JPH06252042A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

Info

Publication number
JPH06252042A
JPH06252042A JP5031856A JP3185693A JPH06252042A JP H06252042 A JPH06252042 A JP H06252042A JP 5031856 A JP5031856 A JP 5031856A JP 3185693 A JP3185693 A JP 3185693A JP H06252042 A JPH06252042 A JP H06252042A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resist pattern
acid
resist
semiconductor device
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5031856A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2823768B2 (ja
Inventor
Masataka Endo
政孝 遠藤
Teruto Onishi
照人 大西
Noboru Nomura
登 野村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP5031856A priority Critical patent/JP2823768B2/ja
Priority to KR1019940000145A priority patent/KR970006210B1/ko
Priority to US08/193,550 priority patent/US5472826A/en
Priority to EP94102597A priority patent/EP0617455B1/en
Priority to DE69429636T priority patent/DE69429636T2/de
Publication of JPH06252042A publication Critical patent/JPH06252042A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2823768B2 publication Critical patent/JP2823768B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/04Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
    • H01L21/18Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer the devices having semiconductor bodies comprising elements of Group IV of the Periodic Table or AIIIBV compounds with or without impurities, e.g. doping materials
    • H01L21/30Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26
    • H01L21/31Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26 to form insulating layers thereon, e.g. for masking or by using photolithographic techniques; After treatment of these layers; Selection of materials for these layers
    • H01L21/3105After-treatment
    • H01L21/311Etching the insulating layers by chemical or physical means
    • H01L21/31105Etching inorganic layers
    • H01L21/31111Etching inorganic layers by chemical means
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/027Making masks on semiconductor bodies for further photolithographic processing not provided for in group H01L21/18 or H01L21/34
    • H01L21/0271Making masks on semiconductor bodies for further photolithographic processing not provided for in group H01L21/18 or H01L21/34 comprising organic layers
    • H01L21/0273Making masks on semiconductor bodies for further photolithographic processing not provided for in group H01L21/18 or H01L21/34 comprising organic layers characterised by the treatment of photoresist layers
    • H01L21/0274Photolithographic processes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/04Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
    • H01L21/18Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer the devices having semiconductor bodies comprising elements of Group IV of the Periodic Table or AIIIBV compounds with or without impurities, e.g. doping materials
    • H01L21/26Bombardment with radiation
    • H01L21/263Bombardment with radiation with high-energy radiation
    • H01L21/265Bombardment with radiation with high-energy radiation producing ion implantation
    • H01L21/266Bombardment with radiation with high-energy radiation producing ion implantation using masks

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Materials For Photolithography (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 イオン注入後のレジストの除去を高精度に且
つ簡易に行なうことができる半導体装置の製造方法を提
供する 【構成】 半導体基板1上に、エネルギー線が照射され
ると酸を発生する化合物と酸により保護基が脱離させら
れる樹脂とを含むレジストを形成した後、該レジストに
対して露光及び現像処理を行なうことによってレジスト
パターン2Aを形成する。レジストパターン2Aに対し
て紫外線光5Aを全面に照射することにより、上記化合
物から酸を発生させると共に該酸によって上記樹脂から
保護基を離脱させ、これにより、レジストパターン2A
の表面状態を粗にする。次に、レジストパターン2Aを
マスクとして半導体基板1にイオン注入を行ない、その
後、洗浄液により半導体基板1の表面を洗浄すると、表
面が粗になったレジストパターンは容易且つ完全に除去
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造方法において、イオン
注入後、特に高ドーズのイオン注入後のレジストパター
ンは、通常の酸による洗浄では除去されないので、O2
を用いたドライアッシング(灰化処理)により除去され
ている。ところが、このO2 を用いたドライアッシング
方法によっても半導体基板上のレジストパターンを完全
に除去できないのが実情である。
【0003】以下、図13〜図18に基づき、従来の半
導体装置の製造方法の一例について説明する。
【0004】まず、図13に示すように、半導体基板1
0の上に、ノボラック樹脂とナフトキノンジアジドとか
らなり通常のイオン注入用のレジストパターン形成に使
用されているレジスト(東京応化製TSMR−V3)1
1を膜厚1.5μmに形成する。
【0005】次に、図14に示すように、所定形状を有
するイオン注入用のマスク12を用いてi線ステッパ
(NA0.50)によりi線光13を照射することによ
って、レジスト11に対して露光を行なう。
【0006】次に、レジスト11に加熱処理及び現像処
理を行なうことにより、図15に示すようなレジストパ
ターン11´を形成する。
【0007】次に、図16に示すように、レジストパタ
ーン11´をマスクとして半導体基板10に対して高ド
ーズ(1×1016)のAs+ 14をイオン注入する。こ
のように、高ドーズのイオンを注入すると、レジストパ
ターン11´の表面が変質するため、通常の硫酸溶液か
らなる洗浄液によってはレジストパターン11´は除去
されない。
【0008】そこで、図17に示すように、レジストパ
ターン11´に対してO2 を用いたドライアッシング1
5を行なうことによって該レジストパターン11´を除
去する。
【0009】これにより、大部分のレジストパターン1
1´は除去されるが、図18に示すように、半導体基板
10の上には若干の残渣・パーティクル16が除去され
ずに残る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記のよう
に半導体基板10の上に残った残渣・パーティクル16
は、後工程における不良要因となり、半導体装置の歩留
り低下の原因になる。
【0011】そこで、半導体基板10の上に残った残渣
・パーティクル16を除去するために、半導体基板10
の表面を酸性洗浄液によって洗浄することが考慮される
が、ドライアッシング工程によりすでに悪くなっている
スループットがさらに悪化すると共に、プロセスコスト
も非常に悪くなることから、酸性洗浄液による洗浄は工
業的には採用困難である。
【0012】上記に鑑み、本発明は、イオン注入後のレ
ジストの除去を高精度に且つ簡易に行なうことができる
半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ため、本発明は、エネルギー線が照射されると酸を発生
する化合物と酸により保護基が脱離させられる樹脂とを
含むレジストを用い、レジストパターンにエネルギー線
を照射してレジストパターン中の上記化合物から酸を発
生させ、この酸によりレジストパターン中の上記樹脂か
ら保護基を脱離させることによってレジストパターンの
表面を粗にするものである。
【0014】具体的に請求項1の発明が講じた解決手段
は、半導体基板上に、エネルギー線が照射されると酸を
発生する化合物と酸により保護基が脱離させられる樹脂
とを含むレジストを形成する工程と、該レジストに対し
て所定形状のマスクによる露光及び現像処理を行なうこ
とによってレジストパターンを形成する工程と、該レジ
ストパターンに対してエネルギー線を全面に照射する工
程と、エネルギー線が照射されたレジストパターンをマ
スクとして半導体基板に対してイオン注入を行なう工程
と、イオン注入後のレジストパターンを洗浄液によって
除去する工程とを含む構成である。
【0015】また、請求項2の発明が講じた解決手段
は、半導体基板上に、エネルギー線が照射されると酸を
発生する化合物と酸により保護基が脱離させられる樹脂
とを含むレジストを形成する工程と、該レジストに対し
て所定形状のマスクによる露光及び現像処理を行なうこ
とによってレジストパターンを形成する工程と、該レジ
ストパターンをマスクとして半導体基板に対してイオン
注入を行なう工程と、イオン注入後のレジストパターン
に対してエネルギー線を全面に照射する工程と、エネル
ギー線照射後のレジストパターンを洗浄液によって除去
する工程とを含む構成である。
【0016】請求項3の発明は、レジストパターンをア
ルカリ性洗浄液によって除去可能にするため、請求項1
又は2の構成に、上記樹脂は酸により保護基が脱離させ
られるとアルカリ可溶性になる特性を有し、上記洗浄液
はアルカリ性洗浄液であるという構成を付加するもので
ある。
【0017】請求項4の発明は、エネルギー線の照射時
にレジストパターンの表面をエッチングしておくため、
請求項1〜3の構成に、上記レジストパターンに対して
エネルギー線を全面に照射する工程は酸素雰囲気中にお
いて行なわれるという構成を付加するものである。
【0018】
【作用】請求項1又は2の構成により、エネルギー線が
照射されると酸を発生する化合物と酸により保護基が脱
離させられる樹脂とを含むレジストパターンに対してエ
ネルギー線を全面に照射するため、エネルギー線が照射
された化合物から酸が発生し、発生した酸によって樹脂
中の保護基が脱離する。保護基が脱離した後の樹脂は小
さな孔が形成された状態になりレジストパターンの表面
状態が粗になるため、レジストパターンをマスクとして
高ドーズのイオン注入を行なったとしても、アルカリ水
溶液や硫酸溶液等の洗浄液がレジストパターンの内部に
浸透し易くなる。
【0019】請求項3の構成により、上記樹脂は酸によ
り保護基が脱離させられるとアルカリ可溶性になる特性
を有しているため、レジストパターンをアルカリ性洗浄
液によって洗浄すると、アルカリ性洗浄液がレジストパ
ターンの内部に極めて浸透し易くなる。
【0020】請求項4の構成により、レジストパターン
に対してエネルギー線を全面に照射する工程は酸素雰囲
気中において行なわれるため、エネルギー線の照射時に
おいてレジストパターンの表面はオゾンやO原子により
エッチングされる。
【0021】
【実施例】
(第1実施例)以下、図1〜図6に基づき、本発明の第
1実施例に係る半導体装置の製造方法を説明する。
【0022】まず、図1に示すように、半導体基板1の
上に、以下の組成である、エネルギー線により酸を発生
する化合物と酸により保護基が脱離しアルカリ可溶性と
なる樹脂と溶媒とを含むレジスト2Aを膜厚1.5μm
の厚さに形成する。
【0023】○酸により保護基が脱離してアルカリ可溶
性となる樹脂……ポリターシャリーブチルオキシスチレ
ン:10g ○エネルギー線により酸を発生する化合物……トリフェ
ニルスルフォニウムアンチモネート:1g ○溶媒……ジエチレングリコールジメチルエーテル:5
0g 次に、図2に示すように、所定形状を有するイオン注入
用のマスク3を用いてi線ステッパ(NA0.50)に
よりi線光4Aを照射することによって、レジスト2A
に対して露光を行なう。
【0024】次に、レジスト2Aに加熱処理及び現像処
理を行なうことにより、図3に示すようなポジ型のレジ
ストパターン2A´を形成する。
【0025】次に、図4に示すように、レジストパター
ン2A´に対してエネルギー線としての紫外線光5Aを
全面に照射して、レジストパターン2A´中の上記化合
物から酸を発生させると共にこの酸によって上記樹脂か
ら保護基を脱離させ、これにより、レジストパターン2
A´の表面を粗にすると共にレジストパターン2A´を
アルカリ可溶性に変性させる。
【0026】次に、図5に示すように、レジストパター
ン2A´をマスクとして半導体基板1に対して高ドーズ
(1×1016)のAs+ 6Aをイオン注入する。
【0027】次に、半導体基板1の表面をアルカリ水溶
液からなる洗浄液によって除去する。この結果、高ドー
ズのイオン注入によりレジストパターン2A´の表面は
変質したが、レジストパターン2A´の表面が粗になっ
ていると共にレジストパターン2A´がアルカリ可溶性
になっているために、図6に示すように、上記の洗浄液
によって半導体基板1の表面のレジストパターン2A´
は完全に除去され、残渣やパーティクル等は半導体基板
1の表面には全く観察されなかった。なお、アルカリ水
溶液の代わりに、硫酸溶液、過酸化水素水溶液、又は硫
酸溶液と過酸化水素水溶液との混合液からなる加熱した
酸性洗浄液を用いても、全く同様の良好な結果が得られ
た。
【0028】(第2実施例)以下、図7〜図12に基づ
き、本発明の第2実施例に係る半導体装置の製造方法を
説明する。
【0029】まず、図7に示すように、半導体基板1の
上に、以下の組成である、エネルギー線により酸を発生
する化合物と酸により保護基が脱離しアルカリ可溶性と
なる樹脂と溶媒とを含むレジスト2Bを膜厚1.5μm
の厚さに形成する。
【0030】○酸により保護基が脱離してアルカリ可溶
性となる樹脂……ポリ(エトキシ)エトキシスチレン:
10g ○エネルギー線により酸を発生する化合物……2−ジア
ゾ−1、3−(ジシクロヘキシル)ジスルフォン:0.
5g ○溶媒……ジエチレングリコールジメチルエーテル:5
0g 次に、図8に示すように、所定形状を有するイオン注入
用のマスク3を用いてKrFエキシマレーザステッパ
(NA0.45)によりKrFエキシマレーザ4Bを照
射することによって、レジスト2Bに対して露光を行な
う。
【0031】次に、レジスト2Bに加熱処理及び現像処
理を行なうことにより、図9に示すようなポジ型のレジ
ストパターン2B´を形成する。
【0032】次に、図10に示すように、レジストパタ
ーン2B´をマスクとして半導体基板1に対して高ドー
ズ(1×1016)のBF2 + 6Bをイオン注入する。
【0033】次に、図11に示すように、レジストパタ
ーン2B´に対してエネルギー線としての遠紫外線光5
Bを全面に照射して、レジストパターン2A´中の上記
化合物から酸を発生させると共にこの酸によって上記樹
脂から保護基を脱離させる。これにより、レジストパタ
ーン2B´がアルカリ可溶性に変性すると共に、樹脂か
ら脱離した保護基がエトキシエチレン化合物となり、こ
のエトキシエチレン化合物がイオン注入によって変質し
たレジストパターン2B´の表面をレジスト内部から反
応させて表面状態を粗くする。
【0034】次に、半導体基板1の表面をアルカリ水溶
液からなる洗浄液によって除去する。この結果、高ドー
ズのイオン注入によりレジストパターン2B´の表面は
変質したが、レジストパターン2B´の表面が粗になっ
ていると共にレジストパターン2B´がアルカリ可溶性
になっているために、上記の洗浄液がレジストパターン
2B´の内部にまで容易に浸透するので、図12に示す
ように、半導体基板1の表面のレジストパターン2B´
は完全に除去され、残渣やパーティクル等は半導体基板
1の表面には全く観察されなかった。なお、アルカリ水
溶液の代わりに、硫酸溶液、過酸化水素水溶液、又は硫
酸溶液と過酸化水素水溶液との混合液からなる加熱した
酸性洗浄液を用いても、全く同様の良好な結果が得られ
た。
【0035】尚、上記第1及び第2実施例において、レ
ジストパターン2A´,2B´に対してエネルギー線を
全面に照射する工程を酸素雰囲気中において行なうと、
エネルギー線の照射時においてレジストパターン2A
´,2B´の表面はオゾンやO原子により若干エッチン
グされるため、洗浄液によるレジストパターン2A´,
2B´の除去がいっそう容易になる。
【0036】また、エネルギー線としては、上記の紫外
線や遠紫外線の他に、エキシマレーザ光、電子線又はX
線等を用いることができる。
【0037】また、本発明に係るエネルギー線が照射さ
れると酸を発生する化合物としては、オニウム塩、スル
ホン酸発生化合物、カルボン酸発生化合物又はトリアジ
ン化合物等がある。
【0038】さらに、本発明に係る酸により保護基が離
脱する樹脂としては、ポリビニールフェノール、ポリビ
ニールフェノールの共重合体、ノボラック樹脂又はノボ
ラック樹脂の共重合体に保護基を付与した樹脂等があ
り、離脱する保護基としては、ターシャリーブチル基、
ターシャリーブチロキシ基、テトラヒドロキシ基又はタ
ーシャリーブチルシリル基がある。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1又は2の
発明に係る半導体装置の製造方法によると、エネルギー
線が照射されると酸を発生する化合物と酸により保護基
が脱離させられる樹脂とを含むレジストを用い、該レジ
ストからなるレジストパターンに対してエネルギー線を
全面に照射するため、エネルギー線が照射された化合物
から酸が発生し、発生した酸によって樹脂中の保護基が
脱離し、レジストパターンの表面状態が粗になり、レジ
ストパターンをマスクとして高ドーズのイオン注入を行
なっても洗浄液がレジストパターンの内部に浸透し易く
なるので、レジストパターンの除去が容易になる。
【0040】このため、請求項1又は2の発明は、従来
の方法では困難であったイオン注入後のレジストパター
ンを簡易な方法によって完全に除去することができるの
で、スループットやプロセスコストの著しい低減を図る
ことができ、半導体装置の生産性及び歩留りを向上させ
ることができる極めて工業的価値が大きい半導体装置の
製造方法と言える。
【0041】また、請求項3の発明に係る半導体装置の
製造方法によると、レジストパターンを構成する樹脂は
酸により保護基が脱離させられるとアルカリ可溶性とな
るため、レジストパターンをアルカリ性洗浄液によって
洗浄すると、アルカリ性洗浄液がレジストパターンの内
部に極めて浸透し易くなるので、レジストパターンの除
去がいっそう容易になる。
【0042】さらに、請求項4の発明に係る半導体装置
の製造方法によると、レジストパターンに対してエネル
ギー線を全面に照射する工程は酸素雰囲気中において行
なわれるため、エネルギー線の照射時においてレジスト
パターンの表面はオゾンやO原子により若干エッチング
されているので、洗浄液によるレジストパターンの除去
がいっそう容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る半導体装置の製造方
法の工程を示す断面図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る半導体装置の製造方
法の工程を示す断面図である。
【図3】本発明の第1実施例に係る半導体装置の製造方
法の工程を示す断面図である。
【図4】本発明の第1実施例に係る半導体装置の製造方
法の工程を示す断面図である。
【図5】本発明の第1実施例に係る半導体装置の製造方
法の工程を示す断面図である。
【図6】本発明の第1実施例に係る半導体装置の製造方
法の工程を示す断面図である。
【図7】本発明の第2実施例に係る半導体装置の製造方
法の工程を示す断面図である。
【図8】本発明の第2実施例に係る半導体装置の製造方
法の工程を示す断面図である。
【図9】本発明の第2実施例に係る半導体装置の製造方
法の工程を示す断面図である。
【図10】本発明の第2実施例に係る半導体装置の製造
方法の工程を示す断面図である。
【図11】本発明の第2実施例に係る半導体装置の製造
方法の工程を示す断面図である。
【図12】本発明の第2実施例に係る半導体装置の製造
方法の工程を示す断面図である。
【図13】従来の半導体装置の製造方法の工程を示す断
面図である。
【図14】従来の半導体装置の製造方法の工程を示す断
面図である。
【図15】従来の半導体装置の製造方法の工程を示す断
面図である。
【図16】従来の半導体装置の製造方法の工程を示す断
面図である。
【図17】従来の半導体装置の製造方法の工程を示す断
面図である。
【図18】従来の半導体装置の製造方法の工程を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2A,2B レジスト 2A´,2B´ レジストパターン 3 マスク 4A i線光 4B KrFエキシマレーザ光 5A 紫外線光(エネルギー線) 5B 遠紫外線光(エネルギー線) 6A As+ (イオン) 6B BF2 + (イオン) 10 半導体基板 11 レジスト 11´ レジストパターン 12 マスク 13 i線光 14 As+ 15 O2 アッシング 16 残渣・パーティクル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に、エネルギー線が照射さ
    れると酸を発生する化合物と酸により保護基が脱離させ
    られる樹脂とを含むレジストを形成する工程と、該レジ
    ストに対して所定形状のマスクによる露光及び現像処理
    を行なうことによってレジストパターンを形成する工程
    と、該レジストパターンに対してエネルギー線を全面に
    照射する工程と、エネルギー線が照射されたレジストパ
    ターンをマスクとして半導体基板に対してイオン注入を
    行なう工程と、イオン注入後のレジストパターンを洗浄
    液によって除去する工程とを含むことを特徴とする半導
    体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 半導体基板上に、エネルギー線が照射さ
    れると酸を発生する化合物と酸により保護基が脱離させ
    られる樹脂とを含むレジストを形成する工程と、該レジ
    ストに対して所定形状のマスクによる露光及び現像処理
    を行なうことによってレジストパターンを形成する工程
    と、該レジストパターンをマスクとして半導体基板に対
    してイオン注入を行なう工程と、イオン注入後のレジス
    トパターンに対してエネルギー線を全面に照射する工程
    と、エネルギー線照射後のレジストパターンを洗浄液に
    よって除去する工程とを含むことを特徴とする半導体装
    置の製造方法。
  3. 【請求項3】 上記樹脂は酸により保護基が脱離させら
    れるとアルカリ可溶性になる特性を有し、上記洗浄液は
    アルカリ性洗浄液であることを特徴とする請求項1又は
    2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 上記レジストパターンに対してエネルギ
    ー線を全面に照射する工程は酸素雰囲気中において行な
    われることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に
    記載の半導体装置の製造方法。
JP5031856A 1993-02-22 1993-02-22 半導体装置の製造方法 Expired - Fee Related JP2823768B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5031856A JP2823768B2 (ja) 1993-02-22 1993-02-22 半導体装置の製造方法
KR1019940000145A KR970006210B1 (ko) 1993-02-22 1994-01-06 반도체장치의 제조방법
US08/193,550 US5472826A (en) 1993-02-22 1994-02-08 Semiconductor device fabrication method
EP94102597A EP0617455B1 (en) 1993-02-22 1994-02-21 Semiconductor device fabrication method
DE69429636T DE69429636T2 (de) 1993-02-22 1994-02-21 Verfahren zum Herstellen einer Halbleiteranordnung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5031856A JP2823768B2 (ja) 1993-02-22 1993-02-22 半導体装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06252042A true JPH06252042A (ja) 1994-09-09
JP2823768B2 JP2823768B2 (ja) 1998-11-11

Family

ID=12342696

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5031856A Expired - Fee Related JP2823768B2 (ja) 1993-02-22 1993-02-22 半導体装置の製造方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5472826A (ja)
EP (1) EP0617455B1 (ja)
JP (1) JP2823768B2 (ja)
KR (1) KR970006210B1 (ja)
DE (1) DE69429636T2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7880141B2 (en) 2006-12-01 2011-02-01 Panasonic Corporation Resin film evaluation method and method for manufacturing a semiconductor device

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6210846B1 (en) 1999-08-13 2001-04-03 Advanced Micro Devices, Inc. Exposure during rework for enhanced resist removal
JP3827556B2 (ja) * 2001-10-31 2006-09-27 松下電器産業株式会社 パターン形成方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4617251A (en) * 1985-04-11 1986-10-14 Olin Hunt Specialty Products, Inc. Stripping composition and method of using the same
US4885047A (en) * 1986-08-11 1989-12-05 Fusion Systems Corporation Apparatus for photoresist stripping
US4824763A (en) * 1987-07-30 1989-04-25 Ekc Technology, Inc. Triamine positive photoresist stripping composition and prebaking process
EP0388343B1 (en) * 1989-03-14 1996-07-17 International Business Machines Corporation Chemically amplified photoresist
US5120633A (en) * 1990-04-10 1992-06-09 E. I. Du Pont De Nemours And Company Resist material for use in thick film resists
US5219711A (en) * 1990-04-10 1993-06-15 E. I. Du Pont De Nemours And Company Positive image formation utilizing resist material with carbazole diazonium salt acid generator

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7880141B2 (en) 2006-12-01 2011-02-01 Panasonic Corporation Resin film evaluation method and method for manufacturing a semiconductor device

Also Published As

Publication number Publication date
JP2823768B2 (ja) 1998-11-11
EP0617455A3 (en) 1997-03-12
DE69429636D1 (de) 2002-02-21
EP0617455A2 (en) 1994-09-28
DE69429636T2 (de) 2002-08-08
US5472826A (en) 1995-12-05
EP0617455B1 (en) 2002-01-16
KR970006210B1 (ko) 1997-04-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003507765A (ja) 向上したレジスト除去のためのリワークの間の露光
JP3077648B2 (ja) 化学増幅系レジストのパターン形成方法
JP2823768B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP3310202B2 (ja) レジストパターンの形成方法
US6143473A (en) Film patterning method utilizing post-development residue remover
JP3592805B2 (ja) フォトレジストパターン形成方法
JPH06110214A (ja) レジストパターンの形成方法
JP3266963B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPS588131B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH07199483A (ja) レジストパターンの形成方法
JP2001060583A (ja) 微細パターンの形成方法および半導体装置の製造方法
JPH075677A (ja) ホトマスクの修正方法
JPH04338960A (ja) レジストパターンの形成方法
JPH0715870B2 (ja) パターン形成方法
JP2000122293A (ja) パターン形成材料およびこれを用いたパターン形成方法
JP2935345B2 (ja) レジスト剥離方法
JPH05241350A (ja) レジストパターン形成方法
JPH0521326A (ja) レジストパターン形成方法
JPH08199375A (ja) レジストパターンの形成方法
JPH0786140A (ja) 電子線レジストパターンの形成方法
JPS61287232A (ja) レジストの露光方法
JPS6134670B2 (ja)
JPS5810828A (ja) レジストパタ−ンの形成方法
JPH03228306A (ja) 微細パターンの形成方法
JPS598336A (ja) パタ−ン形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980818

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees