JPH06253004A

JPH06253004A - コードレス留守番電話装置

Info

Publication number: JPH06253004A
Application number: JP5040832A
Authority: JP
Inventors: Akio Yamanaka; 章生山中
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1993-03-02
Filing date: 1993-03-02
Publication date: 1994-09-09

Abstract

(57)【要約】【目的】特定発呼者の電話番号が認識された場合には
鳴動モードに移ることなく、勧誘やいたずらの電話に対
して撃退のメッセージを送出することを目的とする。【構成】着信時に発呼者の電話番号である発呼者番号
を発着呼番号メモリ５に記憶するとともに、比較器８で
受信番号登録メモリ７に登録されている登録番号との比
較を行う。そして、番号が一致する場合は着信鳴動部１
０を動作させることなく、応答メッセージメモリ９が動
作する。これにより、勧誘やいたずらの電話を着呼者が
応答することなく直接留守番機能で応対するように設定
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、第三者による勧誘、い
たずらを目的とする電話の対策を講じるコードレス留守
番電話機に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来のコードレス留守番電話装置では、
いたずら電話に対抗するため、着呼者がオフフックして
から、撃退ボタン等を押して撃退の旨のメッセージを送
出するように構成されている。そして、いたずら電話を
回避するために、発呼者が電話番号に暗証番号を付加し
て電話をかけたときに限り、特別の着信音で着呼者に知
らせることによって、不必要な電話に出ないで済む方法
である、いわゆる選択着信機能が採用されている。

【０００３】また、例えば、深夜に電話をかける場合、
特定の相手からの電話であろうと判っていても、すべて
の電話機が着信して着信リンガが鳴ってしまうので、他
の人にとってはなはだ迷惑となる場合があった。そこ
で、発呼者が予め決められた回数だけ呼び出した後、一
度電話を切って、所定時間内に再度呼び出すと、選択着
信モードになり、その後、発呼者が子機等の番号を入力
すれば、指定された子機のみが呼び出されるように構成
した。したがって、他の人の迷惑になることなく、しか
も他の人に聞かれずに電話ができるので、プライベート
な会話をする場合は大変便利である。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
コードレス電話装置では、前述したようないたずら電話
の撃退方法ではいたずら電話とそうでない電話との判断
ができず、しつこくかかってくるいたずら電話に一旦は
出なければならなかった。そして、従来の選択着信機能
を使用する方法では、発呼者側で本来の電話番号の他に
暗証番号を入力するという特別の操作を必要とし、発呼
者にとって負担であった。

【０００５】また、前述したような指定された子機のみ
呼び出すという方法では、発呼者が一度電話を切るとい
う作業や、子機番号を指定するという特別の手間がかか
るという欠点があった。

【０００６】本発明は、以上の上記問題を解決するため
に、発呼者が特別の操作をしなくても、着呼者側の電話
機でいたずら電話のみを判別し、その撃退対策を講じる
とともに、自動的に指定された電話機のみを呼び出すこ
とのできるコードレス留守番電話装置を提供することを
目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、登録番号を記憶する第１のメモリと、発呼
者から送られてきた発呼者番号を記憶する第２のメモリ
と、前記第１のメモリに記憶された登録番号と前記第２
のメモリに記憶された発呼者番号とを比較する第１の比
較手段と、前記第１の比較手段が前記登録番号及び発呼
者番号の一致を検出した場合にメッセージを送出する送
出手段とを備えたことを特徴とする。

【０００８】

【作用】従って本発明によれば、通話時もしくは通話後
に、一度、発呼者の電話番号を登録しておけば、勧誘や
いたずら電話を着信鳴動を停止したままコードレス留守
番電話装置が応対する様に設定できる。

【０００９】また、勧誘やいたずら電話の電話番号を通
話時もしくは通話後に自動的に登録されるので、設定番
号を間違えることなく、かつ簡単な操作で行える。

【００１０】さらに、深夜などの時刻の間は、予め登録
されている電話番号（情報）を受信した場合、指定され
ている電話機だけを呼び出す様に設定することができ
る。

【００１１】

【実施例】図１は本発明のコードレス留守番電話装置の
親機について、以下に述べる第１〜第４実施例に共通の
構成を示したブロック図である。図１において、１はＩ
ＳＤＮ網（総合サービスディジタル網）、２はＩＳＤＮ
網１からの着信信号を受信する回線制御部、３は着信信
号の内容を判別する発呼者番号認識部、４は発呼者番号
認識部３から送出された識別信号を入力して所望の動作
を行うと共に親機全体の制御をつかさどる主制御部、５
は着信信号を発呼者番号として記憶する発着呼者番号メ
モリ（第２のメモリ）、６は主制御部４により発呼者電
話番号を表示する表示部、７は着呼者が予め受信の許可
をしたい電話番号を登録する受信番号登録メモリ（第１
のメモリ）、８は発着呼者番号メモリ５に記憶された発
呼者番号と受信番号登録メモリ７で登録された登録番号
を比較する比較器、９は比較器８で電話番号が一致した
場合に動作する応答メッセージメモリ、１０は比較器８
で電話番号が一致しなかった場合に動作する着信鳴動
部、１１はメッセージ等の音声信号を通過させる通話回
路、１２は通話回路１１を介して受信したい発呼者のメ
ッセージを録音する用件録音部、１３は着呼者が受信番
号登録メモリ７等に電話番号を登録するための手段とし
ての操作部、１４は発着呼者番号メモリ５の発呼者番号
を短縮番号として登録する短縮ダイヤル番号メモリ、１
５は電話番号に子機等の番号を付加して登録する直通ダ
イヤルイン番号メモリ（第３のメモリ）、１６は比較器
８で発着呼者番号メモリ５の発呼者番号と直通ダイヤル
イン番号メモリ１５の電話番号が一致した場合に呼び出
したい子機に接続する接続先制御部、１７は時刻を計時
するウオッチ、１８は操作部１３で設定した時刻を記憶
する設定時刻メモリ、１９はウオッチ１７の時刻と設定
時刻メモリ１８の時刻が一致した場合に所定の動作を行
うタイマー制御部である。

【００１２】次に第１の実施例の動作について説明す
る。図２は、いたずら電話等の電話番号を判別する手順
を示したものである。

【００１３】図１および図２において、ＩＳＤＮ網１か
ら着信があると、着信番号が回線制御部２に到来する。
その後、発呼者番号認識部３で着信番号を識別して、識
別信号を主制御部４に送出する。着信時に発呼者から送
られてきた電話番号は、発着呼者番号メモリ５に発呼者
番号として記憶され、表示部６に表示される（ステップ
１）。

【００１４】一度、発着呼者番号メモリ５に記憶された
発呼者番号と受信番号登録メモリ７に記憶されている登
録番号を比較器８で照合し（ステップ２）、電話番号が
一致した場合は、主制御部４は着信鳴動部１０を起動さ
せずに直接応答メッセージメモリ９を動作させ、発呼者
に応じて勧誘やいたずら電話の拒否あるいは不在である
旨等の応答メッセージを通話回路１１を介して伝送し
（ステップ３）、用件録音部１２を起動し、発呼者のメ
ッセージが録音される（ステップ４）。電話番号が一致
しなかった場合には、通常の電話機の動作を行い、主制
御部４が着信鳴動部１０に着信リンガを発生させる（ス
テップ５）。

【００１５】これにより、勧誘やいたずらの電話を着呼
者が応答することなく直接留守番電話が応対するように
設定することができる。なお、上記実施例では表示部６
に発呼者の電話番号のみ表示させるようにしたが、これ
と併せて発呼者氏名等を表示させてもかまわない。

【００１６】次に第２の実施例の動作について説明す
る。図３は、いたずら電話等の電話番号を登録する手順
を示したものである。

【００１７】図１および図３において、勧誘やいたずら
電話を防止するための受信番号登録メモリ７への書き込
みは、操作部１３で電話番号を登録する一般的な方法が
ある。

【００１８】本実施例では、同図において、発着呼者番
号メモリ５に発呼者電話番号を記憶（ステップ１）後、
その書き込まれている発呼者電話番号を操作部１３で受
信者番号登録キーを押し（ステップ６）、その発呼者電
話番号を受信者番号登録メモリ７に書き込む（ステップ
７）。また、発着呼者番号メモリ５の発呼者番号は、次
に発着呼を行うまで保持されるので、通話中もしくは通
話後でも登録操作が可能である。

【００１９】図４は、上記発呼者番号を短縮登録する手
順を示したものである。図１および図４において、発呼
者から送られてきた発呼者番号を発着呼者番号メモリ５
に記憶する(ステップ１）。短縮ダイヤル番号メモリ１
４への書き込みは通常の電話番号登録の場合と同様で、
発着呼者番号メモリ５の発呼者番号を操作部１３の短縮
ダイヤル登録キーを押し（ステップ８）、短縮ダイヤル
番号を設定して（ステップ９）、短縮ダイヤル番号メモ
リ１４への書き込みを行う（ステップ１０）。

【００２０】従って、発着呼者番号メモリ５が発呼者番
号を記憶することにより、わざわざ操作部１３で電話番
号を入力して短縮ダイヤル番号を設定することなく、通
話中もしくは通話終了後に自動的に短縮ダイヤル番号メ
モリに記憶することができる。

【００２１】次に第３の実施例の動作について説明す
る。図５は、特定の子機のみを呼び出す手順を示したも
のである。

【００２２】図１および図５において、発呼者番号を発
着呼者番号メモリ５に記憶し（ステップ１）、発着呼者
番号メモリ５と直通ダイヤルイン番号メモリ１５との電
話番号をそれぞれ比較器８で照合し（ステップ１１）、
一致した場合は、接続先制御部１６でいずれの電話機を
呼び出すかの制御を行い（ステップ１２）、主制御部４
を介して着信鳴動動作を行う（ステップ１３）。電話機
子機を呼び出す場合は、無線制御部（図示せず）を介し
て、子機に着呼メッセージを送る。番号が一致しなかっ
た場合は、通常の一斉呼び出しを行う（ステップ１
４）。

【００２３】図６は、上記直通ダイヤルインを行うため
に、子機等の番号を登録する手順を示したものである。
図１および図６において、発呼者番号を発着呼者番号メ
モリ５に記憶し（ステップ１）、操作部１３で直通番号
登録キーを押し（ステップ１５）、発着呼番号メモリ５
の電話番号を直通ダイヤル番号メモリ１５に書き込み
（ステップ１６）、接続先の電話機の番号を入力すると
登録される（ステップ１７）。

【００２４】従って、直接ダイヤルインできる電話番号
をあらかじめ設定しておくと、自動的に設定した電話機
だけを呼び出すことができる。

【００２５】次に第４の実施例の動作について説明す
る。図７は、第３の実施例の動作について夜間の間だけ
動作させるように設定する手順を示したものである。

【００２６】図１および図７において、発呼者番号を発
着呼者番号メモリ５に記憶し（ステップ１）、操作部１
３で設定された時刻が設定時刻メモリ１８に記憶され
（ステップ１８）、ウオッチ１７と時刻の照合を行い
（ステップ１９）設定時刻と一致した場合、タイマー制
御部１９で直通ダイヤルイン機能のオン／オフを制御す
る（ステップ２０）。

【００２７】これにより、着呼者は必要に応じて直通ダ
イヤルインを実行できるので、利便性が高い。

【００２８】

【発明の効果】本発明は上記実施例より明らかなよう
に、発呼者からの電話番号である発呼者番号を１つのメ
モリに記憶しておき、特定の発呼者の番号であればそれ
を他のメモリに登録することで、特定の発呼者を正確か
つ簡単な操作で認識できる。また、特定発呼者を認識し
て、いたずら電話対策や直通ダイヤルイン機能の鳴動動
作を制御したまま行うことができるという効果を有す
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例におけるコードレス留守番電
話機の親機のブロック図

【図２】本発明の第１の実施例におけるいたずら電話等
の電話番号を判別する手順を示すフローチャート

【図３】本発明の第２の実施例におけるいたずら電話等
の電話番号を登録する手順を示すフローチャート

【図４】本発明の第２の実施例におけるいたずら電話等
の電話番号を短縮登録する手順を示すフローチャート

【図５】本発明の第３の実施例における特定の子機のみ
を呼び出す手順を示すフローチャート

【図６】本発明の第３の実施例における直通ダイヤルイ
ンする際に子機等の番号を登録する手順を示すフローチ
ャート

【図７】本発明の第３の実施例の動作について夜間の間
だけ動作させるように設定する手順を示すフローチャー
ト

【符号の説明】

３発着呼者番号認識部４主制御部５発着呼者番号メモリ（第２のメモリ）６表示部７受信番号登録メモリ（第１のメモリ）８比較器９応答メッセージメモリ１０着信鳴動部１５直通ダイヤルイン番号メモリ（第３のメモリ）１６接続先制御部１９タイマー制御部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】登録番号を記憶する第１のメモリと、発
呼者から送られてきた発呼者番号を記憶する第２のメモ
リと、前記第１のメモリに記憶された登録番号と前記第
２のメモリに記憶された発呼者番号とを比較する第１の
比較手段と、前記第１の比較手段が前記登録番号及び発
呼者番号の一致を検出した場合にメッセージを送出する
送出手段とを備えたことを特徴とするコードレス留守番
電話装置。
【請求項２】前記発呼者から送られてきた発呼者番号
を表示する表示手段と、表示された発呼者番号を前記第
２のメモリから第１のメモリに移しかえることを特徴と
する請求項１記載のコードレス留守番電話装置。
【請求項３】特定の電話番号に指定する電話機の番号
を付加した番号情報を記憶する第３のメモリと、前記第
３のメモリに記憶された番号情報の電話番号と前記第２
のメモリに記憶された発呼者番号とを比較する第２の比
較手段と、前記第２の比較手段が前記番号情報の電話番
号及び発呼者番号の一致を検出した場合に、指定された
電話機を着信鳴動させる着信鳴動手段とを備えたことを
特徴とする請求項１記載のコードレス留守番電話装置。
【請求項４】所定の期間のみ前記第２の比較手段を作
動させる手段を設けたことを特徴とする請求項３記載の
コードレス留守番電話装置。