JPH06253333A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPH06253333A
JPH06253333A JP5032236A JP3223693A JPH06253333A JP H06253333 A JPH06253333 A JP H06253333A JP 5032236 A JP5032236 A JP 5032236A JP 3223693 A JP3223693 A JP 3223693A JP H06253333 A JPH06253333 A JP H06253333A
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magnetic head
line
recording
color difference
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現行テレビジョン信号を記録再生するVTR
に、ハイビジョンのベースバンド信号を記録再生出来る
ようにする。 【構成】 ハイビジョンベースバンド信号の輝度信号Y
をA/D変換するサンプリング周波数を、ハイビジョン
スタジオ規格の輝度信号Yのサンプリング周波数である
74.25Mzの2/5である29.7MHzとし、1
Hの有効サンプル数を768とする。また、ハイビジョ
ンベースバンド信号の色差信号PB,PRをA/D変換す
るサンプリング周波数を、ハイビジョンスタジオ規格の
色差信号のサンプリング周波数である37.125MH
zの1/5である7.425MHzとし、1Hの有効サ
ンプル数を192とする。そして、色差信号を線順次化
した後に輝度信号と時間軸多重し、これに負極性同期信
号などのデータを加えて記録信号とする。すると、記録
信号はNTSC信号によく似た信号となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハイビジョンVTRに
関し、特に、現行テレビジョン信号を記録再生するVT
Rに、ハイビジョンのベースバンド信号を記録再生でき
るようにしたハイビジョンVTRに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ハイビジョンのベースバンド信号を記録
再生するVTRとしてはUNIHIと呼ばれる業務用の
VTRが商品化されている。
【0003】また、1991年7月に国内3社(株式会
社日立製作所、松下電器産業株式会社、ソニー株式会
社)から民生用を意図したハイビジョンベースバンドV
TRの規格の提案があった。その概要はVHSカセット
サイズよりもひとまわり大きなカセットを用い、62m
m径の回転ドラムを3600rpmで回転させ、ハイビ
ジョン信号の1フィールドをすだれ状に2つのセグメン
ト2本のトラックに分割して記録を行うというものであ
る。従ってハイビジョン信号の1フレームは8本のトラ
ックに分割されて記録が行われていた。この3社方式の
ハイビジョンベースバンドVTRについては、『民生用
ハイビジョンVTR 仕様』(テレビジョン学会技術報
告 1991年9月26日発表)に詳細が述べられてい
る。また、この3社方式のハイビジョンベースバンドV
TRは現在のところ商品化はなされていない。
【0004】また、ハイビジョンの放送についてはMU
SE(Multiple Sub-Nyquist Sampling Encoding)方式
による衛星放送が1日約8時間試験放送として行われて
いる。MUSE方式については、『MUSE−ハイビジ
ョン伝送方式−』(二宮著、電子情報通信学会編、コロ
ナ社刊)に詳細が述べられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】UNIHIは業務用の
VTRなので非常に高価である。
【0006】また、上記の3社方式のハイビジョンベー
スバンドVTRは、世界に広く普及しているVHS−V
TRとドラム径は同じであるがカセットサイズが異なる
ため互換性がなく、VHSの莫大なソフト資産を再生で
きないという問題点があった。
【0007】また、3社方式のハイビジョンベースバン
ドVTRは商品化されていないため、現在のところハイ
ビジョンの放送を一般家庭で録画しようとしても、その
手段がないといった状況である。
【0008】本発明では、現行テレビジョン信号を記録
再生するVTRに、ハイビジョンのベースバンド信号を
記録再生出来るようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで本発明では、ハイ
ビジョンベースバンド信号の輝度信号YをA/D変換す
るサンプリング周波数を、ハイビジョンスタジオ規格の
輝度信号Yのサンプリング周波数である74.25MH
zの2/5である29.7MHzとし、ハイビジョンベ
ースバンド信号の色差信号PB,PRをA/D変換するサ
ンプリング周波数を、ハイビジョンスタジオ規格の色差
信号のサンプリング周波数である37.125MHzの
1/5である7.425MHz(輝度信号のサンプリン
グ周波数29.7MHzの1/4)として、A/D変換
された色差信号データを線順次化した後に輝度信号デー
タと時間軸多重し、これに負極性同期信号などのデータ
を加えて記録信号として、記録信号の1Hのサンプル数
が1092となるようにしている。さらに1トラックの
記録ライン数を262.5Hとし、記録信号のサンプリ
ング周波数を17.199MHz(ハイビジョン信号の
フィールド周波数60Hzの286,650倍)とし
て、記録信号をNTSC信号と類似の信号となるように
している。また、ハイビジョンベースバンド信号の1フ
レームのライン数は1125Hであるが、このうちの1
032Hを4本のトラックに分割し、ヘッドスイッチン
グのために必要な領域として数Hを加え、1トラックの
記録ライン数がVHS−VTRと同じ262.5Hにな
るようにしている。ハイビジョンベースバンド信号の有
効ライン数は1035Hであるが、ハイビジョンベース
バンド信号を帯域圧縮したMUSE信号では有効ライン
数は1032Hなので実用上問題とはならない。
【0010】また、ハイビジョンベースバンド信号を記
録再生するための、互いに異なるアジマス角を有して近
接して配置される磁気ヘッド対からなる第1のアジマス
角を有する第1の磁気ヘッドと、第2のアジマス角を有
する第2の磁気ヘッドと、磁気ヘッド対からなる、前記
第1の磁気ヘッドと回転ドラム上で180°対向するよ
うに配置された、第2のアジマス角を有する第3の磁気
ヘッドと、前記第2の磁気ヘッドと回転ドラム上で18
0度対向するように配置された第1のアジマス角を有し
第3の磁気ヘッドと近接して配置される第4の磁気ヘッ
ドを用いて、回転ドラムのはじめの1/2回転ではハイ
ビジョン信号の第1のフィールドのうちの43ラインか
ら558ラインのうちの奇数ラインの信号を第1のチャ
ンネルとして色差信号はPRを選択し前記第1の磁気ヘ
ッドにて記録を行い、偶数ラインの信号を第2のチャン
ネルとして色差信号はPBを選択し前記第2の磁気ヘッ
ドにて記録を行い、回転ドラムの次の1/2回転ではハ
イビジョン信号の第2のフィールドのうちの605ライ
ンから1120ラインのうちの偶数ラインの信号を第1
のチャンネルとして色差信号はPBを選択し前記第3の
磁気ヘッドにて記録を行い、奇数ラインの信号を第2の
チャンネルとして色差信号はPRを選択し前記第4の磁
気ヘッドにて記録を行うようにしている。
【0011】また、MUSE信号をデコードして得られ
るハイビジョンベースバンド信号を記録する際にはMU
SE信号との整合性が良いように、記録信号のなかの輝
度信号の有効サンプル数を748サンプル、色差信号の
有効サンプル数を188サンプルとしている。
【0012】
【作用】請求項1及び請求項2の構成によれば、ハイビ
ジョンベースバンド信号の輝度信号YをA/D変換する
サンプリング周波数が、ハイビジョンスタジオ規格の輝
度信号Yのサンプリング周波数である74.25MHz
の2/5である29.7MHzであるので、輝度信号Y
の帯域は14.85MHz、1Hの有効サンプル数は7
68となる。また、ハイビジョンベースバンド信号の色
差信号PB,PRをA/D変換するサンプリング周波数
が、ハイビジョンスタジオ規格の色差信号のサンプリン
グ周波数である37.125MHzの1/5である7.4
25MHz(29.7MHzの1/4)であるので、色
差信号PB,PRの帯域は3.7125MHz、1Hの有
効サンプル数は192となる。色差信号を線順次化した
後に輝度信号と時間軸多重すると、そのサンプル数は7
68+192=960サンプルとなる。これに負極性同
期信号などのデータとして110サンプルを加えて記録
信号とすると、記録信号の1Hのサンプル数は960+
110=1092となる。このとき記録信号のサンプリ
ング周波数を19.199MHz(ハイビジョン信号の
フィールド周波数60Hzの286,650倍)とする
と、記録信号はNTSC信号と類似の信号とすることが
できるようになる。
【0013】請求項1乃至請求項7の構成によれば、時
間軸多重したハイビジョンベースバンド信号を2チャン
ネルに分割し、1トラックの記録ライン数を262.5
Hとしているので、ハイビジョンベースバンド信号の有
効ラインのうちの1032ラインの信号を記録すること
が可能となり、さらに磁気テープ上に記録するテープパ
ターンをVHS−VTRのテープパターンと類似のもの
にすることが可能となる。また、磁気ヘッドのアジマス
角と奇偶のラインが一致するようにチャンネル分割をし
ているので、アジマス角と色差信号の種類が一致するよ
うになり、特殊再生が可能となる。また、記録するライ
ンはMUSE信号の有効映像ラインと同じになるように
しているので、MUSE信号をデコードしたハイビジョ
ン信号を記録する際に整合性が良くなる。
【0014】
【実施例】以下図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。
【0015】図2及び図3に本発明のドラム上のヘッド
配置と磁気テープに記録したときのテープパターンを示
す。図2に回転ドラム1上のヘッド配置を示す。磁気ヘ
ッド2と磁気ヘッド4はそれぞれ異なるアジマス角を持
っており、180°対向して配置されている。そして磁
気ヘッド2と近接して磁気ヘッド3が、これと180°
対向したところに同様にアジマス角の異なる磁気ヘッド
5が磁気ヘッド4に近接して配置されている。磁気ヘッ
ド2と磁気ヘッド5は同一のアジマス角を有しており、
磁気ヘッド3と磁気ヘッド4は磁気ヘッド2,5とは異
なる角度の同一のアジマス角を有している。記録再生媒
体である磁気テープ6は回転ドラム1に180°強巻き
付けられている。
【0016】このような構成のドラムを用いて磁気テー
プに記録を行ったときのテープパターンが図3である。
回転ドラムの初めの1/2回転では磁気ヘッド2,3が
互いに異なるアジマス角で2本のトラックを形成し、回
転ドラムの次の1/2回転ではトラック1本分のスペー
スを空けてから磁気ヘッド4,5が互いに異なるアジマ
ス角だが初めの1/2回転のときとはアジマス角のつき
かたが逆になるように2本のトラックを形成するように
記録を行い、回転ドラムの1回転で映像信号の1フレー
ムの記録を行う。このとき磁気テープの走行速度はVH
S−VTRの標準モードと同じ33.35mm/sであ
り、トラックピッチはVHS−VTRの3倍モードと同
じ19μmである。このようにすると記録されたテープ
パターンは2トラックおきに1トラック分のスペースが
空くが、VHS−VTRの3倍モードのときのテープパ
ターンと類似したものとなる。2トラックおきに空いた
トラックには高品位の音声信号などを記録しても良い。
【0017】図1、図4に本発明の記録テープパターン
のさらに詳しい例を示す。
【0018】図1は本発明の記録テープパターンの第1
の例である。1トラックの記録ライン数は262.5H
でそのうち映像信号の記録されているライン数は各トラ
ックとも258Hであり、映像信号ラインの前後にはヘ
ッドスイッチングのためのマージンとして前後合わせて
4.5Hの信号が割り当てられている。記録される1フ
レームの映像信号は258H×4で1032Hとなる。
テープ下端とテープ上端のエッジ部分がヘッドスイッチ
ングポイントである。
【0019】回転ドラムの初めの1/2回転ではハイビ
ジョン信号の第1フィールドの43ラインから558ラ
インの記録を行い、奇数ラインの信号をチャンネル1と
して磁気ヘッド2で記録を行い、偶数ラインの信号をチ
ャンネル2として磁気ヘッド3で記録を行う。このとき
奇数ライン即ちチャンネル1では2種類の色差信号のう
ちPR 信号(またはR−Y信号)を記録し、偶数ライン
即ちチャンネル2ではPB 信号(またはB−Y信号)が
記録されるようにする。
【0020】回転ドラムの次の1/2回転ではハイビジ
ョン信号の第2フィールドの605ラインから1120
ラインの記録を行い、偶数ラインの信号をチャンネル1
として磁気ヘッド4で記録を行い、奇数ラインの信号を
チャンネル2として磁気ヘッド5で記録を行う。このと
き偶数ライン即ちチャンネル1では2種類の色差信号の
うちPB信号を記録し、奇数ライン即ちチャンネル2で
はPR信号が記録されるようにする。
【0021】このように映像信号のラインの並びを構成
すると色差信号と磁気ヘッドのアジマス角が一致するの
で特殊再生を行う際に処理が簡単になる。また、それぞ
れのフィールドの映像信号領域部分(図で太枠で囲った
部分)が磁気テープ上で同じような長方形を形成するよ
うになる。
【0022】図4は本発明の記録テープパターンの第2
の例である。図1に示した第1の例と異なる点は、第2
フィールドのチャンネル1の部分が1H遅れている(図
では1H左にずれている)ところだけである。このよう
にすると第2フィールドの映像信号領域部分(太枠部
分)の形が崩れてしまうが、同じアジマス角のトラック
はヘッドスイッチングポイントから映像信号が始まるま
での距離(時間)が等しくなるという効果を奏する。即
ち、第1フィールドのチャンネル1のトラック(43,
45,47・・・557)と第2フィールドのチャンネ
ル2のトラック(605,607,609・・・111
9)は同じアジマス角であり、テープ下端のヘッドスイ
ッチングポイントからの距離は同じ2.5Hであり、テ
ープ上端のヘッドスイッチングポイントからの距離は同
じ2Hであるようになる。また、第1フィールドのチャ
ンネル2のトラック(44,46,48・・・558)
と第2フィールドのチャンネル1のトラック(606,
608,610・・・1120)は同じアジマス角であ
り、テープ下端のヘッドスイッチングポイントからの距
離は同じ3Hであり、テープ上端のヘッドスイッチング
ポイントからの距離は同じ1.5Hであるようになる。
このようにヘッドスイッチングポイントからの距離が同
じアジマス角の磁気ヘッドで等しくなると、さらに特殊
再生などのときの処理が簡単になったり、映像信号をメ
モリなどに格納するときの処理が簡単になるであろうこ
とは容易に期待できる。
【0023】図5は本発明の構成の一例を示すブロック
図である。なお図5において、A/D変換器の直前のロ
ーパスフィルタ及びD/A変換器直後のローパスフィル
タについては省略してある。
【0024】ハイビジョンベースバンド信号の輝度信号
YはA/D変換器7に入力され、ここで29.7MHz
のサンプリング周波数でA/D変換される。一方ハイビ
ジョンベースバンド信号の色差信号PB ,PR はそれぞ
れA/D変換器8,9に入力され、ここで7.425M
Hz(29.7MHzの1/4の)のサンプリング周波
数でそれぞれA/D変換される。A/D変換器7のサン
プリング周波数である29.7MHzはハイビジョンス
タジオ規格の輝度信号Yのサンプリング周波数である7
4.25MHzの2/5の周波数である。また、A/D
変換器8,9のサンプリング周波数である74.25M
Hzはハイビジョンスタジオ規格の色差信号PB ,PR
(またはB−Y,R−Y)のサンプリング周波数である
37.125MHzの1/5の周波数である。このよう
に本発明においてはA/D変換器のサンプリング周波数
をハイビジョンスタジオ規格のサンプリング周波数の簡
単な整数比となるように選んでいる。
【0025】A/D変換器7でディジタルデータに変換
された輝度信号Yのデータは、入力信号から記録信号へ
タイミングを変換するための、輝度信号Yの2フィール
ドである1フレームを記憶する記憶手段であるところの
Yフレームメモリ10に入力され、ここで記録信号Yの
1フレームのデータが一次記憶される。一方A/D変換
器8,9でそれぞれディジタルデータに変換された色差
信号PB ,PR のデータは、垂直フィルタ・線順次化回
路11に入力され、ここで2種類の色差信号を1ライン
ごとに半分に間引いて線順次色差信号(以降C信号と称
する)PB /PR データに変換される。垂直フィルタ・
線順次化回路11の構成については後に詳述する。垂直
フィルタ・線順次化回路11から出力されたC信号デー
タは輝度信号Yのデータと同様にタイミング変換のため
Cフレームメモリ12に1フレーム分のデータが一時記
憶される。
【0026】Yフレームメモリ10とCフレームメモリ
12に一時記憶されたデータは、34.398MHzの
周波数で間欠的に読み出され、同期付加・2チャンネル
化回路13に入力される。同期付加・2チャンネル化回
路13では負極性同期信号等のデータを加えC信号デー
タとY信号データとを時間軸多重し、2チャンネルの信
号に分割して、17.199MHz(ハイビジョン信号
のフィールド周波数60Hzの286,650倍の周波
数、この280,650という数字は1ラインのサンプ
ル数1092と1トラックのライン数262.5の積で
ある)のサンプリング周波数で出力する。同期付加・2
チャンネル化回路13についても、その詳細は後述す
る。
【0027】同期付加・2チャンネル化回路13で2チ
ャンネル化されたデータは、それぞれD/A変換器1
4,15でアナログ信号に変換され、エンファシス回路
16,17で磁気記録に適したエンファシス処理がなさ
れ、FM変調器18,19で周波数変調され、記録アン
プ20,21で記録のための電流増幅がなされ、磁気ヘ
ッド2,4及び磁気ヘッド3,5で2トラック同時に磁
気テープ6に記録がなされる。
【0028】再生は基本的には記録時と逆の処理がなさ
れて輝度信号Yと色差信号PB ,PR を出力する。磁気
テープ6から磁気ヘッド2,4及び磁気ヘッド3,5で
再生された2チャンネルの信号は再生アンプ22,23
で増幅され、FM復調器24,25で復調され、ディエ
ンファシス回路26,27で記録時になされたエンファ
シス処理の逆の処理がなされ、A/D変換器28,29
でディジタルデータに変換される。ディジタルデータと
なった2チャンネルのデータはタイムベースコレクタ3
0,31に入力され、ここで再生時のジッタなどの時間
軸の変動が補正され、1チャンネル化・Y/C分離回路
32に入力される。1チャンネル化・Y/C分離回路3
2では記録時に同期付加・2チャンネル化回路7でなさ
れたのと逆の処理がなされ、さらに記録時に付加された
同期信号などのデータが取り除かれ、Y信号データとC
信号データが分離されて、Y信号はYフレームメモリ3
3に、C信号はCフレームメモリ34に入力される。こ
のとき記録と再生とは同時には行われないのでYフレー
ムメモリ33とCフレームメモリ34は、記録時に用い
たYフレームメモリ10とCフレームメモリ12と共用
してもかまわない。そしてCフレームメモリに一時記憶
されたデータは補間フィルタ35に入力される。
【0029】Yフレームメモリ33からは輝度信号Yの
データが読み出され、D/A変換器36でアナログ信号
に変換されてハイビジョンベースバンド信号の輝度信号
Yとして出力される。一方補間フィルタ35では線順次
化されていたPB ,PR のデータを分離し、前後のライ
ンの平均値をとるなどの補間処理で間引かれたラインを
埋め合わせが行われる。分離されたPB ,PR のデータ
はそれぞれD/A変換器37,38でアナログ信号に変
換されてハイビジョンベースバンド信号の色差信号P
B ,PR として図示しないモニタなどに出力される。
【0030】図6に垂直フィルタ・線順次化回路11の
構成の一例を示すブロック図を示す。垂直フィルタ・線
順次化回路11は2個の垂直フィルタ39,40とスイ
ッチ41とで構成されている。2種類の色差信号を線順
次化して1本の信号とすると、もともとの信号は半分に
間引かれてしまう。色差信号については半分に間引いて
伝送しても視覚上問題とはならないことは良く知られて
いるが、半分に間引くということはサンプリングされる
ということであり、サンプリングする前にローパスフィ
ルタなどで帯域制限をしてやらないと、信号を再現した
ときに折り返し歪みが生じてしまう。そこでスイッチ4
1で1ラインごとに信号を選択して線順次化する前に、
おのおのの色差信号を垂直フィルタ39、40で帯域制
限している。同図のように垂直フィルタ39と40は全
く同じ構成をしている。同図のような構成の垂直フィル
タだと、連続した3ラインの信号から、真ん中のライン
の情報を1/2、上下のラインの情報を1/4ずつ取っ
ているので、信号を半分に間引いても間引かれた信号の
なかには消失したラインの情報も含まれるため、帯域制
限がなされたことになり、サンプリングされた後に信号
を再現しても折り返し歪みが生じなくなる。
【0031】図7に同期付加・2チャンネル化回路13
の構成の一例を示すブロック図を示す。また図8から図
10にそのタイミングチャートを示す。図8は第1フィ
ールドの映像信号の2チャンネル化を行うときのタイミ
ングチャートの例である。
【0032】負極性同期信号などのデータが格納されて
いる同期信号発生回路42からは、負極性同期信号など
のデータが図8に示すタイミング(同図中、″SYNC
DATA″と記載した信号を参照。)で、34.39
8MHzのサンプリング周波数で間欠的に出力され、ス
イッチ43の一方の端子に接続される。一方Cフレーム
メモリ12とYフレームメモリ10に一時記憶されてい
たデータも図8に示すタイミング(同図中、″C DA
TA,Y DATA″と記載した信号を参照。)で3
4.398MHzのサンプリング周波数で間欠的に出力
され、おのおのスイッチ44に接続されている。スイッ
チ43とスイッチ44は適時入力データを切り換えて出
力データが図8に示すTCIデータのようになるように
する。タイミングチャートには図示してはいないが同期
信号発生回路42からはC信号とY信号の間のガードの
データが出力されることもある。TCIデータは1ライ
ンメモリ45,46に入力されている。1ラインメモリ
45,46は入力TCIデータを図8に示すように交互
に34.398MHzのサンプリング周波数で取り込
み、入力時の半分の17.199MHzのサンプリング
周波数で読み出すことによって時間軸を2倍に伸長して
連続したデータとなるようにする。このあとタイミング
チャートには図示してはいないが、チャンネル2のデー
タのみが3〜6ラインメモリ47に入力され、ここで3
〜6ラインデータが遅延されて出力される。なぜチャン
ネル2のデータのみが遅延されるかというと、チャンネ
ル1、チャンネル2の2チャンネルのデータはおのおの
磁気ヘッド2,3または磁気ヘッド4,5で同時に磁気
テープ6に記録が行われるわけであるが、磁気ヘッド2
と磁気ヘッド3または磁気ヘッド4と磁気ヘッド5を同
じ位置に配置することは物理的に不可能であり、また記
録が同時になされるので、2個のヘッドをあまり近くに
配置するとクロストークの影響を受けてしまう。また2
個のヘッドをあまり離して配置するとテープとヘッドの
ギャップ部分がうまく接触せず、ヘッド当たりが悪くな
るという問題を生ずる。そこで通常は2個のヘッドのギ
ャップ間の距離を3〜6ライン分程度離して配置するよ
うにしている。本発明ではチャンネル1の信号を記録す
る磁気ヘッド2または4に対してチャンネル2の信号を
記録する磁気ヘッド3または5はドラムの回転方向から
して遅れて磁気テープに接触するようなヘッド配置にな
っているので、それに合わせてチャンネル2のデータの
み3〜6ライン分遅れるようにしている。
【0033】図9は図1に示した記録テープパターンを
実現するときの第2フィールドの信号の処理を示したタ
イミングチャートである。
【0034】また、図10は図4に示した記録テープパ
ターンを実現するときの第2フィールドの信号の処理を
示したタイミングチャートである。テープパターンと同
じようにチャンネル1の信号が1H遅れる方向にずれて
いる。
【0035】図11に本発明による記録信号の1ライン
の構成の第1の例を示す。記録信号のサンプリング周波
数を17.199MHzとしたときの例である。記録信
号の1Hは図のようにまず負極性同期信号部分を含む水
平ブランキング期間が130サンプル(7.56μs)
あり、続いて192サンプル(11.16μs)のC信
号、C信号とY信号間のガードとして2サンプル(0.
12μs)、続いて768サンプル(44.65μs)
のY信号の計1092サンプルで構成されている。合計
1092サンプルのデータは63.49μsとなる。こ
の値はNTSC信号の1Hの周期(63.55μs)と
は若干異なる値だが、これはNTSC信号のフィールド
周波数が59.94Hzであるためであり、ハイビジョ
ン信号のフィールド周波数は60Hzなので、ハイビジ
ョン信号を記録する際には回転ドラムの回転数がNTS
C信号を記録するときよりも若干早くなるので、磁気テ
ープ上での物理的な長さは同じになる。
【0036】同期信号発生回路42からは、負極性同期
信号のフロントポーチ部分として24サンプル、負極性
同期信号部分として82サンプル、負極性同期信号のバ
ックポーチ部分として24サンプル、これとC信号とY
信号の間に2サンプルのデータの合計130+2サンプ
ルのデータが出力される。ハイビジョンスタジオ規格の
輝度信号Yの1ラインの有効サンプル数は1920であ
り、本発明ではサンプリング周波数はハイビジョンスタ
ジオ規格の2/5なのでサンプル数も2/5の768と
なる。またハイビジョンスタジオ規格の色差信号PB
R の1ラインの有効サンプル数は960であり、サン
プリング周波数が1/5なのでサンプル数も1/5の1
92サンプルとなる。
【0037】負極性同期信号のパルス幅は82サンプル
で4.77μsとなり、NTSC信号の負極性同期信号
のパルス幅とほぼ同じとなるので、NTSC仕様の同期
分離ICなどがそのまま使用できる。
【0038】図12に示すのが本発明の請求項7に懸か
る記録信号の1ラインの構成を示した図である。記録信
号の1ラインの構成としては第2の例となる。このとき
は負極性同期信号を含む水平ブランキング部分として1
54サンプル(8.95μs)、C信号として188サ
ンプル(10.93μs)、Y/C間のガードとして2
サンプル(0.12μs)、Y信号として748サンプ
ル(43.49μs)の合計1092サンプルで1ライ
ンを構成している。このときも記録信号のサンプリング
周波数は17.199MHzなので負極性同期信号のパ
ルス幅は4.77μsecとなり、NTSC信号の負極
性同期信号のパルス幅とほぼ同じとなるので、NTSC
仕様の同期分離ICなどがそのまま使用できる。
【0039】この1ラインの構成の第2の例は、MUS
E信号をデコード処理したハイビジョン信号を記録する
のに都合のよい構成をしている。MUSE信号はサンプ
リング周波数を16.2MHzとして、同期信号部分が
11サンプル、色差信号Cの部分が94サンプル、色差
信号Cと輝度信号Yのガードが1サンプル、輝度信号Y
が374サンプルの合計480サンプルで1ラインが構
成されている。このMUSE信号をフレーム間補完等の
処理でデコードしてサンプリング周波数を2倍の32.
4MHz、サンプル数を960にした後に、その信号を
11/12に時間伸長すると、サンプル数は変わらず
に、サンプリング周波数は32.4MHz×(11/1
2)=29.7MHzになる。この周波数は本発明のサ
ンプリング周波数と一致する。この信号に、フロントポ
ーチ25サンプル、負極性同期信号部分82サンプル、
バックポーチ25サンプルを加えたのが図12である。
MUSE信号にあった同期信号部分22サンプルは不要
なのでバックポーチ部分の信号と同じレベルの信号に置
き換えてしまってかまわない。
【0040】
【発明の効果】請求項1乃至請求項2に懸かる磁気記録
再生装置は、以上に説明したように、ハイビジョンベー
スバンド信号の輝度信号YをA/D変換するサンプリン
グ周波数が、ハイビジョンスタジオ規格の輝度信号Yの
サンプリング周波数である74.25MHzの2/5で
ある29.7MHzであるので、輝度信号Yの帯域は1
4.85MHz、1Hの有効サンプル数は768とな
る。また、ハイビジョンベースバンド信号の色差信号P
B ,PR をA/D変換するサンプリング周波数が、ハイ
ビジョンスタジオ規格の色差信号のサンプリング周波数
である37.125MHzの1/5である7.425M
Hz(輝度信号Yのサンプリング周波数の1/4)であ
るので、色差信号PB ,PR の帯域は3.7125MH
z、1Hの有効サンプル数は192となり、色差信号を
線順次化した後に輝度信号と時間軸多重すると、そのサ
ンプル数は768+192=960サンプルとなる。こ
れに負極性同期信号などのデータとして132サンプル
を加えて記録信号とすると、記録信号の1Hのサンプル
数は960+192=1092となる。このとき記録信
号のサンプリングクロックを17.199MHz(ハイ
ビジョン信号のフィールド周波数60Hzの286,6
50倍)とすると、記録信号はNTSC信号と類似の信
号とすることができるようになるという効果を奏する。
【0041】請求項1乃至請求項5に懸かる磁気記録再
生装置は、以上に説明したように、時間軸多重したハイ
ビジョンベースバンド信号を2チャンネルに分割し、1
トラックの記録ライン数を262.5Hとしているの
で、磁気テープ上に記録するテープパターンをVHS−
VTRのテープパターンと類似のものにすることが可能
となるという効果を奏する。
【0042】請求項1乃至請求項6に懸かる磁気記録再
生装置は、以上に説明したように、アジマス角と色差信
号が一対一に対応するので特殊再生時の処理が簡単にな
るという効果を奏する。
【0043】請求項6および請求項7に懸かる磁気記録
再生装置は、以上に説明したように、記録信号の1ライ
ンの構成を、MUSE信号をデコード処理したハイビジ
ョン信号を記録するのに都合のよい構成とすることが可
能となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による記録テープパターンの第1の例を
示した図である。
【図2】本発明のドラム上のヘッド配置を示す図であ
る。
【図3】本発明のテープ上の記録パターンを示した図で
ある。
【図4】本発明による記録テープパターンの第2の例を
示した図である。
【図5】本発明の構成の一例を示すブロック図である。
【図6】本発明に係る垂直フィルタ・線順次化回路の構
成の一例を示すブロック図である。
【図7】本発明に係る同期付加・2チャンネル化回路の
構成の一例を示すブロック図である。
【図8】本発明に係る同期付加・2チャンネル化回路の
第1フィールドにおけるタイミングチャート図である。
【図9】本発明に係る同期付加・2チャンネル化回路の
第2フィールドにおける図1に添ったタイミングチャー
ト図である。
【図10】本発明に係る同期付加・2チャンネル化回路
の第2フィールドにおける図4に添ったタイミングチャ
ート図である。
【図11】本発明による記録信号の1ラインの構成を示
す第1の例を示す図である。
【図12】本発明による記録信号の1ラインの構成を示
す第2の例を示す図である。
【符号の説明】
1,2,3,4,5 回転ドラム 6 磁気テープ 7,8,9 A/D変換器 10 Yフレームメモリ 11 垂直フィルタ・線順次化回路 12 Cフレームメモリ 13 同期付加・2チャンネル化回路 14,15 D/A変換器 16,17 エンファシス回路 18,19 FM変調器 20,21 記録アンプ 22,23 再生アンプ 24,25 FM復調器 26,27 ディエンファシス 28,29 A/D変換器 30,31 タイムベースコレクタ 32 1チャンネル化・Y/C分離回路 33 Yフレームメモリ 34 Cフレームメモリ 35 一方補間フィルタ 36,37,38 D/A変換器 39,40 垂直フィルタ 41,43,44 スイッチ 42 同期信号発生回路 45,46 1ラインメモリ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともハイビジョン信号の1フレー
    ム分の映像を記憶することのできる記憶手段と、 ハイビジョン信号を記録再生するための、互いに異なる
    アジマス角を有した近接して配置される2個の磁気ヘッ
    ドから構成される磁気ヘッド対2組を回転ドラム上で略
    180°対向するように配置した回転シリンダと、 ハイビジョンベースバンド信号の輝度信号をA/D変換
    する第1のA/D変換器と、色差信号PB,PRをそれぞ
    れA/D変換する第2、第3のA/D変換器と、 前記第2、第3のA/D変換器でA/D変換されたPB
    及びPRの色差信号を線順次化する線順次化手段と、 前記線順次化手段で線順次化された色差信号と前記第1
    のA/D変換器でA/D変換された輝度信号とを時間軸
    多重する時間軸多重手段とを具備し、 前記時間軸多重手段で時間軸多重した信号を交互に第1
    及び第2のチャンネルに分割し、 上記磁気ヘッド対にて2本のトラックを同時に記録し、
    回転ドラムの1回転による4本のトラックを用いてハイ
    ビジョンベースバンド信号の1フレームの記録再生を行
    うように構成された磁気記録再生装置であって、 前記輝度信号Yを前記第1のA/D変換器でA/D変換
    するサンプリング周波数を29.7MHzとし、前記色
    差信号PB,PRを前記第2、第3のA/D変換器でA/
    D変換するサンプリング周波数を7.425MHzとし
    たことを特徴とした磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 ディジタルデータをアナログ信号に変換
    するD/A変換器を少なくとも2個具備し、 時間軸多
    重された2チャンネルのディジタルデータを、フィール
    ド周波数の286,650×N倍(Nは自然数)のサン
    プリング周波数でそれぞれD/A変換することを特徴と
    した前記請求項1に懸かる磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】 少なくともハイビジョン信号の1フレー
    ム分の映像を記憶することのできる記憶手段と、 ハイビジョン信号を記録再生するための、互いに異なる
    アジマス角を有して近接して配置される磁気ヘッド対か
    らなる第1のアジマス角を有する第1の磁気ヘッドと、
    第2のアジマス角を有する第2の磁気ヘッドと、 磁気ヘッド対からなる、前記第1の磁気ヘッドと回転ド
    ラム上で180°対向するように配置された、第2のア
    ジマス角を有する第3の磁気ヘッドと、前記第2の磁気
    ヘッドと回転ドラム上で180度対向するように配置さ
    れた第1のアジマス角を有し第3の磁気ヘッドと近接し
    て配置される第4の磁気ヘッドと、 ハイビジョン信号の輝度信号YをA/D変換する第1の
    A/D変換器と、 色差信号PB,PRをそれぞれA/D変換する第2、第3
    のA/D変換器と、 前記第2、第3のA/D変換器でA/D変換されたPB
    及びPRの色差信号を線順次化する線順次化手段と、 前記線順次化手段で線順次化された色差信号と前記第1
    のA/D変換器でA/D変換された輝度信号とを時間軸
    多重する時間軸多重手段と、 前記時間軸多重手段で時間軸多重された信号を交互に2
    つのチャンネルに分割するチャンネル分割手段とを具備
    し、 前記磁気ヘッド対にて前記チャンネル分割手段で分割さ
    れた2チャンネルの信号を2本のトラックを形成するよ
    うに同時に記録し、 回転ドラムのはじめの1/2回転では前記第1、第2の
    磁気ヘッドからなる磁気ヘッド対にてハイビジョン信号
    の第1のフィールドのうちの43ラインから558ライ
    ンまでの516ラインの記録を行い、 回転ドラムの次の1/2回転では前記第3、第4の磁気
    ヘッドからなる磁気ヘッド対にてハイビジョン信号の第
    2のフィールドのうちの605ラインから1120ライ
    ンの516ライン記録を行うようにして、 ハイビジョン信号の1フレームの有効ラインの1035
    ラインのうちの1032ラインを4本のトラックに分割
    して、回転ドラムの1回転で記録することを特徴とした
    磁気記録再生装置。
  4. 【請求項4】 少なくともハイビジョン信号の1フレー
    ム分の映像を記憶することのできる記憶手段と、 ハイビジョン信号を記録再生するための、互いに異なる
    アジマス角を有して近接して配置される磁気ヘッド対か
    らなる第1のアジマス角を有する第1の磁気ヘッドと、
    第2のアジマス角を有する第2の磁気ヘッドと、 磁気ヘッド対からなる、前記第1の磁気ヘッドと回転ド
    ラム上で180°対向するように配置された、第2のア
    ジマス角を有する第3の磁気ヘッドと、前記第2の磁気
    ヘッドと回転ドラム上で180度対向するように配置さ
    れた第1のアジマス角を有し第3の磁気ヘッドと近接し
    て配置される第4の磁気ヘッドと、 ハイビジョン信号の輝度信号YをA/D変換する第1の
    A/D変換器と、 色差信号PB,PRをそれぞれA/D変換する第2、第3
    のA/D変換器と、 前記第2、第3のA/D変換器でA/D変換されたPB
    及びPRの色差信号を線順次化する線順次化手段と、 前記線順次化手段で線順次化された色差信号と前記第1
    のA/D変換器でA/D変換された輝度信号とを時間軸
    多重する時間軸多重手段と、 前記時間軸多重手段で時間軸多重された信号を交互に2
    つのチャンネルに分割するチャンネル分割手段とを具備
    し、 前記磁気ヘッド対にて前記チャンネル分割手段で分割さ
    れた2チャンネルの信号を2本のトラックを形成するよ
    うに同時に記録し、 回転ドラムのはじめの1/2回転ではハイビジョン信号
    の第1のフィールドのうちの奇数ラインの信号を第1の
    チャンネルとして前記第1の磁気ヘッドにて記録を行
    い、偶数ラインの信号を第2のチャンネルとして前記第
    2の磁気ヘッドにて記録を行い、 回転ドラムの次の1/2回転ではハイビジョン信号の第
    2のフィールドのうちの偶数ラインの信号を第1のチャ
    ンネルとして前記第3の磁気ヘッドにて記録を行い、奇
    数ラインの信号を第2のチャンネルとして前記第4の磁
    気ヘッドにて記録を行うことを特徴とした磁気記録再生
    装置。
  5. 【請求項5】 1トラックの記録ライン数を262.5
    ラインとしたことを特徴とした、前記請求項1若しくは
    前記請求項2若しくは前記請求項3若しくは前記請求項
    4に記載の磁気記録再生装置。
  6. 【請求項6】 色差信号を線順次化する際に、奇数ライ
    ンはPR信号またはR−Y信号、偶数ラインはPB信号ま
    たはB−Y信号を選択することを特徴とした前記請求項
    1若しくは前記請求項2若しくは前記請求項3若しくは
    前記請求項4に記載の磁気記録再生装置。
  7. 【請求項7】 記録信号の1ラインのうち、輝度信号の
    有効サンプル数を748、色差信号の有効サンプル数を
    188としたことを特徴とした前記請求項1若しくは前
    記請求項2若しくは前記請求項3若しくは前記請求項4
    に記載の磁気記録再生装置。
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