JPH0625056Y2 - Eclモノマルチ回路 - Google Patents

Eclモノマルチ回路

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JPH0625056Y2
JPH0625056Y2 JP1957188U JP1957188U JPH0625056Y2 JP H0625056 Y2 JPH0625056 Y2 JP H0625056Y2 JP 1957188 U JP1957188 U JP 1957188U JP 1957188 U JP1957188 U JP 1957188U JP H0625056 Y2 JPH0625056 Y2 JP H0625056Y2
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JP
Japan
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terminal
signal
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ecl
delay
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JP1957188U
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JPH01122629U (ja
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敬司 常岡
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Yokogawa Electric Corp
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Yokogawa Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はECL(emitter coupled logic)を用いたモ
ノマルチ(モノステーブルマルチバイブレータ)に関す
る。
〔従来の技術〕
第4図に従来のECLを用いたモノマルチの回路例を示
す。
同図において、1はECLのD型フリップフロップ(即
ち、D・FF)であり、。D入力端子は常時“LOW”
(以下単に“L”と記す)レベルに接続されている。ま
た、端子と“SET”端子とは、遅延素子2を介して接
続されている。第4図に示す回路は、モノマルチとして
動作することが知られている。
第5図のタイムチャートを用いてその動作を説明する。
D・FF1のクロック端子(以下ck端子と記す)に第5
図(1)の如くクロック信号(以下、CLKと記す)が入力す
ると、D端子は予め“L”レベルであるから、CLKの立
上がりエッジからTPD(TPDはD・FF1の内部に
おける時間遅れ(動作時間)であり、例えば1〜2nsec
程の値)後にQ端子は“L”となり、端子は“HIGH”
(以下単に“H”と記す)となる(第5図(1),(2)参
照)。
端子の“H”レベル信号は、遅延素子2にて、時間t
だけ遅れて“SET”端子に到達する(第5図(3)参照)。
“SET”端子への信号は、強制的にQ端子を“H”(
端子を“L”)にするから、この“SET”信号の立上が
りエッジにて端子は第5図(2)の如く“L”となる。
即ち、端子からは、パルス幅tの信号がCLK入力があ
るたびに1発ずつ発生する。
〔考案が解決しようとする課題〕
以上のような従来のECLモノマルチでは、“SET”信
号(極性によってはリセット信号)のレベルが変化(L
→H,H→L)している際に、CLK入力がアクティブと
なると、出力(Q,端子)に細いパルス(第5図(2)
の点線パルスP1参照)が発生する問題がある。第5図で
説明すると、同図(3)の“SET”信号は立上がってから時
間t後に立下がるが、この立下がり変化中に同図(1)の
如くCLKがアクティブとなると、同図(2)の点線で示すよ
うな異常のパルスP1が発生する。これは、“SET”信号
が、“H”レベルと“L”レベルの中間にあるからであ
る。このような現象はモノマルチの動作周期と、CLK入
力の周期が等しい場合に、特に頻繁に発生する。
本考案の目的は、任意のCLK入力に対し、異常パルスP1
の発生しないECLモノマルチ回路を提供することであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記課題を解決するために D端子を“LOW”レベルとし、端子と“SET”端子とを
遅延時間T2の遅延素子(2)を介して接続した第1のD・
FF(1)と、 D端子を“LOW”レベルとした第2のD・FF(10)と、 前記第2のD・FF(10)の端子出力を一方の入力端子
に導入し、他方の入力端子には、この端子出力を遅延
時間T1の遅延素子(11)を介して導入し、その出力を前記
第2のD・FFの“SET”端子と、第1のD・FFのク
ロック端子へ加えるゲート回路(12)と、 を備え、前記遅延時間T1とT2が下記の関係にあるように
したものである。
2TPD>T1 2T2<T1+2TPD なお、TPDは、第1,第2のD・FF及びゲート回路
(12)の動作時間である。
〔作用〕
本考案では、第2のD・FF10の端子から上述のよ
うな異常パルスが発生しても、2TPD>T1の関係より
この異常パルスはゲート12を通過できず、第1のD・F
F1のck端子に加えられることはない。また、2つの遅
延素子の遅延時間T1とT2を2T2<T1+2TPDの関係に
選んでいるので、第1のD・FF1のSET信号が変化中
にこのD・FF1のck入力がアクティブとなることは、
ありえない。従って、上述した異常なパルスは本考案で
は発生しない。
〔実施例〕
以下、図面を用いて本考案を詳しく説明する。
第1図は本考案に係るECLモノマルチ回路の一実施例
を示す図、第2図は本考案の応用例を示す図、第3図は
第1図回路の各部の信号のタイムチャートである。
第1図において、1は第1のD・FF(ECLのD型フ
リップフロップ)であり、2は遅延素子である。このD
・FF1のD端子は“L”レベルに維持され、端子
と“SET2”端子とは、遅延時間T2の遅延素子2で接続さ
れる。遅延素子2としては、例えば遅延線を用いること
ができる。このD・FF1部分の構成は第4図と同様で
ある。
10は第2のD・FFであり、そのD端子は“L”レベ
ルに維持されている。
11は遅延時間T1の遅延素子、12はECL論理積ゲート回
路(以下ゲートと記す)である。このゲート12は、一方
の入力端子に前記D・FF10の端子出力を導入し、
他方の入力端子には、遅延素子11を介してこの端子
出力を導入している。そしてゲート12の出力はD・FF
10の“SET1”端子と、D・FF1のck端子へ接続されて
いる。
以上のように接続された第1図の回路の動作を第3図を
参照しながら説明する。
まず、2TPD>T1の条件を満たすと、異常パルスがゲ
ート12を通過できない理由から説明する。
第1図において、D・FF10のck端子にCLKが加えられ
ると(第3図(1)参照)、時間TPD遅れて、D・FF1
0の端子出力が“H”となる(第3図(2)参照)。即
ち、D1端子が“L”レベルに維持されているので、CLK
の立上がりエッジに同期して、Qは“L”となり、
は“H”となる。
一般に、D・FF1と、D・FF10と、ゲート12の動作
時間はほぼ同じであるため、これらの動作時間を本明細
書ではTPDとして説明する。
ここで、D・FF10の出力信号をA1、遅延素子11の
出力信号をA2、ゲート12の出力信号をA3の記号を付して
以下の説明を行なう。
信号A2は、信号A1に対して時間T1だけ遅れて変化するの
で第3図(3)のようになる。ゲート12は論理積であるた
め、信号A1とA2が共に“H”である期間“H”となる
が、TPDの時間遅れがあるので、実際の出力変化は、
第3図(4)のとなる。信号A3(D・FF10の“SET”信
号)が“H”となると、第3図(4)のからTPD遅れ
て信号A1が“L”となる(第3図(2)の参照)。信号A
1が“L”となると、時間TPD後にゲート12の出力信
号A3が“L”となる(第3図参照)。
ここで、信号A3はD・FF10の“SET”信号であるか
ら、この第3図(4)のの変化中で、CLKがアクティブと
なると(第3図(1)の参照)、第4図と同様に、D・
FF10の端子から異常パルスP1が出力される(第3図
(2)参照)。
しかし、この異常パルスP1が発生する前に、ゲート12の
他方に加えられる信号A2が“L”となれば、異常パルス
P1は論理積ゲート12を通過することはできない。
第3図から明らかなように、(2)図に示す異常パルスP1
は、信号A1が立下がってから(第3図(2)のから)、
2TPD後に立上がる。一方、信号A2が立下がるのは、
信号A1が立下がってから(第3図(2)のから)、時間T
1後である。
従って、 2TPD>T1 であれば、異常パルスP1が発生する前に、ゲート12の他
方に加えられる信号A2が“L”となり、異常パルスP1は
論理積ゲート12を通過することはできない。
次に、2T2<T1+2TPD であれば、第1のD・FF1のSET信号が変化中にこの
D・FF1のck入力(信号A3)がアクティブとなること
は、ありえない理由を説明する。
D・FF1にとって、信号A3は、CLK信号に相当する。
従って、信号A3の立上がりエッジ(第3図(4)の)か
らTPD後に、端子は、“H”となる。そして遅延
素子2における遅延時間T2後、D・FF1の“SET2”は
“H”となる(第3図(6)の参照)。“SET2”が
“H”になると、TPD後に端子は“L”となる
(第3図(5)の参照)。そして、このの立下がり
から遅延時間T2遅れて“SET2”信号が“L”となる(第
3図(6)の参照)。
第3図(1)のCLKの立上がりエッジの時刻をTとする
と、D・FF1の“SET2”が立下がる(第3図(6)の
)のは、時刻Tから (T1+2TPD)+(2T2+2TPD) =T1+2T2+4TPD である。
一方、信号A3が立上がるのはCLKの立上がりエッジの時
刻Tから(T1+2TPD)後である。また、信号A3が
立下がるのは、時刻Tから (T1+4TPD)後である。
従って、時刻Tから、信号A3が2度目に立上がる(第
3図(4)の参照)までの最も短い時間は、 (T1+4TPD)+(T1+2TPD) =2T1+6TPD である。即ち、信号A3が2度目に立上がる最も短い場合
とは信号A3が立下がると同時に、第3図(1)のCLKが立上
がった場合である。
ここで、D・FF1の“SET2”が立下がる際に(第3図
(6)の参照)、信号A3(即ち、D・FF1のCLK信号)
がアクティブとならなければよいから(第3図(4)の
参照)、 T1+2T2+4TPD<2T1+6TPD であればよい。
即ち、 2T2<T1+2TPD であればよい。
なお、第3図の時刻TにてCLKが立上がってから、信
号A3(即ち、=“SET1”)が立下がるまで(第3図(4)
の)の期間においては、CLKが何度入力しても信号A3
の様子は第3図(4)と変わらないので、第1図における
モノマルチの最小周期は、(T1+4TPD)で決定され
る。
また、第1図回路では、出力される信号のパルス幅は、
D・FF1と遅延素子2で設定することになる。
以上のように第1図の回路によれば、異常なパルスP1が
出力されることはない。この異常のパルスP1は、パルス
幅が非常に狭いものである。
即ち、本考案の回路は、“H”,“L”のいずれのステ
ートにおいても、最小パルス幅を保証することができ
る。
第2図は本考案の回路を用いてECLカウンタに信号を
加えている状態を示したものである。ECLカウンタ
は、誤動作させないために、カウンタに加える信号の制
約事項として最小パルス幅が規定されている。
このような場合、第1図の遅延素子2の遅延時間を T2≧最小パルス幅 としておけば、ECLカウンタは誤動作することなく係
数できる。
〔本考案の効果〕
以上述べたように本考案によればCLKの任意の入力タイ
ミングに対して異常パルスP1が発生する恐れがない。ま
た、モノマルチしての出力信号の最小パルス幅を保証す
ることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るECLモノマルチ回路の一実施例
を示す図、第2図は本考案の応用例を示す図、第3図は
第1図回路の各部の信号のタイムチャート、第4図は従
来例を示す図、第5図は第4図のタイムチャートであ
る。 1,10…D・FF、2,11…遅延素子、12…ゲート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】D端子を“LOW”レベルとし、端子と“S
    ET”端子とを遅延時間T2の遅延素子(2)を介して接続し
    た第1のECL・D型フリップフロップ(1)と(以下、
    ECL・D型フリップフロップを単にD・FFと記
    す)、 D端子を“LOW”レベルとした第2のD・FF(10)と、 前記第2のD・FF(10)の端子出力を一方の入力端子
    に導入し、他方の入力端子には、この端子出力を遅延
    時間T1の遅延素子(11)を介して導入し、その出力を前記
    第2のD・FFの“SET”端子と、第1のD・FFのク
    ロック端子へ加えるゲート回路(12)と、 を備え、前記遅延時間T1とT2が下記の関係にあるように
    したECLモノマルチ回路。 2TPD>T1 2T2<T1+2TPD なお、TPDは、第1,第2のD・FF及びゲート回路
    (12)の動作時間である。
JP1957188U 1988-02-17 1988-02-17 Eclモノマルチ回路 Expired - Lifetime JPH0625056Y2 (ja)

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JP1957188U JPH0625056Y2 (ja) 1988-02-17 1988-02-17 Eclモノマルチ回路

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JP1957188U JPH0625056Y2 (ja) 1988-02-17 1988-02-17 Eclモノマルチ回路

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JPH01122629U JPH01122629U (ja) 1989-08-21
JPH0625056Y2 true JPH0625056Y2 (ja) 1994-06-29

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