JPH06252571A - 基板の支承構造 - Google Patents

基板の支承構造

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JPH06252571A
JPH06252571A JP6274293A JP6274293A JPH06252571A JP H06252571 A JPH06252571 A JP H06252571A JP 6274293 A JP6274293 A JP 6274293A JP 6274293 A JP6274293 A JP 6274293A JP H06252571 A JPH06252571 A JP H06252571A
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JP
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leg
hole
panel
elastic piece
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JP6274293A
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English (en)
Inventor
Masanobu Morioka
政信 森岡
Isao Inoue
勲 井上
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Nifco Inc
Sony Corp
Original Assignee
Nifco Inc
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基板等の設置のためのスペースを減少させ
る。汎用性のある基板の支承構造を提供する。 【構成】 穴21と凸部22とを備えるパネル20と、
基板Pの側端部の収まる溝13bと穴21に装入される
脚12とを備えるクリップ10とから構成される。脚1
2は、脚軸12aと脚軸12aより突き出す一対の弾性
片12b、12bとからなる。穴21に装入された脚1
2を中心とした本体板11の回動によりを弾性片12b
と突部11bとでパネル20を挟持する。突部11b
は、本体板11が回動された際に、パネル20の凸部2
2に当接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、シャーシ等に組み付
けられるプリント基板等の支承構造に関する。より詳細
には、該基板を収める溝を有する支承具と、該支承具の
脚を収め入れる穴を有する基板の取付対象物の構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】基板の組み込まれている電子機器等は現
在コンパクト化される傾向にあり、従ってこうした基板
等を取り付けるために必要とされるスペースをできるだ
け減少させて前記機器のコンパクト化を図る要請があ
る。また一方では、こうした基板等を取り付けるための
クリップ等の支承具を複数種類の機器等に汎用可能なも
のとして、こうした部品の生産、管理等に払われるコス
トをできるだけ低減させる要請がある。
【0003】しかるに、従来のこうした基板等を取付対
象物に組み付けるためのクリップ等の支承具では、該ク
リップと前記取付対象物との接合部分の構造が、こうし
た要請を充分に満たすものとなりえていなかった。図8
ないし図11は、従来のクリップと前記取付対象物との
接合部分の典型例を示したものである。
【0004】図8及び図9に示されるプラスチック製ク
リップ100は、盤部101と、該盤部101の一方面
より突き出される脚102と、該脚102の先端部に設
けられ、かつ前記盤部101の面とほぼ平行な面を持っ
た略長方形状の支持板103とを備えている。前記脚1
02は四周に突き出し部102a,102bを有してお
り、図9に示されるように断面形状をほぼ十字状として
いる。前記支持板103の長手方向に向けられた突き出
し部102aの突き出し寸法は、幅方向に向けられた突
き出し部102bの突き出し寸法に比べて大きいものと
されている。一方、取付対象物であるパネル200には
前記クリップ100の脚102を収め入れることができ
る略長方形状の取付穴201が設けられている。該取付
穴201の寸法は、前記クリップ100の支持板103
の寸法より稍大きいものとされている。従って、このク
リップ100の前記脚102を前記パネル200の取付
穴201に収め入れた後、該脚102を中心として該取
付穴201に対して該クリップ100の支持板103を
回動させることにより、前記盤部101と前記支持板1
03との間でパネル200を挟み込むことができると共
に、前記脚102の突き出し部102aを該取付穴20
0の長手方向に亙る穴内周面に先端部を突き当てさせな
がら押し曲げさせ、該穴内周面と密に接触し合わせるこ
とができる。この結果、クリップ100を前記支持板1
03の回動終了位置で前記取付穴201に対して固定す
ることができる。
【0005】しかし、このクリップ100は前記盤部1
01と前記支持板103との間隔を前記取付穴201に
対する固定にあたって変化させることができないので、
パネル200の肉厚が前記間隔よりも小さい場合、図8
における上下方向に力が加えられると該方向に向けてガ
タついてしまう不都合を有する。従って、このクリップ
100は前記盤部101と前記支持板103との間隔と
ほぼ同じ肉厚を持ったパネル200に支承した基板を取
り付ける場合以外には用い難いものであり、汎用性に欠
けるものであった。
【0006】これに対して、図10及び図11に示され
るプラスチック製クリップ300は、クリップ本体30
1と、該本体301より突き出される脚302と、該脚
302の先端部両側より前記本体301側に向けて傾斜
状に突き出される一対の弾性片303とを備えている。
また該弾性片303は、その先端部に凹面部304を有
している。一方、取付対象物であるパネル400には前
記クリップ300の脚302を収め入れることができる
略長方形状の取付穴401が設けられている。該取付穴
401の寸法は、前記クリップ300の脚302の先端
側の寸法よりも大きく、かつ、前記対をなす両弾性片3
03、303の先端部間の寸法よりも小さいものとされ
ている。従って、このクリップ300の前記脚302を
前記パネル400の取付穴401に収め入れることによ
り、該弾性片303を前記脚302側に撓み込ませるこ
とができ、それと共にこのように撓み込まされた該弾性
片303の先端部に設けられている凹面部304を前記
取付穴401の該脚302の挿入奥側の穴縁近傍の内周
面に、前記撓み込み方向と逆の方向に開きだそうとする
前記弾性片303の弾性復元力により、密に接触し合わ
せることができ、前記クリップ300を前記取付穴40
1に対して固定することができる。このようにこのクリ
ップ300は、前記取付穴401の内周面と前記弾性片
303の前記凹面部304を密に接しさせることにより
該取付穴401に固定されるので、図10に示されるよ
うに該取付穴401が設けられているパネル400の薄
肉の場合には、前記凹面部304の該弾性片303の先
端側に位置する面を前記取付穴401の内周面に接しさ
せ、また、図11に示されるように該取付穴401が設
けられているパネル400が厚肉の場合には、前記凹面
部304の該弾性片303の基部側に位置する面を前記
取付穴401の内周面に接しさせて前記取付穴401に
対してそれぞれ固定可能である。従ってこのクリップ3
00はパネル400の肉厚の変化にある程度対応できる
ものであり、この意味で汎用性を備えるものといえる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このクリップ
300では前記弾性片303に所要の弾性変形特性を与
えるために、該弾性片303の基部から先端部までの寸
法を短くできず、しかも前記取付穴401に前記弾性片
303の先端部をもって係合することから、前記クリッ
プ本体301からの脚302の突き出し寸法を比較的大
きく取らざるを得ない。この結果、前記パネル400の
前記取付穴401に収められた該脚302は、該取付穴
401の挿入奥側の穴縁から前記パネル400外方に向
けて大きく突き出されることになるので、この脚302
の突き出し寸法分のスペースの確保が余儀なくされるこ
とになり、こうした基板等を取り付ける機器のコンパク
ト化に適切な支承構造を構成し難いものであった。
【0008】そこでこの発明はこうした従来のクリップ
100、300の不都合を解消すること、すなわち基板
等を取り付けるために機器内に必要とされるスペースを
できるだけ減少させることができ、また、複数種類の機
器等のパネルに汎用することができる基板の支承具を用
いた基板の支承構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明では前記従来の
クリップ等の基板の支承具が有していた不都合を解消す
るために、基板Pの支承構造を、ほぼ長方形状の穴21
と該穴21の側方に凸部22とを備えるパネル20等の
基板の取付対象物と、一方の側に基板Pの側端部の収ま
る溝13bを有する本体と、該本体に一体に設けられて
いると共に前記取付対象物に設けられている穴21に装
入される脚12とを備える基板Pの支承具とからなる支
承構造とし、さらに前記脚12を脚軸12aと、該脚軸
12aの先端部より前記本体側に向けて傾斜状に突き出
す一対の弾性片12b、12bとからなる構造とすると
共に、該弾性片12bを、前記本体側に頂部12b”を
向けた背中合わせ状の傾斜面12b’、12b’を有す
るものとし、また前記本体には、前記穴21に装入され
た脚12を中心に該本体を該穴21に対して回動させる
ことにより前記取付対象物を前記弾性片12bとの間で
挟持し、かつ、前記弾性片12bが前記取付対象物に密
着する位置と異なる位置で前記取付対象物に密着する一
以上の突部11b・・・11bを設け、この突部11b
・・・11bの少なくとも一つが前記脚12を中心に本
体が回動された際に、前記取付対象物の凸部22に当接
する突部11bとされている構造とした。
【0010】
【作用】この発明に係る基板の支承構造では、前記脚軸
12aの先端部より前記本体側に向けて傾斜状に突き出
す一対の弾性片12b、12bを、前記本体側に頂部1
2b”を向けた背中合わせ状の傾斜面12b’、12
b’を有するものとし、また前記本体には、前記穴21
に装入された前記脚12を中心に該本体を該穴21に対
して回動させることにより前記取付対象物を前記弾性片
との間で挟持し、かつ、前記弾性片12bが前記取付対
象物に密着する位置と異なる位置で前記取付対象物に密
着する一以上の突部11b・・・11bを設けているの
で、前記穴21に装入された前記脚12を中心に該本体
を該穴21に対して回動させた場合、前記弾性片12b
は、前記傾斜面12b’に接触する前記取付対象物の穴
21縁より該取付対象物を前記本体と前記頂部12b”
との間にスムーズに受け入れ挟持しながら、前記本体側
から離れる方向に撓み込まされる。また該弾性片12b
はこの撓み込みによって生じる反発力を該弾性片12b
と前記取付対象物とが密着する位置より該取付対象物に
加え、一方前記本体の突部11bは前記弾性片12bが
取付対象物と密着する位置と異なる位置で該弾性片12
bが前記取付対象物に加える力を支持するので、前記挟
持により、該弾性片12bと取付対象物との密着位置と
前記本体の突部11bと前記取付対象物との密着位置と
の間に亙る該取付対象物の部位に対して、該部位を前記
本体側に撓み込ませるような力を加えることができる。
また前記本体の突部11b・・・11bの少なくとも一
つが前記脚12を中心に本体が回動された際に、前記取
付対象物の凸部22に当接する突部11bとされている
ので、該凸部22と前記本体の突部11bとの当接位置
を越えた前記本体の前記回動は規制される。
【0011】
【実施例】以下ではこの発明に係る基板の支承構造の典
型的な実施例を、図1ないし図7に基づいて説明する。
なお、図1は前記支承構造を構成する支承具としてのク
リップ10と取付対象物としてのパネル20とを示す斜
視図、図2および図4は前記パネル20に対するクリッ
プ10の組み付け状態を示す底面図、図3および図5は
同組み付け状態を示す側面図、図6は図3におけるA−
A線断面図、図7は前記クリップ10の側面図である。
【0012】この実施例における支承構造は、クリップ
10と基板Pを取り付ける対象であるシャーシ等のパネ
ル20により構成されている。
【0013】パネル20は、ほぼ長方形状の穴21を備
えている。該穴21の長手方向に亙る両縁部のほぼ中程
の部位のパネル20は、該穴21の側方に向けて半弧状
にそれぞれ切り欠かれており、該部位において前記穴2
1は拡径とされて、後述するクリップ10の脚軸12a
を装入可能な拡径穴部21aが形成されている。また図
2および図4に示されるように、該穴21の長手側に亙
る一方側縁の側方であって、該穴21の前記拡径穴部2
1aに装入される後述の前記脚軸12aの軸心を通り且
つ前記穴21の前記長手方向に亙る一方側縁にほぼ直交
する仮想線Lに対して、前記穴21の幅側の縁に向けて
やや傾いた位置にはパネル20面より突き出す突部22
が設けられている。
【0014】クリップ10は、ほぼ長方形状の本体板1
1の一方の面に前記穴21に装入される脚12を備える
と共に、他方の面にプリント基板等の基板P等の側端部
を支える支承部13を備えている。なお、この実施例で
は後述する該クリップ10の弾性片12bに所要の弾性
変形特性を与える観点から、該クリップ10をプラスチ
ック材料を一体成形することにより構成している。
【0015】支承部13は、前記本体板11の面に直交
する方向に向けて該本体板11より突き出され、かつ、
板面を前記本体板11の長手側に亙る側縁側に向けると
共に、前記本体板11の長さ側ほぼ中程の位置より該本
体板11の幅側に亙る一方側縁に至る長さを有する支承
板13aから構成されている。この支承板13aの両端
側には、前記本体板11の幅方向に亙る溝13b、13
bが設けられており、この溝13b、13bに前記基板
Pの側端部が収められる。なお前記支承板13aに接し
ていない前記本体板11の幅側に亙る他方側縁からは、
前記支承板13aの板厚とほぼ同寸の幅寸法を有するリ
ブ11aが前記支承板13aの基部に連設するように延
設されている。また、該支承板13aの前記二条の溝1
3b、13bの間に位置する該支承板13aの一方側面
には、該支承板13aの先端部から基部に亙る補強リブ
13cが設けられている。
【0016】前記本体板11の前記基板支承部13が設
けられていない側の面であって、前記支承板13aに接
していない前記本体板11の幅側に亙る他方側縁よりの
位置には、前記脚12が設けられている。該脚12は、
前記本体板11の面にほぼ直交する方向に向けて該本体
板11より突設されていると共に、該本体板11の幅寸
法よりもやや直径を小さいものとする略円柱状の脚軸1
2aと、該脚軸12aの先端部より該脚軸12aの直径
方向に両側に向けて突設される一対の弾性片12b、1
2bとを備えている。該一対の弾性片12b、12bは
それぞれ、前記本体板11の長手側の両端にその先端部
を向けており、また、前記脚軸12aの先端部より前記
本体板11側に向けて傾斜状に突き出されている。また
該弾性片12b、12bには、その先端部から基部側に
向けて背中合わせ状の傾斜面12b’、12b’が形成
されており、図7に示されるように該弾性片12bの先
端側では、該弾性片12bは前記本体板11側に頂部1
2b”を向けたほぼ山状の断面を有している。
【0017】また前記脚軸12aは、前記弾性片12b
の突設方向に向けた直径Rを、前記本体板11の幅方向
に向けた直径R’よりもやや大きいものとしており、該
直径Rは前記パネル20の拡径穴部21aの幅rよりも
やや大きいが、該直径R’は前記拡径穴部21aの幅r
よりもやや小さいものとされている。なお前記脚軸12
aの先端部周縁には、面取りがされて、先窄まり状の傾
斜面12a’が形成されており、該脚軸12aを前記パ
ネル20の穴21に装入し易い形状としてある。また該
脚軸12aの前記本体板11の長手方向に亙る両側縁側
に向いている両周面部には、穴12a”、12a”が穿
設されている。
【0018】一方、前記本体板11の前記脚軸12aの
設けられている側の面にはまた、該本体板11の長手方
向ほぼ中程の位置および該本体板11の前記支承板13
aが接していない幅側の縁部に、該本体板11の長手方
向に亙る一方側縁より他方側縁に亙るリブ状の凸部11
b、11bが設けられている。すなわち、該凸部11
b、11bは前記脚軸12aの両側に位置しており、前
記一対の弾性片12b、12bの先端部はそれぞれ、該
凸部11b、11bよりも前記脚軸12aに近接して位
置している。
【0019】次いで、図2ないし図5に基づいて、この
実施例に係る前記クリップ10を用いた前記パネル20
に対する基板Pの取り付け方法について説明する。
【0020】先ず、図2に示されるように前記パネル2
0の穴21の長手方向の両端に、それぞれ前記クリップ
10の脚軸12aの弾性片12bの先端部が向き合い、
かつ、該脚軸12aが該穴21の拡径穴部21aに収ま
るように、前記クリップ10の脚12を前記パネル20
の凸部22の突き出し側より前記穴21に装入する。
【0021】次いで、このように穴21に装入された前
記クリップ10の脚12を中心に該本体板11を該穴2
1に対して前記突部22側に向けて回動させる。ここで
前記弾性片12bの基部から先端部までの長さ寸法は前
記穴21の幅寸法よりも長く、また、該弾性片12bの
先端部と前記本体板11の突部11b間の前記脚軸12
aの突き出し方向側の間隔は、前記パネル20の肉厚寸
法よりもやや小さいものとされている。従って前記本体
板11の前記回動により、前記弾性片12bは、該弾性
片12bの前記傾斜面12b’に接触する前記パネル2
0の前記穴21縁より該パネル20を前記本体板11の
前記突部11bと前記弾性片12b先端部の頂部12
b”との間にスムーズに受け入れ挟持しながら、前記本
体板11側から離れる方向に撓み込まされる。このよう
に撓み込まされた弾性片12bは、この撓み込みによっ
て生じる反発力を該弾性片12bの前記頂部12b”と
前記パネル20とが密着する位置より該パネル20に加
え、一方前記本体板11の突部11bは前記弾性片12
bの頂部12b”が該パネル20と密着する位置と異な
る位置で該弾性片12bが前記パネル20に加える力を
支持するので、前記挟持により、該弾性片12bと前記
パネル20との密着位置と、前記本体板11の突部11
bと前記パネル20との密着位置との間に亙る該パネル
20の部位に対して、該部位を前記本体板11側に撓み
込ませるような力を加えることができ、前記挟持状態を
安定的に維持することができる。このように前記パネル
20は、前記弾性片12bの頂部12b”と前記本体板
11の突部11bとの間で挟持され、前記脚12の両側
に位置する前記突部11b、11bの間の前記パネル2
0面は直接前記本体板11面に接することはない。従っ
て、前記パネル20の穴21縁が、例えば該穴21の開
設の際に膨らみ出させられ、他のパネル面と面一でなく
なっている場合であっても、こうした穴21周辺のパネ
ル20面の凹凸を前記脚12の両側に位置する突部11
b、11b間の前記本体板11面と前記パネル20面と
の間の隙間により吸収することができ、こうした場合で
もパネル20に対して安定的にクリップ10を組み付け
ることができる。
【0022】次いで、図4および図5に示されるよう
に、前記脚12を中心にさらに本体板11を前記凸部2
2側に向けて回動すると、前記本体板11の突部11b
は前記パネル20の凸部22に当接する突き出し寸法と
されているので、前記本体板11の前記支承板13aの
設けられている側の突部11bが前記凸部22に当接
し、この当接により前記本体板11のこの当接位置を越
えた回動が防止される。
【0023】なお、前記脚軸12aは、前記弾性片12
bの突設方向に向けた直径Rを、前記パネル20の拡径
穴部21aの幅rよりもやや大きいものとしているの
で、図4に示されるように前記弾性片12bが前記穴2
1の長手方向にほぼ直交する方向に突き出すように位置
するまで、前記本体板11を前記拡径穴部21a内に収
められている前記脚12を中心に回動させると、前記脚
軸12aの肉に前記拡径穴部21aの縁がやや食い込ん
だ状態で、前記脚軸12aに該拡径穴部21aの縁が密
に接している状態を作り出すことができ、前記穴21に
対するクリップ10の組みつけ状態を強固なものとでき
る。
【0024】最後に、このように前記パネル20の穴2
1に組み付けられたクリップ10の前記支承板13aに
設けられている溝13b内に基板Pの側端部を収め入れ
て、パネル20に対する基板Pの組み付けは完了する。
【0025】なお、図1に示されるように、この実施例
に係るクリップ10の前記弾性片12bを前記脚軸12
aの先端面と面一の位置より突設して構成しても良く、
この場合には前記パネル20の前記穴21からの脚12
の突き出し寸法を更に小さいものとできる。
【0026】
【発明の効果】この発明に係る基板の支承構造では、前
記取付対象物の穴に装入された脚を中心に前記支承具の
本体を該穴に対して回動させることにより、該脚に設け
られている前記弾性片と該本体との間で該弾性片を撓み
込ませながら該取付対象物を挟持できるので、この支承
構造を構成する支承具によれば、前記弾性片の前記撓み
込み可能な範囲で、様々な厚さの前記取付対象物を挟持
することができ、従ってこの支承構造の汎用性は極めて
高い。また、前記支承具本体は、該支承具の本体の回動
により前記取付対象物を前記弾性片と該本体との間で挟
み込んで、該取付対象物に組み付けられるので、前記弾
性片と前記本体との間に前記取付対象物の挟持に必要な
間隔を開けて前記脚に前記弾性片を設けることで前記取
付対象物への支承具の固定を充分に達成することがで
き、この結果、前記穴に装入される前記脚の寸法を可能
な限り短くすることができる。従って、該穴から突き出
す該脚の突き出し寸法の減少を図ることができ、基板の
取り付けに要する機器内のスペースの減少を通じて、こ
うした基板を内蔵する機器のコンパクト化に寄与するこ
とができる。また前記取付対象物に、前記本体の突部と
当接して該本体の回動を規制する凸部を有しているの
で、取付対象物に対する支承具の位置決めが用意かつ確
実である特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】支承構造を構成する支承具としてのクリップ1
0と取付対象物としてのパネル20とを示す斜視図であ
る。
【図2】パネル20に対するクリップ10の組み付け状
態を示す底面図である。
【図3】パネル20に対するクリップ10の組み付け状
態を示す側面図である。
【図4】パネル20に対するクリップ10の組み付け状
態を示す底面図である。
【図5】パネル20に対するクリップ10の組み付け状
態を示す側面図である。
【図6】図3におけるA−A線断面図である。
【図7】クリップ10の側面図である。
【図8】従来の支承構造を構成するクリップ100とパ
ネル200とを示す斜視図である。
【図9】図8におけるB−B線断面図である。
【図10】従来の支承構造を構成するクリップ300と
パネル400との組み付け状態を示す側面図である。
【図11】従来の支承構造を構成するクリップ300と
パネル400との組み付け状態を示す側面図である。
【符号の説明】
P 基板 10 クリップ 11 本体板 11a リブ 11b 突部 12 脚 12a 脚軸 12a’ 傾斜面 12a” 穴 12b 弾性片 12b’ 傾斜面 12b” 頂部 13 支承部 13a 支承板 13b 溝 13c 補強リブ 20 パネル 21 穴 21a 拡径穴部 22 凸部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ長方形状の穴と該穴の側方に凸部と
    を備える基板の取付対象物と、 一方の側に基板の側端部の収まる溝を有する本体と、該
    本体に一体に設けられていると共に前記取付対象物に設
    けられている穴に装入される脚とを備える基板の支承具
    とからなる支承構造であって、 前記脚は脚軸と、該脚軸の先端部より前記本体側に向け
    て傾斜状に突き出す一対の弾性片とからなり、 該弾性片は、前記本体側に頂部を向けた背中合わせ状の
    傾斜面を有しており、 前記本体には、前記穴に装入された脚を中心に該本体を
    該穴に対して回動させることにより前記取付対象物を前
    記弾性片との間で挟持し、かつ、前記弾性片が前記取付
    対象物に密着する位置と異なる位置で前記取付対象物に
    密着する一以上の突部が設けられており、 この突部の少なくとも一つが前記脚軸を中心に本体が回
    動された際に、前記取付対象物の凸部に当接する突部と
    されていることを特徴とする基板の支承構造。
JP6274293A 1993-02-26 1993-02-26 基板の支承構造 Pending JPH06252571A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006330088A (ja) * 2005-05-23 2006-12-07 Furukawa Electric Co Ltd:The 光接続具用アタッチメント

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006330088A (ja) * 2005-05-23 2006-12-07 Furukawa Electric Co Ltd:The 光接続具用アタッチメント
JP4514650B2 (ja) * 2005-05-23 2010-07-28 古河電気工業株式会社 光接続具用アタッチメント

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