JP2582524Y2 - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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JP2582524Y2
JP2582524Y2 JP1992050598U JP5059892U JP2582524Y2 JP 2582524 Y2 JP2582524 Y2 JP 2582524Y2 JP 1992050598 U JP1992050598 U JP 1992050598U JP 5059892 U JP5059892 U JP 5059892U JP 2582524 Y2 JP2582524 Y2 JP 2582524Y2
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Japan
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side wall
case
notch
wall
connector housing
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雅博 勝呂
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両などの電気配線に
使用する電気接続箱に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の電気配線に用いられているジャン
クションボックスやリレーボックスなどの電気接続箱
は、一般に、図5に示すような構成を有している。すな
わち、上ケース1と下ケース2の中に、第1層の配線板
a、以下順次、第2〜5層の配線板b〜eを積み重ねて
収容している。
【0003】各配線板a〜eは、絶縁基板3に所望の回
路構成を有する複数のブスバー4を配設して成り、ブス
バー4には入出力用のタブ状の接続端子5が起立連成さ
れており、各絶縁基板3には上下層の接続端子5に対す
る端子挿通孔6が穿設されている。なお、第5層の配線
板eはブスバー4が下ケース2に直接配設されている。
配線板a〜eの積層状態において、最上層または最下
層から端子挿通孔6を貫通して突出した複数の接続端子
5は、グループ分けされると共に、これに双極雌端子7
が嵌挿されて電極群8を構成する。この電極群8は上ケ
ース1または下ケース2に形成されたコネクタハウジン
グ9、ブレード型ヒューズ10のヒューズホルダー11
に収容され、あるいはリレー、サーキットブレーカ等の
電子部品12、13と接続される。
【0004】上述したように、従来の電気接続箱は、上
ケース1および下ケース2の外面に設けたコネクタハウ
ジング9などにより外部回路部品との接続を行うように
しており、その接続方向が上下方向に限られている。し
かしながら、車両などの外部構造体に電気接続箱を取り
付けて外部回路部品との接続を行う場合、接続方向が上
下方向に限られていると接続が困難となることがあり、
また配線を迂回させる必要から重量が増加したり、組み
付け作業が煩雑となるなどの欠点を有している。
【0005】そこで、図6に示すように、ケース14の
側面14aにもコネクタハウジング9を設けて、相手側
コネクタ9′と接続できるようにした電気接続箱Jが提
案されている。また、図7に示す実開昭54−1685
85号公報に記載された図面のように、配線板15の一
側端縁部にプラグ群16を突出させ、このプラグ群16
を中継端子17を介して装着したコネクタハウジング1
8をボックスカバー19の一側面に装着して成る配線板
のプラグイン装置Pも提案されている。
【0006】しかし、このようなプラグイン装置Pは、
ケース14の上下方向のみならず側面にもコネクタハウ
ジング9を設けているのでケース14及び内部構造が複
雑となって部品点数が増加し、内部の配線板15には上
下方向に突出する接続端子と側面に突出する接続端子が
設けられるので、配線板間の間隔の調整および組み付け
工程が煩雑となって生産性が著しく低下するなどの問題
を有している。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上記の問題
点に着目してなされたもので、簡単な部品構成で多方向
に入出力回路を接続できる電気接続箱を提供することを
課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の課題を達成するた
め、本考案は、2分割のケースを重ね合わせて構成され
る箱の内部に、接続端子を有するブスバーを配設した配
線板を収容して成る電気接続箱において、一方の前記ケ
ースの相対する壁のうち少なくとも一方の壁に切欠部を
形成すると共に、該切欠部に交叉する他の壁に、該切欠
部から折曲可能に設けられ折曲したときに前記切欠部を
閉寒する側壁部を延出し、該側壁部の外面にコネクタハ
ウジングを設けると共に、該側壁部の内面に、前記ケー
ス内の回路と導通し前記コネクタハウジング内に突出す
る接続端子を有するブスバーを配設し、他方の前記ケー
スに、2分割のケースを重ね合わせたときに前記他の壁
の内壁面に当接する周壁を設けたことを特徴とする。
【0009】
【作用】本考案によれば、外面にコネクタハウジングを
設けた折曲可能な側壁部の内面にブスバーを配設し、該
ブスバーの接続端子をコネクタハウジング内の突出させ
た後、側壁部を折曲して切欠部を閉鎖し、公知の係止手
段で他の壁に固定するようにしているため、ブスバーの
配設に際しては、従来の電気接続箱のケースに対するブ
スバーの配設と同様に平面状にブスバーを配設すること
ができ、部品点数の増加および複雑な回路構成を必要と
することなく、所望の接続方向を有するコネクタをケー
スに設けることが可能となる。一方のケースは、折曲し
て固定される側面部の剛性が不足するが、他方のケース
の周壁部によって側面部の内側が補強されるので、従来
の電気接続箱に劣らない強度を有する。
【0010】
【実施例】図1は、本考案の実施例を示す電気接続箱A
の分解斜視図である。電気接続箱Aは、上ケース20と
下ケース21の中に、複数の配線板22を積み重ねて収
容している。
【0011】合成樹脂材を成形加工により箱型に形成し
た上ケース20の上面には、コネクタハウジング9、ブ
レード型ヒューズ10を挿着するヒューズホルダー1
1、およびリレー、サーキットブレーカ等の電子部品1
2、13などを備えている。
【0012】絶縁性の板体で形成された配線板22に
は、接続端子23aを有するブスバー23が配設され、
接続端子23aは、図示していないが中継端子を介して
上ケース20に設けたコネクタハウジング9などの電子
部品に導通する回路を形成している。
【0013】下ケース21は、合成樹脂材を成形加工に
より一体成形して形成したもので、その周壁24に切欠
部24aを形成すると共に、切欠部24aに交叉する他
の壁(本実施例では底壁25)に、切欠部24aに接続
する折曲可能な薄肉部26を介して側壁部27を延設す
る。側壁部27の両端部には、図2に拡大して示すよう
に、係止爪27aを設け、周壁24の切欠部24aの近
傍に形成したロック孔24bとを係合させ、側壁部27
を周壁24に係止するようにしている。本実施例では、
図2に示すように、切欠部24a、側壁部27及びその
係止機構を周壁24の左側に設けたが、右側であっても
よく、左右両側に設けてもよいことは言うまでもない。
【0014】下ケース21の底壁25に配設するブスバ
ー28は、図2および図3に示すように、その回路構成
に応じて側壁部27まで延長して配設し、側壁部27の
外面に設けたコネクタハウジング29内にその接続端子
28aを突出させている。側壁部27まで延長して配設
するブスバー28は、下ケース21の薄肉部26に対応
する位置に、折曲加工が容易になるように、その厚さを
若干薄く形成した折曲部28bを設けることが好まし
い。
【0015】ブスバーを配設した下ケース21に配線板
22を積層して収容した後、下ケース21の上に上ケー
ス20を被せ、図4に示すように、上ケース20の周壁
30の端部30aでブスバー28を押さえると共に、端
部30aを支点として側壁部27とブスバー28を折り
曲げ、前記図2に示したように、側壁部27の係止爪2
7aを周壁25のロック孔25bに係合させ、側壁部2
7を周壁25に係止して電気接続箱Aを形成する。
【0016】なお、上述した実施例においては、コネク
タハウジング29を設けた側壁部27を、下ケース21
の底壁26に対して略直角に折曲した場合を示したが、
折曲する角度は、予め任意に設定することが可能であ
り、外部コネクタの接続方向に適応した角度に側壁部2
7を固定することができる。側壁部27に対するブスバ
ーの配設は、側壁部27の折曲角度に関係なく常に平面
位置で実施できるため、通常の生産工程で配設すること
が可能である。
【0017】また、折曲する側壁部27は、下ケース2
1に限らず上ケース22に設けてもよく、その位置およ
び個数は、電気接続箱の回路構成に応じて自由に設定す
ることができる。
【0018】
【考案の効果】本考案によれば、ケースに折曲可能な側
壁部を設け、該側壁部の外面にコネクタハウジングを設
け、内面にブスバーを配設した後、側面部を折曲してケ
ースに固定するようにしているため、ブスバーの配設に
際しては、従来の電気接続箱のケースに対するブスバー
の配設と同様に平面状にブスバーを配設することがで
き、ブスバー配設行程も簡単で、部品点数の増加および
複雑な回路構成を必要とすることなく、所望の接続方向
を有するコネクタを備えた電気接続箱が得られるので、
小型化、軽量化に役立つと共に、組み付け工程が容易に
なるので生産性が著しく向上するなどの利点を有する。
一方のケースは、折曲して固定される側面部の剛性が不
足するが、他方のケースの周壁部によって側面部の内側
が補強されるので、従来の電気接続箱に劣らない強度を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す電気接続箱の分解斜視図
である。
【図2】図1の下ケースの側壁部の拡大斜視図である。
【図3】図1の下ケースの側壁部の縦断面図である。
【図4】図1の下ケースの側壁部を折曲して上ケースに
組み付けた状態を示す要部の断面図である。
【図5】従来の電気接続箱の分解斜視図である。
【図6】従来の電気接続箱のケースの側壁にコネクタを
設けた例を示す斜視図である。
【図7】従来の他の電気接続箱の分解斜視図である。
【符号の説明】
A 電気接続箱 22 配線板 23 ブスバー 23a 接続端子 24 周壁 24a 切欠部 25 底壁 27 側壁部 28 ブスバー 28a 接続端子 29 コネクタハウジング

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2分割のケースを重ね合わせて構成され
    る箱の内部に、接続端子を有するブスバーを配設した配
    線板を収容して成る電気接続箱において、 一方の前記ケースの相対する壁のうち少なくとも一方の
    壁に切欠部を形成すると共に、該切欠部に交差する他の
    壁に、該切欠部から折曲可能に設けられ折曲したときに
    前記切欠部を閉塞する側壁部を延設し、該側壁部の外面
    にコネクタハウジングを設けると共に、該側壁部に内面
    に、前記ケース内の回路と導通し前記コネクタハウジン
    グ内に突出する接続端子を有するブスバーを配設し、他
    方の前記ケースに、2分割のケースを重ね合わせたとき
    に前記他の壁の内壁面に当接する周壁を設けたことを特
    徴とする電気接続箱。
JP1992050598U 1992-07-20 1992-07-20 電気接続箱 Expired - Lifetime JP2582524Y2 (ja)

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JPH0613330U JPH0613330U (ja) 1994-02-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19630503A1 (de) * 1996-07-29 1998-02-05 Bosch Gmbh Robert Vorrichtung zum elektrischen Anschluß eines Gerätes, insbesondere eines Autoradios, in einem Kraftfahrzeug
JP5535567B2 (ja) * 2009-10-01 2014-07-02 矢崎総業株式会社 電気接続箱の製造方法、電気接続箱、及びこの電気接続箱を備えた電源装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6367257A (ja) * 1986-08-28 1988-03-26 セイコーエプソン株式会社 プラスチツク製筐体の製造方法

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