JPH06248020A - ポリオレフィンの製造方法 - Google Patents

ポリオレフィンの製造方法

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JPH06248020A
JPH06248020A JP5072732A JP7273293A JPH06248020A JP H06248020 A JPH06248020 A JP H06248020A JP 5072732 A JP5072732 A JP 5072732A JP 7273293 A JP7273293 A JP 7273293A JP H06248020 A JPH06248020 A JP H06248020A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 気相重合法によるポリオレフィンの製造にお
いて、シート状ポリマーの生成を防止しオレフィンの重
合反応を安定に開始させ、効率よく、ポリオレフィンを
製造する方法を提供する。 【構成】 少なくともマグネシウム、チタンおよび/ま
たはバナジウム、およびハロゲンを含有する固体触媒成
分と有機金属化合物を触媒の存在下、実質的に気相状態
下でオレフィンを重合または共重合することによりポリ
オレフィンを製造する方法において、反応器内が実質的
に気相状態で、該触媒を分散させる媒体としてポリオレ
フィンを存在させ、かつ媒体として用いたポリオレフィ
ンのみでは実質的に重合反応が起こらない状態から、該
触媒を反応器に供給してオレフィンの重合または共重合
を開始させる際に、重合反応の主要部で用いる固体触媒
成分に比し平均粒径が実質上大きい固体触媒成分を、少
なくとも触媒を分散させる媒体として使用したポリオレ
フィンと同量のオレフィン重合体または共重合体が生成
するまで使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポリオレフィンの新規製
造方法に関する。本発明はさらに詳細には気相重合法に
おいて、シート状ポリマーの生成を防止しオレフィンの
重合反応を安定に開始させ、効率よく、ポリオレフィン
を製造する方法に関する。
【0002】
【従来技術および発明が解決しようとする課題】ポリオ
レフィンの製造方法の一つである気相重合法は、触媒の
除去はもちろんのこと、溶媒の除去および回収が不要の
ため製造コストが安価であり、近年ポリオレフィン製造
プロセスの主流に成りつつある。通常流動床タイプの気
相重合法では重合反応で発生する重合熱は循環ガスの顕
熱で除去するため、反応器内の重合体が均一にまた充分
に分散、流動化していることが必要である。しかしなが
ら流動化している重合体粒子同士あるいは重合体粒子と
反応器壁との摩擦によって生成した静電気によって、重
合体が反応器壁や温度計等に付着し、除熱が不十分とな
り溶融して塊状ポリマーやシート状ポリマーが生成する
ことがある。場合によってはそれがポリマー抜き出しラ
インを閉塞させ、運転を停止せざるを得なくする。この
ような現象は、スタートアップ時の反応系内が非定常な
状態の時に起こりやすい。気相反応器内での静電気を防
止する方法として、水、アルコール、酸素、酸化窒素、
ケトン等を添加する方法が提案されている(特開平1−
230607、特開平2−145608)が、いずれの
化合物も重合活性を低下させる欠点がある。本発明の目
的はこれらの欠点を改良することにあり、特に重合活性
を低下させることなくシート状ポリマーの生成を防止す
る方法を提供することにある。
【0003】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、少な
くともマグネシウム、チタンおよび/またはバナジウ
ム、およびハロゲンを含有する固体触媒成分と有機金属
化合物を触媒の存在下、実質的に気相状態下でオレフィ
ンを重合または共重合することによりポリオレフィンを
製造する方法において、反応器内が実質的に気相状態
で、該触媒を分散させる媒体としてポリオレフィンを存
在させ、かつ媒体として用いたポリオレフィンのみでは
実質的に重合反応が起こらない状態から、該触媒を反応
器に供給してオレフィンの重合または共重合を開始させ
る際に、重合反応の主要部で用いる固体触媒成分に比し
平均粒径が実質上大きい固体触媒成分を、少なくとも触
媒を分散させる媒体として使用したポリオレフィンと同
量のオレフィン重合体または共重合体が生成するまで使
用することを特徴とするポリオレフィンの製造方法であ
る。
【0004】特に2種以上の平均粒径の異なる固体触媒
成分を平均粒径の大きい順に順次使用すると共に最小と
最大の平均粒径の比を1:1.1〜1:10の範囲にす
ることが好ましい。
【0005】本発明の方法を用いることにより、重合活
性を低下させることなくシート状ポリマーの生成を防止
することができ、きわめて安定に重合を開始することが
できる等効率的なポリオレフィンの製造が可能となる。
【0006】以下、本発明を具体的に説明する。本発明
で使用される固体触媒成分は、少なくともマグネシウ
ム、チタンおよび/またはバナジウム、およびハロゲン
を含有する固体触媒成分であれば特に限定されるもので
はない。
【0007】これらの成分は、通常、少なくともマグネ
シウム化合物、チタン化合物および/またはバナジウム
化合物、などを相互に接触させることにより得られる。
【0008】前記マグネシウム化合物としては特に制限
はないが、 一般式 Mg(OR)2−n (ここでRは炭素数1〜20の炭化水素残基を示し、X
はハロゲン原子を、nは0≦n≦2を示す)で表される
化合物が挙げられ、具体的にはフッ化マグネシウム、塩
化マグネシウム、臭化マグネシウム、ヨウ化マグネシウ
ム、メトキシクロロマグネシウム、エトキシクロロマグ
ネシウム、n−プロポキシクロロマグネシウム、iso
−プロポキシクロロマグネシウム、n−ブトキシクロロ
マグネシウム、sec−ブトキシクロロマグネシウム、
tert−ブトキシクロロマグネシウム、メトキシブロ
モマグネシウム、エトキシブロモマグネシウム、n−プ
ロポキシブロモマグネシウム、iso−プロポキシブロ
モマグネシウム、n−ブトキシブロモマグネシウム、s
ec−ブトキシブロモマグネシウム、tert−ブトキ
シブロモマグネシウム、ジメトキシマグネシウム、ジエ
トキシマグネシウム、ジn−プロポキシマグネシウム、
ジiso−プロポキシマグネシウム、ジn−ブトキシマ
グネシウム、ジsec−ブトキシマグネシウム、ジte
rt−ブトキシマグネシウムなどの化合物をあげること
ができ、特に塩化マグネシウムが好ましい。
【0009】また本発明において、これらのマグネシウ
ム化合物はアルコール、エステル、ケトン、カルボン
酸、エーテル、アミン、ホスフインなどの電子供与体で
処理したものであってもよい。
【0010】上記マグネシウム化合物にさらに 一般式 Me(OR)z−p (ここでMeは周期律表I〜IV族の元素、zは元素M
eの原子価、pは0<p≦z、Xはハロゲン原子を示
す。またRは炭素数1〜20、好ましくは1〜8、のア
ルキル基、アリール基、アラルキル基等の炭化水素残基
を示し、それぞれ同一でもまた異なっていてもよい)で
表される化合物を加え相互に反応させて得られる化合物
を用いてもよい。例えばNaOR、Mg(OR)、M
g(OR)X、Ca(OR)、Zn(OR)、Cd
(OR)、B(OR)、Al(OR)、Al(O
R)X、Al(OR)X、Si(OR)、Si
(OR)X、Si(OR)、Si(OR)
、Sn(OR)などで示される各種の化合物をあ
げることができる。これらの好ましい具体例としては、
ジエトキシマグネシウム、エトキシクロロマグネシウ
ム、トリメトキシアルミニウム、トリエトキシアルミニ
ウム、トリ−n−プロポキシアルミニウム、トリ−is
o−プロポキシアルミニウム、トリ−n−ブトキシアル
ミニウム、トリ−sec−ブトキシアルミニウム、トリ
−tert−ブトキシアルミニウム、ジメトキシクロロ
アルミニウム、ジエトキシクロロアルミニウム、エトキ
シジクロロアルミニウム、ジイソプロポキシクロロアル
ミニウム、イソプロポキシジクロロアルミニウム、トリ
フェノキシアルミニウム、ジフェノキシクロロアルミニ
ウム、フェノキシジクロロアルミニウム、トリメチルフ
ェノキシアルミニウム、ジメチルフェノキシクロロアル
ミニウム、メチルフェノキシジクロロアルミニウム、ト
リベンゾキシアルミニウム、テトラエトキシシラン、ト
リエトキシクロロシラン、ジエトキシジクロロシラン、
エトキシトリクロロシラン、テトラフェノキシシラン、
トリフェノキシクロロシラン、ジフェノキシジクロロシ
ラン、フェノキシトリクロロシラン、テトラベンゾキシ
シランなどの化合物をあげることができる。
【0011】前記チタン化合物としては特に制限はない
が、 一般式 Ti(OR)4−m (ここでRは炭素数1〜20の炭化水素残基、Xはハロ
ゲン原子を表し、mは0≦m≦4である)で表される化
合物が挙げられ、具体的には四塩化チタン、四臭化チタ
ン、四ヨウ化チタン等のテトラハロゲン化チタン、モノ
メトキシトリクロロチタン、ジメトキシジクロロチタ
ン、トリメトキシモノクロロチタン、テトラメトキシチ
タン、モノエトキシトリクロロチタン、モノエトキシト
リフルオロチタン、モノエトキシトリブロモチタン、ジ
エトキシジフルオロチタン、ジエトキシジクロロチタ
ン、ジエトキシジブロモチタン、トリエトキシフルオロ
チタン、トリエトキシクロロチタン、テトラエトキシチ
タン、モノプロポキシトリクロロチタン、モノイソプロ
ポキシトリクロロチタン、ジプロポキシジクロロチタ
ン、ジイソプロポキシジクロロチタン、ジイソプロポキ
シジブロモチタン、トリイソプロポキシフルオロチタ
ン、トリプロポキシクロロチタン、テトラn−プロポキ
シチタン、テトライソプロポキシチタン、モノブトキシ
トリクロロチタン、モノイソブトキシトリクロロチタ
ン、ジブトキシジクロロチタン、トリブトキシフルオロ
チタン、トリブトキシクロロチタン、トリイソブトキシ
クロロチタン、テトラn−ブトキシチタン、テトライソ
ブトキシチタン、テトラsec−ブトキシチタン、テト
ラtert−ブトキシチタン、モノペントキシトリクロ
ロチタン、ジペントキシジクロロチタン、トリペントキ
シジモノクロロチタン、テトラn−ペンチルオキシチタ
ン、テトラシクロペンチルオキシチタン、モノオクチル
オキシトリクロロチタン、ジオクチルオキシジクロロチ
タン、トリオクチルオキシモノクロロチタン、テトラn
−ヘキシルオキシチタン、テトラシクロヘキシルオキシ
チタン、テトラ−n−ヘプチルオキシチタン、テトラ−
n−オクチルオキシチタン、テトラ−2−エチルヘキシ
ルオキシチタン、モノ2−エチルヘキシルオキシトリク
ロロチタン、ジ2−エチルヘキシルオキシジクロロチタ
ン、トリ2−エチルヘキシルオキシモノクロロチタン、
テトラ−ノニルオキシチタン、テトラデシルオキシチタ
ン、テトライソボルニルオキシチタン、テトラオレイル
オキシチタン、テトラアリルオキシチタン、テトラベン
ジルオキシチタン、テトラベンズヒドリルオキシチタ
ン、モノフェノキシトリクロロチタン、ジフェノキシジ
クロロチタン、トリフェノキシクロロチタン、トリo−
キシレンオキシクロロチタン、テトラフェノキシチタ
ン、テトラ−o−メチルフェノキシチタン、テトラ−m
−メチルフェノキシチタン、テトラ−1−ナフチルオキ
シチタン、テトラ−2−ナフチルオキシチタン、また
は、これらの任意混合物などが例示され、好ましくは、
四塩化チタン、モノエトキシトリクロロチタン、ジエト
キシジクロロチタン、モノブトキシトリクロロチタン、
ジブトキシジクロロチタン、テトラエトキシチタン、テ
トライソプロポキシチタン、テトラ−n−ブトキシチタ
ン、テトラ−n−ヘキシルオキシチタン、テトラ−n−
オクチルオキシチタン、テトラ−2−エチルヘキシルオ
キシチタンなどが望ましい。
【0012】前記バナジウム化合物としては四塩化バナ
ジウム、四臭化バナジウム、四ヨウ化バナジウム等の4
価のバナジウム化合物、オキシ三塩化バナジウム、オル
ソアルキルバナデート等の5価のバナジウム化合物、三
塩化バナジウム、バナジウムトリエトキシド等の3価の
バナジウム化合物などがあげられる。またバナジウム化
合物は単独あるいは前記チタン化合物と併用して用いら
れる。
【0013】前記チタン化合物、マグネシウム化合物に
さらにアルコール類、フェノール類、エーテル類、ケト
ン類、エステル類、アミン類、ニトリル類等の有機化合
物を加えてまたはこれらを溶媒として存在させ相互に反
応させてもよい。この中でとくにアルコール類が好まし
く、具体的には、メタノール、エタノール、1−プロパ
ノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−メチ
ル−1−プロパノール、2−ブタノール、2−メチル−
2−プロパノール、1−ペンタノール、2−ペンタノー
ル、3−ペンタノール、2−メチル−1−ブタノール、
3−メチル−1−ブタノール、2−メチル−2−ブタノ
ール、3−メチル−2−ブタノール、2,2−ジメチル
−1−プロパノール、1−ヘキサノール、2−メチル−
1−ペンタノール、4−メチル−1−ペンタノール、4
−メチル−2−ペンタノール、2−エチル−1−ブタノ
ール、1−ヘプタノール、2−ヘプタノール、3−ヘプ
タノール、4−ヘプタノール、2,4−ジメチル−3−
ペンタノール、1−オクタノール、2−オクタノール、
2−エチル−1−ヘキサノール、3,5−ジメチル−1
−ヘキサノール、2,2,4−トリメチル−1−ペンタ
ノール、1−ノナノール、5−ノナノ−3,5−ジメチ
ル−4−ヘプタノール、2,6−ジメチル−4−ヘプタ
ノール、3,5,5−トリメチル−1−ヘキサノール、
1−デカノール、1−ウンデカノール、1−ドデカノー
ル、2,6,8−トリメチル−4−ノナノール、1−ト
リデカノール、1−ペンタデカノール、1−ヘキサデカ
ノール、1−ヘプタデカノール、1−オクタデカノー
ル、1−オクタデカノール、1−ノナデカノール、1−
エイコサノール、フェノール、クロロフェノール、ベン
ジルアルコール、メチルセロソルブまたはこれらの任意
混合物などが挙げられる。好ましくは、2−メチル−1
−ペンタノール、4−メチル−1−ペンタノール、4−
メチル−2−ペンタノール、2−エチル−1−ブタノー
ル、2,4−ジメチル−3−ペンタノール、2−エチル
−1−ヘキサノール、3,5−ジメチル−1−ヘキサノ
ール、2,2,4−トリメチル−1−ペンタノール、
3,5−ジメチル−4−ヘプタノール、2,6−ジメチ
ル−4−ヘプタノール、3,5,5−トリメチル−1−
ヘキサノールなどが望ましい。
【0014】もちろん、工業用アルコールとして市販さ
れているメタノール変性アルコール、ヘキサン変性アル
コールと称される各種変性アルコールも何ら支障なく用
いることができる。
【0015】前記チタン化合物、マグネシウム化合物に
さらにケイ素酸化物および/またはアルミニウム酸化物
を加え相互に反応させる方法も好ましく用いることがで
きる。
【0016】本発明において用いるケイ素酸化物とは、
シリカもしくはケイ素と周期律表I〜VIII族の少な
くとも一種の他の金属との複酸化物である。
【0017】本発明において用いるアルミニウム酸化物
とはアルミナもしくはアルミニウムと周期律表I〜VI
II族の少なくとも一種の他の金属との複酸化物であ
る。
【0018】ケイ素またはアルミニウムと周期律表I〜
VIII族の少なくとも一種の他の金属との複酸化物の
代表的なものとしては、Al・MgO、Al
・CaO、Al・SiO、Al・Mg
O・CaO、Al・MgO・SiO、Al
・CuO、Al・Fe、Al・N
iO、SiO・MgOなどの天然または合成の各種複
酸化物を例示することができる。ここで上記の式は分子
式ではなく、組成のみを表すものであって、本発明にお
いて用いられる複酸化物の構造および成分比率は特に限
定されるものではない。なお、当然のことながら、本発
明において用いるケイ素酸化物および/またはアルミニ
ウム酸化物は少量の水分を吸収していても差しつかえな
く、また少量の不純物を含有していても支障なく使用で
きる。
【0019】また、これらのケイ素酸化物および/また
はアルミニウム酸化物の性状は、本発明の目的を損なわ
ない限り特に限定されないが、好ましくは粒径が1〜2
00μm、細孔容積が0.3ml/g以上、表面積が5
0m/g以上のシリカが望ましい。また使用するにあ
たって予め200〜800℃で常法により焼成処理を施
すことが望ましい。
【0020】前記チタン化合物、マグネシウム化合物、
ケイ素酸化物および/またはアルミニウム酸化物にさら
にケイ素化合物を加え相互に反応させる方法も用いるこ
とができる。かかるケイ素化合物としては一般式 R1 a2 b3 c4 dSiX4-(a+b+c+d) (式中、R、R、RおよびRは、水素、炭素数
1〜20、好ましくは1〜12のアルキル基、アリール
基、アラルキル基等の炭化水素基、−OR基、(R
は、水素、炭素数1〜20、好ましくは1〜12のアル
キル基、アリール基、アラルキル基等の炭化水素基を示
す)を示し、R、R、RおよびRは同一でも異
なってもよく、Xはフッ素、塩素、臭素、沃素等のハロ
ゲン原子を示し、0≦a<4、0≦b<4、0≦c<
4、0≦d<4、かつ0≦a+b+c+d≦4、好まし
くは0<a+b+c+d≦4を満たすものである。)で
表される化合物が挙げられる。
【0021】これらのケイ素化合物としては、具体的に
は、テトラエトキシシラン、トリエトキシクロロシラ
ン、ジエトキシジクロロシラン、エトキシトリクロロシ
ラン、テトラフェノキシシラン、トリフェノキシクロロ
シラン、ジフェノキシジクロロシラン、フェノキシトリ
クロロシラン、テトラベンゾキシシラン、ジメチルジメ
トキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、ジエチルジ
エトキシシラン、ビスジメチルアミノジメチルシラン、
四塩化ケイ素などの化合物をあげることができる。
【0022】前記チタン化合物、マグネシウム化合物、
ケイ素酸化物および/またはアルミニウム酸化物にさら
に有機アルミニウム化合物を加え相互に反応させる方法
も用いることができる。かかる有機アルミニウム化合物
としては 一般式 RnAlX3−n (式中、Rは、水素、炭素数1〜20、好ましくは1〜
12のアルキル基、アリール基、アラルキル基等の炭化
水素基、−OR′基、(R′は、水素、炭素数1〜2
0、好ましくは1〜12のアルキル基、アリール基、ア
ラルキル基等の炭化水素基を示す)を示し、Xはフッ
素、塩素、臭素、沃素等のハロゲン原子を示し、nは、
0≦n<3、を満たすものであり、n>1の場合、R同
士は同一でも異なってもよい。)で表される化合物が挙
げられる。
【0023】これらの有機アルミニウム化合物として
は、具体的にはトリメチルアルミニウム、トリエチルア
ルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリヘキシ
ルアルミニウム、ジエチルアルミニウムクロリド、エチ
ルアルミニウムセスキクロリド、エチルアルミニウムジ
クロリドなどの化合物をあげることができる。
【0024】本発明で使用するマグネシウム、チタンお
よび/またはバナジウム、ハロゲンを必須成分として含
有する固体成分の調製方法は特に限定されるものではな
く、不活性の炭化水素溶媒の存在下または不存在下に上
記チタン化合物、マグネシウム化合物などを温度0〜2
00℃にて30分〜50時間、ボールミル、振動ミル、
ロッドミル、衝撃ミルなどを用いて共粉砕する方法を用
いてもよく、また、不活性炭化水素、アルコール類、フ
エノール類、エーテル類、ケトン類、エステル類、アミ
ン類、ニトリル類等あるいはそれらの混合物からなる有
機溶媒中で0〜400℃、好ましくは20〜300℃の
温度で5分〜10時間混合加熱反応させ、しかる後溶媒
を蒸発除去する方法を用いてもよい。
【0025】各成分の反応割合については特に制限はな
いが、Ti/Mgモル比で0.001〜1000、好ま
しくは0.01〜100、さらに好ましくは0.05〜
10を用いることが望ましい。
【0026】これら固体触媒成分の具体例として、特公
昭63−63561、特公昭63−63681、特公平
1−10528、特公平1−11651、特公平1−1
2286、特公平1−12289、特公平1−3584
6、特公平1−35844、特公平1−35845、特
開昭60−149605、特開昭62−32105、特
開昭61−207306、特開昭63−61008、特
開平3−35004、特開平3−64306、特開平3
−153707、特開平3−185004、特開平3−
252407、特開平3−121103、特開平4−2
61408等に記載されるものがあげられる。
【0027】本発明に使用する平均粒径の異なる2種以
上の固体触媒成分の最小と最大の平均粒径の比は、1:
1.1〜1:10、好ましくは1:1.2〜1:5、よ
り好ましくは1:1.5〜1:3がよい。この比が1.
1未満であると生成したポリマーの粒径が小さくなるた
め、重合開始当初の静電気的に非定常な状態ではポリマ
ー粒子が付着しやすく、シート状ポリマーの生成がおこ
りやすくなる。また比が10以上だと、ポリマー粒径が
大きすぎ生成ポリマーのかさ密度が低下することにより
流動化が悪くなりそのためにシート状ポリマーが生成し
やすくなる。
【0028】本発明で重合反応の主要部で使用する固体
触媒成分の平均粒径は、本来重合反応が安定に起こって
いる、いわゆる定常状態の時に使用する固体触媒成分の
平均粒径であって、その最適条件はそれぞれの固体触媒
成分により異なるが、重合反応中における生成ポリマー
の反応器からの飛び出し量、反応器から抜き出されるポ
リマーの粒径あるいはかさ密度、またフィルム成形した
ときのフィッシュアイの程度等から容易に決めることが
できる。全体的にいうと5〜150μm、好ましくは1
0〜120μm、さらに好ましくは20〜100μmの
ものが使用できる。
【0029】3種以上の平均粒径の異なる固体触媒成分
を用いる場合には最小の粒径のものが重合反応の主要部
(定常状態から最後までの少なくとも要部)通常用いら
れる。
【0030】本発明で重合反応の最初に使用する固体触
媒成分は最大の平均粒径をもつことを要する。その平均
粒径は、前記最小の平均粒径との比を満足する程度に実
質上異なっていれば特に限定されないが、6〜500μ
m、好ましくは50〜300μm、より好ましくは10
0〜200μmのものが使用できる。これら複数の平均
粒径の異なる固体触媒成分を組合せる際には、平均粒径
以外の条件(たとえば触媒構成成分の種類と相互の割合
等)はできるだけ一致させることが好ましい。
【0031】2種以上の異なる平均粒径の固体触媒成分
のうち、最初に使用する最大の平均粒径の固体触媒成分
で生成させる重合体の量は、触媒を分散させる媒体とし
て使用したオレフィン重合体(種ポリマー)の量(重
量)に対し少なくとも同量(重量)、好ましくは少なく
とも3倍量、より好ましくは少なくとも10倍量が必要
である。しかしながら平均粒径の大きい固体触媒成分を
使用した重合体では、造粒の際の押出機のスクリーンメ
ッシュに詰まりが生じたり、またフィルムに用いたとき
にフィッシュアイが増加するため、平均粒径の大きい固
体触媒成分で所定量の重合体を生成させた後は、順次小
さい平均粒径をもつ固体触媒成分に変えていき、前記の
ように定状状態では最小の平均粒径の固体触媒成分を使
用するのが好ましい。
【0032】大きな平均粒径の固体触媒成分を使用する
ことにより、シート状ポリマーの生成が防止できる理由
は明らかではないが、大きな平均粒径の固体触媒成分と
有機金属化合物の組み合わせにより生成した大きいポリ
マー粒子のほうが、帯電粒子が反応器壁の近くに保持さ
れようとする静電気力よりも循環ガスあるいは攪拌によ
る移動力(推進力)のほうが大きくなるためと考えられ
る。特に重合開始当初は反応器内が不安定であり、この
時期に大きな平均粒径の固体触媒成分を使用すれば、い
かなる不安定な状態でもシート状ポリマーの生成を防止
することができる。
【0033】本発明で使用する所望の平均粒径をもつ固
体触媒成分の調製方法は特に限定されるものではなく、
たとえば 1)前記少なくともマグネシウム化合物、チタンおよび
/またはバナジウム化合物を含む原料成分を共粉砕後、
分級する方法、 2)前記少なくともマグネシウム化合物、チタンおよび
/またはバナジウム化合物を含む原料成分を有機溶媒中
で反応させ、溶媒を蒸発除去した後、分級する方法、 3)前記マグネシウム化合物を水または有機溶媒に溶解
させ、噴霧乾燥により所望の平均粒径の粒子とし、それ
に少なくともチタンおよび/またはバナジウム化合物等
の他の原料成分を担持させる方法、 4)前記ケイ素化合物および/またはアルミニウム化合
物を分級することにより所望の平均粒径とし、それに前
記少なくともマグネシウム化合物、チタンおよび/また
はバナジウム化合物などの他の原料成分を反応担持させ
る方法、 5)前記ケイ素化合物および/またはアルミニウム化合
物を合成する際、平均粒径を変化させ得る常法の手段、
たとえば噴霧乾燥工程に於いてノズルから噴霧する圧
力、噴霧角度あるいはディスクの回転数、原料スラリー
の濃度等を変化させることにより所望の平均粒径とし、
それに前記少なくともマグネシウム化合物、チタンおよ
び/またはバナジウム化合物などの他の原料成分を反応
担持させる方法、 6)前記1)〜5)等の方法で得られた固体触媒成分を
さらに予備重合する事により所望の平均粒径の固体触媒
成分を得る方法 等をとることができる。この中で特に4)、5)の方法
が好ましい。
【0034】本発明に用いる有機金属化合物としてはチ
グラー触媒の一成分として知られている周期律表第I〜
IV族の有機金属化合物を使用できるが、特に有機アル
ミニウム化合物および有機亜鉛化合物が好ましい。具体
的な例としては一般式RAl、RAlX、RAlX
、RAlOR、RAl(OR)XおよびRAl
の有機アルミニウム化合物(ただしRは炭素数1〜
20のアルキル基またはアリール基、Xはハロゲン原子
を示し、Rは同一でもまた異なってもよい)または一般
式RZn(ただしRは炭素数1〜20のアルキル基で
あり二者同一でもまた異なっていてもよい)の有機亜鉛
化合物で示されるもので、トリメチルアルミニウム、ト
リエチルアルミニウム、トリイソプロピルアルミニウ
ム、トリイソブチルアルミニウム、トリsec−ブチル
アルミニウム、トリtert−ブチルアルミニウム、ト
リヘキシルアルミニウム、トリオクチルアルミニウム、
ジエチルアルミニウムクロリド、ジイソプロピルアルミ
ニウムクロリド、エチルアルミニウムセキスクロリド、
ジエチル亜鉛およびこれらの混合物等があげられる。有
機金属化合物の使用量は特に制限はないが通常チタン化
合物に対して0.1〜1000mol倍使用することが
できる。
【0035】本発明においては、有機金属化合物成分
は、前記有機金属化合物と有機酸エステルとの混合物も
しくは付加化合物として用いることも好ましく採用する
ことができる。この時有機金属化合物と有機酸エステル
を混合物として用いる場合には、有機金属化合物1モル
に対して、有機酸エステルを通常0.1〜1モル、好ま
しくは0.2〜0.5モル使用する。また、有機金属化
合物と有機酸エステルとの付加化合物として用いる場合
は、有機金属化合物:有機酸エステルのモル比が2:1
〜1:2のものが好ましい。
【0036】この時に用いられる有機酸エステルとは、
炭素数が1〜24の飽和もしくは不飽和の一塩基性ない
し二塩基性の有機カルボン酸と炭素数1〜30のアルコ
ールとのエステルである。具体的には、ギ酸メチル、酢
酸エチル、酢酸アミル、酢酸フェニル、酢酸オクチル、
メタクリル酸メチル、ステアリン酸エチル、安息香酸メ
チル、安息香酸エチル、安息香酸n−プロピル、安息香
酸ジ−プロピル、安息香酸ブチル、安息香酸ヘキシル、
安息香酸シクロペンチル、安息香酸シクロヘキシル、安
息香酸フェニル、安息香酸4−トリル、サリチル酸メチ
ル、サリチル酸エチル、p−オキシ安息香酸メチル、p
−オキシ安息香酸エチル、サリチル酸フェニル、p−オ
キシ安息香酸シクロヘキシル、サリチルサンペンジル、
α−レゾルシン酸エチル、アニス酸メチル、アニス酸エ
チル、アニス酸フェニル、アニス酸ベンジル、o−メト
キシ安息香酸エチル、p−エトキシ安息香酸メチル、p
−トルイル酸メチル、p−トルイル酸エチル、p−トル
イル酸フェニル、o−トルイル酸エチル、m−トルイル
酸エチル、p−アミノ安息香酸メチル、p−アミノ安息
香酸エチル、安息香酸ビニル、安息香酸アリル、安息香
酸ベンジル、ナフトエ酸メチル、ナフトエ酸エチルなど
をあげることができる。これらの中でも特に好ましいの
は安息香酸、o−またはp−トレイル酸またはp−アニ
ス酸のアルキルエステルであり、特にこれらのメチルエ
ステル、エチルエステルが好ましい。
【0037】重合反応はすべて実質的に酸素、水などを
絶った状態で、実質的に気相で行われる。重合条件は温
度は20ないし120℃、好ましくは50ないし100
℃であり、圧力は常圧ないし70kg/cm、好まし
くは2ないし60kg/cmである。分子量の調節は
重合温度、触媒のモル比などの重合条件を変えることに
よってある程度調節できるが重合系中に水素を添加する
ことにより効果的に行われる。もちろん本発明の触媒を
用いて、水素濃度、重合温度など重合条件の異なった2
段階ないしそれ以上の他段階の重合反応も何等支障なく
実施できる。
【0038】本発明において、オレフィンを気相状態で
重合または共重合させるために使用する反応器は、実質
的に気−固系で運転される流動床系をすべて包含し、攪
拌機を有するものまたは有しないもののいずれであって
もよい。
【0039】気相重合を開始させるには、まず反応器内
を充分乾燥させ、つぎに触媒を分散させるための媒体
(種ポリマーと称する)としてオレフィン重合体を適当
量投入し、再び充分乾燥させる。その後オレフィン類、
水素、窒素等のガスを供給し、重合温度、重合圧力等が
適当な条件になった後に触媒の供給を開始する。この時
用いる触媒の固体触媒成分と有機金属化合物の供給の順
序には特に制限はない。
【0040】本発明の方法はチグラー触媒で重合できる
すべてのオレフィンの重合に適用可能であり、特に炭素
数2〜12のα−オレフィンが好ましく、たとえばエチ
レン、プロピレン、1−ブテン、ヘキセン−1,4−メ
チルペンテン−1などのα−オレフィン類の単独重合お
よびエチレンとプロピレン、エチレンと1−ブテン、エ
チレンとヘキセン−1,エチレンと4−メチルペンテン
−1等のエチレン炭素数3〜12のα−オレフィンの共
重合、プロピレンと1−ブテンの共重合およびエチレン
と他の2種類以上のα−オレフィンとの共重合などに好
適に使用される。また、オレフィン重合体または共重合
体の改質を目的として、ブタジエン、1,4−ヘキサジ
エン、エチリデンノルボルネン、ジシクロペンタジエン
等のジエン化合物をさらに共重合成分として使用するこ
ともできる。なお、共重合する場合のコモノマー含有率
は任意に選択できるが、エチレンと炭素数3〜12のα
−オレフィンとを共重合させる場合にあっては、エチレ
ン・α−オレフィン共重合体中のα−オレフィン含有量
は、通常40モル%以下、好ましくは30モル%以下、
さらに好ましくは20モル%以下とするのが望ましい。
【0041】
【実施例】以下に実施例をのべるが、これらは本発明を
実施するための説明用のものであって本発明はこれらに
制限されるものではない。
【0042】<固体触媒成分の粒径測定法>マルバーン
インスツルーメント社製マスターサイザーを用いて粒度
分布を測定し、その50%粒径値をもって固体触媒成分
の平均粒径とした。
【0043】<固体触媒成分の調製> (固体触媒成分A−1)攪はん機および還流冷却器をつ
けた500ml三ツ口フラスコを窒素置換し、この中に
噴霧乾燥条件を調整して合成した平均粒径120μmの
シリカ(600℃で3時間焼成品)50gを入れ、脱水
ヘキサン160ml、四塩化チタン2.2mlを加えて
ヘキサンリフラックス下3時間反応させた。冷却後ジエ
チルアルミニウムクロリドの1mmol/ccのへキサ
ン溶液を30ml加えて再びヘキサンリフラックスで2
時間反応させた後、120℃で減圧乾燥を行いヘキサン
を除去した。1/2インチ直径を有するステンレススチ
ール製ボールが25個入った内容積400mlのステン
レススチール製ポットに、市販の無水塩化マグネシウム
10g、トリエトキシアルミニウム4.2gを入れ窒素
雰囲気下、室温で16時間ボールミリングを行い反応生
成物を得た。該反応生成物5.4gを脱水エタノール1
60mlに溶解させ、その溶液を全量三ツ口に加え、エ
タノールリフラックス下3時間反応させた後、150℃
で6時間減圧乾燥を行い固体触媒成分を得た。得られた
固体触媒成分の平均粒径は121μmであった。
【0044】(固体触媒成分A−2)上記固体触媒成分
A−1調製法において120μmのシリカのかわりに5
2μmのシリカを用いることを除いては固体触媒成分A
−1調製法と同様な方法で調製した。得られた固体触媒
成分の平均粒径は53μmであった。
【0045】(固体触媒成分B−1)1/2インチ直径
を有するステンレススチール製ボールが25個入った内
容積400mlのステンレススチール製ポットに、市販
の無水塩化マグネシウム10g、トリエトキシアルミニ
ウム4.2gを入れ窒素雰囲気下、室温で16時間ボー
ルミリングを行い反応生成物を得た。攪はん機および還
流冷却器をつけた三ツ口フラスコを窒素置換し、この中
に脱水した2−メチル−1−ペンタノール100g、上
記の無水塩化マグネシウムとトリエトキシアルミニウム
の反応物5.0g、テトラエトキシチタン10.0gを
いれ80℃、1時間反応させた。室温に冷却後、噴霧乾
燥条件を調整して合成した平均粒径146μmのシリカ
(400℃で3時間焼成品)46gを入れ、再び80℃
で2時間反応させた後、120℃で2時間減圧乾燥を行
い固体粉末を得た。次に脱水したヘキサン100ccお
よびジエチルアルミニウムクロリド10.0gを加えて
室温で1時間反応させ、その後60℃で3時間窒素ブロ
ーを行い、ヘキサンを除去して固体触媒成分を得た。得
られた固体触媒成分の平均粒径は146μmであった。
【0046】(固体触媒成分B−2)上記固体触媒成分
B−1調製法において146μmのシリカのかわりに9
0μmのシリカを用いることを除いては固体触媒成分B
−1調製法と同様な方法で調製した。得られた固体触媒
成分の平均粒径は90μmであった。
【0047】(固体触媒成分B−3)上記固体触媒成分
B−1調製法において146μmのシリカのかわりに3
8μmのシリカを用いることを除いては固体触媒成分B
−1調製法と同様な方法で調製した。得られた固体触媒
成分の平均粒径は38μmであった。
【0048】(固体触媒成分C−1)1/2インチ直径
を有するステンレススチール製ボールが25個入った内
容積400mlのステンレススチール製ポットに、市販
の無水塩化マグネシウム10g、トリエトキシアルミニ
ウム4.2gを入れ窒素雰囲気下、室温で16時間ボー
ルミリングを行い反応生成物を得た。攪はん機および還
流冷却器をつけた三ツ口フラスコを窒素置換し、この中
に上記反応生成物5gおよび分級により調整した平均粒
径120μmのシリカ(600℃で3時間焼成品)5g
を入れ、ついでテトラヒドロフラン100mlを加え
て、60℃2時間反応させた後、120℃で減圧乾燥を
行いテトラヒドロフランを除去した。次にヘキサン50
mlを加えて攪拌した後、四塩化チタンを1.1ml加
えてヘキサン還流下で2時間反応させて、その後60℃
で3時間窒素ブローを行いヘキサンを除去した。上記で
得られた固体粉末をヘキサン50ml中にいれ、ついで
テトラエトキシシラン1mlを加え、ヘキサン還流下で
2時間反応させ、その後60℃で3時間窒素ブローを行
いヘキサンを除去して固体触媒成分を得た。得られた固
体触媒成分の平均粒径は122μmであった。
【0049】(固体触媒成分C−2)上記固体触媒成分
C−1調製法において120μmのシリカのかわりに4
8μmのシリカを用いることを除いては固体触媒成分C
−1調製法と同様な方法で調製した。得られた固体触媒
成分の平均粒径は49μmであった。
【0050】(固体触媒成分D−1)1/2インチ直径
を有するステンレススチール製ボールが25個入った内
容積400mlのステンレススチール製ポットに、市販
の無水塩化マグネシウム10g、トリエトキシアルミニ
ウム4.2gを入れ窒素雰囲気下、室温で16時間ボー
ルミリングを行い反応生成物を得た。攪はん機および還
流冷却器をつけた三ツ口フラスコを窒素置換し、この中
に上記反応生成物5gおよび分級により調整した平均粒
径130μmのシリカ(600℃で3時間焼成品)5g
を入れ、ついでテトラヒドロフラン100mlを加え
て、60℃2時間反応させた後、120℃で減圧乾燥を
行いテトラヒドロフランを除去した。次に四塩化ケイ素
3mlを加えて60℃で2時間反応させた後、四塩化チ
タンを1.6ml加えて130℃で2時間反応させて、
固体触媒成分を得た。得られた固体触媒成分の平均粒径
は133μmであった。
【0051】(固体触媒成分D−2)上記固体触媒成分
D−1調製法において130μmのシリカのかわりに6
0μmのシリカを用いることを除いては固体触媒成分D
−1調製法と同様な方法で調製した。得られた固体触媒
成分の平均粒径は63μmであった。
【0052】<気相重合> (実施例1)図1に示したものと同様な、直径25cm
の流動床反応器1を使用した。まず気相重合装置全系を
熱窒素で十分乾燥後、あらかじめ乾燥した平均粒径75
0μmの直鎖状低密度ポリエチレン12kgを種ポリマ
ーとして反応器へ投入した。次いで反応系内を窒素圧5
kg/cmGに昇圧し、ブロワー12を用いて循環し
85℃で12時間乾燥した。その後窒素25モル%、1
−ブテン/エチレンモル比=0.41、水素/エチレン
モル比=0.09となるように各原料ガスをフィード
し、全圧20kg/cmGとした。この時点では重合
反応は全く起こっていなかった。続いてトリエチルアル
ミニウムのヘキサン溶液をトリエチルアルミニウムとし
て1.1g/hr、前記固体触媒成分A−1(平均粒径
121μm)を0.9g/hrの速度で触媒供給配管8
よりフィードし重合を開始した。重合反応開始後徐々に
ポリマー生成量は増大し、反応器内のポリマー量を12
kgに保つように間欠的にポリマーを抜き出し、反応器
内のガス組成を一定に保ちながら運転を続けたところ、
12時間後には生成量は4.0kg/hrに達した。生
成量が4.0kg/hrに達してから3時間後(反応開
始からの全ポリマー生成量36kg)に固体触媒成分を
A−2(平均粒径53μm)に変えて7日間の連続重合
を行った。この間抜きだしたポリマー中には塊状ポリマ
ーあるいはシート状ポリマーは全く生成せず、生成量
4.0kg/hrで順調な運転が続いた。生成ポリマー
のMFRは0.85g/10分、密度は0.9201g
/cmであった。運転終了後反応器を開放点検したと
ころ、反応器壁および温度計等へのポリマーの付着は全
くなかった。
【0053】(実施例2)実施例1と同様の気相重合反
応器を用い、系内の乾燥、種ポリマーの投入、乾燥を実
施例1と同様に行った後、窒素25モル%、1−ブテン
/エチレンモル比=0.38、水素/エチレンモル比=
0.09となるように各原料ガスをフィードし、全圧2
0kg/cmGとした。この時点では重合反応は全く
起こっていなかった。続いてトリエチルアルミニウムの
ヘキサン溶液をトリエチルアルミニウムとして1.1g
/hr、前記固体触媒成分B−1(平均粒径146μ
m)を0.9g/hrの速度で触媒供給配管8よりフィ
ードし重合を開始した。重合反応開始後徐々にポリマー
生成量は増大し、反応器内のポリマー量を12kgに保
つように間欠的にポリマーを抜き出し、反応器内のガス
組成を一定に保ちながら運転を続けたところ、12時間
後に生成量は4.5kg/hrに達した。生成量が4.
5kg/hrに達した後2時間後(反応開始からの全ポ
リマー生成量36.0kg)に固体触媒成分をB−2
(平均粒径90μm)に変えてさらに6時間の重合を行
った。その後、固体触媒成分をB−3(平均粒径38μ
m)に変えて7日間の連続重合を行った。この間抜きだ
したポリマー中には塊状ポリマーあるいはシート状ポリ
マーは全く生成せず生成量4.5kg/hrで順調な運
転が続いた。生成ポリマーのMFRは0.98g/10
分、密度は0.9198g/cmであった。運転終了
後反応器を開放点検したところ、反応器壁および温度計
等へのポリマーの付着は全くなかった。
【0054】(実施例3)実施例1と同様の気相重合反
応器を用い、系内の乾燥、種ポリマーの投入、乾燥を実
施例1と同様に行った後、窒素25モル%、1−ブテン
/エチレンモル比=0.35、水素/エチレンモル比=
0.11となるように各原料ガスをフィードし、全圧2
0kg/cmGとした。この時点では重合反応は全く
起こっていなかった。続いてトリエチルアルミニウムの
ヘキサン溶液をトリエチルアルミニウムとして1.1g
/hr、前記固体触媒成分C−1(平均粒径1232μ
m)を0.9g/hrの速度で触媒供給配管8よりフィ
ードし重合を開始した。重合反応開始後徐々にポリマー
生成量は増大し、反応器内のポリマー量を12kgに保
つように間欠的にポリマーを抜き出し、反応器内のガス
組成を一定に保ちながら運転を続けたところ、12時間
後には生成量は3.7kg/hrに達した。生成量が
3.7kg/hrに達した後12時間後(反応開始から
の全ポリマー生成量68.4kg)に固体触媒成分をC
−2(平均粒径49μm)に変えて7日間の連続重合を
行った。この間抜きだしたポリマー中には塊状ポリマー
あるいはシート状ポリマーは全く生成せず、生成量3.
7kg/hrで順調な運転が続いた。生成ポリマーのM
FRは1.05g/10分、密度は0.9215g/c
であった。運転終了後反応器を開放点検したとこ
ろ、反応器壁および温度計等へのポリマーの付着は全く
なかった。
【0055】(実施例4)実施例1と同様の気相重合反
応器を用い、系内の乾燥、種ポリマーの投入、乾燥を実
施例1と同様に行った後、窒素25モル%、1−ブテン
/エチレンモル比=0.29、水素/エチレンモル比=
0.08となるように各原料ガスをフィードし、全圧2
0kg/cmGとした。この時点では重合反応は全く
起こっていなかった。続いてトリエチルアルミニウムの
ヘキサン溶液をトリエチルアルミニウムとして1.1g
/hr、前記固体触媒成分D−1(平均粒径133μ
m)を0.9g/hrの速度で触媒供給配管8よりフィ
ードし重合を開始した。重合反応開始後徐々にポリマー
生成量は増大し、反応器内のポリマー量を12kgに保
つように間欠的にポリマーを抜き出し、反応器内のガス
組成を一定に保ちながら運転を続けたところ、12時間
後に生成量は4.2kg/hrに達した。生成量が4.
2kg/hrに達した後3時間後(反応開始からの全ポ
リマー生成量37.8kg)に固体触媒成分をD−2
(平均粒径63μm)に変えて7日間の連続重合を行っ
た。この間抜きだしたポリマー中には塊状ポリマーある
いはシート状ポリマーは全く生成せず、生成量4.2k
g/hrで順調な運転が続いた。生成ポリマーのMFR
は1.21g/10分、密度は0.9190g/cm
であった。運転終了後反応器を開放点検したところ、反
応器壁および温度計等へのポリマーの付着は全くなかっ
た。
【0056】(比較例1)実施例1と同様の気相重合反
応器を用い、系内の乾燥、種ポリマーの投入、乾燥を実
施例1と同様に行った後、窒素25モル%、1−ブテン
/エチレンモル比=0.38、水素/エチレンモル比=
0.09となるように各原料ガスをフィードし、全圧2
0kg/cmGとした。続いてトリエチルアルミニウ
ムのヘキサン溶液をトリエチルアルミニウムとして1.
1g/hr、前記固体触媒成分B−3(平均粒径38μ
m)を1.1g/hrの速度でフィードし重合を開始し
た。反応器内のポリマー量を12kgに保つように間欠
的にポリマーを抜き出し、反応器内のガス組成を一定に
保ちながら運転を続けたが、重合開始後3時間後から抜
きだしポリマー中に厚さ約5mm、大きさ約2cm四方
のシート状ポリマーが見られ、それが徐々に大きくな
り、12時間後の段階で運転を停止し反応器を開放点検
したところ、反応器壁にそって厚さ約5mm,大きさ約
10cm×20cmのシート状ポリマーが付着してい
た。
【0057】(比較例2)実施例1と同様の気相重合反
応器を用い、系内の乾燥、種ポリマーの投入、乾燥を実
施例1と同様に行った後、窒素25モル%、1−ブテン
/エチレンモル比=0.29、水素/エチレンモル比=
0.08となるように各原料ガスをフィードし、全圧2
0kg/cmGとした。続いてトリエチルアルミニウ
ムのヘキサン溶液をトリエチルアルミニウムとして1.
1g/hr、前記固体触媒成分D−2(平均粒径63μ
m)を0.9g/hrの速度でフィードし重合を開始し
た。反応器内のポリマー量を12kgに保つように間欠
的にポリマーを抜き出し、反応器内のガス組成を一定に
保ちながら運転を続けたが、重合開始後1時間後から抜
きだしポリマー中に厚さ約5mm、大きさ約2cm四方
のシート状ポリマーが見られ、それが徐々に大きくな
り、6時間後の段階で運転を停止し反応器を開放点検し
たところ、反応器壁にそって厚さ約5mm,大きさ約5
cm×100cmのシート状ポリマーが付着していた。
【0058】
【発明の効果】気相重合法において、本発明の粒径の異
なる固体触媒成分を重合開始初期に順次使用することに
より、重合活性を低下させることなくシート状ポリマー
の生成を防止することができ、オレフィンの重合反応を
安定に開始させ、効率的にポリオレフィンを製造するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】気相重合反応装置の説明図である。
【符号の説明】
1 流動床反応器 2 上部空間区域 3 流動床区域 4 ガス分散板 5 助触媒供給配管 6 水素供給配管 7 オレフィン供給配管 8 触媒供給配管 9 窒素供給配管 10 ガス循環配管 11 ブロワー 12 冷却器 13,14 重合体粒子排出バルブ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともマグネシウム、チタンおよび
    /またはバナジウム、およびハロゲンを含有する固体触
    媒成分と有機金属化合物を触媒の存在下、実質的に気相
    状態下でオレフィンを重合または共重合することにより
    ポリオレフィンを製造する方法において、反応器内が実
    質的に気相状態で、該触媒を分散させる媒体としてポリ
    オレフィンを存在させ、かつ媒体として用いたポリオレ
    フィンのみでは実質的に重合反応が起こらない状態か
    ら、該触媒を反応器に供給してオレフィンの重合または
    共重合を開始させる際に、重合反応の主要部で用いる固
    体触媒成分に比し平均粒径が実質上大きい固体触媒成分
    を、少なくとも触媒を分散させる媒体として使用したポ
    リオレフィンと同量のオレフィン重合体または共重合体
    が生成するまで使用することを特徴とするポリオレフィ
    ンの製造方法。
  2. 【請求項2】 2種以上の平均粒径の異なる固体触媒成
    分を平均粒径の大きい順に順次使用すると共に最小と最
    大の平均粒径の比が1:1.1〜1:10の範囲にある
    請求項1記載の方法。
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