JP4228558B2 - ジャンクションボックス - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車用ワイヤハーネスに接続するジャンクションボックスに関し、詳しくは、ケース内部に収容する積層回路を改良するものである。
【0002】
【従来の技術】
近時、自動車に搭載される電装品の急増に伴い、ジャンクションボックスの内部に収容される回路が急増し、高密度で分岐回路を形成するために、部品点数が非常に多くなり、組み立て工数も非常にかかるようになっている。
【0003】
上記ジャンクションボックスとして、図10に示す如きジャンクションボックスが提供されており、絶縁被覆付き単芯線2をケース1の内面に突出したリブ1a間に圧接により屈曲配線して所要の回路形状を形成している。
【0004】
上記のように、回路を構成する導電材として絶縁被覆付き単芯線2を用いると、バスバーを用いた場合に比べ、設計毎に金型を起工する必要がないので、回路変更時にフレキシブルに対応することができ、開発リードタイムおよび開発コストを低減することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のように絶縁被覆付き単芯線2をケース1に圧接配線したものは、一般に一筆書きのように絶縁被覆付き単芯線2を屈曲させて配線する形態のため配線密度を高くすることが困難であり、配線面の面積が大きくなり、ジャンクションボックス全体の面積も大きくなってしまう問題がある。
【0006】
また、絶縁板上に絶縁被覆付き単芯線を配線した回路を上下に積層して内部回路を形成すると、内部回路の面積の増大を防ぐことができるが、各層の単芯線同士の接続に中継端子などを要し、部品点数および作業工数の増加を招いてしまう。
さらに、絶縁被覆付き単芯線と絶縁板からなる一枚の回路ごとに製造を行うので、内部回路を構成する層数が増加すると、それに比例して作業工数も増加する。
【0007】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、ジャンクションボックスの内部に収容される積層回路の構造を改良することで部品点数および作業工数を低減することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、第1の発明として、自動車用電線を所要の回路形状として配線している絶縁板を3枚または4枚積層して収容しているジャンクションボックスであって、
上記積層する絶縁板の1つをベース絶縁板とし、該ベース絶縁板の4辺のうち少なくとも直交する2つの辺と他の絶縁板とを屈曲可能なヒンジ部を介して一体化し、これらヒンジ部の幅を相違させ、これらヒンジ部で上記他の絶縁板を上記ベース絶縁板の周囲で折り返し状に屈曲させて上記ベース絶縁板上に順次他の絶縁板を折り畳んで積層配置し、
かつ、上記ベース絶縁板の辺より上記自動車用電線が他の絶縁板上に架け渡されて連続的に配線され、この架け渡された自動車用電線が積層配置される上記絶縁板の周囲で折り返し状態に屈曲されていることを特徴とするジャンクションボックスを提供している。
【0009】
上記構成とすると、上記自動車用電線は各絶縁板上に連続布線されており、各層の自動車用電線の回路間接続が中継端子等を使用せずに直接行われているため、部品点数を低減できると共に、層間接続作業が不要となり作業工数も低減される。
【0010】
また、積層される複数の絶縁板上に自動車用電線を一括して連続布線するので、絶縁板ごとに回路を形成することがなく、作業効率が向上する。
さらに、上記ベース絶縁板の4辺のうち少なくとも直交する2辺より他の絶縁板に連続布線する構成としているので、上記ベース絶縁板を中心として最大では4辺を使って他の絶縁板と接続でき、絶縁板を直列配置する場合に比べ、複数の絶縁板上に連続布線する際の配線自由度が高くなる。
【0011】
なお、本発明では、絶縁被覆付き単芯線、絶縁被覆の無い銅単芯線および絶縁被覆付き銅撚線等をまとめて自動車用電線と称することとしている。
【0012】
上記各層の絶縁板の対向面には係止突起と被係止凹部とを備えており、上記係止突起を対向する上記被係止凹部に圧入係止することで上記積層状態を位置決め保持していると、積層後にジャンクションボックスのケース内部に収容する際などの取扱性が向上し好適である。
【0013】
上記のように、ベース絶縁板と他の絶縁板とは屈曲可能なヒンジ部を介して一体化され、該ヒンジ部を介して、上記ベース絶縁板の各辺から他の絶縁板が順次折り畳まれている。
【0014】
このように、上記ベース絶縁板と他の絶縁板とをヒンジ部で一体化しておくと、上記自動車用電線を連続布線する際に、各絶縁板を所要の間隔に保持しておく必要がなく、作業性が向上する
【0015】
第2の発明として、ベース絶縁板と他の絶縁板とは別体からなり、これらのベース絶縁板と他の絶縁板との間の幅を積層順に相違させて上記自動車用電線のみが架け渡され、上記ベース絶縁板の各辺から上記自動車用電線を屈曲させて他の絶縁板が折り畳まれる構成としたジャンクションボックスを提供している
【0016】
上記構成とすると、上記ベース絶縁板と他の絶縁板との間に自動車用電線のみを架け渡しているため、絶縁板は従来通り別体の絶縁板とすることができ、各絶縁板に特別な構造を必要とせず加工費が抑制される。
なお、この場合には、折り畳み前での自動車用電線の布線時において、各絶縁板間に治具を介在させることにより、ベース絶縁板を中心として他の絶縁板を所要の間隔に設定することができる。
【0017】
さらに、第3の発明として、ベース絶縁板を2枚備え、これらベース絶縁板の1辺を長尺な自動車用電線を介して連続させると共に、各ベース絶縁板の他の辺から夫々自動車用電線を介してベース絶縁板上に折り畳まれる絶縁板を連結し、かつ、
上記2枚のベース絶縁板を上記長尺な自動車用電線を屈曲させ最上層と最下層に位置させ、これらベース絶縁板に配線する自動車用電線に圧接接続される端子を、ケースの上下面に搭載するコネクタ、ヒューズあるいは/およびリレーと接続させる構成としている。
即ち、該ジャンクションボックスは、自動車用電線を所要の回路形状として配線している絶縁板を複数枚積層して収容しているジャンクションボックスであって、
ベース絶縁板を2枚備え、各ベース絶縁板の4辺の1つの辺を除く他の辺のうちの少なくとも直交する2つの辺より上記自動車用電線が他の絶縁板上に架け渡されて連続的に配線され、上記他の絶縁板をそれぞれ上記ベース絶縁板上に順次折り畳んで積層配置し、上記架け渡された自動車用電線が積層配置される上記絶縁板の周囲で折り返し状態に屈曲され、
かつ、上記2枚のベース絶縁板の上記1つの辺を長尺な自動車用電線を介して連続させ、
さらに、上記2枚のベース絶縁板を上記長尺な自動車用電線を屈曲させ最上層と最下層に位置させ、これらベース絶縁板に配線する自動車用電線に圧接接続される端子を、ケースの上下面に搭載するコネクタ、ヒューズあるいは/およびリレーと接続させる構成としている。
【0018】
上記構成とすると、絶縁板を連結しているベース絶縁板同士をさらに連結していることで、単芯線等を連続布線する絶縁板の積層枚数を増やすことができるので、回路が増加して積層数が増加する際も作業効率が向上する。
また、絶縁板が折り畳まれたベース絶縁板同士を折り畳む際には、その間に他の絶縁板が多数介在することになるので、ベース絶縁板間を連結する上記単芯線等は長尺とすることで、スムーズに積層される。
【0019】
また、一方のベース絶縁板は最上層に位置し、他方のベース絶縁板は最下層に位置することで、これらベース絶縁板上の自動車用電線に圧接した端子を、ケースの上下面のコネクタ、ヒューズあるいは/およびリレーと容易に接続することができる。
【0020】
なお、上記構成ではベース絶縁板を2つとして、最大8枚の絶縁板を積層できることとしているが、3つ以上のベース絶縁板を連結することで、さらに積層枚数を増やすことができることは言うまでもない。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図5は第1実施形態を示す。
図1はジャンクションボックスに収容される内部回路10の積層前の展開状態の図面であり、ベース絶縁板11を中心として十字状に絶縁板12、13、14、15を隣接して備えており、これら絶縁板11、12、13、14、15の上面には絶縁被覆付き単芯線16を所要の回路形状に配線している。
【0022】
ベース絶縁板11と他の絶縁板12、13、14、15との間にはヒンジ部17、18、19、20を一体的に設けており、ヒンジ部17、18、19、20の上方にて絶縁被覆付き単芯線16を架け渡すことで、ベース絶縁板11を中心として他の絶縁板12、13、14、15との間を跨いで絶縁被覆付き単芯線16を配線している。
【0023】
上記ヒンジ部17、18、19、20は、ヒンジ部17の幅をL1、ヒンジ部18の幅をL2、ヒンジ部19の幅をL3、ヒンジ部20の幅をL4とすると、L1<L2<L3<L4の関係となっている。
また、絶縁被覆付き単芯線16のうち、ベース絶縁板11と他の絶縁板12、13、14、15との間を架け渡された部分16a、16b、16c、16dの長さは、図2に示すように、夫々対応するヒンジ部17、18、19、20の幅L1、L2、L3、L4よりも長く設定して余裕をもたせている。
【0024】
また、絶縁被覆付き単芯線16は、図2に示すように絶縁板11、12の上面のリブ11a、12aの間に圧接配線されている。なお、図2には示されていない残りの絶縁板13、14、15に関しても同様である。
ベース絶縁板11の上面においては、外部回路であるコネクタ、ヒューズあるいは/およびリレーと接続する端子21の圧接スロット21aを絶縁被覆付き単芯線16に圧接接続している。
【0025】
次に、内部回路10の積層手順について説明する。
ベース絶縁板11を中心として絶縁板12→13→14→15の順番で、図1の紙面奥方に折りたたんでいく。
この際、ヒンジ部17、18、19、20の幅L1、L2、L3、L4もこの順番で大きくなっているので、すべての絶縁板12、13、14、15をベース絶縁板11の直下位置にスムーズに積層することができる。
つまり、例えば、最後に絶縁板15を折りたたむ際には、ベース絶縁板11の下に絶縁板12、13、14が既に積層されていることで、絶縁板15をそれらの厚み分さらに下方へ折りたたまなければならない。そこで、ヒンジ部20の幅L4を大きくしていることで、ベース絶縁板11の直下位置に折りたたむことを可能としている。
【0026】
また、上記積層状態においては、図4に示すように、ヒンジ部17、18、19、20よりも絶縁被覆付き単芯線16の方が外面となるように屈曲させて積層しているが、ヒンジ部17、18、19、20に位置する絶縁被覆付き単芯線16a、16b、16c、16dをヒンジ部17、18、19、20の幅L1、L2、L3、L4に比べて長く余裕をもたせて設定しているので、絶縁被覆付き単芯線16にテンションをかけることなくスムーズに折り畳みを行うことができる。
【0027】
また、積層時の絶縁板11、12、13、14、15の対向面には係止構造を有しており、具体的には、図3に示すように、絶縁板15の絶縁板14との対向面の2隅に被係止凹部15aを穿設しており、絶縁板14の被係止凹部15aと対向する2隅には係止突起14bを突設して、互いに圧入係止して積層状態を位置決め保持している。他の絶縁板11、12、13、14同士の係止構造も上記同様である。
なお、本実施形態では、係止箇所を1つの絶縁板あたりに2ヶ所設けているが、3ヶ所以上でもよいことは言うまでもない。
【0028】
上記内部回路10を、ジャンクションボックスのアッパーケース22とロアケース23との内部に収容し、内部回路10上面の端子21をコネクタ収容部22a、リレー収容部22b、ヒューズ収容部22cに突出している。
【0029】
なお、本実施形態では、ヒンジ部を一体的に設けているが、各絶縁板を別体としてシート等にて絶縁板間を接続してヒンジ部の代わりとしてもよい。
また、上記絶縁被覆付き単芯線の代わりに被覆電線を用いてもよく、その場合には端子21の圧接スロットを圧接刃として圧接と同時に被覆を皮剥する構成とすればよい。
【0030】
図6および図7は第2実施形態を示す。
第1実施形態との相違点は、各絶縁板を別体としてヒンジ部を設けていない点である。
【0031】
図6は内部回路形成用の治具23を示し、絶縁板設置部24、25、26、27、28が凹設されている。
中心に設けられたベース絶縁板の設置部28と他の絶縁板の設置部24、25、26、27との間のリブ23a、23b、23c、23dは、その幅をL1’、L2’、L3’、L4’とすると、L1’<L2’<L3’<L4’の関係となっている。
【0032】
上記治具23の設置部24、25、26、27、28に絶縁板を設置すると、例えば、図7に示すように、絶縁板11’と絶縁板12’との隙間はリブ23aの幅L1’に設定されるので、絶縁被覆付き単芯線16’の該隙間に位置する部分16a’もそのまま架け渡すだけで所要の長さに設定される。
このように、絶縁板間の隙間は治具23により正しい距離に規定されるので、あとは第1実施形態と同様に折りたたみ積層すればよい。
その他の構成は第1実施形態と同様のため説明を省略する。
【0033】
図8および図9は第3実施形態を示す。
第1実施形態との相違点は、ベース絶縁板31、35同士を接続して積層数を増やしている点である。
【0034】
図8はジャンクションボックスに収容される内部回路30の積層前の展開状態の図面であり、図中左半分にてベース絶縁板31を中心としてその3辺にヒンジ部40、41、42を介して絶縁板32、33、34を隣接して備えており、図中右半分にてベース絶縁板35を中心としてその3辺にヒンジ部43、44、45を介して絶縁板36、37、38を隣接して備えており、さらに、上記ベース絶縁板31、35同士はヒンジ部46を介して隣接して接続されている。
そして、これら絶縁板31、32、33、34、35、36、37、38の上面には絶縁被覆付き単芯線39を所要の回路形状に配線している。
【0035】
ヒンジ部40、41、42の幅L1、L2、L3は、L1<L2<L3の関係となっており、ヒンジ部43、44、45の幅も同様にL1、L2、L3となっている。そして、ベース絶縁板31、35同士を繋ぐヒンジ部46の幅L5はL3<<L5としている。
【0036】
また、ベース絶縁板31、35の上面においては、外部回路であるコネクタ、ヒューズ、リレーと接続する端子47、48を絶縁被覆付き単芯線39に圧接接続して上方に突出させている。
【0037】
次に、内部回路30の積層手順について説明する。
ベース絶縁板31を中心として絶縁板32→33→34の順番で、図8の紙面奥方に折りたたみ、次いで、ベース絶縁板35を中心として絶縁板36→37→38の順番で、図8の紙面奥方に折りたたんでいく。
すると、図9(A)に示すように、回路体100と回路体101がヒンジ部46および絶縁被覆付き単芯線39gによって繋がった状態となる。
そこで、図中矢印に従って、さらに回路体101を回路体100の下方に折りたたむと、図9(B)に示すように、全ての絶縁板31、32、33、34、35、36、37、38が積層された状態となる。
なお、絶縁被覆付き単芯線39同士が対向する回路体100と回路体101の間に絶縁板50を介在させているが、介在させなくてもよい。
【0038】
本実施形態では、ベース絶縁板31、35を中心とした2つの回路体100、101同士を接続した計8つの絶縁板に一括して絶縁被覆付き単芯線39を連続布線して回路形成を効率化しているが、さらに絶縁板をいもづる式に増やして、より多数の絶縁板上に絶縁被覆付き単芯線を連続布線することも可能であることは言うまでもない。
【0039】
また、上記絶縁被覆付き単芯線に替えて、絶縁被覆の無い銅単芯線あるいは絶縁被覆付き銅撚線でもよい。
【0040】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明によれば、積層回路の層間接続を中継端子等を使用せずに連続した自動車用電線により直接行われているため、部品点数および作業工数が低減できる。
また、複数の絶縁板上に自動車用電線を一括して連続布線するので、絶縁板ごとに製造せずに済み、作業効率も向上する。
【0041】
さらに、上記ベース絶縁板を中心として最大4辺を使って他の絶縁板と接続でき、絶縁板を直列配置する場合に比べ、複数の絶縁板上に連続布線する際の配線自由度が高くなる。
また、上記各層の絶縁板の対向面に係止突起と被係止凹部とを備えることで、互いに圧入係止して積層状態を位置決め保持することができ、取扱性が向上する。
【0042】
上記ベース絶縁板と他の絶縁板とをヒンジ部で一体化しておくと、各絶縁板を所要の間隔に保持せずに済み、作業性が向上する。
あるいは、上記ベース絶縁板と他の絶縁板とを別体とし、上記ベース絶縁板と他の絶縁板との間に自動車用電線のみを架け渡たすと、絶縁板は従来通りの構造でよく加工費が抑制される。
【0043】
絶縁板を連結したベース絶縁板を2つ備え、これらを互いに連結することで、さらに多数の絶縁板上に自動車用電線を連続布線することができ、積層数が増加する際も作業効率が向上する。
また、ベース絶縁板間を連結する単芯線等は長尺とすることで、該ベース絶縁板間に他の絶縁板が多数介在してもスムーズに積層できる。
また、2つのベース絶縁板が夫々最上層と最下層に位置することで、これらベース絶縁板上の単芯線等に圧接した端子を、そのまま上下面のコネクタ、ヒューズあるいは/およびリレーと接続できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の内部回路の積層前の斜視図である。
【図2】 第1実施形態の要部斜視図である。
【図3】 第1実施形態の要部斜視図である。
【図4】 第1実施形態の内部回路の積層後の斜視図である。
【図5】 (A)は第1実施形態のジャンクションボックスの斜視図、(B)は要部断面図、(C)は端子の斜視図である。
【図6】 第2実施形態の治具の斜視図である。
【図7】 第2実施形態の要部斜視図である。
【図8】 第3実施形態の内部回路の積層前の斜視図である。
【図9】 (A)は第3実施形態の内部回路の積層中の斜視図、(B)は積層後の斜視図である。
【図10】 従来のジャンクションボックスの内部回路の平面図である。
【符号の説明】
10、30 内部回路
11 ベース絶縁板
12、13、14、15 絶縁板
14a、15a 被係止凹部
14b 係止突起
16 絶縁被覆付き単芯線
17、18、19、20 ヒンジ部
21 端子
23 治具
23a、23b、23c、23d リブ
24、25、26、27、28 設置部
100、101 回路体

Claims (4)

  1. 自動車用電線を所要の回路形状として配線している絶縁板を3枚または4枚積層して収容しているジャンクションボックスであって、
    上記積層する絶縁板の1つをベース絶縁板とし、該ベース絶縁板の4辺のうち少なくとも直交する2つの辺と他の絶縁板とを屈曲可能なヒンジ部を介して一体化し、これらヒンジ部の幅を相違させ、これらヒンジ部で上記他の絶縁板を上記ベース絶縁板の周囲で折り返し状に屈曲させて上記ベース絶縁板上に順次他の絶縁板を折り畳んで積層配置し、
    かつ、上記ベース絶縁板の辺より上記自動車用電線が他の絶縁板上に架け渡されて連続的に配線され、この架け渡された自動車用電線が積層配置される上記絶縁板の周囲で折り返し状態に屈曲されていることを特徴とするジャンクションボックス。
  2. 自動車用電線を所要の回路形状として配線している絶縁板を3枚または4枚積層して収容しているジャンクションボックスであって、
    上記積層する絶縁板の1つをベース絶縁板とし、該ベース絶縁板の4辺のうち少なくとも直交する2つの辺に沿って別体の他の絶縁板を配置し、これら他の絶縁板と前記ベース絶縁板との間の幅を積層順に相違させて上記自動車用電線のみを架け渡し、上記ベース絶縁板上に順次他の絶縁板を折り畳んで積層配置し、上記架け渡された自動車用電線が積層配置される上記絶縁板の周囲で折り返し状態に屈曲されていることを特徴とするジャンクションボックス。
  3. 上記各層の絶縁板の対向面には係止突起と被係止凹部とを備えており、上記係止突起を対向する上記被係止凹部に圧入係止することで上記積層状態を位置決め保持している請求項1または請求項2に記載のジャンクションボックス。
  4. 自動車用電線を所要の回路形状として配線している絶縁板を複数枚積層して収容しているジャンクションボックスであって、
    ベース絶縁板を2枚備え、各ベース絶縁板の4辺の1つの辺を除く他の辺のうちの少なくとも直交する2つの辺より上記自動車用電線が他の絶縁板上に架け渡されて連続的に配線され、上記他の絶縁板をそれぞれ上記ベース絶縁板上に順次折り畳んで積層配置し、上記架け渡された自動車用電線が積層配置される上記絶縁板の周囲で折り返し状態に屈曲され、
    かつ、上記2枚のベース絶縁板の上記1つの辺を長尺な自動車用電線を介して連続させ、
    さらに、上記2枚のベース絶縁板を上記長尺な自動車用電線を屈曲させ最上層と最下層に位置させ、これらベース絶縁板に配線する自動車用電線に圧接接続される端子を、ケースの上下面に搭載するコネクタ、ヒューズあるいは/およびリレーと接続させる構成としているジャンクションボックス。
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