JP2000122293A - パターン形成材料およびこれを用いたパターン形成方法 - Google Patents

パターン形成材料およびこれを用いたパターン形成方法

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JP2000122293A
JP2000122293A JP29023198A JP29023198A JP2000122293A JP 2000122293 A JP2000122293 A JP 2000122293A JP 29023198 A JP29023198 A JP 29023198A JP 29023198 A JP29023198 A JP 29023198A JP 2000122293 A JP2000122293 A JP 2000122293A
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resist
pattern
positive
chemically amplified
pattern forming
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JP29023198A
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English (en)
Inventor
Teruhiko Kumada
輝彦 熊田
Atsuko Fujino
敦子 藤野
Atsushi Oshida
敦史 押田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Materials For Photolithography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 X線露光において、表面に凹凸の形成される
ことのない良好なポジレジストパターンを形成すること
ができ、高い解像性とスループットとの双方を達成する
ことのできるパターン形成材料およびこれを用いたパタ
ーン形成方法を提供する。 【解決手段】 シリコン基板1上に所望の膜2、レジス
ト3を順次形成し、マスク5を用いてレジスト3にX線
4による露光を行い、現像する。このとき、レジスト3
は未露光時の溶解速度が0.2nm/sec.以上、2
0nm/sec.以下のものを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はパターン形成材料
およびパターン形成方法に関し、特にX線露光における
レジスト材料およびこれを用いたパターン形成方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体デバイスの高集積化に伴い
微細加工技術の開発は必須のものである。微細加工技術
の基本となるものが写真製版技術である。写真製版技術
とはマスク上に形成されたデバイスの各工程毎の回路パ
ターンを各種の照射エネルギー源を用いて、ウエハ上に
レジストのパターンとして再現させる技術である。照射
エネルギーとしては紫外線、X線、電子線、さらにイオ
ンビーム等が用いられ、0.2から0.1μmレベルの
パターン形成を目指している。
【0003】このうち、X線露光によるパターン形成
は、特に高い解像性とスループットとの双方を達成でき
るパターン形成方法として検討が行われているものであ
る。X線露光に使用されるパターン形成材料であるレジ
ストは高解像度および高感度を達成できるものとして化
学増幅型レジストを用いることが多い。この化学増幅型
レジストとは酸もしくは塩基などの反応性物質を生成す
る酸/塩基発生剤とこの反応性物質により極性変化また
は橋かけする化合物とからなるものである。
【0004】図4は従来のX線露光によるパターン形成
方法を示す断面図である。図4において、1はシリコン
基板、2はシリコン基板1上に形成された所望の膜、3
はレジスト、4はX線、5はX線マスクである。このと
き、レジスト3は酸発生剤と、アルカリ可溶性樹脂のO
H基に溶解抑制保護基(以下保護基と称す)を結合させ
た樹脂とからなる。
【0005】図4(a)に示すように、シリコン基板1
上に所望の膜2、レジスト3を順次形成し、マスク5を
用いてレジスト3にX線4による露光を行う。このと
き、X線4は光と比べて透過性が高いためにマスク5の
遮光能力が十分でなく、露光したくないマスク5遮光部
分のレジスト3部にも少量のX線4が露光されることに
なる。
【0006】その後、図4(b)に示すように、露光部
において酸発生剤から酸を発生させ、レジスト3中の分
子を分解して保護基を脱離しアルカリ可溶性に変化させ
る。その結果、現像液であるアルカリ水溶液で現像を行
うことにより、ポジレジストパターン3aを形成する。
このとき、少量のX線4しか照射されていないレジスト
3部では、レジスト3中の分子を分解して保護基を脱離
する分解反応が十分に行われないために、レジスト3a
のアルカリ可溶性への変化は均一にならず、現像液は可
溶部に選択的に浸透することになる。この結果、可溶化
反応が進行していない部分が剥離し、ポジレジストパタ
ーン3aの表面に凹凸6を形成することになる。この剥
離部分の大きさは20〜30nm程度であるので、凹凸
6も20〜30nm程度となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のX線露光による
パターン形成方法は以上のようであり、図4(b)に示
すように化学増幅型レジストのポジレジストパターン3
aの表面に凹凸6が形成されるので、エッチングパター
ン寸法にバラツキが生じ、高い解像性が得られないとい
う問題点があった。
【0008】これを解決するものとして、コントラスト
の高い化学増幅型レジストを用いたX線露光が行われて
いる。レジストのコントラストとは露光量に対するレジ
スト残膜率であり、コントラストが高いものほど残膜率
が大きくなり、レジストパターンの形成が良好に行える
のであるが、レジストのコントラストを高くして残膜率
が大きくなるということは現像液に溶け難くなるという
ことであり、レジストの感度が低下し、高いスループッ
トが得られないという問題点があった。
【0009】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、X線露光において、表面に凹凸
の形成されることのない良好なポジレジストパターンを
形成することができ、高い解像性とスループットとの双
方を達成することのできるパターン形成材料およびこれ
を用いたパターン形成方法を提供することを目的として
いる。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
るパターン形成材料は、ポジ型の化学増幅型レジストの
パターン表面が所定の平滑度になるように、未露光時の
上記ポジ型の化学増幅型レジストの現像液に対する溶解
速度を所定値以上とするようにしたものである。
【0011】この発明の請求項2に係るパターン形成材
料は、保護基の含有率を所定値以下に減少させることに
より、未露光時のポジ型の化学増幅型レジストの現像液
に対する溶解速度を所定値以上とするようにしたもので
ある。
【0012】この発明の請求項3に係るパターン形成材
料は、未露光時のポジ型の化学増幅型レジストの現像液
に対する溶解速度が、0.2nm/sec.以上である
ようにしたものである。
【0013】この発明の請求項3に係るパターン形成材
料は、未露光時のポジ型の化学増幅型レジストの現像液
に対する溶解速度が、20nm/sec.以下であるよ
うにしたものである。
【0014】この発明の請求項5に係るパターン形成方
法は、ポジ型の化学増幅型レジストに、請求項1ないし
4のいずれかに記載のパターン形成材料を使用するよう
にしたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
X線露光によるパターン形成方法を示す断面図である。
図1において、1はシリコン基板、2はシリコン基板1
上に形成された所望の膜、3はレジスト、4はX線、5
はX線マスクである。このとき、レジスト3は酸発生剤
と、アルカリ可溶性樹脂のOH基に保護基を結合させた
樹脂、保護基率を所定値以下に減少させた例えば、ポリ
ヒドロキシスチレン樹脂とからなる。
【0016】図1(a)に示すように、シリコン基板1
上に所望の膜2、レジスト3を順次形成し、マスク5を
用いてレジスト3にX線4による露光を行う。このと
き、X線4の照射量は約90mJ/cm2 であり、マス
ク5はマスクコントラストが4のものを使用しているの
で、マスク5の遮光部分のX線4透過率はおよそ1/4
となり、マスク5遮光部分のレジスト3部にはおよそ2
3mJ/cm2 のX線4が照射されることになる。
【0017】図1(b)に示すように、例えば、現像液
として規定度0.26Nの2.38wt%テトラメチル
アンモニウムヒドロオキシド水溶液を用いて現像を行い
0.15μmのラインアンドスペースのポジレジストパ
ターン3bを形成する。原子間力顕微鏡を用いてポジレ
ジストパターン3bの表面の凹凸量(RMS値)を測定
すると、5nm以下であった。
【0018】レジスト3において保護基率を減少させる
ということは現像液に対して溶解性を高くするというこ
とである。この様に保護基率を減少させることによって
レジスト3の未露光時の溶解性を高くすることができ、
現像時においてX線4の照射量が少ない部分でもレジス
ト3膜の溶解を均一に進めることができ、ポジレジスト
パターン3bの表面の凹凸を抑制することができる。
【0019】図2はレジストの溶解速度とレジスト表面
の凹凸量(RMS値)との関係を示した図である。溶解
速度はX線未露光時であり、凹凸量は約23mJ/cm
2 のX線を照射した場合である。レジストはポリヒドロ
キシスチレン樹脂であり、保護基率を変化させて測定を
行った。図2からわかるように、溶解速度が0.2nm
/sec.以上のレジストを用いてパターン形成を行え
ばレジスト表面の凹凸を抑制することができる。
【0020】ところが、未露光時のレジスト3の溶解性
を高くしてゆくと、ポジレジストパターン3bを形成す
る際に、残すべきレジスト部分まで溶解することにな
る。したがって、解像力を低下させてしまい、良好なポ
ジレジストパターン3bを形成することができなくな
る。
【0021】図3はレジストの溶解速度を変化させた時
のレジストパターン形状を示す断面図である。図3にお
いて、7はパターン幅であり、0.15μmである。さ
らに、aは未露光時のレジストの溶解速度が5nm/s
ec.,bは10nm/sec.,cは20nm/se
c.のときのパターン形状を示す。図から判るように、
未露光時のレジストの溶解速度を20nm/sec.よ
りも大きくすると、パターン形状を維持することが困難
となる。
【0022】したがって、未露光時のレジスト3の溶解
速度が0.2nm/sec.以上、20nm/sec.
以下であればポジレジストパターン3bの上面の凹凸の
形成を抑制することができ、パターン形状も良好に形成
することができ、高い解像性とスループットとの双方を
達成することができる。
【0023】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、ポジ型
の化学増幅型レジストのパターン表面が所定の平滑度に
なるように、未露光時の上記ポジ型の化学増幅型レジス
トの現像液に対する溶解速度を所定値以上とするように
したので、現像時においてX線の照射量が少ない部分で
もレジスト膜の溶解を均一に進めることができ、ポジレ
ジストパターンの表面の凹凸を抑制することができる。
【0024】また、保護基の含有率を所定値以下に減少
させることにより、未露光時のポジ型の化学増幅型レジ
ストの現像液に対する溶解速度を所定値以上とするよう
にしたので、化学増幅型レジストの未露光時の溶解性を
高くすることができる。
【0025】また、未露光時のポジ型の化学増幅型レジ
ストの現像液に対する溶解速度が、0.2nm/se
c.以上であるようにしたので、パターン上面の凹凸を
抑制することができ、高い解像性とスループットとの双
方を達成することができる。
【0026】また、未露光時のポジ型の化学増幅型レジ
ストの現像液に対する溶解速度が、20nm/sec.
以下であるようにしたので、解像力を低下させることな
く、良好なパターンを形成することができる。
【0027】また、X線露光において使用するポジ型の
化学増幅型レジストに、請求項1ないし4のいずれかに
記載のパターン形成材料を使用するようにしたので、良
好なポジレジストパターンを形成することができ、高い
解像性とスループットとの双方を達成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のX線露光によるパターン形成方法
を示す断面図である。
【図2】 レジストの溶解速度とレジスト表面の凹凸量
との関係を示した図である。
【図3】 レジストの溶解速度を変化させた時のレジス
トパターン形状を示す断面図である。
【図4】 従来のX線露光によるパターン形成方法を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板、3 レジスト、3b ポジレジスト
パターン、4 X線、5 マスク。
フロントページの続き (72)発明者 押田 敦史 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 2H025 AA02 AA03 AB16 AC05 AD03 BE00 BG00 BJ01 CB41 FA15

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸発生剤と、保護基を結合させた樹脂と
    からなるポジ型の化学増幅型レジストを用いたパターン
    形成材料において、 上記ポジ型の化学増幅型レジストのパターン表面が所定
    の平滑度になるように、未露光時の上記ポジ型の化学増
    幅型レジストの現像液に対する溶解速度を所定値以上と
    するようにしたことを特徴とするパターン形成材料。
  2. 【請求項2】 保護基の含有率を所定値以下に減少させ
    ることにより、未露光時のポジ型の化学増幅型レジスト
    の現像液に対する溶解速度を所定値以上とするようにし
    たことを特徴とする請求項1に記載のパターン形成材
    料。
  3. 【請求項3】 未露光時のポジ型の化学増幅型レジスト
    の現像液に対する溶解速度が、0.2nm/sec.以
    上であるようにしたことを特徴とする請求項1または2
    に記載のパターン形成材料。
  4. 【請求項4】 未露光時のポジ型の化学増幅型レジスト
    の現像液に対する溶解速度が、20nm/sec.以下
    であるようにしたことを特徴とする請求項3に記載のパ
    ターン形成材料。
  5. 【請求項5】 半導体基板上にポジ型の化学増幅型レジ
    ストを形成する工程と、上記ポジ型の化学増幅型レジス
    トにマスクを用いてX線露光を行う工程と、上記ポジ型
    の化学増幅型レジストをアルカリ水溶液で現像し、ポジ
    型レジストパターンを形成する工程と、を備えたパター
    ン形成方法において、 上記ポジ型の化学増幅型レジストに、請求項1ないし4
    のいずれかに記載のパターン形成材料を使用するように
    したことを特徴とするパターン形成方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6777158B2 (en) 2000-08-31 2004-08-17 Tokyo Ohka Kogyo Co., Ltd. Method for the preparation of a semiconductor device

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6777158B2 (en) 2000-08-31 2004-08-17 Tokyo Ohka Kogyo Co., Ltd. Method for the preparation of a semiconductor device
US6818380B2 (en) 2000-08-31 2004-11-16 Tokyo Ohka Kogyo Co., Ltd. Method for the preparation of a semiconductor device

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