JPH06251995A - 積層lc部品 - Google Patents

積層lc部品

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JPH06251995A
JPH06251995A JP3661493A JP3661493A JPH06251995A JP H06251995 A JPH06251995 A JP H06251995A JP 3661493 A JP3661493 A JP 3661493A JP 3661493 A JP3661493 A JP 3661493A JP H06251995 A JPH06251995 A JP H06251995A
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JP
Japan
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dielectric
laminated
magnetic
capacitor
layers
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Pending
Application number
JP3661493A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Akata
一裕 赤田
Kazukiyo Uchimura
一清 内村
Takafumi Nogi
貴文 野木
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 誘磁性体材料からなる磁性体グリーンシート
とを直接接合でき、且つ充分な特性が得られる誘電体材
料を用いて、積層工程が簡単で、かつ安定した特性の積
層LC部品を提供する。 【構成】複数の誘電体層1a〜1f間に互いに対向しあ
う低抵抗金属材料のコンデンサ電極2a、2bを配置し
たコンデンサ部Xと、複数の磁性体層1f〜1j間にコ
イルとなる低抵抗金属材料のコイル導体パターン3を配
置したインダクタ部Yとを積層して成る積層LC部品に
おいて、前記誘電体層1a〜1fは、TiO2 、NdO
2 、BaTiO3 、SrTiO3 を主成分にホウ珪酸ガ
ラスを1〜15重量%の割合で含有して構成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の誘電体層間にコ
ンデンサ電極を配置して成るコンデンサ部と複数の磁性
体層間にコイル導体パターンを配置して成るインダクタ
部とを積層、一体化した積層LC部品に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、酸化物誘電体材料としては、
BaTiO3 を中心とした様々な誘電体複合材料が報告
されている。複合する理由は、比誘電率、品質係数及び
絶縁抵抗の向上や温度特性の抑制など様々な欠点を改善
するためである。これらの改善・改良が加えられた誘電
体材料を用いた電子部品としては、例えば誘電体層内に
コンデンサ電極を内蔵した積層セラミックコンデンサや
誘電体基板表裏面に電極を形成した圧電部品などがあっ
た。
【0003】近年、また、誘電体材料から成る積層され
た誘電体基板に1つ以上のコンデンサを形成したコンデ
ンサ部と、磁性体材料から成る積層された磁性体基板に
コイル導体パターンを形成したインダクタ部とを積層一
体化したLC部品があった。
【0004】その具体的な構造は、積層基板として積層
誘電体部(コンデンサ部)と積層磁性体部(インダクタ
部)とから成り、コンデンサ部には、Ag、Ag−Pd
などからなるコンデンサ電極が積層方向に対向しあうよ
うに配置されている。また、インダクタ部には、各磁性
体層間にAg、Ag−Pdなどから成り、コイル導体パ
ターンが形成されており、異なる磁性体層間に配置され
たコイル導体パターンとビアーホール導体を介して接続
されて、一連のコイルを形成していた。
【0005】コンデンサ部とインダクタ部とは、積層基
板の端面に形成した端子電極や、またビアーホール導体
などを介して、所定回路になるように接続されていた。
【0006】このような積層LC部品は、誘電体層とな
る誘電体グリーンシート上に、所定形状のコンデンサ電
極を形成し、また、磁性体層となる磁性体グリーンシー
ト上に、コイル導体パターンを形成し、これらの複数の
誘電体グリーンシートと複数の磁性体グリーンシートを
積層して、熱圧着を行い、一体的に焼成していた。この
焼成により、誘電体グリーンシート、磁性体グリーンシ
ート、コンデンサ電極及びコイル導体パターンが一括的
に焼結されることになる。特に、コイル導体パターン
は、低抵抗が要求されるため、Au、Ag、Cu系など
の低抵抗金属材料を使用することになる。コイル導体パ
ターンと同時に焼結される誘電体グリーンシート、磁性
体グリーンシート、コンデンサ電極を共に、低抵抗金属
材料の融点以下の比較的低い温度で焼成可能な材料を用
いる必要がある。
【0007】ここで、特に注意を要するものとしては、
誘電体層材料が上げられる。コンデンサの特性は、電極
の対向面積や対向数によっても決定されるが、根本的に
は材料固有の特性、例えば、比誘電率、品質係数Q値、
絶縁抵抗などによって大きく左右されるからである。
【0008】また、誘電体層は全く異なる材料の磁性体
層と一体焼結するために、両材料の温度係数の和を0に
近くしたり、焼成工程における収縮挙動を合致させる必
要がある。
【0009】そこで、従来は、コンデンサ部とインダク
タ部との境界部分に、両シートの材料等を混合して形成
した緩衝材料からなる緩衝層や中間層を配置していた
(特公平2−19613、実公昭63−39958、特
開昭63−76313号)。
【0010】また、積層誘電体部に用いる誘電体材料
と、積層磁性体部に用いる材料とから新たな誘電体材料
を作成し、同一材料で、全体の積層基板を構成すること
も考えられていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】中間層や緩衝層をコン
デンサ部とインダクタ部との間に配置することは、積層
工程数の増加につながり、コスト高になってしまうとい
う問題点があった。
【0012】また、誘電体材料と、磁性体材料とから新
たな誘電体材料を作成することは、本来の誘電体材料と
しての特性、例えば比誘電率や品質係数Q値などを充分
に満足できず、積層数の多いコンデンサ部となってしま
うことがある。
【0013】本発明は上述の課題に鑑みて案出されたも
のであり、その目的は緩衝層、中間層などを用いること
なく、また、誘電体層を構成する誘電体材料の基本特性
を劣化させることなく、磁性体層との焼結挙動を近似さ
せることができる誘電体材料を用いて、積層基板を構成
した積層LC複合部品を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、複数の
誘電体層間に互いに対向しあう低抵抗金属材料のコンデ
ンサ電極を配置したコンデンサ部と、複数の磁性体層間
にコイルとなる低抵抗金属材料のコイル導体パターンを
配置したインダクタ部とを積層して成る積層LC部品に
おいて、前記誘電体層は、TiO2 、NdO2 、BaT
iO3 、SrTiO3 を主成分にホウ珪酸ガラスを1〜
15重量%の割合で含有して構成され、また、前記磁性
体層はFe2 3 、NiO、ZnO、CuOを主成分と
して構成されていることを特徴とする積層LC部品であ
る。
【0015】
【作用】以上のように、誘電体層は、TiO2 、Nd2
3 、BaTiO3 、SrTiO3 を主成分に、ホウ珪
酸ガラスを添加し、低抵抗金属材料の融点以下である9
00℃程度で焼結可能な誘電体層となる。
【0016】特に、TiO2 25〜35重量% Nd2 3 25〜35重量% BaTiO3 15〜25重量% SrTiO3 5〜20重量% の割合から構成され、その他の微量成分として、Pb3
4 、Bi2 3 、CuO、ZnOが添加され、さら
に、主成分及び微量成分に対して、Na2 O、CaO、
2 5 などを含有するホウ珪酸ガラスを1〜15重量
%、好ましくは3〜12重量%添加すると、誘電体材料
としての基本的な特性である比誘電率、品質係数Q値、
絶縁抵抗がともにコンデンサを形成するのに実用的な範
囲となり、さらに、Ni−ZN−Cuフェライトなどか
ら磁性体材料のグリーンシートの焼結挙動を近似させる
ことができ、収縮率の差による剥離、ソリが有効に防止
できる。
【0017】上述の誘電体層の組成において、ホウ珪酸
ガラスの添加量を15重量%を上限としたのは、電気的
特性の劣化を考慮したもので、15重量%を越えると品
質係数Q値の劣化が著しいものとなってしまう。また、
ホウ珪酸ガラスの添加量を1重量%未満になると、低温
での焼成が不可能となる。
【0018】また、TiO2 が35重量%を越えると、
負の温度係数が大きくなり過ぎ、25重量%未満になる
と、温度係数がゼロに近づく。これにより、磁性体層と
の積層後の温度係数の和がゼロから大きく外れてしま
う。
【0019】また、Nd2 3 が35重量%を越える
と、温度係数がゼロに近づき、やがて正の係数となって
しまい、25重量%未満になると、負の温度係数がさら
に大きくなる。これにより、磁性体層との積層後の温度
係数の和がゼロから大きく外れてしまう。
【0020】また、BaTiO3 が25重量%を越える
と、品質係数Q値が大きく劣化してしまい、15重量%
未満になると、温度係数がゼロに近づいてしまう。これ
により、磁性体層との積層後の温度係数の和がゼロから
大きく外れてしまう。
【0021】また、SrTiO3 が20重量%を越える
と、負の温度係数がさらに大きくなり、5重量%未満に
なると、温度係数がゼロに近づく。これにより、磁性体
層との積層後の温度係数の和がゼロから大きく外れてし
まう。
【0022】尚、SrTiO3 は、TiO2 、Nd2
3 、BaTiO3 の三者による温度特性の調整のために
添加されるものであり、調合のばらつき程度でその範囲
を越えても構わない。
【0023】従って、主成分の量比の範囲を越えると、
Ni−Cu−Znフェライトとの温度特性のマッチング
が損なわれ、LC部品として適さなくなる。また、微量
成分を添加しないと、約900℃の低温焼成が安定して
行うことができない。
【0024】
【実施例】以下、本発明の積層LC部品を図面に基づい
て詳説する。
【0025】図1は、本発明の積層LC部品の外観図、
図2はその断面図、図3は積層基板の分解斜視図を夫々
示す。
【0026】図1において、積層LC部品10は、積層
基板1と該基板1の端面に形成された端子電極5、6と
から構成されている。さらに積層基板1は、複数の誘電
体層1a〜1eから成る積層誘電体部(コンデンサ部)
X、複数の磁性体層1f〜1jから成る積層磁性体部
(インダクタ部)Yとから構成されている。
【0027】誘電体層1a〜1eは、TiO2 、Nd2
3 、BaTiO3 、SrTiO3を主成分としてPb
3 4 、Bi2 3 、CuO、ZnOなどの微量成分
と、Na2 O、CaO、P2 5 などを含有するホウ珪
酸ガラスを添加した材料から構成されている。
【0028】積層誘電体部Xには、少なくとも1つのコ
ンデンサが構成されている。具体的には誘電体層1a〜
1eの各層間にコンデンサ電極2a又は2bが形成され
る。
【0029】コンデンサ電極2a、2bは、積層誘電体
部Xの対向する端面に交互に延出するように配置されて
いる。これにより、コンデンサ電極2aと2bとの間
で、両電極2a、2bに挟まれた誘電体層の比誘電率、
対向面積に対応した容量が発生する。
【0030】磁性体層1f〜1jは、Ni−Cu−Zn
フェライト材料から構成されている。積層磁性体部Yに
は、少なくとも1つのコイルが構成されている。具体的
には磁性体層1f〜1jの各層間にコイルを形成するた
めのコイル導体パターン3・・・が形成されている。各
層間のコイル導体パターン3・・・の終点部分には、下
側の層間のコイル導体パターン3の始点と接続するビア
ホール導体4を形成する。
【0031】これにより、コイル全体の始点3xからコ
イルの終点3yまでが1連のコイルとなる。図2、図3
においては、コイルの始点3x及び終点3yの端部は積
層基板1の対向する端部に夫々延出して、積層基板1の
対向する端面に形成した端子電極5、6を介してコンデ
ンサ電極2a、2bと接続する。これにより、コンデン
サとコイルとが互いに並列的に接続されることになる。
【0032】上述の製造方法は、まず、積層誘電体部X
となる誘電体材料からなるグリンーシートを形成する。
具体的には、TiO2 、Nd2 3 、BaTiO3 、S
rTiO3 及び微量成分(Pb3 4 、Bi2 3 、C
uO、ZnOなど)を用いて、TiO2 :Nd2 3
BaTiO3 :SrTiO3 :微量成分=28:27:
19:13:12となるように秤量混合した。次に、上
記成分に対して、Na2 O、CaO、P2 5 などから
成るホウ珪酸ガラスの粉末を1〜15重量%添加混合し
た。
【0033】この混合物を仮焼、粉砕し、バインダー混
合後、ドクターブレード法などでテープ成型し、所定大
きさのシートに裁断する。
【0034】また、積層磁性体部Yとなる磁性体材料か
らなるグリンーシートを形成する。
【0035】具体的には、Fe2 3 が47.7モル
%、NiOが20.1モル%、ZnOが23.2モル
%、CuOが10モル%になるように秤量して混合し
た。この混合物を仮焼、粉砕し、バインダー混合後、ド
クターブレード法などでテープ成型し、所定大きさのシ
ートに裁断する。
【0036】このようにして得られた誘電体グリーンシ
ートの処理として、誘電体層1aと1bとの間のコンデ
ンサ電極2aとなる導体膜を、誘電体層1bとなるグリ
ーンシート上に、また、誘電体層1bと1cとの間のコ
ンデンサ電極2bとなる導体膜を、誘電体層1cとなる
グリーンシート上に、Au系、Ag系、Cu系、その合
金を主成分とする導電性ペーストを用いてスクリーン印
刷を施す。尚、他の誘電体層間のコンデンサ電極2a、
2bとなる導体膜も同様に印刷形成する。
【0037】次に、磁性体グリーンシートの処理とし
て、まず、コイル導体パターンが形成されるグリーンシ
ートにビアホール導体4となるスルーホールを形成し、
続いて、該スルーホールを充填するように、Au系、A
g系、Cu系、その合金を主成分とする導電性ペースト
を用いてスクリーン印刷を施す。また、この印刷に続い
てまたは同時に、コイル導体パターンとなる導体膜をA
u系、Ag系、Cu系、その合金を主成分とする導電性
ペーストを用いてスクリーン印刷を施す。
【0038】次に、上述の処理を施した複数の誘電体グ
リーンシート及び複数の磁性体グリーンシートを順次積
層して、熱圧着を行う。
【0039】その後所定大きさに裁断し、特に、対向す
る積層基板1の端面にコンデンサ電極2a、2bの一端
及びコイルの始点3x及び終点3yを延出するように処
理する。
【0040】次に、脱バインダー工程、焼成工程を行
う。具体的には、酸化性雰囲気、還元性雰囲気又は中性
雰囲気(導電性ペーストの材料で選択)で、約900℃
の焼成を行い、各誘電体層1a〜1eとなる誘電体グリ
ーンシート、各磁性体層1f〜1jとなる磁性体グリー
ンシート、コンデンサ電極2a、2bとなる導体膜及び
コイル導体パターン3となる導体膜を一体的に焼結をす
る。
【0041】このように得られた積層基板1の対向する
端面に、端子電極4、5として、Agなどの導電性ペー
ストを塗布、転写などの厚膜手法により形成して、所定
温度で焼きつけを行う。その後必要に応じて、Agなど
の厚膜導体層上にはNi又は半田メッキを施しても構わ
ない。
【0042】上述の構造の積層LC部品において、夫々
導体膜の形成などを施した誘電体グリーンシートと磁性
体グリンーシートとが直接積層されて、一体的に焼結さ
れて構成されている。
【0043】これは、誘電体グリーンシートとなる誘電
体材料に、添加物として混合したホウ珪酸ガラスを所定
量添加することにより、誘電体材料の基本特性である比
誘電率、品質係数Q値、絶縁抵抗を実用的な値に維持し
て、且つ、Ni−Cu−Znフェライトからなる磁性体
グリーンシートの焼結による収縮挙動を近似させること
ができたためである。これにより、積層数の少なく製造
工程が簡単で、安定した特性が導出できるLC部品とな
る。
【0044】本発明者は、Ni−Cu−Znフェライト
からなる磁性体グリーンシートの焼結挙動が近似した誘
電体層を調べるために、TiO2 、Nd2 3 、BaT
iO3 、SrTiO3 及び微量成分(Pb3 4 、Bi
2 3 、CuO、ZnOなど)を用いて、TiO2 :N
2 3 :BaTiO3 :SrTiO3 :微量成分=2
8:27:19:13:12となるように秤量混合物
に、Na2 O、CaO、P2 5 などから成るホウ珪酸
ガラスの粉末を0〜20.0重量%の範囲で添加混合し
た7つの試料を作成し、比誘電率、品質係数Q値、絶縁
抵抗を調べ、さらに上述の磁性体層との最大収縮差を求
めた。
【0045】尚、実用に供される誘電体材料の目標値
を、比誘電率を60以上、品質係数Q値を8000以
上、絶縁抵抗を1×104 (MΩ・cm) 以上とした。
【0046】
【表1】
【0047】以上のように、ホウ珪酸ガラスの添加量が
増えるにしたがい、磁性体材料との収縮差は小さくなる
傾向があるものの、同時に、比誘電率、品質係数Q値が
劣化する傾向にある。特に、試料7のように、ホウ珪酸
ガラスの添加量が15.0重量%を越えると、比誘電率
が60以下となり、品質係数Q値が800を大きく下回
ってしまう。
【0048】逆に、試料1のように、ホウ珪酸ガラスの
添加量がない場合には、誘電体層としての諸特性は満足
のゆくものではあるが、磁性耐材料との最大収縮差が
8.6%となり、磁性体層との間で、剥離、そり、クラ
ックと言った不良をなくすことができなくなる。
【0049】〔他の実施例〕上述の実施例では、1つの
コンデンサ部と1つインダクタ部とが互いに並列接続さ
れているが、コンデンサ部の積層数を任意に変え、さら
に2以上のコンデンサを形成してもよく、また、インダ
クタ部も2以上のコイルを形成してもよく、また接続構
造を、端子電極やビアホール導体を用いて、直列接続、
T接続またはΠ接続などに変更しても構わない。
【0050】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、誘電体
層と磁性体層とを直接積層して、一体的に焼結しても、
その間で剥離、反り、クラックといった不良が一切発生
せず、さらに、コンデンサを形成するに良好な特性が維
持でき、積層工程が簡単で、かつ安定した特性を導出で
きる積層LC部品となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の積層LC部品の外観斜視図である。
【図2】本発明の積層LC部品の断面図である。
【図3】本発明の積層基板の分解斜視図である。
【符号の説明】
1・・・・・・積層体基板 1a〜1e・・・誘電体層 1f〜1j・・・磁性体層 5、6・・・・・端子電極 2a、2b・・・コンデンサ電極 3・・・・・・・コイル導体パターン 4・・・・・・ビアホール導体 X・・・・・・コンデンサ部 Y・・・・・・コイル部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の誘電体層間に互いに対向しあう低
    抵抗金属材料のコンデンサ電極を配置したコンデンサ部
    と、複数の磁性体層間にコイルとなる低抵抗金属材料の
    コイル導体パターンを配置したインダクタ部とを積層し
    て成る積層LC部品において、 前記誘電体層は、TiO2 、NdO2 、BaTiO3
    SrTiO3 を主成分にホウ珪酸ガラスを1〜15重量
    %の割合で含有して構成され、また、前記磁性体層はF
    2 3 、NiO、ZnO、CuOを主成分として構成
    されていることを特徴とする積層LC部品。
JP3661493A 1993-02-25 1993-02-25 積層lc部品 Pending JPH06251995A (ja)

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