JPH0418193Y2 - - Google Patents

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JPH0418193Y2
JPH0418193Y2 JP13660586U JP13660586U JPH0418193Y2 JP H0418193 Y2 JPH0418193 Y2 JP H0418193Y2 JP 13660586 U JP13660586 U JP 13660586U JP 13660586 U JP13660586 U JP 13660586U JP H0418193 Y2 JPH0418193 Y2 JP H0418193Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (考案の属する技術分野) 本考案は、張力形ヒユーズの改良に関するもの
である。
(従来の技術) 第2図は従来の張力形警報ヒユーズの構造例を
示す横断面図aと、分解図b乃至fで蓋20、本
体21、ヒユーズ管22、電源端子23、負荷端
子24、表示ばね25、警報ばね26、警報端子
27、警報ボタン28及びヒユーズ線29から構
成されている。即ち、このような張力形警報用ヒ
ユーズは、ヒユーズ線29に表示ばね25によつ
て張力を与えた状態にしておき、過大な電流が流
れたときに、ジユール熱によつてヒユーズ線29
が熔融あるいは軟化し、表示ばね25によつて引
きちぎり、かつ表示ばね25が警報ボタン28を
押して警報ばね26が変位し警報端子27にメー
クすることによつて、電気的警報を出すことを重
要な機能としている。このように表示ばね25の
適正な応力が不可欠である。この応力が表示ばね
25と負荷端子24の接合部30をひきはがすよ
うに働くため、接合の確実性が得られないと接合
部が開離し、前記重要機能を損なうことになる。
このように、従来の接合は抵抗点溶接によつてい
るため、表示ばね25と負荷端子24の溶接性が
良質でなければ、接合の確実性は得られない。然
るに、表示ばね25と負荷端子24の表面処理が
電気的接触性、防食性、及び耐摩耗性を要するこ
とから、ニツケルめつきを施している。合わせ
て、ヒユーズ定格の大きいものは、表示ばね25
の材質として銅を主成分とする電気的に低抵抗の
ものを使用しいる。ニツケルめつきは、めつき厚
が厚いと溶接性の悪い欠点があるため、めつき厚
を1.5μm以下に管理している。めつき層の安定性
を満足するために、その管理幅は0.5〜1.5μmとな
り、極めてめつきの管理が厳しくなつている。当
該のめつきの通常の厚みの管理値が0.5〜2.5μmで
あることからも厳しさの程度が認識出来る。しか
も、銅を主成分とした材料は電気的抵抗値が小さ
いことから更に溶接性が悪い。
第2図bにその接合手順を示した。25が表示
ばね、24が負荷端子、34は抵抗点溶接のため
のプロジエクシヨン、33はヒユーズ線を取り付
けるための穴である。25と24を合わせてcの
ように溶接電極35と36によつてプロジエクシ
ヨン34を介して点溶接を行う。最後に表示ばね
を湾曲状に曲げて構成されている。
さらに、表示ばねのヒユーズ線取付部は、第2
図bの33のように板厚方向への貫通穴であり、
ヒユーズ線を取り付けるときには、ヒユーズ線を
針の穴に通する如く通して、ヒユーズ線を表示ば
ねに巻付け、半田によつて固定する。
また表示口及び排気孔は第2図e,fの31,
32のように蓋20の内外を貫通した大きな穴で
あり、ヒユーズが溶断した際、表示片が表示口3
1から見え、短絡しや断時のガスは排気孔32か
らはき出される。
次に蓋20の本体21への固定は、第2図fに
示すように蓋20を本体21へ被せ小ねじ37を
蓋の穴38へ通し、本体21に予め切つてあるタ
ツプ39に嵌合し、結合することにより行つてい
る。
(考案が解決しようとする問題点) 以上のように、従来のヒユーズには次のような
欠点がある。
従来の接合方法が抵抗点溶接によつているた
めばねと端子のニツケルめつきの厚さを厳しく
管理しなければならないことから、めつき厚の
上限を越えることがあり、接合の確実性を欠く
という欠点がある。合わせて、表示ばねの材質
として低い抵抗値のものを選択出来ないという
欠点がある。
従来のヒユーズ線取付け部は穴であるため、
針穴に通すが如くヒユーズ線を穴に通す必要が
あり、製造工程上の難点となつている。
表示口及び排気孔からドライバーの先端等で
ヒユーズ内部の充電部に触れることが出来るた
め、感電の危険性とヒユーズの機能を損う危険
性がある。
本体にタツプを切ること、子ねじを要するこ
とと及び小ねじの締結作業で相当の工数を必要
とする。
(考案の目的) 本考案の目的は、従来技術におけるこのような
欠点を解消し、表示ばねと負荷端子間の確実な接
合が得られ、ヒユーズ線の取付が容易となつた、
感電及び機能障害の危険性が著るしく低下し、か
つ蓋と本体との取付工程を著るしく短縮すること
のできる張力形警報ヒユーズを提供することにあ
る。
(考案の構成) 第1図aは本考案の具体的実施例の横断面図で
ある。蓋1、本体2、ヒユーズ管3、電源端子
4、負荷端子5、表示ばね6、ヒユーズ線7、表
示口8、排気孔9で構成されている。前記負荷端
子5と表示ばね6の接合手順をbに示す。表示ば
ね6の穴11を負荷端子5の突起部13に嵌合さ
せcのかしめ治具14と15で突起部13を押し
つぶして穴11に突起部13が拡張すると共にそ
の頭部が拡大し、負荷端子5と表示ばね6が確実
に接合(かしめ方式と称する)する。最後にばね
を湾曲状に曲げる。
本実施例では負荷端子5の材質はKFC(神戸製
鋼製入りリン脱酸銅)で、突起物φ1-0、高さ
0.5mmとしニツケルめつきを施し、表示ばね6の
材質はリン青銅で、穴φ1+1としニツケルめつき
を施したものである。
ヒユーズ線を穴に通す困難性を改良するために
第1図dの実施例の通り切り欠きとした。
表示口及び排気孔を第1図eの実施例の格子
状、小孔の集合とし、また表示口を例えば所要の
大きさの開口を透明板で閉塞して作つた透明表示
口とした。
第1図fの実施例の通り、蓋に穴部、本体に凸
部を設けて、蓋を本体に圧入気味に挿入し凸部を
蓋の穴部にはめ合わせて蓋を本体に固定する。
(考案の効果) 以上説明したように本考案は、表示ばねと負荷
端子の接合をかしめ方式、表示ばねのヒユーズ線
取付部を切欠きに、表示口及び排気孔を格子状、
小孔の集合、更には透明表示口に及び蓋と本体の
固定を蓋に穴部、本体に凸部を設けて両者をワン
タツチではめ合わせることにより、工数の低減、
危険防止、信頼性の向上が出来、従来にない低価
格の信頼性の高いヒユーズが実現出来る。
以上をまとめると次の通である。
従来は、表示ばねと負荷端子の接合を抵抗点
溶接をしていた。従つて、(a)表面処理のNiの
めつき厚の管理の厳しさを要求され、場合によ
つて接合の確実性を欠く場合がある。(b)また表
示ばね及び負荷端子の材質を低抵抗のものにす
ると溶接性が著しく低下し、接合の確実性が得
にくい欠点もあつた。本考案では、表示ばねと
負荷端子の接合をかしめにより行つている。こ
のために、表示ばねと負荷端子の表面処理の管
理及び材料の選択に制限がなくなり接合の確実
性が得られる。従来の当該の不良率約1%がゼ
ロになる。
従来は、ヒユーズ線の表示ばねへの取り付け
部が穴(1mmφ)であるため、ヒユーズ線を該
穴に通すに困難性がある。本考案では、幅1
mm、長さ2mmの切り欠きにしているため、従来
の穴ではヒユーズ線通しの工数が、400個当り
20分だつたのが3分程度になる。
従来は、表示口及び排気孔が大きな(5mm
φ)貫通孔であつた。従つて、表示口及び排気
孔の近くに充電部があるため、該穴から該充電
部に触れる危険性及びヒユーズの機能を損う危
険性がある。一方本考案では、格子状(1mm間
隙)、小孔(1mmφ)の 集合、更には見易い大きさの透明表示口として
いるため、感電及び機能障害の危険性が著しく
低下している。
従来は、蓋と本体の固定が小ねじの締結によ
つているため、本体のタツプ、小ねじの締結で
コストがかかる。一方本考案では、本体に凸
部、蓋に穴部を設けワンタツチで固定している
ため、従来の工数が400個当り、30分だつたの
が1分以内となる。
【図面の簡単な説明】
第1図a,b,c,d,e,fは本考案による
張力形警報ヒユーズの構造例図を示す横断面図、
接合手順の説明用斜視図、接合方法の説明用拡大
図、表示ばねのヒユーズ線取付部例を示す斜視
図、表示口及び排気孔の例を示す斜視図及び蓋と
本体の固定構造例を示す斜視図、第2図a,b,
c,d,e,fは従来の張力形警報ヒユーズの構
造例図を示す横断面図、接合手順の説明用斜視
図、接合方法の説明用拡大図、表示ばねのヒユー
ズ線取付部例を示す斜視図、表示口及び排気孔の
例を示す斜視図及び蓋と本体の固定のための構造
例を示す斜視図である。 1……蓋、2……本体、3……ヒユーズ管、4
……電源端子、5……負荷端子、6……表示ば
ね、7……ヒユーズ線、8……表示口、9……排
気孔、11……穴、12……ヒユーズ線取付分
(切欠き部)、13……突起部、14,15……か
しめ治具、16……凸部、17……穴部、20…
…蓋、21……本体、22……ヒユーズ管、23
……電源端子、24……負荷端子、25……表示
ばね、26……警報ばね、27……警報端子、2
8……警報ボタン、29……ヒユーズ線、30…
…接合部、31……表示口、32……排気孔、3
3……ヒユーズ線取付部(穴)34……プロジエ
クシヨン、35,36……溶接電極、37……小
ねじ、38……穴、39……タツプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) プラスチツク材料の本体に電源端子と湾曲し
    た表示ばねを接合した負荷端子と警報端子と警
    報ばねとが固定され、ヒユーズ線が前記電源端
    子と前記表示ばね間に張り付けられ、表示口と
    排気孔を有する蓋が前記本体に固定された張力
    形警報ヒユーズにおいて、 前記表示ばねと前記負荷端子とはかしめによ
    り相互接合され、前記ヒユーズ線は前記表示ば
    ねに設けられた切欠きに巻きつけて半田付固定
    され、前記表示口と前記排気孔は格子状に形成
    され、前記蓋と前記本体間はワンタツチ嵌合固
    定構造としたことを特徴とする張力形警報ヒユ
    ーズ。 (2) 表示口を透明板により閉塞した透明表示口と
    したことを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の張力形警報ヒユーズ。
JP13660586U 1986-09-08 1986-09-08 Expired JPH0418193Y2 (ja)

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JP13660586U JPH0418193Y2 (ja) 1986-09-08 1986-09-08

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JP13660586U JPH0418193Y2 (ja) 1986-09-08 1986-09-08

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JPS6343339U JPS6343339U (ja) 1988-03-23
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