JPH0624734B2 - ヘッドレストの製造方法 - Google Patents

ヘッドレストの製造方法

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JPH0624734B2
JPH0624734B2 JP63133823A JP13382388A JPH0624734B2 JP H0624734 B2 JPH0624734 B2 JP H0624734B2 JP 63133823 A JP63133823 A JP 63133823A JP 13382388 A JP13382388 A JP 13382388A JP H0624734 B2 JPH0624734 B2 JP H0624734B2
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JP
Japan
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foamed resin
skin
headrest
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博 大田
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Kyoraku Co Ltd
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Kyoraku Co Ltd
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、自動車等のヘッドレストの製造方法に関する
もので、さらに詳しくは、表皮の内部全体にわたって発
泡樹脂を均等に充填することができ、しかも外観性にす
ぐれたヘッドレストを製造することができるヘッドレス
トの製造方法に関するものである。
従来の技術 ヘッドレストを座席に固定するステイを内部に埋め込ん
だ軟質プラスチックからなる表皮内に発泡樹脂を注入す
るヘッドレストの製造方法は特開昭60−8018号公
報または特開昭60−105506号公報により公知で
ある。
発明が解決すべき課題 上記特開昭60−8018号公報に記載された製造方法
では、表皮内に充填した発泡樹脂から発生したガスが表
皮の内側に溜り、そのガスにより表皮の内側に発泡樹脂
が充填されていない部分が発生する。この未充填部分
は、最終的に空洞となり、押えると容易に変形し充分な
保護緩衝性が得られないばかりか外観上も好ましいもの
ではなかった。
また、上記特開昭60−105506号公報に記載され
た製造方法では、表皮内に充填した発泡樹脂から発生し
たガスを表皮内に残留させず、表皮内の隅角部にも発泡
樹脂を行き渡らせることができるが、そのためには邪魔
板を備えなければならず、成形品の内部に邪魔板が残留
するうえ構造が複雑となるという問題がある。
課題を解決する手段と作用 本発明は上記課題を解決するために、 パリスン内にステイを配置し、分割金型を閉めてパリス
ンをブロー成形することにより、ステイの中央部分を内
包するヘッドレスト本体とその下端の二つの突出部から
なる表皮を軟質プラスチックにて形成するとともに一方
の突出部に発泡樹脂注入孔を形成し、ブロー成形された
表皮内に圧力を加えて表皮の表面を緊張させてから、他
方の突出部に複数の針にて微少な複数のガス抜き孔を形
成し、一方の突出部の発泡樹脂注入孔より発泡樹脂を注
入し発泡樹脂から発生したガスを他方の突出部のガス抜
き孔より内圧を保って徐々に抜きながら発泡させて表皮
内全体を均等に発泡した発泡樹脂にて埋めつくすように
したものである。
本発明はステイの中央部分を内包する枕部とその下端の
二つの突出部からなる表皮を軟質プラスチックにて形成
するとともに、一方の突出部に発泡樹脂注入孔を形成
し、他方の突出部に複数の針にて微少な複数のガス抜き
孔を形成したので、発泡樹脂注入孔から注入した発泡樹
脂が表皮内に充填されて行き、発泡が進行してゆく段階
で発生するガスが他方の突出部に集り、この部分に形成
したガス抜き孔から効率良く除去することが可能であ
り、表皮内部に密に発泡樹脂を形成することができるの
である。
そして、一方の突出部の発泡樹脂注入孔より注入された
発泡樹脂は、ヘッドレスト本体を埋めつくしながら他方
の突出部へ向かって発泡を続けるが、他方の突出部には
微少な複数のガス抜き孔が形成されているので、発泡樹
脂から発生するガスは複数の微少なガス抜き孔から徐々
に抜け出し、表皮内の発泡樹脂の発泡端面は均等なガス
の内圧を受けながら均等かつ密に発泡を続けて、表皮内
部全体が均等に発泡した発泡樹脂にて埋めつくされる。
実施例 本発明の一実施例を図面に基づき説明する。
第1図は本発明により得られたヘッドレストの全体斜視
図を示し、第3図は発泡樹脂の充填前の状態を示す側面
図、第4図は発泡樹脂の充填時を示す側面図を示す。
ヘッドレスト1は、ヘッドレスト本体2とステイ3より
形成されている。ヘッドレスト本体2は軟質プラスチッ
クからなる表皮4とその内部の発泡樹脂5から構成さ
れ、ステイ3はU字状の金属で、ヘッドレスト本体2内
にその中央部分が埋め込まれ、ステイ3の先端が外部に
露出している。
製造に際して先ず第2図に示すように押出機(図示せ
ず)にて加熱混練溶融したプラスチックをヘッド6より
管状パリスン7として分割金型8、8の間に押出垂下す
る。このプラスチックとしては、可塑剤をポリ塩化ビニ
ル100部に対して60部含んだ軟質ポリ塩化ビニル等
の軟質プラスチックが使用される。パリスン7内にU字
状の金属製ステイ3を入れて予め指定された位置にて固
定保持する。ステイ3のU字状の角部分3aには断熱部
材9が配置され、分割金型8、8の型閉め時のパリスン
7がステイ3に接触して不測に溶着したり、パリスン7
が部分的に冷却されることを防止するものであり、これ
によりブロー成形された表皮4の表面にスジ等の外観不
良が防止される。分割金型8、8の内面にはヘッドレス
ト本体2の形状が凹設賦形されたキャビティ10を成し
ている。次に分割金型8、8を閉めてパリスン7内に吹
込みノズル(図示せず)よりに圧力流体を導入し、パリ
スン7にキャビティ10の形状を形成する。このとき、
突出部11の一方11aに発泡樹脂注入孔12を形成す
る。次いで、分割金型8、8よりスティ3を内包する表
皮4を取出し、突出部11を上にして、発泡樹脂注入孔
12が上を向くように配置し、表皮4内に圧力を加えて
表皮4表面を緊張させてから、複数の針にて微少な複数
のガス抜き孔13を突出部11の他方11bに形成す
る。この発泡樹脂注入孔12及びガス抜き孔13は、突
出部11の上部に形成し、しかも突出部11の互いの一
方にそれぞれ形成する。この際複数の針は加熱されてい
るのが好ましく、このようにすることにより表皮に接触
させるだけで、容易に穿孔することができる。次いで、
発泡樹脂注入孔12に密着固定した発泡樹脂注入ノズル
14を挿入して発泡樹脂を注入する。表皮4内に入った
発泡樹脂は発泡しながら表皮4内に沿って埋めてゆき、
他方の突出部11bに向かう。この突出部11bに発泡
によるガスが溜り、ガス抜き孔13より表皮の外側に抜
くことができる。また、突出部11に形成される表皮4
とスティ3とが接触する保持部15a、15bに0.5
〜3mmの微少な隙間を形成しておくことにより、さら
に、経時的に発生したガスを効率良く抜きとることがで
きる。
そして、一方の突出部11aの発泡樹脂注入孔12より
注入された発泡樹脂5は、一方の突出部11aからヘッ
ドレスト本体2内を埋めつくしながら他方の突出部11
bへ向かって発泡を続けるが、他方の突出部11bに
は、表皮4内に圧力を加えて表皮4の表面を緊張させた
うえで微少な複数のガス抜き孔13が形成されているの
で、発泡樹脂5から発生するガスは微少な複数のガス抜
き孔13から徐々に抜け出し、ヘッドレスト本体2内の
発泡樹脂の発泡端面は均等なガスによる内圧を受けて均
等かつ密に発泡を続けながら他方の突出部11b内全体
に至り、表皮4内全体が均等に発泡した発泡樹脂5にて
埋めつくされる。このため、外部からの押圧力に対して
容易に変形せず、保護緩衝性にすぐれたヘッドレスト1
が得られる。
また、ガス抜きのための微少な複数のガス抜き孔13
は、そのままでも外観を損なわないから、ヘッドレスト
1は外観性にすぐれたものとなる。
発明の効果 本発明によれば、発泡樹脂から発生するガスは複数の微
少なガス抜き孔から徐々に抜け出し、表皮内の発泡樹脂
の発泡端面は均等なガスによる内圧を受けながら均等か
つ密に発泡を続けて、表皮内部全体が均等に発泡した発
泡樹脂にて埋めつくされ、外部からの押圧力に対して容
易に変形せず、保護緩衝性にすぐれるうえ、微少な複数
のガス抜き孔は、そのままでも外観を損なわず、外観性
にすぐれたヘッドレストが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係るヘッドレストの全体斜視
図、第2図はブロー成形工程を示す側面図、第3図は発
泡樹脂の充填前の状態を示す側面図、第4図は発泡樹脂
の充填時を示す側面図である。 1……ヘッドレスト、3……ステイ 4……表皮、5……発泡樹脂 7……パリスン、8……分割金型 11……突出部、12……発泡樹脂注入孔 13……ガス抜き孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:58 4F

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パリスン内にステイを配置し、分割金型を
    閉めてパリスンをブロー成形することにより、ステイの
    中央部分を内包するヘッドレスト本体とその下端の二つ
    の突出部からなる表皮を軟質プラスチックにて形成する
    とともに一方の突出部に発泡樹脂注入孔を形成し、ブロ
    ー成形された表皮内に圧力を加えて表皮の表面を緊張さ
    せてから、他方の突出部に複数の針にて微少な複数のガ
    ス抜き孔を形成し、一方の突出部の発泡樹脂注入孔より
    発泡樹脂を注入し発泡樹脂から発生したガスを他方の突
    出部のガス抜き孔より内圧を保って徐々に抜きながら発
    泡させて表皮内全体を均等に発泡した発泡樹脂にて埋め
    つくすことを特徴とするヘッドレストの製造方法。
JP63133823A 1988-05-31 1988-05-31 ヘッドレストの製造方法 Expired - Fee Related JPH0624734B2 (ja)

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JPH01301313A JPH01301313A (ja) 1989-12-05
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2932454B2 (ja) * 1993-05-20 1999-08-09 三菱化学ビーエーエスエフ株式会社 複合成形体及びその製造方法
US10018692B2 (en) 2013-11-20 2018-07-10 Aspect Imaging Ltd. Shutting assembly for closing an entrance of an MRI device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60105506A (ja) * 1983-11-14 1985-06-11 Tokyo Seat Kk 一体発泡成形品の製造方法

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