JP2700111B2 - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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JP2700111B2
JP2700111B2 JP3153072A JP15307291A JP2700111B2 JP 2700111 B2 JP2700111 B2 JP 2700111B2 JP 3153072 A JP3153072 A JP 3153072A JP 15307291 A JP15307291 A JP 15307291A JP 2700111 B2 JP2700111 B2 JP 2700111B2
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護 荒木
圭一 尾▲崎▼
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤハーネスの相互
接続などに使用する電気接続箱に関する。
【0002】
【従来の技術】電気接続箱は、一般にケース内に複数の
回路板を重ねて収納し、ケースの上下両面に内部回路と
接続するためのコネクタ類を設けて構成される。しか
し、車載電装品の激増による内部回路数の増加やこれら
の電装品の制御回路を内蔵した電子ユニットの搭載によ
り、ケース両面のコネクタだけでは足りず、最近はその
側面にもコネクタを設けたいわゆるコネクタ横付構造の
電気接続箱が多用されるようになった。
【0003】このようなコネクタ横付構造の電気接続箱
の一例として、出願人は先に図6のようなものを提案し
た(実願平2−102254号)。この電気接続箱A
は、積層ブスバー回路板Bを上部ケースC1 と下部ケー
スC2 内に収納すると共に側部ケースC3 を被せて構成
される。側部ケースC3 には、コネクタ横付構造に対応
して多数のヒューズキャビティ7、コネクタ挿着部8な
どのハウジングが設けられている。積層ブスバー回路板
Bは、第1層および第2層の絶縁板1,1′の片面(ま
たは両面の)ブスバー収容溝4に複数のブスバー2を平
面的に配設し、これらを積層したものであるが、通常ブ
スバー面と直角に起立連成されるタブ状のコネクタ用端
子(以下、単にタブという)とは別に、ブスバー面と平
行な多数の平行タブ6が設けられており、これらは上記
ケース側面の前記ハウジングに一定のピッチで収容配列
される。
【0004】上記平行タブ6には、符号6A,6aと6
B,6bで示される四種がある。6Aはブスバー面から
そのままのびる巾広の平面タブ、6aは同じく巾狭の平
面タブである。また、6Bはブスバーをクランク曲げし
てブスバー面と段差を有する巾広の段差タブ、6bは同
じく巾狭の段差タブである。これらの段差タブ6B,6
bを支持するため、絶縁板1,1′にはこれと直角な側
板3,3′が連成されている。図7と図8は、それぞれ
図6のαーα線とβーβ線に沿う断面図である。段差タ
ブ6B1 〜6B3 は、前記コネクタ挿着部8などの端子
配列のピッチに合わせるために、それぞれ第1,第2,
第3層のブスバー2a,2b,2cからクランク曲げに
より形成されており、そのクランク曲げ部9を支持する
ために、絶縁板1,1′には前記側板3,3′と共に突
縁部3a′が設けてある。また、一定の支持強度が得ら
れるように、側板3,3′は符号D1 〜D4 で示される
ようなピッチをもつ板厚で形成される。なお、2dは架
設ブスバー、6B4 はその段差タブを示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図6乃至図8に示すよ
うな段差タブ6B,6bの取出しと支持構造では、ブス
バー2およびこれを支持する絶縁板3,3′の構造が複
雑となり、回路設計も容易でなく、その打抜き金型や成
形金型の製作に多大の費用がかかり、組付性が悪い。
【0006】本発明は、上記の問題点に着目してなされ
たもので、いわゆるコネクタ横付構造の電気接続箱にお
いて、ブスバーおよび絶縁板の形状を単純化し、組付性
がよく低コストで製造できる電気接続箱を提供すること
を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の課題を達成するた
め、本発明の電気接続箱は、請求項1に記載のように、
複数のブスバーとこれらを支持する絶縁板とから成るブ
スバー回路板を複数層に重ねた積層回路板と、該積層回
路板を収納するケースと、該ケースの前記ブスバー回路
板の板面と直角な外壁面に設けたハウジングと、前記積
層回路板の所望のブスバーからそのブスバー面に対して
段差を有して平行に延設されて前記ハウジング内に所定
のピッチで配列される複数のコネクタ用端子とを含む電
気接続箱において、前記積層回路板の所望の層に前記コ
ネクタ用端子の配列ピッチよりも巾広の枠面をもつ枠状
スペーサを介在させ、前記段差をもつコネクタ用端子を
該枠面に支持させる構造を採用した。
【0008】
【作用】本発明による電気接続箱は、前記積層回路板の
例えば中間層に前記コネクタ用端子の配列ピッチよりも
巾広の枠面をもつ枠状スペーサを介在させることによ
り、その枠面を利用して前記段差をもつコネクタ用端子
を支持することができるから、ブスバー自体の構造(回
路パターン)と共にこれを支持する絶縁板の構造も単純
化され、組付性の向上と相まって製造コストの大巾な低
減が期待される。また、枠状スペーサ内部の開口部を利
用して、ブスバー回路板の層間接続あるいは同一層内の
ブスバーの接続を行うための端子を収納できるので、ブ
スバーのパターンがさらに簡素化され、回路設計が容易
となる(請求項2)。
【0009】
【実施例】図1乃至図4において、11は合成樹脂製の
側部ケース、12および12′は同じく対向する上部ケ
ースと下部ケースであって、側部ケース11は上部およ
び下部ケース12,12′の側方に被せられる。側部ケ
ース11は、コネクタ横付構造に対応する多数のヒュー
ズキャビティ22および複数のコネクタ挿着部23など
のハウジングを備えると共に取付用ブラケット24を有
する。上部ケース12の一側、即ち側部ケース11側に
は、巾広の回路板受座12aが膨出形成され、該受座に
はピッチの狭いリブ12bと広いリブ12b′が突設し
てある。リブ12b,12b′は後述する段差タブ1
7,17′を支持するためのものである。また、上部ケ
ース12と下部ケース12′の回路板受座12aと反対
側には、それぞれ割り型のコネクタ挿着部23′,2
3′が設けられ、上部ケース12の外面には電子ユニッ
ト(図示せず)に対する嵌合枠25が設けられている。
【0010】両ケース12,12′内には複数のブスバ
ー回路板131 ,132 〜134 が積層して収納され、
この積層回路板と直交して一枚のブスバー回路板13が
回路板受座12aに載置される。各ブスバー回路板1
3,131 〜134 は、ブスバー収容溝14aとタブ挿
通孔14bを有する絶縁板14とそのブスバー収容溝1
4aに配設された複数のブスバー15とから成り、各ブ
スバー15にはコネクタ用端子としての必要な起立タブ
16が設けてある点で従来と同様の基本構成を有する。
【0011】本発明においては、上記積層回路板の第3
層と第4層のブスバー回路板133 ,134 の間に枠状
スペーサ18が介装され、また、ブスバー回路板131
〜134 のブスバー15には、前記クランク曲げにより
巾広の段差タブ17と巾狭の段差タブ17′が設けられ
ている。各段差タブは主として枠状スペーサ18に向け
て折り曲げ形成してあるが、その折り曲げ部は符号17
aと17bで示すように所望の長さを有して形成され
る。長い折り曲げ部17aは、枠状スペーサ18を横切
ってのび、前記リブ12bまたは12b′に支持され、
短いリブ17bは該スペーサに支持される。枠状スペー
サ18は四周の側枠18a内に縦横の仕切り壁18bに
よって複数の開口部18cを形成したもので、側枠18
a即ち枠面の巾wは、図5(A)に示すように対向する
段差タブ17,17(または17′,17′)のピッチ
0 よりも大きくとる。なお、20はタブ挿通孔20a
を有する絶縁シートを示す。
【0012】上記構成において、ブスバー回路板131
〜133を従来と同様に積層すると共に、異なる層間ま
たは同一層内の二つの起立タブ16,16に雌ー雌端子
19を接続する。この積層されたブスバー回路板131
〜133 に枠状スペーサ18を重ね、その上に更にブス
バー回路板134 を重ねた状態で上部ケース12と下部
ケース12′内に収納する。枠状スペーサ18は内部に
多数の開口部18cを有するから、上記雌ー雌端子19
はその中に収容される。また、複数の段差タブ17(お
よび17′)は、図5(A)および(B)に示すよう
に、枠状スペーサ18の枠面18aに支持される。その
際、長い折り曲げ部17aをもつ段差タブ17は、前述
したように枠面18aを横断してのび、上部ケース12
側のリブ12b′に支持される。次いで、枠状スペーサ
18を介して積層されたブスバー回路板131 〜134
と直交してブスバー回路板13を載置して、その上に必
要に応じて絶縁シート20を被せ、そのタブ挿通孔20
aから突出した起立タブ16群に雌ー雌端子19′また
は雌ー雌中継端子21を接続する。最後に、側部ケース
11を被せることにより、電気接続箱の組立が完了す
る。なお、上部ケース12と下部ケース12′間、これ
と側部ケース11との間にはロック手段を設けるが、こ
れは既知の手段に従えばよく図示を省略する。
【0013】図1および図5から明らかなように、ブス
バー回路板131 〜134 の段差タブ17,17′は、
枠状スペーサ18の枠面18aにより支持されるので、
絶縁板14に従来のような側板3,3′(図6参照)を
設ける必要がなく、構造が単純化される。また、段差タ
ブ17,17′は図7(A),(B)のように、各層に
よって折り曲げ位置を変える面倒な設計が不要となるほ
か、層間接続が必要な場合には、雌ー雌端子19,1
9′および枠状スペーサ18の開口部18cを利用して
行えるので、ブスバー15自体の回路設計および製作が
容易になる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
コネクタ横付構造に対応して段差タブ(コネクタ用端
子)をもつ電気接続箱において、積層された所望の層に
コネクタ用端子の配列ピッチよりも巾広の枠面をもつ枠
状スペーサを介在させたので、その枠面を利用して段差
をもつコネクタ用端子を支持することができる。従っ
て、ブスバー自体の構造と共に絶縁板の構造も単純化さ
れ、組付性の向上と相まって製造コストの大巾な低減が
期待される。また、積層回路板の中で、同一層内または
層間でブスバー同士を接続する必要がある場合には、そ
の接続用の端子を枠状スペーサ内部の開口部を利用して
収容できるので、ブスバー自体のパターンがさらに簡素
化され、回路設計が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電気接続箱の斜視図で
ある。
【図2】図1の電気接続箱の組立状態の正面図である。
【図3】図2の電気接続箱の平面図である。
【図4】図3のγーγ線に沿う断面図である。
【図5】(A)は枠状スペーサによるコネクタ用端子の
支持状態を示す要部の平面図、(B)は(A)のδーδ
線に沿う断面図である。
【図6】先願に係る電気接続箱の分解斜視図である。
【図7】図6のαーα線に沿う断面図である。
【図8】図6のβーβ線に沿う断面図である。
【符号の説明】
11 側部ケース 12 上部ケース 12′ 下部ケース 13,131 〜 ブスバー回路板 14 絶縁板 15 ブスバー 16 コネクタ用端子(起立タブ) 17,17′ 段差をもつコネクタ用端子(段差タ
ブ) 18 枠状スペーサ 18a 枠面 18c 開口部 19,19′ 雌ー雌端子

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のブスバーとこれらを支持する絶縁
    板とから成るブスバー回路板を複数層に重ねた積層回路
    板と、該積層回路板を収納するケースと、該ケースの前
    記ブスバー回路板の板面と直角な外壁面に設けたハウジ
    ングと、前記積層回路板の所望のブスバーからそのブス
    バー面に対して段差を有して平行に延設されて前記ハウ
    ジング内に所定のピッチで配列される複数のコネクタ用
    端子とを含む電気接続箱において、前記積層回路板の所
    望の層に前記コネクタ用端子の配列ピッチよりも巾広の
    枠面をもつ枠状スペーサを介在させ、前記段差をもつコ
    ネクタ用端子を該枠面に支持させる構造としたことを特
    徴とする電気接続箱。
  2. 【請求項2】 前記枠状スペーサの開口部内に前記ブス
    バー回路板内およびブスバー回路板間の所望のブスバー
    同士を接続する端子を収納してなる請求項1の電気接続
    箱。
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