JP2001177604A - 電話機 - Google Patents

電話機

Info

Publication number
JP2001177604A
JP2001177604A JP36148699A JP36148699A JP2001177604A JP 2001177604 A JP2001177604 A JP 2001177604A JP 36148699 A JP36148699 A JP 36148699A JP 36148699 A JP36148699 A JP 36148699A JP 2001177604 A JP2001177604 A JP 2001177604A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
telephone
caller
call
ringing
telephone number
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP36148699A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Fukuju
武 福寿
Katsushi Miyawaki
勝志 宮脇
Shigeru Endo
滋 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP36148699A priority Critical patent/JP2001177604A/ja
Publication of JP2001177604A publication Critical patent/JP2001177604A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Telephone Function (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 発信者電話番号に対応して親機あるいは子機
の通話頻度を登録し、次に着信があったとき、発信者電
話番号に対応する最多通話頻度の親機あるいは子機のみ
を鳴動させる。 【解決手段】 電話回線1回線に、親機1と複数の子機
2、3、4が接続される。モデム8は、着信があると発
信者電話番号を受信する。CPU5は、発信者電話番号
が登録されているか判断する。子機インタフェース9
は、登録されていることを判断すると、発信者電話番号
に対応して、最多通話頻度の電話機を鳴動する。メイン
メモリ6は、通話が終了したら、通話頻度テーブルに通
話時間を記憶し(S25)、最多通話頻度の電話機の識
別番号を鳴動電話機テーブルに記憶する(S27)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話機に係り、特
に、電話回線1回線に複数の電話機が接続された構成に
おいて、発信者電話番号通知サービスを利用して、発信
者電話番号に対応して特定の電話機のみを着信表示する
ようにした電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、発信者電話番号通知サービスと呼
ばれるものが普及している。このサービスは、電話機の
受話器を取る前に、親機の電話機に備わっている液晶な
どの表示装置に相手の電話番号が表示されるというもの
であり、発信者の電話番号の情報は、電話局の交換機か
ら、最初の呼出信号の入力前に電話回線を通して、モデ
ム信号で送信される。この場合、親機の電話機に複数の
子機が接続されている電話システムにおいては、発信者
の電話番号に関係なく、全ての子機の呼出音を鳴動させ
ていた。
【0003】また、従来(特願平11-168529号参照)、
発信者の電話番号の情報に応じて、親機および任意の子
機のうちいずれかを選択して呼出音を鳴動させることが
できるものがある。この従来技術では、発信者電話番号
に対応して呼出音を鳴動させる電話機の登録、変更、削
除などのためには、使用者が操作部の所定のキー操作を
行う必要性があった。また、選択された親機あるいは子
機の鳴動に応答がなかった場合、発信者に対して、不在
の旨の応答メッセージを流すが、その他の電話機を鳴動
させることはなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、親機に
複数の子機が接続された電話システムにおいては、着信
時、親機と複数接続された全ての子機の呼出音が鳴動す
るため、一般家庭において、例えば、親機が両親の部
屋、子機が子供の部屋という設置場所のとき、子供への
電話であるにもかかわらず、親機にも呼出音が鳴動さ
れ、また、プライバシーの確保ができないということが
あった。また、従来技術(特願平11-168529号参照)に
おいては、発信者番号に応じて呼出しをする電話機を選
択することができるシステムがあるが、発信者電話番号
に対応して、呼出音を鳴動させる電話機を登録するに
は、あらかじめ、使用者がキー操作により登録が必要で
あるため、操作方法がわからない、面倒である、複雑で
あるなど不都合な点があった。また、子供宛への電話の
着信があったときに、子供が両親の部屋にいるなど自分
以外の部屋にいた場合、子供の部屋の子機のみに呼出音
の鳴動すると、子供は着信があったことに気がつかない
ことがあった。
【0005】本発明は、以上の点に鑑み、発信者の電話
番号に対応して、通話頻度に基づいて電話機を親機が記
憶して、着信時、親機が発信者電話番号を受信したと
き、発信者電話番号に対応する最多頻度又は比較的多い
頻度の親機あるいは子機を鳴動させことを目的とする。
例えば、本発明は、一般家庭において親機あるいは子機
が異なる部屋に設置されているような電話システムにお
いて、発信者電話番号に対応して鳴動する電話機を選択
することができるようにし、自分宛の電話を他の家族に
取られないようにし、プライバシーを守ることを目的と
する。
【0006】また、本発明は、親機は発信者電話番号を
識別し、発信者電話番号に対応して親機あるいは子機の
通話頻度を親機が自動的に登録することにより、鳴動す
る電話機を使用者が手入力で登録する手間を省くことを
目的とする。さらに、本発明は、鳴動してから一定時
間、応答がないとき、子機の鳴動を停止し、親機のみあ
るいは全て又は複数の電話機を鳴動させること、あるい
は、ランプを点灯させる等の可視表示や、他の音色・音
量で可視表示させることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の解決手段による
と、電話回線から発信者電話番号の情報を受信する受信
器と、他の電話機が接続され、自電話機又は他の電話機
を識別番号に基づき鳴動させるインタフェースと、発信
者電話番号に対応して、呼出音を鳴動させる電話機の識
別番号と通話頻度を記憶するメモリと、発信者電話番号
に対応して、通話頻度に基づいて鳴動させる電話機の識
別番号を前記メモリに登録するとともに、着信時に、受
信された発信者電話番号が前記メモリに登録されている
場合、前記メモリから発信者電話番号に対応して鳴動さ
せる電話機の識別番号を読出し、前記インターフェース
を介して該識別番号の電話機を鳴動させるように制御す
る制御部と電話機を提供する。
【0008】本発明の電話機は、特に、親機が電話局の
電話回線に接続され、前記親機に複数の子機を接続する
構成であって、親機においては、電話局から送信される
発信者電話番号の情報を受信するモデムと、発信者電話
番号と鳴動させる親機あるいは子機の識別番号と通話頻
度を対応して記憶するメインメモリを備え、例えば、着
信時に、モデムは発信者電話番号を受信し、制御部は、
その発信者電話番号がメインメモリに登録されているか
判断して、登録されていれば、発信者電話番号に対応し
て鳴動させる親機あるいは子機の識別番号を読出し、子
機インタフェースに、呼出音鳴動指令を送信して該当す
る親機あるいは子機のみを鳴動させる。
【0009】また、発信者電話番号が登録されていない
発信者から着信がある場合、鳴動させる電話機は、全て
の電話機でもよいし、親機だけ鳴動させてもよい。もち
ろん、どの電話機も鳴動させなくてもよい。従って、一
般家庭において、例えば、親機あるいは子機が異なる部
屋に設置されている場合、自分宛の電話を他の家族の人
に出られることがないのでプライバシーを保護すること
ができる。
【0010】また、発信者電話番号に対応して通話した
親機あるいは子機の通話時間と通話回数を登録し、最多
通話頻度の又は通話頻度の比較的多い親機あるいは子機
の識別番号を自動的に登録するため、使用者が操作部の
所定のキー操作で手入力する手間を省くことができる。
もちろん、使用者が操作部の所定のキー操作で手入力に
より、発信者電話番号と鳴動させる親機あるいは子機を
登録することができる構成にしてもよい。
【0011】対象とされる電話機としては、例えば、有
線のアナログ電話機、ディジタル多機能電話機、電話機
能付きのファクシミリ装置、コードレス電話機などが考
えられるが、これらに限定されるものではない。さら
に、交換機等に、本発明の技術思想を適用することもで
きる。発信者電話番号情報としては、例えば、電話局か
ら呼出信号の送信前に発信者の電話番号を8ビットのア
スキー文字でモデム信号により送信されるデータが考え
られるが、データの内容は、電話番号に限らず、名前、
住所など個人が特定できるデータでもよい。また発信者
番号が電話局から送信されるタイミングは、呼出信号の
送信前に限らず、呼出信号と呼出信号の静期間等適宜の
タイミングでもよい。
【0012】メインメモリに登録される内容としては、
発信者電話番号対応の呼出音鳴動電話機識別テーブルと
発信者電話番号対応の通話頻度テーブルが含まれる。発
信者電話番号対応の呼出音鳴動電話機識別テーブルに
は、発信者電話番号に対応して鳴動させる電話機の識別
番号が記憶され、1つの発信者電話番号に対しては1つ
の親機あるいは子機を鳴動させることに限らず、複数の
子機を鳴動させるため、複数の子機の識別番号を登録で
きるような構成にしてもよい。
【0013】発信者電話番号対応の通話頻度テーブルに
は、通話頻度を表すために、一例として、発信者電話番
号に対応して通話した親機あるいは子機の通話回数と通
話時間が登録されると考えられる。また、親機から子
機、子機から子機、あるいは子機から親機へ転送された
ときにでも、転送先の電話機の通話頻度が登録されるよ
うにしなければならない。そして、通話頻度が最多の又
は比較的多い親機あるいは子機の識別番号が発信者電話
番号対応呼出音鳴動電話テーブルへ登録される。従っ
て、使用者は操作部の所定のキー操作によって手入力で
登録する必要がない。
【0014】子機インタフェースとしては、呼出音を鳴
動させる電話機を選択するために、親機と子機の通信が
アナログ信号による通信であるならば、親機あるいは子
機への呼出信号の接続を制御部からの命令により切替え
ることができるスイッチ、リレー等により実現すること
ができる。また、親機と子機の通信がピンポン伝送など
のディジタル通信であるならば、呼出音鳴動指令手段と
しては、ディジタル信号の制御チャネルに、子機の識別
番号の呼出音が鳴動であるか、不鳴動であるかのビット
操作、データ挿入等をすることにより実現することがで
きる。
【0015】また、本発明の電話機は、発信者電話番号
に対する親機あるいは子機の識別番号を記憶する方法と
して、例えば、使用者が操作部の所定のキー操作により
入力する方法、もしくは、発信者電話番号に対する親機
あるいは子機の通話頻度をメインメモリの発信者電話番
号対応の通話頻度テーブルに登録して、最多通話頻度の
親機あるいは子機の識別番号をメインメモリの発信者電
話番号対応の呼出音鳴動電話機識別テーブルに登録する
方法等を採用することにより、使用者はキー操作をする
必要なく識別番号を自動的に親機に記憶することが可能
になる。なお、操作部としては、ダイヤルボタン、キー
ボードなどが考えられるがこれらに限定されるものでは
ない。
【0016】また、本発明の電話機は、発信者電話番号
を識別し、その発信者電話番号に対応する最多(又は、
比較的多い)通話頻度の親機あるいは子機を鳴動させ、
一定時間、応答がないとき、前記親機あるいは子機の鳴
動を停止し、親機のみあるいはすべての電話機を鳴動さ
せる。あるいは順番に鳴動させる。これにより、鳴動し
ている子機の部屋に誰もいないが、他の部屋に誰かがい
る場合、その人が電話に出ることができる。もしくは、
鳴動している子機の部屋の人が別の部屋にいることも考
えられるので、その人が別の部屋で電話に出ることが可
能になる。一定時間、鳴動している電話機の応答がない
とき、その電話機の鳴動を停止して、親機のみを鳴動さ
せる方法がよいと考えるが、その電話機の鳴動を停止さ
せないで親機のみを鳴動させてもよいし、すべての電話
機を鳴動させてもよい。一定時間を計測する手段として
は、ソフトウェアにより、制御部のシステムクロックを
タイマーでカウントする方法により実現できる。
【0017】また、本発明の電話機は、発信者電話番号
を識別し、その発信者電話番号に対応する最多(又は、
比較的多い)通話頻度の親機あるいは子機のみを鳴動さ
せ、それ以外の親機あるいは子機に対しては鳴動させ
ず、ランプを点灯させること等による可視表示により、
鳴動していない電話機の部屋にいる人には、着信がある
が、それは、自分宛の電話でないことがわかる。ランプ
を点灯させる等の可視表示手段としては、例えば、鳴動
させる電話機の呼出信号の周波数と異なる周波数の呼出
信号をランプ点灯させる電話機に送信することにより実
現することができる。
【0018】また、本発明の電話機は、発信者電話番号
を識別し、その発信者電話番号に対応する最多(又は、
比較的多い)通話頻度の親機あるいは子機のみを鳴動さ
せ、それ以外の親機あるいは子機に対しては、他の音色
もしくはメロディーで鳴動させることにより、他の音色
が鳴動している電話機の部屋にいる人には、自分宛の電
話でないことがわかる。他の音色もしくはメロディーで
鳴動させる手段としては、親機と子機には、それぞれ2
種類以上の音色もしくはメロディーを記憶している電話
機用LSIを備えており、鳴動させる電話機の呼出信号
の周波数と異なる周波数の呼出信号を、その電話機に送
信することにより実現することができる。
【0019】さらに、本発明の電話機は、発信者電話番
号に対する親機あるいは子機の通話頻度を記憶する対象
として、着信のときに受信する発信者電話番号に対応し
て親機あるいは子機の頻度を記憶する方法に限らず、発
信のときに親機あるいは子機がダイヤルした電話番号の
通話頻度を記憶し、発信時に親機あるいは子機がダイヤ
ルした電話番号の通話頻度も記憶することにより、次に
着信があったとき、発信と着信、両方の最多(又は、比
較的多い)通話頻度の親機あるいは子機を鳴動させる電
話機であり、発信したダイヤル番号とダイヤルした親機
あるいは子機の識別番号をメインメモリに記憶すること
により実現することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しながら具体的に説明する。図1は、本発明の
一例としてアナログ電話機のブロック構成図を示す。こ
の電話機は、親機1と複数接続された子機2,3,4を
備える。親機1は、CPU(制御部)5、メインメモリ
6、NCU(Network Control Unit)7、モデム8、子
機インタフェース9、通話回路10、送受器11、電話
機用LSI12、操作部13、表示部14、スピーカア
ンプ回路15、スピーカ16を備えている。NCU7
は、電話局と接続する電話回線17と通話回線18との
インターフェースをとる。通話回線18は、NCU7、
モデム(受信器)8、子機インタフェース9、通話回路1
0、送受器11、スピーカアンプ回路15を接続する。
制御バス19は、アドレスバス、データバス、および制
御信号線を含み、CPU5は制御バス19により各ブロ
ックを制御している。
【0021】CPU5は、親機全体の動作を制御する。
メインメモリ6は、各種プログラムや初期設定値などが
記憶されており、発信者電話番号対応の呼出音鳴動電話
機識別テーブル30(後述)と発信者電話番号対応の通
話頻度登録テーブル31(後述)を含む。また、NCU
7は、電話回線17と接続されて回線の制御を行う。例
えば、親機1がアナログ電話機の場合、NCU7は、例
えば、極性反転検出回路、着信検出回路、DP(Dial P
ulse)送出回路、ループ回路を備える。モデム8は、電
話局からモデム信号により送信される発信者電話番号を
受信し、ディジタル信号に変換することができる。この
ディジタル信号は、CPU5によって、8ビットのアス
キー文字に変換することができる。子機インタフェース
9は、子機への呼出信号を送出する為の接続をCPU5
からの命令により切替えることができるリレー、スイッ
チ等を備える。
【0022】通話回路10は、通話回線18を介して送
受器11を使用して通話を行うための回路である。送受
器11は、相手と通話するためのハンドセット等であ
る。電話機用LSI12は、PB(Push Button)信号
や保留音などの各種トーン発生器、呼出音の音源メモ
リ、操作部216、表示部217を制御するLSIであ
る。操作部13は、ダイヤルボタンなどのキースイッチ
群から構成される。鳴動させる電話機の識別番号の登
録、変更および削除などは、使用者が操作部13の所定
のキー操作をすることにより実施することもできる。表
示部14は、液晶などの表示装置に相手の電話番号が表
示されるものである。スピーカアンプ回路15は、スピ
ーカ16へ呼出音を鳴動させるための回路である。
【0023】図2は、本発明にかかわる電話機の着信処
理手順を説明するフローチャートである。この図を参照
しながら、電話機の着信処理手順を説明する。着信があ
ると、親機1は電話局から発ID受信端末起動信号を受
信する(S1)。CPU5は、NCU7のループ回路を
閉じて、通話回線18に直流ループをつくることにより
一次応答信号を返す。その後、モデム8は、電話局から
送信される発信者電話番号を含む信号(モデム信号等)
を受信して、ディジタル信号に変換する。このディジタ
ル信号からCPU5は、発信者電話番号を抽出し、それ
をメインメモリ6の所定の領域に記憶する(S2)。そ
して、CPU5は、NCU7のループ回路を開放して、
通話回線18の直流ループを切断することにより発信者
電話番号の受信が完了したことを知らせる。次に、CP
U5は、ステップS2でメインメモリ6の所定領域に記
憶させた発信者電話番号を読み出し(S3)、その電話
番号がメインメモリ6の発信者電話番号対応鳴動電話機
テーブル30(後述)に登録されているか判断する(S
4)。
【0024】発信者電話番号が登録されていれば(S
4:YES)、CPU5は、発信者の電話番号に対応す
る鳴動電話機の識別番号を読み出し、例えば、識別番号
が4番であれば、子機4を鳴動させる。従って、子機イ
ンタフェース9を制御して、該当する子機4のリレー等
のみを動作させて、その子機4に呼出信号を送信し、子
機4のみを鳴動させる。呼出信号を受信した子機4は、
子機4の着信検出回路によって呼出信号を検出し、子機
4のみが呼出音を鳴動する。また、例えば、発信者電話
番号に対応する識別番号が1番である場合、親機1を鳴
動させるので、親機内部の電話機用LSI12に呼出音
鳴動指令を出すことにより、親機が鳴動する(S5)。
【0025】呼出音を鳴動させたら、CPU5は、呼出
音鳴動タイマーを働かせて呼出音鳴動タイマーのカウン
トを開始する(S6)。その後、発信者が電話を切るか
(S7)、呼出音鳴動タイマーがタイムオーバーになっ
ているか(S8)を監視する。なお、これらステップS
7及びS8は、順序を入れ替えてもよい。呼出音鳴動が
鳴動しているときに、発信者が電話を切った場合(S
7:YES)、呼出音を停止し(S20)、回線切断を
行い(S21)、呼出音鳴動タイマーを停止する(S1
1)。
【0026】使用者が電話機に出れば(S9:YE
S)、呼出音の停止(S10)、呼出音鳴動タイマーの
停止を行い(S11)、通話パスを接続して通話を開始
する(S12)。CPU5は、次に通話頻度登録タイマ
ーを起動し、発信者電話番号に対応付けて、通話時間の
カウントを開始する(S13)。通話中は、通話頻度登
録タイマーにより通話時間を計測する(S14)。CP
U5は、通話が終了しているかどうか常に監視をしてお
り、通話の終了を検出すると(S15:YES)、通話
パスを切断し通話が終了し(S23)、通話頻度登録タ
イマーを停止する(S24)。通話終了の検出方法は、
例えば、通話回線21の直流ループが開放されて電流が
流れていないことで判断できる。そして、CPU5は、
通話頻度登録タイマーによって計測された通話時間をメ
インメモリ6の発信者電話番号対応通話頻度テーブル3
1(後述)に、発信者電話番号と親機あるいは子機との
通話頻度(通話回数・通話時間)として記憶し(S2
5)、最多頻度の鳴動電話機の識別番号を判定し(S2
6)、その識別番号を発信者電話番号対応鳴動電話機テ
ーブル31(後述)に登録し(S27)、着信処理を終
了する。
【0027】また、発信者電話番号に対応する電話機の
みを鳴動させて、使用者が鳴動している電話に出ないた
めに、呼出音鳴動タイマーがタイムオーバーした場合
(S8:YES)、その電話機の呼出音の鳴動を停止し
(S16)、呼出音鳴動タイマーを停止し(S17)、
CPU5は、子機インタフェース9を制御して、一例と
して、全ての電話機の呼出音を鳴動させる(S18)。
もしくは、全ての電話機の呼出音を鳴動させる方法に限
らず、例えば、特定の複数の電話機を鳴動させてもよい
し、親機のみを鳴動させてもよいし、あるいは、子機を
順番に鳴動させてもよい。そして、発信者が電話を切っ
た場合(S19:Yes)、呼出音の停止(S28)、
回線切断(S29)を行い、着信処理を終了する。ま
た、使用者が電話機をオフフックしたとき(S20:Y
ES)、呼出音の停止(S10)、上述したフローチャ
ート(S11〜S27)を実行し、着信処理を終了す
る。
【0028】次に、図3に、発信者電話番号対応鳴動電
話機テーブル30と発信者電話番号対応通話頻度テーブ
ル31の説明図を示す。それぞれのテーブルは、例え
ば、メインメモリ6に記憶されており、データの書込み
と読出しは、CPU5が制御バス19を介して実行す
る。なお、これらテーブルは、メインメモリ6以外の適
宜のメモリに記憶することもできる。図3の発信者電話
番号対応の鳴動電話機30には、発信者電話番号と鳴動
電話機の識別番号が1対1で記憶されている。例えば、
図3によれば、045−871−****からの電話を
着信した場合、鳴動させる電話機の識別番号は2番なの
で、子機2を鳴動させる。また、発信者電話番号対応の
通話頻度テーブル31には、発信者電話番号に対応し
て、複数接続されている電話機の識別番号が割付けられ
ている。それぞれ電話機の識別番号に対応して、発信者
電話番号との通話回数、通話時間が記憶されている。
【0029】CPU5は、発信者電話番号対応通話頻度
テーブル31から、発信者電話番号ごとに、最多通話頻
度の識別番号を判定して、その電話機の識別番号を発信
者電話番号対応鳴動電話機テーブル30に登録する。例
えば、図3によれば、045−871−****の発信
者電話番号と通話時間が最多の電話機識別番号は2番で
あるため、発信者電話番号対応鳴動電話機テーブル30
には、045−871−****の鳴動電話機識別番号
は、2番と記憶する。
【0030】以上のように、最多通話頻度の電話機の識
別番号が自動的に発信者電話番号対応鳴動電話機テーブ
ル30の鳴動電話機識別番号に記憶されて、次にその発
信者から電話がかかってきたとき、最多通話頻度の電話
機を鳴動することができる。また、使用者が操作部13
の所定のキー操作で登録する必要なしに、発信者電話番
号に対応して、鳴動する電話機を選択することができ
る。もちろん、操作部13の所定のキー操作によって、
鳴動させる電話機の登録・更新・抹消することができる
ようにすることも可能である。
【0031】また、発信者電話番号に対応して鳴動させ
る電話機は1台であるのが好ましいと考えるが、もちろ
ん、2台以上の電話機を鳴動させることができるように
してもよい。この場合、発信者電話番号対応鳴動電話機
テーブル30の鳴動電話機識別番号は2つ以上の識別番
号が記憶できるように記憶領域を設けるようにすればよ
い。
【0032】つぎに、図4に、発信者電話番号対応鳴動
電話機テーブル30と発信者電話番号対応通話頻度テー
ブル31の他の説明図を示す。これは、発信者電話番号
対応鳴動電話機テーブル30と発信者電話番号対応通話
頻度テーブル31を1つに合成したものである。図4
は、発信者電話番号ごとに最多通話時間の鳴動電話機に
フラグ(○印)を立てて、フラグが立っている電話機を
鳴動させる。また、上記の説明は、電話局から送信され
た発信者電話番号対応で、鳴動電話機テーブル30と通
話頻度テーブル31に記憶する方法であるが、発信者電
話番号対応だけでなく、使用者がダイヤルした電話番号
の通話頻度も記憶することにより、発信と着信の両方に
関して最多通話頻度の電話機を登録し、次に着信があっ
たとき最多通話頻度の電話機のみを鳴動させることよう
にしてもよい。
【0033】図5に、登録手順のフローチャートを示
す。使用者は受話器をオフフックして(S30)、ダイ
ヤルボタンを押下する(S31)。CPU5は、ダイヤ
ル番号をメインメモリ6に記憶する(S32)。通話が
開始する(S33:YES)と、CPU5は、通話頻度
登録タイマーを起動し(S34)、通話時間を計測する
(S35)。CPU5は、通話中、通話が終了するか監
視をしており、通話が終了すれば(S36:YES)、
通話パスの切断(S37)、通話頻度登録タイマーを停
止する(S38)。そして、先ほど通話時間を計測した
結果を発信者電話番号に対応して、発信者電話番号対応
通話頻度テーブル33(後述)に登録を行い(S3
9)、最多通話頻度の電話機を判定し(S40)、その
鳴動電話機識別番号を発信者電話番号対応鳴動電話機テ
ーブル32(後述)に登録を行う(S41)。
【0034】次に図6に、発信者電話番号対応鳴動電話
機テーブル32と発信者電話番号通話頻度テーブル33
の説明図を示す。図6の発信者電話番号対応鳴動電話機
32には、発信者電話番号と鳴動電話機の識別番号が1
対1で記憶されている。例えば、図6によれば、045
−871−****からの電話を着信した場合、鳴動さ
せる電話機の識別番号は2番なので、子機2を鳴動させ
る。一方、発信者電話番号対応通話頻度テーブル33に
は、発信者電話番号に対応して、複数接続されている電
話機の識別番号が割付けられている。それぞれ電話機の
識別番号に対応して、発信者電話番号との発信回数、着
信回数、発信時の通話時間、着信時の通話時間が記憶さ
れている。
【0035】CPU5は、発信者電話番号対応通話頻度
テーブル33から、発信者電話番号ごとに、発信時と着
信時の合計の最多通話時間の鳴動電話機識別番号を判定
して、その電話機の識別番号を発信者電話番号対応鳴動
電話機テーブル32に登録する。例えば、図6によれ
ば、045−871−****の発信者電話番号と通話
時間が最多の電話機識別番号は2番であるため、発信者
電話番号対応鳴動電話機テーブル32には、045−8
71−****の鳴動電話機識別番号は、2番が記憶さ
れる。
【0036】以上のように、発信時と着信時の最多通話
頻度の電話機識別番号が自動的に発信者電話番号対応鳴
動電話機テーブル32の鳴動電話機識別番号に記憶され
て、次にその発信者から電話がかかってきたとき、最多
通話頻度の電話機を鳴動することができる。以上によ
り、使用者が操作部13の所定のキー操作で登録する必
要なしに、発信者電話番号に対応して、鳴動する電話機
を選択することができる。もちろん、操作部13の所定
のキー操作によって、鳴動させる電話機の登録・更新・
抹消することができるようにすることも可能である。ま
た、発信者電話番号に対応して鳴動させる電話機は1台
であるのが好ましいと考えるが、もちろん、2台以上の
電話機を鳴動させることができるようにしてもよい。こ
の場合、発信者電話番号対応鳴動電話機テーブル32の
鳴動電話機識別番号は2つ以上の識別番号が記憶できる
ように記憶領域を設ければよい。
【0037】本発明においては、最多通話頻度の電話機
を鳴動するだけでなく、比較的多い通話頻度の電話機を
ひとつ又は複数鳴動させるようにしてもよい。この場
合、鳴動電話テーブル30、32の鳴動電話機番号領域
を、ひとつ又は複数設けて、そこに記憶された電話機を
鳴動させる処理を行えばよい。また、通話頻度を計数す
る方法としては、上述の他にも、例えば、以下のような
例がある。 ・通話回数又は通話時間の一方のみを判断指標とするこ
と ・通話回数と通話時間の両方を用いて、重み付けをして
加算した式等の適宜の数式により判断指標とすること 発信回数、着信回数と、発着時及び/又は着信時の通話
時間の両方を用いて、適宜の重み付け、又は、数式によ
り判断指標とすること 登録したもの(登録条件)を最優先とすること 登録したものを大きな重み付けをして通話頻度と演算し
て適宜の判断指標とすること
【0038】
【発明の効果】以上のように、本発明によると、発信者
の電話番号に対応して、通話頻度に基づいて電話機を親
機が記憶して、着信時、親機が発信者電話番号を受信し
たとき、発信者電話番号に対応する最多頻度又は比較的
多い頻度の親機あるいは子機を鳴動させることができ
る。例えば、本発明は、一般家庭において親機あるいは
子機が異なる部屋に設置されているような電話システム
において、発信者電話番号に対応して鳴動する電話機を
選択することができるようにし、自分宛の電話を他の家
族に取られないようにし、プライバシーを守ることがで
きる。
【0039】また、本発明は、親機は発信者電話番号を
識別し、発信者電話番号に対応して親機あるいは子機の
通話頻度を親機が自動的に登録することにより、鳴動す
る電話機を使用者が手入力で登録する手間を省くことが
できる。さらに、本発明は、鳴動してから一定時間、応
答がないとき、子機の鳴動を停止し、親機のみあるいは
全て又は複数の電話機を鳴動させること、あるいは、ラ
ンプを点灯させる等の可視表示や、他の音色・音量で可
視表示させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を説明する電話機の回路ブロッ
ク図。
【図2】本発明にかかわる電話機の着信処理手順を説明
するフローチャート。
【図3】本発明の実施例を説明する鳴動電話機のテーブ
ル図。
【図4】本発明の実施例を説明する鳴動電話機のテーブ
ル図。
【図5】本発明の実施例を説明する、発信時に通話頻度
テーブルの登録手順を説明するフローチャート。
【図6】本発明の実施例を説明する鳴動電話機のテーブ
ル図。
【符号の説明】
1 親機 2、3、4 子機 5 CPU 6 メインメモリ 7 NCU (Network Control Unit) 8 モデム 9 子機インタフェース 10 通話回線 11 送受器 12 電話機用LSI 13 操作部 14 表示部 15 スピーカアンプ回路 16 スピーカ 17 電話回線 18 通話回線 19 制御バス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠藤 滋 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216 株式会 社日立製作所通信システム事業本部内 Fターム(参考) 5K027 AA12 FF03 FF22 FF25 FF29 HH21 HH23 JJ03 JJ07 5K036 AA07 DD33 EE01 JJ02 JJ04 JJ12 JJ15

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電話回線から発信者電話番号の情報を受信
    する受信器と、 他の電話機が接続され、自電話機又は他の電話機を識別
    番号に基づき鳴動させるインタフェースと、 発信者電話番号に対応して、呼出音を鳴動させる電話機
    の識別番号と通話頻度を記憶するメモリと、 発信者電話番号に対応して、通話頻度に基づいて鳴動さ
    せる電話機の識別番号を前記メモリに登録するととも
    に、着信時に、受信された発信者電話番号が前記メモリ
    に登録されている場合、前記メモリから発信者電話番号
    に対応して鳴動させる電話機の識別番号を読出し、前記
    インターフェースを介して該識別番号の電話機を鳴動さ
    せるように制御する制御部と電話機。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の電話機において、発信者
    電話番号を識別し、その発信者電話番号に対応する最多
    通話頻度又は比較的多い通話頻度の電話機を鳴動させ、
    一定時間応答がないとき、前記電話機の鳴動を停止し、
    それ以外の全て又は複数の電話機を鳴動させる、あるい
    は順番に電話機を鳴動させることを特徴とする電話機。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の電話機において、発信者
    電話番号を識別し、その発信者電話番号に対応する最多
    通話頻度又は比較的多い通話頻度の電話機を鳴動させ、
    それ以外の電話機に対しては、可視表示させること、又
    は、他の音色または音量で鳴動させることを特徴とする
    電話機。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかに記載の電話機
    において、発信者電話番号に対する電話機の通話頻度を
    記憶する対象として、発信時に電話機がダイヤルした電
    話番号の通話頻度をさらに記憶することにより、次に着
    信があったとき、発信及び着信、又は、両方の通話頻度
    に基づいて親機あるいは子機を鳴動させることを特徴と
    する電話機。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかに記載の電話機
    において、通話頻度は、通話回数、着信回数、発信回
    数、通話時間、登録条件のいずれか又は複数に基づき求
    められた値であることを特徴とする電話機。
JP36148699A 1999-12-20 1999-12-20 電話機 Pending JP2001177604A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36148699A JP2001177604A (ja) 1999-12-20 1999-12-20 電話機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36148699A JP2001177604A (ja) 1999-12-20 1999-12-20 電話機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001177604A true JP2001177604A (ja) 2001-06-29

Family

ID=18473783

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36148699A Pending JP2001177604A (ja) 1999-12-20 1999-12-20 電話機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001177604A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7929521B2 (en) 2008-03-24 2011-04-19 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha IP telephone device
JP2013247429A (ja) * 2012-05-24 2013-12-09 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 呼び出し子機選択装置及び呼び出し子機選択方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7929521B2 (en) 2008-03-24 2011-04-19 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha IP telephone device
JP2013247429A (ja) * 2012-05-24 2013-12-09 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 呼び出し子機選択装置及び呼び出し子機選択方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5490205A (en) Telephone set for handling a call
JP2001177604A (ja) 電話機
JP3336887B2 (ja) ボタン電話装置
JP2004112253A (ja) マナーモード時着信音鳴動−端末接続サービスシステム及び該システム用携帯端末装置
JP3921983B2 (ja) 電話装置
JP3334529B2 (ja) ボタン電話装置
JPH08228220A (ja) デジタルコードレス電話装置
JP3663823B2 (ja) コードレス電話機
JP2007097092A (ja) 電話装置
JPH07107167A (ja) ボタン電話装置
JP2007096869A (ja) ボタン電話システム
JP3334527B2 (ja) 電話装置
JP2000228694A (ja) コ―ドレス電話システム
JP3334530B2 (ja) ボタン電話装置
JP2000307718A (ja) 電話装置の呼び出し装置及び呼び出し方法
JP3398029B2 (ja) 電話装置
JPH10276283A (ja) 通話料金報知端末
JP3654130B2 (ja) ボタン電話装置
JP3162895B2 (ja) コードレス電話装置
JP3379423B2 (ja) 携帯端末装置
JP2722018B2 (ja) Isdn電話装置
JP2000083085A (ja) 電話装置
JPH06253004A (ja) コードレス留守番電話装置
JP3286590B2 (ja) 電話装置
JP2000092219A (ja) 応答制御装置