線から枝分かれする分岐電線とを、所定の回路
毎に電気絶縁性を有するシートまたは薄板を介在させて
接続すると共に、該シートまたは薄板を積重ねてケース
内に収容してなることを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明によれば、基幹電線と分岐電線との接続
部を、シートまたは薄板と共に重ね合わせてケース内に
収容するようにしているため、ワイヤーハーネスの高密
度化、軽量化が可能となる。また、シートまたは薄板を
介在させて分岐電線を接続するようにしているため、接
続部をマトリックス状に配置でき、任意の基幹電線に対
する分岐電線の接続が容易となり、回路の変更や追加を
簡単に行うことができる。さらに、各サブワイヤーハー
ネスを構成する分岐電線の接続部が平面的に配置される
ため、接続工程の自動化が容易となり生産性が向上す
る。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の実施例を示す自動車用ワイ
ヤーハーネスAの斜視図である。自動車用ワイヤーハー
ネスAは、ケース1、1′内において基幹電線から分岐
した複数のサブワイヤーハーネス2、2′と、ケース間
ワイヤーハーネス3とから構成され、各サブワイヤーハ
ーネス2、2′の末端部にはそれぞれコネクタ4、4′
あるいは電気接続箱5が接続されている。
【0011】ケース1および1′は、構造的に同様であ
るので以下ケース1について説明する。ケース1は、図
2に示すように、電気絶縁性の合成樹脂材を成形加工し
て形成したもので、左右に分離し得る薄い箱型の上ケー
ス1aおよび下ケース1bで構成されている。
【0012】ケース1内には、基幹電線7(図3参照)
を折り畳むことにより、基幹電線から分岐したサブワイ
ヤーハーネス2の接続部が電気絶縁性を有するシート
6、6′、6″と共に積重した状態で収容されている。
図3は、折り畳まれた基幹電線7を展開した状態を示し
たもので、平行に配列された複数の基幹電線7に対し、
所定の回路毎にシート6、6′、6″を介在させてサブ
ワイヤーハーネス2を構成する複数の分岐電線8が接続
されている。所定の回路とは、1回路のサブワイヤーハ
ーネス2であってもよく、また複数のサブワイヤーハー
ネス2をまとめた回路でもよい。
【0013】一方、ケース1′内にも、ケース1の場合
と同様に、シート9、9′、9″を介在させて、基幹電
線10に対して分岐電線11が接続されている。そし
て、前記の基幹電線7と基幹電線10とは、ケース間ワ
イヤーハーネス3によって接続されている。
【0014】基幹電線7と分岐電線8(基幹電線10と
分岐電線11も同様)とを接続するには、先ず図4に示
すように、平行に配列した基幹電線7上にシート6、
6′、6″を配置し、所定の位置に接続用孔6a、6
a′、6a″を穿設する。
【0015】次に、図5に示すように、分岐電線8を基
幹電線7に略直交してシート6、6′、6″上に載置
し、分岐電線8の端部を接続用孔6a、6a′、6a″
に挿通し、図6および図7に示すような圧接端子12、
13を用い、基幹電線7および分岐電線8を、それぞれ
圧接端子12、13の圧接用スロット12a、13aに
それぞれ圧入して接続する。また、図示していないが、
圧着金具を用いて両者を接続することもできる。なお、
圧接端子や圧着金具を用いず、超音波溶着や熱圧着によ
って基幹電線7と分岐電線8とを永久的に接続してもよ
い。
【0016】基幹電線7と分岐電線8とを接続した後、
シート6とシート6′の間、およびシート6′とシート
6″の間の部分において、基幹電線7を折り畳み、各シ
ート6、6′、6″を重ね合わせてケース1内に収容す
る。上記の例においては、シート6はケース1内に3枚
用いた場合について説明したが、シートの数は必要に応
じて任意に増減することができ、ケースの数も2個に限
らず回路構成に応じて増減してワイヤーハーネスを形成
することができる。
【0017】上記の実施例においては、複数のワイヤー
を並列に配置した基幹電線7にシート6を介在させた場
合について説明したが、基幹電線はこれに限らず、フラ
ットワイヤーやフレキシブルフラット回路を用いること
ができる。フラットワイヤーやフレキシブルフラット回
路を使用する場合は、それらの絶縁被覆が上記のシート
6の代替として利用できるため、別部品としてのシート
を介在させる必要はない。接続部において絶縁被覆を剥
離して基幹電線を露出させ、サブワイヤーハーネスの分
岐電線との接続を行い、適宜折り畳んでケース内に収容
すればよい。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、基幹電線から枝分かれ
するサブワイヤーハーネスの接続部をシートまたは薄板
と共に重ね合わせてケース内に収容するようにしている
ため、ワイヤーハーネスの高密度化、軽量化が可能とな
ると共に、回路の変更や追加が簡単に実施でき、多種類
の回路構成に対し適応性が向上する。また、ケース内か
ら分岐電線の接続部を簡単に取り出すことができるの
で、点検等の保守管理の作業性が容易となる。さらに、
各サブワイヤーハーネスを構成する分岐電線の接続部が
平面的に配置されるため、接続工程の自動化が容易とな
り生産性が向上するなどの利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す自動車用ワイヤーハーネ
スAの斜視図である。
【図2】図1のケース内に収容されたシートおよび分岐
電線の接続部を示す斜視図である。
【図3】図2のシートおよび基幹電線を展開して示した
斜視図である。
【図4】図3の基幹電線上にシートを配置した状態を示
す斜視図である。
【図5】図4の基幹電線に対しシートを介して分岐電線
を接続した状態を示す斜視図である。
【図6】図5の基幹電線と分岐電線との接続に用いる圧
接端子である。
【図7】図5の基幹電線と分岐電線との接続に用いる別
の圧接端子である。
【図8】従来のワイヤーハーネスの平面図である。
【図9】従来の他のワイヤーハーネスの斜視図である。
【図10】従来の別のワイヤーハーネスの説明図であ
る。
【符号の説明】
A 自動車用ワイヤーハーネス 1、1′ ケース 6、6′、6″ シート 7 基幹電線 8 分岐電線 9、9′、9″ シート 10 基幹電線 11 分岐電線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤーハーネスを構成する基幹電線と
    該基幹電線から枝分かれする分岐電線とを、所定の回路
    毎に電気絶縁性を有するシートまたは薄板を介在させて
    接続すると共に、該シートまたは薄板を積重ねてケース
    内に収容してなることを特徴とする自動車用ワイヤーハ
    ーネスの構造。
JP13565993A 1993-06-07 1993-06-07 自動車用ワイヤーハーネスの構造 Pending JPH06349340A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13565993A JPH06349340A (ja) 1993-06-07 1993-06-07 自動車用ワイヤーハーネスの構造
US08/249,198 US5501605A (en) 1993-06-07 1994-05-26 Wiring harness assembly for vehicles
DE4419895A DE4419895C2 (de) 1993-06-07 1994-06-07 Verbindungsanordnung in einer Kabelbaum-Montagegruppe für Fahrzeuge

Applications Claiming Priority (1)

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JP13565993A JPH06349340A (ja) 1993-06-07 1993-06-07 自動車用ワイヤーハーネスの構造

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Publication Number Publication Date
JPH06349340A true JPH06349340A (ja) 1994-12-22

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ID=15156946

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13565993A Pending JPH06349340A (ja) 1993-06-07 1993-06-07 自動車用ワイヤーハーネスの構造

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JP (1) JPH06349340A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014107165A (ja) * 2012-11-28 2014-06-09 Furukawa Electric Co Ltd:The 電線の接続方法及び電線の接続構造
CN105073212A (zh) * 2012-12-27 2015-11-18 开开特股份公司 用于电的/电子的结构件的部件支承件
WO2023145456A1 (ja) * 2022-01-31 2023-08-03 株式会社オートネットワーク技術研究所 ワイヤーハーネス

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS521024U (ja) * 1975-06-20 1977-01-06
JPH0487110A (ja) * 1990-07-27 1992-03-19 Yazaki Corp フラットワイヤハーネス

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A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990223