JP2856593B2 - レジストパターンの形成方法 - Google Patents

レジストパターンの形成方法

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JP2856593B2
JP2856593B2 JP4061933A JP6193392A JP2856593B2 JP 2856593 B2 JP2856593 B2 JP 2856593B2 JP 4061933 A JP4061933 A JP 4061933A JP 6193392 A JP6193392 A JP 6193392A JP 2856593 B2 JP2856593 B2 JP 2856593B2
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resist
chemically amplified
forming
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positive chemically
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修一 宮田
朗 及川
裕之 田中
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Fujitsu Ltd
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,レジストパターンの形
成方法,特にポジ型化学増幅レジストを用いたレジスト
パターンの形成方法に関する。
【0002】半導体集積回路装置の微細化に伴い,それ
らのパターンを形成する際に不可欠なレジスト材料にも
厳しい性能が要求されている。そうした中で,近年,高
解像度,高感度,高ドライエッチング耐性の全ての要求
に応えるべく開発されたレジスト材料として,化学増幅
レジストが注目されている。
【0003】
【従来の技術】ポジ型化学増幅レジストを用いた,従来
のレジストパターンの形成方法を工程順に説明する。
【0004】 基板上に,ポジ型化学増幅レジストを
スピン塗布する。 プリベークを施す。 電離放射線を照射して,所定のパターン露光を行
い,酸を発生させる。
【0005】i)電離放射線とは,可視光,紫外線,X
線などの電磁波,および,電子線,イオン線などの粒子
線を包括するものである。 ii)電離放射線として電磁波を用いる場合には,レチク
ルを介して,パターン露光を行う。
【0006】iii) 電離放射線として電子線のような荷
電粒子線を用いる場合には,レチクルを介さず,レジス
ト上を走査して,パターン露光を行う。 PEB( Post Exposure Bake )を施す。
【0007】これにより,酸が触媒として働き基材樹脂
を可溶化する。 現像を行う。これにより,所定のレジストパターン
が形成される。
【0008】以上の工程において,のパターン露光の
後に,でPEBを施しているが,PEBによって露光
の際に発生した酸は,触媒として多くの基材樹脂を可溶
化するため,高感度が実現される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ポジ型化学増幅レジス
トを用いた,従来のレジストパターンの形成方法で形成
したレジストパターンの断面形状を観察すると,表面付
近が庇状に張り出していたり,隣接パターンと接続して
しまって全くパターンを成していない,という問題が生
じていた。
【0010】これは,電離放射線の照射の際,もしく
は,PEBを施す際に,雰囲気などの影響で,電離放射
線が照射されている領域にも拘わらず,表面付近が可溶
化していないで,難溶化層が形成されているためであ
る,と考えられる。
【0011】本発明は,上記の問題点を解決して,レジ
スト表面の難溶化層を取り除くことができるようにし
て,キレの良いレジストパターンを実現することのでき
る,レジストパターンの形成方法,特にポジ型化学増幅
レジストを用いたレジストパターンの形成方法を提供す
ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに,本発明に係るレジストパターンの形成方法は,ポ
ジ型化学増幅レジストを用いたレジストパターンの形成
方法であって,基板上にポジ型化学増幅レジストを塗布
する工程と,該ポジ型化学増幅レジストの表面に,疎水
性の透明皮膜を形成する工程と,第1の加熱処理を施す
工程と,前記ポジ型化学増幅レジストに電離放射線を照
射して,所定のパターンを露光する工程と,第2の加熱
処理を施す工程と,前記疎水性の透明皮膜を除去する工
程と,前記ポジ型化学増幅レジストを現像して,所定の
レジストパターンを形成する工程とを含むように構成す
る。
【0013】
【作用】ポジ型化学増幅レジストの例として,次の2つ
のタイプのものが挙げられる。 (A)以下のものを主に含有するレジスト組成物 酸の存在下で反応してアルカリ可溶のフェノール性
樹脂となる化合物 電離放射線の照射により酸を発生する化合物,また
は酸の発生を促進させる化合物(酸発生剤) 溶剤 (B)以下のものを主に含有するレジスト組成物 アルカリ可溶のフェノール性樹脂 アルカリ可溶のフェノール性樹脂に作用して,アル
カリに対し不溶化する機能を有し,かつ,酸の存在下で
その機能を失う化合物 酸発生剤 溶剤 本発明では,これらのポジ型化学増幅レジストを用い,
基板上にポジ型化学増幅レジストを塗布した後,このポ
ジ型化学増幅レジストの表面に,疎水性の透明皮膜を形
成するようにしている。その結果,電離放射線の照射
中,およびPEB中にレジストの表面を雰囲気から遮断
することが可能になるので,レジストの表面付近が可溶
化しないので,難溶化層が形成されるのを防止すること
ができるようになる。
【0014】レジストの表面に形成する疎水性の透明皮
膜を構成する材料としては,シリコーンポリマーが好ま
しく,特に,耐熱性および皮膜形成能に優れたポリメチ
ルシルセスキオキサン(PMSS;〔CH3 Si
3/2 n )が望ましい。
【0015】この疎水性の透明皮膜によって,ポジ型化
学増幅レジストが,電離放射線の照射中,およびPEB
中に接する雰囲気に影響されることが無くなるので,レ
ジスト表面の難溶化が低減される。
【0016】
【実施例】
〔実施例1〕ポジ型化学増幅レジストとして,次の組成
のものを使用した。
【0017】 ポリビニルフェノールの水酸基の40
%をt−ブトキシカルボニロキシ化した化合物 トリフェニルスルホニウムトリフレート 乳酸エチル 以下,本実施例を工程順に説明する。
【0018】[工程1] シリコン基板上に,上記のポ
ジ型化学増幅レジストを約0.7μmの厚さにスピン塗
布した。 [工程2] ホットプレート上で,90℃,90秒間の
プリベークを行った。
【0019】[工程3] PMSSを約1.0μmの厚
さに塗布した。 [工程4] ホットプレート上で,90℃,90秒間の
プリベークを行った。 [工程5] 波長248nmのレーザ光でパターン露光
を行った。
【0020】[工程6] ホットプレート上で,90
℃,60秒間のPEBを行った。 [工程7] キシレンでPMSSを剥離した。 [工程8] 2.38%のTMAH(テトラメチルアン
モニウムハイドロオキサイド)水溶液で60秒間のパド
ル現像を行った。
【0021】以上の各工程を経て形成されたレジストパ
ターンの断面をSEMで観察した結果,レジスト表面の
難溶化層は,ほどんど目立たなかった。比較例として,
上記のポジ型化学増幅レジストを使用して,従来の方法
によるレジストパターンも形成した。その結果,形成さ
れたレジストパターンの断面をSEMで観察したとこ
ろ,レジスト表面に庇状をした難溶化層の逆テーパが形
成されているのが視認された。
【0022】〔実施例2〕ポジ型化学増幅レジストとし
て,次の組成のもの使用した。 ポリビニルフェノールの水酸基の40%をt−ブト
キシカルボニロキシ化した化合物 p−トルエンスルホン酸フェニルエステル 乳酸エチル 以下,本実施例を工程順に説明する。
【0023】[工程1] シリコン基板上に,上記のポ
ジ型化学増幅レジストを約0.7μmの厚さにスピン塗
布した。 [工程2] ホットプレート上で,90℃,90秒間の
プリベークを行った。
【0024】[工程3] PMSSを約1.0μmの厚
さに塗布した。 [工程4] ホットプレート上で,90℃,90秒間の
プリベークを行った。 [工程5] 波長248nmのレーザ光でパターン露光
を行った。
【0025】[工程6] ホットプレート上で,110
℃,60秒間のPEBを行った。 [工程7] キシレンでPMSSを剥離した。 [工程8] 2.38%のTMAH水溶液で60秒間の
パドル現像を行った。
【0026】以上の各工程を経て形成されたレジストパ
ターンの断面をSEMで観察した結果,レジスト表面の
難溶化層は,ほどんど目立たなかった。比較例として,
上記のポジ型化学増幅レジストを使用して,従来の方法
によるレジストパターンも形成した。その結果,形成さ
れたレジストパターンの断面をSEMで観察したとこ
ろ,レジスト表面に庇状をした難溶化層の逆テーパが形
成されているのが視認された。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば,ポジ型化学増幅レジス
トを用いたレジストパターンの形成において,レジスト
表面の難溶化層を取り除くことができるようになるの
で,キレの良いレジストパターンを実現することが可能
になる。
【0028】また,パターン形状の劣化や解像度の低下
を防止することが可能になる。したがって,本発明によ
れば,LSI,VLSIなどの半導体集積回路装置の製
造に有効な微細なレジストパターンを精度良く,再現性
良く形成することができる。
【0029】以上のように,本発明は,半導体集積回路
装置の製造に用いられる超微細加工技術の発展に寄与す
るところが大きい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−251335(JP,A) 特開 平4−221814(JP,A) 特開 平5−507154(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/027

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポジ型化学増幅レジストを用いたレジス
    トパターンの形成方法であって,基板上にポジ型化学増
    幅レジストを塗布する工程と,該ポジ型化学増幅レジス
    トの表面に,疎水性の透明皮膜を形成する工程と,第1
    の加熱処理を施す工程と,前記ポジ型化学増幅レジスト
    に電離放射線を照射して,所定のパターンを露光する工
    程と,第2の加熱処理を施す工程と,前記疎水性の透明
    皮膜を除去する工程と,前記ポジ型化学増幅レジストを
    現像して,所定のレジストパターンを形成する工程とを
    含むことを特徴とするレジストパターンの形成方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において,疎水性の透明皮膜と
    して,シリコーンポリマーを用いることを特徴とするレ
    ジストパターンの形成方法。
  3. 【請求項3】 請求項2において,シリコーンポリマー
    が,ポリメチルシルセスキオキサン(PMSS)である
    ことを特徴とするレジストパターンの形成方法。
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