JPH06251855A - 避雷管 - Google Patents

避雷管

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JPH06251855A
JPH06251855A JP3842793A JP3842793A JPH06251855A JP H06251855 A JPH06251855 A JP H06251855A JP 3842793 A JP3842793 A JP 3842793A JP 3842793 A JP3842793 A JP 3842793A JP H06251855 A JPH06251855 A JP H06251855A
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JP
Japan
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electrode
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safe spring
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Application number
JP3842793A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Machida
和彦 町田
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Shinko Electric Industries Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Industries Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フェイルセイフ機能を有する避雷管の製造を
容易にし、確実なフェイルセイフ機能が得られるように
する。 【構成】 フェイルセイフスプリング10をアース電極
5の外面を弾性的に挟圧して支持する抱え込み片10a
と、ライン電極6の外面上まで延出する接触片10bと
で形成し、アース電極5とフェイルセイフスプリング1
0との間に低融点材16を弾性的に挟んでフェイルセイ
フスプリング10を取り付ける。避雷管が過熱した際に
低融点材16が溶融し、抱え込み片10bがアース電極
5の外面に密着し、それにともなって接触片10bがラ
イン電極6の外面に接触してアース電極5とライン電極
6とを電気的に短絡させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は避雷管に関し、とくに組
み立て製造の容易な避雷管に関する。
【0002】
【従来の技術】図4はフェイルセイフ機構付きの避雷管
の従来例を示す。この避雷管は本体2の外面とフェイル
セイフスプリング4との間にマイラーシート3を挟み、
フェイルセイフスプリング4をアース電極5にスポット
溶接して成る。マイラーシート3はライン電極6とフェ
イルセイフスプリング4との間を電気的に絶縁するもの
で、フェイルセイフスプリング4はライン電極6の外面
に向けてマイラーシート3を押圧するよう付勢して設け
ている。このフェイルセイフ機構は避雷管が放電を継続
したような場合にマイラーシート3が溶融し、フェイル
セイフスプリング4を介してアース電極5とライン電極
6間を電気的に短絡して放電を停止させるよう作用す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のフェ
イルセイフ機構付きの避雷管はフェイルセイフスプリン
グ4をスポット溶接して取り付けることから、組み立て
作業が煩雑であり、またスポット溶接の際に位置ずれが
おきやすく、フェイルセイフスプリング4とマイラーシ
ート3とが位置ずれしてマイラーシート3による電気的
絶縁が的確になされない場合があること、スポット溶接
の際にマイラーシート3が溶融して電気的に短絡してし
まう場合があるといった問題点があった。
【0004】本発明はこれら問題点を解消すべくなされ
たものであり、スポット溶接のような複雑な製造工程に
よらずに容易に組み立て製造が可能で、フェイルセイフ
スプリングの位置ずれによる電気的短絡等を防止し、確
実なフェイルセイフ機能を有する避雷管を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため次の構成を備える。すなわち、アース電極の外
面とライン電極の外面との間に避雷管の放電を停止させ
るフェイルセイフスプリングを設けてなるフェイルセイ
フ機構付きの避雷管において、前記フェイルセイフスプ
リングをアース電極あるいはライン電極の一方の電極の
外面で周方向に延出し該電極外面を挟圧支持して取り付
けられる抱え込み片と、該抱え込み片から他方の電極の
外面上まで延出する接触片とで形成し、該フェイルセイ
フスプリングと前記一方の電極の外面との間で弾性的に
挟圧され、かつスペーサとして前記接触片が前記他方の
電極の外面に接触しないように離間させ、避雷管が過熱
した際には溶融して前記抱え込み片が前記一方の電極の
外面に密着することにより前記接触片が前記他方の電極
の外面に接触して前記アース電極とライン電極との間を
電気的に短絡させる低融点材を設けたことを特徴とす
る。また、前記フェイルセイフスプリングの抱え込み片
の内面に前記一方の電極の外面に当接する凸部を設けた
ことを特徴とする。また、前記フェイルセイフスプリン
グの接触片の内面に、溶融した低融点材を接触片の先端
側へ導く凹溝を設けたことを特徴とする。
【0006】
【作用】避雷管を組み立てる際には、低融点材を電極の
外面とフェイルセイフスプリングとの間にスペーサとし
て挟み、フェイルセイフスプリングの抱え込み片で電極
の外面を弾性的に挟むようにして取り付ける。これによ
り、スポット溶接の工程が不要となり、製造工程を簡素
化して簡単に組み立てることができる。リードピンによ
ってフェイルセイフスプリングと低融点材を位置合わせ
することで、取り付け時の位置ずれを防止することがで
きる。また、フェイルセイフスプリングの抱え込み片の
内面に凸部を設けることによって抱え込み片と電極との
接触を確実にすることができ、接触片に凹溝を設けるこ
とによってフェイルセイフスプリングと電極の外面との
間に溶融した低融点材が滞留することを防止して確実な
電気的短絡がなされる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。図1(a) は本発明に係る避雷管
の一実施例の斜視図を示す。本実施例の避雷管はアース
電極5を挟んで両側にライン電極6を配置した3極の避
雷管で、アース電極5の外面にリードピン7をスポット
溶接して立設している。10はこの避雷管のフェイルセ
イフ機構として避雷管の本体に取り付けたフェイルセイ
フスプリングである。このフェイルセイフスプリング1
0は金属製の部材であって、アース電極5の外周面に沿
って湾曲して延出する抱え込み片10aとアース電極5
側から両側のライン電極6へ延出する接触片10bとか
ら成る。
【0008】図2にフェイルセイフスプリング10を展
開した状態を示す。前記抱え込み片10aはアース電極
5の外周面に沿って湾曲するよう付勢されており、その
スプリング力によってアース電極5の外面を両側から挟
みつけるようにして避雷管に取り付けられる。抱え込み
片10aを広げるとフェイルセイフスプリング10は十
字形になる。抱え込み片10aの内面には中側から先端
縁にかけて電極の外面に向けて突出する凸部12を設け
る。凸部12はフェイルセイフスプリング10をアース
電極5に取り付けた際に抱え込み片10aがアース電極
5の外面に確実に接触するようにするためのものであ
る。また、接触片10bの内面には中心側からその先端
縁にかけて凹溝10cを設ける。14はフェイルセイフ
スプリング10を本体に取り付ける際にリードピン7を
通すための透孔である。
【0009】図1(b) はフェイルセイフスプリング10
を避雷管の本体に取り付けた状態を側面方向から見た状
態である。同図で16はフェイルセイフスプリング10
とアース電極5の外面との間に挟んで配置した低融点金
属である。低融点金属16は常時はアース電極5とフェ
イルセイフスプリング10との間に配置するスペーサと
して作用し、避雷管が過熱した際に溶融してアース電極
5とライン電極6との間を電気的に短絡させるように作
用する。このように低融点金属16は常時はスペーサと
して作用し避雷管が過熱した際に溶融する低融点材であ
ればよく、はんだ等の金属材料に限らず低融点プラスチ
ックなどであってもかまわない。
【0010】図3に避雷管の本体にフェイルセイフスプ
リング10を組み付ける際の組み立て方法を示す。避雷
管の本体は図のように組み立て治具18内にリードピン
7を上向きにしてセットする。低融点金属16は中央に
リードピン7を挿通する透孔16aが設けられており、
透孔16aにリードピン7を通すようにしてアース電極
5の位置にセットするとともに、フェイルセイフスプリ
ング10をその中央部の透孔14に同じくリードピン7
を通すようにし、抱え込み片10a、10aでアース電
極5の両側の外周面を挟圧するようにして取り付ける。
【0011】フェイルセイフスプリング10の接触片1
0bは前述したようにアース電極5側から両側のライン
電極6の外面上まで延出するが、低融点金属16をスペ
ーサとしてフェイルセイフスプリング10を取り付ける
と、図1(b) に示すようにアース電極5とフェイルセイ
フスプリング10との間に間隙が生じる。これによって
接触片10bの延出側とライン電極6の外面との間に間
隙が生じる。図1(a)はフェイルセイフスプリング10
の取り付け状態で、接触片10bとライン電極6との間
に若干隙間が形成されて取り付けられていることを示し
ている。
【0012】本実施例の避雷管は抱え込み片10aのス
プリング力によってフェイルセイフスプリング10を避
雷管の本体の外面に取り付けてなるものであるが、常時
は低融点金属16がスペーサとして作用し、接触片10
bはライン電極6の外面から離間しアース電極5とライ
ン電極6とは電気的に絶縁された状態にある。そして、
避雷管が放電を継続等して避雷管の本体が過熱した際に
は、低融点金属16が溶融し、抱え込み片10a自身の
弾性力によってアース電極5の外面に密着し、それによ
って低融点金属16がスペーサとして機能しなくなって
接触片10bがライン電極6の外面に接触し、アース電
極5とライン電極6がフェイルセイフスプリング10を
介して電気的に短絡して放電を解消する。
【0013】フェイルセイフスプリング10の抱え込み
片10aは上記のように低融点金属16が溶融した際に
アース電極5の外面に密着することによって接触片10
bをライン電極6に接触させるから、図1(b) に示すよ
うに抱え込み片10aはアース電極5の外周面に沿って
ある程度長く延出させる必要がある。なお、実施例では
フェイルセイフ機能を発揮させる際に接触片10bが確
実にライン電極6の外面に接することができるように接
触片10bの先端部をライン電極6の外面に接近する側
に若干折曲させている。
【0014】また、実施例では接触片10bの内面に凹
溝10cを設けているが、この凹溝10cは低融点金属
16が溶融した際に溶融金属を接触片10bの先端側に
導いて溶融金属がフェイルセイフスプリング10とアー
ス電極5との間に滞留することを防止し、接触片10b
とライン電極6とが確実に接触できるように作用する。
【0015】本実施例の避雷管の構成によれば、フェイ
ルセイフスプリング10を取り付ける際は低融点金属1
6に設けた透孔16aにリードピン7を通して抱え込み
片10aをアース電極5の外面に弾性力をもたせて取り
付けるだけであり、従来のスポット溶接による方法にく
らべて製造工程を簡素化でき容易に組み立てることが可
能になる。また、低融点金属6およびフェイルセイフス
プリング10にリードピン7を通して取り付けるから低
融点金属6およびフェイルセイフスプリング10の位置
合わせが確実にできる。フェイルセイフスプリング10
がライン電極6と電気的に短絡しているかどうかは外観
で簡単に判断できる。また、落下した場合などの外部か
らの衝撃に強い。背後電極の効果がより大きくなるため
インピーダンスの低減、安定化が図れるといった利点が
ある。
【0016】なお、上記実施例では3極の避雷管につい
て説明したが、本発明はアース電極とライン電極の2極
の避雷管の場合も同様に適用することが可能である。2
極の場合には一方の電極の外面に低融点金属等の低融点
材料をスペーサとして抱え込み片によってフェイルセイ
フスプリングを取り付け、他方の電極の上方位置まで接
触片を延出させるようにすればよい。
【0017】
【発明の効果】本発明に係る避雷管によれば、上述した
ように、スポット溶接等の工程が不要になり、従来にく
らべ組み立て作業を容易にすることができる。また、リ
ードピンでフェイルセイフスプリングと低融点材を位置
合わせすることで、取り付け時の位置ずれを防止するこ
とができる。また、抱え込み片に切り込みを設けること
によってさらに確実に電気的短絡を図ることができる等
の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】避雷管の一実施例の構成を示す(a) は斜視図、
(b) は側面図である。
【図2】フェイルセイフスプリングを展開した状態を示
す説明図である。
【図3】避雷管の組み立て方法を示す説明図である。
【図4】避雷管の従来例の構成を示す説明図である。
【符号の説明】
3 マイラーシート 4 フェイルセイフスプリング 5 アース電極 6 ライン電極 7 リードピン 10 フェイルセイフスプリング 10a 抱え込み片 10b 接触片 10c 凹溝 12 凸部 14 透孔 16 低融点金属 16a 透孔 18 組み立て治具

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アース電極の外面とライン電極の外面と
    の間に避雷管の放電を停止させるフェイルセイフスプリ
    ングを設けてなるフェイルセイフ機構付きの避雷管にお
    いて、 前記フェイルセイフスプリングをアース電極あるいはラ
    イン電極の一方の電極の外面で周方向に延出し該電極外
    面を挟圧支持して取り付けられる抱え込み片と、該抱え
    込み片から他方の電極の外面上まで延出する接触片とで
    形成し、 該フェイルセイフスプリングと前記一方の電極の外面と
    の間で弾性的に挟圧され、かつスペーサとして前記接触
    片が前記他方の電極の外面に接触しないように離間さ
    せ、避雷管が過熱した際には溶融して前記抱え込み片が
    前記一方の電極の外面に密着することにより前記接触片
    が前記他方の電極の外面に接触して前記アース電極とラ
    イン電極との間を電気的に短絡させる低融点材を設けた
    ことを特徴とする避雷管。
  2. 【請求項2】 フェイルセイフスプリングと低融点材に
    アース電極あるいはライン電極に立設したリードピンを
    挿通する透孔を設けたことを特徴とする請求項1記載の
    避雷管。
  3. 【請求項3】 フェイルセイフスプリングの抱え込み片
    の内面に前記一方の電極の外面に当接する凸部を設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の避雷管。
  4. 【請求項4】 フェイルセイフスプリングの接触片の内
    面に、溶融した低融点材を接触片の先端側へ導く凹溝を
    設けたことを特徴とする請求項1記載の避雷管。
JP3842793A 1993-02-26 1993-02-26 避雷管 Pending JPH06251855A (ja)

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JP3842793A JPH06251855A (ja) 1993-02-26 1993-02-26 避雷管

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20100103395A (ko) * 2009-03-13 2010-09-27 신코 덴키 코교 가부시키가이샤 3-전극 서지 보호 장치

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20100103395A (ko) * 2009-03-13 2010-09-27 신코 덴키 코교 가부시키가이샤 3-전극 서지 보호 장치
JP2010218699A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Shinko Electric Ind Co Ltd 3極避雷管
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