JPH06246443A - 溶接装置 - Google Patents

溶接装置

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JPH06246443A
JPH06246443A JP5955493A JP5955493A JPH06246443A JP H06246443 A JPH06246443 A JP H06246443A JP 5955493 A JP5955493 A JP 5955493A JP 5955493 A JP5955493 A JP 5955493A JP H06246443 A JPH06246443 A JP H06246443A
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JP
Japan
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welding
power cable
torch
welding torch
base metal
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Pending
Application number
JP5955493A
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English (en)
Inventor
Ikuo Shiina
育男 椎名
Tatsuo Saito
達雄 斉藤
Kenji Tokunaga
健二 徳永
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 タッチスタート時にアークが発生されなかっ
た場合に、溶接パワーケーブルに原因があるかどうかを
特定できるようにする。 【構成】 溶接トーチ2を溶接母材3から離し、切替機
構20,21をパワーケーブル診断用ライン18,19
側へ切替えて、溶接トーチ2と溶接母材3をスイッチと
し、溶接トーチ2、溶接パワーケーブル4、パワーケー
ブル診断用ライン18、タッチ検出装置7、パワーケー
ブル診断用ライン19、溶接パワーケーブル5、溶接母
材3とつながる回路を構成し、溶接トーチ2を溶接母材
3へタッチさせると、上記回路が閉じるので、タッチ検
出装置7に電流が流れなかった場合には、溶接パワーケ
ーブル4,5に異常があると分かる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶接装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の溶接装置を示している。
【0003】溶接電源1と溶接トーチ2間、及び、溶接
電源1と溶接母材3間には、それぞれ別個に、溶接パワ
ーケーブル4,5が接続されている。
【0004】又、溶接制御装置6内部に設けられた電源
内蔵のタッチ検出装置7と溶接トーチ2間、及び、タッ
チ検出装置7と溶接母材3間には、それぞれ別個に、ア
ークボルテージコントロールライン8,9が接続されて
いる。
【0005】尚、10は溶接制御装置6からの制御信号
11で溶接トーチ2の位置を移動させるための溶接トー
チ移動装置、12は溶接トーチ移動装置10に接続され
た、溶接トーチ2の位置を検出するためのトーチ位置検
出器、13はトーチ位置検出器12で検出され溶接トー
チ2の位置信号、14,15は溶接電源1に設けられ
た、溶接パワーケーブル4,5を接続するための端子、
16,17は溶接制御装置6に設けられた、アークボル
テージコントロールライン8,9を接続するための端子
である。
【0006】溶接を開始する場合、先ず、溶接電源1に
より、溶接パワーケーブル4,5を介して、溶接トーチ
2と溶接母材3に溶接電圧を印加し、溶接制御装置6か
ら溶接トーチ移動装置10に制御信号11を送って、溶
接トーチ2を溶接母材3に近接させ、溶接トーチ2と溶
接母材3とをタッチさせた後、素速く引き離させること
により、両者間にアークを発生させる(いわゆるタッチ
スタート)。
【0007】尚、溶接トーチ2と溶接母材3とのタッチ
は、アークボルテージコントロールライン8,9を介し
て、溶接制御装置6内部に設けられたタッチ検出装置7
で検出するようになっている。
【0008】又、溶接トーチ2の位置は、溶接トーチ移
動装置10に設けられたトーチ位置検出器12で検出
し、溶接制御装置6へ位置信号13が送られるようにな
っている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記溶
接装置には、以下のような問題があった。
【0010】即ち、溶接開始時に、溶接トーチ2と溶接
母材3とをタッチさせても、両者間にアークが発生され
ない場合、原因として、単純な着火ミスや、溶接電源1
の故障や、溶接パワーケーブル4,5の結線ミス或いは
断線などが考えられ、単純な着火ミスの場合には、タッ
チスタートを何度か繰返せば正常にアークが発生される
であろうし、溶接電源1の故障の場合には、直接、溶接
電源1を調べればすぐに原因が特定できるのであるが、
溶接パワーケーブル4,5に結線ミスや断線などがあっ
た場合には、意外な盲点となって、現場で発見すること
が困難であった。
【0011】又、作業員が立入れない場所で溶接を行わ
せる場合や、被溶接物がコンベア等により自動搬出入さ
れた際の母材アース状態の良否判定を行わなければなら
ない場合には、アークが発生されない原因として、溶接
パワーケーブル4,5の結線ミスや断線を疑ったとして
も、作業員が溶接パワーケーブル4,5を直接調べるこ
とができない。
【0012】本発明は、上述の実情に鑑み、タッチスタ
ート時にアークが発生されなかった場合に、溶接パワー
ケーブルに原因があるかどうかを特定できるようにした
溶接装置を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、溶接電源と溶
接トーチ間、及び、溶接電源と溶接母材間を、それぞれ
別個に溶接パワーケーブルで接続し、タッチ検出装置と
溶接トーチ間、及び、タッチ検出装置と溶接母材間を、
それぞれ別個にアークボルテージコントロールラインで
接続し、タッチ検出装置と各溶接パワーケーブルの溶接
電源側の端部間を、それぞれ別個にパワーケーブル診断
用ラインで接続し、アークボルテージコントロールライ
ンとパワーケーブル診断用ラインの、タッチ検出装置に
対する接続状態を選択的に切替える切替機構を設けたこ
とを特徴とする溶接装置にかかるものである。
【0014】
【作用】本発明の作用は以下の通りである。
【0015】切替機構を、アークボルテージコントロー
ルライン側へ切替えることにより、溶接トーチと溶接母
材をスイッチとし、溶接トーチ、アークボルテージコン
トロールライン、タッチ検出装置、アークボルテージコ
ントロールライン、溶接母材とつながる回路を構成し、
一度、溶接トーチを溶接母材へタッチさせて、その時の
溶接トーチの位置を記憶しておく。
【0016】次に、溶接トーチが溶接母材から離れた状
態で、切替機構をパワーケーブル診断用ライン側へ切替
えて、溶接トーチと溶接母材をスイッチとし、溶接トー
チ、溶接パワーケーブル、パワーケーブル診断用ライ
ン、タッチ検出装置、パワーケーブル診断用ライン、溶
接パワーケーブル、溶接母材とつながる回路を構成す
る。
【0017】この状態で、溶接トーチを記憶した位置ま
で移動させ、再び、溶接母材へタッチさせると、上記回
路では、溶接トーチと溶接母材から成るスイッチが投入
され、回路が閉じるので、タッチ検出装置に電流が流れ
た場合には、溶接パワーケーブルに異常がないことが分
かり、反対に、タッチ検出装置に電流が流れなかった場
合には、パワーケーブル診断用ラインに異常がない限り
において、溶接パワーケーブルに異常があることが分か
り、溶接パワーケーブルがタッチスタートのミスの原因
であることが特定される。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
【0019】図1・図2は、本発明の一実施例である。
【0020】又、図中、1は溶接電源、2は溶接トー
チ、3は溶接母材、4,5は溶接電源1と溶接トーチ2
及び溶接母材3間を接続する溶接パワーケーブルであ
る。
【0021】6は溶接制御装置、7は溶接制御装置6の
内部に設けられたタッチ検出装置、8,9は溶接制御装
置6と溶接トーチ2及び溶接母材3間を接続するアーク
ボルテージコントロールラインである。
【0022】10は溶接制御装置6からの制御信号11
で溶接トーチ2の位置を移動させるための溶接トーチ移
動装置、12は溶接トーチ移動装置10に接続された、
溶接トーチ2の位置を検出するためのトーチ位置検出
器、13はトーチ位置検出器12で検出され溶接トーチ
2の位置信号、14,15は溶接電源1に設けられた、
溶接パワーケーブル4,5を接続するための端子であ
る。
【0023】本発明では更に、タッチ検出装置7と、溶
接電源1の端子14,15との間、即ち、各溶接パワー
ケーブル4,5の溶接電源1側の端部間を、それぞれ別
個に、パワーケーブル診断用ライン18,19で接続
し、溶接制御装置6に、アークボルテージコントロール
ライン8,9とパワーケーブル診断用ライン18,19
の、タッチ検出装置7に対する接続状態を選択的に切替
える切替機構20,21を設ける。
【0024】尚、切替機構20,21は、ハードウエア
的なものでも、ソフトウエア的なものでも良い。
【0025】次に、作動について説明する。
【0026】溶接開始にタッチスタートを行う過程につ
いては図3と同様なので説明を省略する。
【0027】本発明では、タッチスタートによって、溶
接トーチ2と溶接母材3との間にアークが発生されなか
った場合、以下のようにして溶接パワーケーブル4,5
の結線ミス或いは断線を診断する。
【0028】即ち、先ず、タッチスタートをミスした直
後には、溶接トーチ2が溶接母材3から離れた状態とな
っている。
【0029】そこで、溶接制御装置6によって、切替機
構20,21を、図1に示すように、アークボルテージ
コントロールライン8,9側へ切替えさせることによ
り、溶接トーチ2と溶接母材3をスイッチとし、溶接ト
ーチ2、アークボルテージコントロールライン8、タッ
チ検出装置7、アークボルテージコントロールライン
9、溶接母材3とつながる回路を構成させる。
【0030】この状態で、溶接制御装置6が溶接トーチ
移動装置10に制御信号11を送って、溶接トーチ2を
移動し、溶接母材3へタッチさせるようにする。
【0031】すると、上記回路では、溶接トーチ2と溶
接母材3から成るスイッチが投入された時に、回路が閉
じるので、タッチ検出装置7に電流が流れて、タッチが
検出される。
【0032】そこで、溶接制御装置6が、トーチ位置検
出器12からの位置信号13により、溶接トーチ2が溶
接母材3にタッチされた時の溶接トーチ2の位置を記憶
しておき、再び、溶接トーチ2が溶接母材3から離れた
状態としてから、切替機構20,21をパワーケーブル
診断用ライン18,19側へ切替えさせる。
【0033】すると、今度は、溶接トーチ2と溶接母材
3をスイッチとし、溶接トーチ2、溶接パワーケーブル
4、パワーケーブル診断用ライン18、タッチ検出装置
7、パワーケーブル診断用ライン19、溶接パワーケー
ブル5、溶接母材3とつながる回路が構成される。
【0034】この状態で、溶接制御装置6が溶接トーチ
移動装置10に制御信号11を送って、溶接トーチ2を
記憶した位置まで移動させ、再び、溶接母材3へタッチ
させる。
【0035】すると、上記回路では、溶接トーチ2と溶
接母材3から成るスイッチが投入され、回路が閉じるの
で、タッチ検出装置7に電流が流れた場合には、溶接パ
ワーケーブル4,5に異常がないことが分かり、反対
に、タッチ検出装置7に電流が流れなかった場合には、
パワーケーブル診断用ライン18,19に異常がない限
りにおいて、溶接パワーケーブル4,5に異常があるこ
とが分かる。
【0036】従って、上記操作により、パワーケーブル
診断用ライン18,19の結線ミスや断線などの異常
を、簡単且つ自動的に特定することができる。
【0037】尚、本発明は、上述の実施例にのみ限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内に
おいて種々変更を加え得ることは勿論である。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の溶接装置
によれば、タッチスタート時にアークが発生されなかっ
た場合に、溶接パワーケーブルに原因があるかどうかを
特定できるという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概略系統図である。
【図2】図1の作動図である。
【図3】従来例の概略系統図である。
【符号の説明】
1 溶接電源 2 溶接トーチ 3 溶接母材 4,5 溶接パワーケーブル 7 タッチ検出装置 8,9 アークボルテージコントロールライン 18,19 パワーケーブル診断用ライン 20,21 切替機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶接電源と溶接トーチ間、及び、溶接電
    源と溶接母材間を、それぞれ別個に溶接パワーケーブル
    で接続し、タッチ検出装置と溶接トーチ間、及び、タッ
    チ検出装置と溶接母材間を、それぞれ別個にアークボル
    テージコントロールラインで接続し、タッチ検出装置と
    各溶接パワーケーブルの溶接電源側の端部間を、それぞ
    れ別個にパワーケーブル診断用ラインで接続し、アーク
    ボルテージコントロールラインとパワーケーブル診断用
    ラインの、タッチ検出装置に対する接続状態を選択的に
    切替える切替機構を設けたことを特徴とする溶接装置。
JP5955493A 1993-02-24 1993-02-24 溶接装置 Pending JPH06246443A (ja)

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JP5955493A JPH06246443A (ja) 1993-02-24 1993-02-24 溶接装置

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ID=13116592

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005515894A (ja) * 2001-05-24 2005-06-02 リンカーン グローバル インコーポレーテッド 溶接システムの診断を容易にするシステムおよび方法
JP2017109216A (ja) * 2015-12-16 2017-06-22 太平電業株式会社 溶接方法

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