JPH0624830B2 - シ−トの表面加工方法 - Google Patents

シ−トの表面加工方法

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JPH0624830B2
JPH0624830B2 JP62095536A JP9553687A JPH0624830B2 JP H0624830 B2 JPH0624830 B2 JP H0624830B2 JP 62095536 A JP62095536 A JP 62095536A JP 9553687 A JP9553687 A JP 9553687A JP H0624830 B2 JPH0624830 B2 JP H0624830B2
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sheet
radiation
curable resin
resin
roll
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範男 寳珍
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、シートの表面加工方法、さらに詳しくは、パ
ッケージ,書物の表紙,カバー等として使用されるシー
ト成形品を製造するために、厚紙等のシートの表面に紫
外線硬化性樹脂や放射線硬化性樹脂を設けてシートの表
面を加工するシートの表面加工方法に関する。
(従来の技術) 従来、この種のシートの表面加工方法としては、たとえ
ば特公昭57-23590号公報所載の技術がある。
すなわち、この方法は、紫外線硬化性樹脂や放射線硬化
性樹脂を、基材としてのシートと、フィルム等の被着材
間に介装させ、圧着ロール間で圧着するとともに、紫外
線や放射線を照射して上記樹脂を硬化させ、フィルムを
シートの表面にラミネートしてシートの表面加工を行う
方法である。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記のような方法では、フィルムをシー
トにラミネートすることが前提となっていたため、次の
ような問題点が生じていた。
(イ)表面側がフィルムで構成されているため、シート
成形品の表面に傷がつき易く、又凹凸が形成され、さら
には、いわゆるロール目が発生し易く、従って表面の外
観体裁が著しく損なわれるという欠点があった。
(ロ)又、フィルムをラミネートして加工されるため、
その分、シート成形品の全体の製造工数が増加するとと
もに、その製造のための作業が煩雑になり、又、製造コ
ストも増大するという問題点があった。
(ハ)さらに重要な点は、上記のようにフィルムがラミ
ネートされたシート表面に凹凸面が形成され易いため、
表面に現出される光沢にも限界があり、これが商品価値
を高めることのできない要因となっていた。
(ニ)さらに、上記のようなシートでたとえばカートン
を製作する場合、予めシートに形成されたのりしろの部
分でのり付けされて製作されるが、上記従来のシートに
は、表面にフィルムが設けられているため、上記のり付
け作業が行い難く、又、仮にのり付けされたとしても、
不用意に剥がれるおそれがあるという問題点があった。
本発明は、このような問題点を解決するためになされた
もので、外観体裁を損なうことなく、且つシート表面に
非常に優れた光沢を現出させ、しかも加工作業ひいては
シート成形品製造のための作業性を容易にし、製造コス
トを低減させることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、このような目的を達成すべく上記問題点を解
決するためになされたもので、その問題点を解決するた
めの手段は、紙製のシートに、紫外線硬化性樹脂又は放
射線硬化性樹脂を塗布し、次に紫外線又は放射線を照射
する照射手段を内部に装着した透明なロールと圧着ロー
ル間に前記シートを通過せしめて該シートを圧着すると
同時に前記照射ランプを前記シートに照射することによ
り前記樹脂を硬化して加工することにある。
(作用) すなわち、紫外線又は放射線を照射する照射手段を内部
に装着したロールが透明なものであるため、その内部の
照射手段から照射される紫外線又は放射線は、透明なロ
ールを介して樹脂の塗布されたシートに確実に照射され
ることとなる。
そして、上記のように、照射,圧着することによって前
記紫外線または放射線硬化性樹脂が硬化し、シートの表
面に一体的に設けられてシートの表面が樹脂加工される
こととなる。すなわち、フィルムがなく、樹脂のみがシ
ート表面に一体化されて均質な且つ光沢の優れたシート
表面が形成されるのである。
(実施例) 以下、本発明の実施例について図面に従って説明する。
先ず、厚紙からなる多数枚のシート1,…を順次樹脂塗
装用ロール2,2間に通過せしめて、シート1の表面
に、樹脂成分と溶剤とが10:6の比率に混合された液
状の紫外線硬化性樹脂3を塗布する。
次に、上記紫外線硬化性樹脂3の塗布されたシート1の
表面に熱風機7によって熱風を当て、溶剤を揮発させ
る。これによって、シート1の表面に気泡ができるのが
防止されることとなる。
その後、上記シート1を、内部の略中央に紫外線照射ラ
ンプ4を装着したガラス製の透明なロール5と圧着ロー
ル6間に通過せしめる。この時、前記紫外線照射ランプ
4から照射される紫外線によって前記シート1の表面に
塗布された紫外線硬化性樹脂3が硬化されると同時に、
シート1は、前記ロール5と圧着ロール6間で圧着され
て、該紫外線硬化性樹脂3がシート1の表面に一体化さ
れてシートの表面加工がなされ、シート成形品が製造さ
れるのである。
上記実施例におけるシートの表面加工方法は、上述のよ
うに、紫外線硬化性樹脂3のみが紫外線の照射及びロー
ル5,6での圧着によってシート1に一体化されるた
め、そのシート1の表面の光沢は非常に優れたものとな
り、且つ従来のようなフィルムがラミネートされないた
め、製造後のシート成形品の表面にきずや凹凸が形成さ
れることもなく、外観体裁が従来に比べて非常に良好と
なるに至ったのである。
しかも、フィルムが不要なるために、作業が非常に容易
であり、又製造コストも低減されることとなるのであ
る。
尚、上記実施例では、多数枚のシート1,…が1枚ずつ
別々に搬送されるため、塗布された樹脂を介してシート
1が不用意に紫外線照射用のロール5に付着するおそれ
があるという問題が生ずるが、これを防止するために、
たとえば第5図(イ)のように相隣接するシート1,1
の一部を重ね合わせておくと、仮に最初のシート1がロ
ール5に付着したとしても、その後のシート1,…は同
図(ロ)のように前方のシート1から剥離されて不用意
にロール5に付着されることもないという利点がある。
又、紫外線硬化性樹脂と溶剤との比率も該実施例に限定
されない。
さらに、紫外線硬化性樹脂をシート1の表面に塗布する
手段も、該実施例のような塗布用のロール2による手段
に限定されない。
又、紫外線を照射する手段も該実施例のような照射ラン
プによる手段に限定されない。尚、ロール5の材質も上
記実施例のガラスに限らず、たとえば合成樹脂であって
もよい。
さらに、該実施例では、紫外線硬化性樹脂の塗布後に、
熱風により樹脂中の溶剤を揮発させてなるが、このよう
な溶剤を揮発させる工程は必ずしも含まなくてもよい。
さらに、シート1の表面に塗布される樹脂の種類も、該
実施例の紫外線硬化性樹脂に限らず、たとえば放射線樹
脂であってもよい。要は、紫外線又は放射線硬化性樹脂
であればよい。従って放射線硬化性樹脂が使用されると
きは、むろん放射線が照射されることとなる。
(発明の効果) 叙上のように、本発明は、紙等のシートに液状の紫外線
硬化性樹脂または放射線硬化性樹脂を塗布した後、前記
シートに紫外線または放射線を照射し、且つ前記樹脂を
シート表面にロールで圧着して加工する方法なるため、
次のような硬化を有するに至った。
(イ)従来のようにフィルムをラミネートせず、紫外線
又は放射線硬化性樹脂のみがシートの表面に設けられる
ため、シート表面に従来のような凹凸面が形成されるこ
ともなく、よってシート表面の光沢が従来に比べて非常
に優れたものになるという顕著な効果がある。
(ロ)又、従来のようなフィルムが不要となるため、シ
ート表面の傷や、いわゆるロール目の発生等も防止さ
れ、よってこれが上記(イ)の効果とともにシート成形
品の外観体裁を非常に良好なものとしうるのである。
(ハ)さらに、フィルムが不要なるために、従来に比べ
てシート成形品の全体の製造工数が減少し、その作業が
簡易になるとともに、製造コストも低減できるという実
益がある。
(ニ)さらに、たとえばカートン等を製作する場合に
も、のり付け作業が従来に比べて容易で、しかも従来の
ようにのりしろ部分が不用意に剥離することもないので
ある。
(ホ)さらに、紫外線又は放射線を照射する手段を透明
なロールの内部に装着し、その透明ロールと圧着ロール
間に樹脂の塗布されたシートを通過せしめつつ内部に装
着された照射手段で紫外線又は放射線がシートに照射さ
れるため、樹脂のシートへの圧着と照射手段による照射
とが同時になされることとなり、樹脂を硬化してシート
上に一体化する作業をきわめて迅速且つ容易に、しかも
確実に行えるという硬化がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は一実施例としてのシートの表面加工方法の全体
の工程を示す概略正面図。 第2図は樹脂の塗布工程を示す一部切欠拡大正面図。 第3図は溶剤の揮発工程を示す一部切欠拡大正面図。 第4図は紫外線の照射工程を示す一部切欠拡大正面図。 第5図は他実施例を示す一部切欠拡大正面図。 1…シート、3…紫外線硬化性樹脂

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙製のシート1に、紫外線硬化性樹脂又は
    放射線硬化性樹脂を塗布し、次に紫外線又は放射線を照
    射する照射手段を内部に装着した透明なロール5と圧着
    ロール6間に前記シート1を通過せしめて該シート1を
    圧着すると同時に前記照射手段で紫外線又は放射線を前
    記シート1に照射することにより前記樹脂を硬化して加
    工することを特徴とするシートの表面加工方法。
  2. 【請求項2】前記紫外線又は放射線を照射する照射手段
    が照射ランプ4である特許請求の範囲第1項記載のシー
    トの表面加工方法。
JP62095536A 1987-04-17 1987-04-17 シ−トの表面加工方法 Expired - Lifetime JPH0624830B2 (ja)

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JP62095536A JPH0624830B2 (ja) 1987-04-17 1987-04-17 シ−トの表面加工方法

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JPS63260436A JPS63260436A (ja) 1988-10-27
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JPS58211448A (ja) * 1982-06-03 1983-12-08 凸版印刷株式会社 化粧材の製造方法
JPS61103576A (ja) * 1984-10-25 1986-05-22 Nitto Electric Ind Co Ltd 表面保護方法
JPS6218244A (ja) * 1985-07-17 1987-01-27 Washi Kosan Kk 反射光防止薄膜を有する透明樹脂板の製造方法及び装置

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