JP2656601B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP2656601B2
JP2656601B2 JP1029774A JP2977489A JP2656601B2 JP 2656601 B2 JP2656601 B2 JP 2656601B2 JP 1029774 A JP1029774 A JP 1029774A JP 2977489 A JP2977489 A JP 2977489A JP 2656601 B2 JP2656601 B2 JP 2656601B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気記録再生装置に係り、特に輝度信号,色
信号のように帯域の異なる信号を時分割多重し、チャン
ネル分割して記録する磁気記録再生装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、例えば特開昭62−252281号公報に記載の映像信
号の記録再生装置のように、フレームメモリを用いて映
像信号を時間圧縮して記録し、再生時は時間伸長を行う
例はあるが、チャンネル分割や、輝度信号や色信号を時
分割で多重する点については何ら考慮されていない。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は、輝度信号と色信号に分けて信号処理
した後、時分割多重し、さらにチャンネル分割して記録
再生する点は何ら考慮されておらず、従来技術では上記
処理を行うには不都合があった。本発明の目的は、輝度
信号と色信号に分けて信号処理した後、時分割多重し、
さらにチャンネル分割して記録再生する磁気記録再生装
置において、上記記録再生信号処理を小規模回路で実現
する回路構成を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は以下のようにして達成される。記録,再生
時とも、各チャンネル毎に2系統のフレームメモリを備
え、適当な切替え回路と上記メモリを組合わせることに
より達成される。
〔作用〕
上記、切替え回路とフレームメモリの組合わせによ
り、記録時は映像信号を各チャンネルに振り分けてチャ
ンネル分割を行うとともに同一メモリ上に輝度信号,色
信号を書込み、読出し時に続けて読出すことにより時分
割多重を実現し、再生時には、時分割多重された形でメ
モリに書込み,読出して切替え回路を用いることでチャ
ンネル合成,輝度信号,色信号を復元するとともに、再
生時にはメモリへの書込みは時間軸誤差を有するクロッ
クで行い、読み出しは安定な、時間軸誤差のないクロッ
クで行うことにより、時間軸誤差の補正も同時に行うこ
ともでき、同一メモリでいろいろな機能を持つことにな
り小規模回路を実現できる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図により説明する。第
1図は、一例として第2図に示すような高精細テレビ信
号(以下、HDTV信号と略す)を記録再生する磁気記録再
生装置の一実施例を示したものであり、第1図におい
て、1,2,3はそれぞれHDTV信号の三原色信号である赤
(R),緑(G),青(B)の入力端子、4はHDTV信号
の複合同期信号の入力端子、10は三原色信号R,G,Bを輝
度信号Yと2つの色信号PB,PRに変換するマトリクス回
路、20は記録系信号処理回路、30,31はFM変調回路、40,
41は記録アンプ、50はシリンダ、51,51′,52,52′は磁
気ヘッド、53は磁気テープ、60,61は再生アンプ、70,71
はFM復調回路、80は再生系信号処理回路、90は輝度信号
Yと2つの色信号PB,PRを三原色信号R,G,Bに変換する逆
マトリクス回路、101,102,103はそれぞれ三原色信号R,
G,Bの出力端子、104はHDTV信号の複合同期信号の出力端
子である。
次に、第1図に示した実施例の動作を説明する。HDVT
信号は、三原色信号R,G,Bの形で入力端子1,2,3にそれぞ
れ供給される。また、HDTV信号の複合同期信号は、入力
端子4より入力される。次にマトリクス回路10により三
原色信号R,G,Bは輝度信号Yと2つの色信号PB,PRに変換
され、記録系信号処理回路20に送られる。記録系信号処
理回路20では、所定のフォーマットに従って記録信号が
生成される。なお、上記フォーマットについては第3
図、記録系信号処理回路20の構成と動作については第4
図,第5図を用いて、後で詳述する。基本的には、入力
信号を時間圧縮あるいは伸長し、同期情報,色信号,輝
度信号を時分割多重し、2チャンネルの記録信号を生成
する。その後、2チャンネルの記録信号はFM変調回路3
0,31によりFM変調され、記録アンプ40,41を介し、磁気
ヘッド51,52(51′,52′)に供給される。磁気ヘッドは
互いに180゜で対向する2組(51と51′,52と52′)の計
4個がシリンダ50に取付けられる。テープヘッド系の広
帯域化を図るために、本実施例ではシリンダ50を、VHS
−VTRの3倍にあたる5,400rpmで回転させてヘッド相対
速度を上げている。磁気テープ53は、シリンダ50に対し
180゜以上巻きつけられており、上記2チャンネルに分
割された記録信号は、各チャンネルごとにそれぞれ磁気
ヘッド50,51(50′,51′)により、順次磁気テープ53に
記録される。上記したように、シリンダ50を5,400rpmで
回転させているため、1フィールドの信号は3回のヘッ
ド走査で、さらに2チャンネル分割のため、テープ上で
は6本のトラックにわたり記録されることになる(2チ
ャンネル分割3セグメント記録)。
次に再生時においては、磁気ヘッド51,52(51′,5
2′)によって再生された2チャンネルの再生信号は、
再生アンプ60,61を介して、FM復調回路70,71に入力さ
れ、FM復調された後再生系信号処理回路80に送られる。
再生系信号処理回路80は、記録時と逆の処理を行い、元
の輝度信号Yと2つの色信号PB,PRを出力する。なお、
上記再生系信号処理回路80の構成と動作は第7図及び第
8図を用いて、後で詳述する。基本的には、再生信号を
時間圧縮、あるいは時間伸長し、記録時に付加した同期
情報を除去し、チャンネル合成するとともに、再生信号
の持つ時間軸誤差を補正して、元信号の形を復元してい
る。それから、輝度信号Yと2つの色信号PB,PRは逆マ
トリクス回路90により、HDTV信号の三原色信号R,G,Bに
変換され、出力端子101,102,103からそれぞれ出力され
る。
次に第3図を用いて、本実施例の記録信号フォーマッ
トの一例を説明する。第2図に示すような広帯域の信号
を記録するために、2チャンネルに分割し、さらに映像
信号の垂直ブランキング期間等の冗長な期間を最小限に
して、チャンネル当りの信号帯域低減を図っている。一
般に輝度信号Yの信号帯域に対し、色信号PB,PRの信号
帯域は狭いため、輝度信号Yは元信号の1水平走査期間
の有効期間τ(第3図(a)のτに示す期間)をτ
1(第3図(c)のτに示す期間、τ>τ
倍に時間伸長し、2つの色信号PB,PRは1ライン毎にPB,
PRが交互に伝送される線順次色信号CLSに変換した後、
有効期間τをτ2(第3図(c)のτに示す期
間、τ<τ)倍に時間圧縮して、上記時間伸長され
た輝度信号Yと、さらに期間τ(第3図(c)のτ
に示す期間)の同期情報Sを時分割多重して、第3図
(c),(d)に示す2チャンネルの記録信号を生成す
る。同期情報Sは、再生時に確実に同期分離できるよう
に、そして時間軸誤差なく再生信号処理ができるように
負極性の同期信号とバースト信号などの時間軸基準信号
から成っている。ここで、輝度信号Yは時間伸長されて
帯域が1/(τ1)に低減され、線順次色信号CLS
時間圧縮により帯域がτ0倍になる。記録信号帯域
は、2つの帯域のうち、より高い方となるため、効率よ
くするためには輝度信号,色信号とも同程度の帯域にな
るようにτ1を定める必要がある。
第4図は、第1図における記録系信号処理回路20の一
構成例を示したものである。第4図において、200,201,
202はそれぞれ輝度信号Yと2つの色信号PB,PRの入力端
子、203は複合同期信号の入力端子、210,211,212,213,2
14は低域通過フィルタ(以下LPFと略す)、220,221,222
はA/D変換器、230,231は垂直方向の帯域を制限する垂直
フィルタ、232は2つの色信号PB,PRを線順次色信号CLS
に変換する線順次変換回路、240,241はシリアル・パラ
レル変換回路、250,251はタイミング調整回路、260〜26
6は切替え回路、270〜273はフレームメモリ、280,281は
パラレル・シリアル変換回路、290,291はD/A変換器、29
2,293はそれぞれ2チャンネルの記録信号の出力端子、3
00はクロック発生回路、310はサーボ制御回路、311はサ
ーボ基準信号の出力端子、320は書込みアドレス生成回
路、330は読出しアドレス生成回路、340は同期情報生成
回路である。また、第5図は第4図の信号回路における
記録信号生成の過程を示す信号波形図である。
以下、上述した記録信号を生成する記録系信号処理回
路20の動作を第4図,第5図を用いて説明する。入力端
子200,201,202からそれぞれ入力された輝度信号Yと2
つの色信号PB,PRは、LPF210,211,212により帯域を制限
される。ここで、一般に輝度信号Yに比べ、色信号PB,P
Rは約1/3〜1/4の帯域であり、それに従ってLPF210とLPF
211,212の制限帯域は異なっている。その後、輝度信号
Yと2つの色信号PB,PRは、それぞれA/D変換器220,221,
222によって、ディジタル信号に変換される。この時、
入力端子203から入力された複合同期信号に同期した、
すなわち映像信号に同期したサンプリングクロックをク
ロック発生回路300より発生し、輝度信号YはクロックS
y、2つの色信号PB,PRはクロックScを用いる。2つの色
信号PB,PRは垂直フィルタ230,231で垂直方向の帯域をそ
れぞれ制限した後、線順次変換回路232により1ライン
毎に交互にPB,PRが伝送される線順次色信号CLSに変換さ
れる。線順次色信号CLSは、タイミング調整回路251で輝
度信号Yとのタイミングを合わせた後、シリアル・パラ
レル変換回路241でパラレル信号に変換される。一方、
輝度信号Yはシリアル・パラレル変換回路240でパラレ
ル信号に変換された後、タイミング調整回路250でタイ
ミング調整を行う。
ここで、タイミング調整について、説明する。先述し
たように輝度信号Yと2つの色信号PB,PRは信号帯域が
異なるため、LPF210とLPF211,212は制限帯域が異なる。
このためLPF210とLPF211,212の遅延時間の違いによる時
間ずれが生じてしまうため、上記タイミング調整回路で
輝度信号と色信号の時間ずれを合わせるのである。タイ
ミング調整回路はシフトレジスタやラインメモリ等のデ
ィジタル遅延回路で構成されている。なお、シリアル・
パラレル変換については、後で詳述する。
以上の処理をうけた輝度信号Yと線順次色信号C
LSは、切替え回路260,261にそれぞれ入力され、1ライ
ン単位で切替えられて第5図(c),(d)に示すよう
な1ライン毎に輝度信号Y,線順次色信号CLSを伝送する
3チャンネルの信号に変換される。ここで、記録系信号
処理回路は各チャンネル毎にフレームメモリを2系統
(フレームメモリ270と271、272と273)を備え、1フレ
ーム毎に書込みと読出しを交互に行う。すなわち、フレ
ームメモリ270,272に書込み中はフレームメモリ271,273
から読出し、次フレームでは、フレームメモリ271,273
に書込み、フレームメモリ270,272から読出すのであ
る。上記2チャンネルの信号は切替え回路262,263によ
り1フレーム単位で適宜切替えられて、フレームメモリ
270,272(又は、フレームメモリ271,273)に伝送され、
それぞれ書込みクロック,書込みアドレスやその他の制
御信号に従い、同一メモリ上に輝度信号Y,線順次色信号
CLSが書込まれる。書込みクロックは、映像信号に同期
したクロックSy,Scを、切替え回路260,261に同期して切
替え(切替え回路266)、第5図(e),(f)に示す
ようなR・WCK・A,Bを生成する。また、書込みアドレス
生成回路320より出力される書込みアドレスに従ってメ
モリ上に書込まれる。
一方、読出し時に色信号と輝度信号を続けて読出すこ
とにより時分割多重を行うことができる。ここで、読出
しクロックR・RCK・A,Bと輝度信号,色信号のサンプリ
ングクロックSy,Scとの関係が により、輝度信号Yは1/(τ0)倍に時間伸長さ
れ、色信号は1/(τ0)倍に時間圧縮される。ま
た、読出しクロックR・RCK・A,Bに同期して、読出しア
ドレス生成回路330より読出しアドレスが生成される。
第6図はフレームメモリ270,272(271,273)に対する
輝度信号Yと線順次色信号CLSの書込み方の一例を示す
メモリマップである。いま、映像信号1水平走査期間の
有効期間τ(第3図(a)に示すτの期間)のサン
プル数を、色信号はnc個(τ・Sc),輝度信号はny
(τ・Sy)とする。メモリには、時分割多重する輝度
信号Yと線順次色信号CLSをメモリ上連続した領域に書
込む。すなわち、CLS信号を書込み開始アドレスA0を与
えて書込んだ場合、時分割多重するY信号は書込み開始
アドレスA0+ncを与えて書込む。読出し時にアドレスA0
からアドレスA0+nc+ny−1まで順に読出すことによっ
て、CLS信号とY信号の時分割多重が実現できる。
ここで、フレームメモリを利用した信号処理を行うこ
とができる。例えば、特開昭61−39915号公報中に述べ
られているようなフィールド内の1ライン単位の並び換
え処理についても、書込みアドレス、又は読出しアドレ
スのコントロールによって簡単に実現することができ
る。
以上のようにして読出された2チャンネルの信号は切
替え回路264,265にそれぞれ入力される。切替え回路26
4,265では、読出しを行うメモリを選択するとともに、
同期情報生成回路340より出力された同期情報Sと読出
しデータを適宜切替え、第5図(i),(j)に示すよ
うな同期情報Sと色信号,輝度信号が時分割多重された
2チャンネルの記録信号を出力する。このようにして生
成された2チャンネルの記録信号は、パラレル・シリア
ル変換回路280,281により、シリアル信号に変換され
る。
ここで、シリアル・パラレル,パラレル・シリアル変
換について説明する。一般に、アナログ信号をディジタ
ル信号に変換する際のサンプリングクロック周波数は、
サンプリング定理により、変換する信号の帯域の2倍以
上にする必要がある。したがって、第2図に示したよう
な広帯域の信号をサンプリングするためには、輝度信号
YのサンプリングクロックSyは数+MHz、色信号は帯域
が1/3〜1/4程度なのでサンプリングクロックScは10〜20
M Hzになる。ディジタル素子の動作速度が、上記クロッ
クレートに対応できる場合は、シリアル・パラレル変換
回路240,241、パラレル・シリアル変換回路280,281は必
要はない。しかし、そうでない場合、相分割して並列処
理する必要がある。その時、最も動作速度の遅い素子に
よって相分割数が決まるが、本システムのように1つの
メモリを用いて処理を行う場合、最も速い信号に合わせ
て相分割しなければならない。フレームメモリに対し
て、輝度信号を、例えば4相分割しなければ書込むこと
ができないとすれば、色信号は、相分割しなくても大丈
夫であっても4相分割して書込まないといけない。しか
し、相分割すれば並列処理するために、回路規模が増え
てしまう。そこで、相分割を、色信号は、A/D変換し
て、垂直フィルタ,線順次変換,タイミング調整してか
ら行うことにより、必要最小限の部分のみ並列処理する
ことになり、回路規模の増大を最小限に抑えることがで
きる。
このようにして得られた2チャンネルの信号は、D/A
変換器290,291によりアナログ信号に変換された後、LPF
213,214によって不要成分を除去されて、出力端子292,2
93よりそれぞれ出力される。また、サーボ制御回路310
は、入力された複合同期信号に同期した、すなわち映像
信号に同期したサーボ基準信号を生成し、出力端子311
より出力して、シリンダ50をサーボ制御する。
次に、再生系信号処理について説明する。再生系信号
処理では、元のHDTV信号に変換するために記録時と逆の
信号処理を行う。すなわち、並び換えをしているならば
元の順に戻し、記録時に付加した同期情報Sを除去し、
輝度信号Yは時間圧縮し、線順次色信号CLSは時間伸長
して、さらにチャンネル合成する。また、再生信号の持
つ時間軸誤差(ジッタ)も補正しなければならない。
第7図は、第1図における再生系信号処理回路80の一
構成例を示したもので、400,401は2チャンネルの再生
信号の入力端子、410,411はLPF、420,421はA/D変換器、
430,431はシリアル・パラレル変換回路、440〜446は切
替え回路、450〜453はフレームメモリ、460,461はタイ
ミング調整回路、470,471はパラレル・シリアル変換回
路、480は色信号の補間回路、490,491,492はD/A変換
器、500,501,502はLPF、510,511,512はそれぞれ輝度信
号Yと2つの色信号PB,PRの出力端子、520,521は同期分
離回路、530,531はクロック発生回路、540は書込みアド
レス生成回路、550は基準クロック発生回路、560はサー
ボ制御回路、561はサーボ基準信号の出力端子、570は読
出しアドレス生成回路、580は同期信号生成回路、581は
複合同期信号の出力端子である。また、第8図は第7図
の信号処理回路における信号処理過程を示す信号波形図
である。
以下、上記再生信号処理を実現する再生系信号処理回
路80の動作を、第7図,第8図を用いて説明する。入力
端子400,401から入力された2チャンネルの再生信号
は、LPF410,411により帯域制限された後、A/D変換器42
0,421および同期分離回路520,521に供給される。同期分
離回路520,521では、記録時に付加した同期情報Sを分
離して、それぞれクロック発生回路530,531に送る。ク
ロック発生回路530,531では、分離された同期情報中の
バースト信号に位相同期したクロック、すなわち再生信
号の持つジッタに同期したクロックを発生し、A/D変換
器420,421および書込みアドレス生成回路540に送る。上
記再生信号の持つジッタに同期したクロックを用いてア
ナログ信号をディジタル信号に変換した後、シリアル・
パラレル変換回路430,431を経て、切替え回路440,441に
入力される。再生系信号処理回路は各チャンネル枚にフ
レームメモリ2系統備えており、1フレーム毎に交互に
書込み,読出しを行う。切替え回路440,441により書込
みを行うメモリを選択されて、書込みアドレス、また前
述の再生信号の持つジッタに同期したクロックP・WCK
・A,B(第8図(c),(d))に従って、データがメ
モリに書込まれる。ここで、フレームメモリ450,451,45
2,453に対し、データを次のように書込む。第6図は、
フレームメモリ450,451,452,453のメモリマップを示
す。再生信号は、輝度信号と色信号が時分割多重された
ままの形で、同期情報部を除いた有効映像部分のみがメ
モリに書込まれる。書込み開始アドレスは、必ず1ライ
ン毎に設定し直す。すなわち、第6図において、書込み
開アドレスA0で1ライン分データを書込んだ後、次のラ
インは書込み開始アドレスA1を設定して書込む。これに
より、再生時のドロップアウト等によるエラー伝播を最
小限に抑えることができる。読出しの際は、例えば書込
みアドレスA0のラインの場合、色信号ならアドレスA0
らアドレスA0+nc−1まで、輝度信号なアドレスA0+nc
からアドレスA0+nc+ny−1まで読出せばよい。また、
上記書込みアドレス生成回路540および読出しアドレス
生成回路570のアドレスコントロールにより、信号の並
び換えが容易に行える。また、読出しの際には、水晶発
振子等の基準クロック発生回路550から、時間軸誤差の
ない安定したクロックを用いることによって、再生信号
の持つジッタを除去するとともに、同期情報Sはメモリ
に書込まないため、同期情報の除去も行うことができ
る。
色信号を読出す際はクロックSc、輝度信号を読出す際
はクロックSyを用いることにより、時間圧縮,伸長を行
い、元の時間軸に戻すことができる。ここで、第8図
(g),(h)のように、各チャンネルとも線順次色信
号,輝度信号を1ライン毎に交互に、さらにチャンネル
間でも1ラインの位相差を持たせて読出すことにより、
切替え回路444,445を1ライン毎に切替えるだけで、チ
ャンネル合成した1チャンネルの輝度信号Y(第8図
(j)),線順次色信号CLS(第8図(i))を得るこ
とができる。従って読出しクロックP・RCK・A,Bも、基
準クロック発生回路より出力されるクロックSc,Syを切
替え回路446に入力して1ライン毎に交互にクロックSc,
Syが出力される読出クロック(第8図(e),(f))
を生成している。
以上のようにして読出された輝度信号Yは、サンプリ
ングクロックレートが高いので相分割されたままタイミ
ング調整回路460でタイミング調整した後、パラレル・
シリアル変換回路490によりシリアル信号に変換され
る。一方、色信号は輝度信号程サンプリングクロックレ
ートが高くないので、先ずパラレル・シリアル変換回路
481でシリアル信号に変換した後、必要な信号処理が行
われる。したがって、タイミング調整回路461,補間回路
480は、それぞれ1系統分だけで済み、相分割数分必要
としないため、回路規模の増大を防ぐことができる。な
お、前述したようにディジタル素子が十分速い場合は、
シリアル・パラレル変換回路430,431、パラレル・シリ
アル変換回路470,471は必要ではない。
タイミング調整回路460,461は、主にLPF500とLPF501,
502の制限帯域の違いによる遅延時間の差を補正するも
ので、遅延時間差による色ずれを防ぐことができる。こ
のタイミング調整回路はシフトレジスタやラインメモリ
等のディジタル遅延素子で構成される。
線順次色信号CLSは、記録時に線順次処理をうけてい
るため、補間回路480で必要な補間処理を施して、2つ
の色信号PB,PRを復元する。
以上述べたようにして得られた輝度信号Yと2つの色
信号PB,PRはD/A変換器490,491,492によってそれぞれア
ナログ信号に変換された後、LPF500,501,502によって不
要成分を除去され、出力端子510,511,512より出力され
る。また、同期信号生成回路580より複合同期信号を発
生し、出力端子581より出力される。また、再生時のサ
ーボ制御は、サーボ制御回路560で行われ、サーボ基準
信号が出力端子561より出力され、シリンダ50が制御さ
れる。
以上のようにして、適当な切替え回路とフレームメモ
リを組合わせ、制御することにより、同一のメモリを用
いて再生信号の時間軸誤差の除去,同期情報,輝度信
号,色信号の分離,信号の時間伸長,圧縮,信号の並び
換えを行うことが可能となる。
なお、本実施例では記録系と再生系で別個のフレーム
メモリを持っていたが、必要なメモリ容量は同じである
ためこれを共用することも可能である。
また、本実施例では2チャンネル分割3セグメント記
録について述べたが、一般にNチャンネル分割(Nは2
以上の整数)Mセグメント(Mは1以上の整数)記録に
対しても上記と同様にして適用することができる。
本システムは、フレームメモリを備えているため、VT
Rの特殊再生、例えば画面のフリーズも、メモリへの書
込みを止めて、読出すだけにすれば簡単に実現できると
いう利点もある。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、各チャンネル毎
に2系統のフレームメモリと、切替え回路を組み合わせ
ることによって、チャンネル分割,合成,輝度信号と色
信号の時分割多重,分離,フレーム(フィールド)単位
の並び換え,再生系ではさらに再生信号の持つ時間軸誤
差の補正など多くの機能をメモリシステムに持たせるこ
とができ、信号処理回路の小規模化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図は
高精細テレビ方式を説明する図、第3図は記録信号フォ
ーマットを説明する図、第4図は記録系信号処理回路の
一構成例を示すブロック図、第5図及び第8図は第1図
の実施例の動作を説明する図、第6図はメモリへの書込
み例を示すメモリマップを示す図、第7図は再生系信号
処理回路の一構成例を示すブロック図である。 1,2,3,4……入力端子、 101,102,103,104……出力端子、 20……記録系信号処理回路、 80……再生系信号処理回路、 220,221,222,420,421……A/D変換器、 290,291,490,491,492……D/A変換器、 260,261,262,263,264,265,266,440…446……切替え回
路、 270,271,272,273,450,451,452,453……フレームメモ
リ、 300,530,531……クロック発生回路、 550……基準クロック発生回路、 320,540……書込みアドレス生成回路、 330,570……読出しアドレス生成回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 濱口 昌和 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所家電研究所内 (56)参考文献 特開 昭62−239698(JP,A) 特開 昭62−252281(JP,A)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像信号の輝度信号と色信号を時分割で多
    重し、回転ヘッドにより1フィールドの信号をN個(N
    は2以上の整数)のチャンネルとM個(Mは正の整数)
    のセグメントに分割し、それぞれ異なる記録トラックに
    記録する磁気記録再生装置において、 入力映像信号に同期した所定のクロックを発生する第1
    のクロック発生回路(300)と、 上記輝度信号を上記第1のクロック発生回路(300)か
    ら発生する所定周波数の第1のサンプリングクロックで
    ディジタル信号に変換するA/D変換器(220)と、 上記色信号を上記第1のクロック発生回路(300)から
    発生する所定周波数の第2のサンプリングクロックでデ
    ィジタル信号に変換するA/D変換器(221,222)と、 任意の単位で切替えを行うことのできる切替え回路(26
    0,261,262,263,264,265,266)と、 各チャンネル毎の2系統のフレームメモリ(270,271,27
    2,273)と、 上記第1のクロック発生回路(300)から発生される第
    1と第2のサンプリングクロックに同期した書込みアド
    レスを生成する回路(320)と、 上記第1のクロック発生回路(300)から発生される所
    定周波数の第3のクロックに同期した読出しアドレスを
    生成する回路(330)と、 上記第3のクロックにより、ディジタル信号をアナログ
    信号に変換するD/A変換器(290,291)と、 を有し、 同一のフレームメモリ(270,271,272,273)に、上記輝
    度信号と色信号とを、輝度信号は上記第1のサンプリン
    グクロックに同期して、また、色信号は上記第2のサン
    プリングクロックに同期して、書込み、上記第3のクロ
    ックに同期して輝度信号と、色信号を所定のフォーマッ
    トに従い連続して読出すことにより上記輝度信号と色信
    号を時分割多重し、書込みと読出しのアドレスコントロ
    ールによって所定のフォーマットに従った並び換えを施
    して、記録するように構成したことを特徴とする磁気記
    録再生装置。
  2. 【請求項2】上記各チャンネル毎のフレームメモリ(27
    0,271,272,273)は、 時分割多重する色信号と輝度信号とが、同一メモリ上の
    連続する領域に書込まれ、上記色信号と上記輝度信号と
    が、連続して読出される構成である請求項1に記載の磁
    気記録再生装置。
  3. 【請求項3】上記各チャンネル毎のフレームメモリ(27
    0,271,272,273)は、 切替え回路(260,261)が1ライン単位で切替えられ、
    輝度信号と色信号とが1ライン毎に交互になった信号
    が、書込まれる構成を備えている請求項1に記載の磁気
    記録再生装置。
  4. 【請求項4】各チャンネル毎に、再生信号から同期情報
    を分離する回路(520,521)と、 各チャンネル毎に、上記同期情報を分離する回路(520,
    521)から出力される同期情報に同期した第3のクロッ
    クを発生する回路(530,531)と、 上記各チャンネル毎のクロック発生回路(530,531)か
    ら出力される第3のクロックでサンプリングを行うA/D
    変換器(420,421)と、 任意の単位で切替えを行える切替え回路(440,441,442,
    443,444,445,446)と、 各チャンネル毎に2系統のフレームメモリ(450,451,45
    2,453)と、 上記各チャンネル毎のクロック発生回路(530,531)か
    ら出力される第3のクロックに同期した書込みアドレス
    を生成する回路(540)と、 時間軸誤差のない安定した第1と第2のサンプリングク
    ロックを出力する基準クロック発生回路(550)と、 上記基準クロック発生回路(550)から出力される第1
    と第2のサンプリングクロックに同期して読出しアドレ
    スを生成する回路(570)と、上記第1のサンプリング
    クロックによりディジタル信号をアナログ信号に変換す
    る第1のD/A変換器(490)と、 上記第2のサンプリングクロックによりディジタル信号
    をアナログ信号に変換する第2のD/A変換器(491,492)
    と、 を有し、 再生信号は、輝度信号と色信号とが、時分割多重された
    形で、再生信号と同じ時間軸誤差を持つ第3のクロック
    に同期してフレームメモリ(450,451,452,453)に書込
    まれ、また、読出される時は、時間軸誤差のない安定な
    第1と第2のサンプリングクロックを用いて時間軸誤差
    を補正するとともに、上記輝度信号と上記色信号を元の
    時間長に戻し、さらに書込みと読出しのアドレスコント
    ロールによって記録時と逆の並び換えを行って原信号を
    復元する、構成を備えて成る請求項1に記載の磁気記録
    再生装置。
  5. 【請求項5】上記フレームメモリ(450,451,452,453)
    の書込みアドレスを生成する回路(540)は、 再生信号の1ライン毎に書込み開始アドレスが必ず設定
    され、色信号と輝度信号とが時分割多重されたままメモ
    リに書込まれる構成である請求項4に記載の磁気記録再
    生装置。
  6. 【請求項6】上記読出しアドレスを生成する回路(57
    0)は、 輝度信号が上記第1のクロックで読み出され、また、色
    信号が上記第2のクロックで読み出され、原信号の1ラ
    イン毎に交互に上記輝度信号と上記色信号とが表れるよ
    うにされるとともに、さらに、チャンネル間で1ライン
    の位相差を持つようにされ、切替え回路(444,445)を
    1ライン毎に切替えて、1チャンネルの輝度信号と色信
    号とが得られるようにされた構成を備えている請求項4
    に記載の磁気記録再生装置。
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