JPH088554A - 被取付け体の支持機構 - Google Patents

被取付け体の支持機構

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JPH088554A
JPH088554A JP15503895A JP15503895A JPH088554A JP H088554 A JPH088554 A JP H088554A JP 15503895 A JP15503895 A JP 15503895A JP 15503895 A JP15503895 A JP 15503895A JP H088554 A JPH088554 A JP H088554A
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locking
chassis
locking member
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Kunio Kakimi
邦雄 柿実
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリント基板等の被取付け体の取付けが容易
で、確実な取付けを可能となす。 【構成】 シャーシ11に、一方向に撓み容易方向を有
するとともに、一端側に撓み容易方向に対し所定の角度
をもって係止部16を突設した係止部材14を設け、こ
の係止部材14を撓み容易方向に撓ませ、次に係止部材
14を弾性復帰させることにより、係止部材14に設け
た係止部16によりプリント基板12をシャーシ11に
取付け支持する。 【効果】 係止部材が撓み容易方向に弾性変位させられ
ても、被取付け体としてのプリント基板の係止が解除さ
れることがなく、確実な支持が実現される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント基板や回動レ
バー、スライドレバー等の被取付け体をシャーシの如き
取付け基体に支持する被取付け体の支持機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、取付け体としてのシャーシに被取
付け体としてのプリント基板を取付ける場合に、固定ネ
ジを用いたものが広く用いられている。この固定ネジを
用いた取付け構造は、プリント基板をシャーシに対し強
固且つ確実に固定できるものであるが、固定ネジの螺合
作業が必要であるため、作業性が悪いという問題点があ
る。
【0003】このような問題点の解消を図るため、シャ
ーシ側に係止爪を設けた弾性変位可能な係止片を設け、
この係止片を利用してプリント基板を取付けるようにし
た取付け機構が用いられている。この取付け機構は、図
15に示すように、シャーシ1にプリント基板2の取付
け高さの位置決めを図るとともに水平方向の取付け位置
を位置決めする位置決め片3をプリント基板2の大きさ
に対応して複数設け、さらにプリント基板2を位置決め
片3上に位置決め支持する係止片4を設けてなる。位置
決め片3及び係止片4は、シャーシ1に合成樹脂をモー
ルド成形することによって形成されるものである。係止
片4は、先端に係止爪4aが形成され、弾性変位可能と
なされている。
【0004】また、プリント基板2には、係止片4が挿
通係合される係合孔5が穿設されている。この係合孔5
は、プリント基板2を位置決め片3上に位置決め配置す
る際、係止片4が弾性変位しながら挿通した後弾性復帰
したとき係止爪4aが一側縁に係合し得るように穿設さ
れている。そして、プリント基板2が、シャーシ1に設
けた位置決め片3上に位置決めされるように載置されて
いくと、係止片4が弾性変位されながら係合孔5に挿通
されるとともに弾性復帰することにより先端の係止爪4
aが係合孔5の一側縁に係止する。この係止片4による
支持によって、プリント基板2は、図16に示すよう
に、位置決め片3上に位置決め支持されてシャーシ1に
対する取付けが行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したようなシャー
シ1側に係止片4を設け、このシャーシ1に取付けられ
るプリント基板2に係合孔5を穿設し、係止片4を係合
孔5に挿通係合させることによりプリント基板2のシャ
ーシ1への取付けを行う機構であれば、プリント基板2
のシャーシ1上への位置決め載置操作を行うだけで取付
けが行えるので、取付け作業性は極めて良好となる。
【0006】しかし、係止片4は弾性変位可能なもので
あるので、十分な保持力を発揮することができず、プリ
ント基板2を十分な機械的な強度をもってシャーシ1に
支持させておくことができない。また、係止片4は弾性
変位可能なものであるので、シャーシ1やプリント基板
2に衝撃が加わると、容易に変位させられて先端の係止
爪4aが係合孔5から外れ、プリント基板2がシャーシ
1から脱落してしまう虞れもある。
【0007】そこで、本発明は、プリント基板等の被取
付け体の取付け作業性が良好で、確実な取付け支持状態
が得られるとともに、回動レバーやスライドレバーの如
く取付け体に対し可動可能な被取付けの支持をも可能と
なす被取付け体の支持機構を提供することを目的に提案
されたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述したよう
な目的を達成するため、取付け基体又は被取付け体のい
ずれか一方に、少なくとも一方向に撓み容易方向を有す
るとともに一端側に上記撓み容易方向に対し所定の角度
をもって係止部を突設させた係止部材を設け、上記係止
部で取付け基体又は被取付け体のいずれか他方を係止し
て上記被取付け体を上記取付け基体に支持してなるもの
である。
【0009】
【作用】本発明に係る被取付け体の支持機構は、係止部
材を撓み容易方向に撓ませ、その後上記係止部材を弾性
復帰させることにより、上記係止部材に設けた係止部で
取付け基体又は被取付け体のいずれか一方を係止させる
ことによって上記被取付け体の取付け体に対する支持が
図られる。この支持機構にあっては、係止部が係止部材
の撓み容易方向に対し所定の角度をもって突設されてな
るので、上記係止部材が上記撓み容易方向に弾性変位さ
せられても上記係止部の取付け基体又は被取付け体に対
する係止が解除されない。
【0010】
【実施例】以下、本発明が適用される具体的な実施例を
図面を参照しながら説明する。
【0011】〔第1の実施例〕まず、本発明を被取付け
体としてのプリント基板12を取付け基体であるシャー
シ11に取付け支持する例を挙げて説明する。
【0012】シャーシ11には、図1に示すように、プ
リント基板12の取付け高さの位置決めを図るとともに
水平方向の取付け位置を位置決めする位置決め片13が
プリント基板2の大きさに対応して複数設けられてい
る。この位置決め片13は、シャーシ11に対し合成樹
脂をモールド成形して、例えばアウトサート成形して形
成されてなるものであって、上端面をもってプリント基
板12の取付け高さを規制する取付け高さ位置決め面1
3aとなす。また、位置決め片13の上端側の一側に
は、プリント基板12の水平方向に取付け位置を規制す
る水平方向位置決め片13bが突設されている。
【0013】そして、シャーシ11には、プリント基板
12が取付け支持される係止部材14が位置決め片13
と同様に合成樹脂をモールド成形して設けられている。
この係止部材14は、図2に示すように、横幅(w)に
比し厚さ(t)を小さくなした断面方形状をなす柱状体
として形成され、横幅(w)と直交する方向である図2
中矢印X方向に撓み容易方向を有するように形成されて
なる。係止部材14の先端側の一側面は傾斜面部14a
となされている。この傾斜面14aは、係止部材14が
弾性変位されながらプリント基板12に穿設された係合
孔15に係合していく際の係合ガイド面となされる。ま
た、係止部材14の先端側には、この係止部材14の撓
み容易方向と直交する方向に突設するようにして係止部
16が設けられている。この係止部16は、係止部材1
4の幅方向の一側を切欠くようにすることによって形成
されてなる。
【0014】一方、シャーシ11上に取付け支持される
プリント基板12には、係止部材14が挿通係合する係
合孔15が穿設されている。この係合孔15は、係止部
材14の係止部16が突設された幅広の先端側が挿通す
るに足る大きさに穿設された係止部材挿通部15aと、
この係止部材挿通部15aに連設された係止部材14の
幅狭な柱状部14bが挿通されるに足る大きさに穿設さ
れた係止孔部15bとから構成されてなる。なお、係合
孔15は、プリント基板12を位置決め片13上に位置
決め配置する際、係止部材14が弾性変位しながら係止
部材挿通部15aに挿通し後弾性復帰したとき柱状部1
4bが係止孔部15bに係合し得るような位置に穿設さ
れている。
【0015】そして、被取付け体としてのプリント基板
12は、シャーシ11に設けた位置決め片13上に水平
方向及び高さ方向の位置決めされるように載置されてい
くと、係止部材14の先端側が係合孔15の係止部材挿
通部15aに臨まされ、図3に示すように、傾斜面14
aが係止部材挿通部15aの係止孔部15bが連設され
る側の一側に当接する。ここからさらにプリント基板1
2をシャーシ11側に押圧操作すると、係止部材14
は、傾斜面14aが係止部材挿通部15aの一側によっ
てガイドされながら第3図中矢印X1 方向に撓まされ
る。そして、プリント基板12が位置決め片13上に位
置決め載置されると、係止部16を突設した係止部材1
4の先端側が係止部材挿通部15aから突出する。この
突出により係止部材挿通部15aの一側による係止部材
14の押圧操作が解除され、図3中矢印X2 方向に弾性
復帰する。この弾性復帰により係止部材14の柱状部1
4bが係止孔部15bに係合していくとともに、係止部
16が図4に示すように係止孔部15bの一側に係合
し、プリント基板12を図5に示すようにシャーシ11
上に位置決め支持して取付ける。
【0016】このように撓み容易方向に対し直交する方
向の係止部16を突設した係止部材14によりプリント
基板12をシャーシ11上に支持することにより、係止
部16を係止孔部15bの一側から離脱させる方向の力
がプリント基板12等に加わったとしても、係止部材1
4は容易に変位することがないので、プリント基板12
の確実な支持が達成される。
【0017】また、上述の実施例では、係止部材14が
係合孔15に挿通されることにより係止部16がプリン
ト基板12を支持してなるので、係止部16を係止孔部
15bの一側から離脱させる方向の力、例えば図4中矢
印Y1 方向に力がプリント基板12等に加わったとして
も、係止部材14は係合孔15の側面に当接して弾性変
位が確実に規制され、プリント基板12の一層確実な支
持が達成される。
【0018】〔第2の実施例〕本発明は、上述したよう
なプリント基板等の如くシャーシ等の取付け体に固定配
置される被取付け体を取付け支持する場合に限られず、
プーリ等の回転体を取付け基体であるシャーシに取付け
支持するものにも適用できるものである。
【0019】そこで、被取付け体としてプーリ等の回転
体を取付け基体であるシャーシに取付け支持する例を挙
げて説明する。
【0020】この例の場合は、シャーシ11にプーリの
如き回転体22を回転自在に支持する回転体支持部23
が設けられてなる。この回転体支持部23は、シャーシ
11に合成樹脂をモールド成形して形成されてなり、上
端面23aを回転体22の回動摺接面となすとともに取
付け高さ規制面としている。この回転支持部23の中心
部には、回転体22を回転自在に支持する支持軸24が
植立されている。そして、回転体22は、中心部に突設
した円筒部25を支持軸24に挿通させ回転体支持部2
3の上端面23a上に載置させる如くなして支持軸24
に回転自在に支持される。
【0021】また、シャーシ11上には回転体22を支
持する前述したと同様の係止部材14が設けられてい
る。この係止部材14は、回転体支持部23上に支持さ
れた回転体22側に係止部16を突設するようにしてシ
ャーシ11上に設けられてなる。
【0022】この係止部材14を用いて回転体22を支
持するには、まず係止部材14を図6中矢印X1 又はX
2 方向の撓み容易方向に撓ませ、係止部16を回転体2
2の回転領域から逃がしておく。そして、回転体22を
支持軸24を介して回転体支持部23上に回転自在に支
持させ、その後係止部材14を弾性復帰させると、係止
部16が図7に示すように回転体22の一側上に臨み支
持軸24からの抜け止めを図って支持する。このとき、
回転体22の支持軸24からの抜け止めを図るための抜
け止め部材等は設ける必要はない。
【0023】なお、係止部16は、回転体22を支持し
たとき、この回転体22の円滑な回転を阻害しないよう
に、また回転体22が支持軸24に対し大きなクリヤラ
ンスを有しないで支持できる高さをもって係止部材14
に形成される。
【0024】この場合においても、係止部16に回転体
22の一側から離脱させる方向の図7中矢印Y2 方向の
力が加わったとしても、係止部材14は容易に変位する
ことがないので、回転体22の確実な支持が達成され
る。
【0025】〔第3の実施例〕次に、本発明を回動レバ
ーの如き被取付け体を取付け体としてのシャーシに回動
可能に支持するものに適用した例を挙げて説明する。
【0026】この例の場合、取付け体としてのシャーシ
11には、図8に示すように、被取付け体としての回動
レバー32を回動可能に支持する支持ピン33が植立さ
れている。この支持ピン33は、シャーシ11に合成樹
脂をモールド成形して形成されてなるものである。この
支持ピン33を介してシャーシ11上に支持される回動
レバー32は、基端側に支持ピン33に挿通嵌合される
円筒軸部34が形成され、この円筒軸部34を支持ピン
33に挿通嵌合させることによってシャーシ11上に回
動可能に支持される。この回動レバー32の円筒軸部3
4が形成された基端側寄りの一側面には、前述したと同
様の係止部材14が植立される如く一体に設けられてい
る。
【0027】この係止部材14は、回動レバー32の長
手方向と直交する方向であるこの回動レバー32を支持
ピン33に支持させたときこの支持ピン33を中心に回
動する方向と略直交する方向を撓み容易方向となすよう
にして回動レバー32に設けられている。従って、撓み
容易方向に対し所定角度をなして突出する係止部16
は、回動レバー32の長手方向に向かって突設されてな
る。
【0028】そして、この例においては、係止部材14
が挿通係合する係合孔15が、図8に示すように、シャ
ーシ11側に穿設されている。この係合孔15には、回
動レバー32の回動方向と直交する方向を撓み容易方向
とする係止部材14が撓み容易方向に弾性変位しながら
挿通係合するものである。そこで、係合孔15は、回動
レバー32の回動方向と略直交する方向を長手方向とし
て係止部材挿通部15aを穿設し、これに連設される係
止孔部15bを回動レバー32の回動方向に延在するよ
うに穿設して構成されている。
【0029】また、シャーシ11の回動レバー32が配
設される側には、この回動レバー32の回動範囲を規制
する回動位置規制突起35が突設されている。この回動
位置規制突起35は、係止部材14が係合孔15の係止
部材挿通部15aに対応する位置まで回動しないように
回動レバー32の回動範囲を規制し、係止部材14の係
合孔15からの抜け止めを図るものである。
【0030】そして、回動レバー32は、回動位置規制
突起35に一側面を付き当てるようにして円筒軸部34
を支持ピン33に挿通嵌合させるとともに、係止部材1
4を係合孔15に臨ませてシャーシ11上に配置する。
ここで、係止部材14を設けた側をシャーシ11側に押
し込むと、係止部材14は、傾斜面14aが係止部材挿
通部15aの一側によってガイドされながら図9中矢印
1 方向に撓まされながら先端側が係止部材挿通部15
aから突出する。
【0031】そして、この突出により係止部材挿通部1
5aの一側による係止部材14の押圧操作が解除され、
図9中矢印X2 方向に弾性復帰する。この弾性復帰によ
り係止部材14の柱状部14bが係止孔部15bに係合
していくとともに、係止部16が係止孔部15bの一側
に係合し、回動レバー32は図10に示すようにシャー
シ11上に回動可能に支持される。
【0032】なお、この例の場合、係止部16が係合す
る係止孔部15bは、回動レバー32の回動範囲を規制
するものであるので、回動レバー32の回動範囲に応じ
た長さに形成されるとともに、回動レバー32と一体に
回動する係止部16の回動軌跡に対応する円弧状に形成
されることが望ましい。
【0033】そして、この例の場合においても、回動レ
バー32の支持ピン33からの抜け止めを図るための抜
け止め部材等は設ける必要はない。
【0034】この場合においても、係止部16に回転体
22の一側から離脱させる方向の図10中矢印Y2 方向
の力が加わったとしても、係止部材14は容易に変位す
ることがないので、回転体22の確実な支持が達成され
る。
【0035】ところで、上述の各実施例では、係止部1
6は、係止部材14の撓み容易方向に直交する方向に突
出して形成されているが、係止部材14の撓み容易方向
に所定の角度をもって突設されるものであれば、係止部
16に対し離脱方向の力が加わったとしても、係止部材
14の容易な撓みが規制されるので、必ずしも直交する
方向に突設する必要はない。
【0036】〔第4の実施例〕上述した実施例では、係
止部16は、係止部材14の一端側の一側にのみ突設し
ているが、係止部材14の一端側の両側に突設するよう
にしてもよい。
【0037】この具体的な例を、プリント基板を取付け
基体であるシャーシに取付け支持する例を挙げて説明す
る。
【0038】この例における係止部材44は、図11に
示すように、一端側の両側に係止部46、46を突設し
たものである。この場合であっても係止部46、46
は、係止部材44の撓み容易方向と直交する方向に突設
されてなる。そして、この係止部材44によって支持さ
れるプリント基板12には、係止部46、46に対応し
て係止部材44が一端側から挿通係合する係合孔45が
穿設されてなる。すなわち、係合孔45は、上記係止部
材44の係止部46、46が突設された幅広の先端側が
挿通するに足る大きさに穿設された係止部材挿通部45
aと、上記係止部材44の柱状部44bが挿通される係
止孔部45bとから構成されてなる。
【0039】従って、本実施例において、被取付け体と
してのプリント基板12をシャーシ11に取付け支持す
る場合、係止部材44の一端側両端の係止部46、46
が、係合孔45の係止部材挿通部45aに臨まされ、さ
らに押圧操作すると係止部材44の傾斜面44aが係止
部材挿通部45aの一側によってガイドされながら図1
2中矢印X1 方向に撓まされる。
【0040】そして、プリント基板12が位置決め片1
3上に位置決め載置されると、係止部46を突設した係
止部材44の一端側の両側の係止部46、46が係止部
材挿通部45aから突出する。この突出により係止部材
挿通部45aの一側による上記係止部材44の押圧操作
が解除され図12中矢印X2 方向に弾性復帰する。
【0041】この弾性復帰により、係止部材44の柱状
部44bが係止孔部45bに係合していくとともに、係
止部46、46が係止孔部45bの一側に係合し、プリ
ント基板12を図12に示すようにシャーシ11上に位
置決め支持して取付ける。
【0042】このように本実施例では、撓み容易方向に
対し直交する方向に一対の係止部46、46を突設した
係止部材44によりプリント基板12をシャーシ11上
に支持することができるので、被取付け体としてのプリ
ント基板12の一層確実な支持が達成され、さらに係止
部材44の一対の一端側両側の係止部46、46が撓み
ながら係止孔45に係止するので、シャーシ11にバラ
ンス良く組込むことができる。
【0043】さらに、本実施例は、上述のようなプリン
ト基板をシャーシに取付け支持するもののみならず、プ
ーリ等の回転体をシャーシに取付け支持するものや回転
レバーの如き被取付け体をシャーシに回動可能に支持す
るものに適用することも可能である。
【0044】〔第5の実施例〕さらにまた、上述の実施
例に適用された係止部材44は、スライドレバーの如き
被取付け体を取付け体としてのシャーシにスライド可能
に支持するものに適用できる。以下、この具体的な例を
挙げて説明する。
【0045】この例においては、被取付け体としてのス
ライドレバー52の係合孔55を次のように穿設してな
る。すなわち、係合孔55は、図13に示すように、係
止部材44の係止部46、46が挿通する係止部材挿通
部55aに連設された係止孔部55bをスライドレバー
52の長手方向に長く穿設してなる。
【0046】したがって、スライドレバー52をシャー
シ11に取付け支持する場合には、第4の実施例と同
様、係止部材44の一端側両側の係止部46、46が係
止部材挿通部55aから突出し、この突出により係止部
材挿通部55aの両側による係止部材44の押圧操作が
解除され所定方向に弾性復帰する。
【0047】特に、本実施例では、スライドレバー52
の長手方向に長く係合孔55が穿設してなるので、スラ
イドレバー52は、図14に示すa、b方向のようにス
ライド可能となる。
【0048】このように、本実施例においては、係止部
材44の一端側両側の係止部46、46にスライドレバ
ー52の一側から離脱させる方向の力が加わったとして
も、スライドレバー52の確実な支持が得られ、さら
に、被取付け体がスライドレバー52の如くスライドす
るものであっても、そのスライドを許容しつつ確実な支
持を図ることができる。
【0049】
【発明の効果】上述したように、本発明は、係止部が係
止部材の撓み容易方向に対し所定の角度をもって突設さ
れてなるので、係止部材が撓み容易方向に弾性変位させ
られても係止部の取付け基体又は被取付け体に対する係
止が解除されることがないので、係止部の離脱方向の力
が加わったとしても、確実に被取付け体の取付け体に対
する支持が達成される。
【0050】また、被取付け体の取付けにおいても、単
に取付けに対する嵌合操作だけで支持が達成できるの
で、作業性もよい。
【0051】さらに、本発明は、係止部材の係止部が撓
みながら係止孔に係止するので、被取付け体を取付け基
体にバランス良く組込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プリント基板をシャーシに支持させる第1の実
施例を示す組立て斜視図である。
【図2】係止部材と係合孔を示す斜視図である。
【図3】係止部材の係合孔への挿通係合途中を示す斜視
図である。
【図4】係止部材が係合孔に係合した状態を示す斜視図
である。
【図5】プリント基板をシャーシに支持させた状態を示
す斜視図である。
【図6】回転体をシャーシに支持させる第2の実施例を
示す組立て斜視図である。
【図7】回転体をシャーシに支持させた状態を示す斜視
図である。
【図8】回動レバーをシャーシに支持させる第3の実施
例を示す組立て斜視図である。
【図9】回動レバーのシャーシに対する支持途中の状態
を示す平面図である。
【図10】回動レバーのシャーシに支持させた状態を示
す平面図である。
【図11】第4の実施例の係止部材と係合孔を示す組立
て斜視図である。
【図12】第4の実施例の係止部材と係合孔を示す組立
て斜視図である。
【図13】スライドレバーの係合孔を示す組立て斜視図
である。
【図14】スライドレバーをシャーシに支持させた状態
を示す斜視図である。
【図15】プリント基板をシャーシに支持させる従来例
の組立て斜視図である。
【図16】プリント基板をシャーシに支持させた従来例
の斜視図である。
【符号の説明】
11 取付け体としてのシャーシ 12 被取付け体としてのプリント基板 14、44 係止部材 15、45、55 係合孔 16、46 係止部 22 被取付け体としての回転体 32 被取付け体としての回動レバー 52 被取付け体としてのスライドレバー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付け基体又は被取付け体のいずれか一
    方に、少なくとも一方向に撓み容易方向を有するととも
    に一端側に上記撓み容易方向に対し所定の角度をもって
    係止部を突設させた係止部材を設け、上記係止部で取付
    け基体又は被取付け体のいずれか他方を係止して上記被
    取付け体を上記取付け基体に支持してなる被取付け体の
    支持機構。
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